JP2007278622A - 偏平バーナ並びにこれを用いた燃焼装置 - Google Patents

偏平バーナ並びにこれを用いた燃焼装置 Download PDF

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Abstract

【課題】燃焼筐内の一次空気供給室に前端部が臨むようにして配置する前後方向に長手のバーナ本体10に上端の炎口部11,12と炎口部に連なる混合管部13,15とが設けられ、バーナ本体の前端部に混合管部の上流端の流入口13a,15aが一次空気供給室に連通するように形成された偏平バーナにおいて、二次空気を過不足なく安定して供給できるようにする。
【解決手段】バーナ本体10の横方向の少なくとも片側の外側部に、炎口部12の横方向外側に位置する流出口17bを有する二次空気通路をバーナ本体との間に画成する二次空気カバー103が設けられる。そして、バーナ本体10の前端部の外側部に、二次空気通路の上流端の流入口17aが一次空気供給室に連通するように形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、前後方向に長手のバーナ本体に上端の炎口部と炎口部に連なる混合管部とを設けた偏平バーナ及び燃焼筐内に偏平バーナを横方向に複数本並設した燃焼装置に関する。
従来、燃焼筐内に偏平バーナを横方向に複数本並設した燃焼装置においては、燃焼筐内の下部に、バーナ配置部に対し仕切り板で仕切られた空気流入室を画成し、給気ファンから空気流入室に送り込まれる空気が仕切り板に形成した多数の分布孔を介してバーナ配置部に燃焼用二次空気として供給されるようにしている(例えば、特許文献1参照)。また、燃焼筐内には、空気流入室の前部から立上る一次空気供給室が設けられており、偏平バーナのバーナ本体の前端部を一次空気供給室に臨ませている。そして、バーナ本体の前端部に混合管部の上流端の流入口を一次空気供給室に連通するように形成し、混合管部の流入口にガスノズルを臨ませている。そのため、混合管部に一次空気供給室から一次空気が流入すると共にガスノズルからの燃料ガスが流入し、混合管部で混合気が生成される。そして、バーナ本体の上端の炎口部から混合気が噴出し、空気流入室から分布孔と偏平バーナ間の隙間とを介して供給される二次空気を受けて混合気が燃焼する。
ところで、空気流入室は給気ファンからの動圧を直接的に受ける部分であって圧力分布が不均一になり、仕切り板の分布孔の配列を工夫しても、個々の偏平バーナに流れる二次空気量に多少ともばらつきを生ずる。また、各偏平バーナ間の隙間が全て均一になるように燃焼装置を組立てることは困難であり、隙間の広狭差によっても個々の偏平バーナに流れる二次空気量にばらつきを生ずる。そして、二次空気が流れにくい偏平バーナにも必要十分な二次空気が供給されるように給気ファンの送風量を制御する必要があることから、二次空気が流れやすい偏平バーナには二次空気が過剰に供給されることになる。ここで、二次空気が過剰に供給されると、過剰分の二次空気が燃焼に寄与しないまま被加熱物に到達してこれを冷し、熱効率が低下する。そのため、上記従来例の燃焼装置では熱効率を向上させるにも限度があった。
特開平7−190497号公報
本発明は、以上の点に鑑み、二次空気を過不足なく安定して供給できるようにした偏平バーナを提供することを第1の課題とし、この偏平バーナを用いて熱効率を可及的に向上できるようにした燃焼装置を提供することを第2の課題としている。
本発明は、燃焼筐内の一次空気供給室に前端部が臨むようにして配置する前後方向に長手のバーナ本体に上端の炎口部と炎口部に連なる混合管部とが設けられ、バーナ本体の前端部に混合管部の上流端の流入口が一次空気供給室に連通するように形成された偏平バーナにおいて、上記第1の課題を解決するために、バーナ本体の横方向の少なくとも片側の外側部に、炎口部の横方向外側に位置する流出口を有する二次空気通路をバーナ本体との間に画成する二次空気カバーが設けられ、バーナ本体の前端部の外側部に、二次空気通路の上流端の流入口が一次空気供給室に連通するように形成されることを特徴とする。
また、本発明は、燃焼筐内に、前後方向に長手のバーナ本体に上端の炎口部と炎口部に連なる混合管部とを設けた偏平バーナが、バーナ本体の前端部を燃焼筐内の一次空気供給室に臨ませた状態で横方向に複数本並設された燃焼装置であって、各偏平バーナのバーナ本体の前端部に混合管部の上流端の流入口が一次空気供給室に連通するように形成されているものにおいて、上記第2の課題を解決するために、各偏平バーナが、バーナ本体の横方向片側の外側部のみに二次空気カバーが設けられた上記本発明の偏平バーナで構成され、或いは、複数本の偏平バーナのうち一つ置きに配置される偏平バーナが、バーナ本体の横方向両側の外側部に二次空気カバーが設けられた上記本発明の偏平バーナで構成されることを特徴とする。
本発明の偏平バーナでは、燃焼筐内の一次空気供給室の空気が二次空気通路を介してバーナ本体の上端の炎口部の外側部に二次空気として供給される。ここで、一次空気供給室は、各偏平バーナの混合管部への一次空気の流入量を安定させて、炎口部に所要の空燃比の混合気を供給する必要があることから、元々圧力分布がほぼ均一になるように形成されている。そのため、一次空気供給室から二次空気通路に流入する二次空気量が個々の偏平バーナでばらつくことはない。更に、二次空気通路はバーナ本体の外側部に設ける二次空気カバーによって画成されるため、二次空気通路の幅が個々の偏平バーナで異なることがないように容易に製造管理できる。そのため、二次空気量が二次空気通路幅の広狭差により個々の偏平バーナでばらつくことも防止できる。従って、二次空気を過不足なく安定して供給できるようになる。
そして、燃焼筐内に偏平バーナを横方向に複数本並設する燃焼装置において、本発明の偏平バーナを用いれば、供給空気量を必要最小限に抑えても全ての偏平バーナで良好な燃焼が行われる。従って、過剰の二次空気による熱効率の低下を生じず、熱効率が可及的に向上する。
尚、上記燃焼装置において、各偏平バーナを、バーナ本体の横方向両側の外側部に二次空気カバーが設けられた本発明の偏平バーナで構成することも可能であるが、これでは、偏平バーナの配置ピッチが広くなり、燃焼装置が大型化する。ここで、二次空気通路の流出口から噴出する空気はその両側の二つの偏平バーナの二次空気として共用できる。そのため、隣接する偏平バーナ間に一つの二次空気通路が設けられていれば良い。そして、上記本発明の燃焼装置のように、各偏平バーナが、バーナ本体の横方向片側の外側部のみに二次空気カバーが設けられた本発明の偏平バーナで構成され、或いは、複数本の偏平バーナのうち一つ置きに配置される偏平バーナが、バーナ本体の横方向両側の外側部に二次空気カバーが設けられた本発明の偏平バーナで構成されていれば、隣接する偏平バーナ間に一つの二次空気通路が設けられることになる。これによれば、偏平バーナの配置ピッチが広くならず、燃焼装置の大型化を回避できる。
また、本発明の燃焼装置においては、一次空気供給室に、本発明の偏平バーナで構成される偏平バーナの二次空気通路の流入口に対向するダンパが設けられていることが望ましい。これによれば、一次空気供給室の横方向の圧力分布が多少不均一になっても、ダンパに形成するダンパ孔の大きさを適切に設定することで二次空気供給量が偏平バーナ毎にばらつくことを防止できる。
尚、二次空気通路の流出口の前後方向全域から二次空気が噴出すると、隣接する偏平バーナ間の火移りが二次空気流によって妨げられる。そのため、二次空気通路の流出口に、流出口の前後方向の所定箇所に位置させて、二次空気の噴出を抑制する閉塞部が設けられていることが望ましい。これによれば、閉塞部の直上部で二次空気流に邪魔されることなく火移りし、火移り性が良好になる。
ところで、偏平バーナが、バーナ本体の上端に炎口部として、理論空燃比より燃料濃度が希薄な淡混合気を噴出する主炎口部と、主炎口部の横方向両側に位置する、理論空燃比より燃料濃度が濃い濃混合気を噴出する副炎口部とを備え、バーナ本体に混合管部として、主炎口部に連なる主混合管部と、主混合管部より上方に位置する、副炎口部に連なる副混合管部とを備える所謂濃淡燃焼式バーナである場合には、バーナ本体の前端部外側面の主混合管部と副混合管部との間の部分に生ずる横方向内方への窪み部に合致するように二次空気通路の流入口が設けられていることが望ましい。これによれば、主混合管部と副混合管部との間の窪み部を有効活用して二次空気通路の流入開口面積を広く取ることができ、スペース効率が向上する。また、理由は後述するが、二次空気通路の幅を比較的狭くすることができ、燃焼装置の小型化にも寄与する。
図1乃至図3は本発明の実施形態の偏平バーナ1を示している。この偏平バーナ1のバーナ本体10は前後方向に長手であり、バーナ本体10の上端面に、図3に示す如く、前後方向に長手の主炎口部11と、主炎口部11の横方向両側に位置する前後方向に長手の一対の副炎口部12,12とが形成されている。そして、理論空燃比より燃料濃度が希薄な淡混合気を主炎口部11から噴出させると共に、理論空燃比より燃料濃度が濃い濃混合気を各副炎口部12から噴出させ、所謂濃淡燃焼を行わせるようにしている。
これを詳述するに、バーナ本体10は、横方向に対峙する一対の内側板101,101と、両内側板101,101の上半部の横方向外側に配置される一対の外側板102,102とで構成される。両内側板101,101は、一枚の板をバーナ本体10の下縁となる折曲げ線で合掌状態に折り曲げることにより形成され、また、両外側板102,102は、その上縁の前後複数箇所のブリッジ部102aで相互に連結されている。そして、両内側板101,101の上端部間の隙間で主炎口部11が構成され、各内側板101と各外側板102の上端部間の隙間で各副炎口部12が形成される。尚、主炎口部11には、複数枚の整流板11aから成る整流部材が装着されており、各整流板11a間に横幅の狭い炎口流路が画成される。
また、バーナ本体10には、内側板101,101をプレス加工することで形成した、バーナ本体10の下部に位置する主混合管部13と、主混合管部13からの混合気を主炎口部11に導く通路部14とが設けられている。ここで、通路部14は、主混合管部13の上側で前後方向に延在する分布管部14aと、分布管部14aと主炎口部11との間の横幅を狭めた絞り部14bとを有している。そして、主混合管部13は、バーナ本体10の前端部に位置する流入口13aから後方にのび、その後端部が上方に屈曲して分布管部14aに連通している。
バーナ本体10には、更に、主混合管部13より上方で且つ分布管部14aより下方に位置させて、内側板101,101をプレス加工することで形成した副混合管部15が設けられている。副混合管部15は、バーナ本体10の前端部に位置する流入口15aから後方に少しのびて終端しており、その後部の側面に通気孔15bが複数形成されている。そして、各内側板101と各外側板102との間に、副混合管部15から通気孔15bを介して各内側板101の外側に流出する混合気を各副炎口部12に導く通路部16が形成される。尚、通路部16には、通気孔15bからの混合気の流れを前後方向に振り分ける、各外側板102に形成した凹部で構成される分流部16aが設けられている。また、各副炎口部12は、各外側板102の上端部に形成した上下方向に長手の前後複数の凹部12aにより前後複数ブロックに区画されている。
バーナ本体10の横方向両側の外側部には一対の二次空気カバー103,103が設けられており、バーナ本体10の横方向各側の外側面と各二次空気カバー103との間に二次空気通路17が画成される。各二次空気カバー103の下縁は主混合管部13の外側面に接合している。そして、バーナ本体10の前端部外側面の主混合管部13と副混合管部15との間の部分に生ずる横方向内方への窪み部10aに合致するように二次空気通路17の上流端の流入口17aが設けられている。
二次空気通路17の下流端の流出口17bは副炎口部12の横方向外側で前後方向に延在している。そして、二次空気通路17は、流入口17aから主混合管部13の後端近傍まで主混合管部13の上側に沿って後方にのびてから上方に立上り、バーナ本体10の上半部で前後方向に広がって流出口17bに達する。また、二次空気通路17には、主混合管部13の後端近傍から上方に流れる空気を前後に振り分ける、二次空気カバー103に形成した凹部で構成される分流部17cと、流出口17bの下方位置で空気の流れを上下方向に整流する、二次空気カバー103に形成した上下方向に長手の前後複数の凹部で構成される整流部17dとが設けられている。また、流出口17bの前後方向所定箇所、例えば、前後方向中央部には、二次空気の噴出を抑制する閉塞部17eが設けられている。尚、本実施形態では、閉塞部17eを、外側板102に形成した外側に突出する凸部17e−1に二次空気カバー103に形成した内側に凹入する凹部17e−2を当接させることで構成している。
次に、上記偏平バーナ1を用いて構成した本発明の実施形態の燃焼装置について図4、図5を参照して説明する。この燃焼装置は給湯用のものであって、図4に示す如く、燃焼筐2と、燃焼筐2の上方に配置した熱交換器3とを備えている。燃焼筐2内には、図5に示す如く、バーナ本体10の横方向両外側に二次空気カバー103,103を備える上記偏平バーナ1と、二次空気カバー103を具備しない通常の偏平バーナ1´とが横方向に交互に配置されている。尚、通常の偏平バーナ1´は二次空気カバー103を除いて上記偏平バーナ1と同一の構造になっており、上記偏平バーナ1と同一の部材、部位に上記と同一の符号を付している。
燃焼筐2内の下部には、バーナ配置部に対し仕切り板4で仕切られた空気流入室5が画成され、図外の給気ファンに連なる送風ダクト6が空気流入室5の底面に接続されている。尚、燃焼筐1内に配置した複数の偏平バーナ1,1´の合計燃焼量は給湯負荷に応じて可変され、給気ファンからの送風量は偏平バーナ1,1´の合計燃焼量に応じて可変される。
また、燃焼筐1内には、空気流入室5の前部から立上る一次空気供給室7が設けられている。偏平バーナ1,1´はそのバーナ本体10の前端部が一次空気供給室7に臨むように配置されており、そのため、バーナ本体10の前端部に開口する主副の各混合管部13、15の流入口13a,15aが一次空気供給室7に連通する。また、二次空気カバー103付きの偏平バーナ1では、バーナ本体10の前端部の外側部に二次空気通路17の流入口17aが設けられるため、この流入口17aも一次空気供給室7に連通する。
一次空気供給室7の前面はガスマニホールド8で閉塞されており、このガスマニホールド8に、各偏平バーナ1,1´の主混合管部13の流入口13aに臨む主ガスノズル8aと、副混合管部15の流入口15aに臨む副ガスノズル8bとを設けている。従って、各混合管部13,15に一次空気供給室7から一次空気が流入すると共に各ガスノズル8a,8bからの燃焼ガスが流入し、各混合管部13,15で一次空気と燃料ガスとが混合して混合気が生成される。そして、主混合管部13の流入口13aは比較的大きく、そのため、主混合管部13では一次空気の流入量が多くなって淡混合気が生成される。一方、副混合管部15の流入口15aは比較的小さく、そのため、副混合管部15では一次空気の流入量が少なくなって濃混合気が生成される。
また、二次空気通路17に一次空気供給室7から空気が流入し、この空気が二次空気通路17の流出口17bから噴出して、流出口17bの横方向一側に位置する偏平バーナ1の副炎口部12と横方向他側に位置する偏平バーナ1´の副炎口部12とから噴出する濃混合気の燃焼に二次空気として寄与する。ここで、一次空気供給室7は、空気流入室5と異なり給気ファンからの動圧を直接受けず、静圧域となって圧力分布がほぼ均一になる。従って、二次空気通路17に流入する二次空気量が個々の偏平バーナ1でばらつくことはない。更に、二次空気通路17はバーナ本体10の外側部に設ける二次空気カバー103によって画成されるため、二次空気通路1の幅が個々の偏平バーナ1で異なることがないように容易に製造管理できる。そのため、二次空気量が二次空気通路17の幅の広狭差により個々の偏平バーナ1でばらつくことも防止できる。従って、給気ファンからの送風量を全ての偏平バーナ1,1´の合計燃焼量に応じた必要最小限にしても、各偏平バーナ1,1´に二次空気が過不足なく安定して供給されて、全ての偏平バーナ1,1´の燃焼状態が良好になる。その結果、過剰の二次空気が燃焼に寄与することなく熱交換器3に到達してこれを冷し、熱効率が低下することを防止できる。
尚、一次空気供給室7の空気圧は送風ダクト6に近い横方向位置の部分で多少高くなる。そして、各混合管部13,15及び二次空気通路17への流入空気量が偏平バーナ1,1´毎に多少異なってしまう可能性がある。そこで、本実施形態では、一次空気供給室7に偏平バーナ1,1´の前端部に沿うダンパ9を配置し、ダンパ9に偏平バーナ1,1´の主副の混合管部13,15の流入口13a,15aに対向するダンパ孔9a,9bを形成すると共に、偏平バーナ1の二次空気通路17の流入口17aに対向するダンパ孔9cを形成している。そして、これらダンパ孔9a,9b,9cの大きさを適切に設定することにより、各混合管部13,15及び二次空気通路17への流入空気量が偏平バーナ1,1´毎にばらつくことを防止できるようにしている。
また、二次空気通路17の流出口17bの前後方向全域に亘って二次空気が噴出すると、隣接する偏平バーナ1,1´間の火移りが二次空気の流れによって妨げられる。これに対し、上記実施形態の偏平バーナ1では、二次空気通路17の流出口17bに部分的な閉塞部17eが設けられているため、閉塞部17eでは二次空気の噴出が抑制される。従って、閉塞部17eの直上部で二次空気の流れに妨げられることなく火移りし、火移り性が良好になる。
ところで、二次空気カバー103を具備しない偏平バーナ1´のみを横方向に隙間を空けて並設し、従来のように空気流入室5から仕切り板4に形成した分布孔を介して二次空気をバーナ配置部に流入させる場合には、各偏平バーナ1´の主混合管部13の下側からその外側面を回り込むようにして二次空気が流れ、二次空気の流れが乱されてしまう。そのため、二次空気が上方にスムーズに流れるようにするには、偏平バーナ1´の配置ピッチを広くし、隣接する偏平バーナ1´,1´の主混合管部13,13間の隙間を広く確保することが必要になる。その結果、燃焼装置の横幅が大きくなってしまう。
これに対し、上記実施形態の偏平バーナ1では、バーナ本体10の外側面の主混合管部13とその上方の副混合管部15との間の部分に生ずる横方向内方への窪み部10aに合致するように二次空気通路17の流入口17aが設けられているため、二次空気は主混合管部13の上側から流入する。そのため、主混合管部13の下側から二次空気が流入するものと異なり、二次空気の流れが主混合管部13によって乱されることはない。従って、二次空気通路17の幅、即ち、バーナ本体10と二次空気カバー103との間の間隔が狭くても二次空気がスムーズに流れる。また、この間隔が狭くても、上記窪み部10aを有効活用して流入口17aの開口面積を広く確保できる。その結果、偏平バーナ1,1´の配置ピッチを従来のものより狭くして、燃焼装置の横幅を小さくすることができる。
次に、図6を参照して、燃焼装置の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、燃焼筐2内に並設する各偏平バーナ1を、燃焼筐2の側壁に隣接する最外側の偏平バーナ1を除いて全て、バーナ本体10の横方向片側の外側部のみに二次空気カバー103を設けたものに構成している。この偏平バーナ1の他の構造は上記実施形態の偏平バーナ1と同一であり、同一の部材、部位に上記と同一の符号を付している。このものでも、二次空気通路17に一次空気供給室7から空気が流入し、この空気が二次空気通路17の流出口17bから噴出して、流出口17bの横方向一側に位置する偏平バーナ1の副炎口部12と横方向他側に位置する偏平バーナ1の副炎口部12とから噴出する濃混合気の燃焼に二次空気として寄与する。最外側の偏平バーナ1はバーナ本体10の横方向両側の外側部に二次空気カバー103,103を備えるものとし、燃焼筐2の側壁側に位置する副炎口部12の外側部に二次空気通路17を介して二次空気を供給できるようにしている。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、上記実施形態では、偏平バーナ1を、バーナ本体10の上端に炎口部として、淡混合気を噴出する主炎口部11と濃混合気を噴出する副炎口部12とを備える濃淡燃焼式の偏平バーナとしているが、副炎口部12を具備しない通常のブンゼン式の偏平バーナにも同様に本発明を適用できる。
本発明の実施形態の偏平バーナを示す斜視図。 実施形態の偏平バーナの分解斜視図。 図1のIII−IIIで切断した切断面図。 本発明の実施形態の燃焼装置を示す切断側面図。 図4のV−V線で切断した切断面図。 本発明の他の実施形態の燃焼装置の図5に対応する切断面図
符号の説明
1…偏平バーナ、10…バーナ本体、10a…窪み部、103…二次空気カバー、11…主炎口部、12…副炎口部、13…主混合管部、13a…流入口、15…副混合管部、15a…流入口、17…二次空気通路、17a…流入口、17b…流出口、17e…閉塞部、2…燃焼筐、7…一次空気供給室、9…ダンパ。

Claims (6)

  1. 燃焼筐内の一次空気供給室に前端部が臨むようにして配置する前後方向に長手のバーナ本体に上端の炎口部と炎口部に連なる混合管部とが設けられ、バーナ本体の前端部に混合管部の上流端の流入口が一次空気供給室に連通するように形成された偏平バーナにおいて、
    バーナ本体の横方向の少なくとも片側の外側部に、炎口部の横方向外側に位置する流出口を有する二次空気通路をバーナ本体との間に画成する二次空気カバーが設けられ、バーナ本体の前端部の外側部に、二次空気通路の上流端の流入口が一次空気供給室に連通するように形成されることを特徴とする偏平バーナ。
  2. 請求項1記載の偏平バーナであって、前記バーナ本体の上端に前記炎口部として、理論空燃比より燃料濃度が希薄な淡混合気を噴出する主炎口部と、主炎口部の横方向両側に位置する、理論空燃比より燃料濃度が濃い濃混合気を噴出する副炎口部とを備え、バーナ本体に前記混合管部として、主炎口部に連なる主混合管部と、主混合管部より上方に位置する、副炎口部に連なる副混合管部とを備えるものにおいて、
    バーナ本体の前端部外側面の主混合管部と副混合管部との間の部分に生ずる横方向内方への窪み部に合致するように前記二次空気通路の流入口が設けられていることを特徴とする請求項1記載の偏平バーナ。
  3. 燃焼筐内に、前後方向に長手のバーナ本体に上端の炎口部と炎口部に連なる混合管部とを設けた偏平バーナが、バーナ本体の前端部を燃焼筐内の一次空気供給室に臨ませた状態で横方向に複数本並設された燃焼装置であって、各偏平バーナのバーナ本体の前端部に混合管部の上流端の流入口が一次空気供給室に連通するように形成されているものにおいて、
    各偏平バーナが、バーナ本体の横方向片側の外側部のみに前記二次空気カバーが設けられた請求項1又は2記載の偏平バーナで構成されることを特徴とする燃焼装置。
  4. 燃焼筐内に、前後方向に長手のバーナ本体に上端の炎口部と炎口部に連なる混合管部とを設けた偏平バーナが、バーナ本体の前端部を燃焼筐内の一次空気供給室に臨ませた状態で横方向に複数本並設された燃焼装置であって、各偏平バーナのバーナ本体の前端部に混合管部の上流端の流入口が一次空気供給室に連通するように形成されているものにおいて、
    これら複数本の偏平バーナのうち一つ置きに配置される偏平バーナが、バーナ本体の横方向両側の外側部に前記二次空気カバーが設けられた請求項1又は2記載の偏平バーナで構成されることを特徴とする燃焼装置。
  5. 前記一次空気供給室に、請求項1又は2記載の偏平バーナで構成される偏平バーナの前記二次空気通路の流入口に対向するダンパが設けられていることを特徴とする請求項3又は4記載の燃焼装置。
  6. 請求項1又は2記載の偏平バーナで構成される偏平バーナの前記二次空気通路の流出口に、流出口の前後方向の所定箇所に位置させて、二次空気の噴出を抑制する閉塞部が設けられていることを特徴とする請求項3〜5の何れか1項記載の燃焼装置。
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