JP2006236296A - プラスチック保護フィルム - Google Patents
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Abstract
【課題】 抵抗膜式タッチパネルは、上部フィルム4を指やペンなどで押すことにより上部フィルム抵抗体と下部抵抗体を、接触させることにより、位置検出させるものである。タッチパネルと筐体窓枠部分2は、筐体窓枠部分に外力がかかっても誤入力防止の為に0.2mmから0.5mm程度の空間13が設けられている。屋外などのホコリや砂が多い環境でタッチパネル表面に異物が付着し、それを拭き取ろうとして、異物12が上記空間に入ってしまい異物12がタッチパネル上部フィルムを押すことにより、誤入力の原因になることが多発している。
【解決手段】本発明は、タッチパネル表面と筐体窓枠との空間に、ゴミ、異物の混入を防止する目的で、外周部少なくとも2辺に筐体窓枠部分まで覆うように凸部分を設けた事を特徴とするタッチパネル用プラスチック保護フィルムである。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明は、タッチパネル表面と筐体窓枠との空間に、ゴミ、異物の混入を防止する目的で、外周部少なくとも2辺に筐体窓枠部分まで覆うように凸部分を設けた事を特徴とするタッチパネル用プラスチック保護フィルムである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、タッチパネルのプラスチック表面保護フィルムに関するものであり、タッチパネルを利用した装置のタッチパネル表面と筐体窓枠との空間に、ゴミ、異物の混入を防止する目的で、この空間の入り口に、外周部の少なくとも2辺に筐体窓枠部分まで覆うように凸部分を設けた事を特徴とするタッチパネル用プラスチック保護フィルムである。
従来電子手帳、PDA(パーソナルデータアシスタント),ゲーム機などに採用されている抵抗膜式タッチパネルには、タッチパネルの表面フィルムの傷防止として、プラスチック保護フィルムが使用されている。プラスチック保護フィルムは平板のフィルム状で、表面に傷防止のハードコート層を形成し、裏面に密着用粘着層が形成されたものであり、基材は厚み0.15mmから0.3mm程度のプラスチックフィルムである。大きさは交換可能なために筐体窓枠のサイズと同じか少し小さいものが使用されている。
抵抗膜式タッチパネルは、上部フィルム4を指やペンなどで押すことにより上部フィルム下面抵抗体と下部基板上面抵抗体を、接触させることにより、位置検出させるものである。タッチパネルと筐体窓枠部分2は、筐体窓枠部分に外力がかかっても誤入力防止の為に0.2mmから0.5mm程度の空間13が設けられている。屋外などのホコリや砂が多い環境でタッチパネル表面に異物が付着し、それを拭き取ろうとして、異物12が上記空間に入ってしまい異物12がタッチパネル上部フィルムを押すことにより、誤入力の原因になることが多発している(図5参照)。従来の平板状保護フィルムでは、タッチパネル表面と筐体窓枠との空間に、ゴミ、異物の混入があった場合は誤入力に対して何も解決にならなかった。
この課題を解決するために請求項1の発明は、タッチパネル表面と筐体窓枠との空間に、ゴミ、異物の混入を防止する目的で、外周部少なくとも2辺に筐体窓枠部分まで覆うように凸部分を設けた事を特徴とするタッチパネル用プラスチック保護フィルムである。凸部の長さは空間の入り口をふさぐ為に十分な長さであれば良い。
また、請求項2の発明は、前記タッチパネル用保護フィルムで、表面又は下面の傷防止効果を付加するため又は反りを少なくするためにハードコート層を形成したものである。また、最表面には反射防止効果のある層や防汚効果のある層を形成することもある。
また、請求項3の発明は、前記タッチパネル用保護フィルムで、タッチパネルと保護フィルムを固定するために下面に粘着材層を形成したものである。
また、請求項4の発明は、前記タッチパネル用保護フィルムで、表面の傷防止効果を付加するために表面にハードコート層、タッチパネルと保護フィルムを固定するために下面に粘着材層を形成し、筐体窓枠と保護フィルムを固定して、異物混入をより防止するために凸部裏面にも筐体窓枠部分と保護フィルムを密着する為の粘着材層を形成したものである。
また、請求項5の発明は、前記タッチパネル用プラスチック保護フィルムで、保護フィルム基材は厚み0.015mmから0.35mmまでの範囲で、ハードコート層と粘着層を合わせた総厚は0.02mmから0.6mmの範囲のものである。
本発明のプラスチック保護フィルムを図面に基づいて説明する。図1は表面の傷防止機能を付加させる為にプラスチック保護フィルムを使用した断面図である。タッチパネル表面4と筐体窓枠2との空間13に、ゴミ、異物の混入を防止する目的で、外周部少なくとも2辺に筐体窓枠部分まで覆うように凸部分を設けた事を特徴とするタッチパネル用プラスチック保護フィルム1で、凸部の長さは空間の入り口をふさぐ為に十分な長さであれば良く任意に変更できる。
また、図2は前記タッチパネル用保護フィルム1で、表面の傷防止効果を付加するために表面にハードコート層9、を形成したものである。図3はタッチパネルと保護フィルムを固定するためにタッチパネル面に粘着材層10を形成したものである。そして図4は前記タッチパネル用保護フィルム1で、表面の傷防止効果を付加するために表面にハードコート層9、タッチパネルと保護フィルムを固定するためにタッチパネル面に粘着材層10を形成し、筐体窓枠と保護フィルムを固定して、異物混入をより防止するために凸部裏面に筐体窓枠部分と保護フィルムを密着する為の粘着材層11を形成したものである。
プラスチック保護フィルムとして、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネート)、PP(ポリプロピレン)、PS(ポリスチレン)、ポリオレフィン、ポリイミド、ポリアミドイミド、PVC(ポリ塩化ビニル)、ナイロン、PES(ポリエーテルスルフォン)、ポリエステル、PEN(ポリエチレンナフタレート)などのプラスチックが使用できる。
表面の傷防止機能を付加させる為に保護フィルム表面にハードコート層を形成する保護ハードコート材料として、シリコン系樹脂、アクリル系樹脂を使用する事により、傷防止効果が大きくなる。
保護フィルム下面のタッチパネルと接する面に固定を目的とした粘着層を形成する粘着材料として、アクリル系粘着材、シリコン系粘着材、ウレタン系粘着材が使用できる。粘着層により、タッチパネル表面と保護フィルムの間に空気層がなくなることにより、表面反射が小さくなり、透過率が大きくなることにより、LCDの表示品位の改善効果もある。
保護フィルム下面と筐体窓枠上部の接する面に固定を目的とした粘着層を形成した粘着材料として、アクリル系粘着材、シリコン系粘着材、ウレタン系粘着材が使用できる。
図5は、タッチパネル付き機器に従来の平板状プラスチック保護フィルム1を取り付けた断面図であり、保護フィルム表面にハードコート層9、粘着層10を形成したものである。
図6は、従来のタッチパネル付き機器の断面図であり、筐体窓枠部2とフィルム表面の空間13にゴミ、異物12が入り込み、上部フィルム2が異物12により押されることにより誤入力が発生するメカニズムを示したものである。
1 プラスチック保護フィルム
2 筐体窓枠
3 ゴミ防止用テープ
4 タッチパネル表面フィルム
5 タッチパネル両面テープ
6 タッチパネル下面基板
7 固定用両面テープ
8 LCD
9 傷防止用ハードコート層
10 粘着層
11 粘着層
12 異物、ゴミ、砂等
13 タッチパネル表面と筐体窓枠との空間
2 筐体窓枠
3 ゴミ防止用テープ
4 タッチパネル表面フィルム
5 タッチパネル両面テープ
6 タッチパネル下面基板
7 固定用両面テープ
8 LCD
9 傷防止用ハードコート層
10 粘着層
11 粘着層
12 異物、ゴミ、砂等
13 タッチパネル表面と筐体窓枠との空間
Claims (5)
- 抵抗体が内部に形成された上下の基板を利用して、XYの座標入力が可能なタッチパネルを利用した装置で、タッチパネル表面と筐体窓枠との空間に、ゴミ、異物の混入を防止すのため、この空間の入り口を防ぐ目的で、外周部の少なくとも2辺に筐体窓枠部分まで覆うように凸部分を設けた事を特徴とするタッチパネル用プラスチック保護フィルム。凸部の長さは空間の入り口をふさぐ為に十分な長さであれば良い。
- 前記タッチパネル用プラスチック保護フィルムで、上面下面少なくとも一方にハード−コート層を形成したもの
- 前記タッチパネル用プラスチック保護フィルムで、フィルム基板又はハードコート下面にタッチパネル表面と保護フィルムを密着させることを目的とした粘着層を形成したもの
- 前記タッチパネル用プラスチック保護フィルムで、フィルム基板又はハードコート下面にタッチパネル表面と保護フィルムを密着させることを目的とした粘着層を形成し、凸部裏面に筐体窓枠部分と保護フィルムを密着する為の粘着層を形成したもの
- 前記タッチパネル用プラスチック保護フィルムで、保護フィルム基材は厚み0.015mmから0.35mmまでの範囲で、ハードコート層と粘着層を合わせた総厚は0.04mmから0.6mmの範囲のものとする。
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JP2005087049A JP2006236296A (ja) | 2005-02-24 | 2005-02-24 | プラスチック保護フィルム |
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Publication Number | Publication Date |
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2005
- 2005-02-24 JP JP2005087049A patent/JP2006236296A/ja active Pending
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