JP2001209031A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
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Abstract
コストの低減に寄与し得るタブレット付き、またはフロ
ントライト付きの液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 液晶表示モジュール4とタブレット5と
を備え、タブレット5の背面と液晶表示モジュール4の
前面とがそれらの周縁部において額縁状の接着材7によ
り接着されている。接着材7は、基材とその両面に貼付
された両面接着テープからなり、平面視L字状の接着材
7a,7bが2個組み合わされている。そして、各接着
材7a,7bの端部同士が対向する部分は、間隙が鉤型
の形状となっている。
Description
し、特に液晶表示モジュールの前面にタブレットやフロ
ントライトを備えた液晶表示装置におけるこれらタブレ
ットやフロントライトの固定構造に関するものである。
ディスプレイとしてオフィスや家庭に設置して使用する
だけでなく、電子手帳、携帯情報端末をはじめとするモ
バイル機器への応用がめざましいものがある。これらモ
バイル機器においては、例えばカレンダー表示、スケジ
ュール、住所録管理等、各種の機能を切り替える際に、
所望の機能が表示された画面上の一部をペン等で触れる
ことにより、機能の切り替えを行うものがある。あるい
は、使用者が画面上でペン等で文字を描くことにより、
所望の文字の手書き入力が可能なものもある。この種の
モバイル機器の表示画面は、液晶表示モジュールの前面
にペン等の圧力によりスイッチング動作をなす透明パネ
ル、いわゆるタブレットが備えられている。図5および
図6は、従来の液晶表示装置におけるタブレットの固定
構造の一例を示している。
1を分解した状態を示す図であり、図6は各部品を組み
込んだ状態の断面図である。これらの図に示すように、
液晶層(図示せず)を挟んで対峙する2枚の基板10
2,103からなる液晶表示モジュール104が金属製
のフレーム105(以下、メタルフレームという)内に
収容されている。なお、符号106は、下側基板103
上の各電極を駆動するためのドライバーICを搭載し、
コントローラと接続されるフレキシブルプリント基板
(Flexible Printed Circuit, 以下、FPCと略記す
る)である(下側基板103の裏面側に向けて屈曲した
状態を示している)。メタルフレーム105の上面側は
中央に開口した窓部105aが設けられており、内部に
収容された液晶表示モジュール104の表示画面が窓部
105aから露出するようになっている。そして、メタ
ルフレーム105の上面には両面接着テープ107が貼
付され、メタルフレーム105上にタブレット108が
載置された状態で固定されている。あるいは、メタルフ
レームに代えて、樹脂製のケース(以下、モールドケー
スという)が用いられることもある。
干歪むことになるが、タブレット108の歪みが液晶表
示モジュール104に悪影響を与えないようにタブレッ
ト108と液晶表示モジュール104は完全には密着さ
せず、若干の間隙を開けておく必要がある。本構造で
は、図6に示したように、タブレット108の下面とメ
タルフレーム105の上面との間に両面接着テープ10
7が介在し、液晶表示モジュール104の上面はメタル
フレーム105の下面に接している。そのため、タブレ
ット108の下面と液晶表示モジュール104の上面
は、メタルフレーム105の板厚t1(例えば0.3m
m程度)と両面接着テープ107の厚みt2(例えば
0.1mm程度)を合わせた分だけの間隔sが開いてい
る。
来の液晶表示装置におけるタブレットの固定構造には、
以下のような問題点があった。すなわち、図5に示した
液晶表示装置はこれ自体が単体で使用されるわけではな
く、モバイル機器等、任意の電子機器に内蔵されるもの
である。したがって、液晶表示モジュールはいずれにし
ろ電子機器のケース内に収容される。ところが、従来の
構造ではタブレットの固定のためにメタルフレームやモ
ールドケースが必要なため、これらフレームやケースに
収納された液晶表示モジュールがさらに電子機器のケー
ス内に収納されることになる。このメタルフレーム、モ
ールドケースの存在が、電子機器の小型化、薄型化にと
って障害となっていた。また、近年、電子機器の価格競
争が激化しており、より一層のコスト低減が望まれてい
た。
ールの前面にフロントライトを配したタイプのものもあ
るが、この種の液晶表示装置においても、上述したタブ
レットの場合と同様の問題点があった。
されたものであって、内蔵される電子機器の小型化、薄
型化、製造コストの低減に寄与し得るタブレット付き、
またはフロントライト付きの液晶表示装置を提供するこ
とを目的とする。
めに、本発明の液晶表示装置は、液晶層を挟んで対峙す
る2枚の基板からなる液晶表示モジュールと、液晶表示
モジュールの前面に取り付けられたタブレットとを備
え、タブレットの背面と液晶表示モジュールの前面とが
それらの周縁部において額縁状の接着材により接着され
ていることを特徴とする。
レットと液晶表示モジュールとを接着材を用いて直接接
着する構成としたので、タブレット固定用に従来用いて
いたメタルフレームやモールドケースが不要になる。そ
の結果、液晶表示装置の小型化、薄型化を図ることがで
きる。また、上記メタルフレームやモールドケースを使
用しないことで部品点数が減るため、製造コストの低減
を図ることもできる。
に設けられた両面接着テープから構成することが望まし
い。
ジュールとの間にはある程度の間隔が必要であるが、接
着材を両面接着テープ/基材/両面接着テープの3層構
造にした場合、両面接着テープは容易に入手可能なもの
を用いたとしても基材の厚みを適宜調整することによっ
て、タブレットと液晶表示モジュールとの間隔を所望の
寸法に設定することが可能となる。
着材を2個組み合わせて額縁状に構成することができ
る。この構成とした場合、2個の接着材の各々の端部同
士が対向する部分は、端部同士が対向して形成される間
隙を直線以外の形状とすることが望ましい。
ものでも勿論良いが、L字状の接着材を2個用意し、こ
れらを組み合わせて額縁状としても良い。例えば本発明
の液晶表示装置を大量生産する場合、シート状の接着材
から多数の接着材を切り出すことを考えると、全体が一
体のものでは額縁の中心をくり抜いた部分が無駄になる
が、L字状の接着材であれば材料の無駄がなく、また、
接着材を合理的に作製することができる。
わせられた部分において、例えば接着材の端部に切り欠
きを設けて組み合わせるなどして、端部間の間隙を直線
ではなく、屈曲した形状とすれば、この間隙を通ってタ
ブレットと液晶表示モジュールとの間の空間にほこりや
異物が侵入しにくくなる。
レットに代えて、フロントライトを設けたことを特徴と
する。フロントライトを設けた場合も、上記と全く同様
の効果を得ることができる。
1〜図4を参照して説明する。図1は本実施の形態のタ
ブレット付きの液晶表示装置を分解した状態を示す斜視
図、図2は各部品を組み込んだ状態の断面図である。
よび図2に示すように、液晶層(図示せず)を挟んで対
峙する2枚の基板2,3からなる液晶表示モジュール4
と、画面上の一部をペン等で触れた際の圧力によりスイ
ッチング動作をなすタブレット5とを備えている。な
お、符号6は、従来装置と同様、下側基板3上の各電極
を駆動するためのドライバーICを搭載し、コントロー
ラと接続されるFPCである(下側基板3の裏面側に向
けて屈曲した状態を示している)。そして、タブレット
5の背面と液晶表示モジュール4を構成する上側基板2
の前面とがそれらの周縁部において額縁状の接着材7で
接着されたことにより、液晶表示モジュール4上にタブ
レット5が直接固定されている。
リエチレン・テレフタレート(PET)樹脂からなる基
材8と、基材8の両面に設けられた両面接着テープ9と
から構成されており、両面接着テープ9/基材8/両面
接着テープ9の3層構造となっている。したがって、タ
ブレット5の背面と液晶表示モジュール4の前面との間
は、接着材7の厚み、すなわち基材8の厚みt3(例え
ば0.2mm程度)と両面接着テープの厚みt4の2枚
分(例えば0.2mm程度)を合わせた分だけの間隔
s’が開いている。この間隔s’はタブレット5が使用
時に歪んでも液晶表示モジュール4に影響を及ばさない
程度に設定する必要があり、本例のように少なくとも
0.4mm程度は開いていることが望ましい。
体として額縁状になっているが、各々がL字状の2個の
接着材7a,7bが組み合わされている。そして、一方
の接着材7aの両端部にはそれぞれ切り欠き7kが設け
られており、2個の接着材7a,7bを組み合わせたと
きに互いに突き合わされた端部間の間隙10が鉤型に屈
曲した形状となるように構成されている。
ット5と液晶表示モジュール4とを接着材7を用いて直
接接着する構成としたので、タブレット固定用に従来用
いていたメタルフレームやモールドケースが不要にな
る。その結果、本液晶表示装置が内蔵される電子機器の
小型化、薄型化を図ることができる。また、上記メタル
フレームやモールドケースを使用しないことで部品点数
が減るため、製造コストの低減を図ることもできる。
8/両面接着テープ9の3層構造となっているので、両
面接着テープ9は容易に入手可能なものを用いたとして
も基材8の厚みを適宜調整することによって、タブレッ
ト5と液晶表示モジュール4との間隔を所望の寸法に設
定することが可能となる。
L字状の接着材7a,7bを2個組み合わせて構成して
いるので、例えば本実施の形態の液晶表示装置1を大量
生産する場合、シート状の接着材から多数の接着材を切
り出すことを考えると、例えば図4に示したように、複
数の接着材7aを隣り合わせて切り出せるために材料の
無駄がなく、しかも接着材を合理的に作製することがで
きる。
では、端部間の間隙10が鉤型に屈曲しているので、こ
の間隙10を通ってタブレット5と液晶表示モジュール
4との間の空間にほこりや異物が侵入しにくくなる。
に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲において種々の変更を加えることが可能である。例
えば上記実施の形態においては、接着材を構成する基材
の材料としてPETを用いたが、この材料についてはあ
る程度の剛性を有し、タブレットと液晶表示モジュール
の間隔をほぼ均一に保持できるものであれば、これに限
ることなく、種々の材料を用いても良い。また、各接着
材の端部同士の突き合わせ部分では、一方の接着材の端
部にのみ切り欠きを設けたが、双方の接着材に切り欠き
を設けても良いし、切り欠きの形状も任意で良い。さら
に、上記実施の形態では、タブレット付きの液晶表示装
置の例を挙げたが、フロントライト付きの液晶表示装置
においてフロントライトの固定構造に本発明を適用して
も良く、その場合も同様の効果を得ることができる。
よれば、タブレット固定用に従来用いていたメタルフレ
ームやモールドケースが不要になるため、本液晶表示装
置が内蔵される電子機器の小型化、薄型化、製造コスト
の低減を図ることができる。
した状態を示す斜視図である。
る。
る。
る。
た状態を示す斜視図である。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 液晶層を挟んで対峙する2枚の基板から
なる液晶表示モジュールと、該液晶表示モジュールの前
面に取り付けられたタブレットとを備え、該タブレット
の背面と前記液晶表示モジュールの前面とがそれらの周
縁部において額縁状の接着材により接着されていること
を特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項2】 液晶層を挟んで対峙する2枚の基板から
なる液晶表示モジュールと、該液晶表示モジュールの前
面に取り付けられたフロントライトとを備え、該フロン
トライトの背面と前記液晶表示モジュールの前面とがそ
れらの周縁部において額縁状の接着材により接着されて
いることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項3】 前記接着材が、基材と、該基材の両面に
貼付された両面接着テープからなることを特徴とする請
求項1または2に記載の液晶表示装置。 - 【請求項4】 前記接着材は、平面視L字状の接着材が
2個組み合わされて額縁状に構成されていることを特徴
とする請求項1または2に記載の液晶表示装置。 - 【請求項5】 前記2個の接着材の各々の端部同士が対
向する部分は、端部同士が対向して形成される間隙が直
線以外の形状となっていることを特徴とする請求項4に
記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000015054A JP3716148B2 (ja) | 2000-01-24 | 2000-01-24 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000015054A JP3716148B2 (ja) | 2000-01-24 | 2000-01-24 | 液晶表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001209031A true JP2001209031A (ja) | 2001-08-03 |
JP3716148B2 JP3716148B2 (ja) | 2005-11-16 |
Family
ID=18542410
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3716148B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007286996A (ja) * | 2006-04-19 | 2007-11-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | タッチパネル |
JP2011081213A (ja) * | 2009-10-07 | 2011-04-21 | Fujitsu Ltd | 画像表示パネル、電子機器、および画像表示パネルの分解方法 |
WO2014020937A1 (en) * | 2012-07-31 | 2014-02-06 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Electronic apparatus |
CN114616517A (zh) * | 2019-10-29 | 2022-06-10 | 凸版印刷株式会社 | 液晶显示装置 |
-
2000
- 2000-01-24 JP JP2000015054A patent/JP3716148B2/ja not_active Expired - Fee Related
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