JP2005178476A - 車両緊急状態検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストに見合った現実的な装置において、緊急状態であると判断されるべき状態をできるだけ漏れなく、かつ、過不足なく検出する。
【解決手段】縦軸rはアクセルペダルの位置(踏み込み量)を示している。σは位置rの時系列データの各部分列の分散であり、σ0はこの分散σに対する閾値である。この分散σは各インターバルIi毎に算定される。図2では、位置rが速度vの計測領域Zに突入する以前においては、インターバルI3が「σ<σ0」を満たす最も最近のインターバルとなっている。rsは、運転者によるアクセルペダル解放動作の開始時点でのアクセルペダルの位置r(:始動位置)である。この様な構成に従えば、アクセルoff直前のアクセルペダルの戻り速度vだけではなく、上記の始動位置rsの値をも加味して、緊急状態の有無若しくは緊急状態の度合いを判定することが可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両やその乗員の危険を未然に回避又は軽減しようとする際に有用な、車両の緊急状態を予測又は推定するための装置に関する。
上記の緊急状態とは、衝突、追突、脱輪、脱落等に対する危険を緊急に回避又は軽減する必要性が非常に高い状態を言う。従って、本発明は、例えばエアバッグ始動装置、制動力補助機構始動装置、シートベルトのプリテンショナ始動装置等の各種の車両安全対策関連装置に有用である。
尚、この様な各種の始動装置の機能の中には、これらの安全装置の起動機能等の他にも、例えばこれらの安全装置の起動準備指令機能等をも勿論含み得る。
車両の緊急状態を予測又は推定するための技法としては、例えば上記の特許文献1〜特許文献3に記載されている技法等が一般にも広く知られている。
図9、図10は、従来技術を説明するグラフである。ここで、rはアクセルペダルの位置(:踏み込み量)、vはアクセルペダルの戻り速度、tは時刻を表している。瞬時的にはアクセルペダルの戻り速度vは「−rの時間微分」で定義されるものであるが、微分が可能でない場合もあるので、以下では従来技術に習って、適当に解釈するものとする。
例えば図9の様に、アクセルペダルの位置rが時間と共に急激に減少した場合、車両の運転者は急制動等の緊急回避動作に入りつつあるものと考えられる。公知の従来技術においては、このアクセルoffの直前のアクセルペダルの戻り速度vの値が、所定の閾値v0 (>0)よりも大きくなった場合に、車両が緊急状態にあるものと判断していた。
特開平10−67317号公報 特開平10−157585号公報 特開2001−233189号公報
しかしながら、本願発明者は、度重なる制動試験の結果から、アクセルペダルの戻り速度vだけでは、正確な緊急状態の判定が必ずしも実施できるとは言えないことを突き止めた。
図10は、その様な例外的な事例を例示するグラフである。このグラフは、運転者が、略等速走行の際に比較的浅くアクセルペダルを踏み込みながら前進し、その後、突然の要請に反応して急制動を試みた際のものである。本図10に例示する様に、アクセルペダル解放動作の開始時点でのアクセルペダルの位置r(以下、始動位置rsと言う)の値が比較的小さくても、例えば下り坂や追い風などの状況下では、車両が高速走行している場合があり得る。また、高速道路走行中などでは、アクセルペダルの踏み込み量が比較的小さくとも、高速走行している場合も多い。
一方、アクセルペダルの戻り速度vはアクセルペダルの位置(:踏み込み量)rに略比例したり、或いは少なくとも位置rに対して単調増加する傾向が強い。これはアクセルペダル回りの機械系などの運動が、踏み込み動作に係わるバネ係数や油圧等に幾らかでも支配されている場合が多いためだと考えられる。
したがって、位置rが例えば図10の様に比較的小さく推移してきた場合などには、運転者が俊敏な動作でアクセルペダルを開放していても、戻り速度vの値は上記の閾値v0 を超え難いことがある。
即ち、一意に設定された閾値v0 よりも戻り速度vの値の方が例え小さくとも、閾値v0 が画一的に一定である以上、緊急状態であると判断されるべき状態が検出されないままとなってしまう事象が有り得る。しかしながら、従来の判定方式では、画一的に設定された閾値v0 を判定基準として戻り速度vの判定を実施しているので、その様な事象が表面化する恐れがあった。
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、その目的は、コストに見合った現実的な装置において、緊急状態であると判断されるべき状態をできるだけ漏れなく、かつ、過不足なく検出することである。
また、本発明の更なる目的は、例えばエアバッグ始動装置、制動力補助機構始動装置、シートベルトのプリテンショナ始動装置等の各種の車両安全対策関連装置に有用な、応用範囲の広い車両緊急状態検出装置を実現することである。
ただし、上記の個々の目的は、本発明の個々の手段の内の少なくとも何れか1つによって、個々に達成されれば十分なのであって、本願の個々の発明は、上記の全ての課題を同時に解決し得る手段が存在することを必ずしも保証するものではない。
上記の課題を解決するためには、以下の手段が有効である。
即ち、本発明の第1の手段は、車両のアクセルペダルの位置rを検出するアクセル位置検出手段と、アクセルペダルの戻り速度vを検出するアクセル速度検出手段とを有する、車両の緊急状態を検出するための装置(車両緊急状態検出装置)において、アクセル位置検出手段によって検出された位置rに関する直近過去の時系列データを記憶するアクセル位置記憶手段と、その直近過去において、運転者によるアクセルペダル解放動作が開始されたと推定される時刻でのアクセルペダルの位置r(≡始動位置rs)を、上記の時系列データに基づいて求める始動位置推定手段とを備えることである。
また、本発明の第2の手段は、上記の第1の手段において、上記の戻り速度vと始動位置rsに基づいて車両の緊急状態を判定する緊急状態判定手段を設けることである。
また、本発明の第3の手段は、上記の第1又は第2の手段において、上記の時系列データに、少なくとも150ms過去から50ms過去に至るまでの一連の直近過去の時系列データを含めることである。
また、本発明の第4の手段は、上記の第1乃至第3の何れか1つの手段において、上記の始動位置推定手段によって、時系列データの所定の各インターバル毎の分散σの大小に基づいて始動位置rsを決定することである。
また、本発明の第5の手段は、上記の第4の手段において、上記の始動位置推定手段によって、分散σが所定の閾値σ0よりも小さい値を示すインターバルの内、最も現在に近いインターバルにおける位置rの平均値又は最大値を始動位置rsとして算出することである。
また、本発明の第6の手段は、上記の第1乃至第3の何れか1つの手段において、上記の始動位置推定手段によって、時系列データの所定の各インターバル毎の最大変動幅Δrの大小に基づいて、始動位置rsを決定することである。
ただし、上記の最大変動幅Δrとは、該当するインターバル内においてサンプリングされた位置rの最大値と最小値との差分のことを言う。
また、本発明の第7の手段は、上記の第6の手段において、上記の始動位置推定手段によって、最大変動幅Δrが所定の閾値DRよりも小さい値を示すインターバルの内、最も現在に近いインターバルにおける位置rの平均値又は最大値を始動位置rsとして算出することである。
また、本発明の第8の手段は、上記の第1乃至第7の何れか1つの手段において、上記の始動位置推定手段によって、所定の微小時間dt内における位置rの変動量drの符号変化事象に基づいて、始動位置rsを決定することである。
また、本発明の第9の手段は、上記の第1乃至第8の何れか1つの手段において、上記のアクセル速度検出手段に、位置rに対する時間微分演算処理を経由することなく直接アクセルペダルの戻り速度vを測定する速度検出手段を備え、上記の始動位置推定手段によって、所定の微小時間dt内における戻り速度vの変動量dvの符号変化事象に基づいて、始動位置rsを決定することである。
以上の本発明の手段により、前記の課題を効果的、或いは合理的に解決することができる。
以上の本発明の手段によって得られる効果は以下の通りである。
即ち、本発明の第1の手段によれば、アクセルoff直前のアクセルペダルの戻り速度vだけではなく、上記の始動位置rsの大小をも加味して、緊急状態の有無若しくは緊急状態の度合いを判定することが可能となる。
より具体的には、例えば図10の様にアクセルペダルの位置rが推移した場合、始動位置rsの値が小さいので、それに応じて閾値v0 の方も動的に小さめに補正するなどの対策が可能となる。また、上記のアクセル位置記憶手段や始動位置推定手段は、コンピュータ・ソフトウェアによって実現することができる。
したがって、本発明によれば、緊急状態であると判断されるべき状態をできるだけ漏れなく、かつ過不足なく検出することが、コストに見合った現実的な装置において可能となる。
また、本発明の第2の手段によれば、例えばエアバッグ始動装置、制動力補助機構始動装置、シートベルトのプリテンショナ始動装置等の各種の車両安全対策関連装に掛かるコストを抑制することができる。
車両の緊急状態を判定するための手段は、例えばエアバッグ始動装置、制動力補助機構始動装置、シートベルトのプリテンショナ始動装置等の各種の車両安全対策関連装置毎に個々に設けても良いが、上記の様な本発明の緊急状態判定手段を本発明の車両緊急状態検出装置の一部として備えれば、各種の車両安全対策関連装置毎に、車両の緊急状態を判定するための手段を個々に設ける必要がなくなる。
上記の様な車両安全対策関連装置を複数種備え、かつ、各始動装置の始動条件等が画一的ではない場合には、上記の様な緊急状態判定手段は各種の車両安全対策関連装置毎に個々に設けた方が良い場合もあるが、そうでない場合などには、上記の第2の手段を選択する方がコスト面で有利となることが少なくない。
また、本発明の第3の手段によれば、上記の始動位置rsをより正確に求めることが可能となる。図9、図10の従来技術(緊急時)におけるアクセルペダルの戻し操作時間は約40ms〜100ms程度であり、これらの緊急状態の場合でも、アクセルペダルの戻り速度vを求めるためには、戻し操作中の時間帯における約50ms程度の間の位置rの時系列データが有れば十分である。したがって、従来装置においては、それ以上過去に逆上って時系列データを保存しておくことに、特段の利点は何ら認められない。
しかし、上記の第1又は第2の手段において、少なくとも150ms過去から50ms過去に至るまでの一連の直近過去の時系列データを用いれば、上記の始動位置rsをより正確に求めることが可能となる。より望ましくは、現在近傍を含めて、約200〜500ms程度までの直近過去の時系列データを保存しておくと良い。この範囲が広過ぎると、CPUオーバヘッドやメモリーオーバーヘッドを招く恐れがあり望ましくない。また、この範囲が狭過ぎると、始動位置rsを正確に求めることが困難となる場合があり、望ましくない。
また、本発明の第4の手段によれば、位置rの経時的変動の大小を評価する場合に、分散を指標として、最も正確或いは客観的に位置rの経時的変動の大小を評価することができる。即ち、分散が所定の閾値よりも大きい場合には、位置rが安定的には推移していないと判断することができる。
また、本発明の第5の手段によれば、上記の第4の手段の始動位置推定手段において、始動位置rsを正確或いは客観的に算定することができる。平均値を用いるのは主にノイズ対策であり、ノイズの影響が小さい系においては該当するインターバル内の最大値や、或いは、該当するインターバル内の最も時刻が古い時点でのサンプリング値などを用いても良い。
また、始動位置rsの推定処理においては、最大変動幅Δrの代りに分散を用いても良いが、本発明の第6の手段によれば、最大変動幅Δrの演算処理を実施した方が、プログラムの静的ステップ数もCPUの動的ステップ数も効果的に抑制することができる。
また、本発明の第7の手段によれば、上記の第6の手段の始動位置推定手段において、始動位置rsを比較的高速に算定することができる。平均値を用いるのは主にノイズ対策であり、ノイズの影響が小さい系においては該当するインターバル内の最大値や、或いは該当するインターバル内の最も時刻が古い時点でのサンプリング値などでも良い。
また、本発明の第8の手段によれば、位置rの変動が頻繁で、位置rの値が常時安定していない場合でも、位置rの最大変動幅Δrや分散などの値の大小に係わらず、適切な始動位置rsを算定することが可能となる。
また、本発明の第9の手段によれば、t−rグラフの図形の形状(上に凸、下に凸、変曲点など)を判別することが可能となるので、それらの形状に基づいて、適切な始動位置rsを算定することができる。
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。
ただし、本発明の実施形態は、以下に示す個々の実施例に限定されるものではない。
図1に、本発明の第1実施例の車両緊急状態検出装置100の主なハードウェア構成を示す。電子制御ユニット110(ECU)には、CPU(101)、ROM(102)、RAM(103)、及び入出力インターフェイス104(IF)などが内蔵されている。アクセル位置センサ106は、10ms周期で、車両のアクセルペダルの位置rを検出して、その値を電子制御ユニット110に連絡する。
図2は、上記の車両緊急状態検出装置100の処理方式の概要を示すグラフである。このグラフの横軸tは時間、縦軸rはアクセルペダルの位置(踏み込み量)を示している。Δtはインターバルの間隔で、例えば50ms程度で良い。この場合、各インターバルIi(i=1,2,3,...)毎に、5回ずつ上記のアクセル位置センサ106から位置rの連絡が入ることになる。
以下、位置rの時系列データをAP(n)と書く。AP(n)は配列で、1つの要素に1つの位置データ(r)が記憶される。この引数nは現在から過去に向って増加するもので、時系列データの中の最新の位置データを常時AP(0)と書くものとする。即ち、各位置データがもつ引数nは、10ms周期で1ずつ増加するものとする。
σは時系列データAP(n)の部分列の分散であり、σ0はこの分散σに対する閾値である。この分散σは各インターバルIi(i=1,2,3,...)毎に算定され、閾値σ0と比較することにより評価される。図2では、位置rが速度vの計測領域Zに突入する以前においては、インターバルI3が「σ<σ0」を満たす最も最近のインターバルとなっている。逆に言えば、インターバルI3まで過去に逆上って初めて「σ<σ0」が満たされる程度に、σ0の値が適当に設定されている。
本図2の記号rsは、運転者によるアクセルペダル解放動作の開始時点でのアクセルペダルの位置r(≡始動位置)を示しており、この値としては、インターバルI3における位置rの平均値等を用いることができる。
supZは速度vの計測領域Zの上限値であり、infZは計測領域Zの下限値である。
以下、この車両緊急状態検出装置100において、上記の始動位置rsを算定する本発明の始動位置推定手段などを実現する実現方式について詳しく説明する。
図3は、車両緊急状態検出装置100の処理手順を例示するフローチャートである。
まず最初に、ステップ305では、アクセルペダルの位置rをアクセル位置センサ106から入力する。
次に、ステップ310では、位置rに関する直近過去の時系列データAP(n)(0≦n≦29)を更新する。この時、引数nが現在から過去に向って増加する様に更新し、時系列データの中の最新の位置データが常時AP(0)となる様に保持する。したがって、各位置データがもつ引数nは、10ms周期で1ずつ増加させる。nの上限を29とした理由は、300ms程度の直近過去の時系列データが有れば十分だからである。通常、この様な時系列データの管理では、CPUオーバーヘッド削減のため、時系列データAP(n)に関する30エントリー分の1次記憶領域を30回毎にラップアラウンドさせて更新する。
ステップ312では、前回検出された位置rの値(=AP(1))が、極大値であった場合に、その極大値(=AP(1))を変数rsに退避する。この処理については、図4を用いて後で詳細に説明する。
ステップ315では、フラグF1をチェックする。このフラグF1は、位置rが計測領域Zに上限側から突入した事象を記憶しておくためのものであり、このフラグF1は、位置rが計測領域Zに上限側から突入してから、一端、計測領域Z外に脱出するまでの間のみ常時ON状態に維持する。
ステップ320では、最新の位置データを有する配列要素AP(0)の値が計測領域Zの上限値supZ以下となっているか否かをチェックし、AP(0)≦supZならばステップ325に、そうでなければステップ305に処理を移す。
ステップ325では、前回(10ms前)の位置データAP(1)をチェックし、AP(1)>supZならばステップ330に、そうでなければステップ305に処理を移す。
ステップ330では、フラグF1をON状態に設定する。
ステップ335では、記憶領域T1に現在時刻tを記憶する。
ステップ340では、記憶領域R1に現在の位置r(=AP(0))を記憶する。
以上のステップ320〜ステップ340までの一連の処理により、位置rが計測領域Zに上限側から突入した事象とその時の時刻tとその時の正確な位置rが記憶される。
一方、ステップ315において、既にF1=ONであった場合には、以下の処理が実行される。
即ち、まず、ステップ350では、未だに現在の位置r(=AP(0))が計測領域Z内にあるか否かを判定する。その結果、infZ<AP(0)≦supZならばステップ305に、そうでなければステップ355に処理を移す。
ステップ355では、位置rが計測領域Z外に脱出したことを受けて、フラグF1をOFF状態に戻す。
ステップ360では、この脱出が上方へのものか否かを判定する。その結果、AP(0)>supZならばステップ305に、そうでなければステップ370に処理を移す。
ステップ370では、記憶領域T2に現在時刻tを記憶する。
ステップ375では、記憶領域R2に現在の位置r(=AP(0))を記憶する。
以上のステップ350〜ステップ375までの一連の処理により、位置rが計測領域Zの下限側から脱出した事象とその時の時刻tとその時の正確な位置rが記憶される。
ステップ380では、以上のステップによって記憶されたデータに基づいて、アクセルペダルの始動位置rsと、アクセルoff直前のアクセルペダルの速度vを算出する。この演算処理には、後述の図5のサブルーチンを用いる。
ステップ390では、ステップ380で呼び出して実行した図5のサブルーチンが算出した始動位置rsと速度vを応用プログラムが参照可能な記憶領域に出力する。
この様な応用プログラムとしては、例えばエアバッグ始動装置、制動力補助機構始動装置、シートベルトのプリテンショナ始動装置等の各種の車両安全対策関連装置の始動プログラム等が考えられる。図1には、その様な始動プログラムが電子制御ユニット110とは別個のECU上で実行される際の構成が記されている。即ち、この場合には、図1の「出力信号」は上記の始動位置rsと速度vを意味する。ただし、その様な始動プログラム(応用プログラム)は、図1の同一の電子制御ユニット110上で実行しても構わない。それらの構成は任意で良く、電子制御ユニット110の具体的な機能や性能等に応じて決定すれば良い。
図4に、前述の図3のステップ312によって、呼び出されて実行されるべきサブルーチン(極大判定)の処理手順を例示する。変数dr0,dr1は、最近の10ms(上記の1周期)毎の位置rの変化量を保持する変数(記憶領域)である。システム始動時における変数dr0の初期値は任意で良い。
まず、最初にステップ210では、前回の変数dr0の値を変数dr1に退避する。
次に、ステップ220では、今回の1周期での位置rの変化量dr0(≡AP(1)−AP(0))を求める。
ステップ230では、今回の1周期における位置rの変化量dr0の符号を判定し、その結果が、負ならばステップ240に制御を移し、そうでなければ呼出元(図3のステップ315)に制御を戻す。
ステップ240では、前回の1周期における位置rの変化量dr1の符号を判定し、その結果が、0以上ならばステップ250に制御を移し、そうでなければ呼出元(図3のステップ315)に制御を戻す。
ステップ250では、現在の位置rの値AP(1)を変数rsに退避する。
以上のサブルーチン(極大判定)の処理手順により、前回検出された位置rの値(=AP(1))が、極大値であった場合に、その極大値(=AP(1))を変数rsに退避することができる。
なお、本図4のサブルーチンによれば、ステップ240においてdr1=0となる場合にも、次に続くステップ250が実行されるので、ステップ250で変数rsに退避される値は、必ずしも位置rの極大値であるとは限らない。この様な場合については、後から図8を用いて詳しく説明するが、何れの場合においても本サブルーチンは、所望の始動位置rsを暫定する上で効果的に作用する。この暫定結果(始動位置rs)の値は、後述の図5のサブルーチンによって、最終的には変更される場合もある。
図5に、v,rsを算出するサブルーチンの処理手順を例示する。
まず、ステップ410では、次式(1)にしたがって、速度vを算出する。
v=(R1−R2)/(T2−T1) …(1)
次に、ステップ420では、制御変数iを0に初期化する。この制御変数iは、図2の各インターバルIiの番号iに対応するものである。
ステップ430では、次式(2)にしたがって、配列AP(n)の部分列の各位置rの平均値μを算出する。
μ=MAP(5i,5) …(2)
ただし、ここで、MAP(j,k)は、配列AP(n)のj番目の要素から始まる計k個の連続する要素から構成される配列AP(n)の部分列の全要素の平均値を算出する関数である。
ステップ450では、次式(3)にしたがって、配列AP(n)の部分列の各位置rの分散σを算出する。
σ=ΘAP(5i,5,μ) …(3)
ただし、ここで、ΘAP(j,k,μ)は、配列AP(n)のj番目の要素から始まる計k個の連続する要素から構成される配列AP(n)の部分列の分散を算出する関数である。3番目のオペランド(引数μ)は、式(2)の算出結果を流用するために設けられたオプション指定用のオペランド(演算高速化インターフェイス)であり、平均値μ(式(2)の演算結果)の格納領域アドレスを指定するためのものである。この指定は省略しても良い。
ステップ460では、制御変数iの値を1だけ増加させる。
ステップ470では、関数ΘAPによって算出された上記の分散σの値の大小をチェックする。その結果、σ<σ0ならばステップ490へ、そうでなければステップ480へ処理を移す。ただし、ここで、σ0は前述の閾値である。
ステップ480では、最後に実行されたステップ430の演算結果(平均値μ)を始動位置rsの記憶領域に格納する。この処理は、先の図4のステップ250よりも後で、同一の記憶領域(始動位置rs)に対して実行されるので、本ステップ480における実行結果は、ステップ250における実行結果よりも優先的に採用される。
ステップ490では、制御変数iが定数mに一致するか否かを判定する。本第1実施例の場合、配列AP(n)の要素数が30であることから、mの値は6とする。この判定の結果、i≠mならばステップ430に、i=mならば呼出元に制御を戻す。
以上のサブルーチンにより、上記のステップ380の処理(v,rsの算出)を正しく実行することができる。
以上の第1実施例によれば、アクセルoff直前のアクセルペダルの速度vの他に、直近過去におけるアクセルペダルの始動位置rsをも得ることができるので、例え図10の様にアクセルペダルの始動位置rsの値が小さく推移した場合であっても、その状態を緊急状態として検出することが可能となる。
以下の実施例2では、上記の戻り速度vと始動位置rsに基づいて車両の緊急状態の有無若しくは緊急状態の度合いを判定する緊急状態判定手段を、更に備える方式について例示する。
図6に、本第2実施例のサブルーチンの処理手順を例示する。このサブルーチンは、前述の実施例1のステップ390(図3)を実行するタイミングで、ステップ390を実行する代りに、呼び出して実行すべきものである。
このサブルーチンでは、まず最初にステップ510〜ステップ530により、速度vの大小関係に基づいて、引数Jの値が次式(4)の様に決定される。
J=0 (v<v1),
J=1 (v1≦v≦v2),
J=2 (v2<v) …(4)
次に、ステップ540〜ステップ560により、始動位置rsの大小関係に基づいて、引数Kの値が次式(5)の様に決定される。
K=0 (rs<s1),
K=1 (s1≦rs≦s2),
K=2 (s2<rs) …(5)
そして、最後にステップ570では、配列Y(J,K)の値を前述の応用プログラムが参照可能な記憶領域に出力する。ただし、ここで、配列Y(J,K)の各要素の値は、図7−Aによって定義されるものとする。この各要素は、緊急状態の有無を示すもので、Y(J,K)=1の時、緊急状態にあり、Y(J,K)=0の時は、車両は緊急状態にはない。
この場合には、図1の出力信号は、この1又は0の値のみになる。
〔その他の変形例〕
本発明の実施形態は、上記の形態に限定されるものではなく、その他にも以下に例示される様な変形を行っても良い。この様な変形や応用によっても、本発明の作用に基づいて本発明の効果を得ることができる。
(変形例1)
例えば、上記のサブルーチンを改造して、上記の配列Yの代りに、図7−Bの配列y(j,k)の値を前述の応用プログラムが参照可能な記憶領域に出力する様にしても良い。上記の式(4)、式(5)の評定がそれぞれ8段階評定となる様に、上記のサブルーチンを改造すれば、その様な構成も可能である。図7−Bの配列y(j,k)には、緊急状態の有無の代りに緊急度(0〜3)が出力される様な構成を例示した。
この様な構成によれば、各応用プログラム(各始動プログラム)側で緊急度に応じて任意に、その後の処理を切り分けることができる。
また、図7の例の他にも、出力信号の内容は、例えばy=f(v,rs)などの様な連続関数の関数値としても良い。独立変数(入力側:v,rs)や或いは従属変数(出力側:y)が連続値をもつと、例えば以下の様に都合がよい場合がある。
即ち、車両に搭載する各応用プログラム(例:ブレーキアシスト装置、エアバッグ始動装置など)毎に、必要となる閾値の個数や各閾値の値を個別に任意に設定できる。したがって、その様な応用プログラムが複数存在する場合には、好適な判定基準を各応用プログラム毎に任意に設定でき都合がよい。この様な関数は通常、テーブルデータとして実現されるので、配列y(j,k)の引数の数を大きくした場合に、事実上実現されるものと解釈することもできる。
(その他の課題)
上記の実施例1の極大判定処理(:図4のサブルーチン)では、時間tに対する位置rのグラフ上での変曲点を判定することができない。
図8−Aは、上記の実施例1の極大判定処理の作用・効果を説明するグラフである。このグラフは、(t,r)=(t1,r1)においてdr=0であり、かつ、その後はdr<0となることを示すグラフである。例えばケースaは点(t,r)=(t1,r1)が極大点を与える場合であり、ケースcは点(t,r)=(t1,r1)が変曲点を与える場合であるが、図8−A中のケースa,b,cの何れの場合においても、図4のサブルーチンのステップ250は実行され、所望の結果を与える。
しかしながら、図8−Bに例示する様に、たとえ常時dr<0であったとしても、図示する点(t,r)=(t2,r2)の様に、始動位置rsと見なすに相応しいアクセルペダルの始動位置があり得る。図8−Bに例示するこの点(t,r)=(t2,r2)は、変曲点となっており、この点以前ではグラフは下に凸であり、かつ、この点以降ではグラフは上に凸になっている。そして、運転者はこの時点((t,r)=(t2,r2))より、緊急回避動作を開始するものと推定することができる。
下に凸から上に凸へと形状変化するこの様な変曲点は、理論的には、アクセルペダルの位置rに対する時間tでの2回微分によって求めることができるが、実際には、測定データのデジタル変換時の量子化精度やノイズなどの問題が潜在しており、この問題が表面化或いは顕著化する恐れを必ずしも否定できないので、通常のシステムでは、アクセルペダルの位置rに対する2回微分演算処理を行うことによって、例えば図8−Bに例示される様な変曲点を求めることはしていない。
(変形例2)
本発明の第9の手段は、更にこの様な課題をも解決するためのものである。即ち、本発明の第9の手段によれば、直接計測したアクセルペダルの速度vに対する時間tでの1回微分演算処理だけで、例えば図3のステップ312と略同様のタイミングや要領で、下に凸から上に凸へと形状変化する変曲点の判定処理を展開することができるので、t−rグラフの図形の形状(上に凸、下に凸、変曲点など)を正確に判別することが可能となる。したがって、本発明の第9の手段によれば、それらのグラフ形状に基づいて、更に適切な始動位置rsを算定することも可能となる。
なお、アクセルペダルの速度vを直接計測する手段としては、例えば電磁誘導作用を利用した速度センサなどが有効である。
本発明は、例えばエアバッグ始動装置、制動力補助機構始動装置、シートベルトのプリテンショナ始動装置等の各種の車両安全対策関連装置に有用である。
尚、この様な各種の始動装置の機能の中には、これらの安全装置の起動機能等の他にも、例えばこれらの安全装置の起動準備指令機能等をも勿論含み得る。
実施例1の車両緊急状態検出装置100のシステム構成図 車両緊急状態検出装置100の処理方式の概要を示すグラフ 車両緊急状態検出装置100の処理手順を例示するフローチャート 極大を判定するサブルーチンの処理手順を例示するフローチャート v,rsを算出するサブルーチンの処理手順を例示するフローチャート 実施例2に係わるサブルーチンの処理手順を例示するフローチャート 図6のステップ570で参照される関数(テーブルデータ)の表 図7−Aの関数の拡張例を示す表 図4のサブルーチンの作用・効果を説明するグラフ 本発明のその他の作用・効果を説明するグラフ 従来技術を説明するグラフ 従来技術の問題点を説明するグラフ
符号の説明
100 : 車両緊急状態検出装置
101 : CPU
102 : ROM
103 : RAM
104 : IF(入出力インターフェイス)
106 : アクセル位置センサ
110 : ECU(電子制御ユニット)
r : アクセルペダルの位置
rs : アクセルペダル解放動作の開始位置(始動位置)
v : アクセルペダルの速度
t : 時刻
Δt : インターバルの間隔
Z : 速度vの計測領域({r|infZ≦r≦supZ})
supZ : 計測領域Zの上限値
infZ : 計測領域Zの下限値
AP(n) : 位置rに関する直近過去の時系列データ(0≦n)
μ : 時系列データAP(n)の部分列の平均値
AP : 平均値μを求める関数
σ : 時系列データAP(n)の部分列の分散
ΘAP : 分散σを求める関数
σ0 : 分散σに対する閾値
Y(J,K): 始動位置rsと速度vに基づいて判定される緊急度
y(j,k): 始動位置rsと速度vに基づいて判定される緊急度

Claims (9)

  1. 車両のアクセルペダルの位置rを検出するアクセル位置検出手段と、前記アクセルペダルの戻り速度vを検出するアクセル速度検出手段とを有する、前記車両の緊急状態を検出するための装置であって、
    前記アクセル位置検出手段によって検出された前記位置rに関する直近過去の時系列データを記憶するアクセル位置記憶手段と、
    前記直近過去において、運転者によるアクセルペダル解放動作が開始されたと推定される時刻での前記位置r(≡始動位置rs)を、前記時系列データに基づいて求める始動位置推定手段と
    を有する
    ことを特徴とする車両緊急状態検出装置。
  2. 前記戻り速度vと前記始動位置rsに基づいて前記車両の緊急状態を判定する緊急状態判定手段を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両緊急状態検出装置。
  3. 前記時系列データは、
    少なくとも150ms過去から50ms過去に至るまでの一連の直近過去の時系列データを含む
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両緊急状態検出装置。
  4. 前記始動位置推定手段は、
    前記時系列データの所定の各インターバル毎の分散σの大小に基づいて、前記始動位置rsを決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の車両緊急状態検出装置。
  5. 前記始動位置推定手段は、
    前記分散σが所定の閾値σ0よりも小さい値を示す前記インターバルの内、最も現在に近いインターバルにおける前記位置rの平均値又は最大値を前記始動位置rsとして算出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の車両緊急状態検出装置。
  6. 前記始動位置推定手段は、
    前記時系列データの所定の各インターバル毎の最大変動幅Δrの大小に基づいて、前記始動位置rsを決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の車両緊急状態検出装置。
  7. 前記始動位置推定手段は、
    前記最大変動幅Δrが所定の閾値DRよりも小さい値を示す前記インターバルの内、最も現在に近いインターバルにおける前記位置rの平均値又は最大値を前記始動位置rsとして算出する
    ことを特徴とする請求項6に記載の車両緊急状態検出装置。
  8. 前記始動位置推定手段は、
    所定の微小時間dt内における前記位置rの変動量drの符号変化事象に基づいて、前記始動位置rsを決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の車両緊急状態検出装置。
  9. 前記アクセル速度検出手段は、
    前記位置rに対する時間微分演算処理を経由することなく、直接前記戻り速度vを測定する速度検出手段を有し、
    前記始動位置推定手段は、
    所定の微小時間dt内における前記戻り速度vの変動量dvの符号変化事象に基づいて、前記始動位置rsを決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の車両緊急状態検出装置。
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