JP2018207553A - 振動モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】衝撃耐性を向上させることのできる振動モータを提供すること。【解決手段】コイル部Lを有する静止部と、静止部に対して、横方向に振動可能に支持される振動体と、静止部と振動体との間に位置する弾性部材6,7と、を備え、振動体は、横方向に延びるとともに互いに縦方向に離れて配置される一対の磁石部M1、M2と、磁石部M1、M2とともに磁路を形成する一対の磁性片57A、57Bと、を有し、一対の磁性片57A、57Bは、横方向においてコイル部Lを挟むように配置され、且つ、縦方向において一対の磁石部M1、M2の間に配置される。【選択図】図3
Description
本発明は、振動モータに関する。
従来、スマートフォン等の各種機器には、振動モータが備えられる。この振動モータには、横方向に振動体が振動する所謂、横リニア型の振動モータが存在する。ここで、特許文献1には、次のようなハプティックアクチュエータが開示される。
特許文献1のハプティックアクチュエータは、ケース、固定部材、振動体、および弾性部材を有する。ケースの内部には、固定部材、振動体および弾性部材が収容される。固定部材は、ケースに固定される軸部材と、当該軸部材に巻かれるコイルと、から成る。
振動体は、横方向(左右方向)両側を弾性部材により支持されることで、ケースに対して固定部材を中心に横方向に振動する。振動体は、複数の磁石と、磁性体、重量体、およびホルダーから構成される。ホルダーは、磁石、磁性体、および重量体を保持する。
上記磁石は、第1〜第3磁石と、第4〜第6磁石とに区分される。横方向に配列される第1〜第3磁石と、横方向に配列される第4〜第6磁石とは、縦方向(横方向に直交する方向)に固定部材を挟んで対向する。第1の磁性体は、第1の磁石と第4の磁石の横方向一方側に隣接して配置される。第2の磁性体は、第2の磁石と第5の磁石の横方向他方側に隣接して配置される。
ここで、上記特許文献1のハプティックアクチュエータを落下させる等した場合に、ハプティックアクチュエータに衝撃が与えられ、上記磁石に縦方向の力が作用する場合がある。この場合に、上記特許文献1の構成であると、磁性体は磁石の横方向に隣接して配置されるので、磁石がホルダーから剥がれてコイル側に移動してしまう可能性がある。従って、ハプティックアクチュエータの衝撃耐性に問題があった。
上記状況に鑑み、本発明は、衝撃耐性を向上させることのできる振動モータを提供することを目的とする。
本発明の例示的な振動モータは、コイル部を有する静止部と、
前記静止部に対して、横方向に振動可能に支持される振動体と、
前記静止部と前記振動体との間に位置する弾性部材と、
を備え、
前記振動体は、
横方向に延びるとともに互いに縦方向に離れて配置される一対の磁石部と、
前記磁石部とともに磁路を形成する一対の磁性片と、を有し、
一対の前記磁性片は、横方向において前記コイル部を挟むように配置され、且つ、縦方向において一対の前記磁石部の間に配置される構成としている。
前記静止部に対して、横方向に振動可能に支持される振動体と、
前記静止部と前記振動体との間に位置する弾性部材と、
を備え、
前記振動体は、
横方向に延びるとともに互いに縦方向に離れて配置される一対の磁石部と、
前記磁石部とともに磁路を形成する一対の磁性片と、を有し、
一対の前記磁性片は、横方向において前記コイル部を挟むように配置され、且つ、縦方向において一対の前記磁石部の間に配置される構成としている。
例示的な本発明の振動モータによれば、振動モータに衝撃を与え、磁石部に縦方向の力が作用した場合でも、磁性片によって磁石部がコイル部側に動くことが抑制される。従って、衝撃による振動モータの性能への影響を抑え、衝撃耐性を向上させることができる。
以下に本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の図面において、振動体が振動する方向である横方向をX方向で表す。具体的に、横方向一方側をX1方向、横方向他方側をX2方向で表す。また、横方向に対して、直交する方向である縦方向をY方向として表す。具体的に、縦方向一方側をY1方向、縦方向他方側をY2方向として表す。また、横方向および縦方向に直交する方向である上下方向(高さ方向)をZ方向として表す。具体的に、上側をZ1方向、下側をZ2方向として表す。但し、この方向の定義は、実際の機器に組み込まれたときの位置関係および方向を示すものではない。
<1.第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る振動モータ100の上方から視た全体斜視図である。図2は、振動モータ100からカバー12を取り外した状態を示す斜視図である。
図1は、本発明の第1実施形態に係る振動モータ100の上方から視た全体斜視図である。図2は、振動モータ100からカバー12を取り外した状態を示す斜視図である。
振動モータ100は、大きく分けると、静止部Sと、振動体5と、一対の弾性部材6、7と、を備える。静止部Sは、筐体1と、基板2と、コイル部Lと、を有する。
筐体1は、ベースプレート11と、カバー12と、を含む。ベースプレート11は、横方向に延びる板状部材であり、横方向他方側端部には突出基台部11Aを有する。カバー12は、上方に位置する天面部121と、天面部121の四辺からそれぞれ下方へ延びる側面部を有する。当該側面部には、互いに横方向に対向する側面部12A、12Bが含まれる。カバー12は、ベースプレート11に上方から取り付けられる。筐体1は、基板2、コイル部L、振動体5、および弾性部材6、7を内部に収容する。
基板2は、ベースプレート11の上面に固定され、FPC(フレキシブルプリント基板)により構成される。なお、基板2は、リジッド基板でもよい。基板2は、横方向に延び、横方向他方側端部が突出基台部11A上に配置される。基板2の当該端部には、端子21A、21Bが設けられる。
コイル部Lは、コイル3と、第1コア41A、41Bと、第2コア42を含む。第1コア41A、41Bは、それぞれ横方向に貫通する孔の形成された板状部材であり、横方向に対向して配置される。第2コア42は、横方向に延びる形状であり、薄板を上下方向に積層して構成される。第2コア42の横方向各端部は、第1コア41Aの孔と第1コア41Bの孔のそれぞれに嵌合される。従って、第2コア42は、第1コア41Aと第1コア41Bを横方向に連結する。コイル3は、第2コア42の周囲に導線が巻き回されて構成される。第1コア41A、41Bは、それぞれベースプレート11の上面に固定される。
コイル3の一方の引出線は端子21Aと導通し、他方の引出線は端子21Bに導通する。これにより、振動モータ100の外部から端子21A、21Bに電圧を印加することで、コイル3に電流を流して、コイル3を駆動させることができる。コイル3に流す電流を制御することで、コイル部Lは、横方向一方側にN極、横方向他方側にS極を発生する状態と、横方向一方側にS極、横方向他方側にN極を発生する状態と、を切替える。すなわち、コイル部Lは、横方向の磁束を発生する。
ここで、図3は、図2において、第1プレート51を取り外した状態における上方から視た平面図であり、図3も併せて参照する。振動体5は、第1プレート51と、第2プレート52と、第3プレート53と、第1磁石部M1と、第2磁石部M2と、第1磁性片57Aと、第2磁性片57Bと、第1ダンパ部58Aと、第2ダンパ部58Bと、第1おもり部59Aと、第2おもり部59Bと、を有する。
第2プレート52は、横方向に延びる側板部52Aと、側板部52Aの横方向他方側端部と連接され縦方向に延びる側板部52Bを有する。第3プレート53は、横方向に延びる側板部53Aと、側板部53Aの横方向一方側端部と連接され縦方向に延びる側板部53Bを有する。側板部52Aと側板部53Aは、縦方向に対向する。側板部52Bと側板部53Bは、横方向に対向する。
横方向に延びる第1磁石部M1は、第3プレート53の側板部53Aの内側面に固定される。横方向に延びる第2磁石部M2は、第2プレート52の側板部52Aの内側面に固定される。第1磁石部M1と第2磁石部M2は、コイル部Lを縦方向両側から挟むよう配置される。第1おもり部59Aと第2おもり部59Bは、第1磁石部M1および第2磁石部M2を横方向両側から挟むように配置される。
図2に示すように、横方向に延びる第1プレート51は、第1おもり部59Aの上面と第2おもり部59Bの上面に固定される。すなわち、第1プレート51は、第1おもり部59と第2おもり部59Bとを横方向に連結する。第1プレート51は、上下方向に貫通する孔部511を有する。孔部511内部にコイル部Lが配置される。
第1磁石部M1は、第1磁石54Aと、第2磁石55Aと、第3磁石56Aと、を含んで構成され、横方向に延びる。第3磁石56Aは、第1磁石54Aと第2磁石55Aにより横方向両側から挟まれて配置される。
第1磁石54Aは、横方向一方側にS極を有し、横方向他方側にN極を有する。第2磁石55Aは、横方向一方側にN極を有し、横方向他方側にS極を有する。すなわち、第1磁石54Aおよび第2磁石55Aは、互いに逆の横方向における磁束の方向を有する。
第3磁石56Aは、縦方向一方側にS極を有し、縦方向他方側にN極を有する。すなわち、第3磁石56Aは、縦方向に磁束の方向を有する。
第1磁石部M1とコイル部Lは、縦方向に対向して配置される。上記のような第1磁石部M1における磁極の配置により、所謂ハルバッハ配列構造が構成される。これにより、磁束をコイル部L側に集中させる磁路を形成できる。
第2磁石部M2は、第1磁石54Bと、第2磁石55Bと、第3磁石56Bと、を含む。第3磁石部56Bは、第1磁石54Bと第2磁石55Bにより横方向両側から挟まれて配置される。
第1磁石54Bは、横方向一方側にS極を有し、横方向他方側にN極を有する。第2磁石55Bは、横方向一方側にN極を有し、横方向他方側にS極を有する。すなわち、第1磁石54Bおよび第2磁石55Bは、互いに逆の横方向における磁束の方向を有する。
第3磁石56Bは、縦方向一方側にN極を有し、縦方向他方側にS極を有する。すなわち、第3磁石56Bは、縦方向に磁束の方向を有する。
第2磁石部M2とコイル部Lは、縦方向に対向して配置される。上記のような第2磁石部M2における磁極の配置により、ハルバッハ配列構造が構成される。これにより、磁束をコイル部L側に集中させる磁路を形成できる。
次に、磁性片およびダンパ部について図4も併せて参照して説明する。図4は、第1おもり部59A、第1磁性片57A、および第1ダンパ部58Aの構成を示す斜視図である。なお、以下では図4について代表的に説明するが、第2おもり部59B、第2磁性片57B、および第2ダンパ部58Bについても同様の構成である。
第1磁性片57Aは、横方向の投影視において、U字形状をしている。具体的には、第1磁性片57Aは、一対の辺部57A1、57A2と、接続部57A3を有する。辺部57A1と辺部57A2は、いずれも上下方向に延び、縦方向に互いに離れて対向して配置される。接続部57A3は、辺部57A1の上端部と辺部57A2の上端部とを縦方向に接続する。そして、辺部57A1の下端部と辺部57A2の下端部との間は、開口する。なお、磁性片は、上方が開口するU字形状であってもよい。
第1磁性片57Aは、第1おもり部59Aのコイル部L側の側面S1に固定される。第1ダンパ部58Aは、側面S1に固定される。第1ダンパ部58Aの一部は、第1磁性片57Aによって囲まれる領域内に配置され、残りの一部は、第1磁性片57Aよりもコイル部L側に突出する。
第1おもり部59Aに固定された第1磁性片57Aは、第1磁石54Aの横方向一方側端部および第1磁石54Bの横方向一方側端部によって縦方向に挟まれて配置される。同様に、第2おもり部59Bに固定された第2磁性片57Bは、第2磁石55Aの横方向他方側端部および第2磁石55Bの横方向他方側端部によって縦方向に挟まれて配置される。
これにより、第1磁石54A、第3磁石56A、および第1磁性片57Aから形成される磁路、第2磁石55A、第3磁石56A、および第2磁性片57Bから形成される磁路、第1磁石54B、第3磁石56B、および第1磁性片57Aから形成される磁路、および、第2磁石55B、第3磁石56B、および第2磁性片57Bから形成される磁路をそれぞれ生成することができる。これにより、第1磁石部M1および第2磁石部M2による磁力を高めることができる。
また、第1ダンパ部58Aの第1磁性片57Aから突出する部分と、第2ダンパ部58Bの第2磁性片57Bから突出する部分とは、コイル部Lを挟んで互いに横方向に対向する。
弾性部材6は、板バネ部材であり、複数の平板部61と、平板部61を順次連結する屈曲部62を有する。屈曲部62は、縦方向に屈曲する。各平板部61は、振動体5の静止状態で縦方向に延びる形状であり、湾曲する部分を有さない。なお、振動体5の静止状態とは、コイル部Lに通電されておらず、振動体5が振動していない非稼働状態を示す。横方向一方側端に位置する平板部61は、ケース12の側面部12Aの内壁面に固定される。横方向他方側端に位置する平板部61は、側板部53Bに固定される。
弾性部材7は、板バネ部材であり、複数の平板部71と、平板部71を順次連結する屈曲部72を有する。屈曲部72は、縦方向に屈曲する。各平板部71は、振動体5の静止状態で縦方向に延びる形状であり、湾曲する部分を有さない。横方向他方側端に位置する平板部71は、ケース12の側面部12Bの内壁面に固定される。横方向一方側端に位置する平板部71は、側板部52Bに固定される。
これにより、振動体5は、弾性部材6、7によって筐体1に対して横方向に振動可能に支持される。
上記で説明したような構成の振動モータ100の動作について説明すると、図3の状態は、コイル部Lに通電されておらず振動体5が静止した状態である。この状態から、コイル部Lに発生する磁極を切替える制御を通電制御によって行うことにより、振動体5を横方向に振動させることができる。
通常動作の場合は、振動体5は、第1ダンパ部58Aおよび第2ダンパ部58Bのそれぞれ磁性片57A、57Bから突出した部分(突出部)がコイル部Lに接触しない程度に変位して振動する。もし振動体5が過剰に変位した場合には、第1ダンパ部58Aまたは第2ダンパ部58Bの突出部がコイル部Lに接触するので、磁性片57A、57Bがコイル部Lに衝突してノイズが生じること等を回避できる。
このように本実施形態の振動モータ100は、コイル部Lを有する静止部Sと、静止部Sに対して、横方向に振動可能に支持される振動体5と、静止部Sと振動体5との間に位置する弾性部材6、7と、を備える。振動体5は、横方向に延びるとともに互いに縦方向に離れて配置される一対の磁石部M1、M2と、磁石部M1、M2とともに磁路を形成する一対の磁性片57A、57Bと、を有する。一対の磁性片57A、57Bは、横方向においてコイル部Lを挟むように配置され、且つ、縦方向において一対の磁石部M1、M2の間に配置される。
このような構成によれば、落下させるなどして振動モータに衝撃を与えて、磁石部に縦方向の力が作用した場合でも、磁性片によって磁石部がコイル部L側に動くことを抑制できる。すなわち、衝撃による振動モータの性能への影響を抑制でき、衝撃耐性を向上させることができる。
また、磁性片57A、57Bは、高さ方向(上下方向)に延びるとともに縦方向に互いに離れて対向する一対の辺部と、前記辺部の高さ方向一端部同士を縦方向に接続する接続部と、を有し、前記辺部の高さ方向他端部間は開口する。
これにより、例えば磁性片が矩形状の平板とされた構成に比べて、磁石部と磁性片によって形成される磁路に生じる磁力を高めることができ、振動モータのパワーを向上させることができる。
また、図4で示したように、横方向の投影視をした場合に、第1ダンパ部58Aは、U字形状の第1磁性片57Aによって囲まれ、第2ダンパ部58Bについても同様である。すなわち、振動体5は、横方向においてコイル部Lを挟むように配置される一対のダンパ部58A、58Bをさらに有し、横方向の投影視において磁性片57A、57Bは、ダンパ部58A、58Bを囲い、ダンパ部58A、58Bの一部は、磁性片57A、57Bによって囲まれる領域内に配置される。
仮に磁性片が開口を有しない矩形状の平板であって、当該磁性片のコイル部L側の側面上にダンパ部を載置する構成の場合では、振動体5の可動範囲を確保するためにダンパ部の横方向の厚みを薄くすると、ダンパ部による減衰効果が低下してしまう。これに対し、本実施形態であれば、上記で薄くした厚み分、磁性片からダンパ部を突出させて、振動体5の可動範囲を確保した場合でも、磁性片に囲まれる領域内に配置されるダンパ部の一部の厚み分だけ、ダンパ部の厚みを厚くすることができる。従って、振動体の可動範囲を確保しつつ、ダンパ部による減衰効果の低下を抑えることができる。
また、図3に示すように、磁性片57A、57Bの縦方向の長さは、磁石部M1、M2の縦方向における間隔と略等しい。ここで、略等しいとは、公差を考慮して磁性片が組み付け可能な程度に磁石部と磁性片の隙間を形成することを含む。これによれば、磁性片を組み付ける際に位置決めが容易になる。
また、振動体5は、横方向において磁石部M1、M2を挟むように配置される一対のおもり部59A、59Bをさらに有し、磁性片57A、57Bは、おもり部59A、59Bのコイル部L側の側面に固定される。これにより、磁性片を固定する際の組み付け性を向上させることができる。
なお、第1磁性片57Aを第1磁石54A、54Bに固定し、第2磁性片57Bを第2磁石55A、55Bに固定してもよい。この場合、磁性片57A、57Bは、おもり部59A、59Bに固定しても固定しなくてもよい。すなわち、磁性片57A、57Bは、磁石部M1、M2に固定される。これにより、磁性片と磁石部との間に隙間が形成されることを抑制し、磁路における磁束の漏れを抑制できる。
<2.第2実施形態>
次に、上記第1実施形態の一変形例としての本発明の第2実施形態について説明する。図5は、第2実施形態に係る振動モータにおける図3に対応する平面図である。
次に、上記第1実施形態の一変形例としての本発明の第2実施形態について説明する。図5は、第2実施形態に係る振動モータにおける図3に対応する平面図である。
ここでは、第1実施形態との相違点について主に述べる。第2実施形態では、振動体5は、磁性片として、上下方向に延びる第1柱状片571A、第2柱状片571B、第3柱状片571C、および第4柱状片571Dを有する。
第1柱状片571Aおよび第2柱状片571Bは、縦方向に互いに離れて配置され、ともに第1おもり部59Aのコイル部L側の側面に固定される。第1柱状片571Aは、第1磁石54Aの内側面に接し、第2柱状片571Bは、第1磁石54Bの内側面に接する。第1柱状片571Aと第2柱状片571Bの組は、縦方向において第1磁石54A、54Bの間に配置される。
第3柱状片571Cおよび第4柱状片571Dは、縦方向に互いに離れて配置され、ともに第2おもり部59Bのコイル部L側の側面に固定される。第3柱状片571Cは、第2磁石55Aの内側面に接し、第4柱状片571Dは、第2磁石55Bの内側面に接する。第3柱状片571Cと第4柱状片571Dの組は、縦方向において第2磁石55A、55Bの間に配置される。
すなわち、本実施形態では、振動体5は、横方向において磁石部M1、M2を挟むように配置される一対のおもり部59A、59Bをさらに有し、一対の磁性片の一方と他方はそれぞれ、高さ方向に延びるとともに互いに縦方向に離れて配置される一対の柱状片(571Aと571B、571Cと571D)から構成され、前記柱状片は、おもり部59A、59Bのコイル部L側の側面に固定される。
このような構成によれば、振動モータに衝撃が与えられ、磁石部に縦方向の力が作用した場合でも、柱状片によって磁石部がコイル部側に動くことが抑制され、振動モータの衝撃耐性を向上させることができる。また、柱状片を用いることにより、磁性片の量を削減し、コスト削減に繋がる。また、磁石部が動くことを抑制するために、柱状片は少なくともおもり部に固定するようにしている。
なお、上記のように柱状片をおもり部に固定した上で、第1柱状片571Aは第1磁石54Aに、第2柱状片571Bは第1磁石54Bに、第3柱状片571Cは第2磁石55Aに、第4柱状片571Dは第2磁石55Bに固定してもよい。
すなわち、柱状片(571A〜571D)は、磁石部M1、M2に固定される。これにより、柱状片と磁石部との間に隙間が形成されることを抑制し、磁路における磁束の漏れを抑制できる。
また、本実施形態では、第1ダンパ部581Aを第1コア41Aに固定し、第2ダンパ部581Bを第1コア41Bに固定する。すなわち、第1ダンパ部581Aおよび第2ダンパ部581Bは、コイル部Lの横方向各端部に固定される。横方向の投影視で、第1ダンパ部581Aは、縦方向において第1柱状片571Aと第2柱状片571Bとの間に配置される。横方向の投影視で、第2ダンパ部581Bは、縦方向において第3柱状片571Cと第4柱状片571Dとの間に配置される。
振動体5の静止状態において、第1おもり部59Aと第1ダンパ部581Aの間の距離は、第1柱状片571A、第2柱状片571Bと第1コア41Aの間の距離に比べて短い。これにより、振動体5が横方向他方側に過剰に変位した場合に、第1柱状片571A、第2柱状片571Bがコイル部Lに接触する前に第1おもり部59Aが第1ダンパ部581Aに接触する。
同様に、振動体5の静止状態において、第2おもり部59Bと第2ダンパ部581Bの間の距離は、第3柱状片571C、第4柱状片571Dと第1コア41Bの間の距離に比べて短い。これにより、振動体5が横方向一方側に過剰に変位した場合に、第3柱状片571C、第4柱状片571Dがコイル部Lに接触する前に第2おもり部59Bが第2ダンパ部581Bに接触する。
これにより、柱状片とコイル部Lとが衝突してノイズが生じること等を抑制できる。
<3.触覚デバイスについて>
図6に示す通り、振動モータ100は、触覚デバイス200に搭載されている。触覚デバイス200は、振動モータ100の振動によって、触覚デバイス200を操作する人に触覚的な刺激を与えるものである。触覚デバイス200としては、例えば、スマートフォンを含む携帯電話、タブレット、ゲーム機器、および、ウェアラブル端末を採用できる。
図6に示す通り、振動モータ100は、触覚デバイス200に搭載されている。触覚デバイス200は、振動モータ100の振動によって、触覚デバイス200を操作する人に触覚的な刺激を与えるものである。触覚デバイス200としては、例えば、スマートフォンを含む携帯電話、タブレット、ゲーム機器、および、ウェアラブル端末を採用できる。
本実施形態の触覚デバイス200は、振動モータ100と、振動モータ100が実装される基板110と、制御部120と、を有している。振動モータ100は、基板110に対して電気的および機械的に接続されている。制御部120は、基板110を介して振動モータ100に駆動電流を出力する。振動モータ100は、制御部120からの駆動信号に応じて振動する。触覚デバイス200は、振動モータ100の振動によって、触覚デバイス200を操作する人に対して触覚的な刺激を与えるように振動する。
<4.その他>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨の範囲内であれば、実施形態は種々の変形が可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨の範囲内であれば、実施形態は種々の変形が可能である。
例えば、上記第1、第2実施形態においてダンパ部を設けることは必須ではない。また、弾性部材6、7の形態は、上述した板バネ部材に限らず、例えば巻きバネで構成してもよい。
本発明は、例えばスマートフォンまたはゲームパッドなどに備えられる振動モータに利用することができる。
100・・・振動モータ、S・・・静止部、1・・・筐体、11・・・ベースプレート、12・・・カバー、2・・・基板、L・・・コイル部、3・・・コイル、41A、41B・・・第1コア、42・・・第2コア、5・・・振動体、51・・・第1プレート、52・・・第2プレート、53・・・第3プレート、M1・・・第1磁石部、M2・・・第2磁石部、54A、54B・・・第1磁石、55A、55B・・・第2磁石、56A、56B・・・第3磁石、57A・・・第1磁性片、57B・・・第2磁性片、58A・・・第1ダンパ部、58B・・・第2ダンパ部、59A・・・第1おもり部、59B・・・第2おもり部、6、7・・・弾性部材、571A・・・第1柱状片、571B・・・第2柱状片、571C・・・第3柱状片、571D・・・第4柱状片、581A・・・第1ダンパ部、581B・・・第2ダンパ部
Claims (9)
- コイル部を有する静止部と、
前記静止部に対して、横方向に振動可能に支持される振動体と、
前記静止部と前記振動体との間に位置する弾性部材と、
を備え、
前記振動体は、
横方向に延びるとともに互いに縦方向に離れて配置される一対の磁石部と、
前記磁石部とともに磁路を形成する一対の磁性片と、を有し、
一対の前記磁性片は、横方向において前記コイル部を挟むように配置され、且つ、縦方向において一対の前記磁石部の間に配置される、
振動モータ。 - 前記磁性片は、高さ方向に延びるとともに縦方向に互いに離れて対向する一対の辺部と、前記辺部の高さ方向一端部同士を縦方向に接続する接続部と、を有し、
前記辺部の高さ方向他端部間は開口する、請求項1に記載の振動モータ。 - 前記振動体は、横方向において前記コイル部を挟むように配置される一対のダンパ部をさらに有し、
横方向の投影視において前記磁性片は、前記ダンパ部を囲い、
前記ダンパ部の一部は、前記磁性片によって囲まれる領域内に配置される、請求項1または請求項2に記載の振動モータ。 - 前記磁性片の縦方向の長さは、前記磁石部の縦方向における間隔と略等しい、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の振動モータ。
- 前記振動体は、横方向において前記磁石部を挟むように配置される一対のおもり部をさらに有し、
前記磁性片は、前記おもり部の前記コイル部側の側面に固定される、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の振動モータ。 - 前記磁性片は、前記磁石部に固定される、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の振動モータ。
- 前記振動体は、横方向において前記磁石部を挟むように配置される一対のおもり部をさらに有し、
一対の前記磁性片の一方と他方はそれぞれ、高さ方向に延びるとともに互いに縦方向に離れて配置される一対の柱状片から構成され、
前記柱状片は、前記おもり部の前記コイル部側の側面に固定される、請求項1に記載の振動モータ。 - 前記柱状片は、前記磁石部に固定される、請求項7に記載の振動モータ。
- 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の振動モータを有する触覚デバイス。
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