JP3129316U - 精米装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】経済的に効率よく米の周囲の糠を除去できるとともに、胚芽米の精米にも利用できる精米装置を提供する。
【解決手段】外枠と、網で構成し前記外枠の内部に配置した網筒と、前記網筒の内部に回転可能に配置した切削ロールと、からなり、前記外枠に設けた投入口を通じて供給した未処理米を前記切削ロールで精米する精米装置であって、前記切削ロールは、回転筒と、前記回転筒の外周面に突設した複数の切削刃と、により構成することを特徴とする精米装置。
【選択図】図1

Description

本考案は、精米装置に関するものである。
周囲に糠が付着した玄米の周囲から糠を除去する方法として、米の周囲を削る研削式、米と米とを擦り合わせる摩擦式、その両者を組み合せた方式が存在する。さらには、螺旋状の回転研磨体を有する構造や、円盤状の切削体を重合した構造を用いることで、投入された米を研米する手法もある。
あるいは、水を使用する湿式方式と、空気を使用する乾式方式に分類することもできる。
特開2000−350939号公報 特開2005−144424号公報
従来の糠の除去方法には以下のような問題点があった。
<1>研削式、摩擦式ともに温度上昇が発生し、米の品質が変化してしまう。
<2>研削式、摩擦式ともに米に圧力がかかってしまい、米の品質が変化してしまう。
<3>糠だけでなく、米の表面も削ってしまう。
<4>水で処理する湿式では、米に水が浸透して品質を低下させる可能性がある。また、処理後の糠が水分を含むという問題がある。
<5>螺旋状の回転研磨体を用いる場合、螺旋による搬送力は高いが、切削力が低い。
<6>円盤状の切削体を用いる場合、攪拌力が向上し、糠だけでなく胚芽まで切削してしまうため、胚芽米の精製を行う事ができない。
<7>螺旋状の研磨体や円盤状の切削体は、成形や取り付けの手間があるため、精米装置が高価になってしまう。
本考案は以上の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、経済的に効率よく米の周囲の糠を除去できるとともに、胚芽米の精米にも利用できる精米装置を提供することを目的とする。
上記のような問題を解決するために、本願の第1考案は、外枠と、網で構成し前記外枠の内部に配置した網筒と、前記網筒の内部に回転可能に配置した切削ロールと、からなり、前記外枠に設けた投入口を通じて供給した未処理米を前記切削ロールで精米する精米装置であって、前記切削ロールは、回転筒と、前記回転筒の外周面に突設した複数の切削刃と、により構成することを特徴とする精米装置を提供する。
本願の第2考案は、第1考案に記載の精米装置において、前記切削刃は、前記回転筒の軸方向の断面形状が略台形であり、前記切削刃の円周方向の下部には、前記回転筒の内面に穿通する吹出口を設けたことを特徴とする精米装置を提供する。
本願の第3考案は、第1考案又は第2考案に記載の精米装置において、前記複数の切削刃は、千鳥状に配置されることを特徴とする精米装置を提供する。
本願の第4考案は、第1考案乃至第3考案のいずれかに記載の精米装置において、前記切削刃は、前記回転筒の軸方向に対して平行に突設したことを特徴とする精米装置を提供する。
本願の第5考案は、第1考案乃至第3考案のいずれかに記載の精米装置において、前記切削刃は、前記回転筒の軸方向に対して傾斜して突設したことを特徴とする精米装置を提供する。
本願の第6考案は、第1考案乃至第5考案のいずれかに記載の精米装置において、前記複数の切削刃間の、回転筒の外周面に、吹出口を穿通したことを特徴とする精米装置を提供する。
本考案の精米装置は、上記した課題を解決するための手段により、次のような効果の少なくとも一つを得ることができる。
<1>水を使用しないため、米の品質に影響を与えることがない。
<2>台形状の切削刃により滑らかに切削するため、胚芽米の精製にも使用することができる。
<3>螺旋状の回転研磨体や、円盤状の切削体を取り付ける手間がないため、安価に精米装置を製造することができる。
以下、本考案について図面を参照した実施の形態により詳細に説明する。
<1>精米装置の概要
本考案の精米装置は、図1に示すように、外枠10と、その内部に配置した網筒20と、網筒20の内部に配置した切削ロール30とにより構成する。
網筒20と切削ロール30とは、同心円状に設置する。
以下、各構成部品について詳述する。
<2>外枠
外枠10は外周を密閉した容器である。
外枠10には、その一端に、糠の付着した未処理米等の原料50を投入する投入口11を開口する。投入口11の下部には、切削ロール30と同心円の位置に押し出しスクリュー40を設ける。この押し出しスクリュー40の回転によって、投入口11から投入した原料50は、外枠10の内部に向けて移動する。
外枠10の他端には、糠を除去した精米後の米を排出する、取出口12を開口する。
<3>送気設備
外枠10の押し出しスクリュー40後方の側面には、押し出しスクリュー40及び切削ロール30の内部に圧縮空気を供給する送気口13を設ける。
また、外枠10の下部には、排気口14を設ける。切削ロール30の内部に送られた圧縮空気は、後述する吹出口33を経由して網筒20の内部に供給され、排出口14から排出される。
<4>網筒
網筒20は、全体を金網で構成した筒体である。
網筒20の内径は、後述する切削ロール30の外径にほぼ等しい寸法に構成する。
網筒20の網目は、米の粒子が落下せず、しかし糠の粒子は落下する程度の寸法に構成する。
<5>切削ロール
外枠10及び網筒20の内部には、網筒20と同心円状に切削ロール30を配置する。
この切削ロール30は、モータの駆動により回転する。
切削ロール30は、図2に示すように、回転筒31と、回転筒31の外周に、回転筒31の軸方向に平行に立設する複数の切削刃32と、からなる。
切削刃32は、図2及び図3に示すように、回転筒31の外周面に、軸方向の断面形状が略台形になるように立設する。
その際、回転方向の端部が略台形となるようにし、逆側は図2(a)のように回転筒31方向に傾斜させてもよいし、図2(b)のように端部が略台形となるように形成してもよい。
切削刃32は、図2のように、回転筒31の外周面に沿って千鳥状に配置することで、より多くの切削刃32を立設することができる。
切削刃32の下部には吹出口33を設ける。吹出口33は回転筒31の内部に穿通し、切削ロール30の内部に送られた圧縮空気を切削ロール30の外部に供給する。
切削刃32は、回転筒31の外周面に立設するだけであり、螺旋状の回転研磨体や、円盤状の切削体を取り付ける手間がない。よって、切削ロール30は、より安価に製造することができる。
[作用]
次に、本考案の精米装置を用いた精米方法について説明する。
上記の精米装置の送気口13から圧縮空気を供給し、切削ロール30に回転を与える。投入口11から、糠の付着した未処理米等の原料50を投入し、押し出しスクリュー40によって切削ロール30側に押し出す。
投入された原料50は、図4に示すように、切削ロール30に立設した切削刃31により切削される。
切削刃31の断面形状は略台形であるため、刃となる外周長さを大きくとることができ、切削ロール30の切削能力が向上する。
また、切削刃31の断面形状を略台形とすることにより、刃の直線部分が増すと共に、上辺の両端が鈍角となるため、原料50に対して滑らかな切削を行うことができる。これにより、胚芽米の精米にも利用することができる。
また、図3に示すように、切削面が平面となり、網筒20との隙間が一定間隔となり、原料50の表面の切削能力が向上する。
送気口13から供給される圧縮空気は、切削刃32の下部に設けた吹出口33を通過し、網筒20の内部に取り込まれる。
図4に示すように、切削により生じた糠等51は、圧縮空気の流れにより、網筒20の外部に放出され、その後排出口14から排出される。
糠を削り取った米は精米として、取出口12から取り出す。
吹出口33は切削刃32の下部に設けられるため、原料50には切削と同時に圧縮空気が吹き付けられ、冷却される。原料50を冷却し温度上昇を防止することができ、精米の品質に影響を与えることがない。
また、図4(b)のように、切削刃31の両端を略台形とすることで、吹出口33が増える。
これにより、圧縮空気の供給量が増し、さらに温度上昇を防止することができるとともに、より糠等51を飛散させることができる。
[その他実施例]
吹出口33を、図5に示すように、切削刃31と切削刃31との間の、回転筒32の外周面に穿通することもできる。
これにより、圧縮空気の供給量が増し、さらに温度上昇を防止することができるとともに、より糠等51を飛散させることができる。
また、図6に示すように、切削刃31を回転軸の軸方向に対して傾斜して設けることもできる。
傾斜して設けることで、切削ロール30の回転により、原料50を切削刃31により切削するとともに、網筒20内部の取出口12方向への搬送が行われる。
このように、切削ロール30に原料50の搬送効果を持たせることで、押し出しスクリュー40を短く、また、切削ロール30を長くでき、より効率的な切削を行うことができる。
本考案の精米装置の実施例の説明図 切削ロールの実施例の説明図 切削刃の実施例の断面図 本考案の精米工程の説明図 その他の実施例の精米工程の説明図 その他の実施例の切削ロールの説明図
符号の説明
10 外枠
11 投入口
12 取出口
13 送気口
14 排出口
20 網筒
30 切削ロール
31 切削刃
32 回転筒
33 吹出口
40 押し出しスクリュー
50 原料
51 糠等

Claims (6)

  1. 外枠と、網で構成し前記外枠の内部に配置した網筒と、前記網筒の内部に回転可能に配置した切削ロールと、からなり、前記外枠に設けた投入口を通じて供給した未処理米を前記切削ロールで精米する精米装置であって、
    前記切削ロールは、回転筒と、前記回転筒の外周面に突設した複数の切削刃と、により構成することを特徴とする、
    精米装置。
  2. 請求項1に記載の精米装置において、前記切削刃は、前記回転筒の軸方向の断面形状が略台形であり、前記切削刃の円周方向の下部には、前記回転筒の内面に穿通する吹出口を設けたことを特徴とする、精米装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の精米装置において、前記複数の切削刃は、千鳥状に配置されることを特徴とする、精米装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の精米装置において、前記切削刃は、前記回転筒の軸方向に対して平行に突設したことを特徴とする、精米装置。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の精米装置において、前記切削刃は、前記回転筒の軸方向に対して傾斜して突設したことを特徴とする、精米装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の精米装置において、前記複数の切削刃間の、回転筒の外周面に、吹出口を穿通したことを特徴とする、精米装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014148779A1 (ko) * 2013-03-18 2014-09-25 Na Yong Ok 정미기
JP7149677B1 (ja) * 2019-12-24 2022-10-07 哈爾濱権清科技服務有限責任公司 米または玄米端部用の往復切断装置

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