JPH06102488A - 電子機器における液晶表示部の防塵構造 - Google Patents

電子機器における液晶表示部の防塵構造

Info

Publication number
JPH06102488A
JPH06102488A JP4254298A JP25429892A JPH06102488A JP H06102488 A JPH06102488 A JP H06102488A JP 4254298 A JP4254298 A JP 4254298A JP 25429892 A JP25429892 A JP 25429892A JP H06102488 A JPH06102488 A JP H06102488A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal display
tablet
display device
mask
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4254298A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Suzuki
浩二 鈴木
Kazuhiko Okamoto
和彦 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP4254298A priority Critical patent/JPH06102488A/ja
Publication of JPH06102488A publication Critical patent/JPH06102488A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子機器に備えられる直接タッチ入力式液晶
表示部を確実に防塵すると共に、その液晶表示部を構成
する液晶表示装置とタブレットとを容易に分離・再組み
立て可能とする。 【構成】 液晶表示部1におけるタブレット6と液晶表
示装置4との間にシート状のマスク5を設け、このマス
ク5の表面5a及び裏面5bに粘着剤7及び8をそれぞ
れ塗布してタブレット6と液晶表示装置4とをマスク5
を介して貼り合わせる。その場合、マスク5の裏面5b
側(液晶表示装置4側)の粘着剤8として、粘着力の比
較的弱い非転着タイプの粘着剤を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子手帳等の電子機
器、特に液晶表示装置と直接タッチ入力用のタブレット
とが備えられた電子機器における液晶表示部の防塵構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】情報を表示する表示部に液晶を使用した
電子手帳等の電子機器には、その液晶表示部の表面を入
力ペンや指等で直接タッチすることにより入力を行える
ようにしたものがあるが、この種の電子機器において
は、ペン等による入力位置を検出して直接タッチ入力を
可能とするタブレットが液晶表示装置の表面側に設けら
れる。
【0003】その場合、液晶とタブレットとの間にゴミ
ないし塵埃が侵入すると、液晶表示装置の機能が損なわ
れる等の問題を生じる可能性がある。そこで、このよう
なゴミ等の侵入を防止するため、従来においては、例え
ば、図4に示すように液晶表示装置21にホルダー22
を介してタブレット23を重ね合わせ、ホルダー22に
おける液晶表示装置21側及びタブレット23側に両面
テープ24、24をそれぞれ貼着して、これらの両面テ
ープ24、24により液晶表示装置21とタブレット2
3とをホルダー22を介して貼り合わせることが行われ
ている。この場合の両面テープ24、24としては、液
晶表示装置21やタブレット23がホルダー22から簡
単に剥離してしまわないように、テープ両面に粘着力の
強い粘着剤を塗布した構成のものが使用されるのが通例
であった。
【0004】また、図5に示すように、液晶表示装置3
1とタブレット32との間にマスク33を設け、このマ
スク33の一方の面に、図6に拡大して示すように粘着
剤34を、他方の面にゴム印刷35を施すことでゴミ等
の侵入を防止するようにしたものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の構成においては、それぞれ次のような問題
がある。
【0006】すなわち、図4に示した両面テープ24を
使用したものでは、液晶表示装置21とホルダー22、
ホルダー22とタブレット23をそれぞれ粘着力の強い
両面テープ24、24で貼り付けているため、液晶表示
装置21及びタブレット23間へのゴミ等の侵入は防止
できるが、接着力が強く液晶表示装置21とタブレット
23とを容易に分離できないことから、修理等が行いに
くい又は困難という問題がある。
【0007】これに対して、図5ないし図6に示したよ
うなものでは、マスク33とタブレット32との間のみ
が粘着剤34により接着され、マスク33と液晶表示装
置31との間は接着されていないため、液晶表示装置3
1からタブレット32を容易に分離させることができ
る。しかし、マスク33と液晶表示装置31との間に存
在するゴム印刷部35の高さに部分的に差がある場合
や、タブレット32側から液晶表示装置31への押さえ
付けが不十分な場合に、マスク33と液晶表示装置31
との間に隙間ができ、この隙間からゴミ等が侵入するた
め、液晶表示部の防塵対策が不完全なものになるという
問題がある。
【0008】本発明は、従来における上記のような問題
に対処するもので、直接タッチによる入力を行えるよう
に構成された電子機器の液晶表示部において、この表示
部を構成する液晶表示装置とタブレットとの重ね合わせ
部分の構造を改良することにより、液晶表示装置及びタ
ブレット間を確実に防塵することができ、しかも保守点
検時や修理交換時等において液晶表示装置とタブレット
とを必要に応じて容易に分離させうると共に、再度組み
立てることのできる防塵構造を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明に係る液晶表示部の防塵構造は、液晶表示装置の表
面側に直接タッチ入力用のタブレットが設けられた電子
機器において、次のように構成したことを特徴とする。
【0010】すなわち、上記液晶表示装置とタブレット
との間にシート状のマスクを設け、このマスクの両面に
粘着剤をそれぞれ塗布する。そして、このうちの一方の
粘着剤を、液晶表示装置側とタブレット側とを必要に応
じて容易に分離できるように粘着力の比較的弱い粘着剤
で構成して、上記液晶表示装置とタブレットとをマスク
を介して貼り合わせた構成とする。
【0011】ここでいう粘着力の比較的弱い粘着剤と
は、弱粘着性及び非転着性のものを意味し、液晶表示装
置側のマスク面に使用するのが好ましい。このようなタ
イプの粘着剤としては、例えば日栄化工株式会社製の再
剥離型アクリル樹脂R−105を挙げることができる。
一方、タブレット側のマスク面には強粘着性の粘着剤を
使用するのが好ましいが、このようなものとしては例え
ば株式会社スリーボンド社製1549Bを挙げることが
できる。
【0012】
【作用】上記構成の液晶表示部の防塵構造においては、
液晶表示装置とタブレットとが粘着剤によりマスクの両
面に各々貼り合わせられる。つまり、両面に粘着剤を塗
布してなるマスクを介して液晶表示装置とタブレットと
が貼り合わせられる。従って、液晶表示装置とタブレッ
トとの間が完全に密閉した構造となる。これにより、液
晶表示装置とタブレットとの間へのゴミ等の侵入が確実
に防止されることになる。
【0013】しかも、マスクの両面に塗布された粘着剤
のうちの一方が、液晶表示装置とタブレットとを必要に
応じて容易に分離できるように粘着力の比較的弱い弱粘
タイプの粘着剤で構成されているので、例えば保守点検
時や修理交換時において液晶表示装置側又はタブレット
側のみを単独に交換する必要が生じた場合に、上記一方
の粘着剤によって貼り合わせられている部分で液晶表示
装置側とタブレット側とを容易に分離させることがで
き、また再度この部分を貼り合わせて使用することも可
能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は、本実施例に係る電子機器(図例は電子手帳の場
合)における液晶表示部1を示す分解斜視図である。
【0015】同図に示すように、液晶表示部1は、液晶
ユニット2及びこれを保持する液晶アングル3からなる
液晶表示装置4と、この液晶表示装置4の表面側に設け
られるシート状のマスク5と、このマスク5を介して液
晶表示装置4の表面側に設けられるタブレット6とを有
する。
【0016】液晶アングル3及びマスク5は、液晶ユニ
ット2の大きさに略対応させて中央部分が切り欠かれて
おり、それらの切欠部分を取り囲む周縁部で液晶表示装
置4、マスク5及びタブレット6が貼り合わされる構成
である。
【0017】なお、この実施例では、液晶アングル3の
材質はブリキ材であり、またマスク5の材質はポリエチ
レンテレフタレート(PET)であるが、これらの材質
に限られないことは勿論である。
【0018】そして、本発明の特徴部分として、この電
子機器1においては、図1及び図2に示すように、液晶
表示装置4とタブレット6との間に設けられたマスク5
の両面、つまり液晶表示装置4側の面(裏面)5aとタ
ブレット6側の面(表面)5bとに粘着剤7及び8が塗
布されている。
【0019】本実施例の場合、これらの粘着剤7、8の
うち、タブレット6側に位置するマスク表面5a側の粘
着剤7は粘着力の強い強粘のりであり、また液晶表示装
置4側に位置するマスク裏面5b側の粘着剤8は粘着力
が比較的弱く且つ非転着性の弱粘のりである。そして、
これらの粘着剤7、8によって図3に示すようにタブレ
ット6と液晶表示装置4とがマスク5を介して確実に貼
り合わせられることで、液晶表示装置4とタブレット6
との間に外部からゴミ等が侵入しないようにそれらの間
が密閉されると共に、保守点検時や分解修理時にはマス
ク5の表面5a側で、タブレット6と液晶表示装置4側
とを容易に分離、すなわち引き剥がせるようになってい
る。
【0020】このような構成によれば、マスク5の表面
5aに塗布された粘着剤7と裏面5bに塗布された粘着
剤8とによってタブレット6と液晶表示装置4とがマス
ク5を介して確実に貼り合わせられるので、液晶表示装
置4とタブレット6との間が完全に密閉した構造とな
る。これにより、液晶表示装置4及びタブレット6間へ
のゴミ等の侵入を確実に防止することができる。
【0021】しかも、マスク5の両面5a、5bに塗布
された粘着剤7、8のうち、液晶表示装置4側の粘着剤
8は粘着力の比較的弱い非転着性の弱粘のりで構成され
ているので、その部分で液晶表示装置4とマスク5、つ
まりタブレット6側とを必要に応じて容易に分離させた
り再度貼り合わせたりすることができる。従って、保守
点検や分解修理が可能となり、また再度の組み立て作業
も容易化されることになる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、液晶表
示装置上に直接タッチ入力用のタブレットが設けられた
電子機器の液晶表示部において、液晶表示装置とタブレ
ットとの間が完全に密閉構造となるので、液晶表示装置
とタブレットとの間へのゴミ等の侵入を確実に防止する
ことができる。
【0023】また、マスクの一方の面における粘着剤を
弱粘タイプとして他方の面における粘着剤との間に粘着
力の差を設けたので、マスクの一方の面で液晶表示装置
側とタブレット側とを容易に分離させたり貼り合わせた
りすることができる。従って、液晶表示装置の保守点検
や液晶表示装置側のみ(又はタブレット側のみ)の単独
の修理交換が可能となり、しかもその再組み立てが容易
に行えることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る電子機器における液晶表
示部の全体構成を示す分解斜視図である。
【図2】同液晶表示部におけるマスクのみを裏面側から
見た単体斜視図である。
【図3】同液晶表示部を組み立てた状態を示す一部拡大
縦断面図である。
【図4】従来における液晶表示部の防塵構造の一例を示
す縦断面図である。
【図5】同じく従来における液晶表示部の防塵構造の他
の例を示す縦断面図である。
【図6】図5に示した液晶表示部の端部拡大図である。
【符号の説明】
1・・・液晶表示部 4・・・液晶表示装置 5・・・マスク 5a、5b・・・マスクの両面 6・・・タブレット 7、8・・・粘着剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示装置の表面側に直接タッチ入力
    用のタブレットが設けられた電子機器において、上記液
    晶表示装置とタブレットとの間にシート状のマスクを設
    け、このマスクの両面に粘着剤をそれぞれ塗布すると共
    に、このうちの一方の粘着剤を、液晶表示装置側とタブ
    レット側とを必要に応じて容易に分離できるように粘着
    力の比較的弱い粘着剤で構成して、上記液晶表示装置と
    タブレットとをマスクを介して貼り合わせたことを特徴
    とする電子機器における液晶表示部の防塵構造。
JP4254298A 1992-09-24 1992-09-24 電子機器における液晶表示部の防塵構造 Pending JPH06102488A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4254298A JPH06102488A (ja) 1992-09-24 1992-09-24 電子機器における液晶表示部の防塵構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4254298A JPH06102488A (ja) 1992-09-24 1992-09-24 電子機器における液晶表示部の防塵構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06102488A true JPH06102488A (ja) 1994-04-15

Family

ID=17263039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4254298A Pending JPH06102488A (ja) 1992-09-24 1992-09-24 電子機器における液晶表示部の防塵構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06102488A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005070543A (ja) * 2003-08-26 2005-03-17 Sharp Corp 機器、表示装置およびこれらの製造方法
JP2006276723A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Casio Comput Co Ltd 表示パネルの固定構造
JP2007316847A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Sony Corp タッチパネルを有する表示装置
JP2011022220A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Casio Computer Co Ltd 保護板付き電子部材
CN102830832A (zh) * 2011-06-15 2012-12-19 瀚宇彩晶股份有限公司 触控面板模块

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005070543A (ja) * 2003-08-26 2005-03-17 Sharp Corp 機器、表示装置およびこれらの製造方法
JP2006276723A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Casio Comput Co Ltd 表示パネルの固定構造
JP2007316847A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Sony Corp タッチパネルを有する表示装置
US8749492B2 (en) 2006-05-24 2014-06-10 Sony Corporation Display device equipped with a touch panel
JP2011022220A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Casio Computer Co Ltd 保護板付き電子部材
CN102830832A (zh) * 2011-06-15 2012-12-19 瀚宇彩晶股份有限公司 触控面板模块

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20120164394A1 (en) Protective film unit and method of assembling panel using the same
US4121856A (en) Identification assembly and method
JP3112345B2 (ja) 透明タッチパネルの構造
JPH06102488A (ja) 電子機器における液晶表示部の防塵構造
WO2002099479A3 (en) Optical filter and filter for touch panel type display
JP2007121974A (ja) 表面に摩滅防止用の皮膜層(1)をもうけた、大型文字等の印刷物(2)の下面に、非接着体の表面形状に応じて任意に変形する簡易変形素材(3)を圧着し、さらにその簡易変形素材(3)の下面に非接着体への密着を目的とする接着剤(4)を有する構造からなる、シ−ル形状物。
JPH11161181A (ja) 店頭表示装置
JP4144103B2 (ja) 入力機能一体型表示装置
JP3337278B2 (ja) 電子機器
CN211847785U (zh) 保护膜、保护膜组件、显示屏组件及终端
JPH10153786A (ja) 二重シール構造液晶表示パネルおよび入力タッチパネル付き液晶表示装置
WO2014003494A1 (ko) 휴대폰 보호필름 구조체
JP3595021B2 (ja) 印字用配送票
JP2000311059A (ja) タブレット入力装置
CN215049866U (zh) 一种用于电子产品的保护贴膜
JP2003196027A (ja) ディスプレーユニット、タッチパネルユニット、及びタッチパネル用光学フィルタ
CN218213688U (zh) 一种智能终端的tft显示屏
CN209854050U (zh) 一种手撕胶带结构
JP3308031B2 (ja) ラベル用紙
JP3128370B2 (ja) 試験用紙
JP3368911B2 (ja) 隠蔽情報所持体及びその作成方法
JP3268610B2 (ja) ラベル用紙
JP2001209031A (ja) 液晶表示装置
JPH0719816Y2 (ja) オーバヘッドプロジェクター用フィルム
JPH08234891A (ja) 情報処理機器の表示部表面保護シート

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees