JP2007266664A - サムネイルソート装置及び撮像装置 - Google Patents

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Satoru Takeuchi
悟 竹内
Yukio Mori
幸夫 森
Yasuhachi Hamamoto
安八 浜本
Seiji Okada
誠司 岡田
Hiroaki Yoshida
博明 吉田
Masahiro Yokohata
正大 横畠
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Abstract

【課題】所望の画像ファイルの速やかな探索を可能ならしめるサムネイルソート装置及びこれを有する撮像装置を提供する。
【解決手段】画像ファイルの過去の再生回数、画像ファイルの最終再生日時、或いは、画像ファイルを作成位置(地図上の位置)に基づいて、対応するサムネイル画像の表示順序をソートする。サムネイル画像を一覧表示する際、例えば、再生回数が多い順に、最終再生日時が新しい順に、或いは、作成位置が現在位置に近い順に、サムネイル画像の表示順序をソートする。
【選択図】図9

Description

本発明は、生成された複数のサムネイル画像の表示順序をソートするサムネイルソート装置に関する。また、本発明は、そのサムネイルソート装置を備えた、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置に関する。
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置には、サムネイル画像を表示するモードが設けられていることが多い。サムネイル画像は、通常、撮影した画像の縮小画像(動画においては、動画の先頭画像等の縮小画像)となっている。ユーザは、撮像装置に備えられた表示装置の表示画面上に一覧表示されたサムネイル画像を参照して、撮影した複数の静止画または動画の中から再生しようとする静止画または動画を選び出す。
撮像装置に設けられた記録媒体は、静止画または動画を格納した多数の画像ファイルを記録することができる。多数の画像ファイルに対応して作成される多数のサムネイル画像は、通常、画像ファイルの作成日時を基準としてソートされ、時系列に沿った順序で表示されることが多い。
一方において、撮像装置に備えられている表示装置の表示画面サイズは比較的小さいことが多く、一度に表示できるサムネイル画像の枚数は数枚程度に限られる。このため、ユーザは、再生を望む画像ファイルを見つけ出すために、サムネイル画像の一覧表示画面を何度も切り替える必要があった。
尚、下記特許文献1には、基本的なサムネイル以外に、位置情報に基づく地図サムネイルや天候情報に基づく天候サムネイルを用意する手法が開示されている。
特開2005−176118号公報
上述の如く、従来の撮像装置では、所望の画像ファイルを探索するためにサムネイル画像の一覧表示画面を何度も切り替える必要があり、所望の画像ファイルを速やかに見つけ出すことが困難であった。
また、上記特許文献1の手法を用いた場合でも、地図サムネイル等を参照して最終的に所望の画像ファイルを再生するまでに画面切り替えを複数回行う必要があり、その探索補助効果は不十分である。
そこで本発明は、所望の画像ファイルの速やかな探索を可能ならしめるサムネイルソート装置及びこれを有する撮像装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明に係るサムネイルソート装置は、撮像手段からの被写体に応じた撮像信号に基づいて、撮影によって得られた画像ファイルごとに、サムネイル画像を生成するサムネイル画像生成手段と、各画像ファイルの過去の再生に関する情報及び各画像ファイルの作成位置の少なくとも一方に基づいて、再生手段における前記サムネイル画像の表示順序を定めるソート手段と、を備えたことを特徴とする。
画像ファイルが多数あったとしても、ユーザが再生を望む画像ファイルは、通常、一部の画像ファイルに限られる。ユーザが、どの種の画像ファイルの再生を望んでいるかは、各画像ファイルの過去の再生状況や各画像ファイルの作成された位置(作成位置)を参照すれば推測可能である。この推測結果に基づいて、サムネイル画像の表示順序を定めるようにすれば、所望の画像ファイルを素早く見つけ出すことが可能となる。
具体的には例えば、各画像ファイルの過去の再生に関する情報は、前記再生手段における各画像ファイルの過去の再生回数によって表され、前記ソート手段は、各画像ファイルに対応する前記再生回数に基づいて、前記表示順序を定める。
そして例えば、前記ソート手段は、前記再生回数が比較的多い画像ファイルに対応するサムネイル画像の表示順位を、前記再生回数が比較的少ない画像ファイルに対応するそれよりも高くする。
また具体的には例えば、各画像ファイルの過去の再生に関する情報は、前記再生手段における各画像ファイルの最終再生日時によって表され、前記ソート手段は、各画像ファイルに対応する前記最終再生日時に基づいて、前記表示順序を定める。
そして例えば、前記ソート手段は、現在日時と前記最終再生日時との差が比較的小さい画像ファイルに対応するサムネイル画像の表示順位を、その差が比較的大きい画像ファイルに対応するそれよりも高くする。
また具体的には例えば、前記ソート手段は、各画像ファイルに対応する前記作成位置に基づいて前記表示順序を定め、現在位置と前記作成位置との差が比較的小さい画像ファイルに対応するサムネイル画像の表示順位を、その差が比較的大きい画像ファイルに対応するそれよりも高くする。
また、上記の目的を達成するために、撮像装置に、前記撮像手段、前記再生手段及び前記サムネイルソート装置を設ければよい。
また、移動体通信機器に前記撮像装置を備えるようにしてもよい。
上述した通り、本発明によれば、所望の画像ファイルを素早く見つけ出すことが可能となる。場合によっては、表示画面の切り替えを全く行うことなく直ちに所望の画像ファイルを見つけ出すことができ、ユーザにとって利便性が高い。
以下、本発明の実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。参照される各図において、同一の部分には同一の符号を付す。
後に、第1、第2及び第3実施例を説明するが、まず、それらの全てに共通する内容を、各図を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置1の全体ブロック図である。撮像装置1は、例えば、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラである。撮像装置1は、動画及び静止画を撮影可能となっていると共に、動画撮影中に静止画を同時に撮影することも可能となっている。
撮像装置1は、撮像部11と、AFE(Analog Front End)12と、映像信号処理部13と、マイク14と、音声信号処理部15と、圧縮処理部16と、内部メモリの一例としてのSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)17と、メモリカード18と、伸張処理部19と、映像出力回路(ビデオ出力回路)20と、音声出力回路21と、TG(タイミングジェネレータ)22と、CPU(Central Processing Unit)23と、バス24と、バス25と、操作部26と、表示部(再生手段)27と、スピーカ28と、を備えている。操作部26は、録画ボタン26a、シャッタボタン26b及び操作キー26c等を有している。
バス24には、撮像部11、AFE12、映像信号処理部13、音声信号処理部15、圧縮処理部16、伸張処理部19、映像出力回路20、音声出力回路21及びCPU23が接続されている。バス24に接続された各部位は、バス24を介して、各種の信号(データ)のやり取りを行う。
バス25には、映像信号処理部13、音声信号処理部15、圧縮処理部16、伸張処理部19及びSDRAM17に接続されている。バス25に接続された各部位は、バス25を介して、各種の信号(データ)のやり取りを行う。
TG22は、撮像装置1全体における各動作のタイミングを制御するためのタイミング制御信号を生成し、生成したタイミング制御信号を撮像装置1内の各部に与える。具体的には、タイミング制御信号は、撮像部11、映像信号処理部13、音声信号処理部15、圧縮処理部16、伸張処理部19及びCPU23に与えられる。タイミング制御信号は、垂直同期信号Vsyncと水平同期信号Hsyncを含む。
CPU23は、撮像装置1内の各部の動作を統括的に制御する。操作部26は、ユーザによる操作を受け付ける。操作部26に与えられた操作内容は、CPU23に伝達される。SDRAM17は、フレームメモリとして機能する。撮像装置1内の各部は、必要に応じて、信号処理時に一時的に各種のデータ(デジタル信号)をSDRAM17に記録する。
メモリカード18は、外部記録媒体であり、例えば、SD(Secure Digital)メモリカードである。メモリカード18は、撮像装置1に対して着脱自在となっている。メモリカード18の記録内容は、メモリカード18の端子を介して又は撮像装置1に設けられた通信用コネクタ部(不図示)を介して、外部のパーソナルコンピュータ等によって自在に読み出し可能である。尚、本実施形態では外部記録媒体としてメモリカード18を例示しているが、外部記録媒体を、1または複数のランダムアクセス可能な記録媒体(半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、磁気ディスク等)で構成することができる。
図2は、図1の撮像部11の内部構成図である。撮像部11は、ズームレンズ30及びフォーカスレンズ31を含む複数枚のレンズを備えて構成される光学系35と、絞り32と、撮像素子33と、ドライバ34を有している。ドライバ34は、ズームレンズ30及びフォーカスレンズ31の移動並びに絞り12の開口量の調節を実現するためのモータ等から構成される。
被写体(撮像対象)からの入射光は、光学系35を構成するズームレンズ30及びフォーカスレンズ31、並びに、絞り32を介して撮像素子33に入射する。TG22は、上記タイミング制御信号に同期した、撮像素子33を駆動するための駆動パルスを生成し、該駆動パルスを撮像素子33に与える。
撮像素子33は、例えばCCD(Charge Coupled Devices)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等からなる。撮像素子33は、光学系35及び絞り32を介して入射した光学像を光電変換し、該光電変換によって得られた電気信号をAFE12に出力する。より具体的には、撮像素子33は、マトリクス状に二次元配列された複数の画素(受光画素;不図示)を備え、各撮影において、各画素は露光時間に応じた電荷量の信号電荷を蓄える。蓄えた信号電荷の電荷量に比例した大きさを有する各画素からの電気信号は、TG22からの駆動パルスに従って、後段のAFE12に順次出力される。
撮像素子33は、カラー撮影の可能な、単板式の撮像素子となっている。撮像素子33を構成する各画素には、例えば、赤(R)、緑(G)及び青(B)の何れかのカラーフィルタ(不図示)が設けられている。尚、撮像素子33として、3板式の撮像素子を採用することも可能である。
AFE12は、撮像部11の出力信号(即ち、撮像素子33の出力信号)であるアナログの上記電気信号を増幅する増幅回路(不図示)と、増幅された電気信号をデジタル信号に変換するA/D(アナログ−デジタル)変換回路(不図示)と、を備える。AFE12によってデジタル信号に変換された撮像部11の出力信号は、順次、映像信号処理部13に送られる。また、CPU23は、撮像部11の出力信号の信号レベルに基づいて上記増幅回路の増幅度を調整する。
以下、撮像部11またはAFE12から出力される、被写体に応じた信号を、撮像信号と呼ぶ。
図3は、映像信号処理部13の内部ブロック図である。映像信号処理部13は、動画/静止画処理部41と、サムネイル生成部(サムネイル画像生成手段)42と、を備える。
動画/静止画処理部41は、AFE12からの撮像信号に基づいて、撮像部11の撮影によって得られる映像(撮影画像)を表す映像信号を生成し、生成した映像信号を圧縮処理部16に送る。映像信号は、撮影画像の輝度を表す輝度信号Yと、撮影画像の色を表す色差信号U及びVと、から構成される。動画/静止画処理部41は、動画の映像信号の生成と静止画の映像信号の生成の双方を行う。
マイク14は、外部から与えられた音声(音)を、アナログの電気信号に変換して出力する。音声信号処理部15は、マイク14から出力される電気信号(音声アナログ信号)をデジタル信号に変換する。この変換によって得られたデジタル信号は、マイク14に対して入力された音声を表す音声信号として圧縮処理部16に送られる。
圧縮処理部16は、映像信号処理部13(動画/静止画処理部41)からの映像信号を、所定の圧縮方式を用いて圧縮する。動画に対しては、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)等の圧縮方式を用いて映像信号の圧縮を行い、静止画に対しては、例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)等の圧縮方式を用いて映像信号の圧縮を行う。動画または静止画撮影時において、圧縮された映像信号はメモリカード18に送られる。
尚、例えば、動画を構成する各撮影画像の画像サイズは、動画/静止画処理部41等において、必要に応じ、間引き処理等を介して縮小されている。静止画に対しては、例えば、そのような縮小処理は施されない(施してもよい)。
また、圧縮処理部16は、音声信号処理部15からの音声信号を、AAC(Advanced Audio Coding)等の所定の圧縮方式を用いて圧縮する。動画撮影時において、映像信号処理部13からの映像信号と音声信号処理部15からの音声信号は、圧縮処理部16にて、時間的に互いに関連付けられつつ圧縮され、圧縮後のそれらはメモリカード18に送られる。
録画ボタン26aは、ユーザが動画(動画像)の撮影の開始及び終了を指示するための押しボタンスイッチであり、シャッタボタン26bは、ユーザが静止画(静止画像)の撮影を指示するための押しボタンスイッチである。録画ボタン26aに対する操作に従って動画撮影の開始及び終了が実施され、シャッタボタン26bに対する操作に従って静止画撮影が実施される。1つのフレームにて1つのフレーム画像が得られる。各フレームの長さは、例えば1/60秒である。この場合、1/60秒の周期にて順次取得されるフレーム画像の集まり(ストリーム画像)が、動画を構成する。
撮像装置1の動作モードには、動画及び静止画の撮影が可能な撮影モードと、メモリカード18に格納された動画または静止画を表示部27に再生表示する再生モードと、メモリカード18に格納された動画または静止画に関連付けられたサムネイル画像を表示部27に一覧表示するサムネイル画像表示モードと、が含まれる。操作キー26cに対する操作に応じて、各モード間の遷移は実施される。
撮影モードにおいて、ユーザが録画ボタン26aを押下すると、CPU23の制御の下、その押下後の各フレームの映像信号及びそれに対応する音声信号が、順次、圧縮処理部16を介してメモリカード18に記録される。つまり、音声信号と共に、各フレームの撮影画像(即ちフレーム画像)が順次メモリカード18に格納される。動画撮影の開始後、再度ユーザが録画ボタン26aを押下すると、動画撮影は終了する。つまり、映像信号及び音声信号のメモリカード18への記録は終了し、1つの動画の撮影は完了する。
また、撮影モードにおいて、ユーザがシャッタボタン26bを押下すると、静止画の撮影が行われる。具体的には、CPU23の制御の下、その押下直後の1つのフレームの映像信号が、静止画を表す映像信号として、圧縮処理部16を介してメモリカード18に記録される。動画の撮影中に静止画を同時撮影することも可能であり、この場合、同一のフレームの撮像信号に基づいて、動画に関する信号処理と静止画に関する信号処理が並行して行われる。尚、共通の回路を時分割で利用して、動画に関する信号処理と静止画に関する信号処理を別個のタイミングで行うようにしてもよい。例えば、静止画に関する信号処理を動画撮影終了後に行う。この場合、例えば、事後的に行うその信号処理に必要な撮像信号(撮影画像)をSDRAM17に一時記憶させておけばよい。
再生モードにおいて、ユーザが操作キー26cに所定の操作を施すと、メモリカード18に記録された動画または静止画を表す圧縮された映像信号は、伸張処理部19に送られる。伸張処理部19は、受け取った映像信号を伸張して映像出力回路20に送る。また、撮影モードにおいては、通常、動画または静止画を撮影しているか否かに拘らず、映像信号処理13による映像信号の生成が逐次行われており、その映像信号は映像出力回路20に送られる。
映像出力回路20は、与えられたデジタルの映像信号を表示部27で表示可能な形式の映像信号(例えば、アナログの映像信号)に変換して出力する。表示部27は、液晶ディスプレイなどの表示装置であり、映像出力回路20から出力された映像信号に応じた画像を表示する。即ち、表示部27は、撮像部11から現在出力されている撮像信号に基づく画像(現在の被写体を表す画像)、または、メモリカード18に記録されている動画(動画像)若しくは静止画(静止画像)を、表示する。
また、再生モードにおいて動画を再生する際、メモリカード18に記録された動画に対応する圧縮された音声信号も、伸張処理部19に送られる。伸張処理部19は、受け取った音声信号を伸張して音声出力回路21に送る。音声出力回路21は、与えられたデジタルの音声信号をスピーカ28にて出力可能な形式の音声信号(例えば、アナログの音声信号)に変換してスピーカ28に出力する。スピーカ28は、音声出力回路21からの音声信号を音声(音)として外部に出力する。
尚、外部のテレビジョン等に表示部27及びスピーカ28が備えられていると考えることもできる。この場合、映像出力回路20の出力する映像信号及び音声出力回路21の出力する音声信号は、図示されないコネクタを介して外部のテレビジョン等に供給される。
また、映像信号処理部13は、撮影画像中のフォーカス検出領域内のコントラスト量に応じたAF評価値を検出するAF評価値検出回路、撮影画像の明るさに応じたAE評価値を検出するAE評価値検出回路、画像の動きを検出する動き検出回路などを含む。CPU23は、AF評価値に応じ、図2のドライバ34を介してフォーカスレンズ31の位置を調節することにより、被写体の光学像を撮像素子33の撮像面(受光面)に結像させる。また、CPU23は、AE評価値に応じ、図2のドライバ34を介して絞り32の開口量(及びAFE12の増幅回路の増幅度)を調節することにより、受光量(画像の明るさ)を制御する。
図3のサムネイル生成部42は、静止画を撮影する際、CPU23の制御の下、静止画の撮影タイミングにおける撮像信号に基づいて静止画についてのサムネイル画像を生成する。このサムネイル画像は、撮影及び記録された1枚の静止画(静止画像)を、間引き処理等によって縮小した縮小画像である。静止画についてのサムネイル画像は、撮影した静止画に関連付けられつつ圧縮処理部16による圧縮(JPEGなど)を介してメモリカード18に記録される。撮影した静止画と関連付けられた上記サムネイル画像を、以下、特に、静止画用サムネイル画像と呼ぶ場合がある。
また、サムネイル生成部42は、動画を撮影する際、CPU23の制御の下、所定タイミングにおける撮像信号に基づいて動画についてのサムネイル画像を生成する。このサムネイル画像は、例えば、動画撮影中の何れかのフレームの画像(1フレーム分の画像)を、間引き処理等によって縮小した縮小画像である。動画についてのサムネイル画像は、撮影した動画に関連付けられつつ圧縮処理部16による圧縮(JPEGなど)を介してメモリカード18に記録される。撮影した動画に関連付けて記録するために生成された上記サムネイル画像を、以下、特に、動画用サムネイル画像と呼ぶ場合がある。尚、動画の画像サイズが比較的小さい場合などにおいては、撮影された動画を構成する1枚の画像そのものを、動画用サムネイル画像としても構わない。
また、動画用サムネイル画像が実際に生成されるタイミングは任意である。動画撮影中にAFE12からの撮像信号を受けて動画用サムネイル画像を生成するようにしても良いし、動画撮影時に動画用サムネイル画像の基となる画像を選んでおき、後から(例えば、表示部27に表示する際に)その画像を用いて動画用サムネイル画像を生成するようにしてもよい。いずれにしても、同一の動画用サムネイル画像の生成の基となる撮像信号は同じである。同様に、静止画用サムネイル画像が実際に生成されるタイミングも任意である。
図4に、メモリカード18に記録されるファイルを模式的に示す。撮影によって得られる動画または静止画を表す撮影画像データ(上述の、圧縮処理部16からの圧縮された映像信号に相当)は、本体ファイルに格納された上でメモリカード18に記録される。1つの本体ファイルには、1つの静止画または1つの動画を表す撮像画像データが格納される。尚、動画に対応する本体ファイルには、圧縮処理部16からの圧縮された音声信号も格納される。
本体ファイルの夫々に対して、1つのサムネイルファイルが互いに関連付けられつつメモリカード18に記録されている。各サムネイルファイルには、静止画用又は動画用サムネイル画像を表すサムネイル画像データが格納されていると共に、ヘッダ領域が設けられている。
図5は、サムネイル画像表示モードにおける、表示部27の全体の表示画面70の領域分割状態を示している。まず、全体の表示画面70は、左右方向に2分割され、比較的小さな領域である右側の分割領域にスクロールバー71が表示される。一方、左側の分割領域は更に6分割される(左右方向に3分割、上下方向に2分割)。6分割によって得られた6つの領域の内の、上部左端の領域、上部中央の領域、上部右端の領域、下部左端の領域、下部中央の領域、下部右端の領域を、それぞれ、領域AR1、AR2、AR3、AR4、AR5、AR6と呼ぶ。
今、図6に示す如く、メモリカード18に、合計12個のサムネイルファイルF1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8、F9、F10、F11及びFl2が記録されている場合を考える。サムネイルファイルF1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8、F9、F10、F11及びF12に格納されているサムネイル画像データによって表されるサムネイル画像を、夫々、TN1、TN2、TN3、TN4、TN5、TN6、TN7、TN8、TN9、TN10、TN11及びTNl2と表記することにする。
他の動作モード(例えば撮影モード)からサムネイル画像表示モードに移行した際、CPU23は各サムネイルファイルのヘッダ領域のデータを参照して、サムネイルファイルのソートを実行する。換言すれば、12個のサムネイル画像の表示順序のソートを実行する。これにより、12個のサムネイル画像の表示順序が定められ、これに従ってサムネイル画像が表示部27に表示される。
「基準状態」として、サムネイルTN1、TN2、TN3、TN4、TN5、TN6、TN7、TN8、TN9、TN10、TN11、TNl2の順番で表示順序が定められた場合を考える(図6参照)。つまり、サムネイル画像TN1の表示順位が1番目、サムネイル画像TN2の表示順位が2番目、・・・、サムネイル画像TN12の表示順位が12番目の状態を、基準状態として考える。以下、特に記述しない限り、この基準状態下における動作を説明する。
表示順位を考える場合において、p<q(p及びqは1〜12の範囲内の整数)とした場合、p番目はq番目よりも表示順位が高く、q番目はp番目よりも表示順位が低い。
図7に、サムネイル画像表示モードにおける表示部27の表示画面70の表示例を示す。領域AR1〜AR6の夫々に、サムネイル画像TN1〜TNl2の何れかが表示される。つまり、6枚のサムネイル画像が1つの画面内で同時に一覧表示される。高い表示順位を有するサムネイル画像から順に、領域AR1、AR2、AR3、AR4、AR5、AR6に表示される。
従って、他の動作モード(例えば撮影モード)からサムネイル画像表示モードに移行して何ら操作を加えていない状態では、まず、サムネイル画像TN1が領域AR1に、サムネイル画像TN2が領域AR2に、サムネイル画像TN3が領域AR3に、サムネイル画像TN4が領域AR4に、サムネイル画像TN5が領域AR5に、サムネイル画像TN6が領域AR6に、表示される。
図7において、72は表示画面70上のカーソルである。カーソル72は、操作キー26cに対する操作により表示画面70上を移動する。図7は、領域AR1に表示されたサムネイル画像がカーソル72によって選択されている状態を示している。スクロールバー71には、メモリカード18に記録されているサムネイル画像の枚数に応じた表示がなされる。
カーソル72によって或るサムネイル画像を選択している状態において、所定の再生開始操作を行うと、そのサムネイル画像に関連付けられた動画または静止画がメモリカード18から読み出される。そして、読み出された動画または静止画が表示部27の表示画面70全体を使って再生(表示)される。例えば、領域AR1に表示されたサムネイル画像TN1に対応する動画または静止画が再生されるように再生開始操作を施した場合、表示部27の表示画面70は図7に示す状態から図8に示す状態に遷移し、サムネイル画像TN1に対応する動画または静止画が表示部27の表示画面70全体を使って再生(表示)される。この状態で、再生を終了するための再生終了操作を施すと、表示画面70の表示状態は図7に示す一覧表示の状態に戻る。
図7の状態からカーソル72を画面の下方向に移動させる操作を施すと、カーソル72の位置は領域AR4に移動し、領域AR4に表示されたサムネイル画像がカーソル72によって選択されている状態に移行する。更に、同一操作を施すと、各領域に表示されるサムネイル画像が切り替わる。この切り替わりによって、サムネイル画像TN7が領域AR1に、サムネイル画像TN8が領域AR2に、サムネイル画像TN9が領域AR3に、サムネイル画像TN10が領域AR4に、サムネイル画像TN11が領域AR5に、サムネイル画像TN12が領域AR6に、表示されるようになる。更に他のサムネイル画像がある場合も同様である。
次に、サムネイル画像のソート手法について説明する。撮像装置1に採用可能なソート手法を例示する実施例として、以下に、第1、第2及び第3実施例を例示する。
<<第1実施例>>
まず、第1実施例について説明する。図9は、第1実施例に係る、サムネイル画像のソート動作に特に着目した撮像装置1の動作手順を表すフローチャートである。第1実施例では、本体ファイル(撮影画像データ)が過去に再生された回数に応じて、サムネイル画像がソートされる。
撮像装置1に設けられた電源スイッチ(不図示)に対する操作によって撮像装置1内の各部に対する電源が起動すると、TG22は、垂直同期信号を所定の周期(例えば1/60秒)にて逐次生成する。まず、ステップS1では、TG22から垂直同期信号が出力されたかが確認される。垂直同期信号は、各フレームの開始時点でTG22から出力される。
垂直同期信号の出力が確認されていない場合は(ステップS1のNo)ステップS1の処理が繰り返され、垂直同期信号の出力が確認された場合は(ステップS1のYes)、ステップS2に移行する。ステップS2では、撮像装置1の動作モードがサムネイル画像表示モードであるか否かが判断され、動作モードがサムネイル画像表示モードである場合は(ステップS2のYes)ステップS10に移行する一方、そうでない場合は(ステップS2のNo)ステップS3に移行する。
ステップS3では、動画または静止画の撮影がなされたかが確認される。動画または静止画の撮影が行われた場合は(ステップS3のYes)ステップS4に移行する一方、そうでない場合は(ステップS3のNo)ステップS1に戻る。
ステップS4では、本体ファイルが作成される。そして、撮影された動画または静止画を表す撮影画像データが、作成された本体ファイルに格納されつつメモリカード18に記録される。
更に、ステップS4に続くステップS5にて、サムネイルファイルが生成されると共に撮影された動画または静止画に対応するサムネイル画像が生成される。そして、生成されたサムネイル画像を表すサムネイル画像データはサムネイルファイルに格納される。一方において、変数である再生回数カウンタCiを定義し、この再生回数カウンタCiにゼロを代入した上で再生回数カウンタCiの値をサムネイルファイルのヘッダ領域に格納する(添え字iについては後述)。ステップS5にて生成されたサムネイルファイルは、ステップS4で生成された本体ファイルに関連付けられつつメモリカード18に記録される。
ステップS5の処理を終えるとステップS6にて、変数Nを1だけインクリメントし(変数Nに1を加え)、ステップS1に戻る。変数Nは、メモリカード18に記録されているサムネイルファイル(または本体ファイル)の総数を表す。メモリカード18にサムネイルファイルが全く記録されていない状態において、変数Nにはゼロが代入されている。
ステップS4、S5及びS6の処理は撮影が行われるごとに実施され、それらが12回実行されて、上述のサムネイルファイルF1〜F12が生成されたとする。この状態において、変数Nは12となる。
再生回数カウンタCiにおける添え字「i」は、メモリカード18に記録されているサムネイルファイルごとに与えられる連続番号である。異なるサムネイルファイル間において、対応する添え字「i」の値は異なる。例えば、図10に示す如く、サムネイルファイルFiに再生回数カウンタCiが割り当てられる(iは、1〜12の間の各整数をとる)。この場合、例えば、サムネイルファイルF1には再生回数カウンタC1が割り当てられることになる。
再生回数カウンタCiは、サムネイルファイルFiに対応する本体ファイルの再生回数(再生された回数)を表している。
ステップS2から移行するステップS10において、ソート手段として機能するCPU23は、各サムネイルファイルに対応する再生回数カウンタCiの値に従って、12枚のサムネイル画像の表示順序をソートする。より具体的には、再生回数カウンタCiの値が大きい順にサムネイル画像をソートし、それらを表示部27の表示画面70上に表示させる。つまり、過去に再生された回数が比較的多い本体ファイルに対応するサムネイル画像の表示順位を、比較的少ないもののそれよりも高くする。
図6に示されるような基準状態においては、例えば、不等式:「C1>C2>C3>C4>C5>C6>C7>C8>C9>C10>C11>C12」が成立することになる。再生回数カウンタCiの値が同じサムネイル画像間の表示順序は、更に他の情報を参照して決定する。例えば、本体ファイル(またはサムネイルファイル)の作成日時に従って、決定する。
ステップS10の処理を行うと、表示部27の表示画面70の表示状態は、図7に示すような一覧表示状態になり、ステップS11に移行する。ステップS11では、カーソル72によって或るサムネイル画像が選択されている状態において、所定の再生開始操作が行われたかが判断される。再生開始操作があった場合は(ステップS11のYes)ステップS12に移行する一方、再生開始操作がなかった場合は(ステップS11のNo)ステップS10に戻る。
ステップS12では、選択されていたサムネイル画像に対応する本体ファイル(即ち、再生が指示された本体ファイル)が読み込み専用モードで開かれ、開かれた本体ファイルの撮影画像データによって表される動画または静止画が、図8に示す如く、表示画面70全体を使って再生(表示)される。
ステップS12に続くステップS13では、ステップS12にて開かれた本体ファイルに対応するサムネイルファイルが読み書き可能モードで開かれ、ステップS14に移行する。ステップS14では、再生終了操作等に従って再生が終了したかが判断され、再生が終了した場合は(ステップS14のYes)ステップS15に移行する。再生が終了していない場合は(ステップS14のNo)ステップS14の処理が繰り返される。
ステップS15では、ステップS13で読み出したサムネイルファイルにおける再生回数カウンタCiを1だけインクリメントする演算(Ciに1を加える演算)を施し、続くステップS16にて、インクリメント後の再生回数カウンタCiの値にて、メモリカード18内に記録された当該サムネイルファイル中の再生回数カウンタCiの値を更新記録する。
ステップS16の処理を終えると、ステップS17にてサムネイルファイルが閉じられ、続いてステップS18にて本体ファイルが閉じられて、ステップS1に戻る。
メモリカード18に多数の画像ファイル(本体ファイル)が記録されていても、ユーザが何度も再生しようとする画像ファイル(所望の画像ファイル)は特定の画像ファイルに限られていることが多い。上述のように、再生回数が多い本体ファイルに対応するサムネイル画像の表示順位を高くすれば、サムネイル画像表示モードに移行した際、その特定の画像ファイルに対応するサムネイル画像が高い表示順位で表示される。この結果、所望の画像ファイルの探索及び再生を素早く行うことができる。頻繁に再生する画像ファイルに至っては表示画面の切り替えを行うことなく直ちに見つけ出すことができ、ユーザにとって利便性が高い。
<<第2実施例>>
次に、第2実施例について説明する。図11は、第2実施例に係る、サムネイル画像のソート動作に特に着目した撮像装置1の動作手順を表すフローチャートである。第2実施例では、本体ファイル(撮影画像データ)の最終再生日時に応じて、サムネイル画像がソートされる。
図11に示す撮像装置1の動作手順は、複数のステップから構成され、ステップS1〜S4、S6、S11〜S14、S17及びS18を含む。それらは第1実施例に係る図9のステップS1〜S4、S6、S11〜S14、S17及びS18と同じであるため、それらに関する重複する説明を省略し、第1実施例との相違点に着目して説明を行う。
ところで、CPU23の内部または外部には、時間を計測するタイマ(不図示)が備えられており、該タイマの計測結果に基づいて、CPU23は現在日時(現在の日付と時刻)を逐次検出している。検出された現在日時を表すデータを現在日時データCTと表記する。現在日時データCTは時々刻々と変化する。
第2実施例では、ステップS4の処理を終えるとステップS21に移行する。ステップS21では、サムネイルファイルが生成されると共に撮影された動画または静止画に対応するサムネイル画像が生成され、生成されたサムネイル画像を表すサムネイル画像データはサムネイルファイルに格納される。
一方において、最終再生日時データLiを定義し、この最終再生日時データLiに現在日時データCTを代入する。最終再生日時データLiは、生成されたサムネイルファイルのヘッダ領域に格納される。ステップS21にて生成されたサムネイルファイルは、ステップS4で生成された本体ファイルに関連付けられつつメモリカード18に記録され、その後ステップS6に移行する。
ステップS4、S21及びS6の処理は撮影が行われるごとに行われ、それらが12回実行されて、上述のサムネイルファイルF1〜F12が生成されたとする。この状態において、変数Nは12となる。
最終再生日時データLiにおける添え字「i」は、メモリカード18に記録されているサムネイルファイルごとに与えられる連続番号である。異なるサムネイルファイル間において、対応する添え字「i」の値は異なる。例えば、図12に示す如く、サムネイルファイルFiに最終再生日時データLiが割り当てられる(iは、1〜12の間の各整数をとる)。この場合、例えば、サムネイルファイルF1には最終再生日時データL1が割り当てられることになる。
後述する説明から明らかとなるが、最終再生日時データLiは、サムネイルファイルFiに対応する本体ファイルの最終再生日時、即ち、サムネイルファイルFiに対応する本体ファイルが最後に再生された日時を表すことになる。
第2実施例では、ステップS2において、動作モードがサムネイル画像表示モードであると判断された場合(ステップS2のYes)、ステップS22に移行する。
ステップS2から移行するステップS22において、ソート手段として機能するCPU23は、各サムネイルファイルに対応する最終再生日時データLiに従って、12枚のサムネイル画像の表示順序をソートする。より具体的には、現在日時データCTによって表される現在日時に対して、最終再生日時データLiによって表される最終再生日時が近い順にサムネイル画像をソートし、それらを表示部27の表示画面70上に表示させる。つまり、最終再生日時と現在日時との差が比較的小さい本体ファイルに対応するサムネイル画像の表示順位を、その差が比較的大きいもののそれよりも高くする。
日時が未来方向に進行するにつれて最終再生日時データLi及び現在日時データCTの値が増大すると仮定した場合、図6に示されるような基準状態においては、例えば、不等式:「CT>L1>L2>L3>L4>L5>L6>L7>L8>L9>L10>L11>L12」が成立することになり、CTとLiの差分値は、iが小さいほど小さくなる。
ステップS22の処理を行うと、表示部27の表示画面70の表示状態は、図7に示すような一覧表示状態になり、ステップS11に移行する。そして、ステップS11において、所定の再生開始操作があった場合は(ステップS11のYes)ステップS12に移行する一方、再生開始操作がなかった場合は(ステップS11のNo)ステップS22に戻る。
ステップS12及びS13を介して移行するステップS14において、再生が終了したかが判断され、再生が終了した場合は(ステップS14のYes)ステップS23に移行し、再生が終了していない場合は(ステップS14のNo)ステップS14の処理が繰り返される。
ステップS23では、ステップS13で読み出したサムネイルファイルにおける最終再生日時データLiに現在日時データCTを代入する演算を施し、続くステップS24において、その代入演算後の最終再生日時データLiにて、メモリカード18内に記録された当該サムネイルファイル中の最終再生日時データLiを更新記録する。
ステップS24の処理を終えると、ステップS17にてサムネイルファイルが閉じられ、続いてステップS18にて本体ファイルが閉じられて、ステップS1に戻る。
メモリカード18に多数の画像ファイル(本体ファイル)が記録されていても、ユーザが再生しようとする画像ファイル(所望の画像ファイル)は最近再生した特定の画像ファイルであることが多い。本実施例の如く最終再生日時に応じてソートを行えば、サムネイル画像表示モードに移行した際、その特定の画像ファイルに対応するサムネイル画像が高い表示順位で表示され、その特定の画像ファイルの探索及び再生を素早く行うことができる。ごく最近に再生したものであれば、画面の切り替えを行うことなく直ちに当該画像ファイルを見つけ出すことができ、ユーザにとって利便性が高い。
<<第3実施例>>
次に、第3実施例について説明する。図13は、第3実施例に係る、サムネイル画像のソート動作に特に着目した撮像装置1の動作手順を表すフローチャートである。第3実施例では、本体ファイル(撮影画像データ)の地理的な作成位置に応じて、サムネイル画像がソートされる。
図13に示す撮像装置1の動作手順は、複数のステップから構成され、ステップS1〜S4、S6、S11、S12、S14、及びS18を含む。それらは第1実施例に係る図9のステップS1〜S4、S6、S11、S12、S14、及びS18と同じであるため、それらに関する重複する説明を省略し、第1実施例との相違点に着目して説明を行う。
第3実施例における撮像装置1は、図14に示す如く、撮像装置1の現在位置(現在地)を検出するための現在位置検出部51の検出結果を利用する。現在位置検出部51は、撮像装置1の内部または外部に備えられている、と考えることができる。撮像装置1がPHS(Personal Handyphone System)端末や携帯電話機等の移動体通信機器(不図示)に備えられている場合、撮像装置1は、当該移動体通信機器に備えられている現在位置検出部51を利用することができる。
現在位置検出部51は、例えば、GPS(Global Positioning System)を利用して撮像装置1の現在位置を検出する。この場合、現在位置検出部51は、図15に示す如く、GPS衛星(不図示)から送られてくる電波を受信する受信部52と、受信した電波に基づいて撮像装置1の現在位置を求める現在位置算出部53と、を含んで構成される。現在位置算出部53は、撮像装置1の現在位置の緯度及び経度を求める。この求められた緯度及び経度を、それぞれxc及びycと表記し、それらを併せて現在位置(xc,yc)と表記する。求められた現在位置(xc,yc)は、逐次CPU23に伝達される。
第3実施例では、ステップS4の処理を終えるとステップS31に移行する。ステップS31では、サムネイルファイルが生成されると共に撮影された動画または静止画に対応するサムネイル画像が生成され、生成されたサムネイル画像を表すサムネイル画像データはサムネイルファイルに格納される。
一方において、ファイル作成位置(xi,yi)を定義し、このファイル作成位置(xi,yi)に現在位置(xc,yc)を代入する。ファイル作成位置(xi,yi)は、本体ファイル及びサムネイルファイルの作成された位置を、緯度xiと経度yiによって表した情報である。ファイル作成位置(xi,yi)は、生成されたサムネイルファイルのヘッダ領域に格納される。ステップS31にて生成されたサムネイルファイルは、ステップS4で生成された本体ファイルに関連付けられつつメモリカード18に記録され、その後ステップS6に移行する。
ステップS4、S31及びS6の処理は撮影が行われるごとに行われ、それらが12回実行されて、上述のサムネイルファイルF1〜F12が生成されたとする。この状態において、変数Nは12となる。
ファイル作成位置(xi,yi)における添え字「i」は、メモリカード18に記録されているサムネイルファイルごとに与えられる連続番号である。異なるサムネイルファイル間において、対応する添え字「i」の値は異なる。例えば、図16に示す如く、サムネイルファイルFiにファイル作成位置(xi,yi)が割り当てられる(iは、1〜12の間の各整数をとる)。この場合、例えば、サムネイルファイルF1にはファイル作成位置(x1,y1)が割り当てられることになる。
このように、ファイル作成位置(xi,yi)は、サムネイルファイルFiに対応する本体ファイルが作成された位置(作成位置)を表すことになる。
第3実施例では、ステップS2において、動作モードがサムネイル画像表示モードであると判断された場合(ステップS2のYes)、ステップS32に移行する。
ステップS2から移行するステップS32において、ソート手段として機能するCPU23は、各サムネイルファイルに対応するファイル作成位置(xi,yi)に従って、12枚のサムネイル画像の表示順序をソートする。より具体的には、現在位置(xc,yc)に対して、ファイル作成位置(xi,yi)が近い順にサムネイル画像をソートし、それらを表示部27の表示画面70上に表示させる。つまり、現在位置とファイル作成位置との差が比較的小さい本体ファイルに対応するサムネイル画像の表示順位を、その差が比較的大きいもののそれよりも高くする。
現在位置(xc,yc)とファイル作成位置(xi,yi)との差は、例えば、地表面に沿った距離Diによって表され、その距離Diは、(xc,yc)及び(xi,yi)から特定可能である。図6に示されるような基準状態においては、例えば、不等式:「D1<D2<D3<D4<D5<D6<D7<D8<D9<D10<D11<D12」が成立することになる。距離Diが同じサムネイル画像間の表示順序は、更に他の情報を参照して決定する。例えば、本体ファイル(またはサムネイルファイル)の作成日時に従って、決定する。
ステップS32の処理を行うと、表示部27の表示画面70の表示状態は、図7に示すような一覧表示状態になり、ステップS11に移行する。そして、ステップS11において、所定の再生開始操作があった場合は(ステップS11のYes)ステップS12に移行する一方、再生開始操作がなかった場合は(ステップS11のNo)ステップS32に戻る。
第3実施例では、ステップS12にて本体ファイルを開いた後、サムネイルファイルを開くことなく、直接ステップS14に移行する。そして、ステップS14において、再生が終了したと判断された場合は(ステップS14のYes)ステップS18に移行し、本体ファイルが閉じられてからステップS1に戻る。
駅構内に掲げられている時刻表や駅周辺地図を撮像装置1にて撮影し、その撮影画像を参照して旅や出張時における移動スケジュールなどを決定する、といった撮像装置1の利用法も良く行われる(このような利用は、特に撮像装置1が移動体通信機器に備えられている場合に顕著に見受けられる)。本実施例の如くファイル作成位置に応じてソートを行えば、サムネイル画像表示モードに移行した際、必要な時刻表等を表した画像ファイルを直ちに見つけ出すことができ、ユーザにとって利便性が高い。
尚、PHS端末や携帯電話機等の移動体通信機器は、各地に配置された複数の基地局(不図示)の何れかとの電波のやり取りを介して、所望の通信を行う。そして、周知の如く、この種の移動体通信機器は、基地局との電波のやり取りから自身の現在位置(現在地)を或る程度の精度で検出する現在位置検出機能を備えている。従って、撮像装置1を携帯電話機等の移動体通信機器に設ける場合は、その現在位置検出機能を実現する部位を現在位置検出部51として利用するようにしてもよい。
<<変形等>>
上述の第1〜第3実施例は、矛盾なき限り、自由に組み合わせることができる。第1〜第3実施例の何れのソート手法を採用するかを、操作部26を用いたユーザによる操作で自由に設定できるようにしても良い。
また、上述の第1〜第3実施例にて説明したソート手法以外のソート手法として、以下のようなソート手法が考えられる。
例えば、撮影した動画に含まれている動き量の最大値に基づいて、サムネイル画像をソートするようにしても良い。この手法は動画に対応するサムネイル画像に対してのみ、適用可能である。撮影した動画ごとに、動画を構成する各フレーム画像間の対比から画像内の動き量を求め、撮影した動画ごとに、その動き量の最大値を算出する。そして、動き量の最大値同士を比較し、例えば、動き量の最大値が大きい順にサムネイル画像をソートする。つまり、動き量の最大値が比較的大きい本体ファイルに対応するサムネイル画像の表示順位を、比較的小さいもののそれよりも高くする。
また例えば、動画撮影中にマイク14を介して入力された音声ピーク値(音声の強さの最大値)に基づいて、サムネイル画像をソートするようにしても良い。この手法も動画に対応するサムネイル画像に対してのみ、適用可能である。撮影した動画ごとに音声ピーク値を求め、音声ピーク値同士を比較する。そして例えば、音声ピーク値が大きい順にサムネイル画像をソートする。つまり、音声ピーク値が比較的大きい本体ファイルに対応するサムネイル画像の表示順位を、比較的小さいもののそれよりも高くする。
また、ソートの基準となるパラメータ、即ち、第1実施例における再生回数カウンタCi、第2実施例における最終再生日時データLi、第3実施例におけるファイル作成位置(xi,yi)を、サムネイルファイルのヘッダ領域に格納する場合を上述したが、それらのパラメータを、サムネイルファイルのヘッダ領域ではなく、メモリカード18内に設けられた専用データベース領域などに一括して記録するようにしてもよい。
また、動画に対応するサムネイル画像と静止画に対応するサムネイル画像を区別なく一括してソートする手法を上述したが、動画に対応するサムネイル画像と静止画に対応するサムネイル画像とを区別し、夫々に対して、別個に上述の各ソート手法を適用しても構わない。また、上述の各ソート手法を、動画に対応するサムネイル画像に対してのみ、或いは、静止画に対応するサムネイル画像に対してのみ適用するようにしても構わない。
また、動画に対応するサムネイル画像は動画(以下、サムネイル動画という)であっても構わない。撮影した動画に対応する音声信号に基づいてサムネイル音声を作成し、サムネイル動画を表示する際、そのサムネイル音声をスピーカ28を介して同時に出力するようにしてもよい。尚、サムネイル画像が静止画である場合においても、上記サムネイル音声の出力は可能である。
本発明の実施の形態に係る撮像装置の全体ブロック図である。 図1の撮像部の内部ブロック図である。 図1の映像信号処理部の内部ブロック図である。 図1のメモリカードに記録されるファイルを模式的に示した図である。 サムネイル画像表示モードにおける、図1の表示部の表示画面の領域分割例を示す図である。 図1の表示部に表示されるサムネイル画像の表示順位を説明するための図である。 サムネイル画像表示モードにおける、図1の表示部の表示画面の表示例を示す図である。 図7の表示画面から遷移しうる、再生表示画面を示す図である。 本発明の第1実施例に係る、図1の撮像装置の動作手順を表すフローチャートである。 本発明の第1実施例に係るソート手法を説明するための図である。 本発明の第2実施例に係る、図1の撮像装置の動作手順を表すフローチャートである。 本発明の第2実施例に係るソート手法を説明するための図である。 本発明の第3実施例に係る、図1の撮像装置の動作手順を表すフローチャートである。 本発明の第3実施例に係る撮像装置の全体ブロック図である。 図14の現在位置検出部の内部ブロック図である。 本発明の第3実施例に係るソート手法を説明するための図である。
符号の説明
1 撮像装置
11 撮像部
12 AFE
13 映像信号処理部
14 マイク
15 音声信号処理部
18 メモリカード
23 CPU
26 操作部
27 表示部
28 スピーカ
26a 録画ボタン
26b シャッタボタン
26c 操作キー
41 動画/静止画処理部
42 サムネイル生成部
51 現在位置検出部

Claims (8)

  1. 撮像手段からの被写体に応じた撮像信号に基づいて、撮影によって得られた画像ファイルごとに、サムネイル画像を生成するサムネイル画像生成手段と、
    各画像ファイルの過去の再生に関する情報及び各画像ファイルの作成位置の少なくとも一方に基づいて、再生手段における前記サムネイル画像の表示順序を定めるソート手段と、を備えたことを特徴とするサムネイルソート装置。
  2. 各画像ファイルの過去の再生に関する情報は、前記再生手段における各画像ファイルの過去の再生回数によって表され、
    前記ソート手段は、各画像ファイルに対応する前記再生回数に基づいて、前記表示順序を定めることを特徴とする請求項1に記載のサムネイルソート装置。
  3. 前記ソート手段は、前記再生回数が比較的多い画像ファイルに対応するサムネイル画像の表示順位を、前記再生回数が比較的少ない画像ファイルに対応するそれよりも高くする
    ことを特徴とする請求項2に記載のサムネイルソート装置。
  4. 各画像ファイルの過去の再生に関する情報は、前記再生手段における各画像ファイルの最終再生日時によって表され、
    前記ソート手段は、各画像ファイルに対応する前記最終再生日時に基づいて、前記表示順序を定めることを特徴とする請求項1に記載のサムネイルソート装置。
  5. 前記ソート手段は、現在日時と前記最終再生日時との差が比較的小さい画像ファイルに対応するサムネイル画像の表示順位を、その差が比較的大きい画像ファイルに対応するそれよりも高くすることを特徴とする請求項4に記載のサムネイルソート装置。
  6. 前記ソート手段は、各画像ファイルに対応する前記作成位置に基づいて前記表示順序を定め、現在位置と前記作成位置との差が比較的小さい画像ファイルに対応するサムネイル画像の表示順位を、その差が比較的大きい画像ファイルに対応するそれよりも高くすることを特徴とする請求項1に記載のサムネイルソート装置。
  7. 請求項1〜請求項6の何れかに記載の、撮像手段、再生手段及びサムネイルソート装置を備えたことを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項7に記載の撮像装置を備えたことを特徴とする移動体通信機器。
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