JP2009135165A - 電子部品の放熱構造及び表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構成で放熱用の冷却ファンの静粛性を高めること。
【解決手段】電子部品が実装されたメイン基板と、メイン基板と対向して配置され、メイン基板上の複数の電子部品と接触する放熱板572と、放熱板に配設されたヒートパイプ576と、放熱板572から分岐され、放熱板572に対して弾性変形可能なアーム586と、アーム586に装着され、ヒートパイプ576の終端に位置する冷却ファン574と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、電子部品の放熱構造及び表示装置に関する。
従来、例えばパーソナルコンピュータにおいて、本体内部に配置される電子部品の発熱を抑えるため、特定の電子部品からの発熱を、ヒートパイプを用いて放熱用の冷却ファンまで熱輸送し、放熱することが行われている。
特開2002−76664号公報
しかしながら、例えば小型のテレビ受像機の表示装置では、本体内部に多数の電子部品が密集して配置され、個々の電子部品が個別に発熱するため、本体内部には多数の発熱部品が混在している。このような場合、個々の電子部品の発熱をヒートパイプで放熱しようとすると、ヒートパイプの配置が複雑となり、効率よく放熱することは困難である。このため、特に小型のテレビ受像機などでは、表示装置の本体内部の温度が上昇し易くなるという問題が生じる。
また、冷却ファンを用いて放熱を行う場合、冷却ファンの駆動による騒音を最小限に抑えることが望ましい。特に、電子部品が配置される筐体が小型の場合は、冷却ファンの振動が外装全体に伝わり、振動による音が外部に伝わることが想定される。このため、筐体等の冷却ファンの支持部に対して、防振ゴムなどの振動吸収材を介在させて冷却ファンを取り付ける方法が考えられる。しかしながら、冷却ファンの取り付け部にゴムクッションを装着する方法では、ゴムクッションのスペースとして比較的広い領域が必要になるため、特に小型の装置には不向きである。また、ゴムクッションを装着する方法では、部品点数が多くなるとともに、冷却ファンの取付け作業が煩雑になるという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、簡素な構成で放熱用の冷却ファンの静粛性を高めることが可能な、新規かつ改良された表示装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、電子部品が実装された回路基板と、前記回路基板と対向して配置された放熱板と、前記放熱板から分岐され、前記放熱板に対して弾性変形可能なアームと、前記アームに装着されて前記放熱板に接続された冷却ファンと、を備える電子部品の放熱構造が提供される。
上記構成によれば、放熱板は、電子部品が実装された回路基板と対向して配置され、放熱板から分岐されて放熱板に対して弾性変形可能なアームに冷却ファンが装着されて、冷却ファンが放熱板に接続される。従って、冷却ファンを駆動した際の振動が弾性変形可能なアームによって吸収されるため、冷却ファンの駆動による騒音を低減することが可能となる。
また、前記放熱板に配設されたヒートパイプを備え、前記冷却ファンが前記ヒートパイプの終端に位置するものであってもよい。かかる構成によれば、放熱板の熱がヒートパイプを伝わって熱輸送されて冷却ファンに送られるため、熱を効率良く放熱することができる。
また、前記放熱板は、前記回路基板上の複数の前記電子部品と接続されたものであってもよい。かかる構成によれば、電子部品の熱が放熱板に伝わるため、電子部品の発熱による熱を放熱することが可能となる。
また、前記放熱板の外形に沿って溝が形成され、前記溝と前記放熱板の外形との間の前記放熱板の所定部位が前記アームとされたものであってもよい。かかる構成によれば、放熱板とアームを同じ部材から構成することができるため、製造コストを低減することが可能となる。
また、前記放熱板には前記冷却ファンの羽根を露出させる開口が設けられ、前記溝は前記開口と前記放熱板の外形との間に設けられたものであってもよい。かかる構成によれば、溝が開口と放熱板の外形との間に設けられるため、開口の周囲にアームを設けることが可能となる。
また、前記放熱板と前記冷却ファンとの間に挿入されたクッション材を更に備えるものであってもよい。かかる構成によれば、振動により放熱板と冷却ファンが接触した際の騒音を低減することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、本体スタンド部と、表示部と、前記本体スタンド部から立設されて前記表示部を支持する支持部と、を備える表示装置であって、前記本体スタンド部の内部に設けられ、電子部品が実装された回路基板と、前記回路基板と対向して配置された放熱板と、前記放熱板から分岐され、前記放熱板に対して弾性変形可能なアームと、前記アームに装着されて前記放熱板に接続された冷却ファンと、を備える表示装置が提供される。
上記構成によれば、本体スタンド部と、表示部と、本体スタンド部から立設されて表示部を支持する支持部と、を備える表示装置において、本体スタンド部の内部に電子部品が実装された回路基板が設けられ、回路基板と対向して放熱板が配置される。そして、放熱板から分岐されて放熱板に対して弾性変形可能なアームに冷却ファンが装着されて、冷却ファンが放熱板に接続される。従って、冷却ファンを駆動した際の振動が弾性変形可能なアームによって吸収されるため、冷却ファンの駆動による騒音を低減することが可能となる。
本発明によれば、簡素な構成で放熱用の冷却ファンの静粛性を高めることが可能な表示装置を提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[表示装置の全体構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る表示装置1000の外観を示す概略斜視図である。ここで、図1(A)は、正面右上から表示装置1000を見た状態を示す概略斜視図である。また、図1(B)は、表示装置1000の背面、右上から表示装置1000を見た状態を示す斜視図である。また、図2は、正面左側から表示装置1000を見た状態を示す概略斜視図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態の表示装置1000は、本体スタンド部100、アーム部(支持部)200、及び表示部(表示ディスプレイ部)300を備えて構成されている。表示装置1000は、例えばテレビ放送の映像などを受信して表示部300の表示画面300aに表示するものである。
表示部300は、有機エレクトロルミネセンス(EL; Electro Luminescence)現象を利用して画像を表示する表示パネル(有機ELパネル)320を備えている。有機ELパネル320は、自発光素子である複数の有機EL素子を有して構成され、バックライトなどの構成が不要であるため、その厚さは十分に薄く構成される。図2に示すように、本実施形態の表示部300は、その厚さtが数mm程度(3mm程度)以下に抑えられており、非常に厚さの薄い薄型パネルとされている。
アーム部200は、本体スタンド部100の後方に1箇所設けられ、本体スタンド部100から上方に向けて立設されている。アーム部200は、表示装置1000を正面から見た場合に、本体スタンド部100の横方向(水平方向)の中心よりも右側に設けられており、表示部300の横方向の中心よりも右側に連結されている。このように、本実施形態の表示装置1000では、表示部300の水平方向の中心よりも左右いずれかの端部側にアーム部200が設けられ、表示部300が片持ちで支持されている。
液晶ディスプレイの場合、バックライトが必要であるため、表示部の厚さが厚くなり、重量も重くなる。特に、本実施形態のように、コンピュータ用のディスプレイではなく、テレビ映像を表示するディスプレイとしての使用を想定した場合、テレビ受像機としての画質を確保するためには、コンピュータ用ディスプレイよりも多くのバックライトを配置する必要がある。また、液晶ディスプレイには、バックライトの他に、バックライトを制御するためのインバータも必要になる。このため、液晶ディスプレイの場合、重量が重くなり、表示部を片持ちで支持するためには、アーム部を含めたディスプレイ部の剛性を大幅に高める必要があり、構造の複雑化、重量の増大が想定される。従って、液晶ディスプレイを片持ちで支持することは、ユーザの利便性、製造コスト等を考慮すると現実的ではない。
一方、有機ELパネルは、自発光素子である有機EL素子からなるため、バックライトや、これに付随するインバータなどの構成部材は不要であり、薄板のガラス製のパネルのみで軽量に構成することができる。従って、本実施形態によれば、表示部300自体を非常に軽量に構成することができ、表示部300を片持ちで支持することが可能となる。
表示部300は、アーム部200との連結部を中心として、図2の矢印A1方向に回動可能とされており、ユーザは、表示部300のチルト位置を所望の角度に設定することができる。
従来の表示パネルにおいて、表示パネルを支持する部材は、一点支持の場合は表示パネルの横方向の中央部分を下側から支持している。また、2点支持の場合は、表示パネルの横方向の両端近傍を下側から支持している。本実施形態では、アーム部200を表示部300の横方向の中央部分からずらした配置し、表示部300を片持ちで支持するため、アーム部200がユーザの視野から外れ、ユーザに対して表示画面300aのみを独立して認識させることができる。これにより、ユーザに対しては、あたかも本体スタンド部100上に表示部300がアーム部200を介さずに浮いているような印象を与えることができる。従って、表示部300を片持ちで支持することにより、ユーザに対して表示画面300aのみを独立して注視させることが可能となる。
また、本体スタンド部100の中央にアーム部200の根元を連結する必要がなくなり、アーム部200の設置の自由度が向上する。従って、本体スタンド部100の内部構造、基板の配置等を考慮して、本体スタンド部100に対するアーム部200の設置位置を決めることが可能となり、設計の自由度を高めることができる。これにより、本体スタンド部100の内部構造を考慮した上で、最も効率良く構成部材を配置することが可能となり、表示装置1000の大きさを最小限に抑えることも可能となる。また、アーム部200が本体スタンド部100の中央に設置されないため、本体スタンド部100の上面に有効なスペースを広くとることができ、本体スタンド部100の上面に表示部、操作ボタン、LED表示灯などを自由に配置することも可能となる。
また、図1及び図2に示すように、アーム部200は、本体スタンド部100の後方から表示部300の裏面に向かって傾斜して設けられている。図2において、鉛直方向に対するアーム部200の傾斜角度θは、45°〜60°程度の値とされる。これにより、表示部300を正面から見た場合に、アーム部200は表示部300の裏に隠れてしまい、アーム部200がユーザの視野内で認識されることが抑えられる。従って、アーム部200を表示部300の中心からずらして配置したこととの相乗効果により、アーム部200がユーザの視界内に認識されることを確実に抑えることができる。
このため、ユーザの視野には、表示部300と本体スタンド部100のみが映り、アーム部200は殆ど視野に入らないため、ユーザが表示部300と本体スタンド部100の接続状態を直接的に認識することが抑えられる。従って、ユーザにとっては、あたかも空間に表示部300が浮いているような感覚が生じる。
また、上述したように、本実施形態の構成では、表示部300の厚さが数mm程度と非常に薄く構成されているため、ユーザにとって表示部300の軽量感が強調されて認識される。従って、ユーザにとって、空間に表示部300が浮いている感覚との相乗効果により、非常に浮遊感、軽量感の溢れる表示部300が提供される。
これにより、ユーザは、空間に浮遊しているように認識される表示部300の表示内容のみを注視することができ、他の構造物に気をとられることなく、集中して表示内容を見ることができる。従って、ユーザに表示画面300aが浮いている感じを演出しつつ、良好なデザイン性を維持することが可能となるとともに、表示画面300aの視認性を大幅に向上させた表示装置1000を提供することが可能となる。
[本体スタンド部の構成]
図3は、本体スタンド部100の内部構成を示す分解斜視図である。本体スタンド部100には、衛星放送(BS,CS)、地上デジタル波などのチューナー、LAN、HDMI、USBなどの各種端子が組み込まれており、裏面側には、地上デジタル波を受信するためのロッドアンテナ104(図1(B)参照)が設けられている。また、本体スタンド部100には、スピーカーボックス、操作ボタンなどが組み込まれている。図3に示すように、本体スタンド部100の内部には、下側から順に、ボトムカバー550、メイン基板(O基板)560、冷却ユニット570、トップカバーブロック580が配置されている。
図4は、メイン基板560の上面を示す斜視図である。メイン基板560の上面には、多数の電子部品562が配置されている。図14中に示す6つの領域564a,564b,564c,564d,564e,564fは、これらの電子部品562からの発熱量が特に大きい領域を示している。
図5は、メイン基板560上に配置される冷却ユニット570を示している。冷却ユニット570は、放熱板572と冷却ファン574とが一体化されて構成されている。
また、図5は、図4中の領域564a〜564fの位置を放熱板572の上面と対応付けて示している。図5に示すように、領域564a〜564fに対応する位置には、2つのヒートパイプ576が設けられており、ヒートパイプ576の末端は冷却ファン574に接続されている。冷却ファン574は、遠心ファンから構成され、上下から吸い込んだ空気を側部に排出し、本体スタンド部100の外部へ排出する。放熱板572、ヒートスパイプ576は、銅、アルミニウムなどの金属から構成される。
以上のような構成によれば、メイン基板560上の発熱量の大きい領域564a〜564f上を通るようにヒートパイプ576を配置しているため、電子部品562で発生した熱はヒートパイプ576へ伝達され、ヒートパイプ576を介して冷却ファン574へ送られる。従って、メイン基板560で発生した主要な熱を冷却ファン574へ効率良く送ることができ、本体スタンド100の内部の熱を外部へ効率良く放出することが可能となる。
次に、冷却ファン574の取り付け構造について説明する。図5に示すように、放熱板572には、ヒートパイプ576が設けられた面よりも一段高い、冷却ファン取付部580が設けられている。冷却ファン574は、冷却ファン取付部580の下部に装着されている。
冷却ファン取付部580には、冷却ファン574の羽根574aを露出させる開口578が設けられている。また、冷却ファン取付部580には、その輪郭に沿って2つの溝582が設けられている。また、冷却ファン取付部580の角には、開口578に向けて溝584が設けられている。なお、外側から形成された溝584は開口578に達しているが、溝584を開口578の手前まで形成して溝584が開口578に達していない構成としても良い。
そして、溝582及び溝584を設けたことにより、溝582よりも外側にアーム586が形成される。アーム586は、溝582の先端近傍を支点として弾性変形可能である。
2つのアーム586の先端には、冷却ファン574を取り付けるための取付孔586aが設けられている。取付孔586aには、冷却ファン574をアームの先端に取り付けるためのネジ、カシメピン等が挿入される。これにより、冷却ファン574を2つのアーム586の先端に固定することができ、冷却ファン574は、2つの取付孔586aの位置でのみ、冷却ファン取付部580に対して固定される。
図6は、放熱板572の冷却ファン取付部580から冷却ファン574を取り外した状態を示す模式図である。また、図7は、冷却ファン取付部580を詳細に示す斜視図である。図6に示すように、冷却ファン574の対向する2つの角には、取付孔574aが設けられている。取付孔574aの位置は、冷却ファン取付部580のアーム586の取付孔586aの位置に対応している。
また、図6に示すように、冷却ファン取付部580の下面と冷却ファン574の間にはリング状のクッション590が挿入される。クッション590は、例えば多孔質のスポンジから構成され、ゴム、ウレタンなどを素材とする防振材である。
図7に示すように、冷却ファン取付部580に溝582,584を設けたことにより、アーム586は図7に示す支点に対して撓むことのできる片持ち梁として機能する。従って、冷却ファン574を駆動した際の振動は、アーム586が撓むことによって吸収される。これにより、冷却ファン574の振動が抑えられ、振動が放熱板572に伝わることを抑止でき、また、放熱板572から本体スタンド部100の外装部材に伝わることを抑止できる。従って、放熱板572の振動により発生する音を確実に抑えることが可能となり、表示装置1000の静粛性を高めることが可能となる。
また、冷却ファン574と冷却ファン取付部580の間にクッション材590を介在させているため、クッション材590によっても冷却ファン574の振動を吸収することができる。また、クッション材590により冷却ファン574と冷却ファン取付部580が直接接触することがないため、接触による音の発生を抑えることも可能である。また、放熱板572と冷却ファン574の間の隙間から空気漏れが生じてしまうことを抑止できる。
図8は、弾性変形可能なアーム586で冷却ファン574を支持した場合(対策品)と、アーム586を設けていない放熱板572に直接冷却ファン574を取り付けた場合(未対策品)とで、発生する音の周波数特性を示す特性図である。
図8に示すように、放熱板572に溝582,584を設けた本実施形態の構造では、特に430Hzより高周波側でイナータンスを低下することができた。騒音低減のポイントとしては、708Hz〜2818Hzの音を低減すると、dBA値の低減に効果がある。対象周波数の音は、冷却ファン574の振動に起因するものが支配的である。従って、本実施形態の構造により、冷却ファン574の振動を確実に抑えることができるため、騒音を低減することが可能である。
以上説明したように本実施形態によれば、ヒートパイプ576が設けられた放熱板572に冷却ファン574を取り付ける構造において、冷却ファン取付部580に溝582,584を設けたことにより、冷却ファン574を取り付けるアーム586に弾性を持たせることができる。従って、冷却ファン574の振動をアーム586の撓みによって吸収することが可能となり、簡素な構成で、冷却ファン574の駆動に起因する音の発生を確実に抑えることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本実施形態では、アーム586と放熱板572を同一部材から構成したが、別部材から構成しても良い。また、放熱板572のみならず、冷却ファン574を支持する支持部材に広く適用することができ、これらの支持部材に本実施形態と同様のアーム586を形成することで、冷却ファン574の振動を効果的に抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る表示装置の外観を示す概略斜視図である。 正面左側から表示装置を見た状態を示す概略斜視図である。 本体スタンド部の内部構成を示す分解斜視図である。 メイン基板の上面を示す斜視図である。 メイン基板上に配置される冷却ユニットを示す模式図である。 冷却ファン取付部から冷却ファンを取り外した状態を示す模式図である。 放熱板の冷却ファン取付部の近傍を示す模式図である。 本実施形態による騒音の低減効果を示す特性図である。
符号の説明
1000 表示装置
100 本体スタンド部
200 アーム部
300 表示部
560 メイン基板
572 放熱板
574 冷却ファン
576 ヒートパイプ
578 開口
582,584 溝
586 アーム
590 クッション材

Claims (7)

  1. 電子部品が実装された回路基板と、
    前記回路基板と対向して配置された放熱板と、
    前記放熱板から分岐され、前記放熱板に対して弾性変形可能なアームと、
    前記アームに装着されて前記放熱板に接続された冷却ファンと、
    を備えることを特徴とする、電子部品の放熱構造。
  2. 前記放熱板に配設されたヒートパイプを備え、
    前記冷却ファンが前記ヒートパイプの終端に位置することを特徴とする、請求項1に記載の電子部品の放熱構造。
  3. 前記放熱板は、前記回路基板上の複数の前記電子部品と接続されたことを特徴とする、請求項1に記載の電子部品の放熱構造。
  4. 前記放熱板の外形に沿って溝が形成され、前記溝と前記放熱板の外形との間の前記放熱板の所定部位が前記アームとされたことを特徴とする、請求項1に記載の電子部品の放熱構造。
  5. 前記放熱板には前記冷却ファンの羽根を露出させる開口が設けられ、前記溝は前記開口と前記放熱板の外形との間に設けられたことを特徴とする、請求項3に記載の電子部品の放熱構造。
  6. 前記放熱板と前記冷却ファンとの間に挿入されたクッション材を更に備えることを特徴とする、請求項1に記載の電子部品の放熱構造。
  7. 本体スタンド部と、表示部と、前記本体スタンド部から立設されて前記表示部を支持する支持部と、を備える表示装置であって、
    前記本体スタンド部の内部に設けられ、電子部品が実装された回路基板と、
    前記回路基板と対向して配置された放熱板と、
    前記放熱板から分岐され、前記放熱板に対して弾性変形可能なアームと、
    前記アームに装着されて前記放熱板に接続された冷却ファンと、
    を備えることを特徴とする、表示装置。
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