JP2008116523A - 表示機器および表示パネル - Google Patents

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良樹 河合
Yukio Murai
幸生 村井
Yukito Inoue
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英一 武田
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Abstract

【課題】額縁形状の機器外観部品の各コーナー部の機械的強度を十分に高くすることができ、表示パネルと機器外観部品との取付強度を十分に高くすることができるようにする。
【解決手段】枠状のトップシャーシ20の各コーナー部は、欠損部23とし、枠状のミドルシャーシ30の各コーナー部は、正面側から見て凹部として、その凹部の底に、取付穴33aが形成された取付板部33を形成する。ミドルシャーシ30の背面側の板状のボトムシャーシの各コーナー部にも、取付穴を形成する。額縁形状のベズルの各コーナー部の背面側には、ネジ受け部を形成する。ボトムシャーシの取付穴、ミドルシャーシ30の取付穴33aおよびベズルのネジ受け部にネジを挿入締結して、ベズルを液晶パネル10に取り付ける。画面左側、画面右側および画面下側も、同様の取付構造とする。
【選択図】図3

Description

この発明は、液晶パネルなどの表示パネルを用いたTV(テレビジョン)受信機などの表示機器、および液晶パネルなどの表示パネルに関する。
液晶パネル(液晶パネルデバイス)を用いたTV受信機では、例えば、液晶パネルを、バンド状またはアーム状の取付部材によって、フロントカバー、フロントマスクまたはベズルなどと呼ばれる額縁形状の機器外観部品に取り付ける。
具体的に、特許文献1(特開2003−150076号公報)には、額縁形状のフロントカバーの内側に液晶パネルを配置し、フロントカバーの短手方向(画面縦方向)に跨って設けられる左右および中央のステーによって液晶パネルの周辺縁部を押えることによって、液晶パネルをフロントカバーに固定保持することが示されている。
上に挙げた先行技術文献は、以下のとおりである。
特開2003−150076号公報
特許文献1では、上記のように構成することによって、フロントカバーには液晶パネルをネジ止めするためのカバー厚さ方向に長いネジ受け部を必要としないとされている。
しかし、上記のようにバンド状またはアーム状の取付部材によって液晶パネルを機器外観部品に固定保持するとともに、液晶パネルおよび機器外観部品の各コーナー部において液晶パネルを機器外観部品にネジ止めすれば、より安定かつ強固に液晶パネルを機器外観部品に固定保持することができる。
また、上記のようにバンド状またはアーム状の取付部材によって液晶パネルを機器外観部品に固定保持する替わりに、液晶パネルおよび機器外観部品の各コーナー部において液晶パネルを機器外観部品にネジ止めすることによって、液晶パネルを機器外観部品に固定保持することも考えられる。
図13〜図17に、このように液晶パネルおよび機器外観部品の各コーナー部において液晶パネルを機器外観部品にネジ止めする場合の一例を示す。
図13は、TV受信機の正面側から見た外観を示し、図14は、機器外観部品であるフロントマスクの右上コーナー部を、背面側から見た図であり、図15は、液晶パネルの右上コーナー部を、正面側から見た図であり、図16は、フロントマスクを液晶パネルに取り付けた状態の、図14および図15のX−X線上の断面構造を示し、図17は、リアカバーを含むTV受信機全体の、図13のY−Y線上の断面構造を示す。
図13に示すように、この例のTV受信機5は、フロントマスク150の内側に液晶パネル110を取り付ける。
図14に示すように、フロントマスク150は、モールド成形によって、前面板部151と側板部152とを一体に形成し、前面板部151の背面側には、各コーナー部に、ネジ受け部(取付用ボス)153を形成する。
さらに、前面板部151の背面側には、補強用のリブとして、ネジ受け部153の側方にリブ154aを形成し、側板部152の近傍に側板部152に沿ってリブ154bを形成するとともに、リブ154bの内側側方に、ネジ受け部153に対して不連続にリブ154cを形成する。
図15、図16および図17に示すように、液晶パネル110は、枠状のトップシャーシ120、液晶パネル本体111、枠状のミドルシャーシ130、バックライトユニット115、および板状のボトムシャーシ140によって構成し、トップシャーシ120の内側に液晶パネル本体111およびミドルシャーシ130を配置し、液晶パネル本体111の背面側にバックライトユニット115およびボトムシャーシ140を配置して、後述のように一体に締結する。
トップシャーシ120は、板金などによって形成し、ミドルシャーシ130は、モールド成形品によって形成し、ボトムシャーシ140は、板金などによって形成する。液晶パネル本体111は、一対のガラス基板間に液晶を注入封止し、内部に液晶駆動回路を形成したものであり、バックライトユニット115は、バックライト用の蛍光管と、これからの光を液晶パネル本体111に均一に照射するための光学手段とからなるものである。
図15に示すように、トップシャーシ120は、前面板部121と側板部122とを一体に形成し、前面板部121の各コーナー部には、図14に示したフロントマスク150のネジ受け部153およびリブ154aが挿入される穴123を形成する。
さらに、図15および図16に示すように、ミドルシャーシ130の各コーナー部には、背面側に突出させて、フロントマスク150のネジ受け部153およびリブ154aが挿入される、トップシャーシ120の穴123と通じる筒状部133を形成し、図16に示すように、この筒状部133の底部には、取付穴133aを形成し、ボトムシャーシ140のコーナー部143には、この取付穴133aと通じる取付穴143aを形成する。
図15に示す取付穴129は、上記のようにトップシャーシ120の内側に液晶パネル本体111およびミドルシャーシ130を配置し、液晶パネル本体111の背面側にバックライトユニット115およびボトムシャーシ140を配置した状態で、トップシャーシ120、ミドルシャーシ130およびボトムシャーシ140を締結し、液晶パネル110を一体化するネジが挿入される穴である。この取付穴129は、画面左側、画面右側、画面上側および画面下側の周辺部に、それぞれ複数形成する。
そして、図14および図16に示すように、フロントマスク150のネジ受け部153およびリブ154aを、上記のように一体化された液晶パネル110の、トップシャーシ120の穴123およびミドルシャーシ130の筒状部133に挿入し、背面側からネジを、ボトムシャーシ140の取付穴143a、ミドルシャーシ130の取付穴133a、およびフロントマスク150のネジ受け部153に挿入締結して、フロントマスク150を液晶パネル110に取り付ける。
また、画面左側および画面右側の周辺部では、図17に示すように、液晶パネル110の外側において、フロントマスク150の前面板部151の背面側にネジ受け部(取付用ボス)155を形成し、リアカバー170に凹部(正面側から見れば凸部)175を形成し、この凹部175の底部に取付穴175aを形成し、リアカバー170の左右の端部に係合部179を形成する。
そして、リアカバー170の凹部175の底部をフロントマスク150のネジ受け部155に当て、係合部179をフロントマスク150の側板部152の内側に係合させた状態で、背面側からネジを、リアカバー170の取付穴175aおよびフロントマスク150のネジ受け部155に挿入締結して、液晶パネル110の外側でフロントマスク150を固定保持する。
しかしながら、以上の構成では、図14、図15および図16に示すように、トップシャーシ120、ミドルシャーシ130およびボトムシャーシ140を含む液晶パネル110の、トップシャーシ120に穴123が形成され、かつミドルシャーシ130に筒状部133が形成された各コーナー部を、フロントマスク150のネジ受け部153の部分に、フロントマスク150の前面板部151に近接する位置まで挿入するため、図14および図16に示したように、補強用のリブ154cを、ネジ受け部153からリブ154bまでに渡って連続した背の高いものとして形成することができない。
そのため、フロントマスク150のネジ受け部153の周囲部分の機械的強度を十分に高くすることができず、各コーナー部における液晶パネル110とフロントマスク150との取付強度を十分に高くすることができない。
また、図17に示すように、画面左側および画面右側の周辺部では、液晶パネル110の外側でフロントマスク150を固定保持するため、フロントマスク150の横幅(画面左側の部分および画面右側の部分の横幅)W4を、あまり縮小することができない。
すなわち、画面横方向における、フロントマスク150の内側端縁151eと液晶パネル本体111の外側端縁との距離をW1、フロントマスク150の内側端縁151eと液晶パネル110の外側端縁(トップシャーシ120の外側端縁)との距離をW2とすると、フロントマスク150の横幅W4が距離W2に比べて、かなり大きくなって、TV受信機5の横方向の外形寸法(図13のように正面側から見たTV受信機5全体の横幅)を小さくすることができず、TV受信機5の製造や運搬の過程での取り扱い上、好ましくないとともに、TV受信機5のデザイン上も、フロントマスク150の狭額縁化を実現することができない。
そこで、この発明は、第1に、液晶パネルなどの表示パネルの各コーナー部において額縁形状の機器外観部品を表示パネルに取り付ける場合に、機器外観部品の各コーナー部の機械的強度を十分に高くすることができ、表示パネルと機器外観部品との取付強度を十分に高くすることができるようにしたものである。
さらに、この発明は、第2に、上記の第1に加えて、額縁形状の機器外観部品の画面両側の部分の幅を縮小することができ、同じ画面サイズおよび同じパネルサイズでも、TV受信機などの表示機器の外形寸法を小さくすることができ、表示機器の製造や運搬の過程での取り扱い上、好ましくなるとともに、表示機器のデザイン上も、機器外観部品の狭額縁化を実現することができるようにしたものである。
第1の発明の表示機器は、
前面板部と側板部とが一体に形成された枠状の機器外観部品と、この機器外観部品の内側に配された表示パネルとを備え、
前記機器外観部品の前記前面板部には、各コーナー部の背面側に、それぞれネジ受け部が形成され、
前記表示パネルの各コーナー部は、それぞれ正面側から見て凹部とされて、その凹部の底の部分に取付穴が形成され、
前記表示パネルおよび前記機器外観部品の各コーナー部において、それぞれ前記取付穴および前記ネジ受け部にネジが挿入締結されていることを特徴とする。
第2の発明の表示機器は、
前面板部と側板部とが一体に形成された枠状の機器外観部品と、この機器外観部品の内側に配された表示パネルとを備え、
前記機器外観部品の前記前面板部には、各コーナー部および画面両側の部分の背面側に、それぞれネジ受け部が形成され、
前記表示パネルの各コーナー部および画面両側の部分は、それぞれ正面側から見て凹部とされて、その凹部の底の部分に取付穴が形成され、
前記表示パネルおよび前記機器外観部品の各コーナー部および画面両側の部分において、それぞれ前記取付穴および前記ネジ受け部にネジが挿入締結されていることを特徴とする。
上記の第1の発明の表示機器では、機器外観部品の前面板部の背面側には、ネジ受け部から側板部までに渡って補強用のリブを連続的に形成することができる。
そのため、機器外観部品の各コーナー部の機械的強度を十分に高くすることができ、表示パネルと機器外観部品との取付強度を十分に高くすることができる。
上記の第2の発明の表示機器では、さらに、画面両側の部分では、表示パネルの取付穴および機器外観部品のネジ受け部の位置で、表示パネルおよび機器外観部品が固定保持され、表示パネルの外側で機器外観部品を固定保持する必要がない。
そのため、額縁形状の機器外観部品の画面両側の部分の幅を縮小することができ、同じ画面サイズおよび同じパネルサイズでも、TV受信機などの表示機器の外形寸法を小さくすることができ、表示機器の製造や運搬の過程での取り扱い上、好ましくなるとともに、表示機器のデザイン上も、機器外観部品の狭額縁化を実現することができる。
以上のように、第1の発明によれば、液晶パネルなどの表示パネルの各コーナー部において額縁形状の機器外観部品を表示パネルに取り付ける場合に、機器外観部品の各コーナー部の機械的強度を十分に高くすることができ、表示パネルと機器外観部品との取付強度を十分に高くすることができる。
第2の発明によれば、さらに、額縁形状の機器外観部品の画面両側の部分の幅を縮小することができ、同じ画面サイズおよび同じパネルサイズでも、TV受信機などの表示機器の外形寸法を小さくすることができ、表示機器の製造や運搬の過程での取り扱い上、好ましくなるとともに、表示機器のデザイン上も、機器外観部品の狭額縁化を実現することができる。
[1.液晶パネルを用いたTV受信機の例:図1〜図11]
図1〜図11に、この発明の一実施形態として、液晶パネルを用いたTV受信機の例を示す。
(1−1.液晶パネルの構成:図1〜図3)
図1〜図3に、液晶パネルの一例を示す。図1は、液晶パネルの一例の概略を、各構成部品を分けて示した図であり、図2は、液晶パネルの全体および一部を、正面側から見た図であり、図3は、液晶パネルの右上コーナー部を、正面側から見た図である。
図1に示すように、液晶パネル10は、概略的には、枠状のトップシャーシ20、液晶パネル本体11、枠状のミドルシャーシ30、バックライトユニット15、および板状のボトムシャーシ40によって構成し、トップシャーシ20の内側に液晶パネル本体11およびミドルシャーシ30を配置し、液晶パネル本体11の背面側にバックライトユニット15およびボトムシャーシ40を配置して、後述のように一体に締結する。
トップシャーシ20は、板金などによって形成し、ミドルシャーシ30は、モールド成形品によって形成し、ボトムシャーシ40は、板金などによって形成する。液晶パネル本体11は、一対のガラス基板間に液晶を注入封止し、内部に液晶駆動回路を形成したものであり、バックライトユニット15は、バックライト用の蛍光管と、これからの光を液晶パネル本体11に均一に照射するための光学手段とからなるものである。
図1では省略したが、液晶パネル本体11の、例えば上側周縁部には、液晶パネル本体11の内部に形成された液晶駆動回路に接続されたフレキシブルコネクタを設け、ボトムシャーシ40の背面には、このフレキシブルコネクタが接続される回路基板、バックライト駆動用の回路基板、およびTV受信機用の回路基板を取り付け、これら回路基板の背面には、シールド板や放熱板などを取り付ける。
図2および図3に示すように、トップシャーシ20は、前面板部21と側板部22とを一体に形成し、ミドルシャーシ30も、前面板部31と側板部32とを一体に形成する。
さらに、図2および図3に示すように、トップシャーシ20の各コーナー部は、画面縦方向および画面横方向に対して45°傾き、画面に対して垂直な面で切断して一部除去したような形状の欠損部23とし、ミドルシャーシ30の各コーナー部は、正面側から見て背面側に凹ませて、その凹部の底に、取付穴33aが形成された取付板部33を形成し、その取付板部33を、トップシャーシ20の欠損部23から正面側に露呈させる。
また、図2に示すように、液晶パネル10の画面左側および画面右側の周辺部の、画面縦方向において中央の部分では、同様に、トップシャーシ20の前面板部21および側板部22を一部欠損させ、ミドルシャーシ30を背面側に凹ませて、その凹部の底に、取付穴35aが形成された取付板部35を形成し、その取付板部35を、トップシャーシ20の欠損部25から正面側に露呈させる。
さらに、図2に示すように、液晶パネル10の画面下側の周辺部の、画面横方向において例えば3箇所の部分では、同様に、トップシャーシ20の前面板部21および側板部22を一部欠損させ、ミドルシャーシ30を背面側に凹ませて、その凹部の底に、取付穴37aが形成された取付板部37を形成し、その取付板部37を、トップシャーシ20の欠損部27から正面側に露呈させる。
図2および図3に示す取付穴29は、上記のようにトップシャーシ20の内側に液晶パネル本体11およびミドルシャーシ30を配置し、液晶パネル本体11の背面側にバックライトユニット15およびボトムシャーシ40を配置した状態で、トップシャーシ20、ミドルシャーシ30およびボトムシャーシ40を締結し、液晶パネル10を一体化するネジが挿入される穴である。この取付穴29は、画面左側、画面右側、画面上側および画面下側の周辺部に、それぞれ複数形成する。
(1−2.TV受信機としての構成:図4〜図11)
図4〜図11に、この例のTV受信機の外観および組立て構造を示す。
図4は、TV受信機の正面側から見た外観を示し、図5は、図4のA−A線上の断面構造を示し、図6は、機器外観部品であるベズルの右上コーナー部を、背面側から見た図であり、図7は、ベズルを液晶パネルに取り付けた状態の、図4および図6のB−B線上の断面構造を示す。
図8は、ベズルを液晶パネルに取り付けた状態の画面下側の部分を、背面側から見た図であり、図9(A)は、液晶パネルの図8のE−E線上の断面構造を示し、図9(B)は、液晶パネルの図8のF−F線上の断面構造を示し、図10は、ベズルを液晶パネルに取り付けた状態の画面右側の部分を、背面側から見た図であり、図11は、リアカバーを含むTV受信機全体の、図4のC−C線上の断面構造を示す。
図4に示すように、この例のTV受信機1は、スタンド3に取り付けられる。ただし、TV受信機としては、必ずしもスタンド型である必要はなく、壁掛け型などとして構成することもできる。
ベズル50は、モールド成形によって、前面板部51と側板部52とを一体に形成し、その窓の部分に液晶パネル10(液晶パネル本体11)の前面19の画面部分が臨むように、後述のように液晶パネル10に取り付ける。
ベズル50の画面下側の画面横方向に帯状に延びた部分59の、TV受信機1の内部に設けられる左右のスピーカの配置位置に相当する位置には、多数の微細な放音用の穴が形成される。
TV受信機1に振動や衝撃が加えられたとき、ベズル50が液晶パネル10の前面19に衝突して液晶パネル10を損傷することがないように、図5に示すように、ベズル50の前面板部51の背面側端面51aと液晶パネル10の前面19との間には、距離dで表される隙間を形成する。
ただし、この発明では、後述のように、この距離dを小さくすることができ、TV受信機としての見映えを良くすることができる。
図6および図7に示すように、ベズル50の前面板部51の背面側には、各コーナー部に、ネジ受け部(取付用ボス)53を形成する。
さらに、前面板部51の背面側には、補強用のリブとして、ネジ受け部53の側方にリブ54aを形成し、側板部52の近傍に側板部52に沿ってリブ54bを形成するとともに、ネジ受け部53とリブ54bとの間に両者を連結するようにリブ54cを形成する。
また、図8に示すように、ベズル50の前面板部51の背面側の、図2に示した液晶パネル10の画面下側の周辺部の画面横方向において例えば3箇所の、トップシャーシ20の欠損部27およびミドルシャーシ30の取付板部37の部分と対向する部分にも、同様に、ネジ受け部(取付用ボス)57および補強用のリブ58cを形成する。
なお、液晶パネル10の画面下側の周辺部は、上記の画面横方向において例えば3箇所の部分では、図2、図8および図9(A)に示すように、トップシャーシ20に欠損部27を形成し、ミドルシャーシ30を背面側に凹ませて、その凹部の底に、取付穴37aが形成された取付板部37を形成し、ボトムシャーシ40を、板部40A、この板部40Aに対して垂直に折り曲げられた板部40Bおよび、この板部40Bに対して垂直(板部40Aに対して平行)に折り曲げられた板部40Cからなるものとし、上記3箇所以外の部分では、図8および図9(B)に示すように、トップシャーシ20に欠損部を形成せず、ミドルシャーシ30を背面側に凹ませず、ボトムシャーシ40を、上記の板部40A,40B,40Cおよび、この板部40Cに対して垂直(板部40Bに対して平行)に折り曲げられた板部40Dからなるものとする。
さらに、図10に示すように、ベズル50の前面板部51の背面側の、図2に示した液晶パネル10の画面左側および画面右側の周辺部の画面縦方向において中央の、トップシャーシ20の欠損部25およびミドルシャーシ30の取付板部35の部分と対向する部分にも、同様に、ネジ受け部(取付用ボス)55および補強用のリブ56cを形成する。
また、図11に示すように、リアカバー70には、液晶パネル10の画面左側および画面右側の周辺部の画面縦方向において中央の部分と対向する部分に、凹部(正面側から見れば凸部)75を形成し、この凹部75の底部に取付穴75aを形成するとともに、リアカバー70の左右の端部に係合部79を形成する。
そして、図7に示すように、図2および図3に示した取付穴29にネジが挿入締結されて一体化された液晶パネル10の、ミドルシャーシ30の取付穴33aが形成された取付板部33、およびボトムシャーシ40の取付穴43aが形成されたコーナー部43を、ベズル50のネジ受け部53に重ね、背面側からネジ63を、ボトムシャーシ40の取付穴43a、ミドルシャーシ30の取付穴33a、およびベズル50のネジ受け部53に挿入締結して、ベズル50を液晶パネル10に取り付ける。
また、画面下側の周辺部の画面横方向において例えば3箇所の部分では、図8に示すように、上記のように一体化された液晶パネル10の、ミドルシャーシ30の取付穴37aが形成された取付板部37を、ベズル50のネジ受け部57に重ね、背面側からネジを、ミドルシャーシ30の取付穴37a、およびベズル50のネジ受け部57に挿入締結して、ベズル50を液晶パネル10に取り付ける。
さらに、画面左側および画面右側の周辺部の画面縦方向において中央の部分では、図10および図11に示すように、上記のように一体化された液晶パネル10の、ミドルシャーシ30の取付穴35aが形成された取付板部35、およびボトムシャーシ40の取付穴45aが形成された部分45を、ベズル50のネジ受け部55に重ね、さらにリアカバー70の凹部75の取付穴75aが形成された底部を、ボトムシャーシ40の部分45に当て、リアカバー70の係合部79を、ベズル50の側板部52の内側に係合させた状態で、背面側からネジを、リアカバー70の取付穴75a、ボトムシャーシ40の取付穴45a、ミドルシャーシ30の取付穴35a、およびベズル50のネジ受け部55に挿入締結して、リアカバー70、液晶パネル10およびベズル50を締結する。
(1−3.図1〜図11に示した例の効果)
<第1の効果>
上記の例では、第1に、図6および図7に示したように、ベズル50の各コーナー部では、補強用のリブ54cを、ネジ受け部53から側板部52の近傍にかけて連続的に、かつ背の高いものとして形成することができる。
そのため、ベズル50の各コーナー部の機械的強度を十分に高くすることができ、液晶パネル10とベズル50との取付強度を十分に高くすることができる。
<第2の効果>
第2に、図11に示したように、画面左側および画面右側の周辺部では、ベズル50のネジ受け部55、液晶パネル10の取付穴35a,45a、およびリアカバー70の取付穴75aの位置で、ベズル50、液晶パネル10およびリアカバー70が締結され、液晶パネル10の外側でベズル50を固定保持する必要がない。
そのため、図11に示すようなベズル50の横幅(画面左側の部分および画面右側の部分の横幅)W3を、図17で上述したフロントマスク150の横幅(画面左側の部分および画面右側の部分の横幅)W4より縮小することができる。
すなわち、上記の例では、画面横方向における、ベズル50の内側端縁51eと液晶パネル本体11の外側端縁との距離W1、およびベズル50の内側端縁51eと液晶パネル10の外側端縁(トップシャーシ20の外側端縁)との距離W2を、それぞれ図17に示した距離W1および距離W2と同じにしたとき、ベズル50の横幅W3を、図17に示したフロントマスク150の横幅W4との関係で、W3<W4とすることができる。
したがって、同じ画面サイズおよび同じパネルサイズでも、TV受信機1の横方向の外形寸法(図4のように正面側から見たTV受信機1全体の横幅)を小さくすることができ、TV受信機1の製造や運搬の過程での取り扱い上、好ましくなるとともに、TV受信機1のデザイン上も、ベズル50の狭額縁化を実現することができる。
<第3の効果>
第3に、画面下側の周辺部の画面横方向において例えば3箇所の部分では、図8に示したように、ミドルシャーシ30の取付穴37aが形成された取付板部37を、ベズル50のネジ受け部57に重ね、背面側からネジを、ミドルシャーシ30の取付穴37a、およびベズル50のネジ受け部57に挿入締結して、液晶パネル10とベズル50とを直接、ネジ止めし、画面左側および画面右側の周辺部の画面縦方向において中央の部分でも、同様に、液晶パネル10とベズル50とを直接、ネジ止めするため、図5に示したベズル50の前面板部51の背面側端面51aと液晶パネル10の前面19との間の距離dを小さくすることができ、TV受信機としての見映えを良くすることができる。
<第4の効果>
第4に、上記のように、液晶パネル10およびベズル50の、各コーナー部、画面左側および画面右側の周辺部、および画面下側の周辺部で、液晶パネル10をベズル50に直接、取り付けるため、従来の一例のように、特別の取付部品によって、液晶パネルと機器外観部品との間の隙間を埋めるように液晶パネルを機器外観部品に取り付ける必要がない。
これにつき、図12に従来のTV受信機の一例を示す。図12は、液晶パネルを機器外観部品であるフロントマスクに取り付けた状態を背面側から見た図である。
図12に示すように、従来、フロントマスク150と液晶パネル110との間の隙間に、取付金具などの取付部品161を挿入し、その取付部品161の一方の側をフロントマスク150の内側にネジ止めし、他方の側を折り曲げて液晶パネル110の背面のボトムシャーシ140の周縁部にネジ止めすることによって、フロントマスク150と液晶パネル110との間の隙間を埋めるように液晶パネル110をフロントマスク150に取り付ける方法が用いられている。
しかし、図1〜図11に示して上述した例では、このような特別の取付部品や、これをベズル50および液晶パネル10にネジ止めする工程を必要としない。そのため、上述した例では、部品点数の削減およびTV受信機の製造工程の簡略化を実現することができ、TV受信機のコストダウンを図ることができる。
[2.他の実施形態]
上述した実施形態は、表示パネルとして液晶パネルを用いる場合であるが、この発明は、表示パネルとして有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)ディスプレイやプラズマディスプレイなどを用いる場合にも適用することができる。ただし、有機ELディスプレイやプラズマディスプレイは、自発光のディスプレイであるので、バックライトユニットは不要である。
また、この発明は、TV受信機に限らず、液晶パネルなどの表示パネルによって画像や文字などを表示する機器であれば、コンピュータ用の表示機器や、店舗や街頭などでの装飾用や広告宣伝用の表示機器などにも適用することができる。
液晶パネルの一例の概略を各構成部品を分けて示す図である。 この発明の液晶パネルの一例の全体および一部を正面側から見た図である。 図2の液晶パネルの右上コーナー部を示す図である。 この発明のTV受信機の一例の外観を示す図である。 図4のTV受信機のA−A線上の断面構造を示す図である。 図4に示すベズルの右上コーナー部を背面側から見た図である。 図2〜図4に示す液晶パネルと図4〜図6に示すベズルとを締結した状態の図4および図6のB−B線上の断面構造を示す図である。 図4のTV受信機の画面下側の部分を背面側から見た図である。 図2〜図4に示す液晶パネルの図8のE−E線上およびF−F線上の断面構造を示す図である。 図4のTV受信機の画面右側の部分を背面側から見た図である。 リアカバーを含むTV受信機全体の図4のC−C線上の断面構造を示す図である。 従来の液晶パネルとフロントマスクとの取付構造の一例を示す図である。 考えられる例のTV受信機を示す図である。 図13に示すフロントマスクの右上コーナー部を背面側から見た図である。 図13に示す液晶パネルの右上コーナー部を示す図である。 図14のフロントマスクを図15の液晶パネルに取り付けた状態の図14および図15のX−X線上の断面構造を示す図である。 リアカバーを含むTV受信機全体の図13のY−Y線上の断面構造を示す図である。
符号の説明
主要部については図中に全て記述したので、ここでは省略する。

Claims (10)

  1. 前面板部と側板部とが一体に形成された枠状の機器外観部品と、この機器外観部品の内側に配された表示パネルとを備え、
    前記機器外観部品の前記前面板部には、各コーナー部の背面側に、それぞれネジ受け部が形成され、
    前記表示パネルの各コーナー部は、それぞれ正面側から見て凹部とされて、その凹部の底の部分に取付穴が形成され、
    前記表示パネルおよび前記機器外観部品の各コーナー部において、それぞれ前記取付穴および前記ネジ受け部にネジが挿入締結されていることを特徴とする表示機器。
  2. 請求項1の表示機器において、
    前記表示パネルは、表示パネル本体のほかに、正面側から順に、それぞれ枠状のトップシャーシおよびミドルシャーシ、および板状のボトムシャーシが配置されたものであり、
    前記トップシャーシの各コーナー部は、それぞれ欠損部とされ、前記ミドルシャーシの各コーナー部は、それぞれ前記凹部として、それぞれ対応する前記欠損部に露呈していることを特徴とする表示機器。
  3. 請求項1の表示機器において、
    前記表示パネルが液晶パネルであることを特徴とする表示機器。
  4. 前面板部と側板部とが一体に形成された枠状の機器外観部品と、この機器外観部品の内側に配された表示パネルとを備え、
    前記機器外観部品の前記前面板部には、各コーナー部および画面両側の部分の背面側に、それぞれネジ受け部が形成され、
    前記表示パネルの各コーナー部および画面両側の部分は、それぞれ正面側から見て凹部とされて、その凹部の底の部分に取付穴が形成され、
    前記表示パネルおよび前記機器外観部品の各コーナー部および画面両側の部分において、それぞれ前記取付穴および前記ネジ受け部にネジが挿入締結されていることを特徴とする表示機器。
  5. 請求項4の表示機器において、
    前記表示パネルは、表示パネル本体のほかに、正面側から順に、それぞれ枠状のトップシャーシおよびミドルシャーシ、および板状のボトムシャーシが配置されたものであり、
    前記トップシャーシの各コーナー部および画面両側の部分は、それぞれ欠損部とされ、前記ミドルシャーシの各コーナー部および画面両側の部分は、それぞれ前記凹部として、それぞれ対応する前記欠損部に露呈していることを特徴とする表示機器。
  6. 請求項4の表示機器において、
    前記表示パネルが液晶パネルであることを特徴とする表示機器。
  7. 前面板部と側板部とが一体に形成された枠状の機器外観部品の内側に取り付けられる表示パネルであって、
    各コーナー部が、それぞれ正面側から見て凹部とされて、その凹部の底の部分に取付穴が形成されていることを特徴とする表示パネル。
  8. 請求項7の表示パネルにおいて、
    当該の表示パネルは、表示パネル本体のほかに、正面側から順に、それぞれ枠状のトップシャーシおよびミドルシャーシ、および板状のボトムシャーシが配置されたものであり、
    前記トップシャーシの各コーナー部は、それぞれ欠損部とされ、前記ミドルシャーシの各コーナー部は、それぞれ前記凹部として、それぞれ対応する前記欠損部に露呈していることを特徴とする表示パネル。
  9. 前面板部と側板部とが一体に形成された枠状の機器外観部品の内側に取り付けられる表示パネルであって、
    各コーナー部および画面両側の部分が、それぞれ正面側から見て凹部とされて、その凹部の底の部分に取付穴が形成されていることを特徴とする表示パネル。
  10. 請求項9の表示パネルにおいて、
    当該の表示パネルは、表示パネル本体のほかに、正面側から順に、それぞれ枠状のトップシャーシおよびミドルシャーシ、および板状のボトムシャーシが配置されたものであり、
    前記トップシャーシの各コーナー部および画面両側の部分は、それぞれ欠損部とされ、前記ミドルシャーシの各コーナー部および画面両側の部分は、それぞれ前記凹部として、それぞれ対応する前記欠損部に露呈していることを特徴とする表示パネル。
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