JP2007274495A - データ伝送システム及びデータ伝送方法 - Google Patents

データ伝送システム及びデータ伝送方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007274495A
JP2007274495A JP2006099314A JP2006099314A JP2007274495A JP 2007274495 A JP2007274495 A JP 2007274495A JP 2006099314 A JP2006099314 A JP 2006099314A JP 2006099314 A JP2006099314 A JP 2006099314A JP 2007274495 A JP2007274495 A JP 2007274495A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
modulated wave
data
signal
harmonic component
modulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006099314A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4752577B2 (ja
Inventor
Masahiro Endo
昌宏 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP2006099314A priority Critical patent/JP4752577B2/ja
Publication of JP2007274495A publication Critical patent/JP2007274495A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4752577B2 publication Critical patent/JP4752577B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Transmitters (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

【課題】他の機器に妨害を与えることがなく、故障が発生しにくく、第1の機器から第2の機器に情報を確実に送ることができるようにする。
【解決手段】第1の機器から第2の機器にデータを送信するようになっている。送信しようとするデータを構成する変調信号Sg1、及び所定の周波数のクロック信号CL1を受け、CL1クロック信号を変調信号Sg1で変調して変調波を発生させる変調処理手段と、前記変調波に含まれる高調波成分を除去し、第2の機器に送信するための変調波を発生させる高調波成分除去処理手段と、第1の機器から送信された、高調波成分が除去された後の変調波を復調する復調処理手段とを有する。クロックCL1信号が変調信号Sg1で変調されて変調波が発生させられ、変調波に含まれる高調波成分が除去されれるので、ラジオ、テレビ等の機器に妨害を与えることがなくなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、データ伝送システム及びデータ伝送方法に関するものである。
従来、画像データ、音声データ、印刷データ等の各種のデータを伝送するためにデータ伝送システムが提供されている。例えば、ナビゲーション装置においては、GPS(グローバルポジショニングシステム)によって車両の現在の位置、すなわち、現在地が検出され、データ記録部から地図データが読み出され、表示部に地図画面が形成され、該地図画面に、現在地を表す自車位置、自車位置の周辺の地図等が表示されたり、探索条件に基づいて出発地から目的地までの経路が探索された場合、探索された経路、すなわち、探索経路が前記地図画面に自車位置と共に表示されたりする。
そのために、前記ナビゲーション装置においては、ナビゲーション処理部が配設され、該ナビゲーション処理部と表示部とが送信部を介して接続されてデータ伝送システムが形成される。そして、前記ナビゲーション処理部に配設されたCPUは、データ記録部から地図データ等の各種のデータを読み出し、所定の演算、処理等を行い、グラフィック情報を表すデータを送信部を介して表示部に送信する。また、前記表示部は、前記データを受信し、所定の画像処理を行って画像データを作成し、ディスプレイに送る。
前記データ伝送システムにおいては、前記送信部によって第1の機器が、表示部によって第2の機器が構成され、LVDS(低電圧差動伝送)によってナビゲーション処理部から表示部にデータがディジタルデータ送信により送信される。前記LVDSにおいては、ナビゲーション処理部で、パラレル信号が二つのシリアル信号から成る低電圧差動信号に変換され、低電圧差動信号は2本の信号線を介して表示部に送信される。そして、表示部において、低電圧差動信号による2本の信号線間の電位差を「0」及び「1」の2値信号に変換するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−333109号公報
しかしながら、前記従来のデータ伝送システムにおいては、前記低電圧差動信号は、高速のクロック信号に乗せて送信されるので、高調波成分が車両に搭載されたラジオ、テレビ等の機器に妨害を与えてしまう。
図2は従来のデータ伝送システムにおける周波数スペクトラムを示す第1の図、図3は従来のデータ伝送システムにおける周波数スペクトラムを示す第2の図である。なお、図2及び3において、横軸に周波数を、縦軸に電圧を採ってある。
例えば、前記低電圧差動信号の基本波w1の周波数f1を60〔MHz〕としたとき、高調波成分が発生し、各高調波成分のうちの奇数波の高調波成分wi(i=3、5、…)が各種の機器に妨害を与えてしまう。そして、各高調波成分wiの周波数をfi(i=35、…)とすると、
f3=180〔MHz〕
f5=300〔MHz〕
f7=420〔MHz〕
f9=540〔MHz〕
等のようになり、基本波w1及び高調波成分wiの電圧は図において矢印の長さで表される。
これに対して、ラジオ、テレビ等の場合、使用される電波には、無線周波数(RF周波数)の周波数帯域によってFM波、VHF(L)波、VHF(H)波、UHF波等があり、各電波と高調波成分wiとが干渉すると、ノイズが発生してしまう。
例えば、データ伝送システムを国内で使用すると、図2に示されるように、高調波成分w3とVHF(H)波とが、高調波成分w9とUHF波とが干渉してしまう。また、データ伝送システムを海外で使用すると、図3に示されるように、高調波成分w3とVHF(H)波とが、高調波成分w9とUHF波とが干渉するだけでなく、基本波w1とVHF(L)波とが干渉することがあり、その場合、基本波w1の周波数f1を変更する必要があるが、周波数f1を変更しても、高調波成分といずれかの電波とが干渉するのを防止することができない。
また、前記低電圧差動信号は、直流成分から成るので、ナビゲーション処理部から表示部に前記低電圧差動信号を送信するための通信線をDC直結とする必要がある。したがって、ナビゲーション処理部と表示部とが断線すると、接続線がグラウンドに接触してショートすることがあり、故障が発生しやすくなってしまう。
そして、前記低電圧差動信号は、二つのシリアル信号から成るので、各シリアル信号の管理が困難であり、各シリアル信号の信号長が異なったり、インピーダンス(抵抗)が異なったりすると、低電圧差動信号によって情報を送ることができなくなってしまう。
さらに、前記低電圧差動信号によってデータを送信しようとすると、データ伝送システムの負荷容量、データ伝送システムに含まれる保護回路等によって、低電圧差動信号の高域側の信号レベルが低くなる傾向があり、その場合、各シリアル信号のパルスがなまってしまい、第2の機器側においてデータを復元することができなくなり、第1の機器から第2の機器に情報を送ることができなくなってしまう。
そこで、高域側の信号レベルを高くするために、レベルを調整する回路を配設することが考えられるが、その場合、データ伝送システムのコストが高くなってしまう。
本発明は、前記従来のデータ伝送システムの問題点を解決して、他の機器に妨害を与えることがなく、故障が発生しにくく、第1の機器から第2の機器に情報を確実に送ることができるデータ伝送システム及びデータ伝送方法を提供することを目的とする。
そのために、本発明のデータ伝送システムにおいては、第1、第2の機器を接続して形成され、第1の機器から第2の機器にデータを送信するようになっている。
そして、送信しようとするデータを構成する変調信号、及び所定の周波数のクロック信号を受け、クロック信号を変調信号で変調して変調波を発生させる変調処理手段と、前記変調波に含まれる高調波成分を除去し、第2の機器に送信するための変調波を発生させる高調波成分除去処理手段と、前記第1の機器から送信された、高調波成分が除去された後の変調波を復調する復調処理手段とを有する。
本発明によれば、クロック信号が変調信号で変調されて変調波が発生させられ、変調波に含まれる高調波成分が除去され、第2の機器に送信するための変調波が発生させられるので、車両に搭載されたラジオ、テレビ等の機器に妨害を与えることがなくなる。
また、送信しようとするデータが変調信号とされ、シリアル信号として第2の機器に送る必要がないので、仮に、変調信号の信号長、インピーダンス等が変化しても、送信しようとするデータの情報を確実に送ることができる。
さらに、クロック信号を発生させるためのクロック信号発生部、高調波成分除去処理手段等において、コンデンサの負荷容量を大きくしようとした場合、クロック信号のパルスがなまるが、変調信号はその影響を受けることはない。したがって、送信しようとするデータの情報を確実に送ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態におけるデータ伝送システムを示す図、図4は本発明の第1の実施の形態における可変ゲインアンプの動作を示す図、図5は本発明の第1の実施の形態における周波数スペクトラムを示す第1の図、図6は本発明の第1の実施の形態における周波数スペクトラムを示す第2の図である。なお、図5及び6において、横軸に周波数を、縦軸に電圧を採ってある。
図において、14は情報端末、例えば、車両に搭載された車載装置としてのナビゲーション装置であり、該ナビゲーション装置14は、自車の現在地を検出する現在地検出部としてのGPSセンサ15、地図データのほかに各種の情報が記録された情報記録部としてのデータ記録部16、入力された情報に基づいて、ナビゲーション処理等の各種の演算処理を行うナビゲーション処理部17、操作者である運転者が所定の入力を行うための操作部34、図示されない画面に表示された画像によって各種の表示を行い、運転者に通知するための出力部としての表示部35、通信端末として機能する送受信部としての通信部38、データを表示部35に送信するためのデータ送信部18等を備え、前記ナビゲーション処理部17に、GPSセンサ15、データ記録部16、操作部34、通信部38等が接続されるほかに、データ送信部18を介して表示部35が接続される。
前記データ記録部16は、データベースを備え、該データベースに地図データが記録される。該地図データには、交差点に関する交差点データ、ノードに関するノードデータ、道路リンクに関する道路データ、探索用に加工された探索データ、施設に関する施設データ等が含まれる。
また、前記ナビゲーション処理部17は、ナビゲーション装置14の全体の制御を行う制御装置としての、かつ、演算装置としてのCPU31、該CPU31が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるRAM32、制御用のプログラムのほか、目的地までの経路の探索、経路案内等を行うための各種のプログラムが記録されたROM33等を備える。なお、前記RAM32、ROM33等によって、記録装置が構成される。
前記表示部35は、ディスプレイを備え、該ディスプレイに各種の画面が形成され、該画面に、車両の現在地を自車位置として、車両の方位を自車方位として表示したり、地図、探索経路、該探索経路に沿った案内情報、交通情報等を表示したり、探索経路における次の交差点までの距離、次の交差点における進行方向を表示したりすることができる。
また、前記通信部38は、道路交通情報センタから送信された交通情報、一般情報等の各種の情報を、道路に沿って配設された電波ビーコン装置、光ビーコン装置等を介して電波ビーコン、光ビーコン等として受信するためのビーコンレシーバ、FM放送局を介してFM多重放送として受信するためのFM受信機等を備える。
次に、前記構成のナビゲーションシステムの基本動作について説明する。
まず、運転者によって操作部34が操作され、ナビゲーション装置14が起動されると、CPU31の図示されないナビ初期化処理手段は、ナビ初期化処理を行い、GPSセンサ15によって検出された車両の現在地等を読み込むとともに、各種のデータを初期化する。次に、前記CPU31の図示されないマッチング処理手段は、マッチング処理を行い、現在地を読み込み、読み込まれた現在地の軌跡、及び現在地の周辺の道路を構成する各道路リンクの形状、配列等に基づいて、現在地がいずれの道路リンク上に位置するかの判定を行うことによって、現在地を特定する。
続いて、CPU31の図示されない基本情報取得処理手段は、基本情報取得処理を行い、前記地図データを、データ記録部16から読み出して取得するか、又は通信部38を介して受信して取得する。
そして、前記CPU31の図示されない表示処理手段は、表示処理を行い、前記表示部35のディスプレイに各種の画面を形成する。例えば、表示処理手段の地図表示処理手段は、地図表示処理を行い、ディスプレイに地図画面を形成し、該地図画面に周囲の地図を表示するとともに、現在地を自車位置として表示する。したがって、運転者は、前記地図、自車位置等に従って車両を走行させることができる。
また、運転者が操作部34を操作して目的地を入力すると、CPU31の図示されない経路探索処理手段は、経路探索処理を行い、前記現在地、目的地、探索条件等を読み込むともに、データ記録部16から探索データ等を読み出し、現在地、目的地及び探索データに基づいて、現在地で表される出発地から目的地までの経路を前記探索条件で探索し、探索経路を表す経路データを出力する。
続いて、前記CPU31の図示されない案内処理手段は、案内処理を行い、経路案内を行う。そのために、前記表示処理手段は、前記経路データを読み込み、該経路データに従って前記地図画面に探索経路を表示する。したがって、運転者は探索経路に従って車両を走行させることができる。
ところで、前記ナビゲーション装置14においては、ナビゲーション処理部17と表示部35とがデータ送信部18を介して接続されてデータ伝送システムが形成される。そして、前記表示処理手段は、地図データ、経路データ等のデータを表示部35に送信し、該表示部35は、前記データを受信し、所定の画像処理を行って画像データを作成し、ディスプレイに送る。なお、前記データ伝送システムにおいては、ナビゲーション処理部17によって上位装置が、前記データ送信部18によって第1の機器が、表示部35によって第2の機器が構成される。
ところで、本実施の形態においては、データを表示部35に送信するために、データ送信部18は、変調処理手段としての可変ゲインアンプ21、高周波除去処理手段としてのバンドパスフィルタ22、及び減衰処理手段としての減衰器23を備える。なお、本実施の形態においては、変調処理手段として可変ゲインアンプ21が使用されるようになっているが、変調処理手段として、可変ゲインアンプ21に代えて、変調器を使用することができる。
一方、表示部35は、増幅処理手段としてのアンプ25、信号処理手段としてのバンドパスフィルタ26、及び復調処理手段としての復調器27を備える。
ところで、本実施の形態においては、可変ゲインアンプ21に、送信しようとするデータを構成する変調信号Sg1が入力されるとともに、所定のクロック信号CL1が搬送波信号として入力される。本実施の形態において、前記変調信号Sg1は、例えば、50〔Mbps〕のデータ量から成る「0」及び「1」の2値信号から成る。また、前記クロック信号CL1としては、ナビゲーション処理部17内で使用されているシステムクロックのうちの、周波数fが、ラジオ、テレビ等の機器の無線周波数(RF周波数)の周波数帯域と異なるシステムクロックが使用される。本実施の形態においては、周波数fが450〔MHz〕に、振幅が2.3〔Vpp〕にされる。
前記可変ゲインアンプ21は、変調処理を行い、クロック信号CL1を変調信号Sg1で変調(ASK変調)し、変調波Sg2を発生させる。そのために、可変ゲインアンプ21は、変調利得を制限する減衰器として機能し、前記変調信号Sg1の「0」及び「1」によって、クロック信号CL1の振幅を変更し、前記変調信号Sg1が「0」であるとき、振幅を小さくし、変調信号Sg1が「1」であるとき、振幅をクロック信号CL1のままにする。
ところで、クロック信号CL1は、高調波成分を含む合成波から成る。そこで、前記バンドパスフィルタ22は、高周波除去処理を行い、変調波Sg2を受け、変調波Sg2に含まれる450〔MHz〕以外の高調波成分を除去する。
続いて、減衰器23は、減衰処理を行い、変調波Sg3を減衰させ、変調波Sg3の振幅を小さくし、法律等によって規制された値にして、変調波Sg4を発生させる。そして、該変調波Sg4は、表示部35に送信される。
一方、表示部35において、アンプ25は、変調波Sg4を受信すると、増幅処理を行い、振幅を大きくし、各種の処理を行うのに必要な値にして、変調波Sg5を発生させる。また、バンドパスフィルタ26は信号処理を行い、変調波Sg5に含まれる所定の周波数の信号だけを通過させ、処理信号Sg6を発生させる。
続いて、復調器27は、復調処理を行い、前記変調信号Sg1と同じパターンの復調信号Sg7を発生させる。該復調信号Sg7は、50〔Mbbs〕のデータ量から成る「0」及び「1」の2値信号から成る。
したがって、表示部35において、前記変調信号Sg1に含まれるデータを受信することができる。そして、該データに対して所定の画像処理が行われ、画像データが作成され、ディスプレイに送られる。
このように、本実施の形態においては、搬送波信号としてナビゲーション処理部17内で使用されるシステムクロックが使用されるので、発振回路を配設する必要がなく、変調処理手段として可変ゲインアンプ21が使用され、簡素化されるので、データ伝送システムのコストを低くすることができる。
また、バンドパスフィルタ22によって、変調波Sg2に含まれる2次以降の高調波成分が除去されるので、車両に搭載されたラジオ、テレビ等の機器に妨害を与えることがなくなる。
すなわち、ラジオ、テレビ等の場合、図5及び6に示されるように、使用される電波には、無線周波数(RF周波数)の周波数帯域によってFM波、VHF(L)波、VHF(H)波、UHF波等があるが、クロック信号CL1として基本波w11の周波数fが450〔MHz〕のシステムクロックを使用すると、データ伝送システムを国内で使用しても、海外で使用しても、基本波w11と各電波とが干渉しない。また、基本波w11の高調波成分がバンドパスフィルタ22によって除去されるので、高調波成分と各電波とが干渉することもない。
また、前記変調波Sg4は、直流成分を持たないので、データ送信部18から表示部35に前記変調波Sg4を送信するための通信線をDC直結とする必要がない。
そして、送信しようとするデータが変調信号Sg1とされ、シリアル信号として表示部35に送る必要がないので、仮に、変調信号Sg1の信号長、インピーダンス(抵抗)等が変化しても、送信しようとするデータの情報を確実に送ることができる。
さらに、クロック信号CL1を発生させるためのクロック信号発生部、バンドパスフィルタ22等において、コンデンサの負荷容量を大きくしようとした場合、クロック信号CL1のパルスがなまるが、変調信号Sg1はその影響を受けることはない。したがって、送信しようとするデータの情報を確実に送ることができる。
ところで、ナビゲーション処理部17のシステム内で複数の異なる周波数のクロック信号、又は分周信号が使用されている場合、各クロック信号、又は分周信号をそれぞれを搬送波信号とすることができる。次に、複数の異なる周波数の搬送波信号を使用するようにした本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図7は本発明の第2の実施の形態におけるデータ伝送システムの要部を示す図である。
この場合、データを表示部35に送信するために、データ送信部18は、第1、第2の変調処理手段としての可変ゲインアンプ51、61、第1、第2の高周波除去処理手段としてのバンドパスフィルタ52、62、混合処理手段としての混合器63、及び減衰処理手段としての減衰器53を備える。
一方、表示部35は、増幅処理手段としてのアンプ55、分配処理手段としての分配器68、第1、第2の信号処理手段としてのバンドパスフィルタ56、66、及び第1、第2の復調処理手段としての復調器57、67を備える。
ところで、本実施の形態においては、可変ゲインアンプ51、61に、送信しようとするデータを構成する変調信号Sg11、Sg21が入力されるとともに、所定のクロック信号CL11、CL21が搬送波信号として入力される。本実施の形態において、前記変調信号Sg11は、例えば、50〔Mbbs〕のデータ量から成る「0」及び「1」の2値信号から成り、前記変調信号Sg21は、例えば、25〔Mbbs〕のデータ量から成る「0」及び「1」の2値信号から成る。また、前記クロック信号CL11としては、ナビゲーション処理部17内で使用されるシステムクロックのうちの、周波数f11が、ラジオ、テレビ等の機器の無線周波数の周波数帯域と異なるシステムクロックが使用され、前記クロック信号CL11としては、ナビゲーション処理部17内で使用されるシステムクロックのうちの、周波数f12が、前記周波数f11及び前記無線周波数の周波数帯域と異なるシステムクロックが使用される。本実施の形態においては、周波数f11が450〔MHz〕に、振幅が2.3〔Vpp〕にされ、周波数f12が225〔MHz〕に、振幅が2.3〔Vpp〕にされる。
前記可変ゲインアンプ51、61は、第1、第2の変調処理を行い、クロック信号CL11、CL21を変調信号Sg11、Sg21で変調し、変調波Sg12、Sg22を出力する。
ところで、前記クロック信号CL11、CL21は、高調波成分を含む合成波から成る。そこで、前記バンドパスフィルタ52、62は、第1、第2の高周波除去処理を行い、変調波Sg12、Sg22を受け、変調波Sg12に含まれる450〔MHz〕以外の高調波成分、及び変調波Sg22に含まれる225〔MHz〕以外の高調波成分を除去する。
続いて、混合器63は変調波Sg13、Sg23を受け、混合処理を行い、変調波Sg13、Sg23を混合して、一つの変調波Sg24を発生させる。そして、減衰器53は、減衰処理を行い、変調波Sg24を減衰させ、変調波Sg24の振幅を小さくし、法律等によって規制された値にして、変調波Sg14を発生させる。さらに、該変調波Sg14は、表示部35に送信される。
一方、表示部35において、アンプ55は、変調波Sg14を受信すると、増幅処理を行い、振幅を大きくし、各種の処理を行うのに必要な値にして、変調波Sg15を発生させる。また、分配器68は分配処理を行い、変調波Sg15を、二つの異なる周波数f11、f12の変調波Sg28、Sg29に分配する。続いて、バンドパスフィルタ56、66は第1、第2の信号処理を行い、変調波Sg28、Sg29に含まれる周波数f11、f12の信号だけを通過させ、処理信号Sg16、Sg26を発生させる。
続いて、復調器57、67は、第1、第2の復調処理を行い、前記変調信号Sg11、Sg21と同じパターンの復調信号Sg17、Sg27を発生させる。該復調信号Sg17は、50〔Mbbs〕のデータ量から成る「0」及び「1」の2値信号から成り、復調信号Sg27は、25〔Mbbs〕のデータ量から成る「0」及び「1」の2値信号から成る。
したがって、表示部35において、前記変調信号Sg11、Sg21に含まれるデータを受信することができる。そして、該データに対して所定の画像処理が行われ、画像データが作成され、ディスプレイに送られる。
このように、本実施の形態においては、一つの信号線で、複数の周波数f11、f12の変調波Sg13、Sg23を混合し、多重化することができる。したがって、信号線に沿って構成される伝送路を簡素化することができる。
前記各実施の形態においては、ナビゲーション処理部17で発生させられたデータを表示部35に送信するためのデータ伝送システムについて説明しているが、本発明を、画像データ、音声データ、印刷データ等の各種のデータを機器間で伝送するためのデータ伝送システムに適用することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態におけるデータ伝送システムを示す図である。 従来のデータ伝送システムにおける周波数スペクトラムを示す第1の図である。 従来のデータ伝送システムにおける周波数スペクトラムを示す第2の図である。 本発明の第1の実施の形態における可変ゲインアンプの動作を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における周波数スペクトラムを示す第1の図である。 本発明の第1の実施の形態における周波数スペクトラムを示す第2の図である。 本発明の第2の実施の形態におけるデータ伝送システムの要部を示す図である。
符号の説明
17 ナビゲーション処理部
18 データ送信部
21 可変ゲインアンプ
22 バンドパスフィルタ
35 表示部
63 混合器

Claims (6)

  1. 第1、第2の機器を接続して形成され、第1の機器から第2の機器にデータを送信するデータ伝送システムにおいて、送信しようとするデータを構成する変調信号、及び所定の周波数のクロック信号を受け、クロック信号を変調信号で変調して変調波を発生させる変調処理手段と、前記変調波に含まれる高調波成分を除去し、第2の機器に送信するための変調波を発生させる高調波成分除去処理手段と、前記第1の機器から送信された、高調波成分が除去された後の変調波を復調する復調処理手段とを有することを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 前記クロック信号は、第1の機器の上位装置内で使用されるシステムクロックである請求項1に記載のデータ伝送システム。
  3. 複数の変調波を混合する混合処理手段を有するとともに、前記変調処理手段は、異なる周波数の複数のクロック信号を、それぞれ変調信号で変調して複数の変調波を発生させ、前記高調波成分除去処理手段は、各変調波に含まれる高調波成分を除去し、前記混合処理手段は、高調波成分が除去された後の各変調波を混合する請求項1に記載のデータ伝送システム。
  4. 第1、第2の機器を接続して形成され、第1の機器から第2の機器にデータを送信するデータ伝送システムにおいて、ナビゲーション処理部において発生させられ、送信しようとするデータを構成する変調信号、及び前記ナビゲーション処理部から所定の周波数のクロック信号を受け、クロック信号を変調信号で変調して変調波を発生させる変調処理手段と、前記変調波に含まれる高調波成分を除去し、第2の機器に送信するための変調波を発生させる高調波成分除去処理手段と、前記第1の機器から送信された、高調波成分が除去された後の変調波を復調する復調処理手段とを有することを特徴とするデータ伝送システム。
  5. 他の機器にデータを送信するデータ伝送システムにおいて、送信しようとするデータを構成する変調信号、及び所定の周波数のクロック信号を受け、クロック信号を変調信号で変調して変調波を発生させる変調処理手段と、前記変調波に含まれる高調波成分を除去し、他の機器に送信するための変調波を発生させる高調波成分除去処理手段とを有することを特徴とするデータ伝送システム。
  6. 第1、第2の機器を接続して形成され、第1の機器から第2の機器にデータを送信するデータ伝送方法において、送信しようとするデータを構成する変調信号、及び所定の周波数のクロック信号を受け、クロック信号を変調信号で変調して変調波を発生させ、該変調波に含まれる高調波成分を除去し、第2の機器に送信するための変調波を発生させ、前記第1の機器から送信された、高調波成分が除去された後の変調波を復調することを特徴とするデータ伝送方法。
JP2006099314A 2006-03-31 2006-03-31 データ伝送システム及びデータ伝送方法 Expired - Fee Related JP4752577B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006099314A JP4752577B2 (ja) 2006-03-31 2006-03-31 データ伝送システム及びデータ伝送方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006099314A JP4752577B2 (ja) 2006-03-31 2006-03-31 データ伝送システム及びデータ伝送方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007274495A true JP2007274495A (ja) 2007-10-18
JP4752577B2 JP4752577B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=38676801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006099314A Expired - Fee Related JP4752577B2 (ja) 2006-03-31 2006-03-31 データ伝送システム及びデータ伝送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4752577B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09318371A (ja) * 1996-05-31 1997-12-12 Kikuchi Hiromi 車載用ナビゲーション装置
JPH11313116A (ja) * 1998-04-27 1999-11-09 Mitsubishi Electric Corp 通信装置
JP2000196549A (ja) * 1998-12-25 2000-07-14 Jisedai Eisei Tsushin Hoso System Kenkyusho:Kk 複数搬送波変調方法
JP2004032796A (ja) * 2003-07-22 2004-01-29 Toshiba Corp 情報伝送システム
JP2004088324A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Telecommunication Advancement Organization Of Japan 送信装置及び受信装置並びに周波数多重伝送システム
JP2004336352A (ja) * 2003-05-07 2004-11-25 Denso Wave Inc 変調回路および非接触icカード用リーダライタ
JP2005269416A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Hitachi Ltd 通信装置および通信システム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09318371A (ja) * 1996-05-31 1997-12-12 Kikuchi Hiromi 車載用ナビゲーション装置
JPH11313116A (ja) * 1998-04-27 1999-11-09 Mitsubishi Electric Corp 通信装置
JP2000196549A (ja) * 1998-12-25 2000-07-14 Jisedai Eisei Tsushin Hoso System Kenkyusho:Kk 複数搬送波変調方法
JP2004088324A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Telecommunication Advancement Organization Of Japan 送信装置及び受信装置並びに周波数多重伝送システム
JP2004336352A (ja) * 2003-05-07 2004-11-25 Denso Wave Inc 変調回路および非接触icカード用リーダライタ
JP2004032796A (ja) * 2003-07-22 2004-01-29 Toshiba Corp 情報伝送システム
JP2005269416A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Hitachi Ltd 通信装置および通信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4752577B2 (ja) 2011-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR920005507B1 (ko) 차량 자동추적 시스템의 차량 탑재장치
US7043360B2 (en) Sensor unit
JP4738295B2 (ja) Dvorモニタ装置及びdvorモニタ方法
JP4752577B2 (ja) データ伝送システム及びデータ伝送方法
JP2004120081A (ja) 車載無線端末
JP2007288529A (ja) 車両用受信機
KR100551105B1 (ko) 누설전송로를 사용한 통신시스템
JP2011071606A (ja) 無線通信装置
JP2005280510A (ja) 列車制御装置
JPH0621793B2 (ja) 路側ビーコン方式
JP4014034B2 (ja) レーダ装置及びレーダ統合通信装置
JP3368589B2 (ja) ナビゲーション装置
JP3392175B2 (ja) 路車間情報通信システム用ビーコンam変調異常検出方式
JPH06317651A (ja) 車両用情報受信装置
JP3153158B2 (ja) デジタル変調波送受信方式と送受信装置
JP2885471B2 (ja) 位置検出装置
JP2781509B2 (ja) 受信装置
JPH06164554A (ja) 周波数ダイバーシティ通信装置
JP2017076876A (ja) 投受光器、光ビーコン制御機および光ビーコン装置
JP4615993B2 (ja) 車上atc受信装置及び列車の速度制御装置
JP2010179808A (ja) 地上・車上間情報伝送装置及び地上・車上間情報伝送方法
JPS5880938A (ja) 対車両通信方式
JP2005102380A (ja) 車上atc受信器及び列車の速度制御装置並びにコンピュータ・ソフトウエア
JP2008085669A (ja) キャリアセンス回路
JPH10170285A (ja) 地域情報表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100817

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101018

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110509

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140603

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees