JP2016218969A - 安否確認システム、受信機、安否確認方法及びプログラム - Google Patents

安否確認システム、受信機、安否確認方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】人間が生活するうえにおいて必須である「照明」の点灯/消灯をもって人間の行動を把握し、かつ、当該人間が監視されているという認識を持たずに済むようにする。【解決手段】クラウド環境下における安否確認システム100であって、クラウドを構成するサーバ(クラウドサーバ30)と、設置された施設及び施設内での設置箇所に係る位置ID番号が予めサーバに登録され、点灯又は消灯に応じて電波を発信する照明装置10と、照明装置からの電波を受信し、位置ID番号に係る問い合わせをサーバに行う受信機20と、を備え、サーバが、受信機からの位置ID番号に基づき、予め定められた条件に応じて、照明装置の点灯又は消灯に係る情報を見守り対象者の安否情報として見守り者の外部端末40に通報する。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、高齢者や独居生活者等の見守りを必要とする人の安否を確認する、安否確認システム、受信機、安否確認方法及びプログラムに関する。
近年、独居生活者が増加しており、特に、高齢化社会の進行に伴い、一人暮らしの高齢者、あるいは高齢者夫婦のみの世帯が増加の一途をたどっている。また、過疎化、近所づきあいいの減少等により、近隣の人々による見守りも期待できなくなり、更に、生活支援者等による支援にも限界があることから、高齢者や独居生活者の安否確認が十分に行えないことが多く、不測の事態発生に対する対応の遅れが頻発している。
この対策として、従来、照明装置の点灯/消灯を基に高齢者等の安否確認を離れた場所にいる見守り者に通報するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−27787号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術によれば、照明装置に照明操作検知器等、特別な付帯装置を付加する必要があり、設置や運用上、コスト高で、煩雑になるという課題があった。また、高齢者等の要見守り者(以下、見守り対象者という)は、常に監視されているという認識があり、不快な感じを持たれることは否めない。
本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、人間が生活するうえにおいて必須である「照明」の点灯/消灯によって見守り対象者の行動を把握し、かつ、見守り対象者が常に監視されているという認識を持たずに済む、簡単で安価にシステム構築が可能な、安否確認システム、受信機、安否確認方法及びプログラムを提供することを目的とする。
(1)本発明の第1の観点に係る安否確認システムは、クラウド環境下における安確認システムであって、クラウドを構成するサーバと、設置された施設及び前記施設内での設置箇所に係る位置ID番号が予め前記サーバに登録され、点灯又は消灯に応じて電波を発信する照明装置と、前記照明装置からの前記電波を受信し、前記位置ID番号に係る問い合わせを前記サーバに行う受信機と、を備え、前記サーバが、前記受信機からの前記位置ID番号に基づき、予め定められた条件に応じて、前記照明装置の点灯又は消灯に係る情報を見守り対象者の安否情報として見守り者の外部端末に通報することを特徴とする。
(2)本発明の安否確認システムは、(1)に記載の安否確認システムであって、前記位置ID番号が、前記照明装置を単位として一意的に割り振られる出荷ID番号、前記施設を単位として割り振られる施設ID番号、及び前記出荷ID番号に紐付けられ、かつ、前記施設ID番号ごとに前記設置箇所を単位として割り振られる内部管理ID番号を含んでもよい。
(3)本発明の安否確認システムは、(1)または(2)に記載の安否確認システムであって、 前記照明装置が、前記設置箇所が存する前記施設の住所、前記設置箇所の緯度経度、及び前記施設が複数階から構成される場合は前記設置箇所の階数と紐付けられて管理されていてもよい。
(4)本発明の安否確認システムは、(1)から(3)のいずれか1項目記載の安否確認システムであって、前記照明装置が前記施設内に複数個設置されてもよい。
(5)本発明の安否確認システムは、(1)に記載の安否確認システムであって、前記サーバが、前記受信機からの前記位置ID番号に基づき監視する、該当の前記照明装置の、継続点灯時間、継続消灯時間、継続点灯時間帯、継続消灯時間帯の少なくとも一つに応じて前記外部端末に前記安否情報を送信してもよい。
(6)本発明の第2の観点に係る受信機は、クラウド環境下における安否確認システムと接続された受信機であって、点灯又は消灯に応じて電波を発信する照明装置から発信される電波を受信し、クラウドを構成するサーバに、前記受信した電波に含まれる前記照明装置の位置ID番号に基づく問い合わせを行う制御部を備え、前記サーバが、前記受信機からの前記位置ID番号に基づき、予め定められた条件に応じて、前記照明装置の点灯又は消灯に係る情報を見守り対象者の安否情報として見守り者の外部端末に通報するために、前記位置ID番号が、前記照明装置を単位として一意的に割り振られる出荷ID番号、施設を単位として割り振られる施設ID番号、及び前記出荷ID番号に紐付けられ、かつ、前記施設ID番号ごとに前記施設における設置箇所を単位として割り振られる内部管理ID番号を含むことを特徴とする。
(7)本発明の第3の観点に係る安否確認方法は、照明装置と、受信機とを含む、クラウド環境下における安否確認方法であって、前記照明装置が設置された施設、及び前記施設内での設置箇所に係る位置ID番号がクラウドを構成するサーバに登録されており、前記照明装置が、点灯又は消灯に応じて電波を発信するステップと、前記受信機が、前記照明装置から発信される前記電波を受信し、受信した前記位置ID番号に基づく問い合わせを前記クラウドに行なうステップと、前記サーバが、前記受信機からの前記位置ID番号に基づき、予め定められた条件に応じて前記照明装置の点灯又は消灯に係る情報を見守り対象者の安否情報として見守り者の外部端末に通報するステップと、を有することを特徴とする。
(8)本発明の第4の観点に係るプログラムは、クラウド環境下における安否確認システムに接続される受信機のコンピュータに、点灯又は消灯に応じて電波を発信する照明装置から発信される電波を受信する処理と、クラウドを構成するサーバに、前記受信した電波に含まれる前記照明装置の位置ID番号に基づく問い合わせを行う処理と、を実行させ、前記サーバが、前記受信機からの前記位置ID番号に基づき、予め定められた条件に応じて、前記照明装置の点灯又は消灯に係る情報を見守り対象者の安否情報として見守り者の外部端末に通報するために、前記位置ID番号が、前記照明装置を単位として一意的に割り振られる出荷ID番号、前記電子タグ発信装置が設置される施設を単位として割り振られる施設ID番号、及び前記出荷ID番号に紐付けられ、かつ、前記施設ID番号ごとに前記施設における設置箇所を単位として割り振られる内部管理ID番号を含むことを特徴とする。
本発明によれば、人間が生活するうえにおいて必須である「照明」の点灯/消灯によって見守り対象者の行動を把握し、かつ、見守り対象者が常に監視されているという認識を持たずに済む、簡単で安価にシステム構築が可能な安否確認システム、受信機、安否確認方法及びプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る安否確認システムのシステム構成を示す図である。 図1に示す照明装置から送信される位置ID番号のデータフォーマット及びクラウドサーバが有するDBのデータ構造の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る安否確認システムの動作シーケンス図である。 図1の照明装置に実装される電子タグ発信装置の構成を示すブロック図である。 図1の受信機の内部構成を示すブロック図である。 図1の受信機の動作を示すフローチャートである。 図1のクラウドサーバの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る安否確認システムにおいて使用される設定アプリ、及び受信機のブラウザの管理画面一覧の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る安否確認システムにおいて使用される管理者設定画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る安否確認システムにおいて使用される照明装置の設置箇所設定登録画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る安否確認システムにおいて使用される安否通知ルールの設定登録画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る安否確認システムにおいて使用される照明装置の点灯/消灯履歴画面の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための実施形態(以下、単に本実施形態という)について詳細に説明する。
(実施形態の構成)
まず、本実施形態に係る安否確認システムの利用イメージから説明する。本発明の安否確認システムは、人間が生活するうえにおいて必須である照明装置の点灯(ON)/消灯(OFF)を監視し、クラウドコンピューティングシステムにより蓄積されるデータ(照明装置の点灯/消灯履歴)に基づく継続点灯時間(継続点灯時間帯)や継続消灯時間(継続消灯時間帯)等により見守り対象者の行動を把握して安否確認を行い、その結果を見守り者が所持する外部端末へメッセージ送信する安否確認サービスを提供するものである。なお、見守り対象者とは、自分の意志で行動できる人をいい、見守り者とは、見守り対象者の別居家族やケアマネージャ、あるいは介護士等をいうものとする。
このため、見守り者は、見守り対象者である高齢者等の生活住環境である居間やトイレ等に電子タグ発信装置が実装されたLED(Light Emitted Diode)等の照明装置を複数設置し、更に、複数個設置された照明装置のそれぞれに実装された電子タグ発信装置の電波が届く範囲内に受信機を設置する。そして、利用者は、電子タグ発信装置を使用して高齢者の安否確認を行うアプリケーションプログラム(以下、単にアプリという)をクラウドコンピューティングシステムからダウンロードにより取得し、受信機にインストールする。続いて、利用者は、取得したアプリにしたがい、受信機に対し、照明装置の設置箇所、安否確認のルール、メッセージ(メール)の配信先等の設定登録を行う。ちなみに、利用者は、照明装置の設置箇所の登録にあたり、点灯時、受信機にインストールされたアプリを起動し、その受信機を照明装置に近づけて近距離無線通信により行なう。
なお、照明装置は、LEDに限らず、白熱電球、蛍光灯でもよい。また、照明装置は、居間やトイレは勿論のこと、玄関、風呂、寝室等にも設置でき、これらの部屋から電波の届く範囲に受信機を設置し、照明装置同士が近接しても簡単に区別することが出来る。また、照明装置は、このシステムにより、見守り対象者の入浴時間が日常より長い(例えば、いつもは30分だが1時間を過ぎている等)等、蓄積した照明装置毎の点灯/消灯履歴データから見守り対象者の生活リズムを割り出し、事前に登録された見守り者へメッセージを自動送信して異変を知らせる。例えば、見守り者の外部端末に、「○○様のお風呂が長いようです。ライトが1時間点灯しています。ご確認をお願いします」といった警告メッセージを送信する。
図1に、本実施形態に係る安否確認システム100の構成を示す。本実施形態に係る安否確認システム100は、クラウド環境下において安否確認サービスを提供するシステムであって、個々の照明装置10に実装される電子タグ発信装置(以下、LEDビーコン10aという)の設置位置がクラウドを構成するサーバ(以下、クラウドサーバ30という)に予め登録される。このため、各LEDビーコン10aは、一意に割り振られた位置ID番号が重畳された電波を発信する。
また、本実施形態に係る安否確認システム100は、各LEDビーコン10aから発信される電波を受信し、受信した電波に重畳された位置ID番号に基づく問い合わせをクラウドサーバ30に行なう受信機20と、クラウドサーバ30により生成される安否確認情報をメッセージとして受信し表示する見守り者が所持する外部端末40とを含む。受信機20及び外部端末40は、モバイルネットワーク50経由でクラウドコンピューティングシステム(クラウドサーバ30)に接続される。なお、受信機20は、見守り対象者を単位に設けられる。
ここでいう「クラウド環境下における安否確認サービス」とは、インターネットを利用したサービスを提供するクラウドコンピューティングシステムを用いて位置情報を提供するサービス形態のことをいう。事業者は、LEDビーコン10a及びLEDビーコン10aを用いたアプリを開発するだけで、自ら提供するサービスを実現するうえで必要なコンピュータ資源を保有することなく、クラウドコンピューティングシステムのコンピュータ資源(クラウドサーバ30)を利用することでそのサービスの提供を可能にするものであり、利用者は、インターネットに接続可能な環境(受信機20)にアプリをインストールするだけでそのサービスを享受することができる。
このため、事業者は、予め、LEDビーコン10a毎に、出荷する施設の位置情報(設置箇所が存在する施設の住所、並びに設置箇所の緯度経度及び施設の設置する階数等)をクラウドサーバ30に登録する。そして、その位置情報に紐づく位置ID番号を作成し、LEDビーコン10aに位置ID番号を付与する。そしてそのLEDビーコン10aには、上記の設定が行われ利用される施設(家庭、オフィスまたは公共施設でもよい)へ出荷される。図2(a)(b)に、図1に示すLEDビーコン10aから送信される位置ID番号のデータフォーマット、クラウドサーバ30が有するDB(データベース)に格納される管理情報のデータ構造の一例が、それぞれ示されている。
図2(a)によれば、16バイトのデータのうち、先頭の1バイトに電子タグ(LEDビーコン10a)であることを示す識別子を、次の1バイトに暗号パターンの種類を示す暗号方式を、次の13バイトに位置ID番号を、最後の1バイトにチェックデジットを割当てている。なお、識別子の情報により、位置ID番号の13バイトの領域はデータ領域として用いることが可能であり、これは、例えば、外部インタフェースがある場合に有効である。
図2(b)にクラウドサーバ30が内蔵するDBのデータ構造の一例が示されている。図2(b)によれば、デーベースに蓄積される管理情報は、位置ID番号毎に、照明装置10を単位として一意的に割り振られる出荷ID番号、施設を単位に割り振られる施設ID番号、及び出荷ID番号に紐付けられ、かつ、施設ID番号ごとに設置箇所を単位として割り振られる内部管理ID番号を含む。また、照明装置10が、設置箇所が存する施設の住所、設置箇所の緯度経度、及び施設が複数階から構成される場合は、設置箇所の階数と紐付けられて管理されている。
すなわち、同じ施設内では、同施設ID番号となり、施設ID番号に枝分かれして、施設の設置箇所ごとに内部管理ID番号が割り振られる。家庭の居住空間を施設として捉えれば、施設内の各部屋は、施設ID番号がA、内部管理ID番号1〜3が、居間、トイレ、風呂場にそれぞれ割り振られている。
また、施設に設置済みのLEDビーコン10aに事故、例えば故障が生じたときを想定する。この場合、故障が生じたLEDビーコン10aが、新たに出荷される装置と交換されるため、異なる出荷ID番号が割り振られた別のLEDビーコン10aになる。この場合、故障したLEDビーコン10aの出荷ID番号を参照することで、同一の施設ID番号及び内部管理ID番号が割り振られたLEDビーコン10aを出荷することが可能になり、故障時にもサービスに影響がでない。なお、施設内に複数のLEDビーコン10aを設置し、複数の内部管理ID番号を有することで、新しい装置の出荷までの時間帯のサービス停止もなくなる。
以下、図3のシーケンス図を参照しながら本実施形態に係る安否確認システム100の処理動作について説明する。まず、管理者である見守り者等が受信機20を操作してクラウドサーバ30をアクセスすることにより、クラウドサーバ30からアプリ(本実施形態に係る受信機プログラム)をダウンロードにより取得する。そして、見守り者が、受信機20に表示される、例えば、図8の左欄に画面構成の一例示す設定アプリの設定画面を参照し、「管理者設定」を選択すると、図9に画面構成の一例を示す管理者設定画面に遷移する。ここで、見守り者が必要情報を入力すると、クラウドサーバ30から管理画面をアクセスするために必要なURL(Uniform Resource Locator)、及び利用者ID,パスワードを取得することができる。
見守り者は、取得したURL等に基づき管理画面にログインすると(ステップS10)、受信機20のブラウザを介して図8の右欄に画面構成の一例を示す管理画面メニューが表示される。続いて見守り者は、メニュー選択により、クラウドサーバ30に、照明装置の設置箇所の設定(居間かトイレか風呂場か等)、安否通知ルールの設定、通知先の設定等、管理画面の設定登録を行う(ステップS11)。なお、見守り者は、メニュー選択により、蓄積したデータに基づき、例えば、図12にその画面構成の一例を示す照明装置10のON/OFF履歴の参照も可能である。ここで設定登録された情報は、クラウドサーバ30に送信される(ステップS12)。
クラウドサーバ30は、受信機20により送信された設定登録情報からDBに記憶する管理情報を生成する(ステップS13)。ここでいう管理情報とは、図2(b)に示す、施設内に設置されたLEDビーコン10aの位置ID番号毎に一意的に割り振られる出荷ID番号、施設を単位に割り振られる施設ID番号、及び出荷ID番号に紐付けられ、かつ、施設ID番号ごとに設置箇所を単位として割り振られる内部管理ID番号の組である。また、照明装置10が、設置箇所が存する施設の住所、設置箇所の緯度経度、及び施設が複数階から構成される場合は設置箇所の階数と紐付けられて管理されてもよい。
以上の前処理の後、受信機20が、ある照明装置の点灯を契機にLEDビーコン10aからユニークな位置ID番号を含む電波を、その電波の受信可能範囲内で受信したとする(ステップS14)。電波を受信した受信機20は、クラウドサーバ30に問い合わせを行う(ステップS15)。なお、クラウドサーバ30は、受信機20から問い合わせを受信する毎に該当の照明装置10の点灯/消灯履歴を蓄積しており、その履歴を参照することにより、設定登録された安否通知ルールに基づき安否情報の生成を行う(ステップS16)。
クラウドサーバ30は、受信機20から問い合わせを受けると、該当の照明装置10の点灯/消灯履歴を参照し、予め設定登録された安否通知ルールにしたがい、例えば、トイレの照明装置10が1時間以上継続して点灯していた場合、異常(トイレで倒れているかもしれない)と判定し、あるいは、夜間の7時から10時に居間の照明が点灯しない場合、異常(寝込んでいるかもしれない)と判定し、例えば、図1に示すように、「○○さんがライトを利用されていないようです。時間:○時○分〜○時○分。ご確認願います。○○さんの連絡先090−××××−××××」のようなメッセージ(安否確認メール)を生成し(ステップS17)、予め通知者設定された見守り者が所持する外部端末40へ送信する(ステップS17)。この安否確認メールは、外部端末40に表示され、これを閲覧した見守り者は、電話連絡、あるいは現地に出向いて見守り者の安否確認が可能である(ステップS18)。
図4にLEDビーコン10aの構成が示されている。LEDビーコン10aは、制御部100aと、RF(Radio Frequency)部101aとを含み構成される。RF部101aは、不図示の信号源、変調回路、電力増幅器を含む電波生成のための高周波エネルギーを発生する高周波回路である。本実施形態では、2.4GHz帯の周波数を用い、半径10〜100m範囲内に位置するBluetooth(登録商標)搭載機器(受信機20)に対し、制御部100aによる制御の下で生成される電波を送信する。ここでは、ボタン電池1個のみで数年駆動を可能とするバーション4.0のBluetooth(登録商標)規格に準拠した単方向送信の仕様とする。
制御部100aは、照明装置10の設置箇所(居間、トイレ、寝室、玄関等)を特定する位置ID番号をブロードキャスト送信するが、このとき、位置ID番号を1以上の暗号化パターンで暗号化し、この暗号化パターンの種類を示す情報を付加して送信する。このため、制御部100aは、図2(a)に示すデータフォーマットからなる位置ID番号をRF部101aにより生成される電波に重畳させて送信する制御を行う。
なお、制御部100aは、位置ID番号を含む情報をn秒周期で送信する中で、m秒(但し、n>m)シフトして送信する周期をランダムに挿入して送信する制御も行なう。これは、複数のLEDビーコン10aが同時に電波を発信すると、受信機20で一方のLEDビーコン10aからのデータを処理しても他方のLEDビーコン10aからのデータを処理できない事態に陥ることに起因する。すなわち、Bluetooth(登録商標)の仕様ではコリジョン(アクセスの衝突)が発生した場合、先に受信した方を優先的に処理して僅かでも遅れた方を処理しないことがあるためである。このため、例えば、2秒の発信周期とし、その中で、時々、例えば0.5秒から1秒程度シフトした周期を挿入することで、複数のLEDビーコン10aが同時に電波を発信してしまい他方を処理することができなくなるリスクを回避することができる。
なお、LEDビーコン10aが発信するデータは、傍受による不正利用を防ぐことを目的とした場合、定期的に変更することが求められる。そのため、暗号方式を一定期間で自動変更する処理を行うことで、傍受のリスクを低減できる。
図5に受信機20の構成を示す。図5に示すように、受信機20は、制御部200と、記憶部210と、通信部220と、操作部230と、表示部240と、近距離無線通信部250とを含み構成される。受信機20は、LEDビーコン10aから発信される電波の受信許容範囲内に設置され、スマートホン、あるいは固定した場所に据え付けられるネットワーク接続環境を有する専用機で構成される。
制御部200は、例えば、マイクロプロセッサで構成され、記憶部210のプログラム領域にインストールされたアプリを逐次読み出し実行することにより、LEDビーコン10aから位置ID番号を取得して認識し、当該認識した位置ID番号に基づきクラウドサーバ30に問い合わせを行う受信機20としての機能を実行する。ここで問い合わせとは、クラウドサーバ30により蓄積される照明装置10毎の点灯/消灯履歴の作成及び参照要求をいう。
このため、制御部200が実行するアプリの機能をブロック展開して示せば、ID番号認識部201と、アプリケーション実行制御部202とを含み構成される。ID番号認識部201は、施設内に設置されたLEDビーコン10aから、電波によってブロードキャスト送信される、照明装置10の設置箇所が特定される位置ID番号を取得し、認識してアプリケーション実行制御部202に引き渡す。
アプリケーション実行制御部202は、ID番号認識部201が認識した位置ID番号に基づきクラウドサーバ30に該当する照明装置10の点灯/消灯履歴の問い合わせを行なう。クラウドサーバ30は、その問い合わせに基づき、蓄積した該当の照明装置10の点灯/消灯履歴を参照して見守り対象者の安否確認情報を生成し、その安否確認情報をモバイルネットワーク50経由で見守り者が所持する外部端末40へ送信する。また、アプリケーション実行制御部202は、受信機20が上記の機能を実現するため、予め見守り者等によって入力される、照明装置10の設置箇所、安否通知ルール、通知先の設定登録も行なう。制御部200は、更に、LEDビーコン10aから受信した電波の電波強度(RSSI:Received Signal Strength Indication)を測定する電波強度測定部203を含んでもよい。
記憶部210には、本実施形態に係る受信機20のプログラム(アプリ)が格納されるプログラム領域の他に、作業領域が割当てられ、記憶されている。プログラム領域に格納される受信機プログラムは、少なくとも、照明装置10の点灯/消灯に応じて電波を発信する、照明装置10から発信される電波を受信する処理手順と、クラウドコンピューティングシステムを構成するクラウドサーバ30に、受信した電波に含まれLEDビーコン10aの位置ID番号に基づく問い合わせを行う処理手順と、を含む。なお、クラウドサーバ30が、受信機20からの位置ID番号に基づき、予め定められた条件(安否通知ルール)に応じて、照明装置10の点灯/消灯に係る履歴情報を見守り対象者の安否情報として見守り者の外部端末40に通報するために、位置ID番号は、LEDビーコン10aを単位として一意的に割り振られる出荷ID番号、LEDビーコン10aが設置される施設を単位として割り振られる施設ID番号、及び出荷ID番号に紐付けられ、かつ、施設ID番号ごとに施設における設置箇所を単位として割り振られる内部管理ID番号を含む。
作業領域には、受信機ブログラムの実行過程で生成される各種データが格納される。ここに格納されるデータは、例えば、予め見守り者によって設定登録される、照明装置10の設置箇所、安否通知ルール、通知先等の情報であり、また、問い合わせの履歴、VRAM(Video RAM)等である。なお、記憶部210には、例えば、半導体記憶素子、磁気、あるいは光記憶素子が実装される。
通信部220は、無線通信システムを捕捉し、モバイルネットワーク50に接続される不図示の基地局との間で無線通信を行い、各種データの送受信を行う。ここで、各種データとは、音声通話時の音声データ、メール送受信時のメールデータ、Web(World Wide Web)閲覧時のWebページデータ等である。通信部220は、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)に準拠したプロトコルにしたがい、モバイルネットワーク50を経由してクラウドサーバ30との間で通信を行う。
操作部230は、例えば、電源キー、通話キー、数字キー、文字キー、方向キー(左右上下)、決定キー、発信キー等、各種の機能が割り当てられたキースイッチを有しており、これらのキーがユーザによって操作された場合に、その操作内容に対応する信号を生成し、これをユーザの指示として制御部200に出力する。表示部240は、多数の画素(複数色の発光素子の組み合わせ)を縦横に配して構成される、例えばLCD(Liquid Crystal Display Device)や有機EL(Electro-Luminescence)を用いて構成されており、制御部200により生成され、記憶部210の所定の領域(VRAM領域)に書き込まれた情報を表示する。
なお、上記した操作部230と表示部240は、タッチパネルで実現してもよい。この場合、タッチバネル上に表示されるメニューアイコンの中からユーザが選択操作することにより、照明装置10の設置箇所、安否通知ルール、通知先等の設定登録が行われ、例えば、図8(a)(b)、図9〜図12に示す画像を表示することができる。
近距離無線通信部250は、LEDビーコン10aにより発信される電波を受信し、重畳された位置ID番号を抽出して制御部200に引き渡す。近距離無線通信部250は、Bluetooth(登録商標)に準拠して通信を行うものとし、本来は、2.4GHz帯を79の周波数チャネルに分け、利用する周波数をランダムに変える周波数ホッピングを行いながら、半径10〜100m範囲に位置する他のBluetooth(登録商標)機器と、最大24bpsで双方向無線通信が可能であるが、ここでは、同規格でLEDビーコン10aからの電波受信の単方向無線通信のみ使用することにする。
(実施形態の動作)
以下、図6のフローチャートを参照しながら本実施形態に係る受信機20の動作すなわち安否確認方法について詳細に説明する。
ここでは、見守り者等が既に管理者の設定登録を済ませており、クラウドサーバ30から管理画面のURL等を取得しているものとする。見守り者が受信機20を操作してクラウドサーバ30のURLに基づく管理画面にログインすると(ステップS101)、受信機20のブラウザに、図8(b)に画面構成の一例を示す管理画面メニューが表示される。見守り者は、メニュー選択により、クラウドサーバ30に、照明装置の設置箇所の設定(ステップS102)、安否通知ルールの設定(ステップS103)、通知先の設定(ステップS104)等、管理画面の設定登録を行う。なお、設定登録の順序は任意である。ここで設定登録された情報は、クラウドサーバ30に逐一送信される(ステップS105)。
上記の設定登録操作後、受信機20は、近距離無線通信部250が、LEDビーコン10aから発信される電波の監視を開始する(ステップS106)。近距離無線通信部250は、電波の受信を検知すると、この電波に重畳され、図2(a)に示すデータフォーマットからなる位置ID番号を制御部200に引き渡す。これを受け、制御部200は、ID番号認識部201がその位置ID番号を取得し、先頭バイトに示される識別子を参照して電子タグであることを識別すると、続く位置ID番号を、暗号方式で定義された暗号パターンに基づき復号してアプリケーション実行制御部202に引き渡す(ステップS107)。
アプリケーション実行制御部202は、通信部220を起動して、モバイルネットワーク50経由でクラウドサーバ30に接続し、復号した位置ID番号に基づく照明装置10の点灯/消灯履歴の問い合わせを行う(ステップS108)。なお、クラウドサーバ30は、受信機20から問い合わせを受信する毎に該当の照明装置10の点灯(消灯)履歴を蓄積しており、その履歴を参照することにより、設定登録された安否通知ルールに基づく安否情報の生成を行う。
図7に、クラウドサーバ30の処理手順が示されている。図7によれば、クラウドサーバ30は、受信機20から管理画面へのログイン要求を受信すると(ステップS201“YES”)、図9〜図11にその画面構成の一例を示す、照明装置10の設置箇所、安否通知ルール、通知先設定のための管理画面情報をそれぞれ生成し、要求のあった受信機20へ送信する(ステップS202)。続いて、受信機20からその管理画面に対する必要情報の入力があると(ステップS203“YES”)、その設定登録情報を取り込み、DBに記憶するための管理情報を生成する(ステップS204)。
ここでいう管理情報とは、図2(b)に示す、施設内に設置されたLEDビーコン10aの位置ID番号毎に、一意的に割り振られる出荷ID番号、施設を単位に割り振られる施設ID番号、及び出荷ID番号に紐付けられ、かつ、施設ID番号ごとに設置箇所を単位として割り振られる内部管理ID番号の組である。また、照明装置10が、設置箇所が存する施設の住所、設置箇所の緯度経度、及び施設が複数階から構成される場合は設置箇所の階数と紐付けられて管理されてもよい。
一方、クラウドサーバ30は、受信機20から位置ID番号に基づく問い合わせを受信すると(ステップS205“YES”)、蓄積された該当の照明装置10の点灯/消灯履歴を参照し、事前に設定登録された安否通知ルールに基づき安否確認情報を生成する(ステップS206)。クラウドサーバ30は、予め設定登録された安否通知ルールにしたがい、例えば、トイレ照明が1時間以上継続して点灯していた場合に異常(トイレで倒れているかもしれない)と判定し、あるいは、夜間の7時から10時に居間の照明が点灯しない場合に異常(寝込んでいるかもしれない)と判定し、例えば、図1に示すように、「○○さんがライトを利用されていないようです。時間:○時○分〜○時○分。ご確認願います。○○さんの連絡先090−××××−××××」のようなメッセージ(安否確認メール)を生成し、モバイルネットワーク50経由で、予め通知先設定された見守り者の外部端末40へ送信する(ステップS207)。この安否確認メールは、外部端末40に表示され、これを閲覧した見守り者は、電話連絡、あるいは現地に出向いて見守り対象者の安否確認が可能である。
(実施形態の効果)
以上説明のように本実施形態に係る安否確認システム100は、クラウド環境下における安否確認システム100であって、クラウドを構成するサーバ(クラウドサーバ30)と、設置された施設及び施設内での設置箇所に係る位置ID番号が予めサーバに登録され、点灯又は消灯に応じて電波を発信する照明装置10(LEDビーコン10aが実装されている)と、照明装置10からの電波を受信し、位置ID番号に係る問い合わせをクラウドサーバ30に行う受信機20と、により構築される。そして、そのクラウドサーバ30が、受信機20からの位置ID番号に基づき、予め定められた条件(安否通知ルール)に応じて、照明装置10の点灯/消灯に係る情報を見守り対象者の安否情報として見守り者の外部端末40に通報する。したがって、本実施形態に係る安否確認システム100によれば、人間が生活するうえにおいて必須である「照明」の点灯/消灯によって見守り対象者の行動を把握することができ、かつ、監視カメラ等を必要としないため見守り対象者が常に監視されているという認識を持たずに済む、簡単で安価にシステム構築が可能である。
また、本実施形態に係る安否確認システム100によれば、特に、事業者サイドは、クラウドコンピューティングシステムの利用により、必要なコンピュータ資源(事業者管理サーバ)の保有が不要で同じ位置情報サービスが提供できるため、そのための維持管理コストの削減が可能になる。また、経年劣化により、照明装置10に実装される電子タグ発信装置(LEDビーコン10a)の故障は無視できないが、この場合、故障したLEDビーコン10aの出荷ID番号を参照することで、同じ内部管理ID番号を付与したLEDビーコン10aで代替することが可能になるため、サービスを一時停止する等の処置も不要になって連続したサービスを提供できる。なお、施設内に複数のLEDビーコン10aを設置し、複数の内部管理ID番号を有することで、新しい装置の出荷までの時間帯のサービス停止もなくなる。
また、本実施形態に係る受信機20は、クラウド環境下における安否確認システム100と接続された受信機20である。そして、その受信機20は、点灯又は消灯に応じて電波を発信する照明装置10(LEDビーコン10aが実装されている)から発信される電波を受信し、クラウドを構成するサーバ(クラウドサーバ30)に、受信した電波に含まれる照明装置10の位置ID番号に基づく問い合わせを行う制御部(ID番号認識部201とアプリケーション実行制御部202)を備える。そして、クラウドサーバ30が、当該受信機20からの位置ID番号に基づき、予め定められた条件(安否通知ルール)に応じて、照明装置10の点灯又は消灯に係る情報を見守り対象者の安否情報として見守り者の外部端末40に通報するために、位置ID番号が、照明装置10を単位として一意的に割り振られる出荷ID番号、施設を単位として割り振られる施設ID番号、及び出荷ID番号に紐付けられ、かつ、施設ID番号ごとに前記設置箇所を単位として割り振られる内部管理ID番号を含む。
本実施形態に係る受信機20によれば、受信機20が、照明装置10とクラウドコンピューティングシステム(クラウドサーバ30)とを仲介する構成とすることで、簡単で安価に安否確認システム100の構築が可能になる。具体的に、クラウドサーバ30は、受信機20に対し、照明装置10の設置箇所、安否通知ルール、通知先等を設定登録する環境を提供して管理者に設定登録を促し、照明装置10毎に実装される電子タグ発信装置(LEDビーコン10a)からの電波を受信してクラウドサーバ30に問い合わせを行うだけで、照明装置10の点灯又は消灯に係る情報を見守り対象者の安否情報として見守り者の外部端末40に通報することができる。すなわち、人間が生活するうえにおいて必須である「照明」の点灯/消灯によって見守り対象者の行動を把握することができ、かつ、この仕組みによれば、見守り対象者は監視されているという認識を持たずに済み、苦痛を感じることはない。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 照明装置
10a 電子タグ発信装置(LEDビーコン)
20 受信機
30 クラウドサーバ
40 外部端末
50 モバイルネットワーク
100a 制御部(電子タグ発信装置)
101a RF部
200 制御部(受信機)
201 ID番号認識部
202 アプリケーション実行制御部
203 電波強度測定部
210 記憶部
220 通信部
230 操作部
240 表示部
250 近距離無線通信部
本発明は、例えば、高齢者や独居生活者等の見守りを必要とする人の安否を確認する、安否確認システム、受信機、安否確認方法及びプログラムに関する。
近年、独居生活者が増加しており、特に、高齢化社会の進行に伴い、一人暮らしの高齢者、あるいは高齢者夫婦のみの世帯が増加の一途をたどっている。また、過疎化、近所づきあいの減少等により、近隣の人々による見守りも期待できなくなり、更に、生活支援者等による支援にも限界があることから、高齢者や独居生活者の安否確認が十分に行えないことが多く、不測の事態発生に対する対応の遅れが頻発している。
この対策として、従来、照明装置の点灯/消灯を基に高齢者等の安否確認を離れた場所にいる見守り者に通報するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−27787号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術によれば、照明装置に照明操作検知器等、特別な付帯装置を付加する必要があり、設置や運用上、コスト高で、煩雑になるという課題があった。また、高齢者等の要見守り者(以下、見守り対象者という)は、常に監視されているという認識があり、不快な感じを持たれることは否めない。
本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、人間が生活するうえにおいて必須である「照明」の点灯/消灯によって見守り対象者の行動を把握し、かつ、見守り対象者が常に監視されているという認識を持たずに済む、簡単で安価にシステム構築が可能な、安否確認システム、受信機、安否確認方法及びプログラムを提供することを目的とする。
(1)本発明の第1の観点に係る安否確認システムは、クラウド環境下における安否確認システムであって、クラウドを構成するサーバと、設置された施設及び前記施設内での設置箇所に係る位置ID番号が予め前記サーバに登録され、点灯又は消灯に応じて電波を発信する照明装置と、前記照明装置からの前記電波を受信し、前記位置ID番号に係る問い合わせを前記サーバに行う受信機と、を備え、前記サーバが、前記受信機からの前記位置ID番号に基づき、予め定められた条件に応じて、前記照明装置の点灯又は消灯に係る情報を見守り対象者の安否情報として見守り者の外部端末に通報することを特徴とする。
(2)本発明の安否確認システムは、(1)に記載の安否確認システムであって、前記位置ID番号が、前記照明装置を単位として一意的に割り振られる出荷ID番号、前記施設を単位として割り振られる施設ID番号、及び前記出荷ID番号に紐付けられ、かつ、前記施設ID番号ごとに前記設置箇所を単位として割り振られる内部管理ID番号を含んでもよい。
(3)本発明の安否確認システムは、(1)または(2)に記載の安否確認システムであって、 前記照明装置が、前記設置箇所が存する前記施設の住所、前記設置箇所の緯度経度、及び前記施設が複数階から構成される場合は前記設置箇所の階数と紐付けられて管理されていてもよい。
(4)本発明の安否確認システムは、(1)から(3)のいずれか1項記載の安否確認システムであって、前記照明装置が前記施設内に複数個設置されてもよい。
(5)本発明の安否確認システムは、(1)に記載の安否確認システムであって、前記サーバが、前記受信機からの前記位置ID番号に基づき監視する、該当の前記照明装置の、継続点灯時間、継続消灯時間、継続点灯時間帯、継続消灯時間帯の少なくとも一つに応じて前記外部端末に前記安否情報を送信してもよい。
(6)本発明の第2の観点に係る受信機は、クラウド環境下における安否確認システムと接続された受信機であって、点灯又は消灯に応じて電波を発信する照明装置から発信される電波を受信し、クラウドを構成するサーバに、前記受信した電波に含まれる前記照明装置の位置ID番号に基づく問い合わせを行う制御部を備え、前記サーバが、前記受信機からの前記位置ID番号に基づき、予め定められた条件に応じて、前記照明装置の点灯又は消灯に係る情報を見守り対象者の安否情報として見守り者の外部端末に通報するために、前記位置ID番号が、前記照明装置を単位として一意的に割り振られる出荷ID番号、施設を単位として割り振られる施設ID番号、及び前記出荷ID番号に紐付けられ、かつ、前記施設ID番号ごとに前記施設における設置箇所を単位として割り振られる内部管理ID番号を含むことを特徴とする。
(7)本発明の第3の観点に係る安否確認方法は、照明装置と、受信機とを含む、クラウド環境下における安否確認方法であって、前記照明装置が設置された施設、及び前記施設内での設置箇所に係る位置ID番号がクラウドを構成するサーバに登録されており、前記照明装置が、点灯又は消灯に応じて電波を発信するステップと、前記受信機が、前記照明装置から発信される前記電波を受信し、受信した前記位置ID番号に基づく問い合わせを前記クラウドに行なうステップと、前記サーバが、前記受信機からの前記位置ID番号に基づき、予め定められた条件に応じて前記照明装置の点灯又は消灯に係る情報を見守り対象者の安否情報として見守り者の外部端末に通報するステップと、を有することを特徴とする。
(8)本発明の第4の観点に係るプログラムは、クラウド環境下における安否確認システムに接続される受信機のコンピュータに、点灯又は消灯に応じて電波を発信する照明装置から発信される電波を受信する処理と、クラウドを構成するサーバに、前記受信した電波に含まれる前記照明装置の位置ID番号に基づく問い合わせを行う処理と、を実行させ、前記サーバが、前記受信機からの前記位置ID番号に基づき、予め定められた条件に応じて、前記照明装置の点灯又は消灯に係る情報を見守り対象者の安否情報として見守り者の外部端末に通報するために、前記位置ID番号が、前記照明装置を単位として一意的に割り振られる出荷ID番号、前記電子タグ発信装置が設置される施設を単位として割り振られる施設ID番号、及び前記出荷ID番号に紐付けられ、かつ、前記施設ID番号ごとに前記施設における設置箇所を単位として割り振られる内部管理ID番号を含むことを特徴とする。
本発明によれば、人間が生活するうえにおいて必須である「照明」の点灯/消灯によって見守り対象者の行動を把握し、かつ、見守り対象者が常に監視されているという認識を持たずに済む、簡単で安価にシステム構築が可能な安否確認システム、受信機、安否確認方法及びプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る安否確認システムのシステム構成を示す図である。 図1に示す照明装置から送信される位置ID番号のデータフォーマット及びクラウドサーバが有するDBのデータ構造の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る安否確認システムの動作シーケンス図である。 図1の照明装置に実装される電子タグ発信装置の構成を示すブロック図である。 図1の受信機の内部構成を示すブロック図である。 図1の受信機の動作を示すフローチャートである。 図1のクラウドサーバの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る安否確認システムにおいて使用される設定アプリ、及び受信機のブラウザの管理画面一覧の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る安否確認システムにおいて使用される照明装置の設置箇所設定登録画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る安否確認システムにおいて使用される安否通知ルールの設定登録画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る安否確認システムにおいて使用される管理者設定画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る安否確認システムにおいて使用される照明装置の点灯/消灯履歴画面の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための実施形態(以下、単に本実施形態という)について詳細に説明する。
(実施形態の構成)
まず、本実施形態に係る安否確認システムの利用イメージから説明する。本発明の安否確認システムは、人間が生活するうえにおいて必須である照明装置の点灯(ON)/消灯(OFF)を監視し、クラウドコンピューティングシステムにより蓄積されるデータ(照明装置の点灯/消灯履歴)に基づく継続点灯時間(継続点灯時間帯)や継続消灯時間(継続消灯時間帯)等により見守り対象者の行動を把握して安否確認を行い、その結果を見守り者が所持する外部端末へメッセージ送信する安否確認サービスを提供するものである。なお、見守り対象者とは、自分の意志で行動できる人をいい、見守り者とは、見守り対象者の別居家族やケアマネージャ、あるいは介護士等をいうものとする。
このため、見守り者は、見守り対象者である高齢者等の生活住環境である居間やトイレ等に電子タグ発信装置が実装されたLED(Light Emitting Diode)等の照明装置を複数設置し、更に、複数個設置された照明装置のそれぞれに実装された電子タグ発信装置の電波が届く範囲内に受信機を設置する。そして、利用者は、電子タグ発信装置を使用して高齢者の安否確認を行うアプリケーションプログラム(以下、単にアプリという)をクラウドコンピューティングシステムからダウンロードにより取得し、受信機にインストールする。続いて、利用者は、取得したアプリにしたがい、受信機に対し、照明装置の設置箇所、安否確認のルール、メッセージ(メール)の配信先等の設定登録を行う。ちなみに、利用者は、照明装置の設置箇所の登録にあたり、点灯時、受信機にインストールされたアプリを起動し、その受信機を照明装置に近づけて近距離無線通信により行なう。
なお、照明装置は、LEDに限らず、白熱電球、蛍光灯でもよい。また、照明装置は、居間やトイレは勿論のこと、玄関、風呂、寝室等にも設置でき、これらの部屋から電波の届く範囲に受信機を設置し、照明装置同士が近接しても簡単に区別することが出来る。また、照明装置は、このシステムにより、見守り対象者の入浴時間が日常より長い(例えば、いつもは30分だが1時間を過ぎている等)等、蓄積した照明装置毎の点灯/消灯履歴データから見守り対象者の生活リズムを割り出し、事前に登録された見守り者へメッセージを自動送信して異変を知らせる。例えば、見守り者の外部端末に、「○○様のお風呂が長いようです。ライトが1時間点灯しています。ご確認をお願いします」といった警告メッセージを送信する。
図1に、本実施形態に係る安否確認システム100の構成を示す。本実施形態に係る安否確認システム100は、クラウド環境下において安否確認サービスを提供するシステムであって、個々の照明装置10に実装される電子タグ発信装置(以下、LEDビーコン10aという)の設置位置がクラウドを構成するサーバ(以下、クラウドサーバ30という)に予め登録される。このため、各LEDビーコン10aは、一意に割り振られた位置ID番号が重畳された電波を発信する。
また、本実施形態に係る安否確認システム100は、各LEDビーコン10aから発信される電波を受信し、受信した電波に重畳された位置ID番号に基づく問い合わせをクラウドサーバ30に行なう受信機20と、クラウドサーバ30により生成される安否確認情報をメッセージとして受信し表示する見守り者が所持する外部端末40とを含む。受信機20及び外部端末40は、モバイルネットワーク50経由でクラウドコンピューティングシステム(クラウドサーバ30)に接続される。なお、受信機20は、見守り対象者を単位に設けられる。
ここでいう「クラウド環境下における安否確認サービス」とは、インターネットを利用したサービスを提供するクラウドコンピューティングシステムを用いて位置情報を提供するサービス形態のことをいう。事業者は、LEDビーコン10a及びLEDビーコン10aを用いたアプリを開発するだけで、自ら提供するサービスを実現するうえで必要なコンピュータ資源を保有することなく、クラウドコンピューティングシステムのコンピュータ資源(クラウドサーバ30)を利用することでそのサービスの提供を可能にするものであり、利用者は、インターネットに接続可能な環境(受信機20)にアプリをインストールするだけでそのサービスを享受することができる。
このため、事業者は、予め、LEDビーコン10a毎に、出荷する施設の位置情報(設置箇所が存在する施設の住所、並びに設置箇所の緯度経度及び施設の設置する階数等)をクラウドサーバ30に登録する。そして、その位置情報に紐づく位置ID番号を作成し、LEDビーコン10aに位置ID番号を付与する。そしてそのLEDビーコン10aには、上記の設定が行われ利用される施設(家庭、オフィスまたは公共施設でもよい)へ出荷される。図2(a)(b)に、図1に示すLEDビーコン10aから送信される位置ID番号のデータフォーマット、クラウドサーバ30が有するDB(データベース)に格納される管理情報のデータ構造の一例が、それぞれ示されている。
図2(a)によれば、16バイトのデータのうち、先頭の1バイトに電子タグ(LEDビーコン10a)であることを示す識別子を、次の1バイトに暗号パターンの種類を示す暗号方式を、次の13バイトに位置ID番号を、最後の1バイトにチェックコードを割当てている。なお、識別子の情報により、位置ID番号の13バイトの領域はデータ領域として用いることが可能であり、これは、例えば、外部インタフェースがある場合に有効である。
図2(b)にクラウドサーバ30が内蔵するDBのデータ構造の一例が示されている。図2(b)によれば、データベースに蓄積される管理情報は、位置ID番号毎に、照明装置10を単位として一意的に割り振られる出荷ID番号、施設を単位に割り振られる施設ID番号、及び出荷ID番号に紐付けられ、かつ、施設ID番号ごとに設置箇所を単位として割り振られる内部管理ID番号を含む。また、照明装置10が、設置箇所が存する施設の住所、設置箇所の緯度経度、及び施設が複数階から構成される場合は、設置箇所の階数と紐付けられて管理されている。
すなわち、同じ施設内では、同施設ID番号となり、施設ID番号に枝分かれして、施設の設置箇所ごとに内部管理ID番号が割り振られる。家庭の居住空間を施設として捉えれば、施設内の各部屋は、施設ID番号がA、内部管理ID番号1〜3が、居間、トイレ、風呂場にそれぞれ割り振られている。
また、施設に設置済みのLEDビーコン10aに事故、例えば故障が生じたときを想定する。この場合、故障が生じたLEDビーコン10aが、新たに出荷される装置と交換されるため、異なる出荷ID番号が割り振られた別のLEDビーコン10aになる。この場合、故障したLEDビーコン10aの出荷ID番号を参照することで、同一の施設ID番号及び内部管理ID番号が割り振られたLEDビーコン10aを出荷することが可能になり、故障時にもサービスに影響がでない。なお、施設内に複数のLEDビーコン10aを設置し、複数の内部管理ID番号を有することで、新しい装置の出荷までの時間帯のサービス停止もなくなる。
以下、図3のシーケンス図を参照しながら本実施形態に係る安否確認システム100の処理動作について説明する。まず、管理者である見守り者等が受信機20を操作してクラウドサーバ30をアクセスすることにより、クラウドサーバ30からアプリ(本実施形態に係る受信機プログラム)をダウンロードにより取得する。そして、見守り者が、受信機20に表示される、例えば、図8の左欄に画面構成の一例示す設定アプリの設定画面を参照し、「管理者設定」を選択すると、図11に画面構成の一例を示す管理者設定画面に遷移する。ここで、見守り者が必要情報を入力すると、クラウドサーバ30から管理画面をアクセスするために必要なURL(Uniform Resource Locator)、及び利用者ID,パスワードを取得することができる。
見守り者は、取得したURL等に基づき管理画面にログインすると(ステップS10)、受信機20のブラウザを介して図8の右欄に画面構成の一例を示す管理画面メニューが表示される。続いて見守り者は、メニュー選択により、クラウドサーバ30に、照明装置の設置箇所の設定(居間かトイレか風呂場か等)、安否通知ルールの設定、通知先の設定等、管理画面の設定登録を行う(ステップS11)。なお、見守り者は、メニュー選択により、蓄積したデータに基づき、例えば、図12にその画面構成の一例を示す照明装置10のON/OFF履歴の参照も可能である。ここで設定登録された情報は、クラウドサーバ30に送信される(ステップS12)。
クラウドサーバ30は、受信機20により送信された設定登録情報からDBに記憶する管理情報を生成する(ステップS13)。ここでいう管理情報とは、図2(b)に示す、施設内に設置されたLEDビーコン10aの位置ID番号毎に一意的に割り振られる出荷ID番号、施設を単位に割り振られる施設ID番号、及び出荷ID番号に紐付けられ、かつ、施設ID番号ごとに設置箇所を単位として割り振られる内部管理ID番号の組である。また、照明装置10が、設置箇所が存する施設の住所、設置箇所の緯度経度、及び施設が複数階から構成される場合は設置箇所の階数と紐付けられて管理されてもよい。
以上の前処理の後、受信機20が、ある照明装置の点灯を契機にLEDビーコン10aからユニークな位置ID番号を含む電波を、その電波の受信可能範囲内で受信したとする(ステップS14)。電波を受信した受信機20は、クラウドサーバ30に問い合わせを行う(ステップS15)。なお、クラウドサーバ30は、受信機20から問い合わせを受信する毎に該当の照明装置10の点灯/消灯履歴を蓄積しており、その履歴を参照することにより、設定登録された安否通知ルールに基づき安否情報の生成を行う(ステップS16)。
クラウドサーバ30は、受信機20から問い合わせを受けると、該当の照明装置10の点灯/消灯履歴を参照し、予め設定登録された安否通知ルールにしたがい、例えば、トイレの照明装置10が1時間以上継続して点灯していた場合、異常(トイレで倒れているかもしれない)と判定し、あるいは、夜間の7時から10時に居間の照明が点灯しない場合、異常(寝込んでいるかもしれない)と判定し、例えば、図1に示すように、「○○さんがライトを利用されていないようです。時間:○時○分〜○時○分。ご確認願います。○○さんの連絡先090−××××−××××」のようなメッセージ(安否確認メール)を生成し(ステップS17)、予め通知者設定された見守り者が所持する外部端末40へ送信する(ステップS17)。この安否確認メールは、外部端末40に表示され、これを閲覧した見守り者は、電話連絡、あるいは現地に出向いて見守り者の安否確認が可能である(ステップS18)。
図4にLEDビーコン10aの構成が示されている。LEDビーコン10aは、制御部100aと、RF(Radio Frequency)部101aとを含み構成される。RF部101aは、不図示の信号源、変調回路、電力増幅器を含む電波生成のための高周波エネルギーを発生する高周波回路である。本実施形態では、2.4GHz帯の周波数を用い、半径10〜100m範囲内に位置するBluetooth(登録商標)搭載機器(受信機20)に対し、制御部100aによる制御の下で生成される電波を送信する。ここでは、ボタン電池1個のみで数年駆動を可能とするバーション4.0のBluetooth(登録商標)規格に準拠した単方向送信の仕様とする。
制御部100aは、照明装置10の設置箇所(居間、トイレ、寝室、玄関等)を特定する位置ID番号をブロードキャスト送信するが、このとき、位置ID番号を1以上の暗号化パターンで暗号化し、この暗号化パターンの種類を示す情報を付加して送信する。このため、制御部100aは、図2(a)に示すデータフォーマットからなる位置ID番号をRF部101aにより生成される電波に重畳させて送信する制御を行う。
なお、制御部100aは、位置ID番号を含む情報をn秒周期で送信する中で、m秒(但し、n>m)シフトして送信する周期をランダムに挿入して送信する制御も行なう。これは、複数のLEDビーコン10aが同時に電波を発信すると、受信機20で一方のLEDビーコン10aからのデータを処理しても他方のLEDビーコン10aからのデータを処理できない事態に陥ることに起因する。すなわち、Bluetooth(登録商標)の仕様ではコリジョン(アクセスの衝突)が発生した場合、先に受信した方を優先的に処理して僅かでも遅れた方を処理しないことがあるためである。このため、例えば、2秒の発信周期とし、その中で、時々、例えば0.5秒から1秒程度シフトした周期を挿入することで、複数のLEDビーコン10aが同時に電波を発信してしまい他方を処理することができなくなるリスクを回避することができる。
なお、LEDビーコン10aが発信するデータは、傍受による不正利用を防ぐことを目的とした場合、定期的に変更することが求められる。そのため、暗号方式を一定期間で自動変更する処理を行うことで、傍受のリスクを低減できる。
図5に受信機20の構成を示す。図5に示すように、受信機20は、制御部200と、記憶部210と、通信部220と、操作部230と、表示部240と、近距離無線通信部250とを含み構成される。受信機20は、LEDビーコン10aから発信される電波の受信許容範囲内に設置され、スマートホン、あるいは固定した場所に据え付けられるネットワーク接続環境を有する専用機で構成される。
制御部200は、例えば、マイクロプロセッサで構成され、記憶部210のプログラム領域にインストールされたアプリを逐次読み出し実行することにより、LEDビーコン10aから位置ID番号を取得して認識し、当該認識した位置ID番号に基づきクラウドサーバ30に問い合わせを行う受信機20としての機能を実行する。ここで問い合わせとは、クラウドサーバ30により蓄積される照明装置10毎の点灯/消灯履歴の作成及び参照要求をいう。
このため、制御部200が実行するアプリの機能をブロック展開して示せば、ID番号認識部201と、アプリケーション実行制御部202とを含み構成される。ID番号認識部201は、施設内に設置されたLEDビーコン10aから、電波によってブロードキャスト送信される、照明装置10の設置箇所が特定される位置ID番号を取得し、認識してアプリケーション実行制御部202に引き渡す。
アプリケーション実行制御部202は、ID番号認識部201が認識した位置ID番号に基づきクラウドサーバ30に該当する照明装置10の点灯/消灯履歴の問い合わせを行なう。クラウドサーバ30は、その問い合わせに基づき、蓄積した該当の照明装置10の点灯/消灯履歴を参照して見守り対象者の安否確認情報を生成し、その安否確認情報をモバイルネットワーク50経由で見守り者が所持する外部端末40へ送信する。また、アプリケーション実行制御部202は、受信機20が上記の機能を実現するため、予め見守り者等によって入力される、照明装置10の設置箇所、安否通知ルール、通知先の設定登録も行なう。制御部200は、更に、LEDビーコン10aから受信した電波の電波強度(RSSI:Received Signal Strength Indication)を測定する電波強度測定部203を含んでもよい。
記憶部210には、本実施形態に係る受信機20のプログラム(アプリ)が格納されるプログラム領域の他に、作業領域が割当てられ、記憶されている。プログラム領域に格納される受信機プログラムは、少なくとも、照明装置10の点灯/消灯に応じて電波を発信する、照明装置10から発信される電波を受信する処理手順と、クラウドコンピューティングシステムを構成するクラウドサーバ30に、受信した電波に含まれLEDビーコン10aの位置ID番号に基づく問い合わせを行う処理手順と、を含む。なお、クラウドサーバ30が、受信機20からの位置ID番号に基づき、予め定められた条件(安否通知ルール)に応じて、照明装置10の点灯/消灯に係る履歴情報を見守り対象者の安否情報として見守り者の外部端末40に通報するために、位置ID番号は、LEDビーコン10aを単位として一意的に割り振られる出荷ID番号、LEDビーコン10aが設置される施設を単位として割り振られる施設ID番号、及び出荷ID番号に紐付けられ、かつ、施設ID番号ごとに施設における設置箇所を単位として割り振られる内部管理ID番号を含む。
作業領域には、受信機プログラムの実行過程で生成される各種データが格納される。ここに格納されるデータは、例えば、予め見守り者によって設定登録される、照明装置10の設置箇所、安否通知ルール、通知先等の情報であり、また、問い合わせの履歴、VRAM(Video RAM)等である。なお、記憶部210には、例えば、半導体記憶素子、磁気、あるいは光記憶素子が実装される。
通信部220は、無線通信システムを捕捉し、モバイルネットワーク50に接続される不図示の基地局との間で無線通信を行い、各種データの送受信を行う。ここで、各種データとは、音声通話時の音声データ、メール送受信時のメールデータ、Web(World Wide Web)閲覧時のWebページデータ等である。通信部220は、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)に準拠したプロトコルにしたがい、モバイルネットワーク50を経由してクラウドサーバ30との間で通信を行う。
操作部230は、例えば、電源キー、通話キー、数字キー、文字キー、方向キー(左右上下)、決定キー、発信キー等、各種の機能が割り当てられたキースイッチを有しており、これらのキーがユーザによって操作された場合に、その操作内容に対応する信号を生成し、これをユーザの指示として制御部200に出力する。表示部240は、多数の画素(複数色の発光素子の組み合わせ)を縦横に配して構成される、例えばLCD(Liquid Crystal Display Device)や有機EL(Electro-Luminescence)を用いて構成されており、制御部200により生成され、記憶部210の所定の領域(VRAM領域)に書き込まれた情報を表示する。
なお、上記した操作部230と表示部240は、タッチパネルで実現してもよい。この場合、タッチパネル上に表示されるメニューアイコンの中からユーザが選択操作することにより、照明装置10の設置箇所、安否通知ルール、通知先等の設定登録が行われ、例えば、図8(a)(b)、図9〜図12に示す画像を表示することができる。
近距離無線通信部250は、LEDビーコン10aにより発信される電波を受信し、重畳された位置ID番号を抽出して制御部200に引き渡す。近距離無線通信部250は、Bluetooth(登録商標)に準拠して通信を行うものとし、本来は、2.4GHz帯を79の周波数チャネルに分け、利用する周波数をランダムに変える周波数ホッピングを行いながら、半径10〜100m範囲に位置する他のBluetooth(登録商標)機器と、最大24bpsで双方向無線通信が可能であるが、ここでは、同規格でLEDビーコン10aからの電波受信の単方向無線通信のみ使用することにする。
(実施形態の動作)
以下、図6のフローチャートを参照しながら本実施形態に係る受信機20の動作すなわち安否確認方法について詳細に説明する。
ここでは、見守り者等が既に管理者の設定登録を済ませており、クラウドサーバ30から管理画面のURL等を取得しているものとする。見守り者が受信機20を操作してクラウドサーバ30のURLに基づく管理画面にログインすると(ステップS101)、受信機20のブラウザに、図8(b)に画面構成の一例を示す管理画面メニューが表示される。見守り者は、メニュー選択により、クラウドサーバ30に、照明装置の設置箇所の設定(ステップS102)、安否通知ルールの設定(ステップS103)、通知先の設定(ステップS104)等、管理画面の設定登録を行う。なお、設定登録の順序は任意である。ここで設定登録された情報は、クラウドサーバ30に逐一送信される(ステップS105)。
上記の設定登録操作後、受信機20は、近距離無線通信部250が、LEDビーコン10aから発信される電波の監視を開始する(ステップS106)。近距離無線通信部250は、電波の受信を検知すると、この電波に重畳され、図2(a)に示すデータフォーマットからなる位置ID番号を制御部200に引き渡す。これを受け、制御部200は、ID番号認識部201がその位置ID番号を取得し、先頭バイトに示される識別子を参照して電子タグであることを識別すると、続く位置ID番号を、暗号方式で定義された暗号パターンに基づき復号してアプリケーション実行制御部202に引き渡す(ステップS107)。
アプリケーション実行制御部202は、通信部220を起動して、モバイルネットワーク50経由でクラウドサーバ30に接続し、復号した位置ID番号に基づく照明装置10の点灯/消灯履歴の問い合わせを行う(ステップS108)。なお、クラウドサーバ30は、受信機20から問い合わせを受信する毎に該当の照明装置10の点灯(消灯)履歴を蓄積しており、その履歴を参照することにより、設定登録された安否通知ルールに基づく安否情報の生成を行う。
図7に、クラウドサーバ30の処理手順が示されている。図7によれば、クラウドサーバ30は、受信機20から管理画面へのログイン要求を受信すると(ステップS201“YES”)、図9〜図11にその画面構成の一例を示す、照明装置10の設置箇所、安否通知ルール、通知先設定のための管理画面情報をそれぞれ生成し、要求のあった受信機20へ送信する(ステップS202)。続いて、受信機20からその管理画面に対する必要情報の入力があると(ステップS203“YES”)、その設定登録情報を取り込み、DBに記憶するための管理情報を生成する(ステップS204)。
ここでいう管理情報とは、図2(b)に示す、施設内に設置されたLEDビーコン10aの位置ID番号毎に、一意的に割り振られる出荷ID番号、施設を単位に割り振られる施設ID番号、及び出荷ID番号に紐付けられ、かつ、施設ID番号ごとに設置箇所を単位として割り振られる内部管理ID番号の組である。また、照明装置10が、設置箇所が存する施設の住所、設置箇所の緯度経度、及び施設が複数階から構成される場合は設置箇所の階数と紐付けられて管理されてもよい。
一方、クラウドサーバ30は、受信機20から位置ID番号に基づく問い合わせを受信すると(ステップS205“YES”)、蓄積された該当の照明装置10の点灯/消灯履歴を参照し、事前に設定登録された安否通知ルールに基づき安否確認情報を生成する(ステップS206)。クラウドサーバ30は、予め設定登録された安否通知ルールにしたがい、例えば、トイレ照明が1時間以上継続して点灯していた場合に異常(トイレで倒れているかもしれない)と判定し、あるいは、夜間の7時から10時に居間の照明が点灯しない場合に異常(寝込んでいるかもしれない)と判定し、例えば、図1に示すように、「○○さんがライトを利用されていないようです。時間:○時○分〜○時○分。ご確認願います。○○さんの連絡先090−××××−××××」のようなメッセージ(安否確認メール)を生成し、モバイルネットワーク50経由で、予め通知先設定された見守り者の外部端末40へ送信する(ステップS207)。この安否確認メールは、外部端末40に表示され、これを閲覧した見守り者は、電話連絡、あるいは現地に出向いて見守り対象者の安否確認が可能である。
(実施形態の効果)
以上説明のように本実施形態に係る安否確認システム100は、クラウド環境下における安否確認システム100であって、クラウドを構成するサーバ(クラウドサーバ30)と、設置された施設及び施設内での設置箇所に係る位置ID番号が予めサーバに登録され、点灯又は消灯に応じて電波を発信する照明装置10(LEDビーコン10aが実装されている)と、照明装置10からの電波を受信し、位置ID番号に係る問い合わせをクラウドサーバ30に行う受信機20と、により構築される。そして、そのクラウドサーバ30が、受信機20からの位置ID番号に基づき、予め定められた条件(安否通知ルール)に応じて、照明装置10の点灯/消灯に係る情報を見守り対象者の安否情報として見守り者の外部端末40に通報する。したがって、本実施形態に係る安否確認システム100によれば、人間が生活するうえにおいて必須である「照明」の点灯/消灯によって見守り対象者の行動を把握することができ、かつ、監視カメラ等を必要としないため見守り対象者が常に監視されているという認識を持たずに済む、簡単で安価にシステム構築が可能である。
また、本実施形態に係る安否確認システム100によれば、特に、事業者サイドは、クラウドコンピューティングシステムの利用により、必要なコンピュータ資源(事業者管理サーバ)の保有が不要で同じ位置情報サービスが提供できるため、そのための維持管理コストの削減が可能になる。また、経年劣化により、照明装置10に実装される電子タグ発信装置(LEDビーコン10a)の故障は無視できないが、この場合、故障したLEDビーコン10aの出荷ID番号を参照することで、同じ内部管理ID番号を付与したLEDビーコン10aで代替することが可能になるため、サービスを一時停止する等の処置も不要になって連続したサービスを提供できる。なお、施設内に複数のLEDビーコン10aを設置し、複数の内部管理ID番号を有することで、新しい装置の出荷までの時間帯のサービス停止もなくなる。
また、本実施形態に係る受信機20は、クラウド環境下における安否確認システム100と接続された受信機20である。そして、その受信機20は、点灯又は消灯に応じて電波を発信する照明装置10(LEDビーコン10aが実装されている)から発信される電波を受信し、クラウドを構成するサーバ(クラウドサーバ30)に、受信した電波に含まれる照明装置10の位置ID番号に基づく問い合わせを行う制御部(ID番号認識部201とアプリケーション実行制御部202)を備える。そして、クラウドサーバ30が、当該受信機20からの位置ID番号に基づき、予め定められた条件(安否通知ルール)に応じて、照明装置10の点灯又は消灯に係る情報を見守り対象者の安否情報として見守り者の外部端末40に通報するために、位置ID番号が、照明装置10を単位として一意的に割り振られる出荷ID番号、施設を単位として割り振られる施設ID番号、及び出荷ID番号に紐付けられ、かつ、施設ID番号ごとに前記設置箇所を単位として割り振られる内部管理ID番号を含む。
本実施形態に係る受信機20によれば、受信機20が、照明装置10とクラウドコンピューティングシステム(クラウドサーバ30)とを仲介する構成とすることで、簡単で安価に安否確認システム100の構築が可能になる。具体的に、クラウドサーバ30は、受信機20に対し、照明装置10の設置箇所、安否通知ルール、通知先等を設定登録する環境を提供して管理者に設定登録を促し、照明装置10毎に実装される電子タグ発信装置(LEDビーコン10a)からの電波を受信してクラウドサーバ30に問い合わせを行うだけで、照明装置10の点灯又は消灯に係る情報を見守り対象者の安否情報として見守り者の外部端末40に通報することができる。すなわち、人間が生活するうえにおいて必須である「照明」の点灯/消灯によって見守り対象者の行動を把握することができ、かつ、この仕組みによれば、見守り対象者は監視されているという認識を持たずに済み、苦痛を感じることはない。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 照明装置
10a 電子タグ発信装置(LEDビーコン)
20 受信機
30 クラウドサーバ
40 外部端末
50 モバイルネットワーク
100a 制御部(電子タグ発信装置)
101a RF部
200 制御部(受信機)
201 ID番号認識部
202 アプリケーション実行制御部
203 電波強度測定部
210 記憶部
220 通信部
230 操作部
240 表示部
250 近距離無線通信部

Claims (8)

  1. クラウド環境下における安否確認システムであって、
    クラウドを構成するサーバと、
    設置された施設及び前記施設内での設置箇所に係る位置ID番号が予め前記サーバに登録され、点灯又は消灯に応じて電波を発信する照明装置と、
    前記照明装置からの前記電波を受信し、前記位置ID番号に係る問い合わせを前記サーバに行う受信機と、を備え、
    前記サーバが、前記受信機からの前記位置ID番号に基づき、予め定められた条件に応じて、前記照明装置の点灯又は消灯に係る情報を見守り対象者の安否情報として見守り者の外部端末に通報することを特徴とする安否確認システム。
  2. 前記位置ID番号が、前記照明装置を単位として一意的に割り振られる出荷ID番号、前記施設を単位として割り振られる施設ID番号、及び前記出荷ID番号に紐付けられ、かつ、前記施設ID番号ごとに前記設置箇所を単位として割り振られる内部管理ID番号を含むことを特徴とする請求項1に記載の安否確認システム。
  3. 前記照明装置が、前記設置箇所が存する前記施設の住所、前記設置箇所の緯度経度、及び前記施設が複数階から構成される場合は前記設置箇所の階数と紐付けられて管理されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の安否確認システム。
  4. 前記照明装置が前記施設内に複数個設置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の安否確認システム。
  5. 前記サーバが、前記受信機からの前記位置ID番号に基づき監視する、該当の前記照明装置の、継続点灯時間、継続消灯時間、継続点灯時間帯、継続消灯時間帯の少なくとも一つに応じて前記外部端末に前記安否情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の安否確認システム。
  6. クラウド環境下における安否確認システムと接続された受信機であって、
    点灯又は消灯に応じて電波を発信する照明装置から発信される電波を受信し、前記クラウドを構成するサーバに、前記受信した電波に含まれる前記照明装置の位置ID番号に基づく問い合わせを行う制御部を備え、
    前記サーバが、前記受信機からの前記位置ID番号に基づき、予め定められた条件に応じて、前記照明装置の点灯又は消灯に係る情報を見守り対象者の安否情報として見守り者の外部端末に通報するために、前記位置ID番号が、前記照明装置を単位として一意的に割り振られる出荷ID番号、施設を単位として割り振られる施設ID番号、及び前記出荷ID番号に紐付けられ、かつ、前記施設ID番号ごとに前記施設における設置箇所を単位として割り振られる内部管理ID番号を含むことを特徴とする受信機。
  7. 照明装置と、受信機とを含む、クラウド環境下における安否確認方法であって、
    前記照明装置が設置された施設、及び前記施設内での設置箇所に係る位置ID番号がクラウドを構成するサーバに登録されており、前記照明装置が、点灯又は消灯に応じて電波を発信するステップと、
    前記受信機が、前記照明装置から発信される前記電波を受信し、受信した前記位置ID番号に基づく問い合わせを前記クラウドに行なうステップと、
    前記サーバが、前記受信機からの前記位置ID番号に基づき、予め定められた条件に応じて、前記照明装置の点灯又は消灯に係る情報を見守り対象者の安否情報として見守り者の外部端末に通報するステップと、
    を有することを特徴とする安否確認方法。
  8. クラウド環境下における安否確認システムに接続される受信機のコンピュータに、
    点灯又は消灯に応じて電波を発信する照明装置から発信される電波を受信する処理と、
    クラウドを構成するサーバに、前記受信した電波に含まれる前記照明装置の位置ID番号に基づく問い合わせを行う処理と、を実行させ、
    前記サーバが、前記受信機からの前記位置ID番号に基づき、予め定められた条件に応じて、前記照明装置の点灯又は消灯に係る情報を見守り対象者の安否情報として見守り者の外部端末に通報するために、前記位置ID番号が、前記照明装置を単位として一意的に割り振られる出荷ID番号、電子タグ発信装置が設置される施設を単位として割り振られる施設ID番号、及び前記出荷ID番号に紐付けられ、かつ、前記施設ID番号ごとに前記施設における設置箇所を単位として割り振られる内部管理ID番号を含むことを特徴とするプログラム。
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