JP2007265988A - 発光装置および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】エレクトロルミネッセンス素子などの発光素子の光取り出し効率を向上させる。
【解決手段】基板100上に、第1の電極102、発光層102、第2の電極103が形成され、発光素子を構成している。発光層102で発した光は第2の電極103から取り出される。第2の電極103の表面に接して、複数の立体の構造体104が設けられている。構造体104を設けることにより、第2の電極103と空気の間で全反射されていた光を構造体104に入射させることにより、構造体104の側面から外部に取り出すことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電極を通過させて、光を取り出す装置に関するものである。例えば、発光素子を備えた発光装置や、液晶表示装置に関する。
液晶パネル等のフラットパネルディスプレイの改善が進み、映像の高品位化、低消費電力化、長寿命化が図られている。エレクトロルミネッセンス素子(以下、EL素子という)を画素に用いたエレクトロルミネッセンスパネル(以下、ELパネルという)を実用化するに当たり、自発光パネルである特長を活かすべく、消費電力がより低く、より鮮やかで明るい表示を実現することが求められている。この目的のため、EL素子で使用する材料の電流輝度特性などの、電力効率の改善が進められている。しかし、電力効率の改善には限界もある。
幾何光学計算によると、EL素子の発光層で発光した光が外部に取り出される効率(光取り出し効率)は20%程度しかない。このように光取り出し効率が低い原因は、発光層で発光した光が、屈折率の異なる膜の界面を通過するとき全反射が生じ、全反射された光がEL素子内部を伝播している間に減衰し、或いは発光素子の側面、例えば、ガラス基板の端面から放射されるためである。
特許文献1には、全反射量を少なくさせて、光取り出し効率を向上させたEL素子が記載されている。特許文献1では、透明導電層の光を取り出す側の表面に、空気に近い屈折率をもつ低屈折率層を設けることで、光取り出し効率を向上させている。
特開2002−278477号公報
しかしながら、特許文献1では、透明導電層と空気層との間での全反射量が改善されるが、一方で透明導電層と低屈折率層との界面で全反射量が増加するというおそれがある。本発明は、電極を通過した光が全反射される量を減らし、光取り出し効率を向上させることを課題とする。
本発明の発光装置が備える発光素子は、例えば、発光材料に有機材料を用いた有機EL素子、発光材料に無機材料を用いた無機EL素子、化合物半導体などの半導体を用いた発光ダイオードなどを含む。本発明の発光素子は、第1の電極、発光層、第2の電極の順に、基板上に積層されて形成されており、前記発光層で発した光は、第1の電極に対向する第2の電極から取り出される。発光装置は、発光素子を少なくとも1つ備えていればよい。または、発光領域(第2の電極の光が取り出される領域)を少なくとも1つ備えていればよい。
第1の電極は、発光層からの光を反射することできる電極である。また、発光層からの光を透過できる電極でもよい。第2の電極は発光層からの光を透過することができる電極である。
発光素子は、第1の電極と第2の電極の間に少なくとも1層の発光層を有するものであればよい。電極間に発光層を複数設けてもよい。また、発光素子が有機EL素子の場合は、発光層以外に、電子注入層、電子輸送層、ホールブロッキング層、正孔輸送層、正孔注入層等の各層を適宜形成することができる。また、無機EL素子の場合は、発光層と第1の電極間、発光層と第2の電極間の一方又は双方に、絶縁層を設けることができる。
第2の電極の光が取り出される側の表面に接して、複数又は単数の構造体が選択的に設けられる。構造体の屈折率は、特に制限はないが、発光層と同じかそれ以上とすることが好ましい。
構造体を選択的に設けるとは、発光領域において、第2の電極に構造体が設けられていない領域があるように設けることである。即ち、第2の電極の表面は構造体に覆われている領域と覆われていない領域を有する。このように構造体を配置することで、構造体は、第2の電極と構造体の界面に対して側面(界面に対して平行でない面)を有する。
発光層で発した光は直接、または第1の電極に反射されて第2の電極に入射する。第2の電極と構造体との界面に達した光の一部は、その界面で全反射されることなく、第2の電極へ入射することができる。なお、構造体の屈折率が発光層と同じかそれ以上であれば、全ての光が全反射されることなく、第2の電極と構造体の界面に入射することができる。このことは、幾何光学のスネルの法則及び全反射条件から導き出される。
本発明は、構造体に入射した光をできるだけ外部に取り出せるように、第2の電極との界面に対して平行でない側面を有するように構造体を設ける。こうする事で、構造体の上面で全反射されてしまう入射角で構造体に入射した光も上記側面に入射することで外部に取り出される可能性がある。すなわち、本発明では、構造体内部に入射した光は、構造体と空気との界面への入射角が臨界角よりも小さくなることができるため、構造体から外部に取り出される光量が増加する。本発明では、構造体を設けることで第2の電極の上面で全反射する光量を減らすと共に、入射した光を構造体で散乱させることで、構造体から効率よく光を取り出すことができるため、光取り出し効率を向上させることができる。
以上述べたように、本発明は、光を取り出す側の電極表面に凸部を形成することで、発光素子内に閉じこめられた導波光を散乱させて、外部へ取り出すものである。本発明は上方から光を取り出すトップエミッション構造の発光素子に非常に適したものである。なぜなら、ボトムエミッションの場合には、ガラス表面に凹凸を形成しても、ガラス内を導波する光を取り出すことは出来るが、発光素子内を伝搬する光を取り出すことができない。しかしながら、トップエミッションの場合には全ての光が発光素子内を伝搬するので、本発明を適用することで発光素子から光が取り出される確率が高くなる。
本発明においては、第2の電極の表面に保護膜を設け、その上に構造体を少なくとも1つ選択的に設けることができる。保護膜としては、酸化珪素(SiO、0<y≦2)、窒化珪素(SiN、0<x≦4/3)、窒化酸化珪素(SiN、0<x<4/3、0<y<2、0<3x+2y≦4)、などを用いることができる。
本発明の構造体が適用されるのは自発光型の発光素子、発光装置に限定されない。例えば、透過型または半透過型の液晶表示装置に適用することができる。液晶表示装置の画素電極の表面に構造体を設けることで、画素電極を通過した光を効率よく外部に取り出すことができる。半透過型の液晶表示装置の場合は、構造体は、画素電極のうち光が透過する領域に選択的に設ければよい。
第2の電極に選択的に構造体を少なくとも1つ設けることで、第2の電極からの光の取り出し効率が向上する。光取り出し効率が向上することによって、装置を低消費電力化することができる。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、本発明は多くの異なる様態で実施することが可能である。本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなく、その形態を変更することが可能である。本発明は実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。また、本発明の趣旨を逸脱することなく、各実施形態を適宜組み合わせることが可能である。
(実施の形態1)
図1〜図6を用いて、本実施形態を説明する。
図1に、本実施形態の発光装置を示す。図1(A)は上面図であり、図1(B)は図1(A)のa−b断面図であり、図1(C)は構造体の外観図である。
基板100上に発光素子が設けられている。発光素子は、基板100側から第1の電極101、発光層102、第2の電極103の順に積層されている。第2の電極103の表面に接して、複数の構造体104が選択的に設けられている。
基板100は発光素子の支持基体となるものであればよく、石英基板、半導体基板、ガラス基板、プラスチック基板、可撓性のあるプラスチックフィルムなどを用いることができる。また、基板100側から光を取り出す構造となっていないため、透明である必要はなく、着色されていても、不透明であってもよい。
第1の電極101は、発光層102で発した光を反射する機能を有する。第1の電極101は金属、合金でなる反射性を有する導電膜から形成される。この金属膜としては、金(Au)、白金(Pt)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、銅(Cu)、パラジウム(Pd)、アルミニウム(Al)等があげられる。また、合金膜としては、マグネシウムと銀との合金、アルミニウムとリチウムとの合金等があげられる。これらの第1の電極101を形成する膜はスパッタ法や蒸着法等を用いて形成することができる。
第1の電極101上に、蒸着法等により発光層102が形成される。発光層102は、発光物質を含む層である。発光層102には、公知の材料を用いることができ、低分子系材料および高分子系材料のいずれを用いることもできる。なお、発光層102を形成する材料には、有機化合物材料のみからなるものだけでなく、有機化合物材料に無機化合物を混合したもの、無機化合物材料のみからなる材料を用いることができる。また、発光層102の作製には、例えば、メタルマスクを用いた蒸着法、メタルマスクを用いない液滴吐出法(代表的には、インクジェット法)、スピンコート法、ディップコート法など、発光層102の材料に合わせて選択される。
発光層102上に、第2の電極103が形成される。第2の電極103は発光層102で発した光が透過できる電極である。発光層102で生じた光は、直接または第1の電極101で反射されて、第2の電極103から取り出される。第2の電極103は、代表的には透明導電膜でなる。
特に、発光素子を有機EL素子とした場合は、第1の電極101側に、仕事関数の調整のため金属などの可視光の透過率が低い材料を極薄く、1nm〜50nm、好ましくは5nm〜20nm程度に形成し、その上に透明導電膜を積層した導電膜を用いることもできる。この場合、極薄く形成される薄膜は、金(Au)、白金(Pt)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、銅(Cu)、パラジウム(Pd)等を用いることができる。これらの薄膜は、例えばスパッタ法や蒸着法等を用いて形成することができる。
なお、第2の電極103と同様、第1の電極101を光が通過できる電極(透明電極)として設けることができる。
第1の電極101、第2の電極103に用いられる透明導電膜の材料は、代表的には金属酸化物である。例えば、亜鉛(Zn)、インジウム(In)、錫(Sn)から選ばれた元素の酸化物、またこれらの酸化物にドーパントを添加した化合物がある。酸化亜鉛のドーパントとしては、Al、Ga、B、In等がある。なお、これらのドーパントを含む酸化亜鉛は、それぞれ、AZO、GZO、BZO、IZOと呼ばれている。また酸化亜鉛のドーパントにはSiを用いることができる。酸化インジウムのドーパントとしてはSn、Ti等がある。Snを添加した酸化インジウムはITO(Indium Tin Oxide)と呼ばれている。酸化錫のドーパントとしてSb、F等がある。さらに、透明導電膜として、上記の酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化錫、およびドーパントを含んだそれらの酸化物から選ばれた2種類の酸化物を混合した化合物を用いることができる。
本発明の発光素子は、図1に示す構造に限定されるものではなく、2つの電極間に少なくとも1層の発光層を有するものであればよい。エレクトロルミネセンスを利用する発光素子は、発光層に含まれる発光材料が有機化合物であるか、無機化合物であるかによって区別され、一般的に、前者は有機EL素子、後者は無機EL素子と呼ばれている。
例えば、発光素子を有機EL素子とした場合には、発光層以外に、電子注入層、電子輸送層、ホールブロッキング層、正孔輸送層、正孔注入層等、機能性の層を自由に組み合わせてもよい。また、電極間に発光層を複数設けてもよい。
また、発光素子を無機EL素子として形成することもできる。無機EL素子は、その素子構成により、分散型無機EL素子と薄膜型無機EL素子とに分類される。前者は、発光材料の粒子をバインダ中に分散させた発光層を有し、後者は、発光材料の薄膜からなる発光層を有している点に違いはあるが、高電界で加速された電子を必要とする点では共通である。なお、得られる発光のメカニズムとしては、ドナー準位とアクセプター準位を利用するドナー−アクセプター再結合型発光と、金属イオンの内殻電子遷移を利用する局在型発光とがある。一般的に、分散型無機ELではドナー−アクセプター再結合型発光が用いられ、薄膜型無機EL素子では局在型発光である場合が多い。
第2の電極103の表面に接して、複数の構造体104が選択的に設けられる。図1では構造体104の立体形状を底面が矩形の柱状としている。構造体104は、発光層102で発する光に対する透過率の高い材料から選ばれる。また、構造体104の屈折率は、発光層102の屈折率と同じかそれ以上とすることが好ましい。このように屈折率を調整すると、第2の電極103と構造体104との界面に入射した光がこの界面で全反射されず、構造体104の内部に進入することができ、光取り出し効率をより向上させることができる。
構造体104が第2の電極103との界面に対して平行でない面(側面)を有するため、構造体104の上面で全反射される入射角で、光が構造体104に進入しても、構造体104の側面から外部に取り出すことが可能になる。そのため、第2の電極103から取り出される光量を増加させることができる。
構造体104の高さは50nm以上100μm以下の範囲とすることができる。また、底面の一辺の長さは、第2の電極103に対して選択的に構造体104を設けることが可能な範囲であればよい。構造体104の底面の一辺の長さは50nm以上100μm以下の範囲とすることができる。
柱状の構造体104の底面の形状は、矩形に限定されるものではなく、三角形、矩形、五角形などの多角形でよい。
図1では構造体104を複数設けたが、図2に示すように、1つの構造体105を第2の電極103上に選択的に設けることができる。図2(A)は上面図であり、図2(B)は図2(A)のa−b断面図であり、図2(C)は、図2(A)の矩形の領域Cで切り取った構造体の外観図である。
構造体105の立体形状は、複数の開口部を有する直方体である。ちょうど、構造体105が存在する領域には図1の構造体104が存在せず、構造体105が存在しない領域には図1の構造体104が存在というように、構造体105は図1の構造体104とポジとネガの関係にある。つまり、構造体105の開口部の形状が、構造体104と同じ角柱状となっている。構造体105の開口部の形状(開口部の底面の形状)は、矩形に限定されるものではなく、三角形、矩形、五角形などの多角形でもよい。
構造体105の高さは50nm以上100μm以上の範囲とすることができる。また、構造体105の幅105aは第2の電極103に対して選択的に設けることが可能な範囲であればよい。よって、構造体105の幅105aは50nm以上100μm以下の範囲とすることができる。
また、図3のように、角柱を井桁状に組んだ立体形状の構造体106を設けることができる。構造体106の大きさは構造体105と同様に決定することができる。
また、図4(A)、(B)に示すように、1つの第2の電極103上に対して、構造体105、106を複数設けることができる。
第2の電極103の表面に保護膜を設け、保護膜の表面に構造体を形成することができる。保護膜としては、酸化珪素(SiO、0<y≦2)、窒化珪素(SiN、0<x≦4/3)、窒化酸化珪素(SiN、0<x<4/3、0<y<2、0<3x+2y≦4)、などを用いることができる。保護膜の厚さは0.1μm以上であればよく、0.1μm以上10μm以下の範囲とすればよい。
実施の形態2で後述するように、発光素子は素子を設けた素子基板に封止用の基板を固着することで封止される。基板と基板の間は気体や樹脂でなるシール材で充たされる。樹脂で充たす場合は、液相状態の樹脂を充填し硬化させているが、樹脂が硬化したときに、発光素子を構成する膜に力が加わり、発光素子の特性に影響を与えるおそれがある。保護膜の厚さを1μm以上とすれば、上記のような影響をなくすことができるため、好ましい。
構造体は、インプリント技術、ナノレベルの立体構造物を転写技術で形成できるナノインプリント技術を用いて形成することができる。インプリント、ナノインプリントは、フォトリソグラフィー工程を用いずに微細な立体構造物を形成できる技術である。
本発明は、構造体のような微細な立体構造物を作製するのに、好適なインプリント技術、ナノインプリント技術を提供することも課題の1つとする。図5を用いて、インプリント技術(ここでは、ナノインプリント技術も含む)で構造体を形成する方法を説明する。
第1の電極101、発光層102、第2の電極103を形成した基板100を用意する。スピンコート法、スクリーン印刷、ディスペンサ法などの方法により、第2の電極103の表面に構造体を形成するための樹脂材料202を設ける。ここでは、樹脂材料202に熱硬化樹脂材料を用いた。他に、紫外線硬化樹脂や熱可塑性樹脂を用いてもよい。樹脂の性質に合わせて、硬化させるプロセスを変更すればよい(図5(A))。
構造体に対応する立体構造の凹凸を有するスタンパ200を用意する。スタンパ200は石英で形成されている。スタンパ200の凹凸の表面には酸化チタン201が形成されている。酸化チタン201を形成したことがスタンパ200の特徴である。詳細は後述する(図5(B))。
スタンパ200はインプリント装置の上下動機構により昇降できるようになっている。インプリント装置のプレス機に基板100を配置する。(図5(C))。
所定の温度に加熱した後、上下動機構によりスタンパ200を下降させて樹脂材料202に接触させる。プレス機により加圧して、スタンパ200の凹凸面を樹脂材料202に押しつけ、スタンパ200の表面の凹凸形状を樹脂材料202に転写する(図5(D))。
スタンパ200を押しつけた状態で、スタンパ200を加熱し、スタンパ200で変形された部分の樹脂材料202を硬化し、構造体203を形成する。このとき基板100も加熱されている(図6(A))。
スタンパ200と基板100を室温まで冷却した後、プレス機による加圧をやめ、スタンパ200を上昇させて、構造体203とスタンパ200を分離する。
このように、インプリント技術では、樹脂材料にスタンパを押しつけた状態で、加熱と冷却を行う。スタンパと樹脂材料の熱膨張率が異なるため、冷却したとき、樹脂材料とスタンパの収縮量に差が生じ、スタンパの表面の凹部に硬化された樹脂材料が入りこんでしまい、樹脂材料がスタンパから剥がれにくくなることがある。この状態で、スタンパを上昇させてしまうと、硬化された樹脂材料が変形したり、樹脂材料が基板から剥がれたりするおそれがある。
このような問題を解消するため、酸化チタン201で覆ったスタンパ200を用いる。スタンパ200を上昇する前に、スタンパ200の背後から紫外光204を照射する(図6(B))。
紫外光204により酸化チタンが活性化され触媒作用が働き、構造体203(硬化した樹脂材料202)との密着性が減少する。そのため、スタンパ200を上昇するときに、構造体203を変形させることなく、スタンパ200と構造体203を分離することができる。
紫外光204を照射した後、スタンパ200を上昇させ、スタンパ200を基板100から分離する(図6(C))。
スタンパ200に対して基板100を相対的に移動しながら、図5(D)以降の工程を繰り返し、第2の電極103上の所望の位置に構造体203を形成する。
酸化チタンを表面に設けたスタンパを用いたインプリント技術は、本発明の構造体の形成だけでなく、従来のインプリント技術が用いられていた、立体構造を形成する工程一般に適用することができる。例えば、情報記憶媒体のパターン形成や電機部品のパターン形成に適用することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、トランジスタによって発光素子の駆動を制御するアクティブ型の発光装置について説明する。
本実施の形態では、画素部に本発明を適用して作製した発光素子を有する発光装置について図7を用いて説明する。なお、図7(A)は、発光装置を示す上面図、図7(B)は図7(A)をA−A’およびB−B’で切断した断面図である。点線で示された601は駆動回路部(ソース側駆動回路)、602は画素部、603は駆動回路部(ゲート側駆動回路)である。また、604は封止基板、605はシール材であり、シール材605で囲まれた内側は、空間607になっている。
なお、引き回し配線608はソース側駆動回路601及びゲート側駆動回路603に入力される信号を伝送するための配線であり、外部入力端子となるFPC(フレキシブルプリントサーキット)609からビデオ信号、クロック信号、スタート信号、リセット信号等を受け取る。なお、ここではFPCしか図示されていないが、このFPCにはプリント配線基盤(PWB)が取り付けられていてもよい。本明細書における発光装置には、発光装置本体だけでなく、それにFPCもしくはPWBが取り付けられた状態をも含むものとする。
次に、断面構造について図7(B)を用いて説明する。素子基板610上には駆動回路部及び画素部が形成されているが、ここでは、駆動回路部であるソース側駆動回路601と、画素部602中の一つの画素が示されている。
なお、ソース側駆動回路601には、nチャネル型薄膜トランジスタ(以下、「TFT」と記す)623とpチャネル型TFT624とを組み合わせたCMOS回路が形成される。また、駆動回路は、公知のCMOS回路、PMOS回路もしくはNMOS回路で形成してもよい。また、本実施形態では、基板上に駆動回路を形成したドライバ一体型を示すが、必ずしもその必要はなく、駆動回路を基板上ではなく外部に形成することもできる。なお、TFTの構造は、特に限定されない。スタガ型のTFTでもよいし、逆スタガ型のTFTでもよい。また、TFTに用いられる半導体膜の結晶性についても特に限定されない。非晶質半導体膜を用いてもよいし、結晶性半導体膜を用いてもよい。また、半導体材料に限定はなく、無機化合物を用いてもよいし、有機化合物を用いてもよい。
また、画素部602はスイッチング用TFT611と、電流制御用TFT612とそのドレインに電気的に接続された第1の電極613とを含む複数の画素により形成される。なお、第1の電極613の端部を覆って絶縁物614が形成されている。ここでは、ポジ型の感光性アクリル樹脂膜を用いることにより形成する。
また、被覆性を良好なものとするため、絶縁物614の上端部または下端部に曲率を有する曲面が形成されるようにする。例えば、絶縁物614の材料としてポジ型の感光性アクリルを用いた場合、絶縁物614の上端部のみに曲率半径(0.2μm〜3μm)を有する曲面を持たせることが好ましい。また、絶縁物614として、光の照射によってエッチャントに不溶解性となるネガ型、或いは光の照射によってエッチャントに溶解性となるポジ型のいずれも使用することができる。
第1の電極613上には、発光層616、および第2の電極617がそれぞれ形成されている。第1の電極613および第2の電極617のうち、少なくとも第2の電極617は透光性を有しており、発光層616からの発光を外部へ取り出すことが可能である。
第2の電極617上に、実施形態1で示した構造体600が設けられている。図7では、第2の電極617の全面に設けているが、例えば、第2の電極617の発光領域(発光素子618に含まれる領域)のみに設けてもよい。
第1の電極613、発光層616、第2の電極617の形成方法としては、種々の方法を用いることができる。具体的には、抵抗加熱蒸着法、電子ビーム蒸着(EB蒸着)法等の真空蒸着法、スパッタリング法等の物理気相成長法(PVD)、有機金属CVD法、ハイドライド輸送減圧CVD法等の化学気相成長法(CVD)、原子層エピタキシ法(ALE)等を用いることができる。また、インクジェット法、スピンコート法等を用いることができる。また、各電極または各層ごとに異なる成膜方法を用いて形成しても構わない。
シール材605で封止基板604を素子基板610と貼り合わせることにより、素子基板610、封止基板604、およびシール材605で囲まれた空間607に発光素子618が備えられた構造になっている。なお、空間607には、充填材が充填されており、不活性気体(窒素やアルゴン等)が充填される場合の他、樹脂でなるシール材で充填される場合もある。
なお、シール材605にはエポキシ系樹脂を用いるのが好ましい。また、これらの材料はできるだけ水分や酸素を透過しない材料であることが望ましい。また、封止基板604に用いる材料としてガラス基板や石英基板の他、FRP(Fiberglass−Reinforced Plastics)、PVF(ポリビニルフルオライド)、ポリエステルまたはアクリル等からなるプラスチック基板を用いることができる。
(実施の形態3)
図8には本発明を適用して作製したパッシブ型の発光装置の斜視図を示す。
図8において、基板951上には、第1の電極952、第2の電極956、およびこれら電極の間の発光層955が設けられている。第2の電極956は透過型の電極である。第1の電極952は反射型の電極、透過型の電極のいずれでもよい。第1の電極952と第2の電極956はストライプ状の電極であり、直交するように設けられている。第1の電極952と第2の電極956が交差した領域が発光領域(発光素子)である。第2の電極956上に直方体状の構造体950を設けて、光取り出し効率を向上させている。もちろん、構造体950の形状は他の形状とすることができる。
第1の電極952の端部は絶縁層953で覆われている。そして、絶縁層953上には隔壁層954が設けられている。隔壁層954の側壁は、基板面に近くなるに伴って、一方の側壁と他方の側壁との間隔が狭くなっていくような傾斜を有する。つまり、隔壁層954の短辺方向の断面は、台形状であり、底辺(絶縁層953の面方向と同様の方向を向き、絶縁層953と接する辺)の方が上辺(絶縁層953の面方向と同様の方向を向き、絶縁層953と接しない辺)よりも短い。このように、隔壁層954を設けることで、静電気等に起因した発光素子の不良を防ぐことができる。
図8のパッシブマトリクス型の発光装置も図7のアクティブマトリクス型の発光装置と同様、シール材により封止用の基板が固定されている。
(実施の形態4)
本発明の発光装置は、電子機器の表示部として用いることができる。本実施の形態では、このような電子機器について説明する。本実施の形態で示す電子機器は、実施の形態1、2または実施の形態4で示した発光素子を有する。よって、消費電力の低減された電子機器を提供することが可能である。
本発明を適用して作製された電子機器として、ビデオカメラ、デジタルカメラ等のカメラ、ゴーグル型ディスプレイ、ナビゲーションシステム、音響再生装置(カーオーディオ、オーディオコンポ等)、コンピュータ、ゲーム機器、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話、携帯型ゲーム機または電子書籍等)、記録媒体を備えた画像再生装置(具体的にはDigital Versatile Disc(DVD)等の記録媒体を再生し、その画像を表示しうる表示装置を備えた装置)などが挙げられる。これらの電子機器の具体例を図9に示す。
図9(A)は本発明に係るテレビ装置であり、筐体9101、支持台9102、表示部9103、スピーカー部9104、ビデオ入力端子9105等を含む。このテレビ装置において、表示部9103は、実施の形態1、2または3で説明したものと同様の発光素子をマトリクス状に配列して構成されている。当該発光素子の光取り出し効率を向上させることにより、テレビ装置本体の低消費電力化を図ることができる。それにより住環境に適合した製品とすることができる。
図9(B)は本発明に係るコンピュータであり、本体9201、筐体9202、表示部9203、キーボード9204、外部接続ポート9205、ポインティングマウス9206等を含む。このコンピュータにおいて、表示部9203は、発光素子をマトリクス状に配列して構成されている。発光素子の光取り出し効率を向上したことにより、コンピュータ自体の低消費電力化を図ることができる。
図9(C)は携帯電話であり、本体9401、筐体9402、表示部9403、音声入力部9404、音声出力部9405、操作キー9406、外部接続ポート9407、アンテナ9408等を含む。この携帯電話において、表示部9403は、発光素子をマトリクス状に配列して構成されている。当該発光素子が光取り出し効率を向上されているため、携帯電話は低消費電力化が図られ、より利便性の高いものとすることができる。
図9(D)にカメラとして、ビデオカメラを示す。ビデオカメラは、本体9501、表示部9502、筐体9503、外部接続ポート9504、リモコン受信部9505、受像部9506、バッテリー9507、音声入力部9508、操作キー9509、接眼部9510等を含む。このカメラにおいて、表示部9502は、発光素子をマトリクス状に配列して構成されている。該発光素子が光取り出し効率を向上されているため、カメラ本体のは低消費電力化が図られ、より利便性の高いものとすることができる。
以上の様に、本発明の発光装置の適用範囲は極めて広く、あらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。本発明を適用することにより、低消費電力の電子機器を作製することが可能となる。
(実施の形態5)
本発明の発光装置は、照明装置として用いることもできる。本発明を適用した発光素子を照明装置として用いる一態様を、図10を用いて説明する。
図10は、本発明を適用した発光装置をバックライトとして用いた液晶表示装置の一例である。図10に示した液晶表示装置は、筐体901、液晶層902、バックライト903、筐体904を有し、液晶層902は、ドライバIC905と接続されている。また、バックライト903は、本発明の発光装置が用いられおり、端子906により、電流が供給されている。
本発明を適用した発光装置を液晶表示装置のバックライトとして用いることにより、明るく、かつ低消費電力のバックライトが得られる。また、本発明を適用した発光装置は、面発光の照明装置であり大面積化も可能であるため、バックライトの大面積化が可能であり、液晶表示装置の大画面化も可能になる。さらに、発光装置は薄型で低消費電力であるため、表示装置の薄型化、低消費電力化も可能となる。
もちろん、本発明の発光装置は、液晶表示装置のバックライト以外の平面状の照明装置として用いることができる。
構造体による光取り出し効率の向上の効果を計算により検証したことを示す。発光素子として、有機EL素子を想定した。また、3つの発光素子A〜Cの光取り出し効率を計算で求めた。図11(A)〜図11(C)に、それぞれ、発光素子A〜Cの断面図、上面図を示す。
(発光素子Aの構造)
図11(A)に示す発光素子Aは、構造体を設けていない素子である。発光素子Aには、第1の電極11、第2の電極12、これらの電極の間の発光層13が設けられている。第1の電極11と発光層13の間には電子輸送層14が設けられ、第2の電極12と発光層13の間には正孔輸送層15が設けられている。
第1の電極11はアルミニウムでなり、第2の電極12はITOでなり、発光層13は、トリス(8−キノリノラト)アルミニウム(略称、Alq)とクマリン6(ここでは、C6と表記する。)を共蒸着した膜である。電子輸送層14は、4,4’−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニル−アミノ]−ビフェニル(略称、α−NPD)でなり、正孔輸送層15はAlqでなる。
表1に、発光素子Aの構造と、計算に使用した膜厚と屈折率(実部と虚部)を示す。屈折率は、発光素子Aを作製し、500nmの波長に対して測定した値である。
Figure 2007265988
(発光素子Bの構造)
図11(B)に示す発光素子Bは構造体16を設けた他は、構造は発光素子Aと同じである。構造体16は1辺が0.1μmの立方体であり、また0.1μm間隔でxy方向に配置されている。
(発光素子Cの構造)
図11(C)に示す発光素子Cは、構造体17を設けた他は、構造は発光素子Aと同じである。構造体17は構造体16とポジとネガの関係にある。つまり、構造体17が存在する領域には構造体16が存在せず、構造体17が存在しない領域には構造体16が存在する。構造体17は高さが0.1μmの直方体であり、この直方体に1辺が0.1μmの立方体の開口部が0.1μm間隔でxy方向に設けられている。
(計算の条件)
上記発光素子A〜Cに関して、外部に取り出される光量を計算した。計算には、Maxwell方程式を時間領域差分法(Finite−Difference−Time−Domain、FDTD法)で解く方法を用いた。計算には、日本アールソフトデザイングループ株式会社販売の「FullWAVE」を用いた。
図11に示すように、xyz座標軸の方向を想定した。図12に、示すように、点線で示した直方体20の側面及び上面に入射する光量を計算した。直方体の大きさは、1.4μm(x)×1.4μm(y)×0.9μm(z)である。境界条件は吸収境界条件を用いた。
光源は500nmの単一波長を発すると仮定した。光源の位置は、x、y、z座標により示される。z座標を正孔輸送層15と発光層13の界面から10nm上方に固定し、x、y座標は変化させた。x、y座標は、それぞれ、−100nm以上100nm以下の範囲を、20nm間隔で区切るx軸に平行な直線、およびy軸に平行な直線を想定し、この直線の交点の座標とした。そして、この交点の1つに光源をおいて、直方体20に入射する光量を計算した。この計算を交点の数だけ行い、上記直方体20の側面、上面を通る光量を積算し、外に取り出される光量とした。
このとき、
空間グリッドサイズ(x,y,z) 各10nm
時間グリッドサイズ 1.92466×10−18
とした。実際には、時間グリッドサイズとして、この時間内に光が屈折率1の媒質中を進む距離5.77nmを用いて、光量を計算している。
また、発光素子Bの構造体16と発光素子Cの構造体17の屈折率は、共に実部を2とし、虚部を0とし、発光層13よりも屈折率を大きくした。
(計算結果)
以上の条件で、発光素子A〜Cから取り出される光量を計算した。図13に計算結果を示す。図13のグラフでは、レファレンスとして用いた発光素子Aの光量を1.0としたときの、発光素子B及びCの光量を示している。計算結果では、発光素子Bの光量は1.17、発光素子Cの光量は1.38であった。構造体を設けることで、取り出される光量を増やすことができることが計算で明らかになった。
発光素子Bよりも発光素子Cの方が、光取り出し効率がよいのは、次の理由であると考えている。本発明では、構造体を設けた部分で全反射量を減らすことができる。構造体と第2の電極が接する領域の面積は、発光素子Cの方が広いため、取り出し効率がより高くなったと考える。
発光装置の構成を示す図(実施の形態1) 発光装置の構成を示す図(実施の形態1) 発光装置の構成を示す図(実施の形態1) 発光装置の構成を示す図(実施の形態1) 発光装置の作製方法を示す図(実施の形態1) 発光装置の作製方法を示す図(実施の形態1) 発光装置の構成を示す図(実施の形態2) 発光装置の構成を示す図(実施の形態3) 電子機器に実施した態様を示す図(実施の形態4) 液晶表示装置に実施した態様を示す図(実施の形態4) 計算に用いた発光素子の構造を示す図(実施例1) 光量を計算した領域を示す図(実施例1) 計算から求めた、発光素子から取り出させれる光量を示すグラフ(実施例1)
符号の説明
11 第1の電極
12 第2の電極
13 発光層
14 電子輸送層
15 正孔輸送層
16 構造体
17 構造体
20 直方体
100 基板
101 第1の電極
102 発光層
103 第2の電極
104 構造体
105 構造体
106 構造体
200 スタンパ
201 酸化チタン
202 樹脂材料
203 構造体
204 紫外光
600 構造体
601 ソース側駆動回路
602 画素部
603 ゲート側駆動回路
604 封止基板
605 シール材
607 空間
608 配線
609 FPC(フレキシブルプリントサーキット)
610 素子基板
611 スイッチング用TFT
612 電流制御用TFT
613 第1の電極
614 絶縁物
616 発光層
617 第2の電極
618 発光素子
623 nチャネル型TFT
624 pチャネル型TFT
901 筐体
902 液晶層
903 バックライト
904 筐体
905 ドライバIC
906 端子
950 構造体
951 基板
952 第1の電極
953 絶縁層
954 隔壁層
955 発光層
956 第2の電極
9101 筐体
9102 支持台
9103 表示部
9104 スピーカー部
9105 ビデオ入力端子
9201 本体
9202 筐体
9203 表示部
9204 キーボード
9205 外部接続ポート
9206 ポインティングマウス
9401 本体
9402 筐体
9403 表示部
9404 音声入力部
9405 音声出力部
9406 操作キー
9407 外部接続ポート
9408 アンテナ
9501 本体
9502 表示部
9503 筐体
9504 外部接続ポート
9505 リモコン受信部
9506 受像部
9507 バッテリー
9508 音声入力部
9509 操作キー
9510 接眼部

Claims (11)

  1. 基板と、
    前記基板上の第1の電極と、
    前記第1の電極上で対向する第2の電極と、
    前記第1の電極と前記第2の電極の間に発光層と、
    前記第2の電極の表面に、選択的に設けられた複数の構造体と、
    を有し、
    前記第2の電極は前記発光層で発した光を透過することを特徴とする発光装置。
  2. 基板と、
    前記基板上の第1の電極と、
    前記第1の電極上で対向する第2の電極と、
    前記第1の電極と前記第2の電極の間に発光層と、
    前記第2の電極の表面に選択的に設けられた構造体と、
    を有し、
    前記第2の電極は前記発光層で発した光を透過することを特徴とする発光装置。
  3. 基板と、
    前記基板上の第1の電極と、
    前記第1の電極上で対向する第2の電極と、
    前記第1の電極と前記第2の電極の間に発光層と、
    前記第2の電極の表面に形成された保護膜と、
    前記保護膜の表面に選択的に設けられた複数の構造体と、
    を有し、
    前記第2の電極は前記発光層で発した光を透過することを特徴とする発光装置。
  4. 基板と、
    前記基板上の第1の電極と、
    前記第1の電極上で対向する第2の電極と、
    前記第1の電極と前記第2の電極の間に発光層と、
    前記第2の電極の表面に形成された保護膜と、
    前記保護膜の表面に選択的に設けられた構造体と、
    を有し、
    前記第2の電極は前記発光層で発した光を透過することを特徴とする発光装置。
  5. 基板と、
    前記基板上の第1の電極と、
    前記第1の電極上で対向する第2の電極と、
    前記第1の電極と前記第2の電極の間に発光層と、
    前記第2の電極の表面に、選択的に設けられた複数の構造体と、
    前記基板上に形成され、前記第1の電極に電気的に接続された薄膜トランジスタと、
    を有し、
    前記第2の電極は前記発光層で発した光を透過することを特徴とする発光装置。
  6. 基板と、
    前記基板上の第1の電極と、
    前記第1の電極上で対向する第2の電極と、
    前記第1の電極と前記第2の電極の間に発光層と、
    前記第2の電極の表面に選択的に設けられた構造体と、
    前記基板上に形成され、前記第1の電極に電気的に接続された薄膜トランジスタと、
    を有し、
    前記第2の電極は前記発光層で発した光を透過することを特徴とする発光装置。
  7. 基板と、
    前記基板上の第1の電極と、
    前記第1の電極上で対向する第2の電極と、
    前記第1の電極と前記第2の電極の間に発光層と、
    前記第2の電極の表面に形成された保護膜と、
    前記保護膜の表面に選択的に設けられた複数の構造体と、
    前記基板上に形成され、前記第1の電極に電気的に接続された薄膜トランジスタと、
    を有し、
    前記第2の電極は前記発光層で発した光を透過することを特徴とする発光装置。
  8. 基板と、
    前記基板上の第1の電極と、
    前記第1の電極上で対向する第2の電極と、
    前記第1の電極と前記第2の電極の間に発光層と、
    前記第2の電極の表面に形成された保護膜と、
    前記保護膜の表面に選択的に設けられた構造体と、
    前記基板上に形成され、前記第1の電極に電気的に接続された薄膜トランジスタと、
    を有し、
    前記第2の電極は前記発光層で発した光を透過することを特徴とする発光装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項において、前記構造体の屈折率は、前記発光層の屈折率と同じかそれ以上であることを特徴とする発光装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項において、前記構造体は、樹脂材料でなることを特徴とする発光装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の発光装置を表示部に有することを特徴とする電子機器。
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