JP2007269397A - スパウト及びスパウト付きパウチ容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】内容物として流動体が充填されるパウチに装着されるスパウトであって、パウチが倒れても口部から内容物がこぼれ出ることがなく、しかも、口部から内容物を充填することができるスパウト及びスパウト付きパウチ容器を提供する。
【解決手段】パウチにヒートシールされる装着部22及び装着部22に連設された口部23からなる本体部21と、本体部21に形成された流路21aを閉塞する薄肉フィルムによって形成され流路閉塞体25とを備えており、本体部21の口部23は、スクリューキャップによって開閉することができるようになっている。本体部21における装着部22側の開口端には、開口22aを装着部22の短手方向に分断するリブ24が連設されており、開口22aの内径より一回り大きい円形状に形成された流路閉塞体25は、その外縁部が全周にわたって開口22aの外側に張り出すような状態で、リブ24にヒートシールされている。
【選択図】 図2

Description

この発明は、内容物として流動体が充填されるパウチに装着されるスパウト及びそのスパウトがパウチに装着されたスパウト付きパウチ容器に関する。
内容物として流動体が充填されるスパウト付きパウチ容器としては、例えば、図12に示すようなものがある。このスパウト付きパウチ容器50は、同図に示すように、フレキシブルシートによって袋状に形成されたボトムガセットタイプのパウチ51と、このパウチ51の上縁部に装着された、注口や飲口となる口部をスクリューキャップ53によって開閉することができるスパウト52とを備えており、流動体である内容物をパウチ51に充填した状態で自立させることができるようになっている。
ところで、こういったスパウト付きパウチ容器50に採用されているスパウト52は、通常、内容物の流路が形成されているだけなので、スクリューキャップ53を外した状態で、内容物が充填されたスパウト付きパウチ容器50を、誤って、倒してしまうと、パウチ51に充填されている内容物がスパウト52から簡単にこぼれ出てしまうという問題がある。
そこで、図13(a)、(b)に示すように、シリコンゴム等によって形成された、中央部に十字の切目glを有する弾性変形可能な流路閉塞体52bによって、スパウト52Aの流路frを閉塞しておくことが提案されている。このようなスパウト52Aを装着したスパウト付きパウチ容器では、スパウト52Aからスクリューキャップ53を外したスパウト付きパウチ容器を倒しても、内容物がスパウト52Aからこぼれ出てしまうことはなく、内容物が充填されたパウチ51を押圧することによってパウチ51の内圧を高めると、同図(a)、(b)に二点鎖線で示すように、流路frを閉塞している流路閉塞体52bの切目gl部分が弾性変形して、流路閉塞体52bに開口が形成されるので、内容物を流出させることができる。
特開2004−59071号公報
ところで、上述したように、スパウトがパウチの上縁部分に装着されるスパウト付きパウチ容器では、スパウトをパウチに装着した後、スパウトから内容物を充填することになるが、スパウト52Aのように、流路frを閉塞する流路閉塞体52bを取り付けると、スパウト52Aから内容物を充填することができなくなるといった新たな問題が発生することになる。
そこで、この発明の課題は、内容物として流動体が充填されるパウチに装着されるスパウトであって、パウチが倒れても口部から内容物がこぼれ出ることがなく、しかも、口部から内容物を充填することができるスパウト及びそういったスパウトがパウチに装着されたスパウト付きパウチ容器を提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1にかかる発明は、内容物として流動体が充填されるパウチに装着されるスパウトであって、前記パウチへの内容物の流入を許容した状態で、前記パウチからの内容物の流出を阻止するように、内容物の流路を閉塞する流路閉塞手段を備えており、前記流路閉塞手段は、内容物が充填された前記パウチを押圧することによって前記パウチの内圧を高めると、閉塞している前記流路を開放するようになっていることを特徴とするスパウトを提供するものである。
上記の課題を解決するため、請求項2にかかる発明は、内容物として流動体が充填されるパウチに装着されるスパウトであって、内容物の流路が形成された本体部と、前記流路を閉塞する、フィルムによって形成された流路閉塞体とを備え、前記本体部におけるパウチ側の開口端には、開口を分断するリブが設けられており、前記リブには、前記流路閉塞体が、その外縁部が開口の外側に張り出すような状態で貼着されていることを特徴とするスパウトを提供するものである。
上記の課題を解決するため、請求項3にかかる発明は、内容物として流動体が充填されるパウチに装着されるスパウトであって、内容物の流路が形成された本体部と、前記流路を閉塞する、フィルムによって形成された流路閉塞体とを備え、前記本体部におけるパウチ側の開口端の端面には、前記流路閉塞体が、その外縁部が開口の外側に張り出すような状態で、部分的に貼着されていることを特徴とするスパウトを提供するものである。
上記の課題を解決するため、請求項4にかかる発明は、内容物として流動体が充填されるパウチに装着されるスパウトであって、内容物の流路が形成された本体部と、前記本体部におけるパウチ側の開口端において、外縁部が開口の外側に張り出すような状態で前記流路を閉塞する、フィルムによって形成された流路閉塞体とを備え、前記流路閉塞体には、開口の外側に、開口縁に沿って延びる複数の切目が形成されており、前記流路閉塞体は、前記切目の内側縁部をパウチ側の開口端の端面から離反可能に、前記本体部におけるパウチ側の開口端の端面に貼着されていることを特徴とするスパウトを提供するものである。
上記の課題を解決するため、請求項5にかかる発明は、内容物として流動体が充填されるパウチに装着されるスパウトであって、内容物の流路が形成された本体部と、前記流路を閉塞する弾性変形可能な流路閉塞体とを備え、前記本体部におけるパウチ側の開口端には、前記流路閉塞体が、前記パウチ側に開くことができるような状態で、開閉可能に取り付けられており、前記流路閉塞体には、中央部分に切目が形成されていることを特徴とするスパウトを提供するものである。
上記の課題を解決するため、請求項6にかかる発明は、請求項1、2、3、4または5に記載のスパウトがパウチに装着されたスパウト付きパウチ容器を提供するものである。
以上のように、請求項1にかかる発明のスパウトは、パウチへの内容物の流入を許容した状態で、パウチからの内容物の流出を阻止するように、内容物の流路を閉塞する流路閉塞手段を備えているので、このスパウトがパウチに装着されたスパウト付きパウチ容器は、倒れてもスパウトの口部から内容物がこぼれ出ることがなく、しかも、内容物をスパウトの口部から充填することができる。また、流路閉塞手段は、内容物が充填されたパウチを押圧することによってパウチの内圧を高めると、閉塞している流路を開放するようになっているので、内容物が充填されたパウチを押圧することによって、内容物をスパウトから流出させることができる。
また、請求項2にかかる発明のスパウトは、本体部におけるパウチ側の開口端に設けられたリブに、外縁部が開口の外側に張り出すような状態で、フィルムによって形成された流路閉塞体が貼着されているので、このスパウトがパウチに装着されたスパウト付きパウチ容器は、倒れてもスパウトの口部から内容物がこぼれ出ることがなく、しかも、流路閉塞体におけるリブの外側部分はパウチの内側に容易に開いて本体部に形成された流路が開放されるので、内容物をスパウトの口部から充填することができる。また、内容物が充填されたパウチを押圧することによってパウチの内圧を高めると、流路閉塞体におけるリブの外側部分の基端部側が変形して流路内に入り込み、これに伴って、流路閉塞体におけるリブの外側部分の先端部側と流路との間に空間が形成されるので、内容物が充填されたパウチを押圧することによって、内容物をスパウトから流出させることができる。
また、請求項3にかかる発明のスパウトは、本体部におけるパウチ側の開口端の端面に、フィルムによって形成された流路閉塞体が、その外縁部が開口の外側に張り出すような状態で、部分的に貼着されているので、このスパウトがパウチに装着されたスパウト付きパウチ容器は、倒れてもスパウトの口部から内容物がこぼれ出ることがなく、しかも、流路閉塞体における隣り合う貼着部を結ぶ線の外側部分はパウチの内側に容易に開いて本体部に形成された流路が開放されるので、内容物をスパウトの口部から充填することができる。また、内容物が充填されたパウチを押圧することによってパウチの内圧を高めると、流路閉塞体における隣り合う貼着部を結ぶ線の外側部分の基端部側が変形して流路内に入り込み、これに伴って、流路閉塞体における隣り合う貼着部を結ぶ線の外側部分の先端部側と流路との間に空間が形成されるので、内容物が充填されたパウチを押圧することによって、内容物をスパウトから流出させることができる。
また、請求項4にかかる発明のスパウトは、本体部におけるパウチ側の開口端の端面に、フィルムによって形成された、開口の外側に、開口縁に沿って延びる複数の切目を有する流路閉塞体が、切目の内側縁部をパウチ側の開口端の端面から離反可能に貼着されているので、このスパウトがパウチに装着されたスパウト付きパウチ容器は、倒れてもスパウトの口部から内容物がこぼれ出ることがなく、しかも、流路閉塞体における切目の内側の舌片部分はパウチの内側に容易に開いて本体部に形成された流路が開放されるので、内容物をスパウトの口部から充填することができる。また、内容物が充填されたパウチを押圧することによってパウチの内圧を高めると、流路閉塞体における切目の内側の舌片部分の基端部側が変形して流路内に入り込み、これに伴って、流路閉塞体における切目の内側の舌片部分の先端部側と流路との間に空間が形成されるので、内容物が充填されたパウチを押圧することによって、内容物をスパウトから流出させることができる。
また、請求項5にかかる発明のスパウトは、本体部におけるパウチ側の開口端に、弾性変形可能な流路閉塞体が、パウチ側に開くことができるような状態で、開閉可能に取り付けられており、その流路閉塞体には、中央部分に切目が形成されているので、このスパウトがパウチに装着されたスパウト付きパウチ容器は、倒れてもスパウトの口部から内容物がこぼれ出ることがなく、しかも、流路閉塞体はパウチの内側に容易に開いて本体部に形成された流路が開放されるので、内容物をスパウトの口部から充填することができる。また、内容物が充填されたパウチを押圧することによってパウチの内圧を高めると、流路閉塞体の切目部分が弾性変形して、流路閉塞体に開口が形成されるので、内容物が充填されたパウチを押圧することによって、内容物をスパウトから流出させることができる。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、ポンプ式のボトル容器に詰め替えるためのシャンプー(以下、内容物という。)が充填されるスパウト付きパウチ容器1を示しており、このスパウト付きパウチ容器1は、同図(a)、(b)に示すように、ポリエチレンやポリプロピレン等の熱接着性を有する合成樹脂フィルムの外面に、ガスバリア性シート等を積層した二軸延伸ポリエステルフィルム等をラミネートした厚さ100〜200μm程度の柔軟性シートによって形成された、扁平状態に折り畳み可能なパウチ10と、このパウチ10に取り付けられる熱接着性樹脂によって形成されたスパウト20とから構成されている。
前記パウチ10は、同図(b)に示すように、表裏一対の外装シート12、13と、この外装シート12、13の下端部において両者の間に折り込まれるガセットシート15とから構成されており、外装シート12、13の上縁部及び両側縁部が相互にヒートシールされることによって胴部11が形成されると共に、外装シート12、13間に折り込まれたガセットシート15の周縁を外装シート12、13の内面にヒートシールすることによって胴部11の下端開口部を閉塞するボトムガセット部14が形成されている。
前記スパウト20は、ポリエチレンやポリプロピレン等の熱接着性樹脂の成形物からなり、図1(b)及び図2(a)〜(c)に示すように、外装シート12、13の上端縁に挟み込まれた状態で、外装シート12、13にヒートシールされる平面舟形状の装着部22及びこの装着部22に連設された円筒状の口部23からなる、内容物の流路21aが形成された本体部21と、この本体部21に形成された流路21aを閉塞する、熱接着性を有する厚さ20〜100μmのポリエチレンやポリプロピレンの単層フィルムやこれらの熱接着性樹脂を積層した複層フィルムによって形成された流路閉塞体25とを備えており、本体部21の口部23は、スクリューキャップ27によって開閉することができるようになっている。
前記本体部21における流路21aが開放される装着部22側の開口端には、その開口22aの内周角部が全周にわたって面取りされたテーパ面22bが形成されており、そのテーパ面22bには、開口22aを装着部22の短手方向(パウチ10の厚み方向)に分断するリブ24が連設されている。
前記流路閉塞体25は、図2(c)に示すように、外径が、装着部22側の開口22aの内径より0.2mm程度大きい円形状に形成されており、その外縁部が全周にわたって開口22aの外側に張り出すような状態で、リブ24にヒートシールされている。なお、同図(c)における網掛け表示部分が流路閉塞体25のヒートシール部分を示している。
以上のように、このスパウト付きパウチ容器1は、薄肉フィルムによって形成された流路閉塞体25が、スパウト20の本体部21における装着部22の開口端面に重ね合わせるように、外縁部が開口22aの外側に張り出すような状態で、開口22aを分断するリブ24に貼着されているので、図3(a)に示すように、流路閉塞体25におけるリブ24の外側部分がパウチ10の内側に開くことができ、これによって、本体部21に形成された流路21aが容易に開放されるので、このスパウト付きパウチ容器1では、内容物を本体部21の口部23から充填することが可能となる。
また、パウチ10に内容物が充填されたスパウト付きパウチ容器1を、スクリューキャップ27を外した状態で、誤って倒したとしても、流路閉塞体25によって本体部21における装着部22側の開口22aが閉塞されるので、スパウト20の口部23から内容物が容易にこぼれ出ることがない。
一方、内容物が充填されたパウチ10を押圧することによってパウチ10の内圧を高めると、図3(b)に示すように、流路閉塞体25におけるリブ24の外側部分が変形して流路21a内に入り込み、これに伴って、流路閉塞体25におけるリブ24の外側部分の先端部と流路21aとの間に空間が形成されるので、内容物が充填されたパウチ10を押圧することによって、内容物をスパウト20から流出させることができる。
また、パウチ10の押圧を解除すると、パウチ10の内圧が低下し、それに伴って、流路21a内に入り込んだ流路閉塞体25が、テーパ面22bに沿って、元の状態、即ち、流路閉塞体25が開口22aを閉塞した状態に復元されるので、流路21aが開放された状態に保持されることはなく、転倒に伴う内容物の流出が阻止される。
なお、上述した実施形態では、スパウト20の本体部21における装着部22側の開口22aに形成されたリブ24が開口22aを横断しているが、これに限定されるものではなく、リブの中央部(開口22aの中心部)が一部欠如しているもの、即ち、開口22aのテーパ面22bからそれぞれ径方向内側に延びる、径方向に分離された一対の短いリブであってもよい。
また、上述した実施形態では、スパウト20の本体部21における装着部22側の開口22aにリブ24を設け、このリブ24に流路閉塞体25をヒートシールしているが、これに限定されるものではなく、例えば、図4(a)〜(c)に示すように、装着部22側の開口22aにリブが設けられていない本体部21Aを採用し、その本体部21Aにおける装着部22側の開口22aより一回り大きい円形の流路閉塞体25Aに、装着部22の長手方向(パウチ10の幅方向)に張り出す一対の凸片25a、25aを設け、流路閉塞体25Aの外縁部が開口22aの外側に張り出すような状態で、凸片25a、25a部分を装着部22の開口端面にヒートシールしたり、図5に示すように、開口22aの外側にある程度の領域を確保することができるのであれば、開口22aより一回り大きい円形の流路閉塞体25Bを、その外縁部が開口22aの外側に張り出すような状態で、流路閉塞体25Bにおける装着部22の長手方向(パウチ10の幅方向)の両端部分を本体部21Aにおける装着部22の開口端面にポイントシールするようにしても、同様の効果を得ることができる。ただし、ポイントシールは2箇所に限定されない。なお、図4(c)及び図5における網掛け表示部分が流路閉塞体25A、25Bのヒートシール部分を示している。
また、開口22aの外側にある程度の領域を確保することができる場合は、図6に示すように、開口22aより一回り大きい円形の流路閉塞体25Cを、その全周にわたって装着部22の開口端面にヒートシールし、開口22aの外側における非シール領域に、開口縁に沿って延びる一対の切目25b、25bを形成することによって、装着部22の開口端面から離反可能な舌片部分25c、25cを形成するようにしても、同様の効果を得ることができる。なお、図6における網掛け表示部分が流路閉塞体25Cのヒートシール部分を示している。
また、図7〜図9に示す流路閉塞体25D、25E、25Fのように、上述した流路閉塞体25、25A、25Bに、装着部22の短手方向(パウチ10の厚み方向)に延びる一対の切目25d、25dを形成したり、図10に示す流路閉塞体25Gのように、上述した流路閉塞体25Cの舌片部分25c、25cに同様の切目25e、25eを形成することも可能である。
また、上述した各実施形態では、流路閉塞体25、25A〜25Gを薄肉フィルムによって形成しているが、これに限定されるものではなく、シリコンゴム等の弾性部材によって形成された厚肉の流路閉塞体を採用することも可能である。例えば、図11(a)、(b)に示すように、本体部21Bにおける装着部22側の開口22aより一回り大きい円形状に形成され、中央部に十字の切目26aを有する弾性変形可能な厚肉の流路閉塞体26に、装着部22の長手方向(パウチ10の幅方向)に張り出す固着片26bを設け、流路閉塞体26の外縁部が開口22aの外側に張り出すような状態で、パウチ10側に開くことができるように、固着片26b部分を装着部22の開口端面に固着すればよく、この場合、スパウトの本体部21Bの開口端には、上述したスパウトの本体部21、21Aのように、テーパ面22bを形成する必要はない。なお、同図(b)における網掛け表示部分が流路閉塞体26の固着部分を示している。また、流路閉塞体に形成する切目は、十字に限定されるものではなく、Y字、H字、S字、I字等でもよい。
こういったスパウトがパウチに装着されたスパウト付きパウチ容器は、シリコンゴム等の弾性部材によって形成された厚肉の流路閉塞体26が、パウチ10側に開くことができるような状態で、本体部21Bの装着部22側の開口端面に開閉可能に取り付けられているので、同図(a)に一点鎖線で示すように、流路閉塞体26がパウチの内側に容易に開いて本体部21Bに形成された流路21aが開放されるので、内容物をスパウトの口部23から充填することが可能となる。
また、パウチに内容物が充填されたスパウト付きパウチ容器を、スクリューキャップを外した状態で、誤って倒したとしても、流路閉塞体26によって本体部21Bにおける装着部22側の開口22aが閉塞されるので、スパウトの口部23から内容物が容易にこぼれ出ることがない。
一方、内容物が充填されたパウチを押圧することによってパウチの内圧を高めると、同図(a)、(b)に二点鎖線で示すように、流路閉塞体26の切目26a部分が弾性変形して流路閉塞体26に開口が形成されるので、内容物が充填されたパウチ10を押圧することによって、内容物をスパウトから流出させることができる。
また、上述した実施形態では、パウチがボトムガセットタイプのものについて、説明したが、本発明のスパウトは、ボトムガセットタイプ以外の種々のパウチに装着することができることは言うまでもない。
(a)はこの発明にかかるスパウト付きパウチ容器の一実施形態を示す斜視図、(b)は同上のスパウト付きパウチ容器を扁平に折り畳んだ状態を示す正面図である。 (a)、(b)は同上のスパウト付きパウチ容器に採用されている本発明のスパウトを示す断面図、(c)は同上のスパウトを示す底面図である。 (a)、(b)は同上のスパウトにおける流路閉塞体の動きを説明するための説明図である。 (a)、(b)は他の実施形態であるスパウトを示す断面図、(c)は同上のスパウトを示す底面図である。 他の実施形態であるスパウトを示す底面図である。 他の実施形態であるスパウトを示す底面図である。 他の実施形態であるスパウトを示す底面図である。 他の実施形態であるスパウトを示す底面図である。 他の実施形態であるスパウトを示す底面図である。 他の実施形態であるスパウトを示す底面図である。 (a)は他の実施形態であるスパウトを示す断面図、(b)は同上のスパウトを示す底面図である。 一般的なスパウト付きパウチ容器を扁平に折り畳んだ状態を示す正面図である。 (a)は改良されたスパウトがパウチに装着されたスパウト付きパウチ容器を示す縦断面図、(b)同上のスパウト付きパウチ容器を示す横断面図である。
符号の説明
1 スパウト付きパウチ容器
10 パウチ
11 胴部
12、13 外装シート
14 ボトムガセット部
15 ガセットシート
20 スパウト
21、21A、21B 本体部
21a 流路
22 装着部
22a 開口
22b テーパ面
23 口部
24 リブ
25、25A、25B、25C、25D、25E、25F、25G 流路閉塞体
25a 凸片
25b 切目
25c 舌片部分
25d 切目
25e 切目
26 流路閉塞体
26a 切目
26b 固着片
27 スクリューキャップ

Claims (6)

  1. 内容物として流動体が充填されるパウチに装着されるスパウトであって、
    前記パウチへの内容物の流入を許容した状態で、前記パウチからの内容物の流出を阻止するように、内容物の流路を閉塞する流路閉塞手段を備えており、
    前記流路閉塞手段は、内容物が充填された前記パウチを押圧することによって前記パウチの内圧を高めると、閉塞している前記流路を開放するようになっていることを特徴とするスパウト。
  2. 内容物として流動体が充填されるパウチに装着されるスパウトであって、
    内容物の流路が形成された本体部と、前記流路を閉塞する、フィルムによって形成された流路閉塞体とを備え、
    前記本体部におけるパウチ側の開口端には、開口を分断するリブが設けられており、
    前記リブには、前記流路閉塞体が、その外縁部が開口の外側に張り出すような状態で貼着されていることを特徴とするスパウト。
  3. 内容物として流動体が充填されるパウチに装着されるスパウトであって、
    内容物の流路が形成された本体部と、前記流路を閉塞する、フィルムによって形成された流路閉塞体とを備え、
    前記本体部におけるパウチ側の開口端の端面には、前記流路閉塞体が、その外縁部が開口の外側に張り出すような状態で、部分的に貼着されていることを特徴とするスパウト。
  4. 内容物として流動体が充填されるパウチに装着されるスパウトであって、
    内容物の流路が形成された本体部と、前記本体部におけるパウチ側の開口端において、外縁部が開口の外側に張り出すような状態で前記流路を閉塞する、フィルムによって形成された流路閉塞体とを備え、
    前記流路閉塞体には、開口の外側に、開口縁に沿って延びる複数の切目が形成されており、
    前記流路閉塞体は、前記切目の内側縁部をパウチ側の開口端の端面から離反可能に、前記本体部におけるパウチ側の開口端の端面に貼着されていることを特徴とするスパウト。
  5. 内容物として流動体が充填されるパウチに装着されるスパウトであって、
    内容物の流路が形成された本体部と、前記流路を閉塞する弾性変形可能な流路閉塞体とを備え、
    前記本体部におけるパウチ側の開口端には、前記流路閉塞体が、前記パウチ側に開くことができるような状態で、開閉可能に取り付けられており、
    前記流路閉塞体には、中央部分に切目が形成されていることを特徴とするスパウト。
  6. 請求項1、2、3、4または5に記載のスパウトがパウチに装着されたスパウト付きパウチ容器。
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