JPH08234891A - 情報処理機器の表示部表面保護シート - Google Patents

情報処理機器の表示部表面保護シート

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JPH08234891A
JPH08234891A JP4042595A JP4042595A JPH08234891A JP H08234891 A JPH08234891 A JP H08234891A JP 4042595 A JP4042595 A JP 4042595A JP 4042595 A JP4042595 A JP 4042595A JP H08234891 A JPH08234891 A JP H08234891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protective sheet
pen
range
display part
input
Prior art date
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Pending
Application number
JP4042595A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Hamano
武 濱野
Masuo Onishi
益生 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP4042595A priority Critical patent/JPH08234891A/ja
Publication of JPH08234891A publication Critical patent/JPH08234891A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は手書き入力装置の表示部表面を保護
する保護シートに関し、手書きペン入力の機能を損なわ
ず、ペン入力による画面表示性能等を損なわず、かつ表
示画面の損傷を出来るだけ低減することを目的としてい
る。 【構成】 特定のペンを使用して手書き入力可能な表示
部を有する情報処理機器における表示部の表面に貼られ
る保護シートであって、保護シートは材厚50〜150
μmの範囲の透明な樹脂シートであり、表示部に貼る付
けられる側には、表示部に対して容易に着脱可能な粘着
材又は接合材を有し、樹脂シートは、ヘイズ値が0.3
〜5.0%の範囲の透明度を有するポリエチレンテレフ
タレート(PET)有し、かつペンで入力する側の表面
にアクリル系ハードコートをコーティングして構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナル・コンピュ
ータ、ハンドヘルドターミナル、ワードプロセッサ等の
情報処理機器及び計測器、精密機器等の、表示画面内に
ペンを用いて手書きで入力可能な情報処理機器における
保護シートに関し、特に、表示部表面の汚れやペンとの
摩耗による摺動傷から表面を保護するために、表示部表
面の少なくともペンによる入力エリア以上を覆い、かつ
本来の表示状態や機器の特性(特に入力特性)を損なわ
ないように形成した保護シートに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナル・コンピュータ、ハン
ドヘルドターミナル、ワードプロセッサ等の情報処理機
器、さらに計測器、精密機器等において、ユーザが表示
部表面にペンにより手書きで所定の入力を行う方式が発
展している。このような手書きペン入力は従来から種々
の方式が提案され実施されているが、代表的な方式は静
電(又は電磁)誘導方式及び抵抗体シート方式がある。
前者の方式は、2次元平面の表示画面内に互いに直交し
てマトリクス状に配設された電極に対して、静電(電
磁)ペンを用いて容量もしくはインピーダンスの変化を
検出する方式である。後者の方式は表示画面内に例えば
抵抗体シートを配置し、入力ペンの押圧による抵抗の変
化を検出する方式である。
【0003】前者の場合はマトリクス電極を覆う表面板
として板厚1mm程度の透明樹脂板を用いている。ま
た、後者の場合は入力ペン押圧を確実に検知して抵抗値
の変化にするために抵抗体シートが貼り付けられてい
る。これらの方式の表示部表面の損傷に対する強度は、
鉛筆硬度でH程度のハードコートを施している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実際にユー
ザがペン入力を開始すると、表示画面には種々の損傷要
因が発生する。代表的なものとして、汚れ、擦れ、傷、
衝撃等である。さらに、使用頻度によってペンとの摺動
傷が発生する。これらの損傷が表面に発生すると、当然
に表示が見にくくなったり、ペン入力自体が不能或いは
位置ずれを発生し、結果的にペンからの正確な入力が出
来なくなる。その結果、電磁誘導方式であれば表面板を
交換し、抵抗体シート方式であればタブレット全体の交
換が必要になる。
【0005】一方、一般にこれらの部材交換は高価であ
ると共に、交換後も一定の使用後に修理期間を必要とす
るため、ユーザから改善が要望されていた。本発明は、
上記の問題を解消するためのもので、手書きペン入力の
機能を損なわず、ペン入力による画面表示性能等を損な
わず、かつ表示画面の損傷を出来るだけ低減することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明では新たに表示部表面に貼り付ける保護シー
トを提案するものである。本発明による保護シートは所
定の材厚の樹脂シート(フィルム)で形成し、表示画面
全体の中の少なくともペンによる入力エリアを被覆し、
一定期間の使用後にユーザにより容易に交換可能であ
り、かつ安価なものである。
【0007】本発明によれば、特定のペンを使用して手
書き入力可能な表示部を有する情報処理機器における前
記表示部の表面に貼られる保護シートであって、保護シ
ートは材厚50〜150μmの範囲の透明な樹脂シート
であり、表示部に貼る付けられる側には表示部に対して
容易に着脱可能な手段を有する。適切な実施例として、
樹脂シートはヘイズ値が0.3〜5.0%の範囲の透明
度を有するポリエチレンテレフタレート(PET)であ
り、保護シートはペンで入力する側の表面にアクリル系
のハードコートをコーティングする。また、着脱可能な
手段は粘着材或いは接合部材であり、粘着材或いは接合
部材の厚みは10〜100μmの範囲であり、粘着材或
いは接合部材の引き剥がし強度は0.2〜10g/mm
2 の範囲である。
【0008】
【作用】本発明では手書き入力装置の使用前にその表示
部表面に保護シートを貼り付ける。保護シートを貼り付
ける範囲はペン入力可能範囲以上にして余裕を持たせる
必要がある。仮に、前述のような傷、擦れ、汚れ、等が
表示部表面に発生したとしても、本発明によればタブレ
ット部の高価な部材を修理及び交換する必要なく、この
保護シートのみを交換するだけで、元々の状態に復元さ
せることができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の保護シートを貼り付ける手書
き入力装置の外観斜視図である。図中、1は保護シート
であり、2は表示部表面、3は本体である。保護シート
1は、ユーザにより使用する前に表示部表面2のペン入
力可能エリア以上に貼り付けられる。
【0010】なお、保護シート1は、ペン入力自体の機
能、特性を損なわないようにするため、ペンとの摺動性
を考慮して表面は滑らかであり、かつペン入力時の押圧
(筆圧)がユーザの負担にならないようにするために、
保護シート1の材厚を50〜150μmの範囲としてい
る。何らかの原因で、保護シート1に傷、擦れ、汚れ等
が表面に発生したとしても、タブレット部の高価な部材
を交換しなくともよく、安価な保護シート1を交換する
だけで、元々の状態に復元させることができる。
【0011】また、ユーザが交換用の保護シート1を容
易に入手可能なサービス体制ができていれば、本発明の
保護シートはユーザ自身で交換することが容易であるの
で、直ちに修理が可能であり、その結果機器の稼働率を
向上させることができる。図2は本発明による保護シー
トの一実施例構成図である。保護シート1はアクリル系
ハードコート部11と、ポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルム部12と、粘着材又は接合材13で
構成されている。
【0012】ポリエチレンテレフタレート(PET)フ
ィルム12の材厚は種々の強度、透明度、作業性等を考
慮すると、50〜150μmの範囲が適切であり、経験
的には125μmが最適である。また、その透明度はヘ
イズ値0.3〜5.0%の範囲が適切である。
【0013】ここで、ヘイズ値は以下の式で定義される
値である。 ヘイズ値(%)=散乱光線透過率/全光線透過率。 従って、ヘイズ値が高いほど透明度が低いことを示す。
アクリル系ハードコート部11はポリエチレンテレフタ
レート(PET)フィルム12を保護するためのもので
あり、手書き入力側に貼り付けられる。このハードコー
トは適切には数μmの厚みでコーティングされる。
【0014】粘着材又は接合部材13は、粘着強度と引
き剥がしの作業性等を考慮して粘着強度0.2〜10g
/mm2 の範囲が適切であり、最適には0.5g/mm
2 である。ここで粘着材とは例えば透明テープやクラフ
トテープの片面に使用されている粘着材であり、接合部
材とは例えば両面テープである。図3は図2の粘着材又
は接合部材の貼り付け例の説明図である。保護シート1
の裏側(即ち、表示部表面側)に、適切には30μmの
厚みで幅2mmの糊代を設けてあり、糊代の粘着強度は
約0.5g/mm2 である。この強度は表示画面に貼り
付けた後でも、ユーザにより容易に剥がせる程度のもの
である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による保護
シートを手書きペン入力装置の表示部表面に使用前に貼
り付けることにより、例え、表示部表面に、傷、擦れ、
汚れ、等が発生したとしても、本発明によればタブレッ
ト部の高価な部材を修理及び交換する必要なく、この安
価な保護シートのみを交換するだけで、元々の状態に復
元させることができるので、ユーザの負担を軽減させる
ことができる。また、保護シートが消耗品として損傷を
吸収するために表示部表面そのものの寿命を延長するこ
とができ、従って本体の信頼性を維持するという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保護シートを貼り付ける手書き入力装
置の外観斜視図である。
【図2】本発明による保護シートの一実施例構成図であ
る。
【図3】図2の粘着材又は接合部材の貼り付け例の説明
図である。
【符号の説明】
1…保護シート 2…表示部表面 3…手書き入力装置 11…アクリル系ハードコート 12…ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム 13…粘着材又は接合材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定のペンを使用して手書き入力可能な
    表示部を有する情報処理機器における前記表示部の表面
    に貼られる保護シートであって、 前記保護シートは、材厚50〜150μmの範囲の透明
    な樹脂シートであり、前記表示部に貼る付けられる側に
    は、前記表示部に対して容易に着脱可能な手段を有する
    ことを特徴とする情報処理機器の表示部表面保護シー
    ト。
  2. 【請求項2】 前記樹脂シートは、ヘイズ値が0.3〜
    5.0%の範囲の透明度を有するポリエチレンテレフタ
    レート(PET)である請求項1に記載の保護シート。
  3. 【請求項3】 前記保護シートは、前記ペンで入力する
    側の表面にアクリル系のハードコートをコーティングし
    た請求項1に記載の保護シート。
  4. 【請求項4】 前記着脱可能な手段は、粘着材或いは接
    合部材であり、前記粘着材或いは接合部材の厚みは、1
    0〜100μmの範囲である請求項1に記載の保護シー
    ト。
  5. 【請求項5】 前記粘着材或いは接合部材の引き剥がし
    強度は、0.2〜10g/mm2 の範囲である請求項4
    に記載の保護シート。
JP4042595A 1995-02-28 1995-02-28 情報処理機器の表示部表面保護シート Pending JPH08234891A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004220506A (ja) * 2003-01-17 2004-08-05 Fujitsu Component Ltd 筆記入力装置およびペン
JP2006065610A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 保護シート付きタッチパネル及びその製造方法
JP2007265440A (ja) * 2007-07-06 2007-10-11 Nof Corp 減反射性タッチパネル

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030617