JP2007266271A - コア装着方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リードフレームへのコアの組み込みを容易に行うことができるコア装着方法及び装置を提供する。
【解決手段】 リードフレーム3にコア2を組み込む場合、まず載置台40にリードフレーム3を載せた状態で、押さえ部材41によりリードフレーム3の各帯状部を載置台40に対して押さえ付ける。続いて、端子押し上げ部材43を上昇させて、リードフレーム3の各端子部9を突き上げピン42により突き上げる。その状態で、コア2を保持した移載ノズル23を下降させる。そして、コア2の溝部6の高さ位置が端子部9の先端の高さ位置に一致したら、端子部9の先端がコア2の溝部6に入り込むように、移載ノズル23の下降と同時に端子押し上げ部材43を下降させる。この動作を更に継続させることで、コア2が1対の端子部9に挟み込まれた状態でリードフレーム3に組み込まれる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、コイル部品等に用いられるコアをリードフレームに装着するコア装着方法及び装置に関するものである。
リードフレームにコアを装着する方法としては、例えば特許文献1、2に記載されているものが知られている。特許文献1では、リードフレームに形成された1対の電極板を折り曲げて、各電極板の先端部をコアの両鍔部に形成された凹部内の金属箔に半田等で接続固定する。特許文献2では、コアの両フランジ部に形成された凹部にリード線を挿入して接着剤で固定し、1対のリードフレームにリード線受部を形成し、リード線受部とリード線とを半田等で接続固定する。
特開平10−294224号公報 特開平5−21230号公報
しかしながら、特許文献1では、リードフレームの電極板を折り曲げたり、コアの凹部に金属箔を押圧状態に保持する必要があるため、コアの凹部に電極板を接続固定するのに手間がかかり、リードフレームへのコアの組み込みに長時間を要してしまう。また、特許文献2では、リードフレームとコアとがリード線を介して接続される構造であるため、リードフレームにコアを組み込む作業が非常に困難なものとなる。
本発明の目的は、リードフレームへのコアの組み込みを容易に行うことができるコア装着方法及び装置を提供することである。
本発明は、対向する少なくとも1対の端子部を有するリードフレームに、1対の端子部と係合する1対の凹部を有するコアを装着するコア装着方法であって、リードフレーム及びコアを準備する工程と、リードフレームを載置台に載せて、各端子部の根元側部分を載置台に対して押さえ付けた状態で、各端子部をそれぞれ突き上げピンにより突き上げる工程と、各端子部を突き上げピンにより突き上げた状態で、コアを上下方向に移動させて、コアの各凹部の高さ位置を各端子部の先端の高さ位置に合わせる工程と、コアの各凹部の高さ位置を各端子部の先端の高さ位置に合わせた後、各端子部の先端が各凹部に入り込むように、突き上げピンを下降させると共にコアを下降させる工程と、コアと各端子部とを接着する工程とを含むことを特徴とするものである。
このように本発明においては、リードフレームの1対の端子部をそれぞれ突き上げピンにより突き上げることにより、端子部の根元側部分を中心として端子部が上方に回動した状態となり、1対の端子部間の距離が広くなるため、1対の端子部間にコアを位置させることが可能となる。そこで、コアを1対の端子部間に配置するように上下方向に移動させる。そして、コアの各凹部の高さ位置が各端子部の先端の高さ位置に一致したら、各端子部の先端が各凹部に入り込むように、突き上げピンを下降させると同時にコアを下降させる。これにより、各端子部が元の状態に戻り、各端子部の先端がコアの各凹部に入り込んだ状態で、コアがリードフレームに組み込まれることになる。このようにリードフレームにコアを装着する際には、突き上げピンにより端子部を突き上げて弾性変形させるだけで良く、端子部を折り曲げる必要が無い。また、コアをリードフレームに接続固定するための部材をコアの凹部に入れる必要も無い。従って、リードフレームへのコアの組み込みを容易に行うことができる。
好ましくは、コアと各端子部とを接着する工程は、各凹部の高さ位置を各端子部の先端の高さ位置に合わせる工程を実施する前に、各凹部に接着剤を塗布する工程を含む。
この場合には、各端子部の先端がコアの各凹部に入り込んだときに、各端子部の先端部分に接着剤が付着し、当該接着剤の固化によってコアと各端子部とが接着固定されることになる。このようにコアの各凹部の高さ位置を各端子部の先端の高さ位置に合わせる前に、各凹部に予め接着剤を塗布しておくことにより、コアと各端子部との接着が容易に行えるだけでなく、各端子部の先端部分に接着剤を十分に付着させて、コアと各端子部との接着強度を高くすることができる。
また、好ましくは、リードフレームとして、1対の端子部間に形成され、コアを1対の端子部の対向方向に垂直な方向に対して拘束する少なくとも1つの拘束部を更に有するものを使用する。
このようにリードフレームに拘束部を設けることにより、コアがリードフレームに組み込まれた状態では、コアが1対の端子部の対向方向に垂直な方向に対して拘束される。また、コアがリードフレームに組み込まれた状態では、各端子部の先端がコアの各凹部に入り込んでいるので、コアが1対の端子部の対向方向及びリードフレームの表裏方向に対しても拘束される。つまり、コアは、リードフレームに対して3方向に拘束されることになる。従って、接着剤が固化するまでの間、治具等でリードフレーム及びコアを固定しなくても、リードフレームに対するコアの位置ずれが防止される。
また、本発明は、対向する少なくとも1対の端子部を有するリードフレームに、1対の端子部と係合する1対の凹部を有するコアを装着するコア装着装置であって、リードフレームを載せる載置台と、載置台に載置されたリードフレームの各端子部の根元側部分を載置台に対して押さえ付ける押さえ部材と、コアを保持する上下動可能な第1コア保持部材と、載置台に載置されたリードフレームの各端子部をそれぞれ突き上げる複数本の突き上げピンと、第1コア保持部材を上下方向に移動させる第1駆動手段と、複数本の突き上げピンを上下方向に移動させる第2駆動手段とを備えることを特徴とするものである。
このようなコア装着装置を用いてリードフレームにコアを装着する場合、まず載置台にリードフレームを載せ、押さえ部材によりリードフレームの各端子部の根元側部分を載置台に対して押さえ付ける。次いで、第2駆動手段により複数本の突き上げピンを上方に移動させることにより、各端子部を複数本の突き上げピンにより突き上げる。その状態で、第1駆動手段により第1コア保持部材を上下方向に移動させることにより、第1コア保持部材に保持されたコアを上下方向に移動させる。そして、コアの各凹部の高さ位置が各端子部の先端の高さ位置に一致したら、各端子部の先端が各凹部に入り込むように、第2駆動手段により各突き上げピンを下方に移動させると同時に、第1駆動手段により第1コア保持部材を動かしてコアを下方に移動させる。このように上述したコア装着方法が実施可能となるので、リードフレームへのコアの組み込みを容易に行うことができる。
好ましくは、コアを保持する反転可能な第2コア保持部材と、第2コア保持部材に保持されたコアの各凹部に接着剤を塗布する接着剤塗布機と、第2コア保持部材を反転させる第3駆動手段とを更に備える。
コアの各凹部に接着剤を塗布する場合、まず第2コア保持部材によりコアを保持する。次いで、接着剤塗布機によりコアの一端側の凹部に接着剤を塗布する。次いで、第3駆動手段により第2コア保持部材を180°反転させた後、接着剤塗布機によりコアの他端側の凹部に接着剤を塗布する。これにより、コアの各凹部の高さ位置を各端子部の先端の高さ位置に合わせる前に、容易に且つ確実に接着剤を各凹部に塗布しておくことができる。
本発明によれば、対向する少なくとも1対の端子部を有するリードフレームに、1対の凹部を有するコアを容易に組み込むことができる。これにより、リードフレームへのコアの装着に要する作業時間を短縮することが可能となる。
以下、本発明に係わるコア装着方法及び装置の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わるコア装着装置の一実施形態を示す概略構成図である。同図において、本実施形態のコア装着装置1は、例えば多数のドラム状のコア2(図2参照)を短冊状のリードフレーム3に同時に装着するための装置である。
コア2は、図2に示すように、コイル(図示せず)が巻回される断面略長円形状の巻回胴部4と、この巻回胴部4の両端に設けられた1対の直方体状の鍔部5とを有している。各鍔部5の外側端面(コア2の両端面)の中央部には、断面V字型の溝状凹部(以下、溝部)6がそれぞれ形成されている。コア2は、フェライト等の磁性材料からなっている。
リードフレーム3は、図3に示すように、1対の帯状部7と、各帯状部7同士を連結する複数の連結部8と、各帯状部8からそれぞれ内側に延出すると共に互いに対向するように形成された複数対の端子部9と、各対の端子部9間に形成され、コア2を位置決めする複数のコア収容部10とを有している。これらの帯状部7、連結部8、端子部9及びコア収容部10は、金型により一体に形成される。
帯状部7における各連結部8に対応する位置は、ピン穴11が形成されている。端子部9は、基端側(根元側)に対して先端側が段階的に幅狭となっている。端子部9の先端部分は、コア2に形成された1対の溝部6に係合する。端子部9の先端の幅寸法は、溝部6の長さにほぼ一致している。また、端子部9の先端は、接着剤(後述)が付着する領域(面積)を広くするために波状構造を呈している。
コア収容部10は、図4に示すように、凹状拘束部12と、この凹状拘束部12の両側(各端子部9側)に形成された2対の拘束片13とを有している。これらの凹状拘束部12及び拘束片13は、コア収容部10に収容されたコア2の巻回胴部4をリードフレーム3の長手方向(各対の端子部9の対向方向に垂直な方向)に対して拘束する(図13参照)。なお、図4において、図4(B)は、図4(A)のB−B線断面図であり、図4(C)は、図4(A)のC−C線断面図であり、図4(D)は、図4(A)のD−D線断面図である。
図1に戻り、コア装着装置1は、コア供給ユニット14と、コア移載ユニット15と、接着剤塗布ユニット16と、コア組込ユニット17とを備えている。
コア供給ユニット14は、パーツフィーダ18よりコア2を切り出して、コアホルダ19に保持させる。コアホルダ19は、図5に示すように、コア2の一端面を露出させるようにコア2を収容する複数のコア保持穴20を有している。これらのコア保持穴20の配列ピッチは、リードフレーム3の各コア収容部10の配列ピッチと同ピッチである。コアホルダ19は、コア保持穴20に挿入されたコア2を真空吸着により保持する。また、コアホルダ19は、特に図示はしないが、ボールネジを含む駆動機構及びモータにより図示X方向に往復移動可能である。
コア移載ユニット15は、コア供給ユニット14から接着剤塗布ユニット16へのコア2の受け渡しと、接着剤塗布ユニット16からコア組込ユニット17へのコア2の受け渡しとを行う。コア移載ユニット15は、ユニット本体21と、このユニット本体21に対して上下方向の軸回りに回動自在に支持された略L字状の旋回体22とを備えている。旋回体22には、図6に示すように、複数のコア2を一括して保持する移載ノズル23が取り付けられている。移載ノズル23は、コア2を真空吸着により保持する。なお、図6では、旋回体22を省略してある。
また、コア移載ユニット15は、図7に示すように、移載ノズル23を上下方向に移動させる駆動機構24を備えている。駆動機構24は、上下方向に延びるボールネジ25と、このボールネジ25に螺合するナットを含むスライダ26とを有している。スライダ26には連結体27を介して保持体28が取り付けられ、この保持体28の下面に移載ノズル23が固定されている。ボールネジ25の上端には、カップリング29を介して駆動モータ30が連結されている。この駆動モータ30によりボールネジ25を回転させることで、スライダ26が上下方向に移動し、これに伴って移載ノズル23が上下動する。
接着剤塗布ユニット16は、図1及び図6に示すように、複数のコア2を一括して保持する反転可能な保持バー31と、この保持バー31に保持されたコア2の溝部6内に接着剤を塗布する接着剤塗布機32とを有している。
保持バー31は、コア2の両端面が露出するようにコア2を磁石により保持する(図8参照)。保持バー31は、可動体33上に立設された2つの支持部34に回転自在に支持されている。保持バー31の一端には、カップリング35を介して駆動モータ36が連結されている。駆動モータ36は、保持バー31を支持部34に対して回転させることで、保持バー31を反転させる。可動体33は、図示しないボールネジ及び1軸ガイドを含む駆動機構37により図示Y方向に往復移動可能である。駆動機構37には、カップリング(図示せず)を介して駆動モータ38が連結されている。駆動モータ38は、駆動機構37を介して可動体33を図示Y方向に移動させる。
接着剤塗布機32は、特に図示はしないが、例えばボールネジを含む駆動機構及び駆動モータにより上下方向に移動可能である。
コア組込ユニット17は、切断部39(図1参照)において図3に示すように短冊状にカットされたリードフレーム3に複数のコア2を一括して組み付ける。コア組込ユニット17は、図7に示すように、リードフレーム3を載せる載置台40と、この載置台40に載置されたリードフレーム3の各帯状部7を載置台40に対して押さえ付ける押さえ部材41と、リードフレーム3の各端子部9を下側から突き上げる複数対の突き上げピン42をもった端子押し上げ部材43とを有している。
載置台40には、各突き上げピン42を挿通させる貫通孔44が形成されている。また、載置台40における貫通孔44の外側には、複数の位置決め穴45が形成されている。これらの位置決め穴45は、リードフレーム3が載置台40に載置された時にリードフレーム3の各ピン穴11に一致する位置に形成されている。押さえ部材41には、コア移載ユニット15の移載ノズル23が入り込むための貫通孔46が形成されている。押さえ部材41の下端には、位置決め穴45に挿入される複数対の位置決めピン47が設けられている。
また、コア組込みユニット17は、端子押し上げ部材43を上下方向に移動させる駆動機構48と、押さえ部材41を上下方向に移動させる駆動機構49とを有している。駆動機構48は、上下方向に延びるボールネジ50と、このボールネジ50に螺合するナットを含むスライダ51とを有している。スライダ51には、連結体52を介して端子押し上げ部材43が固定されている。ボールネジ50の下端には、カップリング53を介して駆動モータ54が連結されている。この駆動モータ54によりボールネジ50を回転させることで、スライダ51が上下方向に移動し、これに伴って端子押し上げ部材43(各突き上げピン42)が上下動する。
駆動機構49は、上下方向に延びるボールネジ55と、このボールネジ55に螺合するナットを含むスライダ56とを有している。スライダ56には、連結体57を介して押さえ部材41が固定されている。ボールネジ55の下端には、カップリング58を介して駆動モータ59が連結されている。この駆動モータ59によりボールネジ55を回転させることで、スライダ56が上下方向に移動し、これに伴って押さえ部材41が上下動する。
また、コア装着装置1は、図7に示すように、所定の処理手順に従って駆動モータ30,54,59の駆動制御を行う制御ユニット60を更に備えている。また、制御ユニット60は、図7に示す駆動モータ30,54,59以外の各種駆動モータ等の駆動制御も行う。
次に、以上のように構成したコア装着装置1を用いて、多数のコア2を1枚のリードフレーム3に同時装着する方法について説明する。
まずコア供給ユニット14において、パーツフィーダ18よりコア2を1つずつ切り出して、コアホルダ19に保持する。具体的には、図1及び図5に示すように、コアホルダ19を図示X方向に移動させながら、パーツフィーダ18より切り出されたコア2をコアホルダ19のコア収納穴20に対して位置決めして挿入する。続いて、コアホルダ19に保持された複数のコア2をコア移載ユニット15の移載ノズル23で一括保持し、その状態で旋回体22を時計回りに90°旋回させる。
続いて、図6に示すように、駆動モータ30により駆動機構24を介して移載ノズル23を下降させて、図8(A)に示すように、移載ノズル23に保持されている複数のコア2を接着剤塗布ユニット16の保持バー31に移載する。このとき、各コア2は、保持バー31に寝かせた状態で保持されている。また、保持バー31(可動体33)は、駆動モータ38側の初期位置にある。その状態で、接着剤塗布機32によりコア2の溝部6内に接着剤を塗布していく。
具体的には、まず図8(B)に示すように、駆動モータ38により駆動機構37を介して保持バー31を初期位置から駆動モータ38の反対側に移動させる。このとき、駆動モータ38から最も離れているコア2が接着剤塗布機32のほぼ真下位置に来るようにする。
続いて、図8(C)に示すように、各コア2が立った状態となって各コア2の一端面が上方を向くように、駆動モータ36により保持バー31を90°回転させる。そして、接着剤塗布機32をコア2の一端面の近傍の高さ位置まで下降させ、接着剤塗布機32から接着剤を吐出させる。その状態で、図8(D)に示すように、駆動モータ38により駆動機構37を介して保持バー31を更に駆動モータ38の反対側に移動させる。これにより、各コア2の一端側の溝部6内に接着剤が順番に塗布されることとなる。
続いて、駆動モータ36により保持バー31を180°回転させる。これにより、図9(A)に示すように、保持バー31が反転し、各コア2の他端面が上方を向くようになる。その状態で、図9(B)に示すように、駆動モータ38により駆動機構37を介して保持バー31を駆動モータ38側に移動させる。これにより、各コア2の他端側の溝部6内に接着剤が順番に塗布されることとなる。
続いて、図9(C)に示すように、駆動モータ36により保持バー31を90°回転させることで、保持バー31を図8(A)に示す状態に戻す。そして、接着剤塗布機32を上昇させる。続いて、図9(D)に示すように、駆動モータ38により駆動機構37を介して保持バー31を駆動モータ38側に移動させて初期位置に戻す。
次いで、図1及び図6に示すように、接着剤の塗布が行われた複数のコア2を再び移載ノズル23で一括保持し、その状態で旋回体22を時計回りに90°旋回させる。そして、コア組込ユニット17によりリードフレーム3に各コア2を一括して組み込む。
具体的には、まず図10(A)に示すように、載置台40にリードフレーム3を載せた状態で、駆動モータ59により駆動機構49を介して押さえ部材41を下降させる。すると、図10(B)に示すように、押さえ部材41の各位置決めピン47がリードフレーム3のピン穴11を通って載置台40の位置決め穴45に差し込まれ、リードフレーム3の各帯状部7(各端子部9の根元側部分)が押さえ部材41により載置台40に対して押さえ付けられた状態となる。
続いて、図10(C)に示すように、駆動モータ54により駆動機構48を介して端子押し上げ部材43を上昇させることで、リードフレーム3の各対の端子部9が突き上げピン42により下側から突き上げられる。これにより、各対の端子部9がハの字状に弾性変形し、端子部9の基端を中心として端子部9が上方に回動した状態となるため、各対の端子部9間の距離が広がるようになる。従って、移載ノズル23の先端(下端)に保持されたコア2が各対の端子部9間に入り込むことが可能となる。
続いて、駆動モータ30により駆動機構24を介して移載ノズル23を下降させて、移載ノズル23に保持された各コア2を各対の端子部9間に配置させるようにする。そして、図11(A)に示すように、コア2の溝部6の高さ位置が端子部9の先端の高さ位置にほぼ一致するようになったら、移載ノズル23の下降と同時に、駆動モータ54により駆動機構48を介して端子押し上げ部材43の下降を開始する。
このとき、図11(B)に示すように、端子部9の先端がコア2の溝部6に入り込むように、端子押し上げ部材43の下降動作を移載ノズル23の下降動作に同期させるようにする。このとき、コア2の溝部6内には接着剤が充填されているため、端子部9の先端が溝部6に入り込んだときには、端子部9の先端部分に接着剤が付着する。これにより、その後に接着剤が乾燥(固化)すると、コア2が1対の端子部9に挟み込まれた状態となる。
また、コア2の溝部6の高さ位置が端子部9の先端の高さ位置にほぼ一致したかどうかは、作業者による拡大鏡等を使った目視や撮像画像等により判断しても良いし、或いは位置センサや距離センサ等を用いて、スライダ26の位置とスライダ51の位置との関係等から判断しても良い。
そして、端子押し上げ部材43の下降動作と移載ノズル23の下降動作とを更に継続することで、図11(C)に示すように、突き上げピン42が端子部9から離れ、端子部9の弾性変形が解除されるようになる。そして、図12に示すように、各コア2がそれぞれ1対の端子部9に挟み込まれた状態でリードフレーム3のコア収容部10に組み込まれることとなる。
このとき、コア2の巻回胴部4は、図13に示すように、凹状拘束部12及び拘束片13によってリードフレーム3の長手方向に対して位置規制される。また、コア2の両溝部6には1対の端子部9の先端部分が入っているので、リードフレーム3の幅方向(1対の端子部9の対向方向)及び表裏方向に対しても位置規制される。なお、図13において、図13(B)は、図13(A)のB−B線断面図であり、図13(C)は、図13(A)のC−C線断面図であり、図13(D)は、図13(A)のD−D線断面図である。
このように各コア2は、リードフレーム3に対して3軸方向に拘束されることになる。これにより、コア2の溝部6内に塗布された接着剤が未だ固化されていない状態であっても、コア2がずれ動くことは無い。従って、接着剤が固化するまでの間に、治具等により各コア2を固定しておかなくて済む。その後、接着剤が乾燥・固化することでコア2と端子部9とが接合され、リードフレーム3への複数のコア2の同時装着が完了することとなる。
以上のように本実施形態にあっては、突き上げピン42によりリードフレーム3の端子部9を突き上げた状態を保持したまま、コア2を下降させ、コア2の溝部6の高さ位置が端子部9の先端の高さ位置に一致した時点で、端子部9の先端が溝部6に入り込むように、コア2の下降と同時に突き上げピン42を下降させるようにしたので、端子部9の先端を溝部6に挿入するために端子部9を事前に折り曲げておく必要が無い。また、コア2と端子部9とを接着剤で直接固定するので、コア2の溝部6に金属箔やリード線等を入れる必要も無い。さらに、上述したように、コア2の溝部6に塗布された接着剤が固着するまでの間に、コア2がリードフレーム3に対して位置ずれを起こさないように治具等でコア2を固定しておく必要も無い。以上により、リードフレーム3へのコア2の組み込み・装着を容易に行うことができる。その結果、コア2の装着に要する作業時間を短縮することが可能となる。
上述したように、接着剤が固着する前でも、コア2はリードフレーム3に対して3軸方向に拘束される。また、事前にリードフレーム3を折り曲げる必要が無いので、リードフレーム折り曲げ部の加工の影響を受けることなくコア2の組み込みを行うことができる。従って、リードフレーム3に対するコア2の組み込み精度(位置決め精度)を向上させることができる。
さらに、コア組込ユニット17によりコア2をリードフレーム3に組み込む前に、接着剤塗布ユニット16によりコア2の溝部6内に接着剤を塗布しておくので、コア2とリードフレーム3の端子部9との間に接着剤を十分に供給することができる。これにより、コア2と端子部9との接合強度が高くなる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、コア2をリードフレーム3に組み込む前に、予めコア2の溝部6内に接着剤を塗布するようにしたが、コア2と端子部9との接合強度が確保されるのであれば、コア2をリードフレーム3に組み込んだ後に、コア2と端子部9とを接着剤で接着しても良い。
また、上記実施形態では、移載ノズル23を上下動させる駆動機構24、端子押し上げ部材43を上下動させる駆動機構48、押さえ部材41を上下動させる駆動機構49を、全てボールネジ及びスライダの組み合わせで構成したが、これらの駆動機構としては特にその構造に限られず、例えばカム駆動を採用しても良い。この場合には、カムの形状を適切に設計することにより、コア2の溝部6の高さ位置がリードフレーム3の端子部9の先端の高さ位置に合った時点で移載ノズル23の下降と端子押し上げ部材43の下降とを同期させる動作を、比較的簡単に実現することができる。
さらに、上記実施形態は、多数のコア2をリードフレーム3に同時装着するものであるが、本発明は、1つのコア2をリードフレーム3に装着するものにも適用可能であることは言うまでもない。
本発明に係わるコア装着装置の一実施形態を示す概略構成図である。 図1に示すリードフレームに装着されるコアの斜視図である。 図1に示すリードフレームの平面図である。 図3に示すリードフレームの各断面を示す図である。 図1に示すコア供給ユニットの概略図である。 図1に示すコア移載ユニットの一部及び接着剤塗布ユニットの概略図である。 図1に示すコア移載ユニットの一部及びコア組込ユニットの概略図である。 図6に示す接着剤塗布ユニットによってコアの溝部に接着剤を塗布する方法を示す概略図である。 図6に示す接着剤塗布ユニットによってコアの溝部に接着剤を塗布する方法を示す概略図である。 図7に示すコア移載ユニット及びコア組込みユニットによって、コアをリードフレームに組み込む方法を示す概略図である。 図7に示すコア移載ユニット及びコア組込みユニットによって、コアをリードフレームに組み込む方法を示す概略図である。 図1に示すコア装着装置によってコアが装着された状態のリードフレームの平面図である。 図12に示すリードフレームの各断面を示す図である。
符号の説明
1…コア装着装置、2…コア、3…リードフレーム、6…溝部(凹部)、7…帯状部、9…端子部、10…コア収容部(拘束部)、23…移載ノズル(第1コア保持部材)、24…駆動機構(第1駆動手段)、30…駆動モータ(第1駆動手段)、31…保持バー(第2コア保持部材)、32…接着剤塗布機、36…駆動モータ(第3駆動手段)、40…載置台、41…押さえ部材、42…突き上げピン、48…駆動機構(第2駆動手段)、54…駆動モータ(第2駆動手段)。

Claims (5)

  1. 対向する少なくとも1対の端子部を有するリードフレームに、前記1対の端子部と係合する1対の凹部を有するコアを装着するコア装着方法であって、
    前記リードフレーム及び前記コアを準備する工程と、
    前記リードフレームを載置台に載せて、前記各端子部の根元側部分を前記載置台に対して押さえ付けた状態で、前記各端子部をそれぞれ突き上げピンにより突き上げる工程と、
    前記各端子部を前記突き上げピンにより突き上げた状態で、前記コアを上下方向に移動させて、前記コアの前記各凹部の高さ位置を前記各端子部の先端の高さ位置に合わせる工程と、
    前記コアの前記各凹部の高さ位置を前記各端子部の先端の高さ位置に合わせた後、前記各端子部の先端が前記各凹部に入り込むように、前記突き上げピンを下降させると共に前記コアを下降させる工程と、
    前記コアと前記各端子部とを接着する工程とを含むことを特徴とするコア装着方法。
  2. 前記コアと前記各端子部とを接着する工程は、前記各凹部の高さ位置を前記各端子部の先端の高さ位置に合わせる工程を実施する前に、前記各凹部に接着剤を塗布する工程を含むことを特徴とする請求項1記載のコア装着方法。
  3. 前記リードフレームとして、前記1対の端子部間に形成され、前記コアを前記1対の端子部の対向方向に垂直な方向に対して拘束する少なくとも1つの拘束部を更に有するものを使用することを特徴とする請求項1または2記載のコア装着方法。
  4. 対向する少なくとも1対の端子部を有するリードフレームに、前記1対の端子部と係合する1対の凹部を有するコアを装着するコア装着装置であって、
    前記リードフレームを載せる載置台と、
    前記載置台に載置された前記リードフレームの前記各端子部の根元側部分を前記載置台に対して押さえ付ける押さえ部材と、
    前記コアを保持する上下動可能な第1コア保持部材と、
    前記載置台に載置された前記リードフレームの前記各端子部をそれぞれ突き上げる複数本の突き上げピンと、
    前記第1コア保持部材を上下方向に移動させる第1駆動手段と、
    前記複数本の突き上げピンを上下方向に移動させる第2駆動手段とを備えることを特徴とするコア装着装置。
  5. 前記コアを保持する反転可能な第2コア保持部材と、
    前記第2コア保持部材に保持された前記コアの前記各凹部に接着剤を塗布する接着剤塗布機と、
    前記第2コア保持部材を反転させる第3駆動手段とを更に備えることを特徴とする請求項4記載のコア装着装置。
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