JP4949709B2 - カメラ、カメラの決定方法、カメラの制御方法 - Google Patents

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Description

この発明は、カメラ、特に鑑賞に適する画像撮影機能を有するカメラ等に関する。
通常のカメラでは1つの画面を記録するだけであるが、利便性や動画静止画を同時記録するために、異なる画角や方向の画像を表示させたり記録するカメラが、以下のように提案されている。
まず、動画静止画で画角の変化が起きないようにするカメラが提案されている(特許文献1)。このカメラでは、動画に必要な画素数より多い画素数を備える撮像素子が搭載され、動画撮影時にはレンズをワイドにして全画素の一部の画素を切出して記録する。動画でモニタに表示される以上の画素数を記録しても無駄で、かつ高速での多画素記録が容易でないからである。そして静止画撮影時には、レンズをテレにして撮像素子の全画像を記録する。プリントにも耐えるようにするためである。これにより動画静止画で撮影される画角を統一する。
また、1つの画像を記録するだけでなく、2つの光学系を備え、それぞれの光学系から得られた画像を記録するカメラが提案されている。いろいろな状況において撮影者が被写体像を確認しながら撮影できるようにするためである(特許文献2)。
また、撮影対象の動きを予測して撮影できるようにするために、表示部に広い画角の画像を表示させ、記録にはそれよりも狭い画像を記録するカメラが提案されている(特許文献3)。記録エリアよりも広いエリアが表示され、これを見ながら記録するエリアを決めることができるので、動きの大きい撮影対象にも対応できる。
また、動画撮影中に静止画撮影できるカメラも提案されている(特許文献4)。動画像と静止画像を交互に読み出す。動画像は間引き読出しモードで読み出し、静止画像は全画素読出しモードで読み出す。1台のカメラで、同一画角の動画静止画が同時に記録出来る。
また、視野が異なる複数の画像を手軽に撮影することが可能な撮像装置が提案されている(特許文献5)。ここでは、CCD撮像素子の交互に異なるエリアから信号を読み出して、2つの動画像を作成している。
特開平11−187299号公報 特開2003−298884号公報 特開2004−343363号公報 特開2005−057378号公報 特開2006−042399号公報
運動会やコンサート各種イベントあるいは旅行先の風景等を見る際には、人は注視点や視線の向きを無意識に変化させながら鑑賞している。つまり、全体を見たり、特定の一部を見たりして、ずっと同じ範囲を見続けることはしない。そして、カメラ撮影時にも、機械的なズームや方向指定によって、全体の撮影と、一部をズームしての撮影を適当に切換えながら撮影する。しかし、撮影の機会は一度だけなので、全体撮影または部分撮影それぞれのシャッターチャンスを逃すことも、少なくない。また、撮影後に鑑賞する際には、撮影者ではない者にはとっての興味あるポイントは、当然撮影者と違うので、撮影者ではない者には十分に満足できる画像とは言えないことが多い。
上記特許文献5に開示の撮像装置によれば、異なる画角での画像を同時に撮影したいという要望がかなえられ、かつ2台のカメラを用意するという手間もいらない。
しかし、2つの異なる画角の映像を最初から最後まで並行して撮影すると、メモリの消費量も倍近くなるという問題も出る。そして、単純に2倍の量になるわけだから、後で再生する際にも情報量が多すぎて手に負えなくなってしまう。
本発明は上記課題に鑑み、1つのシーンを異なる画角で簡単に撮影するカメラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明によるカメラは、撮像領域全体から指定された領域の画像を読み出す撮像部と、上記撮像領域全体から操作により指示された範囲を上記指定された領域の画像として読み出すよう上記撮像部を制御し、上記撮像部によって読み出された画像をメモリに記録させて、動画像の撮影を行うよう制御する制御部を備え、
上記制御部は、上記撮像領域全体の一部分を上記指定された領域の画像として読み出している場合に、当該指定された領域を変更する操作があったときには、当該変更操作前の指定された領域と当該変更操作後の指定された領域の両方を含む領域の画像を所定時間読み出してから、当該変更操作後の指定された領域の画像を読み出すように上記撮像部を制御するものである。
第2の発明によるカメラは、第1の発明によるカメラにおいて、上記制御部は、上記変更操作前の指定された領域と変更操作後の指定された領域の両方を含む領域の画像として、上記撮像領域全体の画像を読み出すように上記撮像部を制御するものである。
本発明によれば、1つのシーンを異なる画角で簡単に撮影するカメラを提供することができる。
以下本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1から図8を用いて、第1実施形態を説明する。図1は、本発明が適用されるデジタルカメラ1の全体ブロック図である。
カメラ1には、撮影レンズ2、撮像素子3、第1AFE(アナログフロントエンド)4w、第2AFE(アナログフロントエンド)4t、信号処理部5、RAM6、ROM7やメモリ9が設けられる。撮影レンズ2は、入射した被写体20の像を撮像素子3に結像する。撮像素子3は、CCDやCMOSからなり、結像された被写体像を電気信号に変換する。第1AFE4w、第2AFE4tは、撮像素子3からの画像信号を読み出し、読み出した画像信号にAGC処理やCDS処理やAD変換等してデジタル画像データとして出力する。第1AFE4wは第1撮像部、第2AFE4tが第2撮像部とも呼び、その詳細は後述する。
信号処理部5には、圧縮部や伸張部等が設けられ、画像データに対して色補正や信号圧縮、伸張などの処理を行う。圧縮部は、画像データをメモリ9に記録するための例えばJPEG圧縮やMPEG圧縮を行い、また音声圧縮の機能も有する。伸張部は、圧縮された画像データを元に戻す処理を行う。
信号処理部5内の補助ブロック5aは補正のかけ方を変更する。RAM6は、種々の演算データの一時的な格納や圧縮伸張時の画像データのワークエリアとして使用される。メモリ9は、画像データの保存用メモリで、例えば、フラッシュメモリやハードディスクで構成される。メモリ9に信号処理部5で処理された画像データが記録される。またメモリ9には、送信用メモリ9aの領域も設けられる。
また、カメラ1には、画像表示用の表示部8、マイク12、スピーカ13が設けられる。撮影時には画像確認用として、表示部8に撮像素子3から出力される画像が逐次再生して表示される。また再生時には、メモリ9から読み出され伸張部で伸張された画像が表示部8に表示される。
カメラ1には、MPU10が設けられる。MPU10は、撮影や再生等カメラ1の全体の制御を司る制御部である。上記、第1AFE4w、第2AFE4t、信号処理部5等はMPU10により制御される。
MPU10には、ROM7、操作部16、時計部14、位置検出部15が接続される。ROM7は、不揮発性でかつ記録可能なメモリで例えばフラッシュROMからなり、カメラ処理を行う制御用のプログラムが格納される。また、操作部16は、撮影者の指示をMPU10に通知する。操作部16の代表例としてスイッチ16a、16b、16cが設けられ、その機能は例えばレリース、モード切替指示、電源のON/OFFスイッチである。時計部14は、撮影日時の記録用や露出時間や動画の撮影時間を記録したり、所定のタイミング間隔を測定するときに用いられる。位置検出部15は、GPSセンサーで構成され、撮影した位置を検出して位置データをMPU1に通知する。検出された撮影位置が画像データに付帯してメモリ9に記録される。
さらに、カメラ1には、無線送信部11、プリント信号出力部12が設けられる。無線送信部11は、プリンタやPC(Personal Computer)に無線で画像データを送信するインターフェース部である。プリント信号出力部12は、接続されるプリンタに対して、撮影した画像データを出力させるインターフェース部である。例えば、USB(Universal Serial Bus)からなる。
図2は、図1の全体ブロック図の中で、撮影範囲の異なる画像撮影を行う主要ブロックを説明する図である。撮影レンズ2により撮影される基本的な画角で、破線で示される画角が、第1の画角θwである。この第1の画角θwに対応する被写体像が撮像素子3に結像される。この第1の画角θwに対応して撮像素子3で撮影される範囲が、第1撮像範囲3wである。一方、第1の画角θwより狭い画角で、実線で示される画角が第2の画角θtである。この第2の画角θtに対応して撮像素子3で撮影される範囲が、第2撮像範囲3tである。第2撮像範囲3tは第1撮像範囲3wより狭い範囲である。
そして、第1AFE4wが第1撮像範囲3wの画素の読出し、AGC、A/D変換等処理を行う。第2AFE4tが第2撮像範囲3tの画素の読出し、AGCA/D変換等処理を行う。次に、信号処理部5が第1AFE4wから出力された第1撮像範囲3wの画像データと第2AFE4tから出力された第1撮像範囲3tの画像データに対して、γ変換や圧縮等の所定の画像処理を施す。
画像処理された第1撮像範囲3wの画像データを、第1画像Dwとしてメモリ9に記録する。また画像処理された第2撮像範囲3tの画像データを、第2画像Dtとして補助メモリ9bに記録する。これで2つの動画が同時に記録される。なお、第1画像Dwの撮影時にあわせて第2画像Dtの撮影も行うか否かは、ユーザーの選択事項である。そして、撮影の途中で第2画像の撮影を開始したり、停止するのももちろん自由である。その切換えは、操作指示に基づきMPU10によって実行させる。
この意味では、MPU10は、複数撮影するか否かの決定部でもある。そして、指示に応じて、表示部8に、第1画像Dw、第2画像Dtを同時に表示させる。もちろん別々に表示させても良い。
図3は、撮像素子3への露光(積分)とその画像信号の読出しのタイミングを示す図である。
図3(A)は、撮像素子3で電荷の積分をしているタイミングを順次示す。ハイの部分が積分している期間である。図3(B)は、第1AFE4wが撮像素子3から、第1撮像範囲3wに属する画素の信号(または電荷)を1フレーム分読み出すタイミングを示す。図3(C)は、同様に第2AFE4tが第2撮像範囲3tに属する画素の信号(または電荷)を1フレーム分読み出すタイミングを示す。なお、「積分」とは、所定時間撮像素子3が入射光をその明るさに応じて、光電流を素子内のキャパシタにためていくことからこう呼ばれる。「蓄積」とも呼ばれる。
撮像素子3で所定時間積分(露光)がなされる(同図(A))。積分時間は、図示なきAE回路で明るさに応じて自動的に設定される。この積分終了後に第1AFE4wが第1撮像範囲3wに属する画素の信号を1フレーム分読み出す(同図(B))。そしてこの第1撮像範囲3wの画素の信号読出し後に、第2AFE4tが第2撮像範囲3tに属する画素の信号を1フレーム分読み出す(同図(C))。第2撮像範囲3tの信号読出し後に次の積分(露光)を行わせる(同図(A))。そしてこの積分後に、第1撮像範囲3w(1フレーム)の読出しおよび第2撮像範囲3t(1フレーム)の読出しを実行させる。そして、この1回積分(露光)2回読み出しの一連の動作を繰り返す。
これで読み出された信号は、図2で説明したように各種処理後に、メモリ9に別々に記録される。第1撮像範囲3wの信号は第1画像Dwとして、第2撮像範囲3tの信号は第2画像Dtとしてメモリ9に記録される。これにより、画角の異なる2つの動画が同時に記録される。なお、第1撮像範囲3aと第2撮像範囲3bから読み出す画素数を同じ画素数に設定しておくと良い。2つの画像をモニタに表示する際の表示処理等が簡便になるからである。なお、これら一連の制御処理はMPU10によって制御される。
図4は、撮影された2つの動画像の再生例を説明する図である。図4(A)は、左側が全体画像である第1画像Dw、右側が狭い範囲で全体画像の一部の画像である第2画像Dtである。再生時には、表示サイズを変えてもよい。同図(A)は、第1画像Dwと第2画像Dtを同じサイズでの再生を示すが、同図(B)は、向かって右側の第2画像Dtを第1画像Dwより大きなサイズで表示させたものである。表示サイズの変更処理は指示に応じて信号処理部5で行われる。
図5は、第2撮像範囲3tの位置の変更例を示す図である。図2では、第2撮像範囲3tである切出しの位置を第1撮像範囲3wの中心に位置してさせていたが、これに限られない。ここでは、第2撮像範囲3tの位置を図で見て上側にずらした例である。第2撮像範囲3tの位置の変更は、第2AFE4tが、撮像素子3の読み出し範囲を変更することで実現される。
図6は、撮影時にこのように切出し部(第2撮像範囲3t)の位置を変化させる例である。図6は、撮影時のモニター画像で、画面左側が全体画像である第1画像Dwで、右側が切出し画像である第2画像Dtである。第1画像Dwには、全体画像に対する第2撮像範囲3tの相対的な位置と範囲を示すカーソル枠8cが重ねて表示される。ここでは第2撮像範囲3tが第1撮像範囲3wの中心ではなく、第1撮像範囲3w左寄りの位置に設定されている。
図7は、撮影の途中で、第2撮像範囲3t(切出し部)を変更する場合の撮影を示す。撮影中に切出し部を急に変えると不自然になるため、切換えの間に全体画像を短時間撮影してから、切出し部を変更するようにする。図7(A)が、切出し部変更前後の撮影画像を示すもニタ画面である。まず変更前の切出し部である切出し部1が第2画像Dtとして記録(撮影)がされる(A−1)。そして、撮影者により切出し変更指示があると、すぐには画面を切換えずに、第2画像Dtとして第1撮像範囲3wの画像を短時間、例えば1秒、記録させる(A−2)。つまり第1画像Dwと同じ画像が短時間記録される。その後、変更指示に対応する切出し部2を第2画像Dtとして記録を開始させるようにする(A−3)。以上により、撮影中に切出し部を切換えることによる不自然な動きを防止できる。
図7(B)は、上記で説明した切出し部(第2画像)変更の際に撮影画像を切換える手順を示すフローチャートである。指示された範囲で第2画像Dtの撮影を行う(ステップS51)。ユーザーによる第2画像(切出し部)の変更指示操作の有無を判断する(ステップS52)。変更操作がなければ(ステップS52NO)、ステップS57に進み、終了操作を判断する。終了操作があれば(ステップS57YES)、終了処理を行う。終了操作がなければ(ステップS57NO)、ステップS51に戻る。
一方、変更操作があったと判断するときは(ステップS52YES)、まず、変更前後の2つの第2画像を含むエリアの画像を短時間撮影する。例えば図A−2のように、全体画像である第1画像Dwを撮影しても良い。また、変更前後の画像が含まれればよいので、全体画像より小さいエリアでもよい。また、この小さいエリアを撮影する場合には、第2撮像部で撮影するようにしてもよい。そして所定時間(例えば1秒)このエリアの画像を撮影する。所定時間経過したかを判断して(ステップS54)、所定時間経過したら(ステップS54YES)、撮影領域を第2画像Dtとして新たに変更された領域に切換える。そして、新たな領域の撮影を開始する。また、あわせて第2画像領域を新たな領域への設定変更も行う-(ステップS56)。そして、ステップS51に戻る。
以上により、第2画像の位置を大きく変更したような場合でも、変更前後の画像をいったん撮影するようにするので、初めて見る者でも画面どこからどこへ飛んだか分からなくなるような事がなく、大きな変化に戸惑うことが少なくなる。
図8はカメラ1の撮影再生処理を示すフローチャートの1で、図9はそのフローチャートの2である。この処理は、主にMPU10によってプログラムに従って実行される。
まず、設定されている現在のカメラモードを判断する(ステップS1)。再生モードに設定されたと判断すると(ステップS1YES)、図9のステップS31に進む。ステップS31以降では、ユーザーの画像選択を受け付けるステップを実行する。
一方、再生モードではなく撮影モードに設定されたと判断すると(ステップS1NO)、ステップS2以降の撮影処理を実行する。まず時刻の計時を行うため時刻をカウントする(ステップS2)。2つの動画撮影時にそれぞれの画像に時刻データを合わせて記録するためである。
まず第1画像Dwをモニタ画像として表示部8に表示させる(ステップS3)。第1AFE4wにより撮像素子3からリアルタイムで画像信号を読出し、信号処理部5で信号処理を行い第1画像Dwを形成させる。形成された第1画像Dwを表示部8に表示させる。
次に、撮影者の指示に応じて第2画像Dtの切出し位置を設定する(ステップS4)。図10は、撮影者による切出し位置設定操作を示す図である。図10(A)は、カメラ1の背面外観を示す図である。カメラ1の背面左側には表示部8が設けられる。そして背面右側には、ズームレンズ操作ボタン16−1、撮影範囲設定ボタン16−2、XY操作ボタン16−3が配置される。また、表示部8の画面には、第2画像Dtの範囲を示すカーソル8cが表示される。撮影範囲設定ボタン16−2の押下がされたときに、表示部8にカーソル8cを表示させる。そして第2画像Dtの位置は、XY操作ボタン16−3の操作で設定される。例えばXY操作ボタン16−3の一つである左ボタン16−3Lの押下を検出すると、カーソル8cを左に所定量移動させる(図(B))。ズームレンズ操作ボタン16−1は、通常撮影レンズのズーム制御操作に用いるが、このときは、第2画像8Tのサイズの拡大縮小を設定する操作部となる(図(C))。そして第2画像Dtのサイズと位置が設定された後、再度撮影範囲設定ボタン16−2の押下を検出すると、その状態での第2画像Dtのサイズと位置を確定する。以上のような操作で第2画像Dtのサイズと位置を確定する。
図8に戻る。切出し位置を設定後、撮影者によるレリース操作を待ち(ステップS5)、ステップS4を巡回する。レリース操作があったと判断すると(ステップS5YES)、次に、ユーザーによる第2画像撮影の指示がされているかを判断する(ステップS6)。第2画像撮影の指示がされていなければ(ステップS6NO)、ステップS10にジャンプする。第2画像撮影の指示がされていれば(ステップS6YES)、第2AFE4tによって撮像素子3から第2画像範囲3tの画像信号を読出す。第1画像のみの撮影かまたは第1および第2画像の両方の撮影のいずれにするかを、ユーザーの操作に応じて決定する。MPU10が、決定部に該当する。
そして、読み出した画像信号からN個の画素を読み出す(ステップS7)。信号処理部5に読み出した画像を入力する(ステップS8)。信号処理部5によって読み出した画像の画像処理を行わせる。画像処理された画像データを第2画像Dtとして撮影時刻とともに補助メモリ9bに記録する(ステップS9)。加えて、第2画像があることを示す信号も記録する(ステップS10)。
同様に、第1AFE4wによって撮像素子3から第1画像範囲3wの画像信号を読出す。N個の画素を読出す(ステップS11)。信号処理部5に読み出した画像を入力する(ステップS12)。信号処理部5に読み出した画像の画像処理を行わせる。画像処理された画像データを第1画像Dwとして撮影時刻とともにメモリ9に記録する(ステップS13)。その後、撮影終了の指示の有無を判断する(ステップS14)。撮影終了の指示がないとき(ステップS14NO)はステップS21に進み、撮影を継続する。撮影終了の指示があれば(ステップS14YES)、終了処理を実行して(ステップS15)、終了させる。
一方、ステップS21では、撮影者による撮影途中での切出し部(第2画像Dt)を変更指示の有無を判断する。変更指示があったときは(ステップS21YES)、それに従って設定を変更する。変更操作は上記図10で説明したのと同様であるので省略する。そして、この切出し部の変更設定の終了を判断して(ステップS22)、終了するまでは(ステップS22NO)、ステップS10に進む。変更操作途中の第2画像Dtは乱れた画像となるので、終了するまでは第2画像Dtの記録はせずに、第1画像Dwのみを記録するようにする。そして、この変更が終了したら(ステップS22YES)、ステップS6に進み、第2画像Dtの記録を開始する。ただし、上記変更中には、第1画像Dwのみの記録だけでなく、変更前の第2画像Dtを継続記録するようにしてもよい。乱れた画像の記録をしないようにすれば良いからである。
また、撮影中に撮影者が動画だけでなく静止画を撮影したい場合には、静止画撮影も可能にする。切出し部(第2画像Dt)の変更操作がないときは(ステップS21NO)、静止画撮影の指示の有無を判断する(ステップS23)。静止画撮影の指示があったときは(ステップS23YES)、動画撮影時のN個より多いN1個の画素を撮像素子から取り出す(ステップS24)。ここでは、第2画像Dtに変えて静止画像を撮影するようにする。この画像データを撮影時刻とともにメモリ9に記録する(ステップS25)。また、第2画像Dtの撮影の代わりに静止画撮影を行っているので、静止画撮影中はステップS10に進み(ステップS26YES)、第1画像Dw撮影を行う。静止画撮影処理が終了すれば(ステップS26NO)、ステップS21に進む。第1画像Dw及び第2画像Dtを得る本来の撮影に戻す。静止画撮影中には記録される画素数を増やすようにするので、プリント時の画質を確保することができる。
次に撮影終了後の、再生処理についてを図9、11,12を用いて説明する。図11は、図1のカメラブロック図の一部分で、再生機能に関するブロック図である。信号処理部5には、CPU5b、分離部5c、映像デコーダ5d、音声デコーダ5e、スーパーインポーズ部5fが設けられている。CPU5bは、MPU10と通信して、信号処理部の制御を行う。分離部5cは、同じファイルに含まれる音声データと画像データを分離する。映像デコーダ5dは、分離された画像データを表示部8に表示するに適した形態のアナログ信号に変換する。音声デコーダ5eは、分離された音声データをスピーカ13に出力可能な信号に変換する。スーパーインポーズ部5fは、表示部8に表示される画像に後述するサブ画像がある旨等の情報を重ねる。
メモリ9内のファイルの1つが、ファイル9bである。ファイル9bは、メイン領域とユーザー領域を有する。このメイン領域は、分離データ、第1画像データ、音声データ、付帯データから構成される。付帯データには、第1画像データに対応する第2画像データの有無が記録されている。ユーザー領域は、補助メモリ9aからファイル9bにコピーされたデータである第2画像データが入っている。
このブロック図で、複数画像の再生を行うプロセスを説明する。画像処理部5が画像ファイル9bのデータを再生する。CPU 5bは、この分離データの内容を見て、ファイル内のどのデータが第1画像を形成しているかを分離部5dに指示する。分離部はその指示に従って映像デコーダ5d、音声デコーダ5eを用いて、これらの再生を行わせる。このときCPU5bが、画像とは別に付帯データも分離部5cによって読み込む。CPU5bは、この付帯データをもとに、第1画像と同じタイミングで撮影された第2画像があるかどうかを、この付帯データにより判断する。
図12は、第2画像が存在するときに、第2画像が表示される画面例である。まず、順次表示される画像に重ねて第2画像(サブ画像)がある旨をスーパーインポーズ部5fにより、たとえば8dとして表示する(A−2)。また、ユーザーがサブ画像範囲を知りたいときは、ユーザーの操作に応じてどの部分が拡大表示されるかを枠8cを表示するようにしてもよい。ユーザーはこれを見て、第2画像表示操作を行ったとする。第2画像(サブ画像)をユーザー領域から読み出して、第1画像に変えて第2画像を再生する(A−3,4)。
図9により再生処理を説明する。図9のステップS31からステップS37が再生処理の手順である。ユーザーにより指定された画像を再生画像として選択する(ステップS31)。ユーザーにより選ばれた画像である第1画像Dwの再生を開始する(ステップS32)。選択された第1画像Dwをメモリ9から読み出し伸張して表示部8に再生する。
ここで本発明の特徴たる同じ時刻に撮影された別の動画像、つまり第2画像Dtが補助メモリ9bに存在するかを判断する(ステップS33)。そして、現在再生中の第1画像に対応する第2画像Dtがあれば(ステップS33YES)、ステップS34に進む。ここで、直ちに第2画像を表示するのではなく、第2画像が存在する旨を表示する(ステップS34)。図12のA−2で示す8dのような表示である。なお、対応する第2画像Dtがなければ(ステップS33NO)、ステップS41に進む。
そして、ユーザーによる、第2画像の範囲を確認する操作の有無を判断する(ステップS35)。確認操作がされれば(ステップS35YES)、第2画像の範囲を第1画像に重畳して指定する(ステップS36)。図12のA−2で示す枠8cのような表示である。
続いて、ユーザーの画像切換え操作の有無を判断する(ステップS37)。切換え操作があったら(ステップS37YES)、第2画像Dtも同時に再生を開始する(ステップS38)。対応する第2画像Dtをメモリ9bから読み出し伸張して表示部8に再生する。第1画像Dwと第2画像Dtを表示部8に図4(A)で示したように並べて表示させる。そして、画像再生エリアの変更指示の有無を判断する(ステップS39)。図4(B)のように、変更指示があれば(ステップS39YES)サイズを変更して再生する(ステップS40)。表示部8にタッチパネルを設けてあるカメラでは、タッチ操作で表示位置やサイズを変更しても良い。以降、再生の終了指示を判断し(ステップS41)、終了指示があるまでは(ステップS41NO)、ステップS33に戻り巡回する。また、切換え操作がないときは(ステップS37NO)、ステップS41にジャンプする。再生の終了指示を検出すれば(ステップS41YES)、終了処理する。なお、上記フローチャートでは、第2画像Dtを表示させる際に第1画像Dwと共に表示させるよう説明したが、図12で示したように、第2画像Dtを単独で表示させても当然に良い。
次に、第1画像Dwと第1画像Dtの各画素の算出方法を説明する。図13は、第1画像Dwと第2画像Dtの画素の関係を説明する図である。以下、第1画像Dwの1画素をPw、第2画像Dtの1画素をPtで示す。なお本例では、第1画像Dwの1画素Pwは、第2画像Dtの1画素Ptの4画素分に相当し、第2画像Dtの1画素Ptは撮像素子の16画素から構成されるものとする。つまり第1画像Dwの1画素Pwは、撮像素子の64画素から構成される。もちろんこれは一例であって、この割合に限られることはない。
同図(A)は、第1画像Dwの第1撮像範囲3wの画素エリア全体を模式的に示す図である。同図(B)は、第1画像Dwの1画素Pw1領域を拡大した図である。同図(C)は、更に(B)のPw1の領域を拡大した図である。
m1は第1画像Dwの水平方向の画素数で、n1は第1画像Dwの垂直方向の画素数である(同図(A))。同様にm2は第2画像Dtの水平方向の画素数で、n2は第1画像Dtの垂直方向の画素数である。そして、第1画像Dwと第2画像Dtは同一画素数N個で構成される。つまり、m1×n1=m2×n2(=N個)である。
そして、同図(B)は、画素Pwの一つである画素Pw1の構成を示す。前述したように画素Pwは、4個の画素Pt(Pt1、Pt2、Pt3、Pt4)から構成される。そして、画素Pt1はR画素(赤)とB画素(青)と2つのG画素(緑)の計4画素を1つの単位として、4つの単位、つまり計16画素から構成される。ここで、R画素,G画素,B画素はそれぞれ撮像素子の画素である。他の画素Pt2、Pt3、Pt4もPt1と同様に構成される。さらに、同図(C)で、Pt1を構成する撮像素子の画素を詳細に示す。他のPtも、Pt1と同じ構成である。左上の領域のPt1は、4個のR画素(赤)と4個B画素(青)と8個のG画素(緑)の計16画素から構成される。
このように構成された第1画像Dwと第2画像Dtの画素の計算式を示す。以下で、赤を代表にして説明するために、R画素にのみ番号を付ける。ここで、撮像素子のタイプが非破壊読み出しタイプか否かで計算式が異なるので、分けて説明する。利用する撮像素子3が、非破壊読み出しの可能なタイプの場合には、画素の信号を複数回読出しできるので、同じ画素の情報を第1画像Dwと第2画像Dtでそれぞれ読出しできる。一方、非破壊読み出しできないタイプの場合には、画素の信号を1回しか読出しできないので、同じ画素の情報を第1画像Dwと第2画像Dtで共通利用することができないという制限が出る。非破壊読み出しタイプの撮像素子の代表例は、CMOSである。非破壊読み出しのできないタイプの撮像素子の代表例は、CCDである。
まず、使用する撮像素子3が非破壊読み出しタイプのときの計算式から説明する。
Pt1には、赤成分として、R11、R12、R13、R14が存在する(図(C))。そこで、Pt1の赤成分をPt1rとし、
〔数1〕
Pt1r=(R11+R12+R13+R14)/4
とする。つまり、4画素の平均をPt1rの値とする。
また、Pw1には、赤成分として、(R11からR14)、(R21からR24)、(R31からR34)、(R41からR44)で、計16個が存在する(図(C)。そこで、Pw1の赤成分をPw1rとし、
〔数2〕
Pw1r=(R11+R12+R13+R14+R21+R22+R23+R24+R31+R32+R33+R34+R41+R42+R43+R44)/16
とする。つまり、16画素の平均をPw1rの値とする。
次に、使用する撮像素子3が非破壊読み出しができないときタイプのときの計算式を説明する。
Pt1の赤成分Pt1rは、
〔数3〕
Pr1r=R11
とする。R11のみを使う。R12、R13、R14は、以下のPwで使用するようにするからである。
同様にPw1の赤成分Pw1rは、
〔数4〕
Pw1r=(R12+R13+R14+R22+R23+R24+R32+R33+R34+R42+R43+R44)/12
とする。R11やR21は使えないからである。
R(赤)以外の、G,B画素についても同様な計算式を用いて、第1画像Dwと第2画像Dtの各画素の信号を算出する。
次に、非破壊読み出し撮像素子の読出しを簡単に説明する。図14は、CMOSタイプの撮像素子の回路である。破線で囲まれた部分が1画素分に相当する。この画素を代表として動作を簡単に説明する。他の画素も同様な構成とする。
伝送Tr44をオフにして、フォトダイオード41に並列の容量に光に応じた電荷をためる。電荷をためている期間が積分時間となる。積分後に、リセットTr45をオンからオフさせ、伝送Tr44をオンさせると、積分時間と光量に従った電圧が増幅Tr42に入力され、増幅された出力が生じる。
これをサンプルホールド回路(S/H)46に入力させ、出力値を保持させる。S/H回路46から1画素分の画像信号を平均化処理部47に出力される。そして平均化処理部47が、この画素及び別の画素の画像信号を加算して平均化処理を行う。平均化処理は、上記式1,2に従う。これにより、第1画像Dwや第2画像Dtの画素の信号が算出される。平均化処理はそれぞれ第1AFE4w、第2AFE4tで行う。また、フォトダイオードの出力レベルで加算したものを画素数で割って平均化する構成にしてもよい。一方、サンプルホールド回路(S/H)がない回路では、出力値の保持ができないので式3、式4を用いてもよい。
以上説明したように、第1実施形態によるカメラでは、1つのシーンを全体と一部の2つの画角で同時に撮影できるので、変化を持たせた動画像撮影ができる。さらに、撮影途中で第2画像の撮影範囲の切換えもできるので、変化のある画像鑑賞ができる。換言すれば、2台のカメラで撮影したような変化のある画像が撮影でき、飽きのこない画像が記録できる。また、途中で静止画撮影も可能にしたり、第2画像の撮影エリアの切換え時に画像の乱れも起こりにくいように、細かい点に配慮した撮影もできる。また、全体画像である第1画像Dwと一部の画像である第2画像Dtが同時に並べて再生できるので、鑑賞者は自分の好きな方の画像をじっくり鑑賞することができる。
(第2実施形態)
図15、図16を用いて、第2実施形態について説明する。第1実施形態のカメラ1では、光学系のレンズ2を共通とし、撮像素子3の有効エリアを切換えることで、異なる画角の2つの画像を得た。これに対して、第2実施形態では、異なる光学系により2つの画像を得るようにする。
図15(A)は、第2実施形態が適用されるカメラ1の撮像系のブロックの概略を示す図である。
撮像系以外は、第1実施形態と同じなので、その説明は省略する。
カメラ1には、広い範囲を撮影する広角レンズ52wと狭い範囲を撮影する狭角のレンズ52tの両方が備えられる。両者のレンズは相互に焦点距離の異なるレンズで、広角レンズ52wは短焦点、狭角のレンズ52tは長焦点の光学系である。そして、広角レンズ52wと狭角のレンズ52tは、この2つの像が撮像素子53の異なる領域に結像されるように配置される。つまり、レンズ52wによる第1撮像範囲53wとレンズ52tによる第2撮像範囲53tが、撮像素子上で異なる位置になる。
またカメラ1には、撮像素子53、AFE(アナログフロントエンド)54、信号処理部55が設けられる。そしてAFE54は、撮像素子53で形成される2つの画像について、第1撮像範囲53wと第2撮像範囲53tの画像信号を別々にして所定の処理を行う。さらに信号処理部5では、AFE54から出力される第1画像Dwと第2画像Dtの画像データに対して圧縮等画像処理がなされる。そして圧縮等処理された第1画像Dwと第2画像Dtが不図示のメモリ9に記録される。
図15(B)は、第1画像Dwと第2画像Dtとして記録される2つの画像の大きさを示す。広い範囲の画像Dwとこの広い範囲の一部である狭い範囲の画像dtが撮影され記録される。光学系を別にすることによっても、このような2つの画像の動画撮影ができる。
図16は、第2実施形態のもう1つのカメラで、光学系として図15とは異なる光学系を採用した例である。カメラ1の光学系には、広角レンズ62w、狭角レンズ62t、ミラー62m、プリズムミラー62pが備えられる。両者のレンズは相互に焦点距離の異なるレンズで、広角レンズ52wは短焦点、狭角のレンズ52tは長焦点の光学系である。また、カメラ1には、AFE(アナログフロントエンド)64、信号処理部65が設けられる。
広角レンズ62wとミラー62mの組と、狭角レンズ62tとミラー62の組がプリズムミラー62を挟んでほぼ対象に配置される。広角レンズ62wを通過し、ミラー62mで反射された1の被写体光が、プリズムミラー62の一辺で反射されて撮像素子63の上側の領域(本図で見て)に入射する。一方狭角レンズ62tを通過し、ミラー62mで反射された別の被写体光が、プリズムミラー62の別の一辺で反射されて撮像素子63の下側の領域(本図で見て)に入射する。これにより1つの撮像素子63の別々の領域に異なる画角の画像が結像される。そしてAFE64では、撮像素子63で形成された2つの画像について、第1撮像範囲63wと第2撮像範囲63tの画像信号を別々にしてA/D変換等所定の処理が行われる。信号処理部65では、圧縮等画像処理がなされ、それぞれ第1画像Dwと第2画像Dtとして不図示のメモリ9に記録される。
以上により、第2実施形態では、単純な撮像素子制御により、2つの動画画像を得る事が可能になる。本例においても、従来のムービーのような単調な画面ではなく、変化を持たせた撮影と鑑賞が可能になる。もちろんこの構成で、図10で説明した第2画像のサイズや位置の切換えをするようにしてもよい。
以上、第1および第2実施形態によれば、撮像素子の持つ豊富な画像データを有効利用しながら、間引きによる読出しや特定の部分の画像のみの読出しを行って、複数の高品位の画像を同時記録するので、これまでのようにたくさんのカメラを用意する必要はなく、1台で変化のある画像を取得することができるカメラを提供することができるようになる。また、動画像は例えばTVのような再生側の制約もあり、必要以上の画素数は無駄になりがちであるが、本発明によれば、高速で莫大な画素出力を読み出せる。
また、上記各実施形態で説明したMPU10の処理に関しては、一部または全てをハードウェアで構成してもよい。具体的な構成は設計事項である。また、MPU10による各制御処理は、ROM7に格納されたソフトウェアプログラムがMPU10に供給され、供給されたプログラムに従って上記動作させることによって実現されるものである。従って、上記ソフトウェアのプログラム自体がMPU10の機能を実現することになり、そのプログラム自体は本発明を構成する。また、そのプログラムを格納する記録媒体も本発明を構成する。記録媒体としては、フラッシュメモリ以外でも、CD−ROM、DVD等の光学記録媒体、MD等の磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリー等を用いることができる。
さらに、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
第1実施形態において、本発明が適用されるデジタルカメラの全体ブロック図。 第1実施形態において、撮影範囲の異なる画像撮影を行うブロック全体を説明する図。 第1実施形態において、撮像素子3への積分とその読出しのタイミングを示す図。 第1実施形態において、撮影された2つの動画像の再生例を説明する図。 第1実施形態において、第2撮像範囲3tの位置の変更例を示す図。 第1実施形態において、切出し部の位置を変化させた例を示す図。 第1実施形態において、撮影途中での第2撮像範囲3t(切出し部)変更の例を示す図。 第1実施形態において、カメラ1の撮影再生処理を示すフローチャートその1。 第1実施形態において、カメラ1の撮影再生処理を示すフローチャートその2。 第1実施形態において、撮影者による切出し位置設定操作を示す図。 第1実施形態において、再生に関する機能を説明するための部分的なブロック図。 第1実施形態において、再生時の画面表示例を示す図。 第1実施形態において、第1画像Dwと第2画像Dtの画素の関係を説明する図。 第1実施形態において、CMOSタイプの撮像素子の回路図。 第2実施形態において、光学系を中心にしたカメラの主要ブロック図。 第2実施形態において、他の光学系を採用したカメラの主要ブロック図。
符号の説明
1…カメラ、2…レンズ、3…撮像素子、3w…第1撮像範囲、3t…第2撮像範囲、4…アナログフロントエンド(AFE)部、4w…第1AFE、4t…第2AFE、5…信号処理部、
5a…補助ブロック、5b…CPU、5c…分離部、5d…映像デコーダ、5e…音声デコーダ、
5f…スーパーインポーズ、6…RAM、
7…ROM、8…表示部、8c…カーソル枠、9…メモリ、9a…補助メモリ、9b…ファイル
10…MPU、11…無線送信、12…プリント信号出力部、13…スピーカ、14…時計部、
15…位置部、16、16a、16b、16c…操作部、16−1…ズーム操作ボタン、
16−2…撮影範囲設定ボタン、16−3…XY操作ボタン、16−3L…左ボタン、
20… 被写体、
41…フォトダイオード、42…増幅トランジスタ、43…負荷トランジスタ、
44…伝送トランジスタ、45…リセットトランジスタ、46…サンプルホールド部(S/H)、
47…平均化部
52w…広角レンズ、52t…狭角レンズ、53…撮像素子、54…アナログフロントエンド(AFE)部、55…信号処理部、
62w…広角レンズ、62t…狭角レンズ、62m…ミラー、62p…プリズムミラー、63…撮像素子、64…アナログフロントエンド(AFE)部、65…信号処理部、
e…矢印、
θw…第1の画角、θt…第2の画角、Dw…第1画像、Dt…第2画像、Pw…第1画像の1画素、Pt…第2画像の1画素、N…画素数


Claims (2)

  1. 撮像領域全体から指定された領域の画像を読み出す撮像部と、
    上記撮像領域全体から操作により指示された範囲を上記指定された領域の画像として読み出すよう上記撮像部を制御し、上記撮像部によって読み出された画像をメモリに記録させて、動画像の撮影を行うよう制御する制御部を備え、
    上記制御部は、上記撮像領域全体の一部分を上記指定された領域の画像として読み出している場合に、当該指定された領域を変更する操作があったときには、当該変更操作前の指定された領域と当該変更操作後の指定された領域の両方を含む領域の画像を所定時間読み出してから、当該変更操作後の指定された領域の画像を読み出すように上記撮像部を制御する
    ことを特徴とするカメラ。
  2. 上記制御部は、上記変更操作前の指定された領域と変更操作後の指定された領域の両方を含む領域の画像として、上記撮像領域全体の画像を読み出すように上記撮像部を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
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