JP2007265017A - 高齢者安否情報生成システム - Google Patents

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嘉之 山海
Fumiyuki Ichihashi
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Abstract

【課題】独居高齢者の生活リズムを乱すことなく、生活を監視するというイメージのない、生活リズムと関連する家電機器、ドアセンサ、対人センサの動作状況から独居高齢者の安否を確認する高齢者安否情報生成システムを実現する。
【解決手段】独居高齢者の自宅に設置されたデータ収集端末2が通信回線3を介して安否管理サーバ4に接続され、生活リズムパターン化手段10が家電機器、ドアセンサ、対人センサの動作データに基づき当該独居高齢者の現在の生活パターンを生成し、これを生活パターンデータベース11に保存された高齢者の標準生活パターンとパターンマッチング手段12及び判断部13で、比較、判断し当該独居高齢者の現在の生活パターンは標準生活パターンとかけ離れてはいない状態であるか、かけ離れた状態であるかを判断する。
【選択図】図2

Description

この発明は、自宅における生活リズムと関連する家電機器、ドアセンサ、対人センサ等の動作状況から、間接的に独居高齢者の安否に関する情報を生成する高齢者安否情報生成システムに関する。
近年、高齢化社会を迎えて、独居高齢者の人口が多くなり、その安否を知ることが社会的な問題となっている。簡単な手段としては、高齢者に電話をして安否を伺えばよいが、多数の高齢者の夫々異なる生活リズムに合わせて適宜電話するようなことは難しく、例えば、睡眠中であるのに無理に起こしてしまったり、電話にでないから何か生じているのではないかと誤解することも生じる。
そこで、より確実な手段は、看護サービス等の係員が毎日定期的に巡回サービスを行って独居高齢者を訪問しその安否、健康状態等を観察することである。しかし、このようなサービスは人手がかかり、しかも今後は、独居高齢者の人口が益々増加することが見込まれる状態においては、人手、費用等からみてきわめて困難なことである。
このような状況において、人手をかけずに高齢者の安否を確認する手段として、通信回線を介するいろいろな手段が開発されている。例えば、携帯端末へのアラーム鳴動に対する応答状況により高齢者の安否を判定する確認方法が知られている(特許文献1参照)。さらに、高齢者の住居内の複数の場所に人体検知手段を設置し、住居内で移動する人の状態を検知して、この人体検知信号を電話回線を介して宅外に送信して高齢者の安否を知るシステムが知られている(特許文献2、3参照)。
そして、独居高齢者の自宅における生活リズムと関連する家電機器、ドアセンサ、対人センサ等の動作状況から、間接的に独居高齢者の安否に関する情報を生成する技術は知られている(特許文献4参照)。
特開2005−25702号公報 特開2002−24966号公報 特開平11−346270号公報 特開2004−54731号公報
上記特許文献1に開示されている携帯端末による安否確認手段は、電話による確認同様に、高齢者の生活リズムに合わせて電話することは難しく、高齢者の生活リズムをこわしてしまうという問題も生じる。
そして、特許文献2、3等に開示されている高齢者の人体を検知する手段は、高齢者によってはほとんど一つの部屋に閉じこもり移動しないケースがあり、また人体を四六時中、検知し監視するという点で、プライバシーに入り込みすぎるという問題も生じる。
このような従来の状況において、本発明は、独居高齢者の生活リズムを乱すことなく、その生活を監視するというイメージのない、独居高齢者の安否を確認する手段を実現することを目的とするものであり、従来知られている生活リズムと関連する家電機器、ドアセンサ、対人センサ等の動作状況から、間接的に独居高齢者の安否に関する情報を生成するシステムにおいて、安否に関する情報をきわめて的確となるような、解析評価手段(生活パターンデータベース、生活パターンのマッチング手段及び判断部)を実現することを課題とする。
本発明は上記課題を解決するために、データ収集端末と、安否管理サーバと、判断部とを備えた高齢者安否情報生成システムにおいて、生活パターンのマッチング手段による前記判断部を備えたことを特徴とする高齢者安否情報生成システムを提供する。
本発明は上記課題を解決するために、独居高齢者の自宅に設置されたデータ収集端末が通信回線を介して安否管理サーバに接続されて成る高齢者安否情報生成システムであって、前記データ収集端末は、複数の家電機器、ドアセンサ及び対人センサのいずれか1つ又は2つ以上である家電機器・センサの動作データを収集し、該動作データを前記通信回線を介して安否管理サーバに送信するものであり、前記安否管理サーバは、生活リズムパターン化手段、生活パターンデータベース、パターンマッチング手段及び判断部を備えており、前記生活リズムパターン化手段は、前記家電機器・センサ動作データに基づき各独居高齢者の現在の生活パターンを生成し、前記生活パターンデータベースは、前記各独居高齢者の標準生活パターンを保存し、前記パターンマッチング手段は、前記各独居高齢者の現在の生活パターンを標準生活パターンと比較して比較データを生成し、前記判断部は、前記比較データにより、当該独居高齢者の現在の生活パターンと標準生活パターンとの異なる程度を判断して生活リズムと関連する前記家電機器・センサ動作データから、間接的に独居高齢者の安否に関する情報を生成することを特徴とする高齢者安否情報生成システムを提供する。
前記家電機器・センサ動作データは、該家電機器のスイッチのオン及びオフ動作のデータ、ドアセンサの検出データ、及び対人センサの検出データいずれか1つ又は2つ以上であることが好ましい。
前記生活パターンデータベースに保存される標準生活パターンは、前記生活リズムパターン化手段において得られた生活パターンに基づいて生成され又は修正される構成とすることが好ましい。
前記安否管理サーバは、前記独居高齢者の安否に関する情報を、介護サービスセンター、医療センター、又は該独居高齢者の親戚若しくは知人の有する端末に送信する構成であることが好ましい。
以上の構成から成る本発明に係る高齢者安否情報生成システムによると、次のような効果が生じる。
(1)生活リズムと関連する家電機器、ドアセンサ、対人センサ等の動作状況のデータから生活リズムのパターンを得て、これを当該高齢者の標準の生活パターンとパターンマッチングして、普通の生活をしているか、普通ではない生活をしているか判断されるために、独居高齢者の生活リズムを乱すことなく、又、高齢者を直接監視するというイメージもない自然な状態で高齢者安否情報が得られ、高齢者にも受け容れやすい。
(2)生活パターンデータベースに保存される各高齢者特有の標準生活データは、日々の収集データから得られる生活パターンに基づいて学習し、より当該高齢者の標準生活に即したデータとして自動的に修正される適応型のデータベースであるから、現在の生活パターンが普段の生活であるか、否かについてより正確な判断が可能となる。
本発明に係る高齢者安否情報生成システムを実施するための最良の形態を実施例に基づいて図面を参照して説明する。
(全体構成)
図1は、本発明に係る高齢者安否情報生成システムの実施例1の全体構成を説明する図である。この高齢者安否情報生成システム1は、複数の独居高齢者(一人住まいの高齢者)の夫々の自宅に設置されたデータ収集端末2が、通信回線3を介して安否管理サーバ4に接続されて構成されている。通信回線3は、インターネット、電話線等のような通信回線でもよいし、又は専用回線でもよい。
独居高齢者の夫々の自宅に設置されたデータ収集端末2は、自宅における独居高齢者の生活リズムと関連するデータ収集してこれを通信回線3を介して安否管理サーバ4に送信するものである。データとしては次のものがある。
(1)家電機器の動作状況のオン・オフデータ(家電機器のオン及びオフ状況からその使用者である独居高齢者の生活リズムが把握できるデータ)
(2)トイレ等のドアに設置し、ドアの開閉をON/OFFとして検知するドアセンサから得られる検知データ
(3)赤外線センサー等の対人センサにより人の動きがあるか否かを検知する対人センサから得られる検知データ
これらの自宅における独居高齢者の生活リズムと関連する(1)〜(3)のデータを、本明細書では「家電機器・センサの動作データ」という。
そして、安否管理サーバ4は、データ収集端末2から送られてくる家電機器・センサの動作データに基づいて、当該独居高齢者の生活リズムをパターン化して、この生活パターンを当該独居高齢者の標準生活パターンと比較して、当該独居高齢者の生活リズムが普通であるか、普通ではない(体調が悪い、異常がある等の何らかの理由で生活リズムが普通ではない。)かを判断し、親族、介護センター等に通知する機能を有するものである。
(データ収集端末)
図2は、データ収集端末2と、データ収集端末2により動作状況のデータが収集される家電機器等の関係的な構成を説明するブロック図である。家電機器・センサの動作データとは、具体的には、家電機器5、ドアセンサ17、対人センサ18の同定データ(当該家電機器、センサ等の種類)、オン/オフ及び検知のデータ、オン/オフ及び検知の日時のデータ等である。
各家電機器5には、そのオン及びオフをするスイッチ回路に関連してデータ生成器6が接続されている。データ生成器は、具体的にはマイコンが利用され、このデータ生成器は、その家電機器のスイッチによるオン及びオフの動作を検知し、当該家電機器の同定データ、オン及びオフのデータ、日時データを生成し、データ収集端末2に送信する。
生活リズムと関連する家電機器5としては、図2では、テレビ7、照明(トイレ)8を示したが、その他日常の生活を送るために必要なものであれば何でも可であり、例えば、照明(リビング)、照明(寝室)、照明(お風呂)、照明(台所)、冷蔵庫、換気扇、エアコン、コタツ、ファンヒータ、ホットカーペット等である。
但し、本発明者等の実験によると、冷蔵庫は通常は使用者によるオン及びオフ動作をしないので、生活リズムと関連する家電機器としては余り役には立たない。その他、エアコンや換気扇等も独居高齢者は実際には余り使用されておらず、役に立たない。このように、独居高齢者に共通の家電機器の使用態様、そして対象とする当該高齢者特有の家電機器の使用態様を考慮し、そして生活リズムに関連する家電機器として選択することが重要である。
ここで重要なことは、テレビ7等単一の家電機器だけではなく、或いはテレビ7、照明(トイレ)8等の少数の家電機器だけではなく、日常の生活を送るために必要な多くの家電機器の動作状況のデータを収集することが必要である。
ドアセンサ17としては、トイレ等のドアに設置し、ドアの開閉をON/OFFとして検知するセンサーであるが、センサの検知装置としては、マイクロスイッチ等を利用した接触式の検知装置、赤外線検知装置等を利用することができる。対人センサ18としては赤外線センサ等を利用する。そして、それらの検知データが動作データとして利用できる。
ドアセンサ17、対人センサ18もそれぞれの検知回路に関連してデータ生成器6が接続されている。データ生成器は、具体的にはマイコンが利用され、このデータ生成器は、ドアセンサ17、対人センサ18の検知出力に応じて、当該センサの同定データ、検知データ、日時データを生成し、データ収集端末2に送信する。
データ収集端末2は、通常のパソコン端末が利用される。このデータ収集端末2は、各家電機器5、ドアセンサ17、対人センサ18等に対応して接続されたデータ生成器6から、当該家電機器・センサの動作データ(家電機器、ドアセンサ、対人センサ等の同定データ、オン及びオフのデータ、検知データ、日時データ)を収集し、この動作データを、入力に際して逐次、又は一定の時間毎に、或いは家電機家電機器・センサの動作データの種類に応じた時間毎に、安否管理サーバ4に送信するように構成されている。
(安否管理サーバ)
図3は、安否管理サーバ4の構成を説明するブロック図である。この安否管理サーバ4はパソコンが利用され、データ収集端末2から送られてきた家電機器・センサの動作データに基づいて生活リズムをパターン化し、このようにして得られた生活リズムのパターンを何日か集積してこれを、当該独居高齢者に特有の標準生活パターンとしてデータベースに保存するとともに、この標準生活パターンと、データ収集端末2から送られ、パターン化された現在の生活パターンとをパターンマッチング(比較)する。
そして、体調の変化(例:トイレの回数が多い、少ない。朝起きしづらい、日中居眠りをする。夜眠れない。等)がある時は、これが生活リズムの乱れとなって現れ、家電機器・センサの動作データに基づきパターン化された現在のパターンが変化し、標準生活パターンに比較して異なってくることに着目し、在宅者の安否を確認するものである。
図3において、安否管理サーバ4は、入力部9、生活リズムパターン化手段10、生活パターンデータベース11、生活パターンのマッチング手段(本明細書では、単に「パターンマッチング手段」と言うが、具体的には「比較部」である。)12、判断部13、及び出力部14から構成されている。なお、安否管理サーバ4は、実際は上記のとおりパソコンが利用されるが、生活リズムパターン化手段10、パターンマッチング手段(比較部)12及び 判断部13の機能は、パソコンのCPUが行うものであり、該パソコンにインストールされている安否情報の生成行うソフト(安否情報の生成を行うアルゴリズム)により動作するものである。
入力部9は、データ収集端末2から通信回線3を介して送信されてくる収集データを入力し、これを生活リズムパターン化手段10に送信するものである。
生活リズムパターン化手段10は、入力部9から送られてくる家電機器・センサの動作データに基づいて、その独居高齢者の生活リズムのパターン化を行う。このパターン化の基準の要素は、当該家電機器等の使用頻度、使用時間、使用時間帯等である。
例えば、図4(a)は、ある独居高齢者のテレビの使用パターンを示す図である。このパターンは、1日24時間の使用頻度(テレビのオン又はオフの回数)を1ヶ月のデータとして累積したグラフである。このパターンは、1ヶ月間の使用頻度の累積データであり、使用状況の1ヶ月の平均パターンとなるが、当該高齢者の1日のテレビの使用状態の傾向パターンを示している。
又、図4(b)は、ある独居高齢者の1日の照明(トイレ)のオン又はオフに基づくトイレの使用頻度を使用時間帯(3時間単位)毎に、1ヶ月のデータとして累積したグラフであり、これによりトイレ頻度パターンが得られる。このパターンは、1ヶ月の累積であり1ヶ月の平均パターンとなるが、1日のトイレの時間帯における頻度の傾向をパターンとして示している。
生活パターンデータベース11は、各独居高齢者毎の標準生活パターンが保存されているデータベース11である。このような標準生活パターン、例えば、テレビ及び照明(トイレ)に関する標準生活パターンについては、上記のように生活リズムのパターン化手段によって得られた1ヶ月の累積データが得られたら、これを当該高齢者のテレビ及びトイレの使用についての標準生活パターンと想定して、これを予め生活データベース11に保存しておいてもよい。
或いは、一般的な高齢者のモデルとなる1日の家電機器(例えば、テレビ、照明(トイレ)等)の使用パターンを、高齢者の基本パターンとして予め生活データベース11に記憶させ、上述のようにして得られた個々の高齢者のテレビ及びトイレの日々の使用パターンに基づき学習して修正し、修正されたパターンを当該高齢者の標準生活パターンとして生活データベース11に保存するようにしてもよい。
以上のまとめると、生活パターンデータベース11には、当該高齢者の例えば1ヶ月の累積データ保存しこれを標準生活パターンとしてもよいし、一般的な高齢者のモデルとなる標準生活パターンを当初記憶させ、これを当該高齢者の日々のパターンに基づいて学習させて修正パターンを保存するようにしてもよい。
そして、これらいずれの場合でも、本発明では、パターン化手段でパターン化した日々の生活パターンを学習して、生活データベース11に保存された個々の高齢者の標準生活データを修正し、当該高齢者のより標準的な生活データとすることを特徴とする。この意味で、生活パターンデータベース11は、「適応型の生活パターンデータベース」である。
以上テレビ及びトイレ使用パターンを中心に説明したが、他の家電機器についても、パターン化手段において同様なパターンを生成して、標準生活パターンとしてデータベース11に保存する。さらに、ドアセンサ、対人センサについても、その検知データにより、生活パターンが取得でき、標準生活パターンが構築できる。
なお、上記テレビのように1日の各時間について使用頻度をパターン化したパターンと、トイレのように1日の各時間帯(3時間)毎について使用頻度をパターン化したパターンがあるが、その家電機器を使用する内容(テレビを見る。トイレで用を足す。)に応じて適したパターン化の基準となる要素(使用頻度、使用時間、使用時間帯等)を採用することが好ましい。
パターンマッチング手段12は、上記のように、当該独居高齢者について、パターンデータベース11に保存されている標準生活パターンと、データ収集端末2から日々送られてくる家電機器、ドアセンサ、対人センサの動作データが生活リズムパターン化手段10でパターン化された現在の生活パターンとを、比較し相関情報を生成する。この相関情報は、判断部13に送られる。
ここで、相関情報とは、各家電機器、ドアセンサ、対人センサの使用、検知についてのデータベース11に保存されている標準生活パターンと、パターン化手段で得られた現在のパターンとの比較結果のデータである。例えば、上記図4(a)のテレビパターンについては1日24時間の時間経過毎の標準生活のパターンと日々のパターンとの差から成るデータである。又、図4(b)のトイレのパターンについては、1日24時間の時間帯(3時間)毎の標準生活のパターンと日々のパターンとの差から成るデータである。
判断部13は、この相関情報が、予め定めた一定の閾値の範囲内であれば、当該独居高齢者は普通の生活をしていると判断し、一定の閾値の範囲外であれば普通ではない生活をしていると判断する。
そして、この判断結果は、出力部14から、安否管理サーバ4を利用する介護センター15、医療センター、或いは親戚、知人等に送信され。この場合、普通ではない生活と判断した場合は、警報信号として送信することで、介護センター15、医療センター16、親戚、知人等の注意を喚起させることができる。
このように判断部13では、パターンマッチング手段で得られた相関情報から現在の生活パターンが普通かそうでないかの判断を行うが、判断部13における閾値の決め方により、普通ではないとの判断の基準を、比較的軽度の変化(標準生活パターンからの変化)から重度の変化まで任意に設定することができる。
例えば、ちょっとした生活の変化でも心配される持病(例.心臓病等)のある独居高齢者の場合では、現在の生活パターンの標準生活パターンからの変化が軽度であっても、介護センターや親族に注意を喚起する必要がある。このような場合は、軽度の変化でも普通ではない生活と判断されるように判断部13における閾値を狭く決める必要がある。
或いは、判断部13における閾値を比較的軽度の変化を察知できる程度と、重度の変化を察知できる程度の2つ又は2以上の閾値を設定して、軽度の変化から重度の変化が生じた場合でも、逐次その変化を察知でき、しかもその変化の程度(度合い)を表示して出力できるような構成としてもよい。
図5は、本発明に係る高齢者安否情報生成システムの実施例2を説明する図である。この実施例2は、実施例1とほぼ同じ構成であるが、その特徴は次のとおりである。即ち、実施例1では、安否管理サーバ4から介護センター15、医療センター16、親戚、知人等に判断結果を送信する構成であるが、実施例2は実施例1の安否管理サーバ(図3参照)と同じ機能を有する独居高齢者宅用安否管理サーバが、各独居高齢者の家のデータ収集端末に組み込まれてデータ収集端末兼安否管理サーバとして設置されている。このデータ収集端末兼安否管理サーバから、介護センター15、医療センター16、親戚、知人等に判断結果を送信する構成である。
以上、本発明に係る高齢者安否情報生成システムの最良の形態を実施例に基づいて説明したが、本発明は特にこのような実施例に限定されることなく、特許請求の範囲記載の技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることはいうまでもない。
本発明に係る高齢者安否情報生成システムは以上のとおり、生活リズムと関連する家電機器、ドアセンサ、対人センサの動作状況から、間接的に独居高齢者の安否に関する情報を生成することができる構成であるから、この安否情報を親戚若しくは知人、介護サービスセンター、救急センター、病院への緊急通報システム等の用途にも適用できる。
本発明に係る高齢者安否情報生成システムの実施例1の全体構成を説明する図である。 高齢者安否情報生成システムの実施例1における、データ収集端末と、このデータ収集端末により動作状況のデータが収集される家電機器、ドアセンサ、対人センサの関係的な構成を説明するブロック図である。 高齢者安否情報生成システムの実施例1における、安否管理サーバの構成を説明するブロック図である。 (a)はテレビの使用パターン例を示すグラフであり、(b)はトイレの使用頻度のパターン例を示すグラフである。 本発明に係る高齢者安否情報生成システムの実施例2の全体構成を説明する図である。
符号の説明
1 高齢者安否情報生成システム
2 データ収集端末
3 通信回線
4 安否管理サーバ
5 家電機器
6 データ生成器
7 テレビ
8 照明(トイレ)
9 入力部
10 生活リズムパターン化手段
11 生活パターンデータベース
12 パターンマッチング手段(比較部)
13 判断部
14 出力部
15 介護センター
16 医療センター
17 ドアセンサ
18 対人センサ

Claims (5)

  1. データ収集端末と、安否管理サーバと、判断部とを備えた高齢者安否情報生成システムにおいて、
    生活パターンのマッチング手段による前記判断部を備えたことを特徴とする高齢者安否情報生成システム。
  2. 独居高齢者の自宅に設置されたデータ収集端末が通信回線を介して安否管理サーバに接続されて成る高齢者安否情報生成システムであって、前記データ収集端末は、複数の家電機器、ドアセンサ及び対人センサのいずれか1つ又は2つ以上である家電機器・センサの動作データを収集し、該動作データを前記通信回線を介して安否管理サーバに送信するものであり、
    前記安否管理サーバは、生活リズムパターン化手段、生活パターンデータベース、パターンマッチング手段及び判断部を備えており、
    前記生活リズムパターン化手段は、前記家電機器・センサ動作データに基づき各独居高齢者の現在の生活パターンを生成し、
    前記生活パターンデータベースは、前記各独居高齢者の標準生活パターンを保存し、
    前記パターンマッチング手段は、前記各独居高齢者の現在の生活パターンを標準生活パターンと比較して比較データを生成し、
    前記判断部は、前記比較データにより、当該独居高齢者の現在の生活パターンと標準生活パターンとの異なる程度を判断して生活リズムと関連する前記家電機器・センサ動作データから、間接的に独居高齢者の安否に関する情報を生成することを特徴とする高齢者安否情報生成システム。
  3. 前記家電機器・センサ動作データは、該家電機器のスイッチのオン及びオフ動作のデータ、ドアセンサの検出データ、及び対人センサの検出データいずれか1つ又は2つ以上であることを特徴とする請求項2記載の高齢者安否情報生成システム。
  4. 前記生活パターンデータベースに保存される標準生活パターンは、前記生活リズムパターン化手段において得られた生活パターンに基づいて生成され又は修正される構成であることを特徴とする請求項2又は3記載の高齢者安否情報生成システム。
  5. 前記安否管理サーバは、前記独居高齢者の安否に関する情報を、介護サービスセンター、医療センター、又は該独居高齢者の親戚若しくは知人の有する端末に送信する構成であることを特徴とする請求項2、3又は4記載の高齢者安否情報生成システム。
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