JP2000304907A - 表示装置用貼着シート - Google Patents

表示装置用貼着シート

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JP2000304907A
JP2000304907A JP11291067A JP29106799A JP2000304907A JP 2000304907 A JP2000304907 A JP 2000304907A JP 11291067 A JP11291067 A JP 11291067A JP 29106799 A JP29106799 A JP 29106799A JP 2000304907 A JP2000304907 A JP 2000304907A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置の表示画面表面の反射防止と保護の
ための表示装置用貼着シートを提供する。 【解決手段】 基材フィルム10の表面に、樹脂バイン
ダー層13及び微細粒子12によって構成されるコーテ
ィング層11を設け、基材フィルム10の裏面には、表
示装置の透明基板の表面に基材フィルム10を貼付する
ための貼着層14を形成する。貼着層14として、エチ
レン/酢酸ビニル共重合体又はメタロセン触媒重合によ
るポリオレフィン樹脂を用いる。このようなシートを液
晶表示装置の液晶16上の透明基板15の表面に貼付し
て使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、表示装置用貼着
シートに関し、更に詳しくは、コンピュータ等の情報処
理装置に於けるCRTや液晶表示装置等の表示画面の透
明基板の表面を保護するとともに、反射による眩しさを
防止し、更に、表示画面上にペンで入力が行われる装置
の場合には、ペン入力時にペンに適度な抵抗を与えて書
き味を改善するための表示装置用貼着シート関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、情報機器の発達に伴い、CRTや
液晶等の表示装置が多用されるに至っている。これらの
情報機器を操作するオペレータは、その表示装置に向か
って長時間作業を行わなければならず、これらの表示装
置には高い視認性が求められるに至っている。
【0003】一方、情報機器の発達に伴い、手軽に持ち
歩ける情報携帯機器が普及してきている。このような情
報携帯機器に於いては、従来のキーボードに代えてペン
による入力を行うペン入力表示装置としての形態を備え
ているものが多い。ペン入力表示装置では、表示される
情報がその透明基板を介してオペレータに読み取られる
とともに、オペレータが透明基板の表面に直接ペンを用
いて文字、図形等を画くことにより、情報の入力が行わ
れる。ペン入力表示装置は、キーボードを有していない
ために軽量化を図ることができ、しかも紙に書く場合と
同様の操作で入力を行うことができるため、キーボード
に慣れ親しんでいない人でも使用できるという利点を有
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように情報機器
の表示装置をオペレータが見ながら作業する場合、その
表示画面に付着している指紋など汚れによって画面上の
文字などが見難くなる場合が生じる。また、その表示画
面にオペレータの背景が写り、画面上の文字などが見難
くなる場合もある。更に、ペンによる入力を行う情報携
帯機器の表示装置に於いては、上述のように汚れや背景
の写り込みによって表示画面が見難くなるという問題点
の他、表示装置の透明基板の表面に文字等がペンで直接
画かれるために傷が付きやすく、長期間使用していると
次第に曇りを生じ、視認性が低下してしまうという問題
点がある。このような曇りが生じても、表示装置の透明
基板を取り替えることは実質的に不可能である。
【0005】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
のであり、本発明の目的は、情報器機に於ける表示装置
の表示画面が汚れや背景の写り込みによって見難くなる
ことを防止し得る表示装置用貼着シートを提供すること
である。また、本発明の他の目的は、ペン入力が行われ
る表示装置の表示画面の前面の透明基板の表面に傷が付
かないように保護するための表示装置用貼着シートを提
供することである。本発明の更なる目的は、ペン入力表
示装置に於いてペン入力を行う際に、ペンに適度な抵抗
を与えて書き味を改善し得る表示装置用貼着シートを提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の表示装置用貼着
シートは、表示装置に於ける表示画面の前面の透明基板
の表面を保護するための基材フィルムを有する表示装置
用貼着シートであって、前記基材フィルムの表面に、微
細粉体及び樹脂バインダーを含有するコーティング層を
形成したことを特徴とする。
【0007】微細粉体及び樹脂バインダーを含有するコ
ーティング層を設けたことにより、表示装置の透明基板
の反射による眩しさを低減することができ、表示画面の
視認性を改善することができる。なお、コーティング層
中に於いては、微細粉体の粒子の表面は、樹脂バインダ
ーの層に覆われていても、露出していてもよい。
【0008】また、本発明の表示装置用貼着シートは、
表示装置に於ける表示画面の前面の透明基板の表面を保
護するための基材フィルムを有する表示装置用貼着シー
トであって、前記基材フィルムの表面に光散乱面を形成
したことを特徴とする。この光散乱面によっても表示装
置の透明基板の反射による眩しさを低減することができ
る。
【0009】本発明の表示装置用貼着シートは、CR
T、液晶表示装置等の他、ペン入力用の表示装置にも使
用することができる。ペン入力用の表示装置に使用する
場合には、微細粉体及び樹脂バインダーを含有するコー
ティング層又は光散乱面により、上記防眩性に加えてペ
ンへの適度な抵抗を与えて書き味を改善する作用が発揮
される。また、表示装置そのものにペンによって傷が付
くのを防止することもできる。
【0010】基材フィルムの表面の光散乱面は、エンボ
ス加工を行うなどの方法により基材フィルムの表面に微
細な凹凸を設けることにより形成することができる。こ
の場合の凹凸の好ましい深さは、5〜50μm、より好
ましくは10〜20μmである。また、この光散乱面
は、磨りガラス調として形成することもできる。
【0011】本発明の貼着層を設けていない表示装置用
貼着シートは、表示画面の前面の透明基板の表面に静電
気的に貼着することにより固定される。また、表示画面
の透明基板への貼着シートの固定に、例えば市販の粘着
テープ又は両面テープなどを用いて行うこともできる。
【0012】また、本発明の表示装置用貼着シートは、
上記基材フィルムの裏面に、この表示装置用貼着シート
を貼付するための貼着層を更に備えた構成とすることが
できる。この貼着層として、エチレン/酢酸ビニル共重
合体及び/又はメタロセン触媒重合によるポリオレフィ
ン樹脂を使用することができる。これらの樹脂を貼着層
として使用した表示装置用貼着シートは、表示装置の表
示画面の透明基板の表面に自己接着的に貼着される。こ
のような材料の貼着層を形成することにより、基材フィ
ルムの裏面の軟らかさが増すため、貼着シートの自己接
着的な貼着力が大きくなるものと考えられる。従って、
表示装置の使用中に貼着シートが剥がれるということも
なく、また、剥がすことが必要な場合には容易に剥がす
ことができる。即ち、表示装置の透明基板表面と貼着層
との間で剥離が可能であり、表示装置用貼着シートの交
換を容易に行うことができる。その際、貼着層は単に弱
い自己接着的な力によってのみ表示装置の透明基板表面
に保持されているため、表示装置の透明基板表面に貼着
層が残るという問題も生じない。また、上述の樹脂を含
有する貼着層を設けた貼着シートでは、基材フィルムと
貼着層との間でも剥離が可能であり、貼着層を表示装置
の透明基板表面に残したまま基材フィルムのみを剥がす
こともできる。この構成では、前述の貼着層を有してい
ない表示装置用貼着シートを、透明基板表面に残した貼
着層を用いて貼付することができ、新たな表示装置用貼
着シートとの交換を容易に行うことができる。この場合
の交換される表示装置用貼着シートも、自己接着的な力
によって表示装置の透明基板表面に貼着されることとな
る。
【0013】また、本発明の表示装置用貼着シートで
は、上述の貼着層として、粘着性の樹脂を使用すること
ができる。具体的には、ポリアクリル酸系、ポリメタク
リル酸系、ポリウレタン系等の樹脂である。特に、これ
らの粘着性の樹脂の中で、再剥離が可能なものが好まし
い。ポリアクリル酸系、ポリメタクリル酸系、ポリウレ
タン系等の樹脂等の粘着性の樹脂を貼着層として使用す
る場合、その貼着層の接着力は50gf/25mm以下
であることが好ましい。
【0014】このような粘着性の貼着層を備えた表示装
置用貼着シートは、表示装置に貼付されるまで予め例え
ば貼着層に剥離基材シートが貼付される。そして、貼付
の際にこの剥離基材シートが剥がされ、貼着シートが表
示装置の透明基板の表面に貼付される。
【0015】上記の表示装置用貼着シートでは、基材フ
ィルムとしてPET(ポリエチレンテレフタレ−ト)フ
ィルム、OPP(二軸延伸ポリプロピレン)、ポリブチ
レンテレフタレート(PBT)等を使用することができ
るが、これらに特に限定されるものではない。基材フィ
ルムの好ましい厚さは50μm以上200μm以下であ
る。基材フィルムの厚さが50μmより小さいと、表示
装置への貼付に際して扱いにくくなるとともに、表示装
置の表面の保護効果が小さくなるので好ましくない。ま
た、基材フィルムの厚さが200μmより大きいと、貼
着シート自体の可撓性が低下するので好ましくない。
【0016】本発明の表示装置用貼着シートでは、上述
のようにコーティング層は微細粉体を含有しており、こ
の微細粉体として、有機物又は無機物のものが使用され
る。有機物の微細粉体としては、アクリルビーズ、ウレ
タンビーズ、ポリスチレンビーズ等を挙げることがで
き、無機物の微細粉体としては、シリカ、酸化チタン等
を挙げることができる。微細粉体の好ましい平均粒子径
は、入力時にペンに適度な抵抗を付与するとともに防眩
性を付与するという観点から、3μm以上20μm以下
であることが好ましい。微細粉体の平均粒子径が3μm
より小さいと、防眩性が低くなるとともにペンへの抵抗
が小さくなり過ぎ、また、20μmより大きいと、表示
装置の視認性が低下するとともにペンへの抵抗が大きく
なり過ぎるので好ましくない。
【0017】コーティング層に含有される樹脂バインダ
ーとしては、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリス
チレン系樹脂、エポキシ系樹脂等を挙げることができ
る。この樹脂バインダーは、その表面硬度が1H以上6
H以下であることが好ましい。表面硬度が1Hより小さ
いと、本発明の貼着シート又は貼着シート自体に傷が付
き、次第に表示装置の視認性を低下させてしまうので好
ましくない。また、表面硬度が6Hより大きいとペン入
力時の書き味が低下するので好ましくない。更に、本発
明に於ける樹脂バインダーとして、表面硬度がHB以下
の範囲であっても、ペンの圧力に対して復元が可能なも
のは使用することができる。
【0018】更に、本発明の表示装置用貼着シートは、
そのヘイズが90%以下であることが好ましい。このヘ
イズが90%を超えると、後述する全光線透過率が低く
なるので好ましくない。
【0019】加えて、本発明の表示装置用貼着シート
は、その全光線透過率が50%以上であることが好まし
い。全光線透過率が50%より小さいと、表示装置に表
示されている文字等を読み取り難くなるので好ましくな
い。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1(a)は本発明の一実施形態に
係る表示装置用貼着シートの断面を示している。本実施
形態の表示装置用貼着シートは、ペン入力を行うための
表示装置に使用されるものであり、基材フィルム10
と、基材フィルム10の表面に形成されたコーティング
層11とを有している。本実施形態では、基材フィルム
10として厚さが75μmのPETフィルムを用いた。
コーティング層11は、樹脂バインダー層13中に微細
粒子12を均一に分散させた構成を有し、このようなコ
ーティング層11は、微細粉体を樹脂バインダーを溶解
させた溶液に分散させ、これを基材フィルム10の表面
に塗布し乾燥させることにより得られる。本実施形態で
は微細粉体として平均粒子径5μmのアクリルビーズを
用い、樹脂バインダーとしてポリアクリル酸を用いた。
樹脂バインダーと微細粉体との比率は、樹脂バインダー
100重量部に対して微細粉体5重量部である。
【0021】基材フィルム10の裏面には、表示装置の
透明基板の表面に貼付するための貼着層14が形成され
ている。本実施形態では、貼着層14として、メタロセ
ン触媒重合によるポリエチレン樹脂を用いた。
【0022】図2は本実施形態の表示装置用貼着シート
の使用状態を示す断面図である。本実施形態の表示装置
用貼着シートは、図2に示すように、例えば液晶表示装
置の液晶16上の透明基板15の表面に貼付されて使用
される。
【0023】この実施形態の表示装置用貼着シートは、
メタロセン触媒重合によるポリエチレン樹脂からなる貼
着層14に生ずる自己接着性により、表示装置の透明基
板の表面に貼付され、保持される。また、表示装置用貼
着シートを貼付した表示装置にペンで入力を行う場合、
ペンとコーティング層11との間に適度な抵抗が生じる
ので書き味が良好であり、また、表示画面の反射が低減
されているので視認性も良好であった。
【0024】図1(a)に示した表示装置用貼着シート
では、貼着層14としてメタロセン触媒重合によるポリ
エチレン樹脂を用い、従って自己接着的な力による貼着
が行われるので、後に透明基板15と貼着層14との間
で容易に剥がすことができる。しかも、透明基板15に
は貼着層等が残ることはない。従って、表示装置用貼着
シートの貼り替えを容易に行うことができるという利点
を有している。
【0025】また、図1(a)の表示装置用貼着シート
では、上述のように貼着層14としてメタロセン触媒重
合によるポリエチレン樹脂を用いた場合、加工条件によ
っては、基材フィルム10と貼着層14との間でも容易
に剥がれるようにシートを製造することができる。この
ようなシートに於いて基材フィルム10を貼着層14か
ら剥がすと、図5に示すように、表示装置の液晶16上
の透明基板15の表面には貼着層14が残ることとな
る。この残された貼着層14を用いれば、後述する図3
に示した貼着層を設けていない表示装置用貼着シートを
貼付することができる。このように貼着層14を残して
表示装置用貼着シートを剥がせば、以後何回でも表示装
置用貼着シートを貼り替えることが可能となる。このよ
うに基材フィルム10を剥がして残された貼着層14を
使用して図3の貼着シートを貼り付ける場合にも、貼着
層14に生じる自己接着的な力によって貼着層14と図
3の貼着シートとが貼着されることとなる。
【0026】図1(b)は本発明の他の実施形態に係る
表示装置用貼着シートの断面図である。本実施形態で
は、前述の図1(a)に於ける貼着層14として、ポリ
(メタ)アクリル酸系、ポリウレタン系等の再剥離可能
な粘着性の樹脂を使用した場合を示している。そして、
本実施形態の表示装置用貼着シートでは、貼付するまで
の間、貼着層14の下面に貼着層14を保護するための
剥離基材シート17が貼付されている。剥離基材シート
17は貼付する際に剥がされる。剥離基材シート17が
剥がされた表示装置用貼着シートは、図2と同様に、例
えば液晶表示装置の液晶16上の透明基板15の表面に
貼付されて使用される。
【0027】この実施形態では、剥離基材シートを剥が
すだけで表示装置の透明基板の表面に表示装置用貼着シ
ートを貼付することができる。また、表示装置用貼着シ
ートを貼付した表示装置にペンで入力を行う場合、ペン
とコーティング層11との間に適度な抵抗が生じるので
書き味が良好であり、また、表示画面の反射が低減され
ているので視認性も良好であった。更に、本実施形態で
は貼着層14として再剥離可能な樹脂を使用しているた
め、表示装置用貼着シートを表示装置の透明基板から剥
がした場合にも、貼着層14がその透明基板上に残るこ
ともなく、容易に表示装置用貼着シートを貼り替えるこ
とが可能である。
【0028】図3は本発明の他の実施形態に係る表示装
置用貼着シートの断面を表している。本実施形態の表示
装置用貼着シートは、図1(a)の表示装置用貼着シー
トに於ける貼着層14を除いたものであり、対応する構
成要素には同じ符号が付してある。本実施形態の表示装
置用貼着シートは、図4に示すように、液晶16の透明
基板15の表面に直接置いて、静電気的な貼着により、
又は市販の粘着テープ若しくは両面テープなどを用いて
固定して使用することができる。更に、本実施形態の表
示装置用貼着シートは、前述のように、図1(a)の表
示装置用貼着シートを液晶の透明基板から剥がす際に、
メタロセン触媒重合によるポリエチレン樹脂からなる貼
着層を透明基板15上に残して剥がした後、その残され
た貼着層を利用して透明基板15に貼付する際に使用す
ることもできる。
【0029】
【発明の効果】本発明の表示装置用貼着シートを使用す
れば、表示画面の前面の透明基板の表面に、静電気的な
力によって又は市販の粘着テープ若しくは両面テープな
どを用いて固定することにより、透明基板の表面に傷が
付くのを防止することができる。また、微細粉体を含有
するコーティング層が設けられているので、ペン入力時
にペンに抵抗を与え、書き味を改善することができ、更
に、透明基板の表面で反射する光を散乱させることによ
り、表示装置の眩しさを防止して視認性を改善すること
ができる。
【0030】また、貼着層に、エチレン/酢酸ビニル共
重合体又はメタロセン触媒重合によるポリオレフィン樹
脂を用いた表示装置用貼着シートでは、自己接着的な貼
着が行われるので、容易に表示画面の前面の透明基板の
表面と貼着層との間、又は貼着層と基材フィルムとの間
で剥がすことができ、表示装置用貼着シートの貼り替え
を容易に行うことができる。しかも、透明基板の表面と
貼着層との間で剥がす場合には貼着層が透明基板上に残
ることもない。
【0031】更に、上述の貼着層として、再剥離が可能
なポリアクリル酸系、ポリメタクリル酸系、ポリウレタ
ン系等の樹脂を貼着層として使用した本発明の表示装置
用貼着シートでは、表示装置用貼着シートを表示装置の
透明基板から容易に剥がすことができ、しかも剥がした
後に貼着層が透明基板上に残ることもなく、容易に表示
装置用貼着シートを貼り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態に係る表示装置用
貼着シートの断面図、(b)は本発明の他の実施形態に
係る表示装置用貼着シートの断面図である。
【図2】液晶表示装置の上の透明基板の表面に貼付表示
装置用貼着シートを貼付した断面を示す図である。
【図3】本発明の他の実施形態に係る表示装置用貼着シ
ートの断面図である。
【図4】液晶表示装置の透明基板の表面に置いて使用さ
れている表示装置用貼着シートを示す断面図である。
【図5】基材フィルムと貼着層との間で剥がした液晶表
示装置を示す断面図である。
【符号の説明】
10 基材フィルム 11 コーティング層 12 微細粒子 13 樹脂バインダー層 14 貼着層 15 透明基板 16 液晶 17 剥離基材シート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月8日(2000.6.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 前記透明基板の表面と前記貼着層との間
で剥離が可能なことを特徴とする請求項1乃至3の何れ
に記載の表示装置用貼着シート。
【請求項】 前記基材フィルムと前記貼着層との間で
剥離が可能なことを特徴とする請求項1乃至3の何れか
に記載の表示装置用貼着シート。
【請求項】 前記表示装置がペン入力表示装置である
請求項1乃至5の何れかに記載の表示装置用貼着シー
ト。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H042 BA02 BA12 BA20 2H089 HA18 QA05 QA09 QA12 TA06 TA17 2H091 FA32X FA37X FD15 GA16 LA03 4F100 AK01A AK01B AK01C AK03C AK04 AK25C AK25H AK42 AK51C AK68C AL05C BA02 BA03 BA07 BA10B BA10C CA23B CC00B DD07A GB41 JK16 JL01 JL05 JL13C JL14 JL14C JN30A YY00B YY00H 4J004 AA10 AA14 AB01 CA04 CA06 CC02 CC03 CC05 CD05 CD06 DB02 FA01 FA04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置に於ける表示画面の前面の透明
    基板の表面を保護するための基材フィルムを有する表示
    装置用貼着シートであって、前記基材フィルムの表面
    に、微細粉体及び樹脂バインダーを含有するコーティン
    グ層を形成したことを特徴とする表示装置用貼着シー
    ト。
  2. 【請求項2】 前記コーティング層に於ける前記微細粉
    体の平均粒子径が、3μm以上20μm以下であること
    を特徴とする請求項1に記載の表示装置用貼着シート。
  3. 【請求項3】 表示装置に於ける表示画面の前面の透明
    基板の表面を保護するための基材フィルムを有する表示
    装置用貼着シートであって、前記基材フィルムの表面に
    光散乱面を形成したことを特徴とする表示装置用貼着シ
    ート。
  4. 【請求項4】 前記基材フィルムの裏面に形成された、
    前記表示装置用貼着シートを前記透明基板の表面に貼付
    するための貼着層を更に備えたことを特徴とする請求項
    1乃至3の何れかに記載の表示装置用貼着シート。
  5. 【請求項5】 前記貼着層は、エチレン/酢酸ビニル共
    重合体及び/又はメタロセン触媒重合によるポリオレフ
    ィン樹脂を含有していることを特徴とする請求項4に記
    載の表示装置用貼着シート。
  6. 【請求項6】 前記貼着層は、ポリ(メタ)アクリル酸
    系及び/又はポリウレタン系の粘着性樹脂を含有してい
    ることを特徴とする請求項4に記載の表示装置用貼着シ
    ート。
  7. 【請求項7】 前記透明基板の表面と前記貼着層との間
    で剥離が可能なことを特徴とする請求項4に記載の表示
    装置用貼着シート。
  8. 【請求項8】 前記基材フィルムと前記貼着層との間で
    剥離が可能なことを特徴とする請求項5に記載の表示装
    置用貼着シート。
  9. 【請求項9】 前記表示装置がペン入力表示装置である
    請求項1乃至8の何れかに記載の表示装置用貼着シー
    ト。
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