JP4395140B2 - 精穀装置 - Google Patents

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Description

本発明は精穀装置に関するものである。
周囲に糠が付着した玄米の周囲から糠を除去する方法として、米の周囲を削る研削式、米と米とを擦り合わせる摩擦式、その両者を組み合わせた方式が存在する。さらには、螺旋状の回転研磨体を有する構造を用いることで、投入された米を送りながら研米する手法もある。
あるいは、水を使用する湿式方式と、空気を使用する乾式方式に分類することもできる。
しかし、上記の糠の除去方法には以下のような問題があった。
<1>研削式、摩擦式ともに温度上昇が発生し、米の品質が変化してしまう。
<2>研削式、摩擦式ともに米に圧力がかかってしまい、米の品質が変化してしまう。
<3>糠だけでなく、米の表面も削ってしまう。
<4>水で処理する湿式では、米に水が浸透して品質を低下させる可能性がある。また、処理後の糠が水分を含むという問題がある。
<5>螺旋状の回転研磨体を用いる場合、螺旋による搬送力は高いが、切削力が低く、米以外の穀物類を脱穀することができない。
本発明は以上の点に鑑みて成されたもので、経済的に効率よく米の周囲の糠を除去できるとともに、他の穀物類にも利用できる脱穀装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本願の第1発明は、内部に設けた回転ロールにより、穀類の精穀を行う精穀装置であって、前記回転ロールは、回転軸と、円 周方向の外周面に複数の切削刃を設けた、複数枚の回転円盤とを組み合わせて構成し、前記回転ロールの、少なくとも前記回転円盤の円周方向の外周面には、穀 類を前記回転ロールの軸方向に搬送する送穀溝を設けたことを特徴とする精穀装置を提供するものである。
本願の第2発明は、外枠と、網で構成し前記外枠の内部に配置した網筒と、前記網筒の内部に回転可能に配置した回転ロールとからなり、前記外枠に設けた投入 口を通じて供給した穀粒を前記回転ロールで精穀する精穀装置であって、前記外枠には前記投入口と、処理済の精穀を取り出す取出口とを設け、前記回転ロール は、回転軸と、円周方向の外周面に複数の切削刃を設けた、複数枚の回転円盤とを組み合わせて構成し、前記回転ロールの、少なくとも前記回転円盤の円周方向 の外周面には、網筒内に入った穀類を取出口の方向に向けて送る送穀溝を設けたことを特徴とする精穀装置を提供するものである。
本願の第3発明は、前記回転ロールの投入口側の軸方向端部から所定の範囲の、少なくとも回転円盤の円周方向の外周面に、別途送穀溝を設けて、送り部を形成したことを特徴とする、本願の第2発明に記載の精穀装置を提供するものである。
本願の第4発明は、前記外枠の上部には送気口を設け、前記外枠の下部には排気口を設け、前記網筒の円周方向の上面に空気取入口を設け、前記送気口の直下に 前記空気取入口が配されるように構成したことを特徴とする、本願の第2又は第3発明に記載の精穀装置を提供するものである。
本願の第5発明は、前記空気取入口の円周方向の一方の端部と網筒の軸心との長さを、他方の端部と網筒の軸心との長さよりも長く構成し、網筒内部に空気取入空間を設けたことを特徴とする、本願の第4発明に記載の精穀装置を提供するものである。
本発明は、上記した課題を解決するための手段により、次のような効果の少なくとも一つを得ることができる。
<1>水を使用しないため、原料の品質に影響を与えることがない。
<2>切削刃が回転円盤の円周方向の外周にあるため、切削と攪拌を同時に行うことができ、切削力が向上する。
<3>攪拌により温度上昇を防ぐとともに、均一な精穀を行うことができる。
<4>回転ロールに送穀溝を設けると共に、回転ロールに送り部を一体に設けることで、別途送り機構が不要となるため、装置をコンパクトにできる。
<5>切削力が向上するため、米以外の穀物も脱穀することができる。
<6>空気取入空間を設けることで、少ない風量でも、原料を冷却することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施の形態について説明する。
(1)精穀装置の概要
本発明の精穀装置は、図1に示すように、外枠10と、その内部に配置した網筒20と、網筒20の内部に配置した回転ロール30とにより構成する。
網筒20と回転ロール30とは、同心円状に設置する。
以下、各部材について詳述する。
(2)外枠
外枠10は、外周を密閉した容器である。
外枠10には、その一端に、糠の付着した未処理米や、穀粒等の原料40を投入する投入口11を開口する。
外枠10の他端には、糠を除去した精米後の米や精穀後の穀粒を排出する、取出口12を開口する。
(3)送気設備
外枠10の上部には、圧縮空気を供給する送気口13を設ける。また、外枠10の下部には排気口14を設ける。送気口13から供給された圧縮空気は、後述する空気取入口23を経由して網筒20の内部に供給され、排出口14から排出される。
(4)網筒
網筒20は、全体を金網で構成した筒体である。
網筒20の内径は、後述する回転ロール30の外径にほぼ等しい寸法に構成する。
網筒20の網目は、米の粒子が落下せず、しかし糠の粒子は落下する程度の寸法に構成する。
網筒20は、外径が相対的に大小の関係にある、大径半筒網21と小径半筒網22により構成する。
図2に示すように、各々の円周方向の下端において結合して円筒を形成し、上端は間隔を設けて、空気取入口23を形成する。
網筒20は、外枠10の送気口13の直下に、空気取入口23が配されるように、外枠10の内部に配置する。
(5)回転ロール
外枠10及び網筒20の内部には、網筒20と同心円状に回転ロール30を配置する。
この回転ロール30は、モータの駆動により回転する。
回転ロール30は、回転軸32と、回転軸32の外周に設ける回転円盤31とからなる。
回転軸32の外周に、複数枚の回転円盤31を、軸方向に間隔を介して配置し、回転ロール30を構成する。
回転円盤31と回転軸32とは、溶接や雌雄嵌合などの周知の連結機構により接続する。
回転円盤31の外周には、未処理米や、穀粒の表面を切削するための切削刃311を設ける。
切削刃311は、円周方向の断面形状が、図3に示すように矩形状や、図4に示すように、(a)三角形状や(b)台形とし、回転円盤31の全周に立設する。
回転ロール30の外周面には、図1及び図3に示すように、送穀溝33を設ける。送穀溝33は、回転ロール30の軸方向に対して、所定の傾斜を持たせて設ける。
送穀溝33は、あらかじめ回転円盤31及び回転軸32に設けておいてもよいし、回転円盤31を回転軸32に取り付けて回転ロール30を構成した後に設けてもよい。
また、送穀溝33は、回転円盤31のみに設けてもよい。
送穀溝33は、回転ロール30の投入口11側の軸方向端部から所定の範囲を送り部35、残りの範囲を切削部34とし、各々の範囲に設ける。送り部35の外周面には、切削部34の外周面より多くの送穀溝33を設ける。
(6)精米工程
上記の精穀装置の送気口13から圧縮空気を供給し、回転ロール30に回転を与え、投入口11から、糠の付着した未処理米や、穀粒等の原料40を投入する。
投入された原料40は、図5に示すように、送穀溝33により、取出口12側に送られると同時に、回転円盤31の切削刃311により切削される。
切削刃311は、回転円盤31の全周に立設されているため、原料40は、回転円盤31の全周で攪拌される。この攪拌効果により、原料40が切削刃311に当たる頻度が増し、切削力が向上するとともに、均一な精穀が行われる。
精穀装置内部に投入された原料40は、送穀溝33により、取出口12方向に送られる。
送り部35は、切削部34より多くの送穀溝33が設けられるため、切削力よりも搬送力の方が大きくなる。このため、従来、切削回転体とは別に設けていた押し出しスクリュー等の送り機構が不要となる。送り機構が不要となることで、装置全長での切削が行われるため、精穀装置をコンパクトにすることができる。
また、送穀溝33による攪拌も行われるため、より均一な精穀が行われる。
送気口13から供給される圧縮空気は、回転ロール30の通気孔321を通過し、網筒20の内部に取り込まれる。
図5に示すように、切削により生じた糠等41は、圧縮空気の流れにより、網筒20の外部に放出される。
網筒20は、大径半円筒21と小径半円筒22とにより、上端部に間隔を設けて構成されている。これにより、各々の上端部の高さが異なるため、内部に空気取込空間24が形成される。この空気取込空間24により、圧縮空気が効率よく網筒20の内部に取り込まれる。
また、この空気取込空間24により、投入された原料40が攪拌されると同時に、原料40間の間隔が広がることで、取り込まれた圧縮空気により触れることになり、原料40がより冷却される。
糠等41は図5に示すように圧縮空気により網筒20外に飛ばされる。その後、排出口14から排出される。
また、原料40は回転円盤31の全周で攪拌される。攪拌により網筒20の外側に糠等41が飛ばされるため、送気口13から供給される圧縮空気の量を少なくすることができる。よって、精穀装置に取り付けるファン等の送風設備を小さくすることができる。
本発明の精穀装置の実施例の説明図 本発明の精穀装置の断面図 回転ロールの実施例の説明図 切削刃の実施例の断面図 本発明の精穀工程の説明図
符号の説明
10 外枠
11 投入口
12 取出口
13 送気口
14 排出口
20 網筒
21 大径半筒網
22 小径半筒網
23 空気取入口
24 空気取込空間
30 回転ロール
31 回転円盤
311 切削刃
32 回転軸
33 送穀溝
34 切削部
35 送り部
40 原料
41 糠等

Claims (5)

  1. 内部に設けた回転ロールにより、穀類の精穀を行う、精穀装置であって、
    前記回転ロールは、回転軸と、円周方向の外周面に複数の切削刃を設けた、複数枚の回転円盤とを組み合わせて構成し、
    前記回転ロールの、少なくとも前記回転円盤の円周方向の外周面には、穀類を前記回転ロールの軸方向に搬送する送穀溝を設けたことを特徴とする、
    精穀装置。
  2. 外枠と、網で構成し前記外枠の内部に配置した網筒と、前記網筒の内部に回転可能に配置した回転ロールと、からなり、前記外枠に設けた投入口を通じて供給した穀粒を前記回転ロールで精穀する精穀装置であって、
    前記外枠には前記投入口と、処理済の精穀を取り出す取出口とを設け、
    前記回転ロールは、回転軸と、円周方向の外周面に複数の切削刃を設けた複数枚の回転円盤とを組み合わせて構成し、
    前記回転ロールの、少なくとも前記回転円盤の円周方向の外周面には、網筒内に入った穀類を取出口の方向に向けて送る送穀溝を設けたことを特徴とする、
    精穀装置。
  3. 請求項2に記載の精穀装置において、前記回転ロールの投入口側の軸方向端部から所定の範囲の、少なくとも前記回転円盤の円周方向の外周面に、別途送穀溝を設けて、送り部を形成したことを特徴とする、精穀装置。
  4. 請求項2又は請求項3のいずれかに記載の精穀装置において、前記外枠の上部には送気口を設け、前記外枠の下部には排気口を設け、前記網筒の円周方向の上面に空気取入口を設け、前記送気口の直下に前記空気取入口が配されるように構成したことを特徴とする、精穀装置。
  5. 求項4に記載の精穀装置において、前記空気取入口の円周方向の一方の端部と網筒の軸心との長さを、他方の端部と網筒の軸心との長さよりも長く構成し、網筒内部に空気取入空間を設けたことを特徴とする、精穀装置。
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