JP2007270521A - ダム堰堤内監査廊用走行装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、監査廊天井にレールを設置して吊下げて移動することによりボーリングマシン設置後においても機械等の移動が可能となるダム堰堤内監査廊用走行装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明は、ダム堰堤内の監査廊1の天井面8に沿って取り付けられる複数のレール支持部9と、前記レール支持部9間に敷設され、かつその下端面に平歯車17が形成されるレール14と、前記レール14に係留転回されるとともに前記平歯車17に歯合し、かつ駆動回転される回転歯車23が設けられる走行装置18とから構成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、ダム堰堤内監査廊用走行装置に関する。詳しくは急勾配の監査廊の階段を楽に資材を運搬することができるダム堰堤内監査廊用走行装置に係るものである。
フィルダムの監査廊は狭隘で、しかも左右岸の頂端出入口から奥底の中央部分へ至るまで高低差数十メートルの急な勾配の階段になっており、グラウト工事におけるボーリングマシンの運搬や作業員が各種点検等の際に検査器具等を持っての監査廊の行き来では、作業員の負担が非常に大きく且つ作業性も悪くなる問題があった。
そのために、図7に示すように、床面101にレール102を平行に設置し、このレール102に台車103を載せて階上に設置されたウインチ104によって台車103の引き上げ、あるいは引き下げを行うものである(特許文献1参照)。
また、図8に示すように、床面101にレール102を平行に設置し、自走する台車103を載せ、モーターにて台車103での登り下りを行うものである。
特開平11−107252号公報
しかしながら前記ウインチによって台車の引き上げ、あるいは引き下げを行うものでは、運搬用台車としてボーリングマシンを監査廊の途中にセットした後は、台車の通行の邪魔となり台車による機械の入れ替え等が困難となる。
また、ウインチ一台にて複数の台車を移動するため下部にある台車を移動する場合は、その上部のボーリングマシン等をずらす必要が出てくる。
いっぽう、前記自走台車によって運搬する場合には、監査廊内斜路床面にレールを並行して設置するがピンラックの対角および双方のレベルを一定に保つことが堤体の打設精度などにより困難である。
また、下部にある機械等を緊急に搬出する場合、上部の台車があるため移動が困難となる問題がある。
本発明は、以上に点に鑑みて創案されたものであって、監査廊天井にレールを設置して吊下げて移動することによりボーリングマシン設置後においても機械等の移動が可能となるダム堰堤内監査廊用走行装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係るダム堰堤内監査廊用走行装置は、ダム堰堤内の監査廊の天井面に沿って取り付けられる複数のレール支持部と、前記レール支持部間に敷設され、かつその下端面に平歯車が形成されるレールと、前記レールに係留転回されるとともに前記平歯車に歯合し、かつ駆動回転される回転歯車が設けられる走行装置とから構成される。
ここで、レールの下端面に形成される平歯車と駆動回転する走行装置に設けた回転歯車との歯合により急勾配での監査廊においても滑ることなく確実に走行することが可能となる。
また、前記レール支持部を監査廊の両側面にて固定することにより、天井面を傷つけることなくレールを取り付けることができ、監査廊の安全性を確保することが可能となる。
本発明のダム堰堤内監査廊用走行装置では、天井を移動するので作業が目視でき、監査廊床面のスペースが確保されるためにボーリングマシン設置後おいても機械等の移動が自由に行うことが可能となる。
また、レールは天井面に直接取り付けずにアーチ状の支持部材によって取り付けることにより天井面を傷つけることがないために監査廊の安全を確保することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明を適用したム堰堤内監査廊用走行装置に係る監査廊の一例を示す概略説明図である。
ここで示すフィルダムの監査廊1は、左右両岸のアバット部2の各々地上からの出入口3を設けるとともに、この出入口3に頂端踊り場4が設けられている。左右側の頂端踊り場4から堤体中央深部へ向けて極めて急な下り勾配の斜面部5になっており、この左右の斜面部5の下端間を平坦な底部6にて連絡されている。
そして前記左右の斜面部5には階段7が設置されており、この階段7によって底部6までの機材の運搬や移動が行われている。
次に図2および図3に示すように、監査廊1の断面形状は天井面8がアーチ曲面に形成される。監査廊1は、堰堤の深部に位置し、その天井面8は堰堤に染み込む水により染み出す場合があり、このような天井面8に直接的にボルトなどを打ち付けることで傷を付けることは非常に危険となる。
そこで天井面8の曲面に対してアーチ状に折り曲げ形成されたレール支持部9を一定間隔ごとに圧接した状態でその両端端を監査廊1の側面10にボルト11などによって固着する。
このレール支持部9の略中央には、レール垂下部12が下方向に突設され、その下面にはT字形状のレール係止用溝部13が切欠形成され、このレール係止用溝部13にレール14の上端部15が嵌入されるものである。
このレール14の下端には前記上端部15と平行状に下端部16が形成され、さらに下端部16の下面には平歯車17が溶接などによって一体的に固着される。
また、図4および図5に監査廊1の天井面8に吊下されたレール14上を走行する走行装置の一例を示す。
ここで示す走行装置18は、レール14幅より大き目の間隔を有する上下開口状とした装置本体19の上端に一対の回転ロール20.20が前後位置に取り付けられる。
一対の回転ローラ20は、軸部21の先端にベアリング22を介して回転自在な状態で装着される。そしてレール14を両側より挟むような状態で下端部16上面に乗せられることにより前記装置本体19はレール14を走行可能な状態となる。
そこで前記装置本体19内の前後位置には前記レール14下端面に形成される平歯車17に歯合する回転歯車23、23が軸支される。この回転歯車23、23は装置本体19の前後側面に互い違いに配置される電動モーター付減速機24、24の駆動軸25によって正,逆駆動回転自在な機構とされる。
また、前記装置本体19の側面には電動モーター付減速機24のON・OFF切り替え、正,逆駆動回転などを行う制御盤26が設置される。更に、この制御盤26には警報付回転灯27が取り付けられる。
この制御盤26には遠隔より操作できるリモコンスイッチ27が接続され、作業者が監査廊1の床面より自在に操作できる機構とする。
また、前記装置本体19の下端開口には補強杆28が渡設され、この補強杆28にチェーンブロック29が吊下げることができる機構とするものである。
以上の構成よりなる本発明に係るダム堰堤内監査廊用走行装置は、図3に示すように、走行装置18は一対の回転ローラ20が前記レール14を両側より挟むような状態でレール14の下端部16上面に乗せられることにより前記走行装置18はレール14に吊下げられた状態で前後方向への移動が可能となる。
そこで走行装置18の駆動はレール14下端面に形成される平歯車17に電動モーター付減速機24、24の駆動軸25によって正,逆駆動回転自在な機構とされる回転歯車23、23を歯合させることにより急斜面の監査廊をボーリング装置等の重量物を吊下げた状態で確実に走行することが可能となる。
このようなダム堰堤内監査廊用走行装置にあっては図6に示すように、ボーリング装置Aは監査廊1の斜面部5に設置される場合には、監査廊1の頂端踊り場4(図示せず。)から走行装置18に取り付けられたチェーンブロック29によって斜面部5に接触しない状態まで吊上げる。
そしてリモコンスイッチ27によって電動モーター付減速機24を駆動回転させて走行装置18を目的位置まで走行させ、斜面部5に設置されたボーリング作業架台B上に載置する。
また、ボーリング装置Aを設置した後に工具などを運搬する場合にはチェーンブロック29によってボーリング装置Aに接触しない程度まで吊上げる、あるいはボーリング装置Aを迂回させながら走行装置18を走行させることにより容易に目的位置まで運搬することが可能となる。
また、検査のために作業者が監査廊1内に入る場合には、検査器具(図示せず。)をチェーンブロック29によって吊下げた状態で走行装置18と共に監査廊1内を移動することによって作業者への負担が著しく軽減される。
本発明を適用したダム堰堤内監査廊用走行装置に係る監査廊の一例を示す概略説明図である。 本発明を適用したダム堰堤内監査廊用走行装置に係るレール支持部の一例を示す説明図である。 図2における要部拡大説明図である。 本発明を適用したダム堰堤内監査廊用走行装置の一例を示す正面断面説明図である。 図4における側面断面説明図である。 本発明を適用したダム堰堤内監査廊用走行装置の使用状態の一例を示す説明図である。 従来のダム堰堤内監査廊用走行装置の一例を示す説明図である。 従来のダム堰堤内監査廊用走行装置の他の例を示す説明図である。
符号の説明
1 監査廊
2 アバット部
3 出入口
4 頂端踊り場
5 斜面部
6 底部
7 階段
8 天井面
9 レール支持部
10 側面
11 ボルト
12 レール垂下部
13 レール係止用溝部
14 レール
15 上端部
16 下端部
17 平歯車
18 走行装置
19 装置本体
20 回転ロール
21 軸部
22 ベアリング
23 回転歯車
24 電動モーター付減速機
25 駆動軸
26 制御盤
27 リモコンスイッチ
28 補強杆
29 チェーンブロック

Claims (3)

  1. ダム堰堤内の監査廊の天井面に沿って取り付けられる複数のレール支持部と、
    前記レール支持部間に敷設され、かつその下端面に平歯車が形成されるレールと、
    前記レールに係留転回されるとともに前記平歯車に歯合し、かつ駆動回転される回転歯車が設けられる走行装置とから構成される
    ことを特徴とするダム堰堤内監査廊用走行装置。
  2. 前記レール支持部を監査廊の両側面にて固定する
    ことを特徴とする請求項1記載のダム堰堤内監査廊用走行装置。
  3. 前記回転歯車を電動モーター付減速機によって正逆回転自在とする
    ことを特徴とする請求項1または2記載のダム堰堤内監査廊用走行装置。
JP2006097688A 2006-03-31 2006-03-31 ダム堰堤内監査廊用走行装置 Pending JP2007270521A (ja)

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