JP2007265440A - 減反射性タッチパネル - Google Patents

減反射性タッチパネル Download PDF

Info

Publication number
JP2007265440A
JP2007265440A JP2007179055A JP2007179055A JP2007265440A JP 2007265440 A JP2007265440 A JP 2007265440A JP 2007179055 A JP2007179055 A JP 2007179055A JP 2007179055 A JP2007179055 A JP 2007179055A JP 2007265440 A JP2007265440 A JP 2007265440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluorine
meth
touch panel
acrylic acid
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007179055A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Ito
哲也 伊藤
Shinji Komatsu
慎司 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
NOF Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NOF Corp filed Critical NOF Corp
Priority to JP2007179055A priority Critical patent/JP2007265440A/ja
Publication of JP2007265440A publication Critical patent/JP2007265440A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、高い表面硬度を有し、しかも低屈折率で、表示装置の減反射性機能を高めることができる減反射性タッチパネルを提供する。
【解決手段】A成分として含フッ素多官能(メタ)アクリル酸エステル10〜100重量%とB成分として含フッ素重合体90〜0重量%とを含む硬化性塗液を硬化した減反射層を形成した基材フィルムを、タッチパネルを構成する部材の樹脂あるいはガラスの基材上に接着してなる減反射性タッチパネル。
【選択図】 図4

Description

本発明は、高い表面硬度を有し、しかも低屈折率で、表示装置の減反射性機能を高める減反射性タッチパネルに関する。さらには、減反射性機能を有し、かつ透過光線のコントラスト性を強調した減反射性タッチパネルに関する。
近年、銀行等の金融機関の自動現金引き出し、預け入れ装置(ATM)、案内電子表示板、駅、空港等における券売機、図書館等における情報検索装置、あるいは各産業等で使用される情報入出力端末機器、個人携帯型情報通信機器等が広く使用されるようになってきた。これらの表示装置(電子ディスプレイ)などにはタッチパネル式の表示素子が多く使用されることがある。通常、これらのタッチパネル式の電子ディスプレイには、映像時の画面が暗すぎると見にくくなるので、画面の明るさは改善されてきた。しかし、画面は、周辺の明るさ、例えば蛍光灯などから発生する光源や、周辺機器の光源の映り込みがあり、反射して見にくさが生じる問題があった。また、画面があまり明るすぎると、コントラスト性が鮮明でなくなる等の問題がある。そこで、減反射性による画面の視認性の向上、さらにコントラスト性の改善等がさらに求められている。例えば、特許文献1には、金属酸化物等を用いた導電性多層透明層を形成させてなるタッチパネルが開示されている。この技術は、第1層として金属酸化物、第2層として酸可溶性の金属またはその金属の合金、第3層として酸可溶性の金属酸化物からなる3層構造で、光透過性を防止し、層境界面での反射を防止することが目的であり、前記の化合物をスパッタリングで層形成させるものであり、構成が複雑で、大型の高真空の設備が必要となり大量生産等には適さない。また、特許文献2には、タッチパネルが開示されている。用いる透明基材の片面または両面には、反射防止層を設けてもよいと記載されており、その具体的な材料としては、フッ素系アクリルポリマーの低屈折率ポリマーが示されている。また、画面の視認性の改善およびコントラスト性の改善方法としては、例えば、次の特許文献3等に開示の技術が挙げられる。この公報には、透明な基材の一面に着色層を備える光学フィルタであって、着色層中に反射防止のための微粒子と着色剤を使用したものが提案されている。しかし、微粒子による光散乱を利用したものであるため反射防止性が必ずしも充分ではない。
また一方、反射防止材や減反射材としては既に次のような技術が知られている。すなわち、フィルムの最外層に、基材よりも低屈折率の物質からなる反射防止膜を可視光波長の1/4の膜厚(約100nm)で形成すると、干渉効果により表面反射が低減し、透過率が向上することが知られている。このような原理は、液晶表示装置等の表面反射の低減が必要とされる分野において、減反射フィルム及び減反射シート等として応用されている。
該減反射フィルム及び減反射シートを生産するには、例えば(i)フッ化マグネシウム等を蒸着、スパッタリングする方法、(ii)低屈折率の含フッ素重合体等の樹脂を溶解した溶液を塗布、乾燥させる方法等が行われている(特許文献4)。しかしながら、前者の(i)の蒸着−スパッタリングの塗布−乾燥の方法は真空条件下で行われるため生産性が悪く、大面積化も困難であり、後者の(ii)の方法は生産性もよく大面積化も可能であるが、含フッ素重合体はいずれも硬度が低いため、耐摩耗性が劣るという欠点がある。
また含フッ素単量体を必要に応じて溶液とし、フイルム上に塗布し、活性エネルギー線照射、加熱等により重合する方法が提案されている。この方法を行うための含フッ素単量体としては例えば、アクリル酸含フッ素アルキルエステルやメタクリル酸含フッ素アルキルエステル等が知られている。しかしこれらを重合硬化して得られる含フッ素重合体は、前記(ii)の方法に用いる樹脂と同様に、硬度が低く耐摩耗性が著しく悪いという欠点がある。
そこで含フッ素多官能重合性単量体を塗布した後、電子線照射により重合硬化させる方法が提案されている(特許文献5)。この方法を用いることで通常困難であった約100nmの膜厚の重合性単量体の硬化を行うことができ、硬度が高く、耐摩耗性に優れた含フッ素重合体による減反射材を提供することができる。しかし電子線照射装置を用いることにより、大型の製造設備が必要となり、また電子線照射による硬化は基材および塗膜への着色などの悪影響を与えることがある。
また一方、最近では、ディスプレイは老人や子供でも見やすく、簡単に使用できるように大型化や軽量化が進んでおり、前記のような減反射材においても大型化、軽量化あるいは工業的に大量生産できるような生産性が求められてきている。しかし、これまで、十分満足する結果が得られていないのが現状である。
特開平10−171599号公報 特開平9−152940号公報 特開平7−311301号公報 特開平6−115023号公報 特開平8−48935号公報
本発明の第1の目的は、表面硬度が高く、しかも光透過性で低屈折率を示す減反射性の機能を有する減反射性タッチパネルを提供することにある。本発明の第2の目的は、前記の減反射性に、さらに高コントラスト性の機能を有するタッチパネルを提供することにある。
本発明者らは、前記問題点に鑑み鋭意検討した結果、特定の含フッ素多官能(メタ)アクリル酸エステルと特定の含フッ素(メタ)アクリル酸エステルの重合体と光重合開始剤を配合した塗液を基材に塗布した後、紫外線照射して硬化すると優れた減反射性を有する材料となり、これらを組み合わせると前記の問題点を解決できるタッチパネルとなることを見出し、また、黒色顔料と接着剤との配合物を用いて、波長300〜800nmの可視光線領域の透過率を特定の範囲に制御することによりコントラスト性を向上させることの知見を得て、本発明を完成した。すなわち、本発明は、次の(1)〜(3)である。
(1)A成分として含フッ素多官能(メタ)アクリル酸エステル10〜100重量%とB成分として含フッ素重合体90〜0重量%とを含む硬化性塗液を硬化した減反射層を形成した基材フィルムを、タッチパネルを構成する部材の樹脂あるいはガラスの基材上に接着してなる減反射性タッチパネル。
(2)A成分が下記一般式[1]

[式中X1及びX2は、同一若しくは異なる基であって、水素原子又はメチル基を示し、Y1は、(i)水酸基を0〜4個有し、2個ないし8個のフッ素原子を有する炭素数1〜14のフルオロアルキレン基、(ii)フッ素原子を4個以上有する炭素数3〜14のフルオロシクロアルキレン基、(iii)−C(Y2)HCH2−基(但しY2は、フッ素原子を3個以上有する炭素数1〜14のフルオロアルキル基、フッ素原子を4個以上有する炭素数3〜14のフルオロシクロアルキル基を示す。)、若しくは、(iv)下記の一般式[2]
(ここでY3はフッ素原子3個以上を有する炭素数1〜14のフルオロアルキル基、Zは水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基である。)で示される基であり、m、nは1または2の数である。]で表わされる2官能ないし4官能の含フッ素多官能(メタ)アクリル酸エステルであり、B成分が、下記一般式[3]
(式中X3は、水素原子又はメチル基を示し、Y4はフッ素原子を3個以上有する炭素数2〜14のフルオロアルキル基又はフッ素原子を4個以上有する炭素数4〜14のフルオロシクロアルキル基を示す。)で表わされる単官能の含フッ素(メタ)アクリル酸エステルに基づく構成単位として50重量%以上含有する含フッ素重合体である前記(1)の減反射性タッチパネル。
(3)タッチパネルを構成する部材の樹脂あるいはガラスの基材にハードコート処理が施されている前記(1)又は(2)の減反射性タッチパネル。
本発明の減反射性タッチパネルは、減反射機能を有するので、従来のものと比較して視認性の向上が見込まれる。また、本発明の減反射性で、かつ高コントラスト性を有するタッチパネルは、減反射機能とコントラスト性の機能とを合わせ有するので、従来のものと比較してさらに視認性の向上が見込まれる。また、減反射剤は、多官能(メタ)アクリル酸エステル1と重合体3および光重合開始剤とを含む含フッ素硬化性塗液を重合硬化させて得られる減反射膜を片面又は両面に形成し、外光反射を低減し可視光透過率を向上させることができる。また、紫外線硬化により減反射層を形成するので容易に大型の減反射材を製造できる。更に表面硬度が高いので耐摩耗性にも優れ、しかも低屈折率なので、表示装置の構成部品等に有用な減反射性タッチパネルを製造することができる。
本発明でいう「タッチパネル」とは、通常、手の指やペン型のもので、圧力や電磁力等で接触することにより情報を加えるパネルを意味する。これらに用いられる表示素子は、プラズマ表示装置(PDP)、陰極線管(CRT)、液晶表示装置(LCD)、エレクトロ・ルミネセンス(EL)、発光ダイオード(LED)、蛍光表示管(VFD)、フィールドエミッション(FED)などのいずれのものでもよい。本発明において、「減反射性」とは、300〜800nmの反射率が15%以下になることを意味する。また、本発明において、「高コントラスト性」とは、可視光線領域の300〜800nmの波長範囲において、可視光線透過率が30〜95%の範囲に制御され、かつ試験者がコントラストがよいと判断することを意味する。
「基材フィルム」とは、以下に示す(1)〜(3)を単体または組合せたものを意味する。
(1)厚さ1μm〜20mmの基材で、この表面に例えばアンチグレア加工等の特殊加工を施してもよい。
(2)前記基材フィルム内に近赤外線遮蔽剤を含有したものあるいは電磁波シールド性の機能を持たせたものでもよい。
(3)前記基材の表面に、近赤外線遮蔽層、ハードコート加工等を設けたものでもよい。
一方「基材」の意味は、前記の減反射層を形成させた基材フィルムをさらに接着させる対象としての基板状のものを意味する。「設けてなる」の意味は、通常、タッチパネルを構成する部材の樹脂あるいはガラス等の基材に減反射層を形成させてフイルムを直接的あるいは間接的に接着させること、あるいは前記の樹脂やガラス等の基材上に直接的にあるいは間接的に硬化性塗液を塗布し、硬化させて減反射層を形成することを意味する。
本発明により製造される減反射性の材料は、特定の含フッ素硬化性塗液を重合硬化して得られる減反射膜を、基材の片面又は両面に形成した減反射材が挙げられる。さらに高コントラスト性機能は、接着用の黒色顔料と接着剤からなる配合物から形成されるものである。
「基材」としては、例えば、ガラス、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリアクリル(PMMA)、ポリウレタン(PU)、ポリオレフィン(PO)、ポリカーボネート(PC)、トリアセチルセルロース(TAC)、ジアセテートセルロース、アセテートブチレートセルロース、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、ポリエーテル、ポリエーテルケトン、ポリアクリロニトリル等が挙げられる。さらにこれらの基材に粘着加工、ハードコート加工等の公知の特殊加工を施してもよい。より好ましくは、熱可塑性ポリエステルであるポリエチレンテレフタレート(PET)、TAC、ガラス基材等が好ましく挙げられる。
減反射性機能を有する層を形成させる硬化性塗液は、特定の含フッ素化合物を含む硬化性塗液であり、A成分として、含フッ素多官能(メタ)アクリル酸エステルと、B成分として含フッ素重合体とを含有するものである。特に、A成分としては下記一般式[1]

で表わされる含フッ素多官能(メタ)アクリル酸エステル(以下多官能(メタ)アクリル酸エステル1と称す)であり、B成分の含フッ素重合体は、下記一般式[3]

で表わされる単官能(メタ)アクリル酸エステル(以下単官能(メタ)アクリル酸エステル2と称す)を構成成分として50重量%以上含有する重合体(以下重合体3と称す)とC成分として光重合開始剤とを含む塗液であって、硬化させた際には、三次元網目構造を呈し、硬化被膜を得ることができる。ここで一般式[1]の式中X1及びX2は、同一若しくは異なる基であって、水素原子又はメチル基を示し、Y1は(i)水酸基を0〜4個有し、2個ないし8個のフッ素原子を有する炭素数1〜14のフルオロアルキレン基、(ii)フッ素原子を4個以上有する炭素数3〜14のフルオロシクロアルキレン基、(iii)−C(Y2)HCH2−基(但しY2は、フッ素原子を3個以上有する炭素数1〜14のフルオロアルキル基又はフッ素原子を4個以上有する炭素数3〜14のフルオロシクロアルキル基を示す。)、若しくは、(iv)下記の一般式[2]

(ここでY3はフッ素原子3個以上を有する炭素数1〜14のフルオロアルキル基、Zは水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基である。)で示される基であり、m、nは1または2の数である。また、B成分の含フッ素重合体は、前記一般式[3]で表される単官能(メタ)アクリル酸エステル2を構成成分として50重量%以上含有する重合体である。
ここで、一般式[3]の式中のX3は、水素原子又はメチル基を示し、Y4はフッ素原子を3個以上有する炭素数2〜14のフルオロアルキル基又はフッ素原子を4個以上有する炭素数4〜14のフルオロシクロアルキル基を示す。前記一般式[1]、[2]において、Y1及びY2の炭素数が15以上の場合には製造が困難である。
前記の含フッ素多官能(メタ)アクリル酸エステルとしては、2官能ないし4官能の含フッ素(メタ)アクリル酸エステルが好ましく挙げられる。その中で2官能の含フッ素(メタ)アクリル酸エステルとしては、例えば、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,2−トリフルオロエチルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペンチルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,6−ウンデカフルオロヘキシルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,7−トリデカフルオロヘプチルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ペンタデカフルオロオクチルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸−3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロオクチルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,10,10−ノナデカフルオロデシルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸−3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,10,10−ヘプタデカフルオロデシルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸−2−トリフルオロメチル−3,3,3−トリフルオロプロピルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸−3−トリフルオロメチル−4,4,4−トリフルオロブチルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸−1−メチル−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸−1−メチル−2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチルエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3−テトラフルオロブタンジオール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロペンタンジオール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロヘキサンジオール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,6,6−デカフルオロヘプタンジオール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7−ドデカフルオロオクタンジオール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8−テトラデカフルオロノナンジオール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9−ヘキサデカフルオロデカンジオール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,10−オクタデカフルオロウンデカンジオール、ジ(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,10,11,11,−エイコサフルオロドデカンジオール等を好ましく挙げることができる。
さらに、前記のジエステル以外の含フッ素多官能(メタ)アクリル酸エステルとしては、3官能および4官能の含フッ素多官能(メタ)アクリル酸エステルが挙げられる。該3官能の含フッ素多官能(メタ)アクリル酸エステルの具体例としては、例えば、3−ペルフルオロブチル−2−(メタ)アクロイルオキシプロピル−2,2−ビス{(メタ)アクリロイルオキシメチル}プロピオナート、3−ペルフルオロヘキシル−2−(メタ)アクロイルオキシプロピル−2,2−ビス{(メタ)アクリロイルオキシメチル}プロピオナート、3−ペルフルオロオクチル−2−(メタ)アクロイルオキシプロピル−2,2−ビス{(メタ)アクリロイルオキシメチル}プロピオナート、3−ペルフルオロシクロペンチルメチル−2−(メタ)アクロイルオキシプロピル−2,2−ビス{(メタ)アクリロイルオキシメチル}プロピオナート、3−ペルフルオロシクロヘキシルメチル−2−(メタ)アクロイルオキシプロピル−2,2−ビス{(メタ)アクリロイルオキシメチル}プロピオナート、3−ペルフルオロシクロブチルメチル−2−(メタ)アクロイルオキシプロピル−2,2−ビス{(メタ)アクリロイルオキシメチル}プロピオナート、さらに、2−ペルフルオロブチル−{1−(メタ)アクロイルオキシメチル}エチル−2,2−ビス{(メタ)アクリロイルオキシメチル}プロピオナート、2−ペルフルオロヘキシル−{1−(メタ)アクロイルオキシメチル}エチル−2,2−ビス{(メタ)アクリロイルオキシメチル}プロピオナート、2−ペルフルオロオクチル−{1−(メタ)アクロイルオキシメチル}エチル−2,2−ビス{(メタ)アクリロイルオキシメチル}プロピオナート、2−ペルフルオロシクロペンチルメチル−{1−(メタ)アクロイルオキシメチル}エチル−2,2−ビス{(メタ)アクリロイルオキシメチル}プロピオナート、2−ペルフルオロシクロヘキシルメチル−{1−(メタ)アクロイルオキシメチル}エチル−2,2−ビス{(メタ)アクリロイルオキシメチル}プロピオナート、2−ペルフルオロシクロブチルメチル−{1−(メタ)アクロイルオキシメチル}エチル−2,2−ビス{(メタ)アクリロイルオキシメチル}プロピオナート等が挙げられる。
また、4官能の含フッ素多官能(メタ)アクリル酸エステルの具体的な例としては、例えば、テトラ(メタ)アクリル酸−4,4,5,5−テトラフルオロオクタン−1,2,7,8−テトラオール、テトラ(メタ)アクリル酸−4,4,5,5,6,6−ヘキサフルオロノナン−1,2,8,9−テトラオール、テトラ(メタ)アクリル酸−4,4,5,5,6,6,7,7,8,8−デカフルオロウンデカン−1,2,10,11−テトラオール、テトラ(メタ)アクリル酸−4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,−ドデカフルオロドデカン−1,2,11,12−テトラオール等を好ましく挙げることができる。使用に際しては、前記の含フッ素多官能(メタ)アクリル酸エステルは、単独若しくは混合物として用いることができる。
前記多官能(メタ)アクリル酸エステルを調製するには、例えば相当する含フッ素エポキシ化合物と(メタ)アクリル酸との通常の開環反応により容易に得ることができる。また、ヒドロキシ(メタ)アクリル酸エステルと、(メタ)アクリル酸とを通常のエステル化反応させる方法、相当する含フッ素1,2−ジオールと(メタ)アクリル酸とを通常のエステル化反応させる方法、あるいは相当する含フッ素ジオールと(メタ)アクリル酸とを通常のエステル化反応させる方法等により容易に得ることができる。
前記重合体3は、前記(メタ)アクリル酸エステル2を構成単位として、好ましくは50重量%以上、さらに好ましくは70重量%以上含む重合体である。また他の共重合可能なモノマーにより構成される構成単位を50重量%未満含んでいても良く、各構成単位の結合様式は、ランダム状でもブロック状でも良い。この際(メタ)アクリル酸エステル2で構成される構成単位が50重量%未満の場合には、多官能(メタ)アクリル酸エステル1との相溶性が悪くなり、均一な塗膜が得られないので好ましくない。
前記重合体3の構成単位となりうる前記(メタ)アクリル酸エステル2としては、例えば(メタ)アクリル酸−2,2,2−トリフルオロエチル、(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル、(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペンチル、(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,6−ウンデカフルオロヘキシル、(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,7−トリデカフルオロヘプチル、(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ペンタデカフルオロオクチル、(メタ)アクリル酸−3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロオクチル、(メタ)アクリル酸−2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,10,10−ノナデカフルオロデシル、(メタ)アクリル酸−3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,10,10−ヘプタデカフルオロデシル、(メタ)アクリル酸−2−トリフルオロメチル−3,3,3−トリフルオロプロピル、(メタ)アクリル酸−3−トリフルオロメチル−4,4,4−トリフルオロブチル、(メタ)アクリル酸−1−メチル−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、(メタ)アクリル酸−1−メチル−2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル等を好ましく挙げることができ、使用に際しては単独若しくは混合物として用いることができる。
更に前記重合体3において、必要に応じて構成単位となりうる他の共重合可能なモノマーとしては、例えば、エチレン、プロピレン等のオレフィン;アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル等の(メタ)アクリル酸及びそれらのアルキルエステル;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、ピバリン酸ビニル等の脂肪酸のビニルエステル;スチレン、α−メチルスチレン等のスチレン類、塩化ビニル等のハロゲン化ビニル;塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニリデン;ビニルブチルエーテル等のビニルアルキルエーテル;ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン等のビニルアルキルケトン;イソブチレン、1,3−ブタジエン等の不飽和炭化水素類;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等の不飽和ニトリル類;さらに、フマル酸、マレイン酸、シトラコン酸、メサコン酸、イタコン酸、テトラヒドロフタル酸等の不飽和多塩基酸及びそれらのアルキルエステル;ビニルカルバゾール、酢酸アリール等を好ましく挙げることができる。より好ましくは、(メタ)アクリル酸アルキルエステル等を挙げることができる。
前記重合体3を調製するには、一般に用いられるラジカル重合法等により容易に合成できる。具体的には、例えばアゾビスイソブチロニトリル、アゾビスイソ酪酸ジメチル、アゾビスシクロヘキサンカルボニトリル、アゾビスバレロニトリル等のアゾ系ラジラル重合開始剤;過酸化ベンゾイル、tert−ブチルヒドロパーオキシド、ジクミルパーオキシド、クメンヒドロパーオキシド、ジアシルパーオキシド類等の有機過酸化物系ラジカル重合開始剤;過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム等の無機系ラジカル重合開始剤;過酸化水素−水酸化ナトリウム系等のレドックス系開始剤等の各種ラジカル重合開始剤系を用いて、溶液重合、塊状重合、乳化重合、懸濁重合又は放射線重合等の公知のラジカル重合法等により得ることができる。この際反応温度は10〜100℃、反応時間は1〜100時間であるのが好ましい。このようにして得られる前記重合体3の数平均分子量は1,000〜300,000であるのが望ましい。前記重合体3の数平均分子量が1,000未満であるときれいな塗膜ができ難くなるので好ましくなく、前記重合体3の数平均分子量が300,000を超えると配合品の粘度が高くなるので好ましくない。
前記特定の硬化性塗液に配合する光重合開始剤としては紫外線照射による重合開始能を有するものであれば良い。具体的には例えば、ベンジルジメチルケタール、2,2−ジメトキシ1,2−ジフェニルエタン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン等のアセトフェノン系開始剤;ベンゾフェノン、ビス4−ジメチルアミノフェニルケトン、フェニルベンゾイルケトン等のベンゾフェノン系開始剤;2,4−ジエチルチオキサントン、1−クロロ−4−プロポキシチオキサントン、イソプロピルチオキサントン等のチオキサントン系開始剤;チオ安息香酸S−フェニル系開始剤、オキシムケトン系開始剤、アシルホスフィンオキシド系開始剤、アシルホスフォナート系開始剤、チタノセン系開始剤等を挙げることができる。これらは単独もしくは混合物として用いることができる。また重合開始剤の種類によってはp−ジメチルアミノ安息香酸エステル等の三級アミンを添加するなどの反応促進剤を併用する方法でもよい。重合開始剤の配合割合は、硬化性塗液中の硬化性成分全量に対し、0.001〜20重量部であることが望ましい。開始剤の配合割合が0.001重量部未満の場合には硬化後の表面硬度が低下し、20重量部を越えると重合硬化した際に屈折率が上昇し、所望の反射防止膜が形成できないので好ましくない。
前記特定の硬化性塗液において、塗液の粘度調整や塗布後の表面のレベリングのために、反応を阻害しない限り、溶媒を含有していても良い。該溶媒としては、具体的には例えば、トリフルオロメチルベンゼン、1,3−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン、ヘキサフルオロベンゼン、ヘキサフルオロシクロヘキサン、ペルフルオロジメチルシクロヘキサン、ペルフルオロメチルシクロヘキサン、オクタフルオロデカリン、1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロメチルエタン、「アサヒクリン(AK225)」(旭硝子(株)社製、商品名)等の市販品等の含フッ素溶媒;さらにイソプロパノール、2−ブタノール、イソブタノール等のアルコール系溶媒;酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソブチル等のエステル系溶媒;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶媒等の非フッ素系溶媒を挙げることができる。前述の溶媒の選択においては特に、(イ)塗布後の乾燥がしやすいこと、(ロ)紫外線硬化反応を阻害しないこと(ハ)環境汚染をしないことなどの観点から、考慮、選択されることが好ましい。
前記特定の硬化性塗液において、前記多官能(メタ)アクリル酸エステル1と、前記重合体3との配合割合は、多官能(メタ)アクリル酸エステル1の10〜100重量%、好ましくは70〜99.9重量%、より好ましくは、80〜99重量%に対して、重合体3が90〜0重量%、好ましくは、30〜0.1重量%、より好ましくは、20〜1重量%であるのが望ましい。重合体3が90重量%を越えると硬化後の表面硬度が低下するので好ましくない。また、前記重合体3の配合割合は、0.1重量%以上配合すると薄膜塗装性を改善することができるのでより望ましい。前記含フッ素溶媒または非フッ素系溶媒の配合割合は、特に限定されないが、好ましくは硬化性塗液中の硬化性成分全量に対し3〜100重量倍が望ましい。
前記特定の硬化性塗液においては、必要に応じて他の硬化性成分として通常用いられるエネルギー線硬化性樹脂等を配合することができる。例えば重合性不飽和基を2個以上有する多官能性単量体は、具体的には、ジ(メタ)アクリル酸ヘキサンジオール、ジ(メタ)アクリル酸ノナンジオール、ジ(メタ)アクリル酸ネオペンチルグリコール、ジ(メタ)アクリル酸トリシクロデカンジメタノール、トリ(メタ)アクリル酸ペンタエリスリトール、テトラ(メタ)アクリル酸ペンタエリスリトール、ヘキサ(メタ)アクリル酸ジペンタエリスリトール、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、ジビニルベンゼン、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート等を好ましく挙げることができる。前記の多官能性単量体を添加配合すると表面硬度の改善等が図れる。前記他の硬化性成分の配合割合は、前記多官能(メタ)アクリル酸エステル1の100重量部に対して100重量部以下、特に50重量部以下であるのが好ましい。硬化成分の配合割合が、100重量部を越える場合には、重合硬化した際に屈折率が上昇し、所望の減反射膜が形成できないので好ましくない。
前記減反射膜は、前記特定の硬化性塗液を重合硬化して得られるものであって、屈折率が好ましくは1.5以下、特に好ましくは1.45以下であり、膜厚は好ましくは70〜150nm、特に好ましくは90〜110nmである。
本発明の減反射性タッチパネルの製造方法は、まず前記特定の硬化性塗液を基材に塗布し、不活性ガス雰囲気下で紫外線照射により重合硬化させて基材の片面又は両面に反射防止膜を形成する方法である。前記溶媒を含む硬化性塗液の場合は、塗付した後、乾燥等により溶媒を蒸発させてから、紫外線照射により重合硬化させて反射防止膜を成形させる。
前記塗布は通常行われる塗布方法を用いることができる。具体的には例えばロールコート法、グラビアコート法、ディップコート法及びスピンコート法等がある。これらの方法により乾燥時の膜厚が好ましくはおよそ70〜150nmになるように塗布する。
紫外線照射に用いられる紫外線灯の種類は一般的に用いられるものであれば特に限定されず、例えば低圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドランプ、キセノンランプ等が挙げられる。紫外線照射の条件として、照射線量は10mJ以上が好ましく、100mJ以上がさらに好ましい。照射線量10mJより少ない場合は重合硬化後、十分な表面硬度が得られないため好ましくない。また重合硬化後に、紫外線照射による後硬化をさらに1回以上行ってもよい。紫外線照射時の酸素濃度は、重合硬化時および後硬化時とも窒素、アルゴンなどの不活性ガスを吹き込むことにより1000ppm以下に抑えることが好ましい。
反射防止層は前述の物質を単層で形成しても多層で形成してもよく、膜厚は基材、膜の構成によって異なるが、一層あたり可視光波長と同じ厚さもしくはそれ以下の厚さが好ましい。また、前記特定の硬化性塗液の硬化物による減反射膜(層)と基材との間にもう一つ以上の層を設けてもよい。この間の層は、無機物、有機物、若しくはこれらの混合物を用いることができる。減反射剤として、例えば無機物質として、酸化チタン、フッ化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化シラン、酸化タンタル、酸化イットリウム、酸化イッテルビウム、酸化ジルコニウム、フッ化セリウム、酸化セリウム、フッ化ランタン等を用いて、基材上に蒸着することで減反射層を形成することができる。また有機物質としては、フッ素系化合物、シラン化合物等を用いて薄膜として塗布後、そのまま用いるかあるいは電子線、紫外線、熱などで硬化し減反射層を形成する。その層の厚さは、0.01〜20nmが好ましい。またその層の成形方法は、特に限定されないが、例えば、蒸着、スパッタリング、ウエットコーテイング等の方法を挙げることができる。また、この層には高屈折率層、帯電防止層、防曇性、防眩性、硬度の向上、特定波長の光の遮断等の機能を付与してもよい。特に好ましくは、前記特定の硬化性塗液の硬化物による減反射膜と基材との間にもう一つの高屈折率の層を設けて、減反射効果を向上させることができる。その際の高屈折率の層の厚さは、おおよそ70〜150nmが好ましく挙げられる。より好ましくは、80〜120nmが挙げられる。
また、前記の含フッ素多官能メタアクリレートと含フッ素重合体の組成物には、さらに必要に応じて前記の無機微粒子を前記含フッ素組成物に100重量部に対して90重量部未満含有することができる。無機微粒子としては特に限定されないが、好ましくは組成物の屈折率を増加させないためにフッ化マグネシウムやコロイダルシリカ等屈折率1.5以下のものが特に好ましい。微粒子の粒径については、低屈折率の透明性を確保するために可視光の波長に比べて十分小さいことが望ましい。
本発明で用いる接着剤としては、例えば市販のアクリル系接着剤、ゴム系接着剤およびウレタン系接着剤等が挙げられる。
本発明で用いる黒色顔料としては、黒色有機顔料、カーボンブラック、黒鉛、酸化鉄黒、酸化チタン、チタンブラック等が挙げられる。黒色有機顔料としては、アントラキノン系顔料、ペリレン系顔料、ジスアゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、イソインドリン系顔料、ジオキサジン系顔料、キナクリドン系顔料、ペリレン系顔料、トリフェニルメタン系顔料、チオインジゴ系顔料などを混合して黒色にしたものが挙げられる。これらのうちで、遮光力の強いカーボンブラック、黒鉛、酸化チタン、チタンブラックを用いるのが望ましい。
黒色顔料と接着剤の配合量は、0.01〜10重量%の黒色顔料に対して、99.99〜90重量%の接着剤である。また、黒色顔料と接着剤の配合方法は、公知の方法で配合することができる。
前記の減反射性の材料と黒色接着剤を組み合わせて、高コントラスト性、減反射性の材料を製造するが、その組合せ順序は適宜選択されてよい。例えば、紫外線照射して基材のもう一方の面に減反射層を形成させる形態のコントラスト性減反射材でもよい。また、基材の両面に減反射層を形成させ、その片面に黒色顔料と接着剤からなる配合物の層を設けてなる形態のものでもよい。さらには、基材にハードコート処理したものを用いその面に減反射層を設け、他の片面に前記の配合物の層を設けてもよい。なお接着剤は離型紙でカバーしておき使用時にはがして用いてもよい。
前記の方法により作製した減反射性の材料はタッチパネルの画像表示部分の前面に、あるいは挟持した基材に設けることが可能であり、装着方法は接着などでできる。
また、前記特定の硬化性塗液の硬化物による反射防止膜と基材との間にもう一つ以上の層を設けてもよい。この間の層は無機物、有機物、もしくはこれらの混合物を用いることができ、その厚みは0.01〜20μmが好ましい。また層の成形方法は特に限定されず、例えば蒸着、スパッタ、ウェットコーティング等の方法をとることができる。またこの層には高屈折率、帯電防止、防曇、防眩、硬度の向上、特定波長の光の遮断等の機能を一種類以上付与することができる。
なお、図1は、タッチパネルの一例を示す断面図である。図2は、減反射性タッチパネルの一例を示す断面図である。図3は、減反射性タッチパネルの他の一例を示す断面図である。図4は、高コントラスト性の減反射性タッチパネルの一例を示す断面図である。図5は、減反射材の構成を示す断面図である。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。次に評価に用いた測定方法を示す。
(1)可視光線部の分光反射率;5゜正反射測定装置のついた紫外・可視分光光度計(日本分光社製、商品名「U−best50」)により、波長300〜800における減反射フィルム及び基材フィルムの分光反射率を測定した。ただし、塗布面を測定面とし裏面は反射を遮るためサンドペーパーで荒らし測定した。表には550nmにおける分光反射率で示した。
(2)透過率(%);ヘイズメーター{日本電色工業(株)、NDM−2000}を用いて、JISK 7361に準拠して全光線透過率を測定した。
(3)鉛筆硬度;JIS K 5400,8.4.2に従って測定した。
(4)密着性;碁盤目剥離試験をJIS K 5400,8.5.2に従って行った。
(5)減反射層の屈折率;硬化性塗液を乾燥後の膜厚が約500μmになるようにガラス基材上に塗布し、紫外線照射により1J/cm2の照射で硬化して得られた膜をガラスより剥離してその試料をアッベ屈折計{アタゴ(株)製}を用いて屈折率を測定した。
(6)コントラスト性の評価;試験者5人が目視で、観察し、評価した。なお5人中、○はコントラストがよいと答えた者4〜5人、△は2〜3人、×は0〜1人とした。
〔実施例1〕;
〔実施例1−1〕;ハードコート処理
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(日本化薬社製)45重量部、ポリエチレングリコールジアクリレート(新中村化学社製、商品名NK−エステル「A−400」)30重量部、光重合開始剤として、イルガキュア184{チバガイギー社製、IRUGACURE184(以下I−184と略す)}5重量部溶媒としてイソプロピルアルコール20重量部を混合して、ハードコート用の溶液を配合した(組成1)。これをグラビアコーター(康井精機社製)を用いてポリエチレンテレフタレート(縦×横×厚さ=100m×140mm×100μm、以下PETと略す)に乾燥膜厚がおよそ5μmになるように塗布した。紫外線照射器(アイグラフィック社製)を用いて800mJ/cm2の紫外線(UV)を照射して硬化を行って、これを適当な大きさに切断して、ハードコート膜を形成したPETフィルム(HC−PET)を作製した。
〔実施例1−2〕;硬化性塗液の調整
次に30%酸化亜鉛微粒子トルエン分散液(住友大阪セメント社製、商品名「ZS−300」)240重量部、トリメチロールプロパントリアクリレート(以下TMPTAと略す)28重量部、ダロキュア1116{メルク社製、アセトフェノン系、DAROCURE1116(以下D−1116と略す)}1重量部、溶媒としてトルエン400重量部を混合して、硬化性塗液を調製した(組成2)。次いで、この組成2の塗液を、グラビアコーターを用いてHC−PETフィルムに乾燥膜厚がおよそ100nmになるように塗布した。紫外線照射器により100mJ/cm2の紫外線を照射して、硬化を行って高屈折材料が形成された高屈折率材料形成PET(以下HR−PETと略す)フィルムを作製した。
〔実施例1−3〕;AR−PETの製造
F17(OH)DA(後述参照)、F8DTA(後述参照)、「XBA−STシリカゾル」{日産化学(株)製、商品名、コロイダルシリカ30%:キシレン45%:n−ブタノール25%}及び光重合開始剤D−1116を下記に示す配合割合で混合し、含フッ素単量体混合物を得た。得られた組成物に溶媒としてトリフルオロメチルベンゼン400重量部を混合し、硬化性塗液を調製した(組成3とする)。次いでグラビアコーターを用いて前記の実施例1−2で作製したHR−PET上に乾燥膜厚が、およそ100nmになるように塗布した。紫外線照射器により1000mJ/cm2の紫外線を3回照射し、硬化を行って低屈折率材料、高屈折率材料が積層された減反射性PETフィルム(AR−PET)を作製した。
なお、F17(OH)DAは、次の化合物の混合物である。

また、F8DTAは、1,2,9,10−テトラアクリロイルオキシ−4,4,5,5,6,6,7,7−オクタフルオロデカンの略称である。
組成3;
F17(OH)DA ; 10重量部
F8DTA ; 50重量部
XBA−STシリカゾル ; 133重量部
開始剤(D−1116) ; 1重量部
溶媒(トリフルオロメチルベンゼン); 400重量部
〔実施例1−4〕;ITO加工
前記実施例1−4で作製したAR−PETを用いて、そのAR−PETの減反射処理をしていない面に厚さ30nmの酸化スズインジュウム(以下ITOと略す)の膜を通常の方法で形成せしめて、減反射処理ITO透明導電性PETフィルム(以下AR−ITO−PETと略す)を作製した。
〔実施例1−5〕;ガラス基板の減反射処理
ガラス基板(大きさ=縦×横×厚さ150×150×3mm)を用いて、前記の実施例で作製した組成1、組成2および組成3の液を用いてそれぞれデップコートでコーテイングした後、UV照射して減反射膜を形成したガラス(以下AR−Gと略す)を作製した。
〔実施例1−6〕;ガラスITO処理
得られたAR−Gを用いて、基材のAR−PETの減反射処理をしていない面に厚さ30nmのITOの膜を通常の方法で形成せしめて、減反射処理透明導電性PETフィルム(以下AR−ITO−Gと略す)を作製した。
〔実施例1−7〕;タッチパネルの作製
図2に示すように前記の実施例1−4で作製したAR−ITO−PETと実施例1−6で作製したAR−ITO−Gを用いて、ITO面を向き合わせ両面テープで端を止め中央部に空間を設けてなる減反射性タッチパネルを作製した。なお、図では、表示素子(8)の上部にあるタッチパネル(20)の上部より指等の圧力等で押すと空隙部分(3)が押し狭められて、表示素子(8)に相当する情報が選択されて、伝達される。作製した減反射性タッチパネルを用いて、あるいはその部材の性能として、透過率、反射率、密着性および鉛筆硬度を測定した。
〔比較例1〕
実施例1に用いた実施例1−1、1−2および1−3の処理をしていない基材のPETフィルムと実施例1−5の減反射処理をしていないガラスのみを用いて、実施例1と同様にしてタッチパネルを作製した。性能を前記と同様の方法により測定した。図1と同じである。
〔実施例2〕;
〔実施例2−1〕;ハードコート処理
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート{日本化薬(株)社製}45重量部、ポリエチレングリコールジアクリレート(新中村化学社製、商品名NK−エステル「A−400」)30重量部、光重合開始剤として、イルガキュア184{チバガイギー社製、IRUGACURE184(以下I−184と略す)}5重量部、溶媒としてイソプロピルアルコール20重量部を混合して、ハードコート用の溶液を配合した(組成1)。これをグラビアコーター(康井精機社製)を用いてPET(縦×横×厚さ=100m×140mm×100μm)に乾燥膜厚がおよそ5μmになるように塗布した。紫外線照射器(アイグラフィック社製)を用いて800mJ/cm2の紫外線(UV)を照射して硬化を行って、これを適当な大きさに切断して、ハードコート膜を形成したPETフィルム(HC−PET)を作製した。
〔実施例2−2〕;塗液の調製
次に30%酸化亜鉛微粒子トルエン溶液分散液(住友大阪セメント社製、商品名「ZS−300」)240重量部、トリメチロールプロパントリアクリレート(以下TMPTAと略す)28重量部、ダロキュア1116{メルク社製、アセトフェノン系、DAROCURE1116(以下D−1116と略す)}1重量部、溶媒としてトルエン400重量部を混合して、硬化性塗液を調製した(組成2)。次いで、この組成2の塗液を、グラビアコーターを用いてHC−PETフィルムに乾燥膜厚がおよそ100nmになるように塗布した。紫外線照射器により100mJ/cm2の紫外線を照射して、硬化を行って高屈折材料が形成された高屈折率材料形成PET(以下HR−PETと略す)フィルムを作製した。
〔実施例2−3〕;塗液の調製
F17(OH)DAとF8DTA、「XBA−STシリカゾル」{日産化学(株)製、商品名、コロイダルシリカ30%:キシレン45%:n−ブタノール25%}及び光重合開始剤D−1116を下記に示す配合割合で混合し、含フッ素単量体混合物を得た。得られた組成物に溶媒としてトリフルオロメチルベンゼン400重量部を混合し、硬化性塗液を調製した(組成3とする)。次いでグラビアコーターを用いて前記の実施例1−2で作製したHR−PET上に乾燥膜厚が、およそ100nmになるように塗布した。紫外線照射器により1000mJ/cm2の紫外線を3回照射し、硬化を行って低屈折率材料、高屈折率材料が積層された減反射PETフィルム(AR−PET)を作製した。
なお、F17(OH)DA、F17(OH)DAは、前記と同じ化合物の混合物である。
〔実施例2−4〕;ITO−AR−PETの製造
実施例2−3で作製したAR−PETのAR処理をしていない面に厚さ30nmのITOの透明導電性膜を常法により蒸着で形成し、AR処理透明導電性PETフィルム(以下AR−ITO−PETと略す)を作製した。
〔実施例2−5〕;硬化性塗液の調製
1,2−ジアクリロイルオキシ−2−(2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,9−ヘプタデカフルオロノニル)エチレン(F17EDAと略す)10重量部、ポリ(アクリル酸−3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,10,10−ヘプタデカフルオロデシル)1重量部、溶媒としてトリフルオロメチルベンゼン87重量部、光重合開始剤としてI−184、2重量部を混合し含フッ素硬化性塗液を調製した(組成4)。
〔実施例2−6〕;ITO面のAR処理
前記実施例2−4で作製したAR−ITO−PETを用いて、そのITO面に、乾燥膜圧が約100nmとなるようにデイップコート法で塗布し、窒素雰囲気下で、120Wの水銀灯を用いて、400mJの紫外線を照射し、硬化してAR層を形成し、両面AR処理透明導電性PET(以下、両面AR−ITO−PETと略す)フィルムを作製した。
〔実施例2−7〕;ガラス基材のAR処理
ガラス基板(大きさ=縦×横×厚さ150×150×3mm)を用いて、実施例1−1、1−2、1−3の硬化性塗液をそれぞれデイップコート法でコーテイングした後、前記と同様にして、紫外線硬化してAR処理したガラス(以下AR−G)を作製した。
〔実施例2−8〕;ガラス基材のITO処理
実施例2−7で作製したAR−GのAR処理をしていない面に厚さ30nmのITOの膜を通常の方法で形成せしめて、減反射処理透明導電性PETフィルム(以下AR−ITO−Gと略す)を作製した。
〔実施例2−9〕;実施例2−5の硬化性塗液でITO−GのAR処理
実施例2−8で得られたAR−ITO−Gを用いて、ITOの面に乾燥膜厚100nmとなるようにデイップコート法により塗布し、前記と同様にして紫外線照射して、硬化しAR層を形成した両面AR処理透明導電性ガラス(以下両面AR−ITO−G)を作製した。
〔実施例2−10〕;タッチパネルの作製
図3に示すように前記の実施例2−6で作製した両面AR−ITO−PETと実施例2−9で作製した両面AR−ITO−Gを用いて、ITO面を向き合わせ、スペーサー(4)として両面テープで端を止め中央部に空間を設けてなる減反射性タッチパネルを作製した。これを図3に示した。作製した減反射性タッチパネルを用いて、あるいはその部材の性能として、透過率、反射率、密着性および鉛筆硬度を測定した。
〔比較例2〕
前記の組成1の代わりに、デイップコート型減反射性塗液として、含フッ素重合体の塗液(旭硝子社製サイトップ)を用いてデイップコートしてAR処理した以外は、実施例1−3と同様にしてAR処理PETフイルムを作製した。このAR処理したPETフイルム用いて、タッチパネルを作製して、評価した。得られたPET−AR基材の片面減反射処理した材料の分光反射率、両面分光反射率、分光透過率および鉛筆硬度を前記の方法により測定した。
〔実施例3〕
〔実施例3−1〕;黒色顔料と接着剤の配合物1
黒色顔料として、カーボンブラック{電気化学工業(株)社製、商品名デンカブラック、粒径0.04μm}5.0gと市販のアクリル系接着剤{綜研化学(株)社製、商品名SKダイン1501B}1000gをボールミルで均一に分散させて配合物1を調製した。
〔実施例3−2〕;
前記の実施例1−4を用いて、前記の配合物1により、PET表面およびガラス表面に接着した以外は、実施例1と同様にしてタッチパネルを作製し、評価した。このタッチパネルを図4に示した。また、結果を表1に併せて示した。

*1)光線透過率(%)は、550nmの波長における数値と、その数値から、○は90以上〜100%、△は70以上〜90%未満、×は70%未満として示した。
*2)反射率(%)は、550nmの波長における数値と、○は1%未満、△は1以上〜5%未満、×は5以上〜10%未満として示した。
以上の結果から表1では、本発明の実施例1が比較例1に比べて、全光線透過率、減反射性(反射率)、密着性および鉛筆硬度の各性能のバランスがとれていることが分かる。さらに、表1において、本発明の実施例2が比較例2に比べて、全光線透過率、減反射性(分光反射率)、コントラスト性、鉛筆硬度および密着性の各性能のバランスがとれていることが分かる。
図1はタッチパネルの一例を示す断面図である。 図2は減反射性タッチパネルの一例を示す断面図である。 図3は減反射性タッチパネルの他の一例を示す断面図である。 図4は高コントラスト性の減反射性タッチパネルの一例を示す断面図である。 図5は減反射材の構成の一例を示す断面図である。
符号の説明
1.基材(樹脂)
2.ITO層
3.空隙
4.スペーサー(両面テープ)
5.減反射層
6.基材(ガラス)
7.ITO層
8.表示素子
9.減反射層
10.ハードコート層(1)
11.ハードコート層(2)
13.接着剤層
14.減反射層
15.基材フィルム
20.タッチパネル
21.減反射材

Claims (3)

  1. A成分として含フッ素多官能(メタ)アクリル酸エステル10〜100重量%とB成分として含フッ素重合体90〜0重量%とを含む硬化性塗液を硬化した減反射層を形成した基材フィルムを、タッチパネルを構成する部材の樹脂あるいはガラスの基材上に接着してなる減反射性タッチパネル。
  2. A成分が下記一般式[1]


    [式中X1及びX2は、同一若しくは異なる基であって、水素原子又はメチル基を示し、Y1は、(i)水酸基を0〜4個有し、2個ないし8個のフッ素原子を有する炭素数1〜14のフルオロアルキレン基、(ii)フッ素原子を4個以上有する炭素数3〜14のフルオロシクロアルキレン基、(iii)−C(Y2)HCH2−基(但しY2は、フッ素原子を3個以上有する炭素数1〜14のフルオロアルキル基、フッ素原子を4個以上有する炭素数3〜14のフルオロシクロアルキル基を示す。)、若しくは、(iv)下記の一般式[2]


    (ここでY3はフッ素原子3個以上を有する炭素数1〜14のフルオロアルキル基、Zは水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基である。)で示される基であり、m、nは1または2の数である。]で表わされる2官能ないし4官能の含フッ素多官能(メタ)アクリル酸エステルであり、B成分が、下記一般式[3]


    (式中X3は、水素原子又はメチル基を示し、Y4はフッ素原子を3個以上有する炭素数2〜14のフルオロアルキル基又はフッ素原子を4個以上有する炭素数4〜14のフルオロシクロアルキル基を示す。)で表わされる単官能の含フッ素(メタ)アクリル酸エステルに基づく構成単位として50重量%以上含有する含フッ素重合体である請求項1に記載の減反射性タッチパネル。
  3. タッチパネルを構成する部材の樹脂あるいはガラスの基材にハードコート処理が施されている請求項1又は2に記載の減反射性タッチパネル。
JP2007179055A 2007-07-06 2007-07-06 減反射性タッチパネル Pending JP2007265440A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007179055A JP2007265440A (ja) 2007-07-06 2007-07-06 減反射性タッチパネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007179055A JP2007265440A (ja) 2007-07-06 2007-07-06 減反射性タッチパネル

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37268898A Division JP4000698B2 (ja) 1998-12-28 1998-12-28 減反射性タッチパネル、製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007265440A true JP2007265440A (ja) 2007-10-11

Family

ID=38638293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007179055A Pending JP2007265440A (ja) 2007-07-06 2007-07-06 減反射性タッチパネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007265440A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101243717B1 (ko) * 2009-05-20 2013-03-13 주식회사 엘지화학 색감 및/또는 시인성이 우수한 터치 윈도우
JP2015122046A (ja) * 2013-12-23 2015-07-02 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. タッチパネル及びその製造方法、並びにタッチスクリーン装置
CN110927832A (zh) * 2018-09-04 2020-03-27 爱科来株式会社 光学元件和光学元件的制造方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07126552A (ja) * 1993-10-29 1995-05-16 Nippon Oil & Fats Co Ltd 含フッ素硬化性塗液及び含フッ素硬化被膜
JPH07219697A (ja) * 1994-02-01 1995-08-18 Seiko Epson Corp タッチパネル及びその製造法
JPH0836449A (ja) * 1994-07-22 1996-02-06 Tokai Rubber Ind Ltd ペン入力装置の入力プレート用表面材
JPH0848935A (ja) * 1994-08-09 1996-02-20 Nippon Oil & Fats Co Ltd 反射防止膜を備えた減反射材及びその製造法
JPH08115645A (ja) * 1994-10-13 1996-05-07 Dainippon Printing Co Ltd タブレットの表面材
JPH08234891A (ja) * 1995-02-28 1996-09-13 Fujitsu Ltd 情報処理機器の表示部表面保護シート
JPH08329767A (ja) * 1995-06-06 1996-12-13 Sekisui Chem Co Ltd タッチパネルの構造
JPH09152940A (ja) * 1995-11-30 1997-06-10 Idemitsu Kosan Co Ltd タッチパネル
JPH10105335A (ja) * 1996-09-27 1998-04-24 Mitsubishi Chem Corp 透明タッチパネル

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07126552A (ja) * 1993-10-29 1995-05-16 Nippon Oil & Fats Co Ltd 含フッ素硬化性塗液及び含フッ素硬化被膜
JPH07219697A (ja) * 1994-02-01 1995-08-18 Seiko Epson Corp タッチパネル及びその製造法
JPH0836449A (ja) * 1994-07-22 1996-02-06 Tokai Rubber Ind Ltd ペン入力装置の入力プレート用表面材
JPH0848935A (ja) * 1994-08-09 1996-02-20 Nippon Oil & Fats Co Ltd 反射防止膜を備えた減反射材及びその製造法
JPH08115645A (ja) * 1994-10-13 1996-05-07 Dainippon Printing Co Ltd タブレットの表面材
JPH08234891A (ja) * 1995-02-28 1996-09-13 Fujitsu Ltd 情報処理機器の表示部表面保護シート
JPH08329767A (ja) * 1995-06-06 1996-12-13 Sekisui Chem Co Ltd タッチパネルの構造
JPH09152940A (ja) * 1995-11-30 1997-06-10 Idemitsu Kosan Co Ltd タッチパネル
JPH10105335A (ja) * 1996-09-27 1998-04-24 Mitsubishi Chem Corp 透明タッチパネル

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101243717B1 (ko) * 2009-05-20 2013-03-13 주식회사 엘지화학 색감 및/또는 시인성이 우수한 터치 윈도우
JP2015122046A (ja) * 2013-12-23 2015-07-02 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. タッチパネル及びその製造方法、並びにタッチスクリーン装置
CN110927832A (zh) * 2018-09-04 2020-03-27 爱科来株式会社 光学元件和光学元件的制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5880762B2 (ja) 光学フィルム及びタッチパネル
JP5630584B2 (ja) 光学積層体の製造方法
JP4414188B2 (ja) ハードコート層の滑り性を改善した積層体
KR20100103390A (ko) 광학필름
WO2019107036A1 (ja) ハードコートフィルム、光学積層体および画像表示装置
JP2006116754A (ja) 減反射材及びそれを用いた電子画像表示装置
JP2010163535A (ja) アンチブロッキング性硬化性樹脂組成物、アンチブロッキング性ハードコートフィルム、アンチブロッキング性層状構造体、アンチブロッキング性層状構造体を含む表示装置およびそれらの製造方法
JP2009066884A (ja) 光学積層体の製造方法、光学積層体、偏光板及び画像表示装置
JP2010266658A (ja) 反射防止フィルム及びそれを用いた偏光板
TWI389798B (zh) 抗反射薄膜
JP4496726B2 (ja) 減反射材料用低屈折率層、それを備えた減反射材料及びその用途
JP2002277609A (ja) 反射防止膜、反射防止フィルム、画像表示装置、及び、それらの製造方法
JP5690491B2 (ja) 防眩性ハードコートフィルム及びそれを用いた偏光板
JP4285059B2 (ja) 透明導電性材料及びタッチパネル
JP4000698B2 (ja) 減反射性タッチパネル、製造方法
KR20060051875A (ko) 광학적층체 및 광학소자
JP5490487B2 (ja) 光学積層体
JP5753285B2 (ja) 光学積層体
JP2007265440A (ja) 減反射性タッチパネル
JP2010144009A (ja) 塗布組成物、積層体及び積層体の製造方法
JP4144096B2 (ja) 減反射材およびその製造方法
JP2000111716A (ja) 高コントラスト性減反射材、製造方法および用途
JP4089004B2 (ja) 近赤外線遮蔽性減反射材、製造方法および用途
JP5426329B2 (ja) 光学積層体
JP2007041575A (ja) ディスプレイ用フィルタ及びディスプレイ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100105

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100511