JP2007271498A - 加速度センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】継続して加わる加速度も検出することができる高感度な加速度センサを提供する。
【解決手段】加速度センサは、励振脚部3〜6と、検出脚部7,8と、固定部9,10と、検出脚部7,8の中心線を通るYZ平面に対して励振脚部3,4を対称に屈曲振動させると同時に励振脚部5,6を対称に屈曲振動させる励振手段と、Z軸方向に沿った検出脚部7,8の屈曲振動による電圧信号を取り出して、Z軸方向から加わった加速度を電圧信号に基づいて検出する検出手段とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、加速度センサに関するものである。
従来より、圧電材料の変位等を利用して加速度を検出する加速度センサが提案されている(例えば特許文献1参照)。図22(A)は特許文献1に開示された加速度センサの構成を示す斜視図、図22(B)は図22(A)の加速度センサのI−I線断面図である。加速度センサ1000は、水晶等の圧電材料により形成された四角柱状の検出体1001を備えており、検出体1001の一端(図22(A)では下端)が固定されている。図22(B)に示すように、検出体1001の各外面には、それぞれ検出電極1002〜1005が形成されており、検出電極1002と1004とを接続し、また検出電極1003と1005とを接続して、検出端子1006と1007の電位差を取り出すようにしている。
図22(A)、図22(B)に示した加速度センサ1000に対して、図23(A)に示すように例えばGの方向に加速度が加わると、この加速度と逆方向にF=ma(mは検出体1001の質量、aは加速度)の力が加わり、検出体1001は図23(A)のように変形する。この検出体1001の変形により、図23(A)のI−I線断面図である図23(B)に示すように、検出体1001の外面の各電極1002〜1005間には、矢印で示すような電界が圧電効果によって生じる。この電界は、検出端子1006と1007間の電位差として取り出すことができ、これにより加速度を検出することができる。
特開2004−085237号公報
特許文献1に開示された従来の加速度センサでは、検出体1001に加わる力Fは前述のとおりF=maで表されるが、水晶等の圧電材料の場合、質量mが小さく、また電気機械結合係数が小さいために、十分な検出感度が得られないという問題点があった。
また、従来の加速度センサでは、一定の加速度aが継続して加わる状況の場合、検出体1001に同一の力Fが継続して加わり、電荷の発生がなくなってしまうため、継続して加わる加速度aを検出するためには積分回路等が必要になるという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、継続して加わる加速度も検出することができる高感度な加速度センサを提供することを目的とする。
本発明の加速度センサは、板状の基部と、この基部から第1の方向に延びるように形成された第1、第2の励振脚部と、前記基部から前記第1の方向と反対方向に延びるように形成された第3、第4の励振脚部と、前記第1、第2の励振脚部の真中に配置され、前記基部から前記第1の方向に延びるように形成された第1の検出脚部と、前記第3、第4の励振脚部の真中に配置され、前記基部から前記第1の方向と反対方向に延びるように形成された第2の検出脚部と、前記第1の方向と直交する第2の方向の前記基部の両端部を固定する第1、第2の固定部と、前記第1、第2の検出脚部の中心線を通り前記第1の方向と平行かつ前記第2の方向に対して垂直な平面に対して、前記第1、第2の励振脚部を対称に屈曲振動させると同時に前記第3、第4の励振脚部を対称に屈曲振動させる励振手段と、前記第1、第2の方向と直交する第3の方向に沿った前記第1、第2の検出脚部の屈曲振動による電圧信号を取り出して、前記第3の方向から加わった加速度を前記電圧信号に基づいて検出する検出手段とを有するものである。
また、本発明の加速度センサの1構成例において、前記励振手段は、前記第1、第2、第3、第4の励振脚部に形成された第1、第2、第3、第4の励振電極と、この第1、第2、第3、第4の励振電極に電圧を印加し、前記平面に対して前記第1、第2の励振脚部を対称に屈曲振動させると同時に前記第3、第4の励振脚部を対称に屈曲振動させる励振回路とからなり、前記検出手段は、前記第1の検出脚部に形成され、前記第3の方向に沿った前記第1の検出脚部の屈曲振動による電圧信号を取り出す第1の検出電極と、前記第2の検出脚部に形成され、前記第3の方向に沿った前記第2の検出脚部の屈曲振動による電圧信号を取り出す第2の検出電極と、前記第1、第2、第3、第4の励振脚部の屈曲振動と前記加速度による力とに応じて発生した前記第1、第2の検出脚部の屈曲振動による前記電圧信号を前記第1、第2の検出電極から受けて、この電圧信号を基に前記加速度を検出する検出回路とからなるものである。
また、本発明の加速度センサの1構成例は、前記第1、第2の固定部の代わりに、前記基部と反対側の前記第1の検出脚部の端部を固定する第3の固定部と、前記基部と反対側の前記第2の検出脚部の端部を固定する第4の固定部とを有するものである。
また、本発明の加速度センサの1構成例は、さらに、前記基部と反対側の前記第1の検出脚部の端部を固定する第3の固定部を有するものである。
また、本発明の加速度センサの1構成例は、さらに、前記基部と反対側の前記第1の検出脚部の端部を固定する第3の固定部と、前記基部と反対側の前記第2の検出脚部の端部を固定する第4の固定部とを有するものである。
また、本発明の加速度センサの1構成例は、前記基部と反対側の前記第1、第2、第3、第4の励振脚部の端部にそれぞれ重りを設けたことを特徴とするものである。
また、本発明の加速度センサは、板状の基部と、この基部から第1の方向に延びるように形成された第1、第2の励振脚部と、この第1、第2の励振脚部の真中に配置され、前記基部から前記第1の方向に延びるように形成された第1の検出脚部と、前記第1の方向と直交する第2の方向の前記基部の両端部を固定する第1、第2の固定部と、前記基部と反対側の前記第1の検出脚部の端部を固定する第3の固定部と、前記第1の検出脚部の中心線を通り前記第1の方向と平行かつ前記第2の方向に対して垂直な平面に対して、前記第1、第2の励振脚部を対称に屈曲振動させる励振手段と、前記第1、第2の方向と直交する第3の方向に沿った前記第1の検出脚部の屈曲振動による電圧信号を取り出して、前記第3の方向から加わった加速度を前記電圧信号に基づいて検出する検出手段とを有するものである。
また、本発明の加速度センサの1構成例において、前記励振手段は、前記第1、第2の励振脚部に形成された第1、第2の励振電極と、この第1、第2の励振電極に電圧を印加し、前記平面に対して前記第1、第2の励振脚部を対称に屈曲振動させる励振回路とからなり、前記検出手段は、前記第1の検出脚部に形成され、前記第3の方向に沿った前記第1の検出脚部の屈曲振動による電圧信号を取り出す第1の検出電極と、前記第1、第2の励振脚部の屈曲振動と前記加速度による力とに応じて発生した前記第1の検出脚部の屈曲振動による前記電圧信号を前記第1の検出電極から受けて、この電圧信号を基に前記加速度を検出する検出回路とからなるものである。
また、本発明の加速度センサの1構成例は、前記第1、第2の固定部の代わりに、前記基部から前記第1の方向と反対方向に延びるように形成された支持用脚部と、前記基部と反対側の前記支持用脚部の端部を固定する第5の固定部とを有するものである。
また、本発明の加速度センサの1構成例は、前記基部と反対側の前記第1、第2の励振脚部の端部にそれぞれ重りを設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、基部から第1の方向に延びるように形成された第1、第2の励振脚部と、基部から第1の方向と反対方向に延びるように形成された第3、第4の励振脚部と、第1、第2の励振脚部の真中に配置され、基部から第1の方向に延びるように形成された第1の検出脚部と、第3、第4の励振脚部の真中に配置され、基部から第1の方向と反対方向に延びるように形成された第2の検出脚部とを設け、励振手段により第1、第2の検出脚部の中心線を通り第1の方向と平行かつ第2の方向に対して垂直な平面に対して、第1、第2の励振脚部を対称に屈曲振動させると同時に第3、第4の励振脚部を対称に屈曲振動させて、検出手段が第1、第2の方向と直交する第3の方向に沿った第1、第2の検出脚部の屈曲振動による電圧信号を取り出すことにより、第3の方向から加わった加速度を検出することができる。本発明では、第2の方向に沿った第1、第2、第3、第4の励振脚部の励振振動と加速度に応じた第3の方向の振動とを結合させることにより、従来の加速度センサに比べて高い検出感度を実現することができる。また、本発明では、加速度が第3の方向に沿って継続して加わる場合、第1、第2、第3、第4の励振脚部の第3の方向の振動と第1、第2の検出脚部の第3の方向の振動とが継続して発生するため、加速度に応じた電圧信号を取り出すことができ、継続して加わる加速度を検出することができる。
また、本発明では、基部と反対側の第1、第2、第3、第4の励振脚部の端部にそれぞれ重りを設けることにより、第1、第2、第3、第4の励振脚部の励振振動の振幅を増大させることができ、また第1、第2、第3、第4の励振脚部の質量が増加するので、加速度の検出感度を更に向上させることができる。
また、本発明では、基部から第1の方向に延びるように形成された第1、第2の励振脚部と、第1、第2の励振脚部の真中に配置され、基部から第1の方向に延びるように形成された第1の検出脚部とを設け、励振手段により第1の検出脚部の中心線を通り第1の方向と平行かつ第2の方向に対して垂直な平面に対して、第1、第2の励振脚部を対称に屈曲振動させて、検出手段が第1、第2の方向と直交する第3の方向に沿った第1の検出脚部の屈曲振動による電圧信号を取り出すことにより、第3の方向から加わった加速度を検出することができる。本発明では、第2の方向に沿った第1、第2の励振脚部の励振振動と加速度に応じた第3の方向の振動とを結合させることにより、従来の加速度センサに比べて高い検出感度を実現することができる。また、本発明では、加速度が第3の方向に沿って継続して加わる場合、第1、第2の励振脚部の第3の方向の振動と第1の検出脚部の第3の方向の振動とが継続して発生するため、加速度に応じた電圧信号を取り出すことができ、継続して加わる加速度を検出することができる。
また、本発明では、基部と反対側の第1、第2の励振脚部の端部にそれぞれ重りを設けることにより、第1、第2の励振脚部の励振振動の振幅を増大させることができ、また第1、第2の励振脚部の質量が増加するので、加速度の検出感度を更に向上させることができる。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る加速度センサの構成を示す平面図、図2は図1の加速度センサの斜視図、図3(A)は図1の加速度センサのA−A線断面図、図3(B)は図1の加速度センサのB−B線断面図である。
加速度センサ1は、基部2と、基部2から互いに平行に第1の方向(図1では上方向)に延びるように形成された第1、第2の励振脚部3,4と、基部2から互いに平行に前記第1の方向と反対の方向(図1では下方向)に延びるように形成された第3、第4の励振脚部5,6と、励振脚部3と4の真中に配置され、基部2から前記第1の方向に延びるように形成された第1の検出脚部7と、励振脚部5と6の真中に配置され、基部2から前記第1の方向と反対の方向に延びるように形成された第2の検出脚部8と、前記第1の方向と直交する第2の方向(図1では左右方向)の基部2の両端部を固定する第1、第2の固定部9,10と、励振脚部3,4,5,6の各々の先端に設けられた重り11,12,13,14とを備えている。なお、図1〜図3では、前記第2の方向と平行な方向をX軸方向、前記第1の方向と平行な方向をY軸方向、XY平面と直交する方向をZ軸方向としている。
基部2と励振脚部3〜6と検出脚部7,8と固定部9,10と重り11〜14とは、例えば厚さ0.1〜0.3mm程度の水晶等の圧電材料により一体成形されている。このような加速度センサ1を製造するには、水晶板を例えばエッチングなどにより加工すればよい。各脚部3〜8の幅(X軸方向の寸法)は0.05〜0.3mm程度、長さ(Y軸方向の寸法)は1.0〜5.0mm程度に形成されていればよい。励振脚部3及び重り11の質量と励振脚部4及び重り12の質量とは等しいことが好ましく、同様に励振脚部5及び重り13の質量と励振脚部6及び重り14の質量とは等しいことが好ましい。
固定部9,10は、例えば図示しない基台上に搭載される。これにより、基部2と励振脚部3〜6と検出脚部7,8と重り11〜14とが基台から浮くようにして加速度センサ1が基台に固定される。
図3(A)に示すように、励振脚部3の4面にはそれぞれ励振電極101〜104が形成され、励振脚部4の4面にはそれぞれ励振電極109〜112が形成され、検出脚部7の4面にはそれぞれ検出電極105〜108が形成されている。また、図3(B)に示すように、励振脚部5の4面にはそれぞれ励振電極113〜116が形成され、励振脚部6の4面にはそれぞれ励振電極121〜124が形成され、検出脚部8の4面にはそれぞれ検出電極117〜120が形成されている。
図4は加速度センサ1の各電極の接続関係を示す回路図である。励振脚部3の励振電極101と103とが接続され、励振脚部4の励振電極110と112とが接続され、励振脚部5の励振電極113と115とが接続され、励振脚部6の励振電極122と124とが接続され、さらにこれらの励振電極101,103,110,112,113,115,122,124は励振回路200の第1の出力端子D1に接続されている。また、励振脚部3の励振電極102と104とが接続され、励振脚部4の励振電極109と111とが接続され、励振脚部5の励振電極114と116とが接続され、励振脚部6の励振電極121と123とが接続され、さらにこれらの励振電極102,104,109,111,114,116,121,123が励振回路200の第2の出力端子D2に接続されている。
検出脚部7の検出電極106と108とが接続され、検出脚部8の検出電極118と120とが接続され、さらにこれらの検出電極106,108,118,120が検出回路201の第1の入力端子P1に接続されている。また、検出脚部7の検出電極105と107とが接続され、検出脚部8の検出電極117と119とが接続され、さらにこれらの検出電極105,107,117,119が検出回路201の第2の入力端子P2に接続されている。
次に、本実施の形態の加速度センサ1の動作を説明する。励振回路200は、出力端子D1とD2の間に例えば正弦波状の交流電圧(励振信号)を印加する。このため、あるときは励振脚部3〜6にそれぞれ図5の矢印で示すような電界が発生し、次には図5の矢印と逆方向の電界が発生する。これにより、励振脚部3〜6とその先端に設けられた重り11〜14とは、X軸方向に沿って屈曲変位を繰り返す屈曲振動を行う。
図6は励振脚部3〜6及び重り11〜14の屈曲振動を模式的に示す平面図である。励振脚部3〜6及び重り11〜14は、図6の破線で示すように屈曲振動する。このとき、励振脚部3及び重り11と、励振脚部4及び重り12とは、励振脚部7,8の中心線Lを通り前記第1の方向と平行かつ前記第2の方向に対して垂直なYZ平面に対して、面対称に屈曲振動する。すなわち、励振脚部3及び重り11が左方向に広がると同時に励振脚部4及び重り12が右方向に広がり、続いて励振脚部3及び重り11が右方向に戻ると同時に励振脚部4及び重り12が左方向に戻るという動作を繰り返す。同様に、励振脚部5及び重り13と、励振脚部6及び重り14とは、中心線Lを通るYZ平面に対して面対称に屈曲振動する。すなわち、励振脚部5及び重り13が左方向に広がると同時に励振脚部6及び重り14が右方向に広がり、続いて励振脚部5及び重り13が右方向に戻ると同時に励振脚部6及び重り14が左方向に戻るという動作を繰り返す。
このように、励振脚部3〜6が屈曲振動している状態で、加速度センサ1の厚み方向に沿って加速度が加わると、加速度センサ1には加速度と反対方向に慣性による力F=ma(mは加速度センサ1の質量、aは加速度)が加わる。図7(A)は加速度センサ1に加速度Gが加わったときの励振脚部3〜6と検出脚部7,8と重り11〜14の動きを模式的に示す斜視図、図7(B)は図7(A)の加速度センサ1をP側から見た側面図、図7(C)は図7(A)の加速度センサ1をQ側から見た側面図である。
図7(A)〜図7(C)の例では、Z軸方向に沿って下向きに加速度Gが加わった場合を示している。この場合、前述のとおり加速度Gと反対方向、すなわちZ軸方向に沿って上向きの力Fが加速度センサ1に加わる。励振脚部3〜6及び重り11〜14はX軸方向に沿って屈曲振動しており、励振脚部3〜6及び重り11〜14の重心はX軸方向に沿って変位している。このため、励振脚部3〜6及び重り11〜14には、この重心の変位と慣性による力Fにより、図7(B)、図7(C)に示すようにねじれが生じ、励振によるX軸方向成分に加えて、ねじれによるZ軸方向成分を持った屈曲振動が発生する。
一方、検出脚部7,8には、励振脚部3〜6及び重り11〜14のZ軸方向成分を持った屈曲振動により、図7(B)、図7(C)に示すようにZ軸方向に沿った屈曲振動が発生する。この検出脚部7,8の変形により、検出脚部7の外面の検出電極105〜108間、及び検出脚部8の外面の検出電極117〜120間には、図8の矢印で示すような電界が圧電効果によって生じる。この電界は、検出回路201の入力端子P1とP2間の電圧信号として取り出すことができる。この電圧信号は加速度Gに応じた大きさを持つ。よって、検出回路201は、電圧信号の大きさによってZ軸方向へ作用する加速度Gの大きさを検出することができる。また、検出回路201は、電圧信号の位相と励振回路200が出力する励振信号の位相とを比較することにより、加速度Gの方向を検出することができる。
以上のように、本実施の形態では、励振脚部3〜6及び重り11〜14のX軸方向の励振振動と加速度に応じたZ軸方向の振動とを結合させることにより、特許文献1に開示された従来の加速度センサに比べて高い検出感度を実現することができる。本実施の形態の加速度センサ1を設計する際に、X軸方向の励振振動の周波数Fsdと加速度に応じたZ軸方向の検出振動の周波数Fspとの比である離調度を例えば1〜3%程度に設計すれば、励振振動と加速度に応じた検出振動とを容易に結合させることができ、高い検出感度を得ることができる。励振振動の周波数Fsdは励振脚部3〜6の幅と長さに依存し、検出振動の周波数Fspは励振脚部3〜6及び検出脚部7,8の厚みと長さに依存するので、周波数FsdとFspが略同一となるようにそれぞれの寸法を適宜決定すればよい。
また、本実施の形態では、加速度がZ軸方向に沿って継続して加わる場合、励振脚部3〜6及び重り11〜14のZ軸方向の振動と検出脚部7,8のZ軸方向の振動とが継続して発生するため、加速度に応じた電圧信号を検出電極105〜108,117〜120から取り出すことができ、継続して加わる加速度を検出することができる。
なお、本実施の形態では、励振脚部3〜6の先端に重り11〜14を設けている。重り11〜14を設けることで、励振脚部3〜6の励振振動の振幅を増大させることができ、また励振脚部3〜6の質量が増加するので、加速度の検出感度を向上させることができるが、重り11〜14は本発明の必須要件ではない。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図9は本発明の第2の実施の形態に係る加速度センサの構成を示す平面図、図10は図9の加速度センサの斜視図であり、図1〜図3と同様の構成には同一の符号を付してある。
本実施の形態の加速度センサ1aは、基部2と、第1、第2の励振脚部3,4と、第3、第4の励振脚部5,6と、第1、第2の検出脚部7,8と、重り11〜14と、基部2と反対側の検出脚部7,8の端部を固定する第3、第4の固定部15,16とを備えている。
第1の実施の形態と同様に、基部2と励振脚部3〜6と検出脚部7,8と重り11〜14と固定部15,16とは、水晶等の圧電材料により一体成形されている。
本実施の形態は第1の実施の形態の固定部9,10の代わりに固定部15,16を設けて、検出脚部7,8の端部を固定するようにしたものである。固定部15,16は、図示しない基台上に搭載される。これにより、基部2と励振脚部3〜6と検出脚部7,8と重り11〜14とが基台から浮くようにして加速度センサ1aが基台に固定される。
図9の加速度センサ1aのA−A線断面は図3(A)に示したとおりであり、加速度センサ1aのB−B線断面は図3(B)に示したとおりである。また、加速度センサ1aの各電極の接続関係は図4に示したとおりである。
次に、加速度センサ1aの動作を説明する。本実施の形態においても、励振脚部3〜6及び重り11〜14は、第1の実施の形態と同様に屈曲振動する。
図11(A)は加速度センサ1aに加速度Gが加わったときの励振脚部3〜6と検出脚部7,8と重り11〜14の動きを模式的に示す斜視図、図11(B)は図11(A)の加速度センサ1aをP側から見た側面図、図11(C)は図11(A)の加速度センサ1aをQ側から見た側面図、図11(D)は図11(A)の加速度センサ1aをR側から見た側面図である。
図11(A)〜図11(D)の例では、Z軸方向に沿って下向きに加速度Gが加わった場合を示している。この場合、第1の実施の形態と同様にZ軸方向に沿って上向きの力Fが加速度センサ1に加わる。第1の実施の形態で説明した重心の変位と慣性による力Fにより、励振脚部3〜6及び重り11〜14には、図11(B)、図11(C)に示すように励振によるX軸方向成分に加えて、ねじれによるZ軸方向成分を持った屈曲振動が発生する。
一方、基部2と検出脚部7,8には、励振脚部3〜6及び重り11〜14のZ軸方向成分を持った屈曲振動と力Fにより、図11(B)〜図11(D)に示すようにZ軸方向に沿った屈曲振動が発生する。検出脚部7,8の変形により、検出脚部7の検出電極105〜108,117〜120には、図8の矢印で示したような電界が生じる。検出回路201の動作は第1の実施の形態で説明したとおりである。
以上により、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図12は本発明の第3の実施の形態に係る加速度センサの構成を示す平面図、図13は図12の加速度センサの斜視図であり、図1〜図3、図9、図10と同様の構成には同一の符号を付してある。
本実施の形態の加速度センサ1bは、基部2と、第1、第2の励振脚部3,4と、第3、第4の励振脚部5,6と、第1、第2の検出脚部7,8と、第1、第2の固定部9,10と、重り11〜14と、基部2と反対側の検出脚部7の端部を固定する第3の固定部15とを備えている。
固定部9,10,15は、図示しない基台上に搭載される。これにより、基部2と励振脚部3〜6と検出脚部7,8と重り11〜14とが基台から浮くようにして加速度センサ1bが基台に固定される。
図12の加速度センサ1bのA−A線断面は図3(A)に示したとおりであり、加速度センサ1bのB−B線断面は図3(B)に示したとおりである。また、加速度センサ1bの各電極の接続関係は図4に示したとおりである。
次に、加速度センサ1bの動作を説明する。本実施の形態においても、励振脚部3〜6及び重り11〜14は、第1の実施の形態と同様に屈曲振動する。
図14(A)は加速度センサ1bに加速度Gが加わったときの励振脚部3〜6と検出脚部7,8と重り11〜14の動きを模式的に示す斜視図、図14(B)は図14(A)の加速度センサ1bをP側から見た側面図、図14(C)は図14(A)の加速度センサ1bをQ側から見た側面図、図14(D)は図14(A)の加速度センサ1bをR側から見た側面図である。
図14(A)〜図14(D)の例では、Z軸方向に沿って下向きに加速度Gが加わった場合を示している。この場合、第1の実施の形態と同様にZ軸方向に沿って上向きの力Fが加速度センサ1に加わる。第1の実施の形態で説明した重心の変位と慣性による力Fにより、励振脚部3〜6及び重り11〜14には、図14(B)、図14(C)に示すように励振によるX軸方向成分に加えて、ねじれによるZ軸方向成分を持った屈曲振動が発生する。
一方、基部2と検出脚部7,8には、励振脚部3〜6及び重り11〜14のZ軸方向成分を持った屈曲振動と力Fにより、図14(B)〜図14(D)に示すようにZ軸方向に沿った屈曲振動が発生する。検出脚部7,8の変形により、検出脚部7の検出電極105〜108,117〜120には、図8の矢印で示したような電界が生じる。検出回路201の動作は第1の実施の形態で説明したとおりである。
以上により、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。なお、本実施の形態では、検出脚部7の端部を固定する第3の固定部15を設けたが、固定部15の代わりに検出脚部8の端部を固定する第4の固定部16を設けてもよいことは言うまでもない。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。図15は本発明の第4の実施の形態に係る加速度センサの構成を示す平面図であり、図1〜図3、図9、図10、図12、図13と同様の構成には同一の符号を付してある。
本実施の形態の加速度センサ1cは、基部2と、第1、第2の励振脚部3,4と、第3、第4の励振脚部5,6と、第1、第2の検出脚部7,8と、基部2の両端部を固定する第1、第2の固定部9,10と、重り11〜14と、基部2と反対側の検出脚部7,8の端部を固定する第3、第4の固定部15,16とを備えている。
図15の加速度センサ1cのA−A線断面は図3(A)に示したとおりであり、加速度センサ1cのB−B線断面は図3(B)に示したとおりである。また、加速度センサ1cの各電極の接続関係は図4に示したとおりである。
次に、加速度センサ1cの動作を説明する。本実施の形態においても、励振脚部3〜6及び重り11〜14は、第1の実施の形態と同様に屈曲振動する。
図16(A)は加速度センサ1cに加速度Gが加わったときの励振脚部3〜6と検出脚部7,8と重り11〜14の動きを模式的に示す斜視図、図16(B)は図16(A)の加速度センサ1cをP側から見た側面図、図16(C)は図16(A)の加速度センサ1cをQ側から見た側面図、図16(D)は図16(A)の加速度センサ1cをR側から見た側面図である。
図16(A)〜図16(D)の例では、Z軸方向に沿って下向きに加速度Gが加わった場合を示している。この場合、第1の実施の形態と同様にZ軸方向に沿って上向きの力Fが加速度センサ1に加わる。第1の実施の形態で説明した重心の変位と慣性による力Fにより、励振脚部3〜6及び重り11〜14には、図16(B)、図16(C)に示すように励振によるX軸方向成分に加えて、ねじれによるZ軸方向成分を持った屈曲振動が発生する。
一方、基部2と検出脚部7,8には、励振脚部3〜6及び重り11〜14のZ軸方向成分を持った屈曲振動と力Fにより、図16(B)〜図16(D)に示すようにZ軸方向に沿った屈曲振動が発生する。検出脚部7,8の変形により、検出脚部7の外面の検出電極105〜108,117〜120間には、図8の矢印で示したような電界が生じる。検出回路201の動作は第1の実施の形態で説明したとおりである。
以上により、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。図17は本発明の第5の実施の形態に係る加速度センサの構成を示す平面図であり、図1〜図3、図9、図10、図12、図13、図15と同様の構成には同一の符号を付してある。
本実施の形態の加速度センサ1dは、基部2と、第1、第2の励振脚部3,4と、第1の検出脚部7と、第1、第2の固定部9,10と、重り11,12と、基部2と反対側の検出脚部7の端部を固定する第3の固定部15とを備えており、第3の実施の形態の加速度センサ1bから第3、第4の励振脚部5,6と第2の検出脚部8と重り13,14とを取り除いたものに相当する。
図17の加速度センサ1dのA−A線断面は図3(A)に示したとおりである。図18は加速度センサ1dの各電極の接続関係を示す回路図である。加速度センサ1dの各電極の接続関係は、図4から第3、第4の励振脚部5,6と第2の検出脚部8と重り13,14とを取り除いたものに相当する。
次に、加速度センサ1dの動作を説明する。本実施の形態においても、励振脚部3,4及び重り11,12は、第1の実施の形態と同様に屈曲振動する。
図19(A)は加速度センサ1dに加速度Gが加わったときの励振脚部3,4と検出脚部7と重り11,12の動きを模式的に示す斜視図、図19(B)は図19(A)の加速度センサ1dをP側から見た側面図、図19(C)は図19(A)の加速度センサ1dをR側から見た側面図である。
図19(A)〜図19(C)の例では、Z軸方向に沿って下向きに加速度Gが加わった場合を示している。この場合の基部2と励振脚部3,4と検出脚部7と重り11,12の動きは、図14で説明した第3の実施の形態の場合と同様であるので、詳細な説明は省略する。
検出脚部7の変形により、検出脚部7の検出電極105〜108間には、図20の矢印で示したような電界が生じる。この電界は、検出回路201の入力端子P1とP2間の電圧信号として取り出すことができる。検出回路201は、電圧信号の大きさによってZ軸方向へ作用する加速度Gの大きさを検出することができる。また、検出回路201は、電圧信号の位相と励振回路200が出力する励振信号の位相とを比較することにより、加速度Gの方向を検出することができる。
以上により、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
[第6の実施の形態]
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。図21は本発明の第6の実施の形態に係る加速度センサの構成を示す平面図であり、図1〜図3、図9、図10、図12、図13、図15、図17と同様の構成には同一の符号を付してある。
本実施の形態の加速度センサ1eは、基部2と、第1、第2の励振脚部3,4と、第1の検出脚部7と、重り11,12と、基部2と反対側の検出脚部7の端部を固定する第3の固定部15と、基部2から前記第1の方向と反対の方向(図21では下方向)に延びるように形成された支持用脚部17と、基部2と反対側の支持用脚部17の端部を固定する第5の固定部18とを備えており、第2の実施の形態の加速度センサ1aから第3、第4の励振脚部5,6と第2の検出脚部8と重り13,14と第4の固定部16とを取り除いて、支持用脚部17と固定部18とを追加したものに相当する。
図21の加速度センサ1eのA−A線断面は図3(A)に示したとおりであり、加速度センサ1eの各電極の接続関係は図18に示したとおりである。
本実施の形態においても、励振脚部3,4及び重り11,12は、第1の実施の形態と同様に屈曲振動する。加速度センサ1eに加速度Gが加わったときの基部2と励振脚部3,4と検出脚部7と重り11,12と支持用脚部17の動きは、図11で説明した第2の実施の形態の場合と同様であるので、詳細な説明は省略する。支持用脚部17の動きは検出脚部8と同様の動きとなる。
検出脚部7の変形により、検出脚部7の検出電極105〜108間には、図20の矢印で示したような電界が生じる。検出回路201の動作は第5の実施の形態で説明したとおりである。
以上により、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、第1〜第6の実施の形態では、加速度センサの圧電材料として水晶を例に挙げて説明したが、これに限るものではなく、圧電セラミックスなどの他の圧電材料を用いるようにしてもよい。
本発明は、加速度センサに適用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る加速度センサの構成を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る加速度センサの構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る加速度センサの構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る加速度センサの各電極の接続関係を示す回路図である。 本発明の第1の実施の形態において励振回路からの電圧印加により励振脚部に生じる電界を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態において励振脚部及び重りの屈曲振動を模式的に示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態において加速度が加わったときの励振脚部と検出脚部と重りの動きを模式的に示す斜視図及び側面図である。 本発明の第1の実施の形態において加速度が加わったときに検出脚部に生じる電界を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る加速度センサの構成を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る加速度センサの構成を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態において加速度が加わったときの励振脚部と検出脚部と重りの動きを模式的に示す斜視図及び側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る加速度センサの構成を示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る加速度センサの構成を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態において加速度が加わったときの励振脚部と検出脚部と重りの動きを模式的に示す斜視図及び側面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る加速度センサの構成を示す平面図である。 本発明の第4の実施の形態において加速度が加わったときの励振脚部と検出脚部と重りの動きを模式的に示す斜視図及び側面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る加速度センサの構成を示す平面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る加速度センサの各電極の接続関係を示す回路図である。 本発明の第5の実施の形態において加速度が加わったときの励振脚部と検出脚部と重りの動きを模式的に示す斜視図及び側面図である。 本発明の第5の実施の形態において加速度が加わったときに検出脚部に生じる電界を示す断面図である。 本発明の第6の実施の形態に係る加速度センサの構成を示す平面図である。 従来の加速度センサの構成を示す斜視図及び断面図である。 図22の加速度センサに加速度が加わったときの動作を説明するための図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c,1d,1e…加速度センサ、2…基部、3〜6…励振脚部、7,8…検出脚部、9,10,15,16,18…固定部、11〜14…重り、17…支持用脚部、101〜104,109〜116,121〜124…励振電極、105〜108,117〜120…検出電極、200…励振回路、201…検出回路。

Claims (10)

  1. 板状の基部と、
    この基部から第1の方向に延びるように形成された第1、第2の励振脚部と、
    前記基部から前記第1の方向と反対方向に延びるように形成された第3、第4の励振脚部と、
    前記第1、第2の励振脚部の真中に配置され、前記基部から前記第1の方向に延びるように形成された第1の検出脚部と、
    前記第3、第4の励振脚部の真中に配置され、前記基部から前記第1の方向と反対方向に延びるように形成された第2の検出脚部と、
    前記第1の方向と直交する第2の方向の前記基部の両端部を固定する第1、第2の固定部と、
    前記第1、第2の検出脚部の中心線を通り前記第1の方向と平行かつ前記第2の方向に対して垂直な平面に対して、前記第1、第2の励振脚部を対称に屈曲振動させると同時に前記第3、第4の励振脚部を対称に屈曲振動させる励振手段と、
    前記第1、第2の方向と直交する第3の方向に沿った前記第1、第2の検出脚部の屈曲振動による電圧信号を取り出して、前記第3の方向から加わった加速度を前記電圧信号に基づいて検出する検出手段とを有することを特徴とする加速度センサ。
  2. 請求項1記載の加速度センサにおいて、
    前記励振手段は、
    前記第1、第2、第3、第4の励振脚部に形成された第1、第2、第3、第4の励振電極と、
    この第1、第2、第3、第4の励振電極に電圧を印加し、前記平面に対して前記第1、第2の励振脚部を対称に屈曲振動させると同時に前記第3、第4の励振脚部を対称に屈曲振動させる励振回路とからなり、
    前記検出手段は、
    前記第1の検出脚部に形成され、前記第3の方向に沿った前記第1の検出脚部の屈曲振動による電圧信号を取り出す第1の検出電極と、
    前記第2の検出脚部に形成され、前記第3の方向に沿った前記第2の検出脚部の屈曲振動による電圧信号を取り出す第2の検出電極と、
    前記第1、第2、第3、第4の励振脚部の屈曲振動と前記加速度による力とに応じて発生した前記第1、第2の検出脚部の屈曲振動による前記電圧信号を前記第1、第2の検出電極から受けて、この電圧信号を基に前記加速度を検出する検出回路とからなることを特徴とする加速度センサ。
  3. 請求項1又は2記載の加速度センサにおいて、
    前記第1、第2の固定部の代わりに、
    前記基部と反対側の前記第1の検出脚部の端部を固定する第3の固定部と、
    前記基部と反対側の前記第2の検出脚部の端部を固定する第4の固定部とを有することを特徴とする加速度センサ。
  4. 請求項1又は2記載の加速度センサにおいて、
    さらに、前記基部と反対側の前記第1の検出脚部の端部を固定する第3の固定部を有することを特徴とする加速度センサ。
  5. 請求項1又は2記載の加速度センサにおいて、
    さらに、前記基部と反対側の前記第1の検出脚部の端部を固定する第3の固定部と、
    前記基部と反対側の前記第2の検出脚部の端部を固定する第4の固定部とを有することを特徴とする加速度センサ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の加速度センサにおいて、
    前記基部と反対側の前記第1、第2、第3、第4の励振脚部の端部にそれぞれ重りを設けたことを特徴とする加速度センサ。
  7. 板状の基部と、
    この基部から第1の方向に延びるように形成された第1、第2の励振脚部と、
    この第1、第2の励振脚部の真中に配置され、前記基部から前記第1の方向に延びるように形成された第1の検出脚部と、
    前記第1の方向と直交する第2の方向の前記基部の両端部を固定する第1、第2の固定部と、
    前記基部と反対側の前記第1の検出脚部の端部を固定する第3の固定部と、
    前記第1の検出脚部の中心線を通り前記第1の方向と平行かつ前記第2の方向に対して垂直な平面に対して、前記第1、第2の励振脚部を対称に屈曲振動させる励振手段と、
    前記第1、第2の方向と直交する第3の方向に沿った前記第1の検出脚部の屈曲振動による電圧信号を取り出して、前記第3の方向から加わった加速度を前記電圧信号に基づいて検出する検出手段とを有することを特徴とする加速度センサ。
  8. 請求項7記載の加速度センサにおいて、
    前記励振手段は、
    前記第1、第2の励振脚部に形成された第1、第2の励振電極と、
    この第1、第2の励振電極に電圧を印加し、前記平面に対して前記第1、第2の励振脚部を対称に屈曲振動させる励振回路とからなり、
    前記検出手段は、
    前記第1の検出脚部に形成され、前記第3の方向に沿った前記第1の検出脚部の屈曲振動による電圧信号を取り出す第1の検出電極と、
    前記第1、第2の励振脚部の屈曲振動と前記加速度による力とに応じて発生した前記第1の検出脚部の屈曲振動による前記電圧信号を前記第1の検出電極から受けて、この電圧信号を基に前記加速度を検出する検出回路とからなることを特徴とする加速度センサ。
  9. 請求項7又は8記載の加速度センサにおいて、
    前記第1、第2の固定部の代わりに、
    前記基部から前記第1の方向と反対方向に延びるように形成された支持用脚部と、
    前記基部と反対側の前記支持用脚部の端部を固定する第5の固定部とを有することを特徴とする加速度センサ。
  10. 請求項7乃至9のいずれか1項に記載の加速度センサにおいて、
    前記基部と反対側の前記第1、第2の励振脚部の端部にそれぞれ重りを設けたことを特徴とする加速度センサ。
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