JP2008010413A - 発光装置の作製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示装置において、電極を通過した光が全反射される量を減らし、光取り出し効率を向上させることを課題とする。またこのような高性能、高画質、かつ高信頼性の表示装置の作製方法を提供する。
【解決手段】第1の電極、発光層、第2の電極を含み、第2の電極を透過して発光層から光を取り出す発光素子を有する表示装置において、第2の電極の光が取り出される側の表面に接して、複数又は単数の構造体が選択的に設けられる。構造体に入射した光をできるだけ外部に取り出せるように、第2の電極との界面に対して側面を有するように構造体を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、電極を通過させて、光を取り出す装置に関するものである。例えば、発光素子を備えた発光装置に関する。
液晶パネル等のフラットパネルディスプレイの改善が進み、映像の高品位化、低消費電力化、長寿命化が図られている。エレクトロルミネッセンス素子(以下、EL素子という)を画素に用いたエレクトロルミネッセンスパネル(以下、ELパネルという)を実用化するに当たり、自発光パネルである特長を活かすべく、消費電力がより低く、より鮮やかで明るい表示を実現することが求められている。この目的のため、EL素子で使用する材料の電流輝度特性などの、電力効率の改善が進められている。しかし、電力効率の改善には限界もある。
また、EL素子の発光層で発光した光が外部に取り出される効率は、小さい。光取り出し効率が低い原因は、発光層で発光した光が、屈折率の異なる膜の界面に到達するとき全反射が生じ、全反射された光がEL素子内部を伝播している間に減衰するため、または発光素子の側面、例えば、ガラス基板の端面から放射されるためである。
特許文献1には、全反射量を少なくさせて、光取り出し効率を向上させたEL素子が記載されている。特許文献1では、透明導電層の光を取り出す側の表面に、空気に近い屈折率をもつ低屈折率層を設けることで、光取り出し効率を向上させている。
特開2002−278477号公報
しかしながら、特許文献1では、透明導電層と空気層との間での全反射量が改善されるが、一方で透明導電層と低屈折率層との界面で全反射量が増加するというおそれがある。本発明は、電極を通過した後光が全反射される量を減らし、光取り出し効率を向上させることを課題とする。またこのような高性能、高画質、かつ高信頼性の表示装置の作製方法を提供する。
本発明の発光装置が備える発光素子は、例えば、発光材料に無機材料を用いた無機EL素子、化合物半導体などの半導体を用いた発光ダイオードなどを含む。発光素子は、第1の電極、発光層、第2の電極の順に、基板上に積層されて形成されており、発光層で発した光は第2の電極から取り出される。本発明の発光装置は、発光素子を少なくとも1つ備えていればよい。または、発光領域(第2の電極において光が取り出される領域)を少なくとも1つ備えていればよい。
第1の電極は、発光層からの光を反射することできる電極である。また、発光層からの光を透過できる電極でもよい。第2の電極は発光層からの光を透過することができる電極である。
発光素子は、第1の電極と第2の電極との間に少なくとも1層の発光層を有するものであればよい。電極間に発光層を複数設けてもよい。また、発光層と第1の電極間、発光層と第2の電極間の一方又は双方に、絶縁層を設けることができる。
第2の電極の光が取り出される側の表面に接して、複数又は単数の構造体が選択的に設けられる。構造体の屈折率は、特に制限はないが、発光層と同じかそれ以上とすることが好ましい。
構造体を選択的に設けるとは、発光領域において、第2の電極上に構造体が設けられていない領域があるように設けることである。即ち、第2の電極の表面は構造体に覆われている領域と覆われていない領域を有する。このように構造体を配置することで、構造体が側面を有する。
発光層で発した光は直接、または第1の電極に反射されて第2の電極に入射する。第2の電極と構造体との界面に達した光の一部は、その界面で全反射されることなく、第2の電極を透過することができる。なお、構造体の屈折率が発光層と同じかそれ以上であれば、全ての光が全反射されることなく、第2の電極と構造体の界面に入射することができる。このことは、幾何光学のスネルの法則及び全反射条件から導き出される。
本発明は、構造体に入射した光をできるだけ外部に取り出せるように、側面を有する構造体を設ける。これは、構造体の上面で全反射されてしまう入射角で構造体に入射した光も、側面に入射することで外部に取り出すことができるからである。すなわち、本発明では、構造体を設けることで第2の電極の上面で全反射する光量を減らすと共に、構造体から効率よく光を取り出すことで、光取り出し効率を向上させる。
構造体としては屈折率の高い膜が望ましい。本発明では通常の成膜法とフォトリソグラフィーパターニング技術によって、構造体を形成する。具体的にはTiO、ITO(Indium Tin Oxide)等の膜を製膜し、フォトリソグラフィーパターニングを行う。これらの膜はスパッタ法、CVD法、蒸着法等で形成する事ができる。
本発明においては、第2の電極の表面に保護膜を設け、その上に少なくとも1つの構造体を選択的に設けることができる。保護膜としては、酸化珪素(SiO、0<y≦2)、窒化珪素(SiN、0<x≦4/3)、窒化酸化珪素(SiN、0<x<4/3、0<y<2、0<3x+2y≦4)、などを用いることができる。
本発明の発光装置の作製方法の一形態は、基板上に第1の電極を形成し、第1の電極上に無機化合物を含む発光層を形成し、発光層上に透光性を有する第2の電極を形成し、第2の電極上に透光性を有する膜を形成し、透光性を有する膜上にマスク層を形成し、マスク層を用いて透光性を有する膜をエッチングして第2の電極表面に選択的に構造体を形成し、発光層から放射される光は第2の電極及び構造体を透過する。
本発明の発光装置の作製方法の一形態は、基板上に第1の電極を形成し、第1の電極上に無機化合物を含む発光層を形成し、発光層上に透光性を有する第2の電極を形成し、第2の電極上に感光性及びを有する膜を形成し、感光性及びを有する膜を露光、現像することで第2の電極表面に選択的に構造体を形成し、発光層から放射される光は第2の電極及び構造体を透過する。
本発明の発光装置の作製方法の一形態は、基板上に第1の電極を形成し、第1の電極上に無機化合物を含む発光層を形成し、発光層上に透光性を有する第2の電極を形成し、第2の電極上に保護層を形成し、保護層上に透光性を有する膜を形成し、透光性を有する膜上にマスク層を形成し、マスク層を用いて透光性を有する膜をエッチングして保護層を介して第2の電極表面に選択的に構造体を形成し、発光層から放射される光は第2の電極及び構造体を透過する。
本発明の発光装置の作製方法の一形態は、基板上に第1の電極を形成し、第1の電極上に無機化合物を含む発光層を形成し、発光層上に透光性を有する第2の電極を形成し、第2の電極上に保護層を形成し、保護層上に感光性及び透光性を有する膜を形成し、感光性及び透光性を有する膜を露光、現像することで保護層を介して第2の電極表面に選択的に構造体を形成し、発光層から放射される光は第2の電極及び構造体を透過する。
第2の電極上に選択的に構造体を少なくとも1つ設けることで、第2の電極からの光の取り出し効率が向上する。光取り出し効率が向上することによって、表示装置を低消費電力化することができる。また、そのような表示装置を作製するのに適切な構造を容易に形成する方法を提供することができる。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、本発明は多くの異なる様態で実施することが可能である。本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなく、その形態を変更することが可能である。本発明は実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。また、本発明の趣旨を逸脱することなく、各実施の形態を適宜組み合わせることが可能である。
(実施の形態1)
図1〜図4,図11,図12を用いて、本実施の形態を説明する。
図1に、本実施の形態の発光装置を示す。図1(A)は上面図であり、図1(B)は図1(A)のa−b断面図であり、図1(C)は構造体の外観図である。
基板100上に発光素子が設けられている。発光素子は、基板100側から第1の電極101、発光層102、第2の電極103の順に積層されている。第2の電極103の表面に接して、複数の構造体104が選択的に設けられている。
基板100は発光素子の支持基体となるものであればよく、石英基板、半導体基板、ガラス基板、プラスチック基板、または可撓性のあるプラスチックフィルムなどを用いることができる。また、基板100側から光を取り出す構造となっていないため、透明である必要はなく、着色されていても、不透明であってもよい。
第1の電極101は、発光層102で発した光を反射する機能を有する。第1の電極101としては金属、または合金でなる反射性を有する導電膜から形成される。この金属膜としては、金(Au)、白金(Pt)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、銅(Cu)、パラジウム(Pd)、アルミニウム(Al)及び上記金属を複数有する合金等が挙げられる。これらの第1の電極101を形成する膜はスパッタ法や蒸着法等を用いて形成することができる。
第1の電極101上に、蒸着法等により発光層102が形成される。発光層102は、発光物質を含む層である。また、発光層102は、例えば、スパッタ法、蒸着法等を用いて形成することができる。
発光層102上に、第2の電極103が形成される。第2の電極103は発光層102で発した光が透過できる電極である。発光層102で生じた光は、直接または第1の電極101で反射されて、第2の電極103から取り出される。
第2の電極103は、代表的には透明導電膜でなる。第2の電極103は、例えばスパッタ法や蒸着法等を用いて形成することができる。
なお、第2の電極103と同様、第1の電極101を光が通過できる透明電極として設けることができる。
第1の電極101、第2の電極103に用いられる透明導電膜の材料は、代表的には金属酸化物である。例えば、亜鉛(Zn)、インジウム(In)、錫(Sn)から選ばれた元素の酸化物、またこれらの酸化物にドーパントを添加した化合物がある。例えば酸化亜鉛のドーパントとしては、Al、Ga、B、In、Si等がある。なお、これらのドーパントを含む酸化亜鉛は、それぞれ、AZO、GZO、BZO、IZOと呼ばれている。また、酸化インジウムのドーパントとしてはSn、Ti等がある。例えばSnを添加した酸化インジウムはITO(Indium Tin Oxide)と呼ばれている。また、酸化錫のドーパントとしてSb、F等がある。さらに、透明導電膜として、上記の酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化錫、ドーパントを含んだそれらの酸化物から選ばれた2種類の酸化物を混合した化合物を用いることができる。
本発明の発光素子は、図1に示す構造に限定されるものではなく、2つの電極間に少なくとも1層の発光層を有するものであればよい。エレクトロルミネセンスを利用する発光素子は、発光層に含まれる発光材料が有機化合物であるか、無機化合物であるかによって区別され、一般的に、前者は有機EL素子、後者は無機EL素子と呼ばれている。
無機EL素子は、その素子構成により、分散型無機EL素子と薄膜型無機EL素子とに分類される。前者は、発光材料の粒子をバインダ中に分散させた発光層を有し、後者は、発光材料の薄膜からなる発光層を有している点に違いはあるが、高電界で加速された電子を必要とする点では共通である。なお、得られる発光のメカニズムとしては、ドナー準位とアクセプター準位を利用するドナー−アクセプター再結合型発光と、金属イオンの内殻電子遷移を利用する局在型発光とがある。一般的に、分散型無機ELではドナー−アクセプター再結合型発光が用いられ、薄膜型無機EL素子では局在型発光が用いられる場合が多い。
第2の電極の表面に接して、複数の構造体104が選択的に設けられる。また、構造体104の立体形状を底面が矩形の柱状形状としている。構造体104は、発光層で発する光に対する透過率の高い材料から選ばれる。また、構造体104の屈折率は、発光層102の屈折率と同じかそれ以上とすることが好ましい。このように屈折率を調整すると、第2の電極103と構造体104との界面に入射した光はこの界面で全反射されず、構造体104の内部に進入することができ、光取り出し効率をより向上させることができる。
構造体104が側面を有するため、構造体104の上面で全反射される入射角である光が構造体104に進入しても、光を構造体104の側面から外部に取り出すことが可能になる。そのため、第2の電極103から取り出される光量を増加させることができる。
構造体104は、高さが50nm以上100μm以下の範囲で形成することができる。また、底面の一辺の長さが50nm以上であればよい。また、一辺の長さの上限は第2の電極103に対して選択的に設けられるようにすればよく、100μmにすることができる。
また、構造体104の底面の形状は、矩形に限定されるものではなく、三角形、矩形、五角形などの多角形でよい。
図1では構造体104を複数設けたが、図2に示すように、1つの構造体105を第2の電極103上に選択的に設けることができる。図2(A)は上面図であり、図2(B)は図2(A)のa−b断面図であり、図2(C)は、図2(A)の矩形の領域Cで切り取った構造体の外観図である。
構造体105の立体形状は、複数の開口部を有する直方体である。構造体105と、図1の構造体104とはポジ型とネガ型の関係にある。すなわち、構造体105が存在する領域には、図1の構造体104が存在せず、構造体105が存在しない領域には図1の構造体104が存在する。また、構造体105の開口部の形状は、構造体104の形状と同じ角柱状となっている。また、構造体105の開口部の底面の形状は、矩形に限定されるものではなく、三角形、矩形、五角形などの多角形でもよい。
構造体105の大きさは、高さが50nm以上100μm以下の範囲で形成することができる。また、幅105aは長さが50nm以上であればよい。幅105aの上限は第2の電極103に対して選択的に設けられればよく、100μmにすることができる。
また、図3のように、角柱を井桁状に組んだ立体形状の構造体106を設けることができる。構造体106の大きさは構造体105と同様に決定することができる。
また、図4(A)、(B)に示すように、1つの第2の電極103上に対して、構造体105、106を複数設けることができる。
第2の電極103の表面に保護膜を設け、保護膜の表面に構造体を形成することができる。保護膜としては、酸化珪素(SiO、0<y≦2)、窒化珪素(SiN、0<x≦4/3)、窒化酸化珪素(SiN、0<x<4/3、0<y<2、0<3x+2y≦4)、などを用いることができる。保護膜の厚さは0.1μm以上であればよく、0.1μm以上10μm以下の範囲とすればよい。
実施の形態2で後述するように、発光素子は素子を設けた素子基板に封止用の基板を固着することで封止される。基板と基板の間は気体や樹脂でなるシール材で充たされる。なお、封止に用いる樹脂としては、空気に近い屈折率を持つものが好ましい。また、樹脂で充たす場合は、液相状態の樹脂を充填し硬化させているが、樹脂が硬化したときに、発光素子を構成する膜に力が加わり、発光素子の特性に影響を与えるおそれがある。よって保護膜の厚さを1μm以上とすれば、上記のような影響をなくすことができるため、好ましい。
なお、本実施の形態では、ガラス基板で発光素子を封止した場合を示すが、封止の処理とは、発光素子を水分から保護するための処理であり、カバー材で機械的に封入する方法、熱硬化性樹脂又は紫外光硬化性樹脂で封入する方法、金属酸化物や窒化物等のバリア能力が高い薄膜により封止する方法のいずれかを用いる。カバー材としては、ガラス、セラミックス、プラスチックもしくは金属を用いることができる。また可撓性基板を用いてもよい。可撓性基板とは、折り曲げることができる(フレキシブル)基板のことであり、例えば、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエーテルスルフォン等からなるプラスチック基板等が挙げられる。また、フィルム(ポリプロピレン、ポリエステル、ビニル、ポリフッ化ビニル、塩化ビニルなどからなる)、基材フィルム(ポリエステル、ポリアミド、無機蒸着フィルム等)などを用いることもできる。カバー材側に光を放射させる場合は透光性を有していなければならない。
本発明において構造体は、フォトリソグラフィーパターニング技術を用いて形成することができる。フォトリソグラフィーパターニング技術とは、パターンを形成する方法であり、フォトマスクと呼ばれる、透明な平板面上に光を通さない材料により形成した回路等のパターンを、光を利用して目的とする基板上に転写する技術である。
フォトリソグラフィーパターニング技術を用いた製造工程では、フォトレジストと呼ばれる感光性の有機樹脂材料を用いて形成されるマスクパターンで、露光、現像、焼成、剥離等、の工程を経てパターンである構造体が形成される。よって作製工程において膜をエッチングする際、エッチャント等に代表される薬液による処理、所謂ウェットプロセスが用いられる。
本発明で用いる発光素子は無機エレクトロルミネッセンス材料を用いた無機EL素子であるため、発光素子の第2の電極層上に、構造体を作製する際、ウェットプロセスを伴うフォトリソグラフィーパターニング技術を用いても発光素子に損傷を与えにくい。従って、発光素子の特性を損なうことなく、発光素子上部に、発光素子より放射される光の取り出し効率を向上させるための構造体を作製することができる。
また、フォトリソグラフィーパターニング技術は、透光性膜を形成し、レジストからなるマスク層と各種エッチング方法(ドライエッチング、ウェットエッチング)を組み合わせることによって、加工できる透光性膜の材料の選択性が広がる。よって、光取り出し効率を向上させるために最適な光学特性を有する材料を加工方法による制限を考慮することなく自由に決定することができる。そのため、発光素子の上部に設けられた構造体によって、発光素子より放射された光を効率よく発光素子が具備される発光装置外部に取り出すことができる。
本発明では、発光素子上部に設けられる構造体として、透光性膜を形成し、露光及び現像によって形成されたマスク層を用いて、透光性膜を加工し、所望の形状に構造体を作製することができる。図12に示すように、第1の基板100、第1の電極101、発光層102、第2の電極103上に透光性膜150、マスク層151を形成する(図12(A)参照。)。マスク層151は選択的に露光され露光領域155が形成される(図12(B)参照。)。マスク層がポジ型であれば露光領域がエッチングにより除去され、ネガ型であれば非露光領域が除去される。現像処理によって、マスク層152が形成される(図12(C)参照。)。マスク層152を用いて透光性膜150をエッチングし加工することによって構造体104を形成する(図12(D)参照。)。
また、マスク層を用いずに、感光性を有する透光性膜、例えば感光性の樹脂材料を用いて、露光、現像により構造体を作製することもできる。図11に示すように、第1の基板100、第1の電極101、発光層102、第2の電極103上に感光性を有する透光性膜157を形成する(図11(A)参照。)。感光性を有する透光性膜157は選択的に露光され露光領域156が形成される(図11(B)参照。)。感光性を有する透光性膜がポジ型であれば露光領域がエッチングにより除去され、ネガ型であれば非露光領域が除去される。現像処理によって、エッチングし加工することによって構造体104を形成する(図11(C)参照。)。
透光性膜の形成方法としては、種々の方法を用いることができる。具体的には、抵抗加熱蒸着法、電子ビーム蒸着(EB蒸着)法等の真空蒸着法、スパッタリング法等の物理気相成長法(PVD)、有機金属CVD法、ハイドライド輸送減圧CVD法等の化学気相成長法(CVD)、原子層エピタキシ法(ALE)等を用いることができる。また、インクジェット法、スピンコート法等を用いることができる。ポリイミド、アクリル、酸化珪素、酸化チタン等の透光性の膜を用いる。
本発明において、マスク層を、液滴吐出法のような選択的にパターンを形成できる方法により形成してもよい。液滴吐出(噴出)法(その方式によっては、インクジェット法とも呼ばれる。)は、特定の目的に調合された組成物の液滴を選択的に吐出(噴出)して所定のパターン(導電層や絶縁層など)を形成することができる。この際、被形成領域にぬれ性や密着性を制御する処理を行ってもよい。また、パターンを転写、または描写できる方法、例えば印刷法(スクリーン印刷やオフセット印刷などパターンが形成される方法)、ディスペンサ法なども用いることができる。
本実施の形態において、用いるマスク層は、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、ノボラック樹脂、メラミン樹脂、またはウレタン樹脂等の樹脂材料を用いる。また、ベンゾシクロブテン、パリレン、フッ化アリレンエーテル、透光性を有するポリイミドなどの有機材料、シロキサン系ポリマー等の重合によってできた化合物材料、または水溶性ホモポリマーと水溶性共重合体を含む組成物材料等を用いることもできる。或いは、感光剤を含む市販のレジスト材料を用いてもよく、例えば、ポジ型レジストまたはネガ型レジストを用いてもよい。液滴吐出法を用いる場合、いずれの材料を用いるとしても、その表面張力と粘度は、溶媒の濃度を調整、または界面活性剤等を加えて適宜調整する。
所望の形状に加工するエッチング加工は、プラズマエッチング(ドライエッチング)又はウエットエッチングのどちらを採用しても良い。エッチングガスとしては、CF、NFなどのフッ素系のガス、又はCl、BClなどの塩素系のガスを用い、HeやArなどの不活性ガスを適宜加えても良い。
本実施の形態において、第2の電極上に選択的に構造体を少なくとも1つ設けることで、第2の電極からの光の取り出し効率が向上する。光取り出し効率が向上することによって、表示装置を低消費電力化することができる。また、そのような表示装置を作製するのに適切な構造を容易に形成することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、トランジスタによって発光素子の駆動を制御するアクティブ型の発光装置について説明する。
本実施の形態では、画素部に本発明を適用して作製した発光素子を有する発光装置について図7を用いて説明する。なお、図7(A)は、発光装置を示す上面図、図7(B)は図7(A)をA−A’およびB−B’で切断した断面図である。点線で示された601は駆動回路部(ソース側駆動回路)、602は画素部、603は駆動回路部(ゲート側駆動回路)である。また、604は封止基板、605はシール材であり、シール材605で囲まれた内側は、空間607になっている。
なお、引き回し配線608はソース側駆動回路601及びゲート側駆動回路603に入力される信号を伝送するための配線であり、外部入力端子となるFPC(フレキシブルプリントサーキット)609からビデオ信号、クロック信号、スタート信号、またはリセット信号等を受け取る。なお、ここではFPCしか図示されていないが、このFPCにはプリント配線基板(PWB)が取り付けられていてもよい。本明細書における発光装置には、発光装置本体だけでなく、それにFPCもしくはPWBが取り付けられた状態をも含むものとする。
次に、断面構造について図7(B)を用いて説明する。素子基板610上には駆動回路部及び画素部が形成されているが、ここでは、駆動回路部であるソース側駆動回路601と、画素部602中の一つの画素が示されている。
なお、ソース側駆動回路601はnチャネル型TFT623とpチャネル型TFT624とを組み合わせたCMOS回路が形成される。また、駆動回路を形成するTFTは、公知のCMOS回路、もしくはPMOS回路またはNMOS回路で形成してもよい。また、本実施の形態では、基板上に駆動回路を形成したドライバ一体型を示すが、必ずしもその必要はなく、駆動回路を基板上ではなく外部に形成することもできる。なお、TFTの構造は、特に限定されない。スタガ型のTFTでもよいし、逆スタガ型のTFTでもよい。また、TFTに用いられる半導体膜の結晶性についても特に限定されない。非晶質半導体膜を用いてもよいし、結晶性半導体膜を用いてもよい。また、半導体材料に限定はなく、無機化合物を用いてもよいし、有機化合物を用いてもよい。
また、画素部602はスイッチング用TFT611と、電流制御用TFT612とそのドレイン領域に電気的に接続された第1の電極613とを含む複数の画素により形成される。なお、第1の電極613の端部を覆って絶縁物614が形成されている。ここでは、ポジ型の感光性アクリル樹脂膜を用いることにより形成する。
また、被覆性を良好なものとするため、絶縁物614の上端部または下端部に曲率を有する曲面が形成されるようにする。例えば、絶縁物614の材料としてポジ型の感光性アクリルを用いた場合、絶縁物614の上端部のみに曲率半径(0.2μm〜3μm)を有する曲面を持たせることが好ましい。また、絶縁物614として、光の照射によってエッチャントに不溶解性となるネガ型、或いは溶解性となるポジ型のいずれかを使用することができる。
第1の電極613上には、発光層616、および第2の電極617がそれぞれ形成されている。第1の電極613および第2の電極617のうち、少なくとも第2の電極617は透光性を有しており、発光層616からの発光を外部へ取り出すことが可能である。
第2の電極617上に、実施の形態1で示した構造体600が設けられている。図7では、第2の電極617の全面に設けているが、例えば、第2の電極617の発光領域(発光素子618に含まれる領域)のみに設けてもよい。
第1の電極613、発光層616、第2の電極617の形成方法としては、種々の方法を用いることができる。具体的には、抵抗加熱蒸着法、電子ビーム蒸着(EB蒸着)法等の真空蒸着法、スパッタリング法等の物理気相成長法(PVD)、有機金属CVD法、及びハイドライド輸送減圧CVD法等の化学気相成長法(CVD)、原子層エピタキシ法(ALE)等を用いることができる。また、インクジェット法、スピンコート法等を用いることができる。また、各電極または各層ごとに異なる成膜方法を用いて形成しても構わない。なお、発光層616に含まれる発光層は、実施の形態1で示した成膜装置および成膜方法を用いることが好ましい。
シール材605で封止基板604を素子基板610と貼り合わせることにより、素子基板610、封止基板604、およびシール材605で囲まれた空間607に発光素子618が備えられた構造になっている。なお、空間607には、充填材が充填されており、不活性気体(窒素やアルゴン等)が充填される場合の他、樹脂でなるシール材で充填される場合もある。
なお、シール材605にはエポキシ系樹脂を用いるのが好ましい。また、これらの材料はできるだけ水分や酸素を透過しない材料であることが望ましい。また、封止基板604に用いる材料としてガラス基板や石英基板の他、FRP(Fiberglass−Reinforced Plastics)、PVF(ポリビニルフロライド)、ポリエステルまたはアクリル等からなるプラスチック基板を用いることができる。
このように、アクティブ型の発光装置においても、第2の電極上に選択的に構造体を少なくとも1つ設けることで、第2の電極からの光の取り出し効率が向上する。光取り出し効率が向上することによって、表示装置を低消費電力化することができる。また、そのような表示装置を作製するのに適切な構造を容易に形成することができる。
(実施の形態3)
図8には本発明を適用して作製したパッシブ型の発光装置の斜視図を示す。
図8において、図8(A)は本発明を適用して作製したパッシブ型の発光装置の上面図であり、図8(B)(C)は図8(A)において線X−Yに対応する断面図である。
表示装置は、基板759と、第1の方向に延びた第1の電極層751a、第1の電極層751b、及び第1の電極層751cと、第1の電極層751a、第1の電極層751b、第1の電極層751cを覆って設けられた電界発光層752と、第1の方向と垂直な第2の方向に延びた第2の電極層753a、第2の電極層753b、第2の電極層753cと、基板758と、を有している(図8(A)(B)参照。)。第1の電極層751a、第1の電極層751b、第1の電極層751cと第2の電極層753a、第2の電極層753b、第2の電極層753aとの間に電界発光層752が設けられている。なお、隣接する各々のセル間において横方向への電界の影響が懸念される場合は、各発光素子に設けられた電界発光層752を分離してもよい。第2の電極層753a、第2の電極層753b、第2の電極層753aは透光性の電極である。第1の電極層751a、第1の電極層751b、第1の電極層751cは反射型の電極、透過型の電極のいずれでもよい。発光素子の上部にある第2の電極層753a、第2の電極層753b、第2の電極層753c上に直方体状の構造体757を設けて、光取り出し効率を向上させている。もちろん、構造体757の形状は他の形状とすることができる。
第1の電極層751a、第1の電極層751b、第1の電極層751cは、テーパーを有する形状でもよく、曲率半径が連続的に変化する形状でもよい。曲率を有する曲面であると、積層する絶縁層や導電層のカバレッジがよい。
また、第1の電極層751a、第1の電極層751b、第1の電極層751cの端部を覆うように隔壁(絶縁層)を形成してもよい。隔壁(絶縁層)は、他の記憶素子間を隔てる壁のような役目を果たす。図8(C)に第1の電極層の端部を隔壁(絶縁層)で覆う構造を示す。
図8(C)に示す発光素子の一例は、基板779と、隔壁となる隔壁(絶縁層)775が、第1の電極層771a、第1の電極層771b、第1の電極層771cの端部を覆うようにテーパーを有する形状で形成されている。基板779に接して設けられた第1の電極層771a、第1の電極層771b、第1の電極層771c上に、隔壁(絶縁層)775を形成し、電界発光層772、第2の電極層773b、基板778が設けられている。図8(C)では、発光素子の上部にある第2の電極層773b上に直方体状の構造体777を設けて、光取り出し効率を向上させている。もちろん、構造体777の形状は他の形状とすることができる。
図8のパッシブ型の発光装置も図7のアクティブマトリクス型の発光装置と同様、シール材により封止用の基板が固定されている。
本実施の形態において、第2の電極上に選択的に構造体を少なくとも1つ設けることで、第2の電極からの光の取り出し効率が向上する。光取り出し効率が向上することによって、表示装置を低消費電力化することができる。また、そのような表示装置を作製するのに適切な構造を容易に形成することができる。
(実施の形態4)
本実施の形態では、本発明の発光素子に適用することのできる構成を、図5及び図6を用いて説明する。
エレクトロルミネセンスを利用する発光素子は、発光材料が有機化合物であるか、無機化合物であるかによって区別され、一般的に、前者は有機EL素子、後者は無機EL素子と呼ばれている。
無機EL素子は、その素子構成により、分散型無機EL素子と薄膜型無機EL素子とに分類される。前者は、発光材料の粒子をバインダ中に分散させた電界発光層を有し、後者は、発光材料の薄膜からなる電界発光層を有している点に違いはあるが、高電界で加速された電子を必要とする点では共通である。なお、得られる発光のメカニズムとしては、ドナー準位とアクセプター準位を利用するドナー−アクセプター再結合型発光と、金属イオンの内殻電子遷移を利用する局在型発光とがある。一般的に、分散型無機ELではドナー−アクセプター再結合型発光、薄膜型無機EL素子では局在型発光である場合が多い。
本発明で用いることのできる発光材料は、母体材料と発光中心となる不純物元素とで構成される。含有させる不純物元素を変化させることで、様々な色の発光を得ることができる。発光材料の作製方法としては、固相法や液相法(共沈法)などの様々な方法を用いることができる。また、噴霧熱分解法、複分解法、プレカーサーの熱分解反応による方法、逆ミセル法やこれらの方法と高温焼成を組み合わせた方法、凍結乾燥法などの液相法なども用いることができる。
固相法は、母体材料と、不純物元素又は不純物元素を含む化合物を秤量し、乳鉢で混合、電気炉で加熱、焼成を行い反応させ、母体材料に不純物元素を含有させる方法である。焼成温度は、700〜1500℃が好ましい。温度が低すぎる場合は固相反応が進まず、温度が高すぎる場合は母体材料が分解してしまうからである。なお、粉末状態で焼成を行ってもよいが、ペレット状態で焼成を行うことが好ましい。固相法では、液相法などの他の方法と比べて比較的高温での焼成を必要とするが、簡単な方法であるため、生産性がよく大量生産に適している。
液相法(共沈法)は、母体材料又は母体材料を含む化合物と、不純物元素又は不純物元素を含む化合物を溶液中で反応させ、乾燥させた後、焼成を行う方法である。発光材料の粒子が均一に分布し、粒径が小さく、固相法の焼成温度よりも低い焼成温度でも合成反応を進めることができる。
発光材料に用いる母体材料としては、硫化物、酸化物、窒化物などを用いることができる。硫化物としては、例えば、硫化亜鉛(ZnS)、硫化カドミウム(CdS)、硫化カルシウム(CaS)、硫化イットリウム(Y)、硫化ガリウム(Ga)、硫化ストロンチウム(SrS)、硫化バリウム(BaS)等を用いることができる。また、酸化物としては、例えば、酸化亜鉛(ZnO)、酸化イットリウム(Y)等を用いることができる。また、窒化物としては、例えば、窒化アルミニウム(AlN)、窒化ガリウム(GaN)、窒化インジウム(InN)等を用いることができる。さらに、セレン化亜鉛(ZnSe)、テルル化亜鉛(ZnTe)等も用いることができ、硫化カルシウム−ガリウム(CaGa)、硫化ストロンチウム−ガリウム(SrGa)、硫化バリウム−ガリウム(BaGa)、等の3元系の混晶であってもよい。
局在型発光の発光中心として、マンガン(Mn)、銅(Cu)、サマリウム(Sm)、テルビウム(Tb)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、ユーロピウム(Eu)、セリウム(Ce)、プラセオジウム(Pr)などを用いることができる。なお、電荷補償として、フッ素(F)、塩素(Cl)などのハロゲン元素が添加されていてもよい。
一方、ドナー−アクセプター再結合型発光の発光中心として、ドナー準位を形成する第1の不純物元素及びアクセプター準位を形成する第2の不純物元素を含む発光材料を用いることができる。第1の不純物元素は、例えば、フッ素(F)、塩素(Cl)、アルミニウム(Al)等を用いることができる。第2の不純物元素としては、例えば、銅(Cu)、銀(Ag)等を用いることができる。
ドナー−アクセプター再結合型発光の発光材料を固相法を用いて合成する場合、母体材料と、第1の不純物元素又は第1の不純物元素を含む化合物と、第2の不純物元素又は第2の不純物元素を含む化合物をそれぞれ秤量し、乳鉢で混合した後、電気炉で加熱、焼成を行う。母体材料としては、上述した母体材料を用いることができ、第1の不純物元素又は第1の不純物元素を含む化合物としては、例えば、フッ素(F)、塩素(Cl)、硫化アルミニウム(Al)等を用いることができ、第2の不純物元素又は第2の不純物元素を含む化合物としては、例えば、銅(Cu)、銀(Ag)、硫化銅(CuS)、硫化銀(AgS)等を用いることができる。焼成温度は、700〜1500℃が好ましい。温度が低すぎる場合は固相反応が進まず、温度が高すぎる場合は母体材料が分解してしまうからである。なお、粉末状態で焼成を行ってもよいが、ペレット状態で焼成を行うことが好ましい。
また、固相反応を利用する場合の不純物元素として、第1の不純物元素と第2の不純物元素で構成される化合物を組み合わせて用いてもよい。この場合、不純物元素が拡散されやすく、固相反応が進みやすくなるため、均一な発光材料を得ることができる。さらに、余分な不純物元素が入らないため、純度の高い発光材料が得ることができる。第1の不純物元素と第2の不純物元素で構成される化合物としては、例えば、塩化銅(CuCl)、塩化銀(AgCl)等を用いることができる。
なお、これらの不純物元素の濃度は、母体材料に対して0.01〜10atom%であればよく、好ましくは0.05〜5atom%の範囲である。
薄膜型無機ELの場合、電界発光層は、上記発光材料を含む層であり、抵抗加熱蒸着法、電子ビーム蒸着(EB蒸着)法等の真空蒸着法、スパッタリング法等の物理気相成長法(PVD)、有機金属CVD法、ハイドライド輸送減圧CVD法等の化学気相成長法(CVD)、原子層エピタキシ法(ALE)等を用いて形成することができる。
図5(A)乃至(C)に発光素子として用いることのできる薄膜型無機EL素子の一例を示す。図5(A)乃至(C)において、発光素子は、第1の電極層50、電界発光層52、第2の電極層53を含む。
図5(B)及び図5(C)に示す発光素子は、図5(A)の発光素子において、電極層と電界発光層間に絶縁層を設ける構造である。図5(B)に示す発光素子は、第1の電極層50と電界発光層52との間に絶縁層54を有し、図5(C)に示す発光素子は、第1の電極層50と電界発光層52との間に絶縁層54a、第2の電極層53と電界発光層52との間に絶縁層54bとを有している。このように絶縁層は電界発光層を挟持する一対の電極層のうち一方の間にのみ設けてもよいし、両方の間に設けてもよい。また絶縁層は単層でもよいし複数層からなる積層でもよい。
また、図5(B)では第1の電極層50に接するように絶縁層54が設けられているが、絶縁層と電界発光層の順番を逆にして、第2の電極層53に接するように絶縁層54を設けてもよい。
分散型無機EL素子の場合、粒子状の発光材料をバインダ中に分散させ膜状の電界発光層を形成する。発光材料の作製方法によって、十分に所望の大きさの粒子が得られない場合は、乳鉢等で粉砕などによって粒子状に加工すればよい。バインダとは、粒状の発光材料を分散した状態で固定し、電界発光層としての形状に保持するための物質である。発光材料は、バインダによって電界発光層中に均一に分散し固定される。
分散型無機EL素子の場合、電界発光層の形成方法は、選択的に電界発光層を形成できる液滴吐出法や、印刷法(スクリーン印刷やオフセット印刷など)、スピンコート法などの塗布法、ディッピング法、ディスペンサ法などを用いることもできる。膜厚は特に限定されることはないが、好ましくは、10〜1000nmの範囲である。また、発光材料及びバインダを含む電界発光層において、発光材料の割合は50wt%以上80wt%以下とするよい。
図6(A)乃至(C)に発光素子として用いることのできる分散型無機EL素子の一例を示す。図6(A)における発光素子は、第1の電極層60、電界発光層62、第2の電極層63の積層構造を有し、電界発光層62中にバインダによって保持された発光材料61を含む。
本実施の形態に用いることのできるバインダとしては、有機材料や無機材料を用いることができ、有機材料及び無機材料の混合材料を用いてもよい。有機材料としては、シアノエチルセルロース系樹脂のように、比較的誘電率の高いポリマーや、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン系樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、フッ化ビニリデンなどの樹脂を用いることができる。また、芳香族ポリアミド、ポリベンゾイミダゾール(polybenzimidazole)などの耐熱性高分子、又はシロキサン樹脂を用いてもよい。なお、シロキサン樹脂とは、Si−O−Si結合を含む樹脂に相当する。シロキサンは、シリコン(Si)と酸素(O)との結合で骨格構造が構成される。置換基として、少なくとも水素を含む有機基(例えばアルキル基、芳香族炭化水素)が用いられる。置換基として、フルオロ基を用いてもよい。または置換基として、少なくとも水素を含む有機基と、フルオロ基とを用いてもよい。また、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラールなどのビニル樹脂、フェノール樹脂、ノボラック樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、オキサゾール樹脂(ポリベンゾオキサゾール)等の樹脂材料を用いてもよい。これらの樹脂に、チタン酸バリウム(BaTiO)やチタン酸ストロンチウム(SrTiO)などの高誘電率の微粒子を適度に混合して誘電率を調整することもできる。
バインダに含まれる無機材料としては、酸化珪素(SiO)、窒化珪素(SiN)、酸素及び窒素を含む珪素、窒化アルミニウム(AlN)、酸素及び窒素を含むアルミニウムまたは酸化アルミニウム(Al)、酸化チタン(TiO)、BaTiO、SrTiO、チタン酸鉛(PbTiO)、ニオブ酸カリウム(KNbO)、ニオブ酸鉛(PbNbO)、酸化タンタル(Ta)、タンタル酸バリウム(BaTa)、タンタル酸リチウム(LiTaO)、酸化イットリウム(Y)、酸化ジルコニウム(ZrO)、ZnSその他の無機材料を含む物質から選ばれた材料で形成することができる。有機材料に、誘電率の高い無機材料を含ませる(添加等によって)ことによって、発光材料及びバインダよりなる電界発光層の誘電率をより制御することができ、より誘電率を大きくすることができる。
作製工程において、発光材料はバインダを含む溶液中に分散されるが本実施の形態に用いることのできるバインダを含む溶液の溶媒としては、バインダ材料が溶解し、電界発光層を形成する方法(各種ウエットプロセス)及び所望の膜厚に適した粘度の溶液を作製できるような溶媒を適宜選択すればよい。有機溶媒等を用いることができ、例えばバインダとしてシロキサン樹脂を用いる場合は、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEAともいう)、3−メトキシ−3メチル−1−ブタノール(MMBともいう)などを用いることができる。
図6(B)及び図6(C)に示す発光素子は、図6(A)の発光素子において、電極層と電界発光層間に絶縁層を設ける構造である。図6(B)に示す発光素子は、第1の電極層60と電界発光層62との間に絶縁層64を有し、図6(C)に示す発光素子は、第1の電極層60と電界発光層62との間に絶縁層64a、第2の電極層63と電界発光層62との間に絶縁層64bとを有している。このように絶縁層は電界発光層を挟持する一対の電極層のうち一方の間にのみ設けてもよいし、両方の間に設けてもよい。また絶縁層は単層でもよいし複数層からなる積層でもよい。
また、図6(B)では第1の電極層60に接するように絶縁層64が設けられているが、絶縁層と電界発光層の順番を逆にして、第2の電極層63に接するように絶縁層64を設けてもよい。
図5における絶縁層54、図6における絶縁層64のような絶縁層は、特に限定されることはないが、絶縁耐圧が高く、緻密な膜質であることが好ましく、さらには、誘電率が高いことが好ましい。例えば、酸化シリコン、酸化イットリウム、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ハフニウム、酸化タンタル、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸鉛、窒化シリコン、酸化ジルコニウム等やこれらの混合膜又は2種以上の積層膜を用いることができる。これらの絶縁膜は、スパッタリング、蒸着、CVD等により成膜することができる。また、絶縁層はこれら絶縁材料の粒子をバインダ中に分散して成膜してもよい。バインダ材料は、電界発光層に含まれるバインダと同様な材料、方法を用いて形成すればよい。膜厚は特に限定されることはないが、好ましくは10〜1000nmの範囲である。
本実施の形態で示す発光素子は、電界発光層を挟持する一対の電極層間に電圧を印加することで発光が得られるが、直流駆動又は交流駆動のいずれにおいても動作することができる。
本実施の形態における発光素子の第2の電極上に選択的に構造体を少なくとも1つ設けることで、第2の電極からの光の取り出し効率が向上する。光取り出し効率が向上することによって、表示装置を低消費電力化することができる。また、そのような表示装置を作製するのに適切な構造を容易に形成することができる。
(実施の形態5)
本発明の発光装置は、電子機器の表示部として用いることができる。本実施の形態で示す電子機器は、実施の形態1乃至4で示した発光素子、及び発光装置を有する。よって、消費電極の低減された電子機器を提供することが可能である。
本発明を適用して作製された電子機器として、ビデオカメラ、デジタルカメラ等のカメラ、ゴーグル型ディスプレイ、ナビゲーションシステム、音響再生装置(カーオーディオ、オーディオコンポ等)、コンピュータ、ゲーム機器、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話、携帯型ゲーム機または電子書籍等)、記録媒体を備えた画像再生装置(具体的にはDigital Versatile Disc(DVD)等の記録媒体を再生し、その画像を表示しうる表示装置を備えた装置)などが挙げられる。これらの電子機器の具体例を図9に示す。
図9(A)は本発明に係るテレビ装置であり、筐体9101、支持台9102、表示部9103、スピーカー部9104、ビデオ入力端子9105等を含む。このテレビ装置において、表示部9103は、実施の形態4〜5で説明したものと同様の発光素子をマトリクス状に配列して構成されている。当該発光素子の光取り出し効率を向上させることにより、テレビ装置本体の低消費電力化をはかることができる。それにより住環境に適合した製品とすることができる。
図9(B)は本発明に係るコンピュータであり、本体9201、筐体9202、表示部9203、キーボード9204、外部接続ポート9205、ポインティングデバイス9206等を含む。このコンピュータにおいて、表示部9203は、実施の形態1乃至4で説明したものと同様の発光素子をマトリクス状に配列して構成されている。発光素子の光取り出し効率を向上したことにより、コンピュータ自体の低消費電力を図ることができる。
図9(C)は携帯電話であり、本体9401、筐体9402、表示部9403、音声入力部9404、音声出力部9405、操作キー9406、外部接続ポート9407、アンテナ9408等を含む。この携帯電話において、表示部9403は、実施の形態1乃至4で説明したものと同様の発光素子をマトリクス状に配列して構成されている。当該発光素子が光取り出し効率を向上されているため、携帯電話は低消費電力化が図られ、より利便性の高いものとすることができる。
図9(D)はカメラであり、本体9501、表示部9502、筐体9503、外部接続ポート9504、リモコン受信部9505、受像部9506、バッテリー9507、音声入力部9508、操作キー9509、接眼部9510等を含む。このカメラにおいて、表示部9502は、実施の形態1乃至4で説明したものと同様の発光素子をマトリクス状に配列して構成されている。該発光素子が光取り出し効率を向上されているため、カメラ本体の低消費電力化が図られ、より利便性の高いものとすることができる。
以上の様に、本発明の発光装置の適用範囲は極めて広く、あらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。本発明を適用することにより、低消費電力の電子機器を作製することが可能となる。
(実施の形態6)
本発明の発光装置は、照明装置として用いることもできる。本発明を適用した発光素子を照明装置として用いる一態様を、図10を用いて説明する。
図10は、本発明を適用した発光装置をバックライトとして用いた液晶表示装置の一例である。図10に示した液晶表示装置は、筐体901、液晶層902、バックライト903、筐体904を有し、液晶層902は、ドライバIC905と接続されている。また、バックライト903は、本発明の発光装置が用いられおり、端子906により、電流が供給されている。
本発明を適用した発光装置を液晶表示装置のバックライトとして用いることにより、明るくかつ低消費電力のバックライトが得られる。また、本発明を適用した発光装置は、面発光の照明装置であり大面積化も可能であるため、バックライトの大面積化が可能であり、液晶表示装置の大面積化も可能になる。さらに、発光装置は、他の発光装置より薄型で低消費電力であるため、表示装置の薄型化、低消費電力化も可能となる。
もちろん、本発明の発光装置は、液晶表示装置のバックライト以外の平面状の照明装置として用いることができる。
発光装置の構成を示す図(実施の形態1)。 発光装置の構成を示す図(実施の形態1)。 発光装置の構成を示す図(実施の形態1)。 発光装置の構成を示す図(実施の形態1)。 本発明に適用することのできる発光素子を示す図(実施の形態4)。 本発明に適用することのできる発光素子を示す図(実施の形態4)。 発光装置の構成を示す図(実施の形態2)。 発光装置の構成を示す図(実施の形態3)。 本発明を用いて形成された発光装置を電子機器に適用した態様を示す図(実施の形態5)。 本発明を用いて形成された発光装置を液晶表示装置に適用した態様を示す図(実施の形態6)。 発光装置の作製方法を示す図(実施の形態1)。 発光装置の作製方法を示す図(実施の形態1)。
符号の説明
50 第1の電極層
52 電界発光層
53 第2の電極層
54 絶縁層
54a 絶縁層
54b 絶縁層
60 第1の電極層
62 電界発光層
63 第2の電極層
64 絶縁層
64a 絶縁層
64b 絶縁層
100 基板
101 電極
102 発光層
103 電極
104 構造体
105 構造体
106 構造体
150 透光性膜
151 マスク層
152 マスク層
155 露光領域
156 露光領域
157 透光性膜
600 構造体
601 ソース側駆動回路
602 画素部
603 ゲート側駆動回路
604 封止基板
605 シール材
607 空間
608 配線
609 FPC(フレキシブルプリントサーキット)
610 素子基板
611 スイッチング用TFT
612 電流制御用TFT
613 電極
614 絶縁物
616 発光層
617 電極
618 発光素子
623 nチャネル型TFT
624 pチャネル型TFT
752 電界発光層
757 構造体
758 基板
759 基板
772 電界発光層
775 隔壁(絶縁層)
777 構造体
778 基板
779 基板
901 筐体
902 液晶層
903 バックライト
904 筐体
905 ドライバIC
906 端子
105a 幅
751a 第1の電極層
751b 第1の電極層
751c 第1の電極層
753a 第2の電極層
753b 第2の電極層
753c 第2の電極層
771a 第1の電極層
771b 第1の電極層
771c 第1の電極層
773a 第2の電極層
773b 第2の電極層
9101 筐体
9102 支持台
9103 表示部
9104 スピーカー部
9105 ビデオ入力端子
9201 本体
9202 筐体
9203 表示部
9204 キーボード
9205 外部接続ポート
9206 ポインティングデバイス
9401 本体
9402 筐体
9403 表示部
9404 音声入力部
9405 音声出力部
9406 操作キー
9407 外部接続ポート
9408 アンテナ
9501 本体
9502 表示部
9503 筐体
9504 外部接続ポート
9505 リモコン受信部
9506 受像部
9507 バッテリー
9508 音声入力部
9509 操作キー
9510 接眼部

Claims (7)

  1. 基板上に第1の電極を形成し、
    前記第1の電極上に無機化合物を含む発光層を形成し、
    前記発光層上に透光性の第2の電極を形成し、
    前記第2の電極上に透光性を有する膜を形成し、
    前記透光性膜上にマスク層を形成し、
    前記マスク層を用いて前記透光性膜をエッチングして前記第2の電極表面に選択的に構造体を形成し、
    前記発光層から放射される光は前記第2の電極及び前記構造体を透過することを特徴とする発光装置の作製方法。
  2. 基板上に第1の電極を形成し、
    前記第1の電極上に無機化合物を含む発光層を形成し、
    前記発光層上に透光性の第2の電極を形成し、
    前記第2の電極上に保護層を形成し、
    前記保護層上に透光性を有する膜を形成し、
    前記透光性膜上にマスク層を形成し、
    前記マスク層を用いて前記透光性膜をエッチングして前記保護層を介して第2の電極表面に選択的に構造体を形成し、
    前記発光層から放射される光は前記第2の電極及び前記構造体を透過することを特徴とする発光装置の作製方法。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記エッチングは、ウェットエッチングであることを特徴とする発光装置の作製方法。
  4. 基板上に第1の電極を形成し、
    前記第1の電極上に無機化合物を含む発光層を形成し、
    前記発光層上に透光性の第2の電極を形成し、
    前記第2の電極上に感光性及び透光性を有する膜を形成し、
    前記感光性を有する透光性膜を露光、現像することで前記第2の電極表面に選択的に構造体を形成し、
    前記発光層から放射される光は前記第2の電極及び前記構造体を透過することを特徴とする発光装置の作製方法。
  5. 基板上に第1の電極を形成し、
    前記第1の電極上に無機化合物を含む発光層を形成し、
    前記発光層上に透光性の第2の電極を形成し、
    前記第2の電極上に保護層を形成し、
    前記保護層上に感光性及び透光性を有する膜を形成し、
    前記感光性を有する透光性膜を露光、現像することで前記保護層を介して前記第2の電極表面に選択的に構造体を形成し、
    前記発光層から放射される光は前記第2の電極及び前記構造体を透過することを特徴とする発光装置の作製方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項において、
    前記透光性を有する膜は、スパッタ法又は蒸着法によって形成することを特徴とする発光装置の作製方法。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項において、
    前記構造体は複数形成され、かつ前記構造体は、柱状形状に形成されることを特徴とする発光装置の作製方法。
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JP2013033706A (ja) * 2011-03-10 2013-02-14 Rohm Co Ltd 有機el装置

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