JP2007279401A - 表示装置及びパネルモジュール装置 - Google Patents

表示装置及びパネルモジュール装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007279401A
JP2007279401A JP2006105827A JP2006105827A JP2007279401A JP 2007279401 A JP2007279401 A JP 2007279401A JP 2006105827 A JP2006105827 A JP 2006105827A JP 2006105827 A JP2006105827 A JP 2006105827A JP 2007279401 A JP2007279401 A JP 2007279401A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat panel
panel
display device
frame
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006105827A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4997813B2 (ja
Inventor
Mikio Shiraishi
幹夫 白石
Toshihiko Matsuzawa
俊彦 松澤
Hidemi Yamada
英実 山田
Masanori Kochi
政徳 高治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2006105827A priority Critical patent/JP4997813B2/ja
Publication of JP2007279401A publication Critical patent/JP2007279401A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4997813B2 publication Critical patent/JP4997813B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】
フラットパネルを使用する表示装置において、フラットパネルの強度を向上させて信頼性を向上する。
【解決手段】
フラットパネル(400)と、該フラットパネルの背面側に設けられ、該フラットパネルの背面を支持するためのパネル支持部(500)と、前記表示装置全体を支持するための装置支持部とを備える。そして、上記パネル支持部を、フラットパネルと一体成型により構成した。これによりフラットパネルの強度を向上させて信頼性を向上させることが可能となる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、平面型の表示パネルを使用してテレビジョン画像などを表示する表示装置及びそれに用いられるパネルモジュール装置に関する。
テレビジョン受像機等の表示装置に用いられる例えばPDP(Plasma Display Panel)等の平面型の表示パネル(以下、フラットパネルと称する)は、大画面化の要求により例えば50型(対角1270mmなど)以上の大型のものが使用されるようになってきている。フラットパネルは、主としてガラスにより構成されているため、フラットパネルの大型化に伴いその強度が問題となる。
フラットパネルの強度を向上させるための従来技術としては、例えば特許文献1または2に記載のものが知られている。特許文献1、2には、フラットパネルと該フラットパネルを背面側から支持する金属製の支持部材とを、延伸剥離型の短冊状の接着材、もしくは両面テープで接着することによりフラットパネルの強度を補強することが開示されている。
特開2005−331557号公報 特開平11−119678号公報
上記特許文献1及び2に記載のものは、フラットパネルと金属製の支持部材とを接着剤または両面テープを用いて接着しているため、両者の接着面において接着強度のばらつきが発生する可能性がある。このため、特許文献1及び2に記載のものは、接着強度の信頼性が不十分となる場合があり、良好にフラットパネルの補強することが困難となる場合がある。
本発明は、上記従来技術の課題に鑑みて為されたものであって、その目的は、簡単な構成でフラットパネルを安定して支持することができる信頼性の高い表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するための、本発明に係る表示装置は、フラットパネルと、該フラットパネルの背面を支持するためのパネル支持部とを、一体成型により構成したことを特徴とするものである。これにより、フラットパネルとその支持部材との間に従来介在していた接着材が不要となり、簡単な構成でフラットパネルを安定して支持することができる。よって、上記構成によれば、高い信頼性を以ってフラットパネルを保持することができ、フラットパネルの強度を良好に向上させることができる。
本発明によれば、信頼性の高い表示装置を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、全図において、共通な機能を有する構成要素には同一符号を付して示し、また、煩雑さを避けるために、一度述べたものについてはその繰り返した説明を省略する。
また、本実施形態は、フラットパネルとしてPDPを用いた例を説明する。しかしながら、PDP以外のフラットパネル、例えば冷陰極型電子源を用いた電界放射型ディスプレイ(Field Emission Display:以下、「FED」と略す)や液晶パネル(Liquid Crystal Display:以下、「LCD」と略す)なども用いることができる。
図1から図4は、本発明に係る第1実施例を示す図である。図1は、本発明による第1実施例である表示装置の概観を示す斜視図である。図1において、表示装置1は、表示部101が支持台2で支持された構成である。表示装置1の表示部101は、画素となる表示素子が2次元状に配設された平面型表示パネルであるフラットパネルを有して構成され、テレビジョンなどの映像を表示する。以下、表示部101をPDPなどの薄型ディスプレイで構成した場合の例について説明する。
表示装置1の表示部101における映像表示は、図示していないチューナやビデオ再生装置などからの信号に基づいて行う。表示装置1の全体を支持するための装置支持部である支持台2には、回転機構240が設けられ、支持台2に対して表示部101を回転させ、設置位置に対して視聴位置を変更することができるようになっている。
図2は、図1に示した表示装置1の内部構成を示す分解図である。図2を用いて、表示装置の構成について述べる。
図2から明らかなように、表示装置1の表示部101は、映像表示を行うPDPなどのフラットパネル400を中心に構成されている。フラットパネル400の表面(前面)側には、外光の反射を抑えるなどの役目を持つ光学フィルタ300が設けられている。光学フィルタ300は、透明部301と遮蔽部302とを備えて成り、透明部301を通してフラットパネル400を見ることができる。
フラットパネル400の裏面(背面)側には、フラットパネル400と一体的に成型された、パネル支持部材であるフレーム500が配設されている。フレーム500は、フラットパネル400の背面を支持している。詳細は後述するが、フレーム500は、その基材として高分子樹脂材料を用いて、フラットパネル400と一体成型されているため図2のように分解することができないが、図2では、便宜上説明のために分解した図としている。実際には、フレーム500を成型するときに、その一部分としてフラットパネル400の裏面(背面)側を使って成型を行っており、接合面450を介してフラットパネル400(背面側)が接合されている。なお、フレーム500は、第1実施例では、外装部品としての役割も兼用している。
フレーム500の背面側には、フラットパネル400を映像信号に基づき駆動する駆動回路が搭載された回路基板600が複数設けられている。回路基板600は、フレーム500に設けられたボス(図示せず)に例えばネジ(図示せず)を用いて固定されている。回路基板600とフラットパネル400との間は、フラットパネル400の周縁部に設けられたフレキシブルケーブル410により、フレーム500に設けられた接続穴510を経由して、回路基板600のコネクタ610を介して接続されている。
回路基板600の後側(背面側)には、バックカバー700が配置され、回路基板600を覆う状態でフレーム500のボス(図示せず)に取り付けられている。バックカバー700も表示装置の外装部品の一部を構成している。
以上のように構成された表示部101は、支持台2により支持される。支持台2と表示部101の接続は、支持台2に設けられた接続突起210を用いて行う。すなわち、接続突起210が表示部101側のフレーム500に設けられた取り付け部540(図3で図示)に挿入されて接続される。該取り付け部540では例えばネジ(図示せず)などにより固定される。
図3は、フレーム500の詳細を示す斜視図である。フレーム500は、フラットパネル400と一体成型されているためフレーム500単体では取り出せないが、便宜上図3では説明のためフレーム500の部分を取り出して図示してある。接合面450には、図2で説明したフラットパネル400が接合されている。
図3において、フレーム500には、上述したフレキシブルケーブル410を通す接続穴510、520、530などが設けてある。これらの接続穴を通して、前面側のフラットパネル400から出ているフレキシブルケーブル410を、背面側の回路基板600側に導き接続する。
さらに、フレーム500には、支持台2を取り付ける取り付け部540が有り、支持台2は本図の裏側に取り付ける。また、取り付け部540には、取り付け用ネジ孔541が設けられ、支持台2をネジ(図示せず)で固定するときに使用される。また、フレーム500には、外装部550が設けられ、表示装置の一部の外装を成している。
図4は、本発明による第1の一実施例の表示装置におけるフラットパネル400とフレーム500との一体成型による接合部分を示す部分断面図である。
図4において、フラットパネル400は、フレーム500との一体成型により、その背面(裏面)側が接合面450でフレーム500に一体的に取り込まれ接続されている。フラットパネル400とフレーム500との間には、接合面450を介して分子間力などが作用し、容易には取り外すことはできない。
一般の高分子樹脂材料の成型は、金型に溶融した高分子樹脂材料を充填して行う。これに対して、一体成型の場合は、成型時にあらかじめ金型内に一体成型する部品を入れておき、後から溶融した高分子樹脂材料を金型内に充填して、一体成型する部品の周囲に高分子樹脂材料を満たすものである。本実施例では、あらかじめフラットパネル400の背面側(裏面側)を上にして金型内に入れおき、金型の残りの部分に高分子樹脂材料を充填する。このとき、フラットパネル400のガラス面と高分子樹脂材料が分子間力などで密着し、一体成型後には取り外すことができない構成となる。
従来は、フラットパネルを接着材を介して金属製の支持部材で支持保持するので、接着の仕方で保持力にばらつきが生じ信頼性に欠けていたが、本実施例では、分子間力などでフラットパネル400とフレーム500とが密着しているので、フラットパネルを安定して支持することができる信頼性の高い表示装置を提供することができる。
フレーム500は、フラットパネル400を保持するとともに、フラットパネル400で発生する熱を効率的に表示装置内部に放熱する機能も有している。そのため、フレーム500の線膨張率、熱伝導率、熱放射係数(伝熱における輻射率)などのパラメータが重要である。これらのパラメータについて、ここで説明する。
本実施例では、フレーム500に使用する高分子樹脂材料としては、例えば不飽和ポリエステルでガラス繊維入りの材料を使用している。また、高分子樹脂材料の線膨張率としては、一例として例えば7x10−6/℃とする。フラットパネルの材料であるガラス材の線膨張率(例えば7.5x10−6/℃)に近い材料を上記不飽和ポリエステル材料の中から選択することにより、温度変化によるそりや歪みの発生を押さえることができる。
使用する高分子樹脂材料の線膨張率の範囲については、上記の不飽和ポリエステル材料に限らず、ガラス製のフラットパネルに対して線膨張率差の小さい特性のものの内から、例えば5x10−6/℃から15x10−6/℃の範囲の材料を適宜選択することにより、温度変化によるそりや歪みを押さえることが可能となる。
例えば、アスペクト比16:9の55インチのフラットパネルを用いた場合、その長辺の長さは、約1240mm程度である。パネルガラスの線膨張率を7.5x10−6/℃、高分子樹脂材料の線膨張率を15x10−6/℃、室温(25℃)に対するフラットパネル近傍の温度上昇値を25度とすれば、この場合の線膨張は約0.25mm程度であり、温度変化によるそりや歪みを十分低く押さえることできる。
フレーム500に使用する高分子樹脂材料の熱伝導率については、例えば不飽和ポリエステルでガラス繊維入り材料のなかの一例では、1W/m・K以上のものを選択することにより、フラットパネル400からの発熱エネルギをフレーム500側に移動し、冷却することができる。なお、PDPでは、例えば特開2002−277185号公報で開示されているように、一般に0.4W/m・K以上のものが用いられている。
使用する高分子樹脂材料の熱伝導率の範囲に対しては、上記の不飽和ポリエステル材料に限らず、熱伝導率が0.9W/m・K以上のものを用いることにより、良好な冷却性能を得ることができる。
フレーム500に使用する高分子樹脂材料の熱放射係数については、例えば不飽和ポリエステルでガラス繊維入り材料のなかの一例では、例えば0.9のものを選択することにより、フレーム表面からの輻射による放熱によりフラットパネル400の冷却を行うことが可能となる。勿論、使用する高分子樹脂材料の放射係数の範囲に関しては、上記の不飽和ポリエステル材料にかぎらず、熱放射係数0.9以上のものを用いることにより、良好な放射冷却性能をえることができる。
図4の説明に戻る。上記したように、フラットパネル400の背面側は、フラットパネル400と一体成型されたフレーム500により補強されており、画面の正面すなわち表示面からの押圧や振動などの外力による破壊を防いでいる。
フレキシブルケーブル410周りでは、フレーム500に設けられた接続穴530を介して、フレキシブルケーブル410がフラットパネル400と回路基板600の一部をなす駆動回路基板601とが接続されている。フラットケーブル410の途中には、ドライブIC420が設けてあり、ドライブIC420は、接続穴530の内壁に取り付けられている。
フレーム500の背面側(裏面側)には、回路基板600が設けられ、回路基板600は、フレーム500に設けられたボス(図示せず)に取り付けられて支持されている。なお、図4では、回路基板600のうち、フラットパネル400を駆動する駆動回路が搭載された駆動回路基板601が示されている。
第1実施例の表示装置1では、外装部品としての役割を持つ部品は、フレーム500、バックカバー700、光学フィルタ300である。このうち、バックカバー700と光学フィルタ300は、フレーム500に取り付けられ、表示装置1全体としては、フレーム500を中心にして、周囲に部品が取り付けられた構造となっている。
以上、図1〜図4を用いて説明したように、本発明の第1実施例によれば、表示装置1の表示部101を構成するフラットパネル400とフレーム500とが、一体成型により密着した状態で接合され、フラットパネルとフレームとの完全な密着構成が実現でき、信頼性の高い表示装置を実現している。また、本実施例によれば、金属製の支持部材を用いないので、コストダウンや軽量化を図ることができる。また、軽量化に伴い、表示装置をコンパクトにできるという効果も生じる。
図5から図7は、本発明に係る第2実施例の説明図である。第1実施例と第2実施例との大きな違いは、表示装置の構成に、画素となる表示素子が2次元状に配設されたフラットパネルと、フラットパネルと一体成型されたフレームと、フレームの背面側に装着されたフラットパネルを駆動する駆動回路を搭載した回路基板と、で成るパネルモジュール構成を採用している点である。なお、図5から図7において、図1から図4に共通な機能を有する要素には、同一な符号を付して示す。
図5は、本発明に係る第2実施例の表示装置の内部構成を示す分解図である。図5から明らかなように、表示装置1’は、表示を行うPDPなどのフラットパネル400を中心に構成されたパネルモジュール900を備えて成る表示部101’と、これを支持する支持台2とから成る。表示部101’における映像表示は、チューナ(図せず)やビデオ再生装置(図示せず)からの信号に基づいて行う。支持台2には、回転機構240が設けられ、支持台2に対して表示部101’は回転可能で、設置位置に対して視聴位置を変更することができるようになっている。
表示部101’は、パネルモジュール900と、パネルモジュール900の前面側に配置された前枠720,光学フィルタ300と、パネルモジュール900の背面側に配置されたバックカバー730とからなる。また、パネルモジュール900は、画素となる表示素子が2次元状に配設されたフラットパネル400と、フラットパネル400と一体成型されたフレーム800と、フラットパネル400を駆動する駆動回路を搭載した回路基板600の3部分より構成されている。
まず、パネルモジュール900の構成から説明する。
フラットパネル400の裏面(背面)側には、フラットパネル400と一体的に成型されたフレーム800が配設されている。フレーム800は、その基材として高分子樹脂材料を用いて、フラットパネル400と一体成型されているため図5のようには分解することができないが、図5では、便宜上説明のために分解した図としている。実際には、フレーム800を成型するときに、その一部分としてフラットパネルの裏面(背面)側を使って成型を行っており、接合面450を介してフラットパネル400(背面側)が接合されている。
フレーム800の背面側には、フラットパネル400を映像信号に基づき駆動する駆動回路が搭載された回路基板600が複数設けられている。回路基板600は、フレーム500に設けられたボス(図示せず)に例えばネジ(図示せず)を用いて固定されている。回路基板600とフラットパネル400との間は、フラットパネル400の周縁部に設けられたフレキシブルケーブル410により、フレーム800に設けられた接続穴810を経由して、回路基板600のコネクタ610を介して接続されている。
パネルモジュール900の前面側(すなわち、表示部101’の前面側)には、外光の反射を抑えるなどの役目を持つ光学フィルタ300が設けられている。光学フィルタ300は、透明部301と遮蔽部302とを備えて成り、透明部301を通してパネルモジュール900のフラットパネル400を見ることができる。なお、光学フィルタ300は、外装部品である前枠720を介してパネルモジュール900に支持されている。
パネルモジュール900の後側(背面側)(すなわち、表示部101’の背面側)には、バックカバー730が配置され、回路基板600を覆う状態でフレーム800のボス(図示せず)に取り付けられている。バックカバー730も表示装置の外装部品の一部を構成している。
図6は、図5で説明した、パネルモジュール900を構成するフレーム800の詳細を示す斜視図である。フレーム800は、フラットパネル400と一体成型されているためフレーム800単体では取り出せないが、便宜上図6では説明のためフレーム800の部分を取り出して図示してある。接合面450には、図5で説明したフラットパネル400が接合されている。
図6において、フレーム800は、フラットパネル400を支持する機能を持ち、フレーム800のフラットパネル支持部860が、フラットパネル400との一体成型により、フラットパネル400を接合して支持する。
フレーム800には、上述したフレキシブルケーブル410を通す接続穴810、820、830などが設けてある。これらの接続穴を通して前面側のフラットパネル400から出ているフレキシブルケーブル410を、背面側の回路基板600側に導き接続する。
さらに、フレーム800には、支持台2を取り付ける取り付け部840があり、支持台2は本図の裏側に取り付ける。また、取り付け部840には、取り付け用ネジ孔841が設けられ、支持台2をネジ(図示せず)で固定するときに使用される。
図7は、本発明に係る第2実施例の表示装置におけるパネルモジュール900のフレキシブルケーブル周辺の接続状況を示す断面図である。
図7において、パネルモジュールを構成するフラットパネル400とフレーム800とは、基材として高分子樹脂材料を用いた一体成型により、フラットパネル400の背面(裏面)側が接合面450でフレーム800のフラットパネル支持部860に取り付けられている。フラットパネル400とフレーム800との間には、接合面450を介して分子間力などが作用し、容易には取り外すことはできない。このように、パネルモジュール900において、フラットパネル400の背面側は、フラットパネル400と一体成型されたフレーム800により補強されており、画面の正面すなわち表示面からの押圧や振動などの外力による破壊を防いでいる。
また、フレーム800は、その基材が高分子樹脂材料なので、種々の形状に成型することが可能である。そこで、本実施例では、実施例1とは異なり、フラットパネル400の背面(裏面)側全体に渡って接合せず、フレーム800にバックカバー730側にへこんだ凹部870を複数設け、画面の正面からの外力に対する補強強度を高めている。
フレキシブルケーブル410周りでは、フレーム800に設けられた接続穴830を介して、フレキシブルケーブル410がフラットパネル400と回路基板600の一部をなす駆動回路基板601とが接続されている。フラットケーブル410の途中には、ドライブIC420が設けてあり、ドライブIC420は、接続穴830の内壁に取り付けられている。
フレーム800の背面側(裏面側)には、回路基板600が設けられ、回路基板600は、フレーム800に設けられたボス(図示せず)に取り付けられて支持されている。なお、図7では、回路基板600のうち、フラットパネル400を駆動する駆動回路が搭載された駆動回路基板601が示されている。
第2実施例に係る表示装置1では、外装部品としての役割を持つ部品は、前枠720、バックカバー730、光学フィルタ300である。このうち、バックカバー730と前枠720は、フレーム800に取り付けられており、表示装置1全体としては、フレーム800を中心にして、周囲に部品が取り付けられた構造となっている。
なお、本実施例では、フレーム800の凹部870でバックカバー730を受けるようにしており、表示装置全体の機械的強度を高めることができる。
フレーム800は、フラットパネル400を保持するとともに、フラットパネル400で発生する熱を効率的に表示装置内部に放熱する機能も有している。そのため、フレーム800の線膨張率、熱伝導率、熱放射係数(伝熱における輻射率)などのパラメータが重要である。これらのパラメータについて、ここで説明する。
本実施例では、フレーム800に使用する高分子樹脂材料としては、例えば不飽和ポリエステルでガラス繊維入りの材料を使用している。また、高分子樹脂材料の線膨張率としては、一例として例えば7x10−6/℃とする。フラットパネルの材料であるガラス材の線膨張率(例えば7.5x10−6/℃)に近い材料を上記不飽和ポリエステル材料の中から選択することにより、温度変化によるそりや歪みの発生を押さえることができる。
使用する高分子樹脂材料の線膨張率の範囲については、上記の不飽和ポリエステル材料に限らず、ガラス製のフラットパネルに対して線膨張率差の小さい特性のものの内から、例えば5x10−6/℃から15x10−6/℃の範囲の材料を適宜選択することにより、温度変化によるそりや歪みを押さえることが可能となる。
フレーム800に使用する高分子樹脂材料の熱伝導率については、例えば不飽和ポリエステルでガラス繊維入り材料のなかの一例では、1W/m・K以上のものを選択することにより、フラットパネル400からの発熱エネルギをフレーム800側に移動し、冷却することができる。
使用する高分子樹脂材料の熱伝導率の範囲に対しては、上記の不飽和ポリエステル材料に限らず、熱伝導率が0.9W/m・K以上のものを用いることにより、良好な冷却性能を得ることができる。
フレーム800に使用する高分子樹脂材料の熱放射係数については、例えば不飽和ポリエステルでガラス繊維入り材料のなかの一例では、例えば0.9のものを選択することにより、フレーム表面からの輻射による放熱によりフラットパネル400の冷却を行うことが可能となる。勿論、使用する高分子樹脂材料の放射係数の範囲に関しては、上記の不飽和ポリエステル材料にかぎらず、熱放射係数0.9以上のものを用いることにより、良好な放射冷却性能をえることができる。
以上、図5から図7を用いて説明したように、本発明の第2の実施例によれば、パネルモジュール900を構成するフラットパネル400とフレーム800とが、一体成型により密着した状態で接合され、フラットパネルとフレームとの完全な密着構成が実現でき、高信頼性の取り付けと、十分なフラットパネルの強度もった、信頼性の高いパネルモジュールおよびそれを用いた表示装置を実現している。
上記した第1及び第2実施例の説明においては、表示装置に用いられるフラットパネルとしてPDPを例にして説明した。しかしながら、かかる実施例は、上述したようにLCDやFED、更には発光ダイオード型ディスプレイ(Electroluminescence)などについても同様に適用でき、また同様な効果を奏する。
また、フレーム部材の材質としては、一体成型を行うために高分子樹脂材料の一つである不飽和ポリエステル材料の例で説明したが、他の高分子樹脂材料、例えばポリカーボネート材料などの中からも適宜選択することにより一体成型を行うことができ同等の効果を得ることができる。また、その他の材料でも一体成型を行うことができる材料、例えば金属ダイカストによるものや、無機コンクリート系材料や、無機シリコン系材料などで作成するものであっても同様の効果があることは言うまでも無い。
本発明の第1実施例に係る表示装置の外観を示す斜視図。 本発明の第1実施例に係る表示装置の内部構成を示す分解図。 本発明の第1実施例に係る表示装置のフレーム部を示す斜視図。 本発明の第1実施例に係る表示装置の内部構成を示す断面図。 本発明の第2実施例に係る表示装置の内部構成を示す分解図。 本発明の第2実施例に係る表示装置のフレーム部を示す斜視図。 本発明の第2実施例に係る表示装置の内部構成を示す断面図。
符号の説明
1,1’…表示装置、2…支持台、101,101’ …表示部、210…接続突起、240…回転機構、300…光学フィルタ、301…透明部、302…遮蔽部、400…フラットパネル、410…フレキシブルケーブル、420…ドライブIC、450…接合面、500…フレーム、510,520,530…接続穴、540…取り付け部、541…取り付けネジ孔、550…外装部、600…回路基板、601…駆動回路基板、700…バックカバー、610…コネクタ、700…バックカバー、720…前枠、730…バックカバー、800…フレーム、810,820,830…接続穴、840…取り付け部、841…取り付けネジ孔、860…フラットパネル支持部、870…凹部、900…パネルモジュール。

Claims (7)

  1. 表示装置において、
    平面型の表示パネルと、該表示パネルの背面側に設けられ、該表示パネルの背面を支持するためのパネル支持部と、前記表示装置全体を支持するための装置支持部とを備え、
    前記パネル支持部は、前記表示パネルと一体成型により構成されることを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置において、前記パネル支持部が、高分子樹脂材料を用いて構成されることを特徴とする表示装置。
  3. 請求項1に記載の表示装置において、前記パネル支持部は、線膨張率が、5×10−6/℃から15×10−6/℃までの範囲にある材料を用いて構成されることを特徴とする表示装置。
  4. 請求項1に記載の表示装置において、前記パネル支持部は、熱伝導率が1W/m・K以上の材料を用いて構成されることを特徴とする表示装置。
  5. 請求項1に記載の表示装置において、前記パネル支持部は、熱放射係数が0.9以上の材料を用いて構成されることを特徴とする表示装置。
  6. 請求項1に記載の表示装置において、前記パネル支持部は、前記表示装置の外装部材を兼用していることを特徴とする表示装置。
  7. 平面型の表示パネルを含むパネルモジュール表示装置において、
    前記表示パネルの背面側に設けられ、該表示パネルの背面を支持するためのパネル支持部と、前記表示パネルを含むパネルモジュール全体を支持するためのモジュール支持部とを備え、
    前記パネル支持部は、前記表示パネルと一体成型により構成されることを特徴とするパネルモジュール表示装置。

JP2006105827A 2006-04-07 2006-04-07 表示装置及びパネルモジュール装置 Active JP4997813B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006105827A JP4997813B2 (ja) 2006-04-07 2006-04-07 表示装置及びパネルモジュール装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006105827A JP4997813B2 (ja) 2006-04-07 2006-04-07 表示装置及びパネルモジュール装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007279401A true JP2007279401A (ja) 2007-10-25
JP4997813B2 JP4997813B2 (ja) 2012-08-08

Family

ID=38680911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006105827A Active JP4997813B2 (ja) 2006-04-07 2006-04-07 表示装置及びパネルモジュール装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4997813B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2053216A2 (en) 2007-10-26 2009-04-29 Nissan Motor Co., Ltd. Multi-link Engine
WO2010086938A1 (ja) * 2009-01-29 2010-08-05 パナソニック株式会社 表示装置
WO2019041640A1 (zh) * 2017-08-31 2019-03-07 广州视源电子科技股份有限公司 一种显示设备及其边框型材结构

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11133882A (ja) * 1997-10-28 1999-05-21 Sony Corp パネル型表示装置
JPH11162633A (ja) * 1997-11-28 1999-06-18 Nissha Printing Co Ltd El発光インサート成形品とその製造方法、およびel発光インサートフィルム
JP2001209327A (ja) * 2000-01-28 2001-08-03 Toshiba Corp 平面表示装置、及びこれに用いる直下型バックライト
JP2002277185A (ja) * 2001-03-16 2002-09-25 Kensetsu Rubber Kk 放熱複層構造体
JP2005222042A (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Samsung Sdi Co Ltd プラズマディスプレイ装置用シャーシ組立体,及び,プラズマディスプレイ装置
JP2007086504A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Tohoku Pioneer Corp 自発光ユニット、および自発光ユニットの製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11133882A (ja) * 1997-10-28 1999-05-21 Sony Corp パネル型表示装置
JPH11162633A (ja) * 1997-11-28 1999-06-18 Nissha Printing Co Ltd El発光インサート成形品とその製造方法、およびel発光インサートフィルム
JP2001209327A (ja) * 2000-01-28 2001-08-03 Toshiba Corp 平面表示装置、及びこれに用いる直下型バックライト
JP2002277185A (ja) * 2001-03-16 2002-09-25 Kensetsu Rubber Kk 放熱複層構造体
JP2005222042A (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Samsung Sdi Co Ltd プラズマディスプレイ装置用シャーシ組立体,及び,プラズマディスプレイ装置
JP2007086504A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Tohoku Pioneer Corp 自発光ユニット、および自発光ユニットの製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2053216A2 (en) 2007-10-26 2009-04-29 Nissan Motor Co., Ltd. Multi-link Engine
EP2053218A2 (en) 2007-10-26 2009-04-29 Nissan Motor Co., Ltd. Multi-Link Engine
EP2053217A2 (en) 2007-10-26 2009-04-29 Nissan Motor Co., Ltd. Multi-Link Engine
WO2010086938A1 (ja) * 2009-01-29 2010-08-05 パナソニック株式会社 表示装置
WO2019041640A1 (zh) * 2017-08-31 2019-03-07 广州视源电子科技股份有限公司 一种显示设备及其边框型材结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP4997813B2 (ja) 2012-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101976132B1 (ko) 표시 장치 및 그 조립 방법
JP4857824B2 (ja) 表示装置
US7679931B2 (en) Plasma display apparatus having improved structure and heat dissipation
JP4361552B2 (ja) プラズマディスプレイモジュール
US20060077629A1 (en) Display apparatus
WO2014091978A1 (ja) 表示装置
JP2009216885A (ja) 画像表示装置
JP2007226068A (ja) 表示装置
JP2012242445A (ja) 表示装置
JP2016025080A (ja) バックライト装置
JPWO2010087052A1 (ja) 照明装置及び液晶表示装置
JP2009135165A (ja) 電子部品の放熱構造及び表示装置
WO2014073493A1 (ja) バックライト装置及び液晶表示装置
JP4997813B2 (ja) 表示装置及びパネルモジュール装置
WO2014069572A1 (ja) 液晶表示装置
JPH11284379A (ja) プラズマディスプレイ装置
US20070127198A1 (en) Plasma display module
JP4324178B2 (ja) プラズマディスプレイモジュール
JP2006003858A (ja) ディスプレイ装置
JP2008116523A (ja) 表示機器および表示パネル
JP2014179343A (ja) バックライト装置及び液晶表示装置
WO2022176272A1 (ja) 画像表示装置
JP4482362B2 (ja) ディスプレイ装置
JP2014092699A (ja) 液晶表示装置
KR100615273B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120229

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120417

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120430

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4997813

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150525

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250