JP2007283201A - 振動発生装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の振動発生装置は、平坦状の底板1aを有するベース部材1と、このベース部材1に取付けられた第1弾性部材2と、この第1弾性部材2に支持されてベース部材1底板1aと平行な水平方向に振動可能な非磁性材料からなるおもり9とを備え、おもり9には、コイル12を巻回した磁性材料からなる長尺状の心棒13が支持され、心棒13の長尺方向の端部と所定寸法のギャップを有する位置に磁石7が配設され、コイル12に通電して発生する磁束が磁石7の磁束に作用することで、おもり9が第1弾性部材2を介して水平方向に振動するようになっている。
【選択図】 図1
Description
前記弾性支持部材52は、固定部52aから傾斜状に図示下方に折り曲げて撓み変形部52bが形成されている。前記撓み変形部52bには、図示下部側を天板51aと平行方向に折り曲げて結合部53が形成され、この結合部53が板状の可動部54に接着固定されている。
そして、コイル55に通電して発生する磁束が磁石57の磁束に作用して、おもり56を取付けた可動部54が図示上下方向の垂直方向に所定の周波数で振動するようになっている。
また、図7に示す可動部54の右側方には、第1接点58aと第2接点58bを有するスイッチ58が配設され、第1接点58aは、台座59上に固定され、配線60介してコイル55の一方の端部に接続されている。
また、第2接点58bは、配線61を介してパルス発生回路62に接続され、このパルス発生回路62は、コイル55の他方の端部に接続されている。
この初期状態のときに、入力部(図示せず)から信号が入力されると、パルス発生回路62で発生するパルス電圧に同期して、コイル55に所定方向の電流が流される。この時に発生する磁束が磁石57の磁束に作用して、可動部54が矢印F方向に降下する。
前記可動部54の矢印F方向の移動で、第2接点58bが結合部53の先端部53aにより、更に押し下げられてスイッチ58の接続状態が維持される。
また、パルス発生回路62で発生するパルス電圧の電圧変化に同期して、コイル55に電流が流れなくなると、コイル55に発生していた磁束がなくなって、可動部54が弾性支持部材52の弾性力により上昇し、第2接点58bが第1接点58aから離れて、スイッチ58が非接触状態となる。
すると、パルス発生回路62にパルス電圧が発生し、このパルス電圧に同期してコイル55に電流が流れて、可動部54が再度降下する。
前記スイッチ58が接触状態、非接触状態の動作を連続して繰り返すことで、可動部54が一定周期で垂直方向に振動する。この垂直方向の振動が弾性支持部材52から伝達される筐体51を介して外部のゲーム機器等が振動するようになっている。
その対策として、天板51aと底板51dとの間隔を広くしコイル55の衝突を防止しようとすると、筐体51の高さ寸法が高くなる問題がある。
本発明は、前述したような課題を解決するためになされたもので、低周波数で振幅が大きな振動をさせても騒音が発生しないと共に、薄型化が可能な振動発生装置を提供することを目的とする。
また、前記課題を解決するための第2の手段として、前記第1弾性部材には、前記ベース部材に支持可能な第1基部と、この第1基部から前記心棒の長尺方向と平行方向に延びる支持腕とが形成され、前記ベース部材に前記第1基部を支持した前記第1弾性部材は、前記支持腕が前記水平方向に弾性変形可能になっていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第3の手段として、前記第1基部は、前記心棒と平行方向に延びる前記支持腕の長手方向の両端部にそれぞれ形成されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第5の手段として、一対の前記第1基部間で互いに対向する前記支持腕の前記長手方向の中央部には、前記おもりを載置可能なおもり載置部が橋渡し形成され、前記第1基部を支持した部分の前記ベース部材の前記底板を所定高さ寸法で突出させて突出部を形成し、前記突出部に前記第1基部を支持すると、前記おもり載置部と前記ベース部材の前記底板との間に所定寸法の隙間が形成されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第6の手段として、前記おもり載置部に載置した前記おもりの下面と、前記突出部に支持した前記第1基部との間には、所定寸法の隙間が形成されていることを特徴とする請求項5記載の振動発生装置。
また、前記課題を解決するための第8の手段として、前記おもりの重さは、前記磁石より重く形成され、前記コイルに通電すると、前記おもりは、前記磁石より低周波数で振動することを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第9の手段として、前記第2弾性部材は、板バネからなり、前記ベース部材の前記底板に支持可能な第2基部と、この第2基部から上方に延びる腕部を介して前記磁石を前記水平方向に振動可能に支持する磁石保持部とが形成され、前記第2基部を前記ベース部材の前記底壁に支持した状態で、前記磁石が前記水平方向に振動すると、前記磁石の振動が、前記腕部を介して前記ベース部材に伝達されることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第11の手段として、前記磁石は、互いに異なる方向に着磁された磁極を有する一対からなり、この一対の磁石が前記第2弾性部材の前記磁石保持部に支持されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第12の手段として、前記磁石は、背面側に配設したバックヨークに位置決め支持され、前記バックヨークが前記磁石保持部に保持されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第14の手段として、前記長尺状の心棒は、前記コイルから両端部が突出して突出部が形成され、前記おもりには、前記コイルを収納可能なコイル収納部が形成されていると共に、前記心棒の突出部を支持可能な支持溝が前記コイル収納部に接して形成され、前記支持溝に支持した前記心棒の突出部と前記所定寸法のギャップを有して対向する位置に、前記一対の磁石の端面を互いに突き合わせた境界部分が対向していることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第15の手段として、前記コイル収納部に収納した前記コイルには、前記コイルをサンドイッチ状に挟持する一対の板状のヨークが配設されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第16の手段として、前記おもりは、複数枚の板状の前記非磁性材料を積層して形成されていることを特長とする。
そのために、本発明の振動発生装置をゲーム機らに用いた場合に、水平方向に振動するユラユラ感によって臨場感のある操作が可能になる。前記おもりを水平方向に振動させることで薄型化が可能である。
また、第1弾性部材には、ベース部材に支持可能な第1基部と、この第1基部から心棒の長尺方向と平行方向に延びる支持腕とが形成され、ベース部材に第1基部を支持した第1弾性部材は、支持腕が水平方向に弾性変形可能になっているので、おもりを確実に水平方向に振動させることができる。
また、第1基部は、心棒と平行方向に延びる支持腕の長手方向の両端部にそれぞれ形成されているので、おもりが長尺状の支持腕を介して第1弾性部材に支持されており、低周波数で大きな振幅の振動を、更に確実に発生させることができる。
また、一対の第1基部間で互いに対向する支持腕の長手方向の中央部には、おもりを載置可能なおもり載置部が橋渡し形成され、第1基部を支持した部分のベース部材の底板を所定高さ寸法で突出させて突出部を形成し、前記突出部に第1基部を支持すると、おもり載置部とベース部材の底板との間に所定寸法の隙間が形成されているので、おもり載置部を確実に水平方向に振動させることができる。
また、おもり載置部に載置したおもりの下面と、突出部に支持した第1基部との間には、所定寸法の隙間が形成されているので、おもり載置部に載置あいたおもりを確実に水平方向に振動させることができる。
また、おもりの重さは、磁石より重く形成され、コイルに通電すると、おもりは、磁石より低周波数で振動するので、更に確実に磁石の振動周波数とおもりの振動周波数とを異ならせることができる。
また、第2弾性部材は、板バネからなり、ベース部材に支持可能な第2基部と、この第2基部から延びる腕部を介して磁石を水平方向に振動可能に支持する磁石保持部とが形成され、第2基部をベース部材の底壁に支持した状態で、磁石が水平方向に振動すると、磁石の振動が、腕部を介してベース部材に伝達されるので、錘の振動と異なる磁石の振動を確実にベース部材に伝達できる。
また、磁石は、互いに異なる方向に磁極が着磁された一対からなり、この一対の磁石が第2弾性部材の磁石保持部に支持されているので、コイルに通電して発生する磁束を、一対の磁石の磁束に効率よく作用させることができる。
また、磁石は、バックヨークに位置決め支持されて磁石保持部に保持されているので、磁石とバックヨークと第2弾性部材とを磁石ユニットとして一体化することができ、組立て性が良い。
また、前記第2弾性部材は、前記第1弾性部材の外側に配設され、磁石保持部は、第2基部をベース部材の底板に取付けた状態で、ベース部材の底壁から所定寸法の隙間を有して形成されているので、磁石保持部に支持した磁石を確実に水平方向に振動させることができる。
また、コイル収納部に収納したコイルには、コイルをサンドイッチ状に挟持する一対の板状のヨークが配設されているので、コイルに発生する磁束をヨークで高めて磁石の磁束に効率よく作用させることができる。
また、おもりは、複数枚の板状の非磁性材料を積層して形成されているので、用途に応じて、板材の枚数を増減して、おもりの共振周波数を可変できる。
このベース部材1の底板1aには、中央部に矩形状の開口部1bが形成され、この開口部1bを挟んだ左右端部寄りの位置に、矢印Y方向に細長状の突出部1c、1cが所定高さで形成され、この突出部1c、1cは、突出頂部がそれぞれ平坦状に形成されている。
また、第1固定部1d、1d近傍の底板1aには、後述する第2弾性部材5をカシメ付け可能な第2固定部1e、1eが、所定の間隔を有してバーリング加工等で所定高さに突出形成されている。
即ち、ベース部材1は、第2固定部2dが形成された底板1aの面よりも、第1固定部1dが形成された突出部1cの頂部の面の方が高くなっている。
前記第1弾性部材2は、板バネをコ字状に折り曲げて互いに所定の間隔を有して対向する支持腕3、3を有し、この支持腕3、3は、矢印X方向の横長状に形成されている。そして、支持腕3の横長方向の両端部に第1基部2a、2aが橋渡し形成されて、互いに対向する支持腕3、3が一体化されている。
前記第1基部2a、2aには、ベース部材1の第1固定部1dに嵌合させてカシメ付け可能な孔状の第1カシメ部2b、2bがそれぞれ形成されている。
このような第1弾性部材2は、第1基部2a、2aをベース部材1の突出部1b、1bに嵌合させてカシメ付けると、おもり載置部4は、ベース部材1の底板1aから所定寸法の隙間を有して、浮いた状態となる。
そのために、おもり載置部4は、横長状の弾性を有する支持腕3、3を介して矢印Y方向の水平方向に振動可能になっている。
一方の第2弾性部材5(図示右側)は、ベース部材1の図示右側の一方の第2固定部1e、1eにカシメ付けるための孔状の第2カシメ部5aが形成された平坦状の第2基部5b、5bを有している。
前記第2基部5bには、図3に示すように、正面視の形状がL字状の腕部5cが接続され、この腕部5cの上端部が平坦状で矢印Y方向に長い磁石保持部6に繋がっている。即ち、第2弾性部材5は、第2基部5bを有するL字状の腕部5cが、磁石保持部6によって一体化されている。
また、窓部6aの上下には、互いに対向して位置決め片6b、6bが折り曲げ形成され、この位置決め片6b、6bによって、後述する磁石7とバックヨーク8とが挟み込まれて図示上下方向の位置決めが行われるようになっている。
また、磁石保持部6の矢印Y方向の両端部寄りには、後述するバックヨーク8の矢印Y方向の動きを規制するための舌片状の規制片6c、6cが切り起し形成されている。また、磁石保持部6には、位置決め片6bに隣接する位置に、後述するバックヨーク8をカシメ付けるための、略L字状のカシメ片6dが4箇所に形成されている。
また、第2弾性部材5には、窓部6aを挟んで上下方向に互いに対向する位置決め片6b、6b間に、一対の磁石7である第1、第2磁石7a、7bが保持されている。
前記第1、第2磁石7a、7bは、互いに異なる方向に着磁され、第1、第2磁石7a、7bの端面を互いに突き当てして境界部分7cが形成されている。
そして、一対の磁石7a、7bは、境界部分7cが窓部6aの中央部に位置するように磁石保持部6に保持されるようになっている。
また、バックヨーク8には、取付基部8bと凹部8aとの段差部分を切り曲げして、取付基部8bと同一平面の位置決め突起8c、8cが形成されている
また、磁石7は、自身の磁力によって背面側がバックヨーク8に密着して仮止めされるようになっている。
このような、磁石7を凹部8aに仮止めした状態のバックヨーク8は、凹部8aが形成された部分を磁石保持部6の位置決め片6b、6b間に位置させると共に、取付基部8b、8bを磁石保持部6の互いに対向する規制片6c、6c間に位置させると、上下方向及び矢印Y方向の動きが規制されて、第2弾性部材5に仮止めされる。その後、複数のカシメ片6dを取付基部8bを抱き込むようにカシメ付けることで、磁石7を仮止めしたバックヨーク8が、第2弾性部材5に一体化されて、後述する磁石ユニット16が組立てされている。
そして、おもり9の長手方向の両端部には、コイル収納部9aに接して支持溝9b、9bが所定深さで形成されている。
また、おもり9の複数箇所には、貫通孔からなる固定孔9cが形成され、この固定孔9cに固定ピン(図示せず)が圧入、或いはカシメ等されて、積層した複数枚の銅板、或いは黄銅板が一体化されている。
そのために、おもり載置部4に載置したおもり9が、支持腕3、3を介して矢印Yの水平方向に振動可能になっている。
前記上部板11は、コイル収納部9aと同形状の開口部11aと、固定孔9cと同位置に同じ数の固定孔11bとが形成されている。
また、おもり9のコイル収納部9aには、矢印Xの横長方向に導線を巻回したコイル12が挿入されて位置している。前記コイル12は、磁性材料からなる複数枚の鉄板からなる横長状の心棒13に、巻回されて構成されている。
そして心棒13の長手方向の両端部がコイル12から突出して突出部13a、13aが形成され、この突出部13aが、おもり9の支持溝9bに挿入されて支持されている。この状態のコイル12の上方から上部板11をかぶせると、心棒13の動きが規制され、心棒13を介してコイル12とおもり9とが一体化される。
前記ヨーク14には、前記隙間部分に挿入可能なコイル対向部14aが形成され、このコイル対向部14aの下端から更に下方に突出させて、一対の第1カシメ部14bと第2カシメ部14cとが形成されている。
また、ヨーク14は、コイル対向部14aの上部をL字状に折り曲げて固定部14dが形成され、この固定部14dの外周辺部の一部を下方に折り曲げて複数の固定片14eが形成されている。
これにより形成されたコイル収納部9aに、心棒13に巻回形成したコイル12を挿入すると、心棒13の突出部13aが支持溝9bに嵌合する。
次に、コイル12とコイル収納部9aの内周面との隙間部分に、ヨーク14のコイル対向部14aを挿入し、固定部14dの固定片14eをおもり9の外周壁に掛け止する。その後、おもり9のコイル収納部9aから下方に突出する第2カシメ部14cを、直角状に折り曲げることで、図5に示すような、おもりユニット15が組立てられている。
前記磁石7を仮止めしたバックヨーク8の取付基部8b、8bを、第2弾性部材5の磁石保持部6に形成した規制片6c、6c間に位置させると、磁石7及びバックヨーク8が、第2弾性部材5の位置決め片6b、6b間に位置決めされて、上下方向の動きが規制される。
その後、複数のカシメ片6dにより取付基部8bを磁石保持部9にカシメ付けると、第2弾性部材5に、磁石7及びバックヨーク8が一体化されて磁石ユニット16が組立てられている。
この時の一対の磁石ユニット16の互いに対向する磁石保持部6、6間は、図2に示すように、おもり9の長さ寸法Bより大きな寸法Aになっている。
次に、ベース部材1に取り付けた一対の第2弾性部材5、5間に、側面視の形状が略コ字状の第1弾性部材2を位置させて、第1カシメ部2bをベース部材1の第1固定部1d、1dに嵌合させて、第1嵌合部1d、1dをカシメ付けると、磁石ユニット16を取付けた状態のベース部材1と、第1弾性部材2とが一体化される。
そして、おもり載置部4から下方に突出する第1カシメ部14bをカシメると、おもりユニット15が第1弾性部材2を介してベース部材1に一体化される。
この時のコイル12の心棒13の突出部13aは、窓部6aから露出する磁石7と所定寸法のギャップを有して対向すると共に、磁石7の境界部分7cと対向している。
この初期状態にあるときのコイル12に低周波数の電力を通電すると、発生する磁束が心棒13を介して、磁石7の磁束に作用し、おもり9が、矢印Yの水平方向に振動する。このおもり9水平方向の振動は、支持腕3の長さが長いので、低周波数で振幅の大きな振動を発生させることができる。
前記おもりユニット15が振動すると、この振動が第1弾性部材2を介してベース部材1に伝達され、ベース部材1を取付けた外部のゲーム機等が振動し、ゲーム機等を操作している操作者が、低周波数で振幅の大きなゆったりしたユラユラ感のような振動を感知できる。
しかし、磁石ユニット16は、第2弾性部材5の腕部5cの長さが短くて、磁石7の重さが軽いので、高周波数の通電に対応して磁石7が高周波数で振動するようになっている。そして、磁石7の高周波数の振動を腕部5cを介してベース部材1に伝達することができる。
そのために、本発明の振動発生装置をゲーム機等に用いることで、周波数の異なる2種類の振動を確実に発生させることができる。
また、おもり9の非磁性材料からなる板材の枚数を増減することで、おもり9の振動特性を変えることができる。
また、おもり9を第1弾性部材2のおもり載置部4に載置したもので説明したが、第1弾性部材2の支持腕3に直接おもり9を支持して、水平方向に振動させるようにしたものでも良い。
また、おもり9は、複数枚の板材を積層したもので説明したが、1つの磁性材料で形成したものでも良い。
1a 底板
1b 開口部
1c 突出部
1d 第1固定部
1e 第2固定部
2 第1弾性部材
2a 第1基部
2b 第1カシメ部
3 支持腕
4 おもり載置部
4a ヨーク固定部
4b おもり固定部
5 第2弾性部材
5a 第2カシメ部
5b 第2基部
5c 腕部
6 磁石保持部
6a 窓部
6b 位置決め片
6c 規制片
7 磁石
7a 第1磁石
7b 第2磁石
7c 境界部分
8 バックヨーク
8a 凹部
8b 取付基部
8c 位置決め突起
9 おもり
9a コイル収納部
9b 支持溝
9c 固定孔
10 下部板
11 上部板
11a 開口部
11b 固定孔
12 コイル
13 心棒
13a 突出部
14 ヨーク
14a コイル対向部
14b 第1カシメ部
14c 第2カシメ部
14d 固定部
14e 固定片
15 おもりユニット
16 磁石ユニット
Claims (16)
- 平坦状の底板を有するベース部材と、このベース部材に取付けられた第1弾性部材と、この第1弾性部材に支持されて前記ベース部材の前記底板と平行な水平方向に振動可能な非磁性材料からなるおもりとを備え、前記おもりには、コイルを巻回した磁性材料からなる長尺状の心棒が支持され、前記心棒の長尺方向の端部と所定寸法のギャップを有する位置に磁石が配設され、前記コイルに通電して発生する磁束が前記磁石の磁束に作用することで、前記おもりが前記第1弾性部材を介して前記水平方向に振動することを特徴とする振動発生装置。
- 前記第1弾性部材には、前記ベース部材に支持可能な第1基部と、この第1基部から前記心棒の長尺方向と平行方向に延びる支持腕とが形成され、前記ベース部材に前記第1基部を支持した前記第1弾性部材は、前記支持腕が前記水平方向に弾性変形可能になっていることを特徴とする請求項1記載の振動発生装置。
- 前記第1基部は、前記心棒と平行方向に延びる前記支持腕の長手方向の両端部にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項2記載の振動発生装置。
- 前記第1弾性部材は、板バネをコ字状に折り曲げて、前記支持腕が所定の間隔を有して互いに対向形成され、前記おもりは、互いに対向する前記支持腕間に位置して支持されていることを特徴とする請求項2、または3記載の振動発生装置。
- 一対の前記第1基部間で互いに対向する前記支持腕の前記長手方向の中央部には、前記おもりを載置可能なおもり載置部が橋渡し形成され、前記第1基部を支持した部分の前記ベース部材の前記底板を所定高さ寸法で突出させて突出部を形成し、前記突出部に前記第1基部を支持すると、前記おもり載置部と前記ベース部材の前記底板との間に所定寸法の隙間が形成されていることを特徴とする請求項4記載の振動発生装置。
- 前記おもり載置部に載置した前記おもりの下面と、前記突出部に支持した前記第1基部との間には、所定寸法の隙間が形成されていることを特徴とする請求項5記載の振動発生装置。
- 前記磁石は、前記ベース部材に取り付けた第2弾性部材に支持され、前記コイルに通電して発生する磁束が前記磁石の磁束に作用することで、前記第2弾性部材を介して前記磁石が前記水平方向に振動することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の振動発生装置。
- 前記おもりの重さは、前記磁石より重く形成され、前記コイルに通電すると、前記おもりは、前記磁石より低周波数で振動することを特徴とする請求項7記載の振動発生装置。
- 前記第2弾性部材は、板バネからなり、前記ベース部材の前記底板に支持可能な第2基部と、この第2基部から上方に延びる腕部を介して前記磁石を前記水平方向に振動可能に支持する磁石保持部とが形成され、前記第2基部を前記ベース部材の前記底壁に支持した状態で、前記磁石が前記水平方向に振動すると、前記磁石の振動が、前記腕部を介して前記ベース部材に伝達されることを特徴とする請求項7、または8記載の振動発生装置。
- 前記第1弾性部材の前記支持腕の長さは、前記第2弾性部材の前記腕部より長く形成されていることを特徴とする請求項9記載の振動発生装置。
- 前記磁石は、互いに異なる方向に着磁された磁極を有する一対からなり、この一対の磁石が前記第2弾性部材の前記磁石保持部に支持されていることを特徴とする請求項9、または10記載の振動発生装置。
- 前記磁石は、背面側に配設したバックヨークに位置決め支持され、前記バックヨークが前記磁石保持部に保持されていることを特徴とする請求項9乃至11の何れか1項に記載の振動発生装置。
- 前記第2弾性部材は、前記第1弾性部材の外側に配設され、前記磁石保持部は、前記第2基部を前記ベース部材の前記底板に取付けた状態で、前記ベース部材の前記底壁から所定寸法の隙間を有して形成されていることを特徴とする請求項9乃至12の何れか1項に記載の振動発生装置。
- 前記長尺状の心棒は、前記コイルから両端部が突出して突出部が形成され、前記おもりには、前記コイルを収納可能なコイル収納部が形成されていると共に、前記心棒の突出部を支持可能な支持溝が前記コイル収納部に接して形成され、前記支持溝に支持した前記心棒の突出部と前記所定寸法のギャップを有して対向する位置に、前記一対の磁石の端面を互いに突き合わせた境界部分が対向していることを特徴とする請求項11乃至13の何れか1項に記載の振動発生装置。
- 前記コイル収納部に収納した前記コイルには、前記コイルをサンドイッチ状に挟持する一対の板状のヨークが配設されていることを特徴とする請求項14記載の振動発生装置。
- 前記おもりは、複数枚の板状の前記非磁性材料を積層して形成されていることを特長とする請求項1乃至15の何れか1項に記載の振動発生装置。
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