JP2007261351A - 昇降装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】下降動作中での昇降アームとシートバックとの干渉を防止することができる昇降装置を提供する。
【解決手段】昇降アームがシートバックに近接していて昇降アームのリミットスイッチの接触子がシートバックに接してオン作動している場合には、昇降アームがシートバックに干渉する恐れがあるので、昇降アームの回動を停止する(S2)。次に、シートを下降する為の下降操作スイッチがオン操作された際には(S4)、リクライニングデバイスを作動してシートバックをホームポジションまで起立する(S5,S6)。その後に、昇降アームによるシートの下降を再開する(S7)。
【選択図】図2
【解決手段】昇降アームがシートバックに近接していて昇降アームのリミットスイッチの接触子がシートバックに接してオン作動している場合には、昇降アームがシートバックに干渉する恐れがあるので、昇降アームの回動を停止する(S2)。次に、シートを下降する為の下降操作スイッチがオン操作された際には(S4)、リクライニングデバイスを作動してシートバックをホームポジションまで起立する(S5,S6)。その後に、昇降アームによるシートの下降を再開する(S7)。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両に設けられたシートを昇降する昇降装置に関する。
従来、福祉車両には、図4及び図5に示すように、シート801を昇降する昇降装置802が設けられてた(例えば、特許文献1参照。)。
すなわち、図4の(a)は、シート801を車両側部に設けられたドア開口部側へ向けた状態が示されており、この状態では、前記シート801を支持する昇降アーム811がシートバック812の後方にて、やや後方へ向けて傾倒されている。
この状態から下降を開始すると、前記昇降アーム811が、図4の(b)に示すように回動し、図5の(a)に示すようにを起立した後、図5の(b)に示すように前方へ向けて傾倒する。これにより、前記昇降アーム811に支持された前記シート801を車室外へ移動しながら下降できるように構成されている。
特開2001−001812号公報
しかしながら、このような昇降装置802にあっては、シート801に設けられたリクライニングデバイス821によってシートバック812が後方へ傾倒されている場合、その傾角によっては、前記昇降アーム811を回動した際に当該昇降アーム811が前記シートバック812に干渉してしまう。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、下降動作中での昇降アームとシートバックとの干渉を防止することができる昇降装置を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明の請求項1記載の昇降装置にあっては、シートを支持する昇降アームを作動して前記シートを昇降する昇降装置において、前記昇降アームが前記シートのシートバックに近接した近接状態を検知する検出手段と、該検出手段が前記近接状態を検知した際に前記昇降アームの作動を停止する作動停止手段と、を備えている。
すなわち、シートバックが後方へ傾倒された状態で、昇降アームを作動してシートを下降すると、その下降動作途中で、前記昇降アームが前記シートバックに近接することがある。
このとき、前記昇降アームが前記シートバックに近接した際には、検出手段がこの近接状態を検知する。すると、前記昇降アームの作動が停止されので、前記昇降アームの前記シートバック側へのさらなる近接が防止される。
また、請求項2の昇降装置においては、前記作動停止手段が前記昇降アームの作動を停止した後に、前記シートバックを起立させるシートバック起立手段をさらに備えている。
すなわち、前記昇降アームが前記シートバックに近接し前記昇降アームの作動が停止された後には、前記シートバックが起立される。
これにより、前記昇降アームと前記シートバックとの干渉要因が解消される。
さらに、請求項3のシートバックでは、請求項1又は2の昇降装置において、シートバック起立動作開始後、規定のシートバック角度を検知又は規定の時間を測定して、再び自動で前記昇降アームの動作を開始する。
これにより、スムーズな動作が得られる。
以上説明したように本発明の請求項1の昇降装置にあっては、昇降アームによってシートを下降する過程において、前記昇降アームが前記シートバックに近接した場合、前記昇降アームの作動を停止することができる。
これにより、前記昇降アームの前記シートバックへの干渉を未然に回避することができ、前記シートバックへの干渉に起因したユニットの破損等を防止することができる。
また、請求項2の昇降装置においては、前記昇降アームが前記シートバックに近接し前記昇降アームの作動を停止した後には、前記シートバックを起立するため、この時点において、前記昇降アームと前記シートバックとの干渉要因を解消することができる。
これにより、前記昇降アームによる前記シートの下降を再開することができる。
さらに、請求項3のシートバックでは、シートバック起立動作開始後、規定のシートバック角度を検知又は規定の時間を測定して、再び自動で前記昇降アームの動作を開始するので、スムーズな動作が得ることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる昇降装置1を示す図であり、該昇降装置1は車両に設けられたシート2を車室内位置と車室外位置との間で移動する装置である。
すなわち、車体フロアに回転可能に設けられたスイベルアッパ11には、昇降アーム12が回動自在に設けられており、該昇降アーム12によって前記シート2が支持されている。
この昇降アーム12は、前記スイベルアッパ11に支持された一対のリンクアーム21,21と、両リンクアーム21,21の先端に支持されたシート支持部22とからなり、該シート支持部22によってシートクッション23を構成するクッションフレーム24が支持されている。
これにより、前記リンクアーム21,21を駆動して当該昇降アーム12を回動することによって、前記シート支持部24で支持された前記シート2を、車室内の上昇位置と車室外の下降位置との間で移動できるように構成されている。
前記昇降アーム12を構成する前記シート支持部24には、前記シート2のシートバック31の後方に配置された後端部に検出手段としてのリミットスイッチ32が設けられており、該リミットスイッチ32は、当該昇降アーム12と前記シートバック31との離間距離が予め設定された設定距離以内となった場合に、突出した接触子33が前記シートバック31に接してオン作動する位置に配置されている。
また、前記シート2には、前記シートクッション23に対する前記シートバック31の角度を可変するリクライニングデバイス41が設けられており、スイッチ操作に応じて前記シートバック31の傾角を可変できるように構成されている。
図2は、前記昇降装置1の電子回路を示すブロック図であり、制御部51を中心に構成されている。
該制御部51には、車室外位置のシート2を車室内位置まで上昇する際にオン操作される上昇操作スイッチ52と、車室内位置のシート2を車室外位置まで下降する際にオン操作される下降操作スイッチ53と、前記リクライニングデバイス41で前記シートバック31を前方へ回動して起立させる際にオン操作されるシートバック起立操作スイッチ54と、前記リクライニングデバイス41で前記シートバック31を後方へ回動して傾倒する際にオン操作されるシートバック傾倒操作スイッチ55とが接続されており、各スイッチ52〜55を操作することによって、前記シート2の昇降動作と前記シートバック31の傾倒操作とを行えるように構成されている。
前記制御部51には、前記昇降アーム12に設けられた前記リミットスイッチ32と、前記シートバック31がホームポジションまで起立された際にオン作動するシートバック起立スイッチ61とが接続されており、前記シートバック31に対する前記昇降アーム12の状態と、前記シートバック31の起立状態とを検出できるように構成されている。
ここで、前記ホームポジションとは、前記昇降アーム12で前記シート2を昇降する際に、その全域に渡って前記昇降アーム12が前記シートバック31に干渉することが無い該シートバック31の起立位置とする。
また、前記制御部51には、前記昇降アーム12を駆動する昇降駆動部71と、前記リクライニングデバイス41を駆動するリクライニング駆動部72とが接続されており、前記制御部51からの制御信号に応じて、前記昇降アーム12による前記シート2の昇降制御と、前記リクライニングデバイス41による前記シートバック31の傾倒制御とを行えるように構成されている。
そして、前記制御部51は、ROM及びRAMを内蔵したマイコンを中心に構成されており、該マイコンが前記ROMに記憶されたプログラムに従って動作することにより、前記シート2の昇降と前記シートバック31の傾倒を制御できるように構成されている。
以上の構成にかかる本実施の形態の動作を、図3に示すフローチャートに従って説明する。
すなわち、下降操作スイッチ53が操作され、車室内位置にあるシート2の車室外位置への下降動作が開始された際には、この下降処理のサブルーチンが定期的に呼び出され実行される。
この下降処理では、メインルーチンから呼び出される度に昇降アーム12に設けられたリミットスイッチ32がオン作動しているか否かが判断される(S1)。このとき、前記シート2のシートバック31から前記昇降アーム12が十分に離れていて、前記リミットスイッチ32がオン作動していない場合には、メインルーチンへ戻る一方、前記昇降アーム12が前記シートバック31に近接していて前記昇降アーム12に設けられた前記リミットスイッチ32の接触子33が前記シートバック31に接し当該リミットスイッチ32がオン作動している場合には、次ステップS2へ移行する。
該ステップS2では、前記昇降アーム12が前記シートバック31に近接しており、このまま昇降アーム12の回動を継続すると前記昇降アーム12が前記シートバック31に干渉する恐れがあるため、昇降駆動部71に対して下降動作停止命令を出力する等して前記昇降アーム12の回動を停止する(S2)。
ここで、前記シートバック31が規定値以上後方へ傾倒された状態で、前記昇降アーム12を作動してシート2を下降すると、その下降動作途中で、前記昇降アーム12が前記シートバック31に近接することとなる。
このとき、前記昇降アーム12が前記シートバック31に近接した時点で、前記リミットスイッチ32が、この近接状態を検知してオン作動する。これに基づいて、前記昇降アーム12の作動が停止されので、当該昇降アーム12の前記シートバック31側へのさらなる近接を防止することができる。
これにより、前記昇降アーム12の前記シートバック31への干渉を未然に回避することができるため、前記シートバック31への干渉に起因したユニットの破損等を防止することができる。
次に、前記制御部51では、前記シート2を上昇する為の上昇操作スイッチ52がオフか否かを判断し(S3)、前記上昇操作スイッチ52がオン操作されている場合には、メインルーチンへ戻って上昇処理を行う一方、前記上昇操作スイッチ52がオン操作されていない場合には、前記シート2を下降する為の下降操作スイッチ53がオンか否かを判断する(S4)。
このとき、前記下降操作スイッチ53がオン操作されていない場合には、前記ステップS3へ分岐して、前記上昇操作スイッチ52と前記下降操作スイッチ53との状態検出を続ける一方、前記下降操作スイッチ53がオン操作されていた場合には、リクライニング駆動部72にシートバック起立信号を出力する等してリクライニングデバイス41を作動して前記シートバック31を起立させ(S5)、シートバック起立スイッチ61がオンか否かを判断する(S6)。
この判断において、シートバック起立スイッチ61がオフの場合には、前記ステップS5へ分岐して、ステップS5及びステップS6を繰り返す一方、前記シートバック起立スイッチ61がオンし規定のシートバック角度を検知した際には、前記シートバック31がホームポジションまで起立したので、次ステップS7へ移行する。
ここで、シートバック31の起立動作を開始してから規定の時間の測定を開始するとともに、前記規定の時間が経過した際に、後述するステップS7において、再び自動で前記昇降アーム12の回動を開始しても良い。
このように、前記昇降アーム12の前記シートバック31への近接に基づいて前記昇降アーム12の作動を停止した際には、前記シートバック31をホームポジションまで起立することができる。これにより、この時点において、前記昇降アーム12と前記シートバック31との干渉要因を解消することができるため、前記昇降アーム12による前記シート2の下降の再開が可能となる。
そして、前記ステップS7では、前記昇降駆動部71に対して下降動作開始命令を出力する等して前記昇降アーム12の回動を開始し、前記シート2の下降を再開して(S7)、メインルーチンへ移行する。
なお、本実施の形態では、ステップS2で前記昇降アーム12によるシート2の下降動作を停止した後に、下降操作スイッチ53がオン操作された場合に、シートバック31を起立して前記昇降アーム12による下降動作を再開する場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものでは無く、例えば、前記下降操作スイッチ53のオン操作を待つことなく、シートバック31を起立して下降動作を再開しても良い。
また、前記シートバック31を電動で傾倒するリクライニングデバイス41を備えないシート2にあっては、前記ステップS2の下降動作停止後に当該下降処理を一旦終了するものとする。
1 昇降装置
2 シート
12 昇降アーム
31 シートバック
32 リミットスイッチ
41 リクライニングデバイス
51 制御部
2 シート
12 昇降アーム
31 シートバック
32 リミットスイッチ
41 リクライニングデバイス
51 制御部
Claims (3)
- シートを支持する昇降アームを作動して前記シートを昇降する昇降装置において、
前記昇降アームが前記シートのシートバックに近接した近接状態を検知する検出手段と、
該検出手段が前記近接状態を検知した際に前記昇降アームの作動を停止する作動停止手段と、
を備えたことを特徴とする昇降装置。 - 前記作動停止手段が前記昇降アームの作動を停止した後に、前記シートバックを起立させるシートバック起立手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の昇降装置。
- 請求項1又は2の昇降装置において、シートバック起立動作開始後、規定のシートバック角度を検知又は規定の時間を測定して、再び自動で前記昇降アームの動作を開始することを特徴とする昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006087069A JP2007261351A (ja) | 2006-03-28 | 2006-03-28 | 昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006087069A JP2007261351A (ja) | 2006-03-28 | 2006-03-28 | 昇降装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007261351A true JP2007261351A (ja) | 2007-10-11 |
Family
ID=38634779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006087069A Pending JP2007261351A (ja) | 2006-03-28 | 2006-03-28 | 昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007261351A (ja) |
-
2006
- 2006-03-28 JP JP2006087069A patent/JP2007261351A/ja active Pending
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