JP2007278629A - 偽装シート - Google Patents
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Abstract
【課題】
高い偽装性能を有するとともに、従来技術品よりも取扱性および軽量性に優れた、航空機、船舶、車輌などの軍事用途装置を偽装するための偽装シートを提供すること。
【解決手段】
本発明の偽装シートは、基材層の少なくとも片面に金属薄膜層および着色剤含有樹脂層を有してなる偽装シートであって、前記基材層がメッシュ編物で構成され、前記シートの空隙率が10〜70%の範囲であって、かつ、メッシュのひとつの目合いの面積が5〜1000mm2の範囲であることを特徴とする。
【選択図】なし
高い偽装性能を有するとともに、従来技術品よりも取扱性および軽量性に優れた、航空機、船舶、車輌などの軍事用途装置を偽装するための偽装シートを提供すること。
【解決手段】
本発明の偽装シートは、基材層の少なくとも片面に金属薄膜層および着色剤含有樹脂層を有してなる偽装シートであって、前記基材層がメッシュ編物で構成され、前記シートの空隙率が10〜70%の範囲であって、かつ、メッシュのひとつの目合いの面積が5〜1000mm2の範囲であることを特徴とする。
【選択図】なし
Description
本発明は、例えば航空機、船舶、車輌などの防衛装置を偽装するための偽装シートに関し、詳しくは高い偽装性能を有するとともに、取扱性および軽量性に優れた偽装シートに関するものである。
従来より、偽装シートは、可視光線、赤外線またはレーダーによる探索から航空機、船舶、車輌などの防衛用途装置を隠蔽するために使用されている。かかる用途の偽装シートに対しては、遠赤外線偽装性、可視光偽装性、レーダー偽装性等の偽装性能の他、使用場所が複雑な地形における野外であるため、上記偽装対象物に対する展張性が高いこと、および重量が軽く、操作や持ち運びに便利であることが要求される。
このような従来の偽装シートとしては、網やメッシュネットからなる基材に対して草木等に擬せられる偽装部材を複合したものが提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2)。しかしながら、この偽装シートは、網や偽装部材が対象物の突起などに引っ掛かり、展張しにくいといった問題があった。さらに、偽装部材により非常に嵩張り、重いことも問題であった。
また、断熱率の高い布帛や低い熱放射率の布帛などに加えてメッシュ状布帛を複合し、種々の探索に対し効果を有する偽装材も提案されている(例えば、特許文献3)。しかし、積層によりシート自体の重量が増加し、運搬や展張または収納に大変な労力がかかるとともに、多種の布帛を使用することで複雑な製造工程が必要となるといった問題があった。
さらに、ランダムに配列した孔を有する偽装シートも提案されている(例えば、特許文献4)。シートにランダムな孔を設ける場合、孔のないシートを作成した後に、シートを打ち抜いて孔を設ける必要があるが、孔を空ける工程の増加により製造コストがアップするとともに、孔により部分的にシートの強度が低下してしまうという問題があった。
実開平4−57096号公報(実用新案登録請求の範囲、第1図)
特許第2823665号公報(請求項1、図1)
特開2004−163019号公報(請求項1)
特開平8−14799号公報(請求項1、図1)
本発明は、かかる従来技術の問題点を解消し、高い偽装性能を有するとともに、取扱性と軽量性とに優れた、航空機、船舶、車輌などの防衛用途装置を偽装するための偽装シートを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の偽装シートは、基材層の少なくとも片面に金属薄膜層および着色剤含有樹脂層を有してなる偽装シートであって、前記基材層がメッシュ編物で構成され、前記シートの空隙率が10〜70%の範囲であって、かつ、メッシュのひとつの目合いの面積が5〜1000mm2の範囲であることを特徴とする。
この場合、メッシュ編物を構成する繊維の少なくとも一部は、導電性繊維であることが好ましく、メッシュ編物重量の5〜70%の範囲で含まれることが好ましい。
また、導電性繊維は、格子状にメッシュ編物に配置されていることが好ましく、当該配置による格子の一辺が3〜20mmの範囲であることが好ましい。
さらに、基材層の少なくとも片面には、導電性樹脂層を有することが好ましく、基材層はあらかじめ着色されていることが好ましい。
本発明の偽装シートによれば、基材層の少なくとも片面に金属薄膜層および着色剤含有樹脂層を有してなる偽装シートであって、前記基材層がメッシュ編物で構成され、前記シートの空隙率が10〜70%の範囲であって、かつ、メッシュのひとつの目合いの面積が5〜1000mm2の範囲となっているので、従来技術のシートに比べて取扱性と軽量性とが格段に向上した偽装シートを得ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
本発明でいう「メッシュ編物」とは、本発明の偽装シートの基材層であり、例えばトリコットやラッセルなどの編機により製造される、編物の表面に貫通孔を有する編物布帛のことをいう。この貫通孔は編組織により形成され、所望の空隙率やひとつの孔のサイズに従い、編組織を適宜選択して編成することができる。メッシュ編物の編組織としては、その一例としてアトラス編やコード編などが挙げられる。
メッシュ編物を形成する繊維材料としては、特に限定されるものではなく、例えばポリエチレンテレフタレートにポリブチレンテレフタレート、ポリ乳酸などのホモポリエステル、ポリエステルの繰り返し単位を構成する酸成分にイソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸またはアジピン酸などを共重合した共重合ポリエステルなどからなるポリエステル繊維、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12、ナイロン46、ナイロン6とナイロン66成分を共重合した共重合ポリアミドなどからなるポリアミド繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリパラフェニレンテレフタルアミドやポリメタフェニレンテレフタルアミドに代表される芳香族ポリアミド繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維などの合成繊維や、綿、麻、ウールといった天然繊維、レーヨンなどの半合成繊維などが挙げられる。かかる繊維には、原糸の製造工程や加工工程での生産性あるいは特性改善のために通常使用されている各種添加剤、例えば、熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、平滑剤、帯電防止剤、可塑剤、難燃剤などを適宜含有せしめてもよい。
本発明では、偽装シートの空隙率が10〜70%の範囲で、かつ、メッシュのひとつの目合いの面積が5〜1000mm2の範囲であることが必要である。好ましくは、偽装シートの空隙率が30〜70%の範囲で、かつ、メッシュのひとつの目合いの面積が10〜500mm2の範囲である。
ここで、「メッシュ編物の空隙率」とは、偽装シートとして製造後の現物に対し、その外形寸法5cm×5cmを引っ張ることなく複写機により縦横ともに4倍に拡大した後、その複写像中にあるメッシュの目合いの全ての面積Sn(cm2)を1mm方眼紙によって測定し、この面積Sの総面積である400cm2との比率を算出したものである。
また、「メッシュのひとつの目合いの面積」は、前述の面積Snを測定したメッシュのうち、視野外にはみ出して切れているものを除いたものの平均値による。
偽装シートの空隙率が10%よりも小さい場合、偽装シートとして野外の対象物に展張した際に対象物表面を流れる風を貫通孔から吹き流すことができず、強風の場合は偽装シートが大きくたなびいて対象物が露出してしまう危険性があることに加え、偽装シートの重量が重くなってしまい、展張性が悪化するからである。また、偽装シートの重量が重くなることは運搬にも支障をきたすことになる。一方、空隙率が70%よりも大きい場合、使用される繊維量が少なくなり、その結果偽装シートの強度が下がり、耐久性が低下する。
また、メッシュのひとつの目合いの面積が5mm2よりも小さい場合も、偽装シートとして対象物に展張した際に風を吹き流すことができないといった問題が発生する。一方、目合いの面積が1000mm2よりも大きい場合、目合いの隙間から対象物が透けて見えやすくなることで対象物に対する偽装性能が低下することに加え、展張の際に対象物の突起部に偽装シートが引っ掛かりやすくなるため、展張性が大幅に低下するといった問題が発生する。よって、上記空隙率もしくはメッシュひとつの目合い面積のいずれかの条件を単独で満足しても好ましい偽装性能と展張性能とを得ることはできず、同時に両条件を満足することが必要である。このような観点で言うと、メッシュ編物のより好ましい空隙率は30〜70%の範囲で、かつ、メッシュひとつの目合い面積は10〜500mm2の範囲である。
なお、本発明の偽装シートは、可視光偽装性能を高めるためにメッシュ編物をあらかじめ着色しておくことが好ましい。着色方法としては、染料により染色する方法や、コーティング、プリント(顔料捺染)、噴霧、印刷などで色剤を塗布する方法、さらに、メッシュ編物を構成する繊維が合成繊維である場合は、構成繊維の紡糸の際に原料に顔料を添加する方法や、あらかじめ多量の顔料をブレンドしたマスターチップを作成しておき、これを繊維原料ポリマーに定量ブレンドして着色する方法などが挙げられる。この内、着色の簡便さや色の選択および調整の自由度といった観点から、染色法による着色が好ましい。
また、本発明の偽装シートは、基材層であるメッシュ編物の少なくとも片面に金属薄膜層および着色剤含有樹脂層を有する必要がある。その理由は、金属薄膜層を設けることにより、メッシュ編物表面からの遠赤外線放射率を制御し、周囲植生に混和させることにより、サーモグラフィーなどの遠赤外線画像装置による探索に対して優れた偽装効果を付与できるためである。また、金属薄膜層を設けるとメッシュ編物が金属光沢を有するようになるため、肉眼での探索に対する偽装性能、すなわち可視光偽装性能が大きく低下する。このため、金属薄膜層の上に着色剤含有樹脂層を形成することにより、遠赤外線偽装効果に加えて高度な可視光偽装効果を得ることができる。さらに、波長範囲800〜1200μmの近赤外線を投光して対象で反射される近赤外線により撮影を行う近赤外線カメラによる探索に対して偽装効果を得られるよう、着色剤含有樹脂層における着色剤によって近赤外線反射率を周囲植性に混和するように調整することが好ましい。
かかる金属薄膜層を形成する金属としては、チタン、ステンレス、ニッケル、クロム、金、銀、銅、鉄、亜鉛、アルミニウムなどや、これらの合金などが適宜使用される。その中でも加工性および遠赤外線偽装性の面からチタン、ステンレス、アルミニウム、ニッケル、銀から選ばれる少なくとも1種類の金属が好ましい。かかる金属薄膜層は、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法などにより形成されるが、加工性、金属層の密着性の面からスパッタリング法が好ましく用いられる。メッシュ編物の組織部分における金属薄膜層の厚さとしては、偽装シートの柔軟性と遠赤外線偽装性を向上させるためには0.01〜0.1μmの範囲であることが好ましい。
また、かかる着色剤含有樹脂層に使用される着色剤としては、顔料、染料が挙げられるが、主として無機顔料、有機顔料が好ましい。例えば、無機顔料としては、酸化チタン、炭酸カルシウム、ベンガラ、カーボンブラックなどを主成分とする顔料などが、有機顔料としては、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、スレン顔料、イソインドリン顔料などが挙げられる。ここで、近赤外線カメラによる探索に対し偽装効果を得られるようにするには、偽装シートとしての近赤外線反射率が周囲植性に混和するような着色剤を使用することが好ましい。
また、樹脂層を形成する樹脂としては、例えば、ビニル系、アクリル系、ウレタン系、ポリアミド系、ポリエステル系、エポキシ系、アルキッド系、ポリスチレン系、フッ素系などの樹脂が挙げられる。これらの中でも、金属薄膜層への接着性および柔軟性の面からウレタン系樹脂が好ましい。また、樹脂は水系であっても溶剤系であってもよい。これらからなる着色剤含有樹脂の処理液を、コーティング方式、プリント(顔料捺染)方式、噴霧方式、印刷方式などでメッシュ編物の組織部分に形成された金属薄膜層上に塗布し、乾燥して着色剤含有樹脂層を形成する。この場合、メッシュ編物のメッシュ孔部分に着色剤含有樹脂層を形成させると、柔軟性、風の吹流し性、軽量性に問題が発生するため、目合い部を樹脂で埋めてはならない。この点を考慮した際、着色剤含有樹脂層の形成には、印刷方式、プリント方式が好ましく使用され、特に薄膜形成で意匠性に優れる凸版印刷が好ましく用いられる。印刷における着色剤含有樹脂とはインキ組成液を言い、色剤(顔料、染料)、ビヒクル(油脂、樹脂、溶剤)、補助剤(分散剤、消泡剤、可塑剤など)を適宜組み合わすことができる。
また、メッシュ編物の組織部分における着色剤含有樹脂層の厚さとしては、柔軟性および色調の観点から、0.5〜10μmの範囲であることが好ましい。なお、必要に応じ、着色剤含有樹脂層は金属薄膜層上に部分的に形成してもよく、さらに部分的に着色剤含有樹脂層の厚さの異なる部位を任意に形成してもよい。
なお、前述の基材層であるメッシュ編物を構成する繊維は、その少なくとも一部が導電性繊維であると、レーダー波探索に対する優れた偽装効果を発揮できるため好ましい。ここで「少なくとも一部が」とは、メッシュ編物中に導電性繊維が一部含まれていることを言い、その具体的態様としては、導電性繊維と非導電性繊維とを混撚や高圧エアーにより交絡させることによって編み糸を作成してメッシュ編物を編成する他、導電性繊維と非導電性繊維とを個々にビームに巻いてメッシュ編物を編成する方法等であってもよい。かかる導電性繊維のメッシュ編物に対する含有量としては、十分な対レーダー偽装性能付与と製品の軽量化の観点から、メッシュ編物重量に対して5〜70%の範囲であることが好ましい。かかる導電性繊維としては、炭素繊維、あるいはステンレス、銅、金、銀、ニッケル、アルミニウム、鉄などの金属繊維のような繊維の1種または2種以上が用いられる。また、ポリエステル繊維やポリアミド繊維などの合成繊維などのようにそれ自身は導電性を全く有していないかあるいはほとんど有していない繊維に対して金属をメッキ、蒸着、溶射するなどして導電性を付与した繊維を用いても良い。アクリル繊維に金属銅を染色吸塵させた日本蚕毛染色(株)のサンダーロン(登録商標)も使用できる。
レーダー波の偏波方向による性能差を軽減できることから、これらの導電性繊維は格子状にメッシュ編物に配置されることが好ましい。また、高度なレーダー偽装性能を達成するために、導電性繊維が形成する格子の一辺は3〜20mmの範囲であることが好ましく、5〜15mmの範囲であることがより好ましい。
また、導電性繊維の代わりに、メッシュ編物の少なくとも片面に導電性樹脂層を付与することによっても、レーダー波探索に対する優れた偽装効果を発揮できるため好ましい。かかる導電性樹脂層としては、樹脂組成物に電子伝導性フィラーを混合したものが用いられる。電子伝導性フィラーとしては、カーボンブラック、グラファイト、カーボンナノチューブなどの炭素質粒子、銀やニッケルなどの金属粉、酸化スズや酸化チタンあるいは酸化亜鉛などの導電性金属酸化物の単体、あるいは硫酸バリウムなどの絶縁性粒子を芯体にして前記導電性金属酸化物を湿式的に被覆したもの、導電性金属炭化物、導電性金属窒化物、導電性金属ホウ化物などから選ばれる一種または複数種の組み合わせで用いられる。
また、樹脂層を形成する樹脂としては、例えば、ビニル系、アクリル系、ウレタン系、ポリアミド系、ポリエステル系、エポキシ系、アルキッド系、ポリスチレン系、フッ素系などの樹脂が挙げられる。また、樹脂は水系であっても溶剤系であってもよい。これらからなる導電性樹脂層は、先述の着色剤含有樹脂層と同じく、導電性樹脂液をコーティング方式、プリント(顔料捺染)方式、噴霧方式、印刷方式などでメッシュ編物に塗布し、乾燥して導電性樹脂層を形成する。この場合、メッシュ編物のメッシュ孔部分に樹脂層を形成させると、柔軟性、風の吹流し性、軽量性に問題が発生するため、目合い部を樹脂で埋めてはならない。
以上に説明した本発明の偽装シートは、例えば次の製造方法によって得られる。
まず、前述したメッシュ織物の構成繊維として、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維等の適当な種類の繊維を選び、これにステンレスや銅、炭素繊維等の導電性繊維をメッシュ編物重量の5〜70%の範囲で混撚やエアー交絡等を施すことにより編み糸を準備する。
次に、この編み糸を用いてラッセル編機、トリコット編機等でアトラス編、コード編等の編組織からなるメッシュ編物を編成する。この際、本発明では前述したように、最終生産物の偽装シートの段階でシートの空隙率が10〜70%の範囲で、かつ、メッシュひとつの目合い面積が5〜1000mm2の範囲内となるように編成することが重要である。ここで、空隙率を上記範囲内に設定することは、編み糸の太さ、適当な編組織を選択することすること等で、また、メッシュひとつの目合い面積を上記範囲内に設定することはメッシュ1目のコース数を調整すること等により得られる。
次いで、得られたメッシュ編物を前述の方法あるいは常法により精錬、染色し、熱セットすることで基材層を得る。
最後に、基材層の少なくとも片面に、チタン、アルミニウム等の金属薄膜層をスパッタリング法などにより形成し、しかる後、当該薄膜層面上に着色剤含有樹脂層をコーティング、プリント法などにより形成し、乾燥する。
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら具体的に説明する。
図1ないし図4は、いずれもメッシュ編物の編組織図で、それぞれ後述する実施例1、実施例2、実施例3および比較例1のものである。なお、本実施例および比較例で用いた物性の定義、測定方法および各性能の判定方法、基準等は、前述の「発明を実施するための最良の形態」の欄中で説明した定義、方法の他、次に示すとおりのものとした。
A.偽装シートの単位面積当たりの重量
偽装シートの単位面積当たりの重量(g/m2)は、JIS L 1096:1999 8.4.2に準拠して測定した。
20cm×20cmの試験片を3枚採取し、それぞれの質量(g)を量り、その平均値を1m2当たりの質量(g/m2)で表した。
偽装シートの単位面積当たりの重量(g/m2)は、JIS L 1096:1999 8.4.2に準拠して測定した。
20cm×20cmの試験片を3枚採取し、それぞれの質量(g)を量り、その平均値を1m2当たりの質量(g/m2)で表した。
B.偽装シートの展張性
大きさ7m×10mに縫製した試料を軽トラックに2人の人員で展張する際、展張時間が3分以下である場合を○、3分より多くかかる場合を×と判定した。
大きさ7m×10mに縫製した試料を軽トラックに2人の人員で展張する際、展張時間が3分以下である場合を○、3分より多くかかる場合を×と判定した。
C.偽装シートの遠赤外線偽装性
大きさ7m×10mに縫製した試料を軽トラックに展張し、森林を背景に、検出波長8〜14μmの赤外線画像装置を用いて、150mの距離から画像装置に映し出されたコントラストより偽装性を確認した。森林と混和して、形状認識がしにくい場合を○、森林と混和しているがやや形状の判別がつくものを△、森林と混和せず、形状認識ができる場合を×と判定した。
大きさ7m×10mに縫製した試料を軽トラックに展張し、森林を背景に、検出波長8〜14μmの赤外線画像装置を用いて、150mの距離から画像装置に映し出されたコントラストより偽装性を確認した。森林と混和して、形状認識がしにくい場合を○、森林と混和しているがやや形状の判別がつくものを△、森林と混和せず、形状認識ができる場合を×と判定した。
D.偽装シートの可視光偽装性
大きさ7m×10mに縫製した試料を軽トラックに展張し、森林を背景に、目視により150mの距離から偽装性を確認した。森林と混和して形状認識がしにくい場合を○と判定し、森林と混和しているがやや形状の判別がつくものを△、森林と混和せず形状認識ができる場合を×と判定した。
大きさ7m×10mに縫製した試料を軽トラックに展張し、森林を背景に、目視により150mの距離から偽装性を確認した。森林と混和して形状認識がしにくい場合を○と判定し、森林と混和しているがやや形状の判別がつくものを△、森林と混和せず形状認識ができる場合を×と判定した。
E.偽装シートのレーダー偽装性
大きさ7m×10mに縫製した試料を軽トラックに展張し、9.8GHzのレーダー探索装置を用いてレーダー画像を観察して検知評価を実施した。レーダーにより発見し難いものを○と判定し、発見できる場合を×と判定した。
大きさ7m×10mに縫製した試料を軽トラックに展張し、9.8GHzのレーダー探索装置を用いてレーダー画像を観察して検知評価を実施した。レーダーにより発見し難いものを○と判定し、発見できる場合を×と判定した。
[実施例1]
繊度830dtex、フィラメント数96本のポリエチレンテレフタレート(PET)長繊維に、繊維直径12μmのステンレス(SUS)繊維トウ30本(デシテックス換算で繊度243dtex)を混撚した繊維を使用して、ラッセル編機で4コースアトラス編にて、図1の編組織のメッシュ編物を得た。なお、図1において、符号1はフロント糸、2はバック糸であり、1、2ともに上記の混撚繊維を使用している。
繊度830dtex、フィラメント数96本のポリエチレンテレフタレート(PET)長繊維に、繊維直径12μmのステンレス(SUS)繊維トウ30本(デシテックス換算で繊度243dtex)を混撚した繊維を使用して、ラッセル編機で4コースアトラス編にて、図1の編組織のメッシュ編物を得た。なお、図1において、符号1はフロント糸、2はバック糸であり、1、2ともに上記の混撚繊維を使用している。
得られたメッシュ編物を常法により精錬し、170℃で熱セットした。次いで、スパッタリング装置を用い、アルミニウムの膜厚がメッシュ編物の組織部分において0.05μmになるように調整し、アルゴン雰囲気中でスパッタリング加工を施し、メッシュ編物表面にアルミニウム薄膜層を形成した。しかる後、アルミニウム薄膜層面に、着色剤含有樹脂層として、顔料とウレタン樹脂含有のビヒクルからなる緑系インキ組成液を用い、メッシュ編物の組織部分で5μmの膜厚になるよう凸版印刷機(フレキソ印刷)で塗布した後70℃で乾燥した。
このようにして得られた偽装シートに対し、前述の方法にて空隙率とメッシュひとつの目合い面積とを測定したところ、それぞれ43%、5.8mm2であり、その他の特性については表1に示した。この偽装シートは、単位面積当たりの重量が66g/m2と軽量であり、また、展張の際に軽トラックの突起部に引っ掛かりがなくスムーズに展張でき、取扱性に優れたものであった。さらに、遠赤外線、可視光、レーダー偽装性能についても、周囲と混和しており、優れた結果であった。
[実施例2]
実施例1において、図2に示すような編組織の6コースアトラス編にて、メッシュ編物を編成した以外は実施例1と同様にして偽装シートを得た。
実施例1において、図2に示すような編組織の6コースアトラス編にて、メッシュ編物を編成した以外は実施例1と同様にして偽装シートを得た。
このようにして得られた偽装シートに対し、前述の方法にて空隙率とメッシュひとつの目合い面積とを測定したところ、それぞれ58%、18.9mm2であり、その他の特性については表1に示した。
この偽装シートは、単位面積当たりの重量が50g/m2と軽量であること、また、展張の際に軽トラックの突起部に引っ掛かりがなくスムーズに展張できた。さらに、遠赤外線、可視光、レーダー偽装性についても、周囲と混和しており優れた結果であった。
[実施例3]
実施例1において、図3に示すような編組織のアトラスメッシュ編物を編成した以外は実施例1と同様にして偽装シートを得た。
実施例1において、図3に示すような編組織のアトラスメッシュ編物を編成した以外は実施例1と同様にして偽装シートを得た。
このようにして得られた偽装シートに対し、前述の方法にて空隙率とメッシュひとつの目合い面積とを測定したところ、それぞれ68%、841mm2であり、その他の特性については表1に示した。この偽装シートは、単位面積当たりの重量が38g/m2と軽量であること、また、展張の際に軽トラックの突起部に引っ掛かりがなくスムーズに展張できた。さらに、遠赤外線、可視光、レーダー偽装性についても、周囲と混和しており優れた結果であった。
[比較例1]
今度は比較例として、空隙率およびメッシュひとつの目合い面積が大きなメッシュ編物からなる偽装シートを作成した。ここでは、図4の編組織において、1目のコース数22コースで編成されたメッシュ編物を使用する以外は、実施例1と同様の方法により偽装シートを得た。なお、図4において、符号3はループ糸、4は挿入糸である。
今度は比較例として、空隙率およびメッシュひとつの目合い面積が大きなメッシュ編物からなる偽装シートを作成した。ここでは、図4の編組織において、1目のコース数22コースで編成されたメッシュ編物を使用する以外は、実施例1と同様の方法により偽装シートを得た。なお、図4において、符号3はループ糸、4は挿入糸である。
このメッシュ編物には、ループ糸3、挿入糸4ともに実施例1〜3同様の繊度830dtex、フィラメント数96本のPET長繊維に繊維直径12μmのSUS繊維トウ30本を混撚した繊維を使用した。
このようにして得られた偽装シートに対し、前述の方法にて空隙率とメッシュひとつの目合い面積とを測定したところ、それぞれ92%、1239mm2であり、その他の特性については表1に示した。この偽装シートは、単位面積当たりの重量が29g/m2と軽量ではあったが、展張の際に軽トラックの突起部がメッシュの孔に引っ掛かり、スムーズに展張することが困難であった。また、遠赤外線、可視光、レーダー偽装性能については、メッシュの孔から軽トラックが透過して見えており、偽装効果に劣っていた。
[比較例2]
今度は、メッシュネットからなる基材に対して草木に擬せられる偽装部材を複合した、従来より提案されている偽装シートを作成した。
まず、繊度560dtex、フィラメント数96本のPET繊維からなる織上げ密度経緯:35×36本/吋の平織物を製織した。次にこの平織物を常法により精練、熱セットした後、ポリウレタン樹脂に導電性カーボンブラックを混合した導電性樹脂を片面(A面)に18g/m2、ドクターナイフでコーティングし導電性樹脂層を形成した。その導電性樹脂層の上に(すなわちA面に)、ポリエステル系接着剤を用いて厚さ0.05μmのアルミニウム蒸着転写箔を積層した。この織物に緑色顔料30部を配合した塩化ビニル/酢酸ビニル樹脂を、A面に9g/m2、他面(B面)に13g/m2それぞれドクターナイフでコーティングし、さらに、凹凸深さが0.5〜1.0mmのエンボスロールに通して積層織物を得た。かかる積層織物を、葉状の切り込みを入れたシート片に切断して、草木に擬せられる偽装部材とした。
今度は、メッシュネットからなる基材に対して草木に擬せられる偽装部材を複合した、従来より提案されている偽装シートを作成した。
まず、繊度560dtex、フィラメント数96本のPET繊維からなる織上げ密度経緯:35×36本/吋の平織物を製織した。次にこの平織物を常法により精練、熱セットした後、ポリウレタン樹脂に導電性カーボンブラックを混合した導電性樹脂を片面(A面)に18g/m2、ドクターナイフでコーティングし導電性樹脂層を形成した。その導電性樹脂層の上に(すなわちA面に)、ポリエステル系接着剤を用いて厚さ0.05μmのアルミニウム蒸着転写箔を積層した。この織物に緑色顔料30部を配合した塩化ビニル/酢酸ビニル樹脂を、A面に9g/m2、他面(B面)に13g/m2それぞれドクターナイフでコーティングし、さらに、凹凸深さが0.5〜1.0mmのエンボスロールに通して積層織物を得た。かかる積層織物を、葉状の切り込みを入れたシート片に切断して、草木に擬せられる偽装部材とした。
次に、図4に示す編組織のもので、ループ糸3、挿入糸4ともに繊度1100dtex、フィラメント数144本のPET長繊維を使用し、1目のコース数32コースで編成されたメッシュ編物を編成し、上記偽装部材の基材とした。
そして、偽装部材のA面が表面側(外界側)になるよう基材の上に結合し、偽装シートを得た。
このようにして得られた偽装シートの特性を表1に示した。この偽装シートは、遠赤外線、可視光、レーダー偽装性についても、周囲と混和しており優れた結果であったが、単位面積当たりの重量が280g/m2と実施例に比較して極めて重たいものであった。また、展張の際に軽トラックの突起部がメッシュ編物の孔に引っ掛かり、スムーズに展張することが困難であった。
以上の結果を纏めたのが次の表1である。
1・・・フロント糸
2・・・バック糸
3・・・ループ糸
4・・・挿入糸
2・・・バック糸
3・・・ループ糸
4・・・挿入糸
Claims (7)
- 基材層の少なくとも片面に金属薄膜層および着色剤含有樹脂層を有してなる偽装シートであって、前記基材層がメッシュ編物で構成され、前記シートの空隙率が10〜70%の範囲であって、かつ、メッシュのひとつの目合いの面積が5〜1000mm2の範囲であることを特徴とする偽装シート。
- メッシュ編物を構成する繊維の少なくとも一部が導電性繊維であることを特徴とする請求項1に記載の偽装シート。
- 導電性繊維がメッシュ編物重量の5〜70%の範囲で含まれることを特徴とする請求項2に記載の偽装シート。
- 導電性繊維が格子状にメッシュ編物に配置されていることを特徴とする請求項2または3に記載の偽装シート。
- 導電性繊維の前記配置による格子の一辺が3〜20mmの範囲であることを特徴とする請求項4記載の偽装シート。
- 基材層の少なくとも片面に、さらに導電性樹脂層を有することを特徴とする請求項1に記載の偽装シート。
- 基材層があらかじめ着色されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の偽装シート。
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