JP2007275024A - 生海苔裁断機 - Google Patents
生海苔裁断機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007275024A JP2007275024A JP2006109208A JP2006109208A JP2007275024A JP 2007275024 A JP2007275024 A JP 2007275024A JP 2006109208 A JP2006109208 A JP 2006109208A JP 2006109208 A JP2006109208 A JP 2006109208A JP 2007275024 A JP2007275024 A JP 2007275024A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- raw
- raw laver
- perforated plate
- knife
- cutting machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Edible Seaweed (AREA)
Abstract
【課題】孔プレートの孔数を最大限に多くして抵抗無く均一に裁断されるように工夫されているがその限界は孔面積比で35%程度であるが、生海苔の物性によっては、カッタによる切れ味を悪くすることで、生海苔を、ムリヤリ裁断する等の作業をもって、この生海苔に揉み作用を与える。このような作業では、専ら熟練を要すること、このような作業を行うには、面倒であること、また勘を必要とすること等の問題点が指摘されている。
【構成】生海苔を、多孔プレート側に押し付ける押出しスクリュウと、所定の長さに切断する摺接を司る加圧機構及び回転を司る回転機構を備えたナイフが摺接回転する多孔プレートにおいて、押出しスクリュウの刃部と多孔プレートの丸孔とにする切断に時間的なスペックを確保するために、前記多孔プレートの丸孔の開口率を設定する構成とした生海苔裁断機である。
【選択図】図1
【構成】生海苔を、多孔プレート側に押し付ける押出しスクリュウと、所定の長さに切断する摺接を司る加圧機構及び回転を司る回転機構を備えたナイフが摺接回転する多孔プレートにおいて、押出しスクリュウの刃部と多孔プレートの丸孔とにする切断に時間的なスペックを確保するために、前記多孔プレートの丸孔の開口率を設定する構成とした生海苔裁断機である。
【選択図】図1
Description
本発明は、生海苔裁断機に関し、その詳細は、生海苔を正確、かつ所定の大きさと、裁断時に最適な練りを確保できる生海苔裁断機に関する。
前記裁断機において生海苔を正確に裁断する場合は、多孔プレートの孔数を最大限に多くして抵抗無く均一に裁断されるように工夫されているがその限界は孔面積比で35%程度である。しかし、生海苔の物性(硬さ、長さ、幅等の物理的な品質)によっては、カッタによる切れ味を悪くすることで、生海苔を、ムリヤリ裁断する等の作業をもって、この生海苔に揉み作用を与える。このような作業で、この生海苔の物性を変えることによって、製品仕上がりの品質の向上を図る手法も採用されている。
さらに、熟成機にかける等の手段で品質の向上を図っていたが、塾成機にかける時間により、同一の場所においても生海苔の品質が異なる。すなわち、熟成時間が長いと、生海苔の老化を促進し、熟成時間が短いと、品質の調整が困難になる。また、生海苔の品質に応じた熟成時間を確保するには専ら熟練を要すること、このような熟成時間を確保する作業を行うには、面倒であること、またこの熟成程度を確認することや勘を必要とすること等の問題点が指摘されている。
すなわち、従来の技術文献においては、微小生物及び/又は珪藻類等の海苔に付着した異物を除去することはできるが、柔らかくすることを目的する方法にとどまっている。従って、これらの方法では、好むように生海苔に揉み作用を与えて、生海苔の物性を変えることによって、品質の向上、生海苔の均質化を図れない等の問題があった。
この問題点の改良と、先行文献とを以下に列挙する。
まず、先行文献(1)として、実公平5−38635「生海苔切断装置」が挙げられる(以下、文献(1)とする)。その内容は、多孔プレートの内側に加圧摺接回転させたナイフを設けた生海苔切断装置において、前記多孔プレートの半円状の上端中央部に水を噴霧する射水装置を多孔プレートの外側に設ける構成であり、高温になる多孔プレートを冷却すると共に、切断された生海苔を洗浄することを意図する。
次に、先行文献(2)として、特開平7−99943「生海苔切断装置」が挙げられる(以下、文献(2)とする)。その内容は、生海苔の移送通路にその通路を横切って回転する回転刃を設け、その上流側に粗切り用の回転不能な多孔板に設け、その下流側に細切り用な回転不能な多孔板が形成している構成であり、生海苔をスムーズに供給できて細かく均一に切断でき、長期間にわたって高い切断能力を維持することを意図する。
また、先行文献(3)として、特開2001−8669「生海苔の細断方法及び装置」が挙げられる(以下、文献(3)とする)。その内容は、ナイフの回転数とスクリューの回転数との比率を調整可能とし、生海苔葉の物性により前記比率調整すること、この生海苔葉の加工度を調整すること、又は製品の品質の向上を図ることを意図する。
さらに文献(4)として、特開平10−75745「生海苔における繊維等の除去方法及び装置」が挙げられる(以下、文献(4)とする)。その内容は、透孔付きプレートにナイフを緩く摺接し、プレートとナイフとの間に繊維等を保留させること、又はプレートとナイフの間隙を調整し、生海苔を確実に切断すること、また生海苔は切断できるが、繊維は切断できない構成とし、一層高精度に繊維等を分離すること意図する。そして、図2にプレートに曲面状の通過孔を繞設する構成が開示されている。この通過孔を利用して繊維等の切断を回避することを意図する。
文献(1)は、多孔プレートをナイフの加圧当接により、効率よく生海苔をほぐす作用は生ずるが、引きちぎり切断及びすりつぶし作用等は生じないため、前述のように、ムリヤリ裁断する等の作業をもって、この生海苔に揉み作用を与え、生海苔の物性を変えることは困難である。また、押出孔から押し出された生海苔は、揉み作用を充分に与えれないため、微小生物及び/又は珪藻類等の海苔に付着した異物を除去することはできず、品質の向上、生海苔の均質化が望めない等の問題が生じる。
文献(2)は、生海苔の移送通路に上流側と下降側に2枚の多孔板を設ける構成であるので、1枚の多孔板を設ける場合に比べて、組付けが大変であること、清掃によるメンテナンスの煩雑化や部品点数の増加による経済性の向上等の課題も生ずる。
文献(3)は、ナイフの回転数とスクリューの回転数との比率を調整し、生海苔の物性に捉われることなく、生海苔の切断長さを細かくすること、また軟らかい切断済み生海苔を提供することに留まる。従って、生海苔の物性に対応して多孔プレート背面の揉み作用を与えることはできない。また多孔プレートに対する工夫がなく、この多孔プレートの利点を充分活用していない。
さらに文献(4)は、プレートとナイフとの間に繊維等を保留させること、又はプレートに曲面状の通過孔を繞設し、通過孔を利用して繊維等の切断を回避できる特徴がある。しかし、この発明は、前記文献(3)と同様な問題を抱えている。
請求項1の発明は、多孔プレートの孔数を少なくし、所謂、開口率を下げ、押出しスクリュウの圧力に比例しない形態を採用し、多孔プレート背面の揉み作用を与えること、又は同時にこの開口率以下の孔数として押出し圧を過大にすることで、多孔プレート背面の揉み作用を与えること等を意図する。またこの請求項1の発明は、ナイフの損耗を回避して、経済性の向上と、このナイフによる効率的な裁断を図ることを意図する。さらに、この請求項1の発明は、生海苔に揉み作用を利用することで、その物性を変えること及び/又は多孔プレートの利点を充分活用し、例えば、乾海苔(製品)の仕上がり表面の艶の確保と、孔あきを皆無とすること、表面のガサツキを無くすこと等を意図する。
請求項1は、生海苔を、多孔プレート側に押し付ける押出しスクリュウと、この押し付けられた生海苔を、所定の長さに切断する前記多孔プレートに摺接回転するナイフと、このナイフの摺接を司る加圧機構及びこのナイフの回転を司る回転機構を備えた生海苔裁断機において、
前記押出しスクリュウの刃部と多孔プレートの丸孔とにする切断に時間的なスペックを確保するために、前記多孔プレートの多孔の開口率を設定する構成とした生海苔裁断機である。
前記押出しスクリュウの刃部と多孔プレートの丸孔とにする切断に時間的なスペックを確保するために、前記多孔プレートの多孔の開口率を設定する構成とした生海苔裁断機である。
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成すること、またこの目的を達成するのに最適な多孔プレートの多孔の開口率と、この開口率がもたらす揉み効果を達成すること等を意図する。
請求項2は、請求項1に記載の生海苔裁断機において、そのスペックの要件が、多孔プレートの多孔の開口率であって、このプレートの面積の略28%以下とする構成とした生海苔裁断機である。
請求項3の発明は、請求項1の目的を達成すること、またこの目的を達成するのに最適な多孔プレートの多孔の形状と、この形状がもたらす揉み効果を達成すること等を意図する。
請求項3は、請求項1に記載の生海苔裁断機において、その多孔プレートの多孔の形状を、丸孔とし、かつこの丸孔が、中心より同円心状に均等に配分する構成とした生海苔裁断機である。
請求項4の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な押出しスクリュウの構造を提案すること、又はこの押出しスクリュウの押出し圧を調整し、これによる効果を最大限に発揮すること等を意図する。
請求項4は、請求項1に記載の生海苔裁断機において、その押出しスクリュウの回転数を可変速モータで制御する構成とした生海苔裁断機である。
請求項1は、生海苔を、多孔プレート側に押し付ける押出しスクリュウと、この押し付けられた生海苔を、所定の長さに切断する前記多孔プレートに摺接回転するナイフと、このナイフの摺接を司る加圧機構及びこのナイフの回転を司る回転機構を備えた生海苔裁断機において、
前記押出しスクリュウの刃部と多孔プレートの丸孔とにする切断に時間的なスペックを確保するために、前記多孔プレートの多孔の開口率を設定する構成とした生海苔裁断機である。
前記押出しスクリュウの刃部と多孔プレートの丸孔とにする切断に時間的なスペックを確保するために、前記多孔プレートの多孔の開口率を設定する構成とした生海苔裁断機である。
請求項1の発明は、多孔プレートの孔数を少なくし、所謂、開口率を下げ、押出しスクリュウの圧力に比例しない形態を採用し、多孔プレート背面の揉み作用を与えること、又は同時にこの開口率以下の孔数として押出し圧を過大にすることで、多孔プレート背面の揉み作用を与えること等を意図する。またこの請求項1の発明は、ナイフの損耗を回避して、経済性の向上と、このナイフによる効率的な裁断を図ることを意図する。さらに、この請求項1の発明は、生海苔に揉み作用を利用することで、その物性を変えること及び/又は多孔プレートの利点を充分活用し、例えば、乾海苔(製品)の仕上がり表面の艶の確保と、孔あきを皆無にできること、表面のガサツキを無くし得ること等の特徴がある。
請求項2は、請求項1に記載の生海苔裁断機において、そのスペックの要件が、多孔プレートの多孔の開口率であって、このプレートの面積の略28%以下とする構成とした生海苔裁断機である。
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成できること、またこの目的を達成するのに最適な多孔プレートの多孔の開口率と、この開口率がもたらす揉み効果を達成できること等の特徴がある。
請求項3は、請求項1に記載の生海苔裁断機において、その多孔プレートの多孔の形状を、丸孔とし、かつこの丸孔が、中心より同円心状に均等に配分する構成とした生海苔裁断機である。
請求項3の発明は、請求項1の目的を達成すること、またこの目的を達成するのに最適な多孔プレートの丸孔の形状を提供することの特徴を有する。
請求項4は、請求項1に記載の生海苔裁断機において、その押出しスクリュウの回転数を可変速モータで制御する構成とした生海苔裁断機である。
請求項4の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な押出しスクリュウの構造を提案できること、又はこの押出しスクリュウの押出し圧を調整し、これによる効果を最大限に発揮できること等の特徴がある。
本発明の一例を説明する。
図面の説明をすると、図1は、本発明の第1の実施例の全体を示した断面図、図2は多孔プレートの丸孔の開口率が、面積の略28%の第1の実施例の平面拡大図、図3は多孔プレートの丸孔の開口率が、面積の略28%の第2の実施例の平面拡大図、4は多孔プレートの丸孔の開口率が、面積の略17%の第1の実施例の平面拡大図、図5は多孔プレートの丸孔の開口率が、面積の略17%の第2の実施例の平面拡大図である。
図中1は海苔混成機等の海苔機器に設けられる略筒形状のハウジングで、このハウジング1内には、後述する押出しスクリュウ2を備えた回転軸3が一対の軸受(図示しない)を介して貫設されている。そして、この回転軸3にはプーリ4が固止されており、このプーリ4と、このハウジング1外に配備された可変速モータ30のプーリ(図示しない)との間にはベルト(図示しない)が捲装されている。従って、この回転軸3は、可変速モータ30のプーリ及びベルト並びにプーリ4が作動することで回転される。尚、この回転軸3の回転は、可変速モータ30から動力が伝達される構成であれば限定されない。従って、例えば、チェーン伝達機構、歯車機構等の他の動力伝達機構でも採用できる。
前記押出しスクリュウ2は、回転軸3の外周面であって、その基端から他端に亙って設けられており、この押出しスクリュウ2は回転軸3の回転で回転される。従って、ハウジング1に開設した生海苔の送込口25より送込まれた生海苔を、このハウジング1の他端に順次搬送する。尚、図示していないが、押出しスクリュウ2の形態(刃数、大きさ、形状)は、生海苔の物性により、適宜変更する。尚、押出しスクリュウ2の駆動手段は省略する。
図中22は、ハウジング1と軸受け筒21とを連結するための止めナットである。
図中22は、ハウジング1と軸受け筒21とを連結するための止めナットである。
また回転軸3の他端にナイフ5を固定し、このナイフ5と前記押出しスクリュウ2との間に隙間を設ける。そして、このナイフ5は、各種の形態(刃数、大きさ、形状)があって、例えば、刃部をクロス形状に設けた十字形、刃部を方形状に設けた放射形状等の如く構成する。換言すると、正面視してひとで形を構成する。このナイフ5は回転軸3に対して垂直に設けられている。またこのナイフ5は、回転軸3に固止されていることから、前記押出しスクリュウ2と同様に回転する(詳細は後述する)。尚、ナイフ5の形態は、生海苔の物性により、適宜変更する。
さらに、このナイフ5は、多孔プレート10に摺接可能に設けられるとともに、ナイフ5の回転を司る回転機構を備えている。そして、このナイフ5は、押出しスクリュウ2を介して圧送されてくる生海苔を、抱持するようにして、多孔プレート10の面100を摺接するようにして緩やかに移動する過程で、この丸孔10aとプレート5の刃部5aとを介して切断される。そして、後述するように、丸孔10aを中心より同円心状に均等に配分することが最も効率的であり、揉み効果及び/又は直截と、切り口の美しさが確保できること等の利点がある。そして、このような方法であると、正常で良質な生海苔の切断作業が行われること、多孔プレート10及び/又はナイフ5とによる切断作業は効率的な裁断と、この多孔プレート10及び/又はナイフ5等の損耗を回避して、耐久性、経済性等の向上が図れる実益がある。尚、このナイフ5には、各種の形態があり、四枚刃をつけた十字形状、六枚刃をつけた放射形状、又は八枚刃をつけた放射形状等が考えられる。そして、六枚刃、又は八枚刃をつけた放射形状が、生のりを抱持しながら、かつ適量及び/又は分割状に生海苔を移動できるので、生海苔を細かく切断できると考えられる。
このナイフ5の背面には、内面に丸孔10aを設けた平板状の多孔プレート10が摺接配備されている。この多孔プレート10に設けられた丸孔10aの形状は、
[1] 多孔プレート10の丸孔10aの孔数は、最大限に多くして抵抗無く均一に裁断するために、この多孔プレート10に設けた丸孔10aの開口率を下げる。例えば、開口率を略17%〜略28%にすることで最適な揉み作用を付すことができる。これによって、例えば、効果的に海苔の品質の向上と生海苔の均質化を図り、生海苔の送り出し量を調整することによって、生海苔の揉み作用における揉み時間を調整することができる。なお、後述するように、スペック(2)の要件を充足する。
[2] 丸孔10aを中心より同円心状に均等に配分してあり、ナイフ5の摺接回転による生海苔の切断に際し、最適な揉み作用を付与できる。なお、後述するように、スペック(3)の要件を充足できる。
上記[1]、[2]に記載の生海苔に最適な揉み作用を付与する構成である。
[1] 多孔プレート10の丸孔10aの孔数は、最大限に多くして抵抗無く均一に裁断するために、この多孔プレート10に設けた丸孔10aの開口率を下げる。例えば、開口率を略17%〜略28%にすることで最適な揉み作用を付すことができる。これによって、例えば、効果的に海苔の品質の向上と生海苔の均質化を図り、生海苔の送り出し量を調整することによって、生海苔の揉み作用における揉み時間を調整することができる。なお、後述するように、スペック(2)の要件を充足する。
[2] 丸孔10aを中心より同円心状に均等に配分してあり、ナイフ5の摺接回転による生海苔の切断に際し、最適な揉み作用を付与できる。なお、後述するように、スペック(3)の要件を充足できる。
上記[1]、[2]に記載の生海苔に最適な揉み作用を付与する構成である。
そして、多孔プレート10の丸孔10aを通過した生海苔は、回転軸3の他端の前方にある吐出口26より海苔混成機等の海苔機器内の洗浄槽(図示しない)に送り出される。
前述したように、生海苔は、ハウジング1に開設した生海苔の送込口25より送込まれ、押出しスクリュウ2により、順次回転しながら、ナイフ5を摺接回転するように配備した多孔プレート10に送られる。この押出しスクリュウ2は、前記可変速モータ30で回転軸3の回転数を制御することにより、生海苔の物性に対応して、生海苔の送り量を定めると考えられる。つまり、上記制御により、生海苔の送り量を時間によって制御することができ、前述したように生海苔の揉み作用における揉み時間を調整することができる。なお、後述するように、スペック(1)の要件を充足できる。
また、同様に、スペック(1)の要件を充足するものとして、押出しスクリュウ2と同様にナイフ5がある。このナイフ5は、前記可変速モータ30で回転軸3の回転数を制御してあり、生海苔の物性に対応して、生海苔の送り量を定めると考えられる。つまり、押出しスクリュウ2と同様に、生海苔の揉み作用における揉み時間を調整することができる。
なお、異物等の吸込み、微小生物及び/又は珪藻類等の海苔に付着した異物の混入等の不具合の発生、又は不良生海苔の発生等があり得るので、正常な良質な生海苔の切断作業ができなくなり直ちに多孔プレート10の摺接回転を停止し、洗浄を行って、多孔プレート10内の微小生物及び/又は珪藻類等の海苔に付着した異物等を除く作業も起こりうる。
以上で種々説明したが、本発明の骨子で、かつ請求項にも記載したスペックの内容と、このスペックの構成の一例を説明する。
このスペックとは、生海苔裁断機において、生海苔を裁断時に最適な練りを確保するために必要とする条件であり、具体的には、最適な生海苔の揉み効果が発揮できる構成である。すなわち、このスペックとしては、次のような条件が考えられる。
(1)押出しスクリュウとナイフによる回転数を制御することにより、多孔プレートの丸孔から生海苔の送り出し時間を調節するための時間
(2)多孔プレートにおいて、その丸孔の開口率を下げることにより、生海苔の送り量を調節するための面積
(3)多孔プレートにおいて、最適な揉み作用を付与できる多孔プレートの丸孔の形状
(1)押出しスクリュウとナイフによる回転数を制御することにより、多孔プレートの丸孔から生海苔の送り出し時間を調節するための時間
(2)多孔プレートにおいて、その丸孔の開口率を下げることにより、生海苔の送り量を調節するための面積
(3)多孔プレートにおいて、最適な揉み作用を付与できる多孔プレートの丸孔の形状
1 ハウジング
2 押出しスクリュウ
3 回転軸
4 プーリ
5 ナイフ
5a 刃部
10 多孔プレート
10a 丸孔
100 面
22 止めナット
25 送込口
26 吐出口
30 可変速モータ
2 押出しスクリュウ
3 回転軸
4 プーリ
5 ナイフ
5a 刃部
10 多孔プレート
10a 丸孔
100 面
22 止めナット
25 送込口
26 吐出口
30 可変速モータ
Claims (4)
- 生海苔を、多孔プレート側に押し付ける押出しスクリュウと、この押し付けられた生海苔を、所定の長さに切断する前記多孔プレートに摺接回転するナイフと、このナイフの摺接を司る加圧機構及びこのナイフの回転を司る回転機構を備えた生海苔裁断機において、
前記押出しスクリュウの刃部と多孔プレートの丸孔とにする切断に時間的なスペックを確保するために、前記多孔プレートの多孔の開口率を設定する構成とした生海苔裁断機。 - 請求項1に記載の生海苔裁断機において、そのスペックの要件が、多孔プレートの多孔の開口率であって、このプレートの面積の略28%以下とする構成とした生海苔裁断機。
- 請求項1に記載の生海苔裁断機において、その多孔プレートの多孔の形状を、丸孔とし、かつこの丸孔が、中心より同円心状に均等に配分する構成とした生海苔裁断機。
- 請求項1に記載の生海苔裁断機において、その押出しスクリュウの回転数を可変速モータで制御する構成とした生海苔裁断機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006109208A JP2007275024A (ja) | 2006-04-11 | 2006-04-11 | 生海苔裁断機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006109208A JP2007275024A (ja) | 2006-04-11 | 2006-04-11 | 生海苔裁断機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007275024A true JP2007275024A (ja) | 2007-10-25 |
Family
ID=38677217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006109208A Pending JP2007275024A (ja) | 2006-04-11 | 2006-04-11 | 生海苔裁断機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007275024A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103271390A (zh) * | 2013-05-29 | 2013-09-04 | 李哲 | 双螺旋海带打结机 |
-
2006
- 2006-04-11 JP JP2006109208A patent/JP2007275024A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103271390A (zh) * | 2013-05-29 | 2013-09-04 | 李哲 | 双螺旋海带打结机 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN106136258B (zh) | 机械式甘蔗去皮机 | |
KR100664675B1 (ko) | 겨 절삭형 정미기 | |
EP2987557B1 (de) | Zerkleinerungsmaschine zur zerkleinerung eines produkts | |
JP2008264610A (ja) | 玄米糠層の研磨方法及び装置 | |
DE112009002528T5 (de) | Rohblockschneidvorrichtung und Rohblockschneidverfahren | |
JP2009171941A (ja) | ジャガイモ等の皮剥機 | |
JP6253511B2 (ja) | 二軸差動型破砕機 | |
JP2007275024A (ja) | 生海苔裁断機 | |
JP2009061368A (ja) | 米を無洗米化できる精米装置 | |
CN105171813A (zh) | 一种机械切片机 | |
JP3175323U (ja) | 生海苔切断用固定プレート | |
KR20120048924A (ko) | 습식미 분쇄기 | |
CN213494159U (zh) | 一种可调粒度的绞肉机 | |
US12006627B2 (en) | Device and method for treating fibres | |
US2854047A (en) | Shredder spool with bar knives | |
CN101507451B (zh) | 挂面切刀架 | |
CN209883042U (zh) | 适用于造纸法再造烟叶的多边形分切机 | |
JP6097902B2 (ja) | 高性能生海苔裁断装置 | |
JP3129316U (ja) | 精米装置 | |
JP3182182U (ja) | 生海苔微細切断用プレート | |
JP5464925B2 (ja) | 食肉加工機用食肉処理モジュールと、これを用いた食肉加工機 | |
CN110959872A (zh) | 一种弹性变隙进切-滚压式无患子脱壳装置 | |
JP2009017853A (ja) | 生海苔裁断機の止め輪。 | |
JP5902014B2 (ja) | 切削機及び切削方法 | |
CN117888382A (zh) | 一种纸张浆料磨浆设备及其工艺 |