JP2007121974A

JP2007121974A - 表面に摩滅防止用の皮膜層（１）をもうけた、大型文字等の印刷物（２）の下面に、非接着体の表面形状に応じて任意に変形する簡易変形素材（３）を圧着し、さらにその簡易変形素材（３）の下面に非接着体への密着を目的とする接着剤（４）を有する構造からなる、シ−ル形状物。

Info

Publication number: JP2007121974A
Application number: JP2005336313A
Authority: JP
Inventors: Kenichi Kobayashi; 健一小林
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2005-10-24
Filing date: 2005-10-24
Publication date: 2007-05-17

Abstract

【課題】高齢者や視覚障害などをもつ身体障害者にも容易な入力や操作をおこなうことができるパソコンのキーボードなどの操作ボタンに用いるシールを提供する。
【解決手段】大型活字にて各操作用表示文字２を印刷し、その表面を摩滅防止用に貼付式素材もしくは塗布式素材にて皮膜１処理した、パソコンキ−ボ−ドをはじめとする各種ボタン操作式機器の個々操作キ−形状の印刷物と被接着体である各操作キ−表面形状に応じて任意に変形する簡易変形素材３と接着剤４とから構成される。
【選択図】図１

Description

この発明は『大型活字にて各操作用表示文字等を印刷し（大型点字用文字にて凸状に表示文字部分を印刷もしくは成形方法により表示したものを含む）、その表面を摩滅防止用に貼付式素材もしくは塗布式素材にて皮膜処理した、パソコン用キ−ボ−ドをはじめとする、各種ボタン操作式器機の個々操作キ−形状の印刷（成形）物』『被接着体である、各機器既設操作キ−表面形状に応じて任意に変形する、簡易変形素材』『接着剤』から構成される、既設操作キ−表面部貼付用の大型表示文字操作キ−のシ−ル形状物に関するものである。

たとえばパソコンのキ−ボ−ドを例に挙げると、従来のほとんどのパソコン用キ−ボ−ドの、操作キ−表面の表示文字の大きさは、せいぜいが５ｍｍ角程度のものであり、決して大きなサイズとはいえず、高齢者の方や、視力の弱い身体障害者の方等にとっては、表示文字の視認性は決して良いとは言える物ではなかつた。

それならば、視力の低下した高齢者等の方等にでも容易に表示文字の視認がしやすい、表示文字が大きなキ−ボ−ドを用意すれば良いということになるが、現在ごく一部に市販されている、これら大型文字表示のキ−ボ−ドはいずれも高価なもので、又、キ−ボ−ドを従来所有している物との２重所持になる点等、経済的面や資源活用面においても無駄な面があると思われ、現所有のキ−ボ−ドの既設操作キ−の表示文字部分を簡単に、又安価で大型表示なものに変える考案の必要性が思われた。

又、電話機の操作ボタン部、洗濯機の操作ボタン部等、家庭内の各器機に採用されている各メンブレンスイッチ等の既設操作キ−部分に関しても同様に、表示文字の視認性の悪さが見受けられ、それら既設操作キ−の操作部分の文字を簡単に、又安価で大型表示のものに変える考案の必要性も思われた。

さらに、上記各操作キ−のほとんどは、平面状に印刷されたものがほとんどで、全盲者の方用に点字文字にて凸状に印刷表示されているものは皆無と言っても良く、これらの障害を持つ人々の為に、既設操作ボタンの操作部分の文字を簡単に、又安価で大型の点字文字で凸状に表示されているものに変える考案の必要性も同時に思われた。

パソコンのキ−ボ−ドをはじめとする、家庭内の各器機の既設操作ボタン部分の表示文字の視認性の悪さの為に、誤入力や誤作動等を招き、正確な作動を行わせる上で多大な負担を余儀なくされている、高齢者や視力障害等を持つ身体障害者の方々用に『操作の為の表示文字が大型活字で印刷されており』『ワンタッチで現在使用している各器機の既設操作キ−部分の上面に貼り付けることが出来る』既設各操作キ−の上面に貼付する方式の、大型表示の操作キ−のシ−ル形状物が必要であると思われた。

又、全盲者の方用に、『表示部分が大型の点字文字で凸状に表示されており』『ワンタッチで現在使用している各器機の既設操作キ−部分の上面に貼り付けることが出来る』各操作キ−のシ−ル形状物も必要であると思われた。

又、同構造物の表面には、各文字の印刷面の摩滅防止用に、保護の為の皮膜層を有する特殊構造を持たせることが必要であり、さらには被接着体である、各既設操作キ−表面の凹凸部に完全に密着させる為にも、簡易に変形し密着させることを目的とした特殊構造が必要であると思われた。

発明を解決するための手段

『操作用の表示文字を特大活字で印刷（点字文字にて凸状に印刷もしくは成型）した印刷（成型）物（２）』の表面に、印字面の摩滅防止の為の『ラミネ−トフィルム等の貼付式素材、もしくは透明クリア−塗料等の塗布式素材、から構成される皮膜層（１）』をもうけた加工物の底部に『被接着体である、各既設操作キ−上面の凹凸部形状にあわせ容易に変形し密着させることを目的とした簡易変形素材（３）』を圧着し、さらにその構造体の下面に『非接着体への接着を目的とした接着剤（４）』を塗布し、全構造体をシ−ル形状の構造にしたものが本発明である。

発明の効果

本発明により、ワンタッチでしかも安価にて、現在使用しているパソコンのキ−ボ−ドをはじめとする、ボタン操作式の各器機の既設操作キ−部分の操作用表示文字部分を大きなものに変えることが出来、高齢者や視力障害等を持つ身体障害者の方々にも容易な入力や操作を行うことの出来る環境の提供ができる。
又、家庭内のあらゆるボタン操作式各器機の既設操作キ−部分の操作用表示文字部分を全盲者の方用に大型の点字文字で凸状に表示されているものに、簡単にしかも安価にて変えることが出来る。

本発明による構造理論は、印刷可能な物質であればどのような材質のものにも適用でき、その形態もシ−ル加工の際の型抜きの金型製造技術上可能な形や大きさであれば、どのような形状にも対応出来るものであるが、『（３）の被接着体である、操作キ−上面の凹凸形状にあわせ容易に変形し密着させることを目的とした簡易変形素材』に関しては、凹凸さまざまな被接着面に全て対応させる為、高密度のスポンジ形状の素材の物が良いと思われる。

又、全盲者の方用に点字文字表示を施す際には、スクリ−ン印刷での凸状態にての印刷もしくは、プラスチック等の素材利用による成型表示状態のどちらでも対応が可能である。

パソコン用キ−ボ−ドに関していえば、大型文字表示の、高額な特殊キ−ボ−ドをわざわざ新たに購入する必要も無く、一般のシ−ル感覚でワンタッチで貼付することが可能であり、しかも安価にて、現所有キ−ボ−ドの表示文字の大きさを大きくすることが出来る。

又、その他の器機に関しては、上記のように材質、形状、大きさ等に現在の印刷技術並びに金型製造技術の適用範囲内においては、何ら制限を受けないものであり、現在市場に流通している各機器の既設操作キ−全てに対応させることが可能である。

さらに、操作用の文字の印刷（成型）時に大型の点字用文字を施せば、家庭内の全ての対応器機の既設操作部分をワンタッチでしかも安価にて、全盲者対応のスイッチに変えることも容易であり、産業上その利用可能性は無限大と思われる。

パソコン用キ−ボ−ドを例にした構造の傾斜図。本体断面構造図。被接着体への接着状況の断面図。

符号の説明

１．皮膜層。
２．操作用大型文字印刷（成型）物。
３．簡易変形素材。
４．接着剤。
５．被接着体（各操作キ−）

Claims

『大型活字にて各操作用表示文字等を印刷し（大型点字用文字にて凸状に表示文字部分を印刷もしくは成形方法により表示したものを含む）、その表面を摩滅防止用に貼付式素材もしくは塗布式素材にて皮膜処理した、パソコン用キ−ボ−ドをはじめとする、各種ボタン操作式器機の個々操作キ−形状の印刷（成形）物』『被接着体である、各機器既設操作キ−表面形状に応じて任意に変形する、簡易変形素材』『接着剤』から構成される、既設操作キ−表面部貼付用の大型表示文字操作キ−のシ−ル形状物。