JP2007276498A - 車両の急ブレーキ判断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 全ての運転者に対して適切なアクセル戻し操作速度の閾値を設定可能な車両の急ブレーキ判断装置を提供することである。
【解決手段】 アクセルペダルの戻し速度を検出し、該戻し速度が所定の閾値を超える時にはその後に運転者が急ブレーキ操作すると判断する車両の急ブレーキ判断装置であって、アクセルペダルの戻し操作のうちアクセル操作量がゼロになるまで戻され続け、その後のブレーキペダル操作量が所定値未満であるアクセル通常戻し操作におけるアクセルペダル戻し操作の開始位置及び該開始位置から所定開度毎にそれまでのアクセル戻し速度の最大値を、複数回の前記アクセル通常戻し操作毎に記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶されている複数回のアクセル戻し速度の最大値の平均を算出して通常アクセル操作学習値とする通常アクセル操作学習値算出手段と、前記通常アクセル操作学習値に所定の緊急アクセル操作量を加算して前記所定の閾値を算出する閾値算出手段と、を具備したことを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、アクセルペダルの戻し速度を検出し、戻し速度が所定の閾値を越える時にはその後に運転者が急ブレーキ操作をすると判断する車両の急ブレーキ判断装置に関する。
従来の急ブレーキ判断装置として、運転者がブレーキペダルを踏んだ時の踏込速度や踏込強さに基づいて、運転者が急ブレーキ操作を行ったと判断するようにして、ブレーキ圧を増圧するようにした技術が知られている。
しかし、このような急ブレーキ判断装置では、アクセルペダルからブレーキペダルへの踏み替えに時間がかかってしまう高齢者等では、緊急時にブレーキペダルを踏むまでの反応時間に遅れが生じてしまうので、ブレーキペダルの踏込に応じて急ブレーキ操作か否かを判断するのでは、急ブレーキ操作の判断に伴う自動ブレーキ処理等に遅れが生じる可能性がある。
そこで、車両の走行中に急ブレーキ操作を行う時には、アクセルペダルを速やかに戻してからブレーキペダルを踏むので、アクセルペダルの戻し速度を検出すれば、急ブレーキ操作を行うであろうと判断することは可能であろうと考えられ、このような知見に基づいた車両の急ブレーキ判断装置がいくつか提案されている。
特許第2844432号公報 特開2001−10468号公報 実開平4−42466号公報
ところで、上記従来の急ブレーキ判断装置では、アクセル開度により一意にアクセルペダルの戻し操作速度の閾値が設定されている。運転者によりアクセルペダルの通常状態の操作速度が異なるため、このようにアクセルペダルの戻し操作速度の閾値がアクセル開度により一意に設定されているとすると、急ブレーキの判断が全ての運転者に対して合わないという問題が生じてくる。
すなわち、アクセルペダルの戻し操作速度の閾値を高く設定すると操作が遅い運転者に対しては急ブレーキ機能を作動させることができなくなり、また反対にアクセルペダルの戻し操作速度の閾値を低く設定すると、操作が早い運転者に対しては必要のない時に急ブレーキ機能が作動してしまうことがある。また、同じ運転者であっても、市街地と郊外や山岳路とでは操作パターンが変化する。
よって、本発明の目的は、全ての運転者及び全ての運転パターンに対して適切なアクセル戻し操作速度の閾値を設定可能な車両の急ブレーキ判断装置を提供することである。
本発明によると、アクセルペダルの戻し速度を検出し、該戻し速度が所定の閾値を超える時にはその後に運転者が急ブレーキ操作すると判断する車両の急ブレーキ判断装置であって、アクセルペダルの戻し操作のうちアクセル操作量がゼロになるまで戻され続け、その後のブレーキペダル操作量が所定値未満であるアクセル通常戻し操作におけるアクセルペダル戻し操作の開始位置及び該開始位置から所定開度毎にそれまでのアクセル戻し速度の最大値を、複数回の前記アクセル通常戻し操作毎に記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶されている複数回のアクセル戻し速度の最大値の平均を算出して通常アクセル操作学習値とする通常アクセル操作学習値算出手段と、前記通常アクセル操作学習値に所定の緊急アクセル操作量を加算して前記所定の閾値を算出する閾値算出手段と、を具備したことを特徴とする車両の急ブレーキ判断装置が提供される。
本発明によると、運転者毎にアクセルペダルの戻し操作速度のパターンを学習することにより、全ての運転者に対して適切なアクセル戻し操作速度の制御閾値を設定でき、運転者の違い、又は同一運転者における運転状態の違いに応じた適切な急ブレーキ判断が可能となる。
以下、本発明実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1を参照すると、本発明が適用可能な車両のブレーキ装置の構成を示す液圧系統図が示されている。
図1において、例えば4輪車両に搭載されるマスターシリンダ2には、負圧ブースタ4を介してブレーキペダル6からブレーキ操作力が入力される。このマスターシリンダ2はタンデム型マスターシリンダである。
マスターシリンダ2は、例えば左前輪用車輪ブレーキBF及び右後輪用車輪ブレーキBRに対応した第1出力ポート8と、例えば右前輪用車輪ブレーキ(図示せず)及び左後輪用車輪ブレーキ(図示せず)に対応した第2出力ポート10とを備え、第1及び第2出力ポート8,10には出力液圧路12,14がそれぞれ個別に接続されている。
第1出力ポート8側のブレーキ装置と第2出力ポート10側のブレーキ装置とは同一構成を有するものであるため、以下第1出力ポート8側のブレーキ装置に関する部分だけについて説明し、第2出力ポート10側のブレーキ装置に関する部分についてはその説明を省略する。
マスターシリンダ2の出力液圧は、吸入弁16及び吐出弁18を備えるとともにモータ20で駆動されるポンプ22で増圧可能であり、該ポンプ22の吐出側、即ち吐出弁18は液圧路24に接続される。
液圧路24及び車輪ブレーキBF,BR間には調圧手段26が設けられている。調圧手段26は、左前輪用車輪ブレーキBF及び液圧路24間に設けられたノーマルオープン型電磁弁28と、右後輪用車輪ブレーキBR及び液圧路24間に設けられたノーマルオープン型電磁弁30と、各車輪ブレーキBF,BR側から液圧路24側へのブレーキ液の流通を許容してノーマルオープン型電磁弁28,30にそれぞれ並列に接続される一対のチェック弁32,34とを含んでいる。
調圧手段14は更に、両車輪ブレーキBF,BRに共通な単一のリザーバ36と、各車輪ブレーキBF,BR及びリザーバ36間にそれぞれ設けられたノーマルクローズ型電磁弁38,40を含んでおり、リザーバ36はポンプ22の吸入側、即ち吸入弁16にチェック弁42を介して接続されている。
調圧手段26は、ノーマルオープン型電磁弁28,30を開弁するとともにノーマルクローズ型電磁弁38,40を閉弁することにより、液圧路24の液圧を各車輪ブレーキBF,BRにそれぞれ作用せしめる状態と、ノーマルオープン型電磁弁28,30を閉弁するとともにノーマルクローズ型電磁弁38,40を閉弁することにより、各車輪ブレーキBF,BRのブレーキ液圧を保持する状態と、ノーマルオープン型電磁弁28,30を閉弁するとともにノーマルクローズ型電磁弁38,40を開弁することにより、各車輪ブレーキBF,BRのブレーキ液圧をリザーバ36に解放する状態とを切り替え可能である。
よって、調圧手段26のノーマルオープン型電磁弁28,30及びノーマルクローズ型電磁弁38,40の開閉を制御することにより、液圧路24の液圧を制御して車輪ブレーキBF,BRに作用せしめることができる。
出力液圧路12はノーマルクローズ型電磁弁44を介してポンプ22の吸入側、即ち吸入弁16及びチェック弁42間に接続されるとともに、ノーマルオープン型電磁弁46を介して液圧路24に接続される。
ノーマルオープン型電磁弁46には、出力液圧路12から液圧路24側へのブレーキ液の流通を許容するチェック弁48が並列に接続されるとともに、液圧路24の液圧がリリーフ圧よりも高い時に開弁して液圧路24から出力液圧路12側に液圧を解放するリリーフ弁50が並列に接続されており、リリーフ弁50のリリーフ圧は調整可能である。
ノーマルクローズ型電磁弁44、ノーマルオープン型電磁弁46、チェック弁48及びリリーフ弁50は共働してブレーキアシスト手段52を構成する。このブレーキアシスト手段52においては、ノーマルクローズ型電磁弁44を開くとともにノーマルオープン型電磁弁46を閉じた状態でリリーフ弁50のリリーフ圧を調整することにより、車両運転者のブレーキ操作入力に対するブレーキ出力の比であるブレーキ出力ゲイン(液圧路24のブレーキ液圧/ブレーキペダル6の操作力)を変更することを可能として、車輪ブレーキBF,BRに作用せしめるブレーキ圧、即ち車輪ブレーキが発揮するブレーキ力を調整することができる。
ポンプ22,調圧手段26及びブレーキアシスト手段52によりブレーキアクチュエータ54が構成され、ブレーキアクチュエータ54はブレーキアシストを可能として各車輪ブレーキBF,BRのブレーキ力を調整する。ブレーキアクチュエータ54はブレーキECU56により制御される。
すなわち、ポンプ22を駆動するモータ20のオン/オフ作動、調圧手段26におけるノーマルオープン型電磁弁28,30及びノーマルクローズ型電磁弁38,40の開閉作動、ブレーキアシスト手段52におけるノーマルクローズ型電磁弁44及びノーマルオープン型電磁弁46の開閉作動、並びにリリーフ弁50のリリーフ圧がブレーキECU56によって制御される。
ブレーキECU56には、車速を検出する車速検出手段58、車両運転者によるブレーキペダル6の踏込操作量を検出するブレーキ操作量検出手段60、マスターシリンダ2の出力圧である出力液圧路12の液圧を検出するブレーキマスター圧検出手段62、車輪ブレーキBF,BRのブレーキ圧を検出する車輪ブレーキ圧検出手段64,66、車両のヨーレートを検出するヨーレート検出手段68、車両の横加速度を検出する横加速度検出手段70、車両運転者によるステアリング操作量を検出するステアリング操作量検出手段72、及びエンジンのスロットル開度を検出するスロットル開度検出手段74の各検出信号が入力される。
しかして、車両運転者のブレーキ操作量に関連するパラメータであるブレーキ操作量及びブレーキ操作速度と基準値の比較に基づいて、急ブレーキ操作が検出されると、その急ブレーキ操作時には車両運転者のブレーキ操作入力に対して車輪ブレーキBF,BRが発揮するブレーキ力が増大するように、ブレーキアクチュエータ54のブレーキアシスト手段52を作動させる。
また、運転者によるブレーキペダルの踏み込みがない場合であっても、後述する本発明の急ブレーキ判断装置で急ブレーキが必要と判断された場合には、ブレーキアクチュエータ54のモータ20を駆動することにより、所定の液圧を車輪ブレーキBF,BRに供給して、急ブレーキに備えてのホイールシリンダの加圧、又は急ブレーキを作動させることができる。
図2はディスクブレーキの概略断面図である。ブレーキキャリパ78はホイールシリンダ80を一体的に有しており、ホイールシリンダ80内にはピストン82が嵌合されている。ピストン室84には液圧供給口94を介してマスターシリンダ2又はブレーキアクチュエータ54からの液圧が供給される。
92はディスクロータであり、車軸90に連結されている。液圧供給口94を介してマスターシリンダ2又はブレーキアクチュエータ54から液圧がピストン室84内に供給されると、ピストン82が左方向に押し出されパッド86がディスクロータ92に押し付けられる。
ピストン82がパッド86をディスクロータ92に押し付けた反力でキャリパ78が右方向に移動し、反対側のパッド88もディスクロータ92に押し付けられ、ブレーキがかけられる。
以下、図3及び図4のフローチャートを参照して、本発明実施形態の車両の急ブレーキ判断装置について詳細に説明する。このフローチャートは、EBP制御(エレクトリック・ブレーキ・プリフィル制御)のフローチャートである。
まず、ステップS10において、通常アクセル操作学習フラグがオンか否かを判定する。通常アクセル操作学習フラグがオンと判定された場合には、ステップS11へ進んでアクセル開度の前回との差分、即ちアクセル開度の変化量と、アクセル変化量の最大値をストア(記憶)する。
次いで、ステップS12へ進んでアクセル開度が0か否か、即ちアクセルペダルが完全に戻されているか否かを判定する。ステップS12でアクセル開度が0でないと判定された場合には、ステップS13へ進んで前回のアクセル開度が0か否かを判定する。
ステップS13で前回のアクセル開度が0と判定された場合には、ステップS14へ進んでアクセル操作の学習を実行する。即ち、ステップS14では、通常アクセル操作学習フラグをオフにし、学習カウンタをカウントアップし、学習アクセル変化量のそれまでの最大値を記憶し、学習アクセルオフ開始開度を記憶する。
ステップS13で前回のアクセル開度が0でないと判定された場合には、ステップS15へ進んでアクセル開度が増加しているか否かを判定する。アクセル開度が増加していると判定された場合には、ステップS16へ進んで学習フラグをオフにする。
一方、ステップS12でアクセル開度が0と判定された場合には、ステップS17へ進んでEBP制御作動から規定時間内に一定圧以上のブレーキを踏んだか否かを判定する。ステップS17が肯定判定の場合には、ステップS18へ進んで学習フラグをオフにする。
ステップS10で通常アクセル操作学習フラグがオフと判定された場合には、ステップS19へ進んでアクセル閉速度が発生したか否かを判定する。ステップS19が肯定判定の場合には、ステップS20へ進んでアクセル閉速度が学習許可速度以上か否かを判定する。
ステップS20が肯定判定の場合には、ステップS21へ進んで通常アクセル操作学習フラグをオンにする。ステップS15が否定判定の場合、ステップS17が否定判定の場合及びステップS14,S16,S18,S21の後にはステップS22へ進んで学習カウンタが4回以下か否かを判定する。学習カウンタが4回以下と判定された場合には、ステップS23へ進んで通常アクセル操作学習値に予め定められた初期値を代入する。
ステップS22で学習カウンタが5回以上と判定された場合には、ステップS24へ進んでステップS14で学習されたアクセル変化量の最大値の3回の平均を計算し、通常アクセル操作学習値とする。
具体的には、表1に示すように、過去5回のアクセル開度別の閉速度のうち最小値及び最大値を除いた3回の平均を計算し、通常アクセル操作学習値とする。学習カウンタが6回以上では、過去5回分について同様な計算を行う。
Figure 2007276498
ステップS25では、通常アクセル操作学習値に緊急アクセル操作加算量を加えて、制御開始閾値とする。例えば、図5に示すようにアクセル開度5度毎にアクセル閉速度の最大値をプロットし、5回の学習結果のうち最小値と最大値を除いた平均値を通常アクセル操作学習値96とする。この通常アクセル操作学習値96に緊急アクセル操作加算量を加えて、EBP制御開始閾値98とする。
次いで、ステップS26へ進んでEBP許可車速以上か否かを判定する。このEBP許可車速は例えば5〜10km/hに設定される。許可車速未満の場合には、本処理を終了する。
ステップS26でEBP許可車速以上と判定された場合には、ステップS27へ進んでEBP制御中か否かを判定する。EBP制御中と判定された場合には、ステップS28へ進んでアクセルペダルを踏んでいないか否かを判定する。
ステップS28が肯定判定の場合には、ステップS29へ進んでブレーキペダルを踏んでいないか否かを判定する。ブレーキペダルを踏んでいないと判定された場合には、ステップS30へ進んでEBPタイマが規定時間以下か否かを判定する。
EBPタイマが規定時間以下の場合には、ステップS31へ進んでEBP加圧を続行する。即ち、ブレーキアクチュエータ54のモータ20を駆動して、図2に示すホイールシリンダ80のピストン室84内に実質的に制動作動しない程度の液圧を供給して、ピストン82によりパッド86,88をディスクロータ92に押し付け、車両運転者の急ブレーキ動作に備える。
一方、ステップS28又はステップS29が否定判定の場合、即ちアクセルペダルを踏んでいるか又はブレーキペダルを踏んでいると判定された場合には、ステップS32へ進んでEBPを停止する。また、ステップS30でEBPタイマが規定時間経過したと判定された場合にも、ステップS32へ進んでEBPを停止する。
ステップS27でEBP制御中でないと判定された場合には、ステップS33へ進んでアクセルペダルを踏んでいないか否かを判定する。肯定判定の場合には、ステップS34へ進んでブレーキペダルを踏んでいないか否かを判定する。
ブレーキペダルを踏んでいないと判定された場合には、ステップS35へ進んでアクセル変化量の最大値が図5のEBP制御開始閾値98を超えているか否かを判定する。即ち、急激なアクセルオフが発生して、アクセル変化量の最大値がEBP制御開始閾値98を超えているか否かを判定する。
ステップS35が肯定判定の場合には、ステップS36へ進んでEBPタイマを規定時間にセットする。このEBPタイマは減算タイマである。次いで、ステップS37へ進んでEBPの加圧を開始する。
すなわち、ブレーキアクチュエータ54のモータ20を駆動して、ホイールシリンダ80のピストン室84内に実質的に制動作動しない程度の液圧を供給して、ピストン82を移動してパッド86,88をディスクロータ92に押し付け、車両運転者の急ブレーキ動作に備える。
一方、ステップS33又はステップS34が否定判定の場合には、即ちアクセルペダル又はブレーキペダルを踏んでいないと判定された場合には、ステップS38へ進んでEBPを停止する。
ステップS35でアクセル変化量の最大値がEBP制御開始閾値98を超えていないと判定された場合にも、ステップS38へ進んでEBPを停止する。
上述した実施形態の急ブレーキ判断装置によると、運転者毎にアクセルペダルの戻し速度のパターンを学習することにより、全ての運転者に適切なEBP制御開始閾値を設定することが可能であり、運転者の違い、又は同一運転者における運転状態の違いに応じた適切な急ブレーキ判断が可能となる。
例えば、アクセル開度が小さい時にはアクセルペダルの戻し操作が早く、アクセル開度が大きな時には戻し操作が遅い運転者と、その逆であるアクセル開度が小さい時にはアクセルペダルの戻し操作が遅く、アクセル開度が大きな時には戻し操作が早い運転者のどちらにも対応が可能となる。
本発明が適用可能な車両のブレーキ装置の構成を示す液圧系統図である。 ディスクブレーキの概略断面図である。 本発明実施形態に係るEBP制御のフローチャートである。 本発明実施形態に係るEBP制御のフローチャートである。 アクセル操作の学習マップである。
符号の説明
2 マスターシリンダ
4 負圧ブースタ
6 ブレーキペダル
20 モータ
22 ポンプ
26 調圧手段
28,30,46 ノーマルオープン型電磁弁
38,40,44 ノーマルクローズ型電磁弁
36 リザーバ
50 リリーフ弁
64,66 車輪ブレーキ圧検出手段
78 ブレーキキャリパ
80 ホイールシリンダ
82 ピストン
86,88 パッド
92 ディスクロータ
96 アクセル操作量学習値
98 EBP制御開始閾値

Claims (1)

  1. アクセルペダルの戻し速度を検出し、該戻し速度が所定の閾値を超える時にはその後に運転者が急ブレーキ操作すると判断する車両の急ブレーキ判断装置であって、
    アクセルペダルの戻し操作のうちアクセル操作量がゼロになるまで戻され続け、その後のブレーキペダル操作量が所定値未満であるアクセル通常戻し操作におけるアクセルペダル戻し操作の開始位置及び該開始位置から所定開度毎にそれまでのアクセル戻し速度の最大値を、複数回の前記アクセル通常戻し操作毎に記憶する記憶手段と、
    該記憶手段に記憶されている複数回のアクセル戻し速度の最大値の平均を算出して通常アクセル操作学習値とする通常アクセル操作学習値算出手段と、
    前記通常アクセル操作学習値に所定の緊急アクセル操作量を加算して前記所定の閾値を算出する閾値算出手段と、
    を具備したことを特徴とする車両の急ブレーキ判断装置。
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