JP4622545B2 - 貼付用機能性フィルム - Google Patents

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本発明は、例えば携帯電話、タブレット(Tablet)PC、PDA(Personal Digital assistants)、デジタルカメラ等のディスプレイ上に貼付される貼付用機能性フィルムに関するものである。
従来、この種の平面ディスプレイ上には、平面ディスプレイ表面に傷や汚れが付着するのを防止するという機能を発揮させるために保護フィルムを装着することが一般的になっている。これらの保護フィルムを平面ディスプレイ表面に貼付する方法は様々あるが、代表的な貼付方法としては次の第1から第3の方法が挙げられる。その第1は、セロテープを用いて平面ディスプレイの貼付面周辺と保護フィルムとを固定する方法である。第2は、平面ディスプレイと接する保護フィルムの片側に枠状に両面テープを備え、その両面テープを用いて平面ディスプレイと保護フィルムとの間を固定する方法である。第3は、保護フィルムの平面ディスプレイと接する面の全面に粘着剤を備え、その粘着剤を介して平面ディスプレイと保護フィルムとの間を固定する方法である。
しかし、従来のこれらの貼付方法では平面ディスプレイに貼り付ける際に様々な問題がある。すなわち、第1及び第2の方法では、平面ディスプレイ表面に保護フィルム以外のシール又は両面テープを貼付けるため、平面ディスプレイの美感が損なわれる。また、枠以外は固定されていないため、保護フィルムと平面ディスプレイとの間に空気が入り、透過率が低下するなどの問題があった。さらに、第3の方法では、貼り付ける際に粘着剤と平面ディスプレイとの間に空気が入りこみやすく、空気が入った場合には貼り付け後の美感が失われるなどの問題があった。また、これら従来の保護フィルムに共通する問題点として、貼り付ける位置を決定することが困難であるということが挙げられる。そのため、貼り付け後に、保護フィルムが平面ディスプレイからはみ出してしまう場合があり、その場合には貼り付け作業をやり直す必要があるため、作業性に問題があった。
そこで、離型性シート層、粘着剤層、印刷層及びアプリケーションフィルムを積層してなるステッカーで、離型性シート層には位置合せ部分が設けられているステッカーが開示されている(例えば、特許文献1を参照)。そして、該ステッカーは被着物の支点となる箇所に位置合せ部分の先端を合わせ、次いで印刷部分の離型性シートを剥離して出現した粘着剤層を被着物に押しつけることにより貼付が行われる。
特開平11−231784号公報(第2頁及び図5)
ところが、特許文献1に記載のステッカーでは、被着物の支点となる箇所に位置合わせ部分の先端を合わせることから、ステッカーを被着物の貼付面に位置合せする場合の作業がしづらく、位置合せの精度が低下する。しかも、その後印刷部分の離型性シートを剥離して現れた粘着剤層を被着物に押しつける場合、ステッカーが位置決め状態で固着されていないため、貼付作業を円滑に行うことが難しいうえに、ステッカーの粘着剤層と被着物との間に空気を巻き込みやすいという問題があった。
そこで、本発明の目的とするところは、貼付作業性が良好で、貼付位置の位置決め精度が良く、しかも空気の入り込みを抑制することができる貼付用機能性フィルムを提供することにある。
第1の発明の貼付用機能性フィルムは、被着体の貼付面に貼付されて機能を発現する貼付用機能性フィルムであって、基材フィルムの一方の面に機能層又はその機能層上に機能層を保護するための保護層を設け、他方の面に第1粘着剤層を設け、その第1粘着剤層上に剥離層を備え、かつ被着体の貼付面以外の部分に剥離可能に粘着されて仮止めするための仮止め部を備え、前記仮止め部は第2粘着剤層を有し、その第2粘着剤層により一部が機能層上又は保護層上に粘着されるとともに、他の部分が被着体の貼付面以外の部分に粘着される位置決めシールであることを特徴とするものである。
の発明の貼付用機能性フィルムは、第の発明において、前記第1粘着剤層により粘着された剥離層と基材フィルムとの間の粘着力が第2粘着剤層により粘着された機能層と位置決めシールとの間の粘着力より小さくなるように設定されていることを特徴とするものである。
の発明の貼付用機能性フィルムは、第の発明において、前記第1粘着剤層により粘着された剥離層と基材フィルムとの間の粘着力が第2粘着剤層により粘着された保護層と位置決めシールとの間の粘着力より小さくなるように設定されていることを特徴とするものである。
の発明の貼付用機能性フィルムでは、基材フィルムの一方の面に機能層を設け、他方の面に第1粘着剤層を設け、その第1粘着剤層上に剥離層を備え、かつ被着体の貼付面以外の部分に剥離可能に粘着されて仮止めするための仮止め部を備えている。このため、貼付用機能性フィルムを被着体に貼付する際には、まず貼付用機能性フィルムを被着体の貼付面に位置決めした後、その状態で仮止め部を被着体の貼付面以外の部分に粘着させて仮止めする。次いで、剥離層を第1粘着剤層から剥離し、第1粘着剤層を露出させて被着体の貼付面に粘着させることにより貼付用機能性フィルムを被着体の貼付面に貼り付けることができる。このように仮止め部を利用することにより、貼付作業性が良好になるとともに、貼付位置の位置決め精度を向上させることができる。しかも、貼付用機能性フィルムは仮止め部で仮止めされていることから、貼付用機能性フィルムの第1粘着剤層をその仮止め部を利用してその位置から順に貼付けることにより、被着体の貼付面と貼付用機能性フィルムとの間への空気の入り込みを抑制することができる。
この場合、前記仮止め部は第2粘着剤層を有し、その第2粘着剤層により一部が機能層上又は保護層上に粘着されるとともに、他の部分が被着体の貼付面以外の部分に粘着される位置決めシールである。このため、位置決めシールの一部を第2粘着剤層により機能層上又は保護層上に粘着した貼付用機能性フィルムを被着体の貼付面に位置決めした後、その状態で位置決めシールを第2粘着剤層により被着体の貼付面以外の部分に粘着させて仮止めする。次いで、剥離層を第1粘着剤層から剥離し、第1粘着剤層を露出させて被着体の貼付面に粘着させることにより貼付用機能性フィルムを被着体の貼付面に貼り付けることができる。その後、位置決めシールを機能層又は保護層から剥離する。従って、仮止め部としての位置決めシールにより、貼付用機能性フィルムを被着体の貼付面に位置決めして貼付けた後に位置決めシールを容易に剥離することができる。しかも、位置決めシールが機能性フィルムと別体で形成されていることから、位置決めシール及び貼付用機能性フィルムを容易に製造することができる。
の発明の貼付用機能性フィルムでは、第1粘着剤層により粘着された剥離層と基材フィルムとの間の粘着力が第2粘着剤層により粘着された機能層と位置決めシールとの間の粘着力より小さくなるように設定されている。このため、位置決めシールを被着体の貼付面以外の部分に粘着させて仮止めした後、剥離層を基材フィルムから剥離するときに位置決めシールが機能層から剥がれたり、ずれたりするのを防止することができる。
の発明の貼付用機能性フィルムでは、第1粘着剤層により粘着された剥離層と基材フィルムとの間の粘着力が第2粘着剤層により粘着された保護層と位置決めシールとの間の粘着力より小さくなるように設定されている。このため、位置決めシールを被着体の貼付面以外の部分に粘着させて仮止めした後、剥離層を基材フィルムから剥離するときに位置決めシールが保護層から剥がれたり、ずれたりするのを防止することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
本実施形態の貼付用機能性フィルムは、被着体の貼付面に貼付されて光反射防止、紫外線吸収、電磁波シールド等の機能を発現するためのフィルムである。図1(a)及び(b)に示すように、貼付用機能性フィルム10は平面矩形状をなし、基材フィルム11の一方の面(上面)に機能層12が設けられ、機能層12上には第3粘着剤層13を介して保護層14が設けられ、他方の面(下面)に第1粘着剤層15が設けられ、その第1粘着剤層15上に剥離層16が設けられて構成されている。なお、貼付用機能性フィルム10を以下、単に機能性フィルム10ともいう。さらに、機能層12の一方の短辺側の上面には第2粘着剤層17を介して、仮止め部としての位置決めシール18の重ね部位18aが粘着され、位置決めシール18の仮止め部位18bが図2(a)及び(b)に示す被着体19の貼付面20以外の部分、すなわち周辺部21に剥離可能に粘着されている。この位置決めシール18は、ベース層22の下面に第2粘着剤層17、さらに第2粘着剤層17の下面に離型層23が設けられて構成されている。なお、機能性フィルム10は、各図において理解を容易にするために、厚さを実際より厚く誇張して描かれている。
前記基材フィルム11は、従来から公知のフィルムを選択して使用することができる。その中でも、例えばポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、再生セルロース、ジアセチルセルロース、トリアセチルセルロース、アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン3元共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ナイロン、ポリエチレン、セルロースアセテート、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリスルフォン、ポリエーテルスルフォン、ノルボルネン系樹脂等が挙げられる。これらの中では、トリアセチルセルロース、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート等透明性のあるものが好ましい。また、基材フィルム11の片面又は両面に密着性を向上させるための処理がなされていても良い。
この基材フィルム11の厚みは通常0.01mm〜3mm、好ましくは0.01〜0.5mm、特に好ましくは0.025mm〜0.2mmである。基材フィルム11はこのような厚みを有し、一般に基材フィルムと呼ばれる範疇のものを含む。基材フィルム11の厚みが、0.01mmよりも薄い場合や、3mmよりも厚い場合には、いずれも取扱い性が悪くなり、機能性フィルム10の貼付作業に支障を来たす傾向にあるため好ましくない。
続いて、機能層12は被着体19の貼付面20に光反射防止、紫外線吸収、電磁波シールド等の各種機能を発現するためのもので、その種類は特に限定されるものではない。機能層12として例えばハードコート層、電磁波シールド層、赤外線吸収層、紫外線吸収層、可視光線吸収層、光反射防止層、視界制御層、偏光層、防眩層、帯電防止層、防曇層、防汚層、ペン入力装置用のペンによる書き味を適切にする機能層等が挙げられる。また、機能層12は単層でも良く、複数層から形成されていても良い。具体例として例えば、ハードコート層としては「A成分として1分子中にアクリロイル基を6個有する多官能性単量体と、B成分としてアクリロイル基を2個有する多官能性単量体とを含む活性エネルギー線硬化性塗液を重合硬化して得られ、鉛筆硬度が2H以上の硬化被膜」を挙げることができる。
光反射防止層としては「A成分として含フッ素多官能(メタ)アクリル酸エステルと、B成分として(メタ)アクリロイルオキシ基及びフッ素基含有シランカップリング剤の少なくとも一方によって変性されたコロイダルシリカとを含む含フッ素硬化性塗液を、重合硬化して得られる含フッ素樹脂硬化被膜」を挙げることができる。
また、ペン入力装置用のペンによる書き味を適切にする機能層としては次のようなものが挙げられる。すなわち、「自己修復性を有する軟質樹脂からなり、20℃、50%相対湿度の雰囲気下で荷重200g、速度10cm/秒の速度で移動させたときに発生するへこみが0.2〜20秒の時間内に復元し、かつその動摩擦係数が0.02〜0.6、静摩擦係数が0.3〜2である塗膜」である。
機能層12の厚さは各種機能に必要な厚さであれば良く、特に限定されないが、通常20nm〜1mmであり、好ましくは50nm〜500μm、特に好ましくは50nm〜200μmである。この厚さが20nmよりも薄い場合には、上記機能が発現され難くなる傾向にある。一方、厚さが1mmを越える場合には、機能を発現するためには十分過ぎ、機能性フィルム10が厚くなって取扱いがしにくくなる。
次に、保護層14は機能層12を保護し、機能層12が傷付いたりすることを防止し、機能層12の機能を十分に発揮させるためのもので、作業性、取扱い性、輸送性等の観点から、機能層12を保護したい場合に機能層12上に設けられる。保護層14は、従来からこの種の機能性フィルムで使用されている公知のものであれば、何れも使用することができる。例えば、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンが挙げられる。
また、保護層14は最終的に剥がされるため、タブを装着することや、切り込みが入れられているなどの、保護層14を剥がしやすくする加工がされていても良い。この保護層14の厚さは、通常5〜300μmで、好ましくは20〜200μmである。厚さが5μm未満の場合には機能層12を保護する機能が不十分となる傾向にあり、300μmを越える場合には保護層14としての機能は過剰となる。また、保護層14は単層でも複数層から形成されていても良い。
前記第1粘着剤層15は、公知の技術であれば何れも使用可能であり、特に限定されない。例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤等を用いることができるが、透明性の点ではアクリル系粘着剤を用いるのが好ましく、また再剥離性の点ではシリコーン系粘着剤を用いるのが好ましい。これら粘着剤中には、粘着性重合体成分のほか、可塑剤、粘着付与成分等を含ませることができるが、透明性を損なわないように使用する方がより望ましい。アクリル系粘着剤の主成分である粘着性重合体としては、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ブチル、アクリル酸イソオクチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸プロピル等の炭素数が1〜10のアルキル基のアルコールと(メタ)アクリル酸とのアルキルエステルと、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、アクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシエチル等の官能基含有不飽和単量体との共重合体が好ましい。ゴム系粘着剤の主成分である粘着性重合体としては、スチレン−ブタジエンランダム共重合体、スチレン−イソプレン系ブロツク共重合体、天然ゴム等が好ましく用いられる。これらの成分による粘着剤層の厚さは通常1〜100μmで、好ましくは1〜80μmである。この厚さが1μm未満の場合には第1粘着剤層15の粘着強度が不十分であり、外力により剥離(凝集破壊)し易くなる傾向があり、厚さが100μmを越える場合には粘着剤の性能としては十分であり、それ以上厚くする必要がない。
また、第1粘着剤層15は基材フィルム11の全面に設けられていても、部分的に設けられていても、いずれでも良い。第1粘着剤層15を基材フィルム11の部分的に設けるというのは、例えば基材フィルム11の各辺に一定の幅で設け、その他の部分には第1粘着剤層15を設けないような場合のことを指す。部分的に設ける場合には、粘着剤を所望の部分に塗布して第1粘着剤層15を設けるか、両面テープなどの各種テープを使用しても良い。また、第1粘着剤層15は単層又は複数層から構成されていても良い。複数層から形成される場合には、被着体19に対して粘着性のない層が一部入っていても良く、例えば両面テープを用いた場合の中間に存在するベースフィルムのことを指す。
機能性フィルム10の第1粘着剤層15のガラスに対する粘着力は貼付作業に支障がない範囲であればよく、ISO 8510−1に規定されたガラス板に対する粘着力として通常5〜30,000mN/25mm(幅を意味する。以下同様である。)である。再剥離性又は軽剥離性を所望する場合には、先に述べたシリコーン系粘着剤が代表例として挙げられ、そのガラスに対する粘着力は通常5〜5,000mN/25mmの範囲であり、好ましくは5〜1,000mN/25mmである。この粘着力が5mN/25mm未満では粘着力が低過ぎて作業中に貼付作業とは関係なく、被着体19から剥離しやすくなって好ましくない。一方、粘着力が1,000mN/25mmを越えると粘着力が非常に高くなり、再剥離性、軽剥離性が低下する傾向にあり好ましくない。
また、透明性を所望する場合には、アクリル系粘着剤が代表例として挙げられ、そのガラスに対する粘着力は通常5〜30,000mNであり、好ましくは10〜20,000mNである。粘着力が5mN/25mm未満では、粘着力が低過ぎて作業中に貼付作業とは関係なく、被着体19から剥離しやすくなって好ましくない。一方、30,000mN/25mmを越えると、アクリル系粘着剤としては十分な粘着力であり、無駄になる。
剥離層16は、従来からこの種の機能性フィルムで使用されている公知のものであれば、何れも使用することができる。例えば、シリコーン、ワックス、フッ素樹脂等の公知の離型剤で処理した離型性が良好な紙、プラスチック、繊維、金属等のシートやそれ自体剥離可能な合成樹脂シート等が使用できる。また、剥離層16にタブを装着することや、切り込みを入れるなどの、第1粘着剤層15から剥がしやすくするための加工がされていても良い。剥離層16の厚さは、通常5〜300μmで、好ましくは10〜200μmである。
第1粘着剤層15により粘着された基材フィルム11と剥離層16との間の粘着力(以下、単に基材フィルム11と剥離層16との間の粘着力ともいう。他の部分についての粘着力も同様の表現をする場合がある。)は通常5〜1,000mN/25mm、好ましくは5〜500mN、より好ましくは5〜300mNの範囲である。粘着力が5mN/25mm未満では、粘着力が低過ぎて剥離層16が作業とは関係なく剥離しやすくなる傾向にあり好ましくない。一方、1,000mNを越える場合には、剥離層16を基材フィルム11から剥離し難くなる傾向にあり、作業性の観点から好ましくない。
前記位置決めシール18は、機能性フィルム10を被着体19の貼付面20に貼り付ける際に機能性フィルム10を貼り付けたい位置に予め置き、その後位置決めシール18から離型層23を剥がし、出現した位置決めシール18の第2粘着剤層17を被着体19の貼付面20以外の部分に貼り付けて仮止めするためのシールである。この位置決めシール18を備えることにより、被着体19の貼付面20以外の周辺部21と容易に仮止めすることができ、被着体19に機能性フィルム10を貼り付ける際、機能性フィルム10の貼付位置が所望の位置に対してずれにくくなる。
位置決めシール18の形状は、仮止めの機能が発揮されれば良く、いかなる形状でも差し支えなく、例えば矩形(長方形)以外に、正方形、三角形、円、楕円等が採用される。位置決めシール18の長さも仮止めの機能が得られれば良く、図1,2のように機能性フィルム10のある1辺のうち、端から端まで全てに装着しても良いし、辺の中央部のみ、端部のみなど、部分的に装着しても良い。中央部付近のみ仮止めする場合には、1点又は2点以上で位置決めシール18を貼り付ける辺の長さの5%以上の長さを仮止めすることが好ましく、10%以上の長さを仮止めすることがより好ましい。また、端部付近のみ仮止めする場合には、2点以上で辺の長さの5%以上の長さを仮止めすることが好ましく、3点以上で辺の長さの10%以上の長さを仮止めすることがより好ましい。また、位置決めシール18の幅は、仮止めの機能が得られるように、通常0.1〜20cm、好ましくは0.5〜10cm、より好ましくは0.5〜5cmである。この幅が0.1cmよりも短い場合には機能性フィルム10を被着体19の周辺部21に仮止めしにくくなり、20cmよりも長い場合には仮止めするのに十分過ぎる長さとなり、無駄になるおそれがある。
ここでいう位置決めシール18の長さは、機能性フィルム10の端辺と平行な方向への距離であり、幅とは機能性フィルム10の端辺と垂直な方向への距離のことである。位置決めシール18のベース層22は、上記貼付作業を満足するものであれば良く、従来から公知のものであれば、何れも使用することができる。例えば、紙、プラスチック、繊維、金属等のものが使用できる。ベース層22の厚さは、通常0.01mm〜3mmで、好ましくは0.05〜0.5mmである。厚さが0.01mm未満では貼付作業を行う際のハンドリング性が悪くなりやすい傾向にあり、3mmを越える場合にはベース層22としての機能が過剰になり、無駄になるおそれがある。
位置決めシール18の第2粘着剤層17は、仮止めに必要な粘着力を発揮できるものであれば良く、公知の粘着剤が使用でき、特に限定されない。例えば、一般的にシールやステッカーなどに使用されているアクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤等を使用することができる。これら粘着剤中には、粘着性重合体成分のほか、可塑剤、粘着付与成分等を含ませることができる。アクリル系粘着剤の主成分である粘着性重合体としては、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ブチル、アクリル酸イソオクチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸プロピル等の炭素数が1〜10のアルキル基を有するアルコールと(メタ)アクリル酸とのアルキルエステルと、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、アクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシエチル等の官能基含有不飽和単量体との共重合体が好ましく用いられる。ゴム系粘着剤の主成分である粘着性重合体としては、スチレン−ブタジエンランダム共重合体、スチレン−イソプレン系ブロツク共重合体、天然ゴム等が好ましく用いられる。
これらの成分による第2粘着剤層17の厚さは通常1〜100μmで、好ましくは1〜80μmである。厚さが1μm未満の場合には、第2粘着剤層17の強度が不十分であり、外力により剥離(凝集破壊)し易くなる傾向がある。一方、厚さが100μmを越える場合には、粘着剤の性能が過剰になり、それ以上厚くしても粘着力は向上しなくなる。また、第2粘着剤層17の粘着剤としては、先に述べたアクリル系粘着剤が代表例として挙げられるが、そのガラスに対する粘着力は好ましくは5〜30,000mN/25mm、より好ましくは10〜20,000mN/25mmである。その粘着力が5mN/25mm未満の場合、粘着力が低過ぎて、被着体19の周辺部21にしっかりと仮止めすることができず、貼付作業中に機能性フィルム10がずれやすくなる傾向にあり好ましくない。一方、30,000mN/25mmを越える場合、被着体19の周辺部21への粘着力が非常に高くなり、貼付後に剥がしにくくなるなど、貼付作業に支障を来たす傾向にあり好ましくない。また、位置決めシール18と被着体19の周辺部21との間の粘着力は、基材フィルム11と剥離層16との間の粘着力よりも高い方が、剥離層16を基材フィルム11から剥離する際に、位置決めシール18が被着体19の周辺部21から剥がれたり、ずれたりし難くなり、貼付作業性の観点から好ましい。
位置決めシール18の離型層23は、従来からこの種の機能性フィルムで使用されている公知のものであれば、何れも使用することができる。例えば、シリコーン、ワックス、フッ素樹脂等の公知の離型剤で処理した離型性の良好な紙、プラスチック、繊維、金属等のシートやそれ自体剥離可能な合成樹脂シート等が使用できる。また、剥離層にタブを装着することや、切り込みを入れるなどの、第2粘着剤層から剥がしやすくするための加工がされていても良い。離型層の厚さは、通常5〜300μmで、好ましくは10〜200μmである。その厚さが5μm未満では剥離層としての強度が弱くなりやすい傾向にあり、300μmを越える場合には剥離層の機能として過剰となるおそれがある。
第2粘着剤層17により粘着されたベース層22と離型層23との間の粘着力は通常5〜1,000mN/25mm、好ましくは5〜500mN、より好ましくは5〜300mNである。粘着力が5mN/25mm未満では、粘着力が低過ぎて離型層23が作業とは関係なく剥離しやすくなる傾向にあり好ましくない。一方、1,000mN/25mmを越えると、離型層23をベース層22から剥離し難くなる傾向にあり、作業性の観点から好ましくない。
通常、位置決めシール18は機能性フィルム10に貼り付られた形態であり、機能性フィルム10上に貼り付けられた部分に位置決めシール18の離型層23は存在しない。しかし、貼付作業性、輸送性等の観点から、位置決めシール18を予め機能性フィルム10に貼付けない方が好ましい場合には、貼付作業中に貼り付けても良い。例えば、機能性フィルム10を被着体19の貼り付けたい位置に置いた後、位置決めシール18としてセロテープ(登録商標、例えば、ニチバン(株)製 CT−24,テープ幅24mm)等のテープを用い、機能性フィルム10と被着体19の周辺部21とを仮止めする場合には、位置決めシール18には離型層23が付いていないため、位置決めシール18の構成はベース層22と第2粘着剤層17となる。
また、離型層23を第2粘着剤層17の全面に有する位置決めシール18として、例えば前記セロテープ等のテープの第2粘着剤層17の全面に離型層23(剥離紙)を貼り付け、位置決めシール18として用意する。そして、位置決めシール18以外の機能性フィルム10を被着体19の貼り付けたい位置に置いた後、位置決めシール18の離型層23を剥がして、機能性フィルム10と被着体19の周辺部21を仮止めする。
離型層23を第2粘着剤層17の全面に有する位置決めシール18として、例えば、前記セロテープ等のテープの第2粘着剤層17の全面に離型層23を設け、離型層23にキスカット(切れ目)を入れて位置決めシール18として用意する。そして、位置決めシール18の離型層23の重ね部位18aを第2粘着剤層17から剥離し、機能性フィルム10の保護層14の短辺の直線部に沿って貼り付ける。次いで、機能性フィルム10を被着体19の貼り付けたい位置に置いた後、位置決めシール18の離型層23の仮止め部位18bを剥がして、機能性フィルム10を被着体19の周辺部21に仮止めする。
前記第3粘着剤層13を形成する粘着剤は、公知の粘着剤であれば何れも使用可能であり、特に限定されない。粘着剤として例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤、オレフィン系粘着剤等を用いることができる。ただし、保護層14を機能層12から剥がしたとき、粘着剤が機能層12の表面に残らないようにし、機能層12が所望の機能を発揮できるような粘着力を有するものが好ましい。これら粘着剤中には、粘着性重合体成分のほか、可塑剤、粘着付与成分等を含ませることができるが、透明性を損なわないように使用する方がより望ましい。アクリル系粘着剤の主成分である粘着性重合体としては、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ブチル、アクリル酸イソオクチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸プロピル等の炭素数が1〜10のアルキル基のアルコールと(メタ)アクリル酸とのアルキルエステルと、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、アクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシエチル等の官能基含有不飽和単量体との共重合体が好ましい。ゴム系粘着剤の主成分である粘着性重合体としては、スチレン−ブタジエンランダム共重合体、スチレン−イソプレン系ブロツク共重合体、天然ゴム等が好ましく用いられる。オレフィン系粘着剤としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体や塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等が好ましく用いられる。
これらの成分による第3粘着剤層13の厚さは通常1〜150μmで、好ましくは2〜100μmである。この厚さが1μm未満の場合には第3粘着剤層13の粘着強度が不十分であり、外力により剥離(凝集破壊)し易くなる傾向があり、厚さが150μmを越える場合には粘着剤の性能としては十分であり、それ以上厚くすると無駄が生じる。
また、第3粘着剤層13の保護層14への接着力を高めるための前処理として、エッチング処理等の化学処理、プラズマ処理、スパッタリング処理等の物理的処理、サンドブラスト、ショットブラスト等の機械的処理を行うことも好ましい。なお、第3粘着剤層13としては、通常保護層14と一体になった保護フィルムが使用される。保護フィルムとしては、例えば(株)サンエー化研製(N15、WS26F、Y37PH、PAC2−70、PAC3−70、PAC3−60T、PAC4−60、SAT106T、SAT116T)、積水化学工業(株)製プロテクトテープ(#6322B、#6221F、#6322C、#622AX、#625T)、日東電工(株)製Eマスク(RB−100、RB200S)、日立化成工業(株)製ヒタレックス(DP−1010)等が挙げられる。
次に、機能層12上に保護層14を備える場合について、各層間又は各層と被着体19との間の粘着力の関係について説明する。
第1粘着剤層15により粘着された剥離層16と基材フィルム11との間の粘着力が第2粘着剤層17により粘着された保護層14と位置決めシール18との間の粘着力より小さくなるように設定されることが好ましい。その場合、位置決めシール18を被着体19の周辺部21に粘着させて仮止めした後、剥離層16を基材フィルム11から剥離するときに位置決めシール18が保護層14から剥がれたり、ずれたりするのを防止することができる。
また、第1粘着剤層15により粘着された剥離層16と基材フィルム11との間の粘着力が、好ましくは第2粘着剤層17により粘着された被着体19の周辺部21と位置決めシール18との間の粘着力より小さくなるように設定される。そのため、剥離層16を基材フィルム11から剥がすときに位置決めシール18が被着体19の周辺部21から剥がれたり、ずれたりするのを防止することができる。
さらに、第1粘着剤層15により粘着された被着体19の貼付面20と基材フィルム11との間の粘着力は、第3粘着剤層13により粘着された機能層12と保護層14との間の粘着力よりも高く、20,000mN/25mmよりも低いことが好ましい。この場合には、被着体19の貼付面20に対する機能性フィルム10の密着性が良好となり、機能層12から保護層14を剥がしやすくなる。さらに、第1粘着剤層15により粘着された被着体19の貼付面20と基材フィルム11との間の粘着力は、第3粘着剤層13により粘着された機能層12と保護層14との間の粘着力よりも高く、5,000mN/25mmよりも低い方が好ましい。この場合には、被着体19に機能性フィルム10を貼付後、貼った状態でも気泡が抜けやすくなり、脱気性が向上する傾向を示す。加えて、第1粘着剤層15により粘着された被着体19の貼付面20と基材フィルム11との間の粘着力は、第3粘着剤層13により粘着された機能層12と保護層14との間の粘着力よりも高く、1,000mN/25mmよりも低い方が好ましい。この場合には、被着体19に機能性フィルム10を貼付後、貼った状態でも気泡が非常に抜けやすく、脱気性が大幅に向上する傾向を示す。
次に、図4(a)及び(b)に示すように、前記保護層14を省略することもできる。従って、位置決めシール18の第2粘着剤層17は機能層12上に粘着される。この場合、第1粘着剤層15により粘着された剥離層16と基材フィルム11との間の粘着力が第2粘着剤層17により粘着された機能層12と位置決めシール18との間の粘着力より小さくなるように設定することが好ましい。このとき、位置決めシール18を被着体19の周辺部21に粘着させて仮止めした後、剥離層16を基材フィルム11から剥離するときに位置決めシール18が機能層12から剥がれたり、ずれたりするのを防止することができる。加えて、剥離層16と基材フィルム11との間の粘着力が被着体19の周辺部21と位置決めシール18との間の粘着力より小さくなるように設定されることが好ましい。その場合、剥離層16を基材フィルム11から剥がすときに位置決めシール18が被着体19の周辺部21から剥がれたり、ずれたりするのを防止することができる。
被着体19としては特に限定されず、例えば携帯電話、パーソナルコンピュータ(パソコン)、タブレットPC、液晶ペンタブレット、PDA、デジタルカメラ、カーナビゲーション装置、テレビ等の平面ディスプレイのほか、平面ディスプレイ以外の形態のペンタブレット、建築物、車両、絵画等を収める額、レンズ、家具、遊戯具、学習用品、家電製品等が挙げられる。
次に、貼付用機能性フィルム10の作用について、図2及び図3に基づいて説明する。
さて、図2(a)に示すように、位置決めシール18を有する機能性フィルム10の剥離層16側を被着体19の貼付面20上に載せて位置合せをし、図2(b)に示す状態とする。この位置合せの作業は、第1粘着剤層15及び第2粘着剤層17が露出していないため、容易にしかも精度良く行うことができる。なお、被着体19の貼付面20は周辺部21より若干低い位置で平坦に形成されている。続いて、機能性フィルム10を上から押さえた状態で、図3(a)に示すように、位置決めシール18の離型層23を剥がし、図3(b)に示すように、現れた第2粘着剤層17を被着体19の貼付面20以外の周辺部21上に載せ、ベース層22を押圧してベース層22を被着体19の周辺部21に粘着して仮止めする。
次いで、図3(c)に示すように、機能性フィルム10の位置決めシール18とは反対側を持ち上げ、その下面の剥離層16を位置決めシール18側から剥離する。その後、図3(d)に示すように、基材フィルム11を位置決めシール18側から押さえつけるようにして、すなわち被着体19の貼付面20と基材フィルム11との間に空気(気泡)を巻き込まないようにして、徐々に被着体19の貼付面20に貼付ける。そのような作業を、容易にかつ迅速に行うために、ヘラなどの道具を使用して行っても良い。そのような道具としては、上記貼付作業を容易にするものであれば何れのものでも使用することができ、道具の材質としては、例えば紙、プラスチック、金属、布類などが挙げられる。また、それらの形状については上記貼付作業を満たすものであれば、どのような形状でも良い。このように貼付けることで、被着体19の貼付面20と基材フィルム11との間への空気の入り込みを抑えることができる。
そして、図3(e)に示すように、位置決めシール18を被着体19の周辺部21から剥がすとともに、保護層14から剥がす。位置決めシール18を保護層14から剥がした後に、保護層14を機能層12から剥がすか、又は位置決めシール18と保護層14とを同時に剥がす。このようにして、機能性フィルム10を被着体19の貼付面20の所定位置に簡単かつ正確に貼付けることができる。
以上の実施形態によって発揮される効果について、以下にまとめて記載する。
・ 本実施形態の貼付用機能性フィルム10では、基材フィルム11の一方の面に機能層12を設け、他方の面に第1粘着剤層15を設け、その第1粘着剤層15上に剥離層16を備え、かつ被着体19の貼付面20以外の部分に剥離可能に粘着されて仮止めするための仮止め部として位置決めシール18を備えている。そして、機能性フィルム10を被着体19に貼付する際には、まず機能性フィルム10を被着体19の貼付面20に位置決めした後、その状態で位置決めシール18を被着体19の周辺部21に粘着させて仮止めする。次いで、剥離層16を第1粘着剤層15から剥離し、第1粘着剤層15を露出させて貼付面20に粘着させることにより機能性フィルム10を貼付面20に貼り付けることができる。
このように位置決めシール18を利用することにより、貼付作業性が良好になり、貼付作業の手間を要さず、その時間を短縮することができるとともに、貼付位置の位置決め精度を向上させることができる。しかも、機能性フィルム10は位置決めシール18で仮止めされていることから、機能性フィルム10の第1粘着剤層15をその仮止め部分を利用してその位置から順に貼付けることにより、貼付面20と機能性フィルム10との間への空気の入り込みを抑制することができる。その結果、機能層12が十分にその機能を発揮することができるとともに、機能性フィルム10の外観を良好にすることができる。その上、位置決めシール18が機能性フィルム10と別体で形成されていることから、位置決めシール18及び機能性フィルム10を容易に製造することができる。
・ 第1粘着剤層15の粘着力が、ISO 8510−1に規定されたガラス板に対する粘着力として5〜30,000mN/25mmに設定されている。従って、被着体19の貼付面20と基材フィルム11との間の粘着力を十分に得ることができる。
・ 被着体19が平面ディスプレイであることにより、平面ディスプレイの貼付面20に機能性フィルム10を容易に貼付することができる。
以下、実施例及び比較例を挙げて前記実施形態をさらに具体的に説明する。また、各例において、各界面の粘着力は下記の方法により測定した。
(1)第2粘着剤層17により粘着された保護層14と位置決めシール18との間の粘着力
位置決めシール18として前記セロテープを用いた場合、このセロテープをサイズ:縦24mm、横250mmに裁断して試験片とした。また、ガラス板(厚さ:2mm,サイズ:縦50mm、横150mm)の片面に、ガラス板と同サイズの保護層14を貼り付け、四辺をセロテープで仮止めして試験板とした。この試験板の保護層14上に、ゴムローラーを使用して試験片を圧着して試験用サンプルを作製した。圧着後に、引張試験機((株)オリエンテック製 品番:STA−1150)を使用し、試験速度50mm/minで、ISO 8510−1に準拠して90°剥離にて粘着力を測定した。
(2)第2粘着剤層17により粘着された被着体19としてのディスプレイの周辺部21と位置決めシール18との間の粘着力
試験板としてタブレットPC((株)東芝製 DynaBook SS 3500 DSIEP/2)の周辺部21を使用したこと以外は全て(1)と同様の方法で測定した。
(3)第1粘着剤層15により粘着された基材フィルム11と剥離層16との間の粘着力
再生紙両面テープ(ニチバン(株)製 商品名:ナイスタック、品番NW−15)を使用して、サイズ:縦25mm、横250mmに裁断した機能性フィルム10の機能層12(機能性フィルム10が保護層14を備えている場合には、保護層14を剥がして機能層12を出現させる)と、ガラス板(厚さ:2mm,サイズ:縦50mm、横150mm)の片面とを仮止めし試験用サンプルとした。次いで、機能性フィルム10の剥離層16を一部剥離した後、引張試験機((株)オリエンテック製 品番:STA−1150)を使用し、試験速度50mm/minで、ISO 8510−1に準拠して90°剥離にて粘着力を測定した。
(4)第1粘着剤層15により粘着されたディスプレイの貼付面20と基材フィルム11との間の粘着力
試験片としてサイズ縦25mm、横250mmに裁断し、剥離層16を剥がした機能性フィルム10を使用し、試験板としてタブレットPC((株)東芝製 DynaBook SS 3500 DSIEP/2)又は、PDA(ソニー(株)製 CLIE PEG−TJ25)の液晶ディスプレイを使用したこと以外は全て(2)と同様の方法で測定した。
(5)第3粘着剤層13により粘着された機能層12と保護層14との間の第3粘着剤層13の粘着力
保護層14をサイズ:縦25mm、横250mmに裁断して試験片とし、ガラス板(厚さ:2mm,サイズ:縦50mm、横150mm)の片面に、ガラス板と同サイズの機能性フィルムを貼り付け、四辺をセロテープで仮止めして試験板としたこと以外は全て(1)と同様の方法で測定した。
(6)第2粘着剤層17により粘着された機能層12と位置決めシール18との間の粘着力
位置決めシール18として前記セロテープを用いた場合、そのセロテープを試験片として使用したこと以外は全て(5)と同様の方法で測定した。
(実施例1)
サイズを縦246mm、横185mmに裁断した機能性フィルム10(日本油脂(株)製 PenFit1002)の保護層14上の短辺部に、図1(b)のように位置決めシール18となる前記セロテープを長さが185mmになるようにカットした。そして、テープ幅のうち9mmがフィルム上に、残りの15mmがフィルム外になるように貼り付けて、残り15mmのセロテープ部に再生紙両面テープ(ニチバン(株)製 商品名:ナイスタック、品番:NW−15,幅15mm)の離型層23となる離型紙を貼り付け、機能性フィルム10とした。そして、タブレットPC((株)東芝製 DynaBook SS 3500 DSIEP/2)の液晶ディスプレイ(サイズ縦248mm、横187mm)への貼付を次の通りに行った。
まず、上記機能性フィルム10を貼付面20となる液晶画面上の貼り付けたい位置に置いた後、離型紙を剥がし、出現したセロテープの第2粘着剤層17と液晶ディスプレイ外の周辺部21(タブレットPCのディスプレイ枠)を仮止めし、位置決めを行った。次に、上記機能性フィルム10をセロテープ部で折り曲げて裏返し、剥離層16を剥がした。出現した第1粘着剤層15をセロテープに近い方から遠い方へと徐々に液晶ディスプレイ表面に貼付した。
その後、セロテープを機能性フィルム10から剥がし、最後に保護層14を剥離した。その結果、液晶画面からはみ出すことなく、且つ気泡が殆ど入らずに貼り付けすることができた。また、貼付に要した総時間は1分23秒であり比較的短時間で行うことができた。
実施例1における各界面の粘着力を上記評価方法にて評価した結果は次の通りである。保護層14と位置決めシール18との間の粘着力は5160mN/25mm、ディスプレイの貼付部以外の周辺部21と位置決めシール18との間の粘着力は510mN/25mm、基材フィルム11と剥離層16との間の粘着力は40mN/25mm、ディスプレイの貼付面20と基材フィルム11との間の粘着力は110mN/25mm、機能層12と保護層14との間の粘着力は70mN/25mmであった。
(実施例2)
サイズを縦72mm、横57mmに裁断した機能性フィルム10(日本油脂(株)製 商品名:ReaLook7702UV−S)と、位置決めシール18として前記セロテープを用意し、PDA(ソニー(株)製 CLIE PEG−TJ25)の液晶ディスプレイ(サイズ縦74mm、横59mm)への貼付を次に示す方法で行った。
まず、上記機能性フィルム10を液晶画面上の貼り付けたい位置に置き、用意したセロテープを50mmの長さにカットし、次にテープ幅のうち5mmを機能性フィルム10短辺部の保護層14上と、残りの19mmを液晶ディスプレイ外の周辺部21(PDAの枠部)とに仮止めし、位置決めした。次に、上記機能性フィルム10をセロテープ部で折り曲げて裏返し、剥離層16を剥がした。出現した第1粘着剤層15をセロテープに近い方から遠い方へと徐々に液晶ディスプレイ表面に貼付した。
その後、セロテープを機能性フィルム10から剥がし、最後に保護層14を剥離した。その結果、液晶画面からはみ出すことなく、かつ気泡が全く入らずに貼り付けを行うことができた。また、貼付に要した総時間は0分52秒であり比較的短時間で行うことができた。
実施例2における各層間の粘着力を上記評価条件にて評価した結果は次の通りである。保護層14と位置決めシール18との間の粘着力は2610mN/25mm、ディスプレイの周辺部21と位置決めシール18との間の粘着力は4070mN/25mm、基材フィルム11と剥離層16との間の粘着力は170mN/25mm、ディスプレイの貼付面20と基材フィルム11との間の粘着力は3520mN/25mm、機能層12と保護層14との間の粘着力は1730mN/25mmであった。
(実施例3)
サイズを縦246mm、横185mmに裁断した機能性フィルム10((株)アーベル製 APF−A4)と、前記セロテープを長さ185mmにカットし、その第2粘着剤層17に再生紙両面テープ(ニチバン(株)製 商品名:ナイスタック、品番:NW−25,幅25mm)の離型紙を186mmの長さにカットして、第2粘着剤層17の全面を覆うようにして貼り付け、位置決めシール18とした。次に、タブレットPC((株)東芝製 DynaBook SS 3500 DSIEP/2)の液晶ディスプレイ(サイズ縦248mm、横187mm)への貼付を次の通りに行った。
まず、上記機能性フィルム10を液晶画面上の貼り付けたい位置に置き、用意した位置決めシール18の離型紙を剥がし、出現した第2粘着剤層17の幅のうち7mmを機能層12上の短辺部と、残りの17mmを液晶ディスプレイ外の周辺部21(タブレットPCの枠部)と仮止めし、位置決めした。次に、機能性フィルム10をセロテープ部で折り曲げて裏返し、剥離層16を剥がした。出現した第1粘着剤層15を位置決めシール18に近い方から遠い方へと徐々に液晶ディスプレイ表面に貼付した。その後、位置決めシール18を機能性フィルム10から剥がした。
その結果、液晶画面からはみ出すことなく、かつ気泡が全く入らずに貼り付けを行うことができた。また、貼付に要した総時間は1分55秒であり、比較的短時間で行うことができた。
実施例3における各層間の粘着力を上記評価条件にて評価した結果は次の通りである。機能層12と位置決めシール18との間の粘着力は5040mN/25mm、ディスプレイの周辺部21と位置決めシール18との間の粘着力は530mN/25mm、基材フィルム11と剥離層16との間の粘着力は150mN/25mm、ディスプレイの貼付面20と基材フィルム11との間の粘着力は60mN/25mmであった。
(実施例4)
サイズを縦246mm、横185mmに裁断した機能性フィルム10(日本油脂(株)製 PenFit1000)の基材フィルム11の機能層12と反対面の4辺に透明両面テープ((株)ニトムズ製 商品名:PROSELF、品番:J0810)を各辺3mm幅となるように貼付して機能性フィルム10とした。また、位置決めシール18として前記セロテープを用意した。そして、タブレットPC((株)東芝製 DynaBook SS 3500 DSIEP/2)の液晶ディスプレイ(サイズ縦248mm、横187mm)への貼付を次の通りに行った。
まず、上記機能性フィルム10を液晶画面上の貼り付けたい位置に置き、用意したセロテープを246mmの長さにカットした。次に、テープ幅のうち5mmを機能性フィルム10長辺部の保護層14上と、残りの19mmを液晶ディスプレイ外の周辺部21(PDAの枠部)と仮止めし、位置決めした。次に、機能性フィルム10をセロテープ部で折り曲げて裏返し、剥離層16を剥がした。出現した第1粘着剤層15をセロテープに近い方から遠い方へと徐々に液晶ディスプレイ表面に貼付した。その後、セロテープを剥離するのと同時に保護層14も剥離した。
その結果、液晶画面からはみ出すことなく、かつ気泡が全く入らずに貼り付けを行うことができた。また、貼付に要した総時間は1分15秒であり比較的短時間で行うことができた。
実施例4における各層間の粘着力を上記評価方法にて評価した結果は次の通りである。保護層14と位置決めシール18との間の粘着力は5090mN/25mm、ディスプレイの周辺部21と位置決めシール18との間の粘着力は550mN/25mm、ディスプレイの貼付面20と基材フィルム11との間の粘着力は3120mN/25mm、機能層12と保護層14との間の粘着力は67mN/25mmであった。
(比較例1)
サイズを縦246mm、横185mmに裁断した(株)アーベル製 APF−A4の機能層に位置決めシールを使用せずに、タブレットPC((株)東芝製 DynaBook SS 3500 DSIEP/2)の液晶ディスプレイ(サイズ縦248mm、横187mm)への貼付を次の通りに行った。
まず、上記機能性フィルムの剥離層を剥離し、液晶画面の外枠に併せた状態で同画面上に置き、位置決めを行おうとしたが、正確な位置にセットする前に粘着剤層が液晶画面に粘着するため、かなりの時間を要した。位置決め後、その位置決め箇所から順にその逆側へ貼付した。その結果、位置決め箇所から逆の側にて本フィルムの一部が液晶画面からはみ出してしまうとともに、貼付面内には大小多数の気泡が入り、外観上非常に好ましくない貼付となった。
また、貼り付けに要した時間は3分38秒であり、実施例に比べ相当の時間を要した。最初の位置決めに時間を要したことに加え、結局のところ最初の位置決めが正確に行えなかったことに由来して、位置決め後の貼り付け後半においてフィルムが貼付枠からはみ出すことが判明するたびに、初めの位置決めからやり直したためである。それにもかかわらず、最終的には本フィルムの一部が液晶画面からはみ出してしまうとともに、貼付面内には大小多数の気泡が入り、外観上非常に好ましくない結果であった。
比較例1における各界面の粘着力を上記評価条件にて評価した結果は次の通りである。機能層と位置決めシールとの間の粘着力は5080mN/25mm、ディスプレイ周辺部と位置決めシールとの間の粘着力は510mN/25mm、基材フィルムと剥離層との間の粘着力は140mN/25mm、ディスプレイの貼付面と基材フィルムとの間の粘着力は55mN/25mmであった。
なお、本実施形態は、次のように変更して実施することも可能である。
・ 図5に示すように、位置決めシール18を機能性フィルム10の長辺側に設けることもできる。この場合、位置決めシール18の重ね部位18a及び仮止め部位18bの長さは実施形態の場合より長いため、それらの重ね部位18a及び仮止め部位18bの幅は実施形態の場合より短くすることができる。
・ 図6(a)及び(b)に示すように、被着体19の貼付面20のコーナ部(隅部)24が円弧状である場合には、位置決めシール18の離型層23の一側縁は貼付面20の短辺に沿うように設けられる。
・ 図7(a)及び(b)に示すように、被着体19の貼付面20の短辺が円弧部25である場合には、位置決めシール18の離型層23の一側縁は貼付面20の短辺における円弧部25の頂部に合せて設けられる。
・ 実施形態において、位置決めシール18に粘着剤層を設け、その粘着剤層によって位置決めシール18を保護層14上に粘着することもできる。
・ 仮止め部として、実施形態の位置決めシール18に代え、保護層14を機能層12より延出し、その延出部に第2粘着剤層17を設け、その延出部を前記位置決めシール18としたり、延出部の基端部に切り取り用のミシン目等を設けたりするように構成することもできる。保護層14を設けない場合には機能層12に延出部を設け、その他は上記と同様に構成することもできる。
・ 実施形態において、被着体19の貼付面20は周辺部21より低く形成されているが、貼付面20と周辺部21とが面一であっても良い。
・ 前記保護層14を機能層12に対し、熱融着等の手段により剥離可能に接合することも可能である。
・ 前記位置決めシール18の第2粘着剤層17上に離型フィルムを粘着し、保護層14又は機能層12上に配置される部分と前記離型層23となる部分の境界部に切り取り部を設けたり、境界部を予め切り離しておくように構成することもできる。
・ 位置決めシール18又は保護層14に、位置決めシール18又は機能性フィルム10からはみ出すようにした把持部や折り曲げるようにした把持部等を設けることもできる。その場合、仮止め後に位置決めシール18を剥がす場合又は機能性フィルム10の貼付後に保護層14を剥がす場合、位置決めシール18又は保護層14を把持部を持って簡単に剥がすことができる。
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
・ 前記被着体(19)の貼付面(20)以外の部分に粘着される位置決めシール(18)の部位には離型層(23)が設けられていることを特徴とする請求項に記載の貼付用機能性フィルム。このように構成した場合、貼付用機能性フィルムを仮止めする前の段階で、取扱いを容易にすることができる。
・ 第1粘着剤層(15)の粘着力が、ISO 8510−1に規定されたガラス板に対する粘着力として5〜30,000mN/25mmであることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の貼付用機能性フィルム。このように構成した場合、被着体の貼付面と基材フィルムとの間の粘着力を十分に得ることができる。
・ 前記被着体(19)は平面ディスプレイであることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の貼付用機能性フィルム。このように構成した場合、平面ディスプレイの貼付面に貼付用機能性フィルムを容易に貼付することができる。
(a)は実施形態における貼付用機能性フィルムを示す断面図、(b)は(a)の平面図。 (a)は貼付用機能性フィルムを被着体に貼付ける前の状態を示す斜視図、(b)は貼付用機能性フィルムを被着体の貼付面上に載せて位置合せをした状態を示す斜視図。 (a)〜(d)は、貼付用機能性フィルムを被着体に貼付ける工程を順に示す断面図、(e)は貼付用機能性フィルムを被着体に貼付けた状態を示す断面図。 (a)は本発明の他の例における貼付用機能性フィルムを示す断面図、(b)は(a)の平面図。 本発明のその他の例における貼付用機能性フィルムを示す平面図。 (a)は本発明のさらなる別例における貼付用機能性フィルムを被着体に貼付した状態を示す部分平面図、(b)は位置決めシールを示す断面図。 (a)は本発明の他の別例における貼付用機能性フィルムを被着体に貼付した状態を示す部分平面図、(b)は位置決めシールを示す断面図。
符号の説明
10…貼付用機能性フィルム、11…基材フィルム、12…機能層、14…保護層、15…第1粘着剤層、16…剥離層、17…第2粘着剤層、18…仮止め部としての位置決めシール、19…被着体、20…貼付面、21…貼付面以外の部分としての周辺部。

Claims (3)

  1. 被着体の貼付面に貼付されて機能を発現する貼付用機能性フィルムであって、
    基材フィルムの一方の面に機能層又はその機能層上に機能層を保護するための保護層を設け、他方の面に第1粘着剤層を設け、その第1粘着剤層上に剥離層を備え、かつ被着体の貼付面以外の部分に剥離可能に粘着されて仮止めするための仮止め部を備え、前記仮止め部は第2粘着剤層を有し、その第2粘着剤層により一部が機能層上又は保護層上に粘着されるとともに、他の部分が被着体の貼付面以外の部分に粘着される位置決めシールであることを特徴とする貼付用機能性フィルム。
  2. 前記第1粘着剤層により粘着された剥離層と基材フィルムとの間の粘着力が第2粘着剤層により粘着された機能層と位置決めシールとの間の粘着力より小さくなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の貼付用機能性フィルム。
  3. 前記第1粘着剤層により粘着された剥離層と基材フィルムとの間の粘着力が第2粘着剤層により粘着された保護層と位置決めシールとの間の粘着力より小さくなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の貼付用機能性フィルム。
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