JP2007259623A - 電線用モールドスぺーサ、電線用接続キット、電線の製造方法及び電線 - Google Patents

電線用モールドスぺーサ、電線用接続キット、電線の製造方法及び電線 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、ジョイント部の接続信頼性を向上することができる電線用モールドスぺーサ、電線用接続キット、電線の製造方法及び電線を提供する。
【解決手段】電線1のジョイント部6に絶縁性の芯線被覆部を樹脂モールド成形する際に、ジョイント部6とモールドケース10との間に設けられて、ジョイント部6とモールドケース10との間に注入される液体状樹脂15が回り込む樹脂充填スペースを形成し、樹脂充填スペースに注入された液体状樹脂15が固化することで所定厚みの芯線被覆部7を形成する電線用モールドスぺーサにおいて、ジョイント部6に装着される筒状のスペーサ主体部と、スペーサ主体部の外面から半径方向外側に放射状に突出して、少なくとも複数の突出端部がモールドケース10の内壁面に接触可能である多数の突出ピンと、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電線のジョイント部に装着され、このジョイント部の周囲に絶縁性を有する芯線被覆部を一様に樹脂モールド成形する際に用いられる電線用モールドスぺーサ、電線用接続キット、電線の製造方法及び電線に関する。
電線のジョイント部に装着され、ジョイント部とモールドケースとの間で樹脂充填スペースを確保して、ジョイント部の周囲に芯線被覆部を樹脂モールド成形するための電線用モールドスぺーサとして、シート状の不織布を筒状に丸めたものや、網状のチューブを用いたものがある。これらのスぺーサは、ポリエステル系や、オレフィン系などの樹脂材料を構成材料としている。
ジョイント部は、内被及び外被が皮剥きされた芯線部を相互接続した露出部分であり、この部分に芯線被覆部が気密性良く樹脂モールド成形されることで、ジョイント部の絶縁性及び防水性が図られ、ジョイント部の接続品質が長期に渡り維持されるようになっている。これにより、実用的には、交通機関としての車両、電車、バス、自動車などの利用に供される信号線は、ジョイント部の接続品質が維持されることで、人又は物資の輸送の安全性が確保されるようになっている。
図8には、シート状の不織布(樹脂を編んだものを含む)を筒状に丸めたモールドスぺーサ102が示されている。このモールドスぺーサ102は、モールドケース103内に注入される液体状樹脂104の粘度が低いもの(3000mPa・s)、例えばエポキシ系樹脂を注入する場合に主として用いられ、通常は、図示されるように、ジョイント部101とモールドケース103との間の樹脂充填スペースを確保すると共に、中央より注入される樹脂の流れを制御するため、ジョイント部101の近傍でその両側部分に部分的(短冊状)に装着される。液体状樹脂104の粘度の低いものが用いられているのは、液体状樹脂104の浸透性を良くするため(流れ易くするため)であり、不織布が部分的に用いられているのは、液体状樹脂104の回り込み性(流動性)を良くするためである。
しかし、液体状樹脂の粘度は温度が低くなると高くなるため、常温で粘度の低いものでも気温が低くなると粘度が高くなり(5000mPa・s)、液体状樹脂の流動性が悪くなり、ジョイント部の絶縁性や防水性が損なわれる心配があった。また、不織布は繊維の太さや網目の大きさが異なることがあり、繊維が細く網目が大きいものは荷重を受けると潰れ易く、例えば、モールドケース103内で曲がり癖の付いたジョイント部101がケース103内壁面に当接した場合にモールドスペーサ102がスポンジのように潰れ、ジョイント部101とモールドケース103との間で樹脂充填スペースが狭くなるという心配があった。一方、繊維が太く網目が小さいものはモールドスペーサ102自体が硬くなり、シート状の不織布を筒状に曲げづらくなり、弾性復元力で元形状に戻ってしまい、ジョイント部101に対する不織布の装着に手間がかかるという問題があった。
他の一例として、図9,10に示す網状のチューブをモールドスぺーサ112としたものがある。これは、液体状樹脂114の粘度が低いもの、例えばポリウレタン樹脂を注入する場合に限って適用でき、液体状樹脂114の浸透性や回り込み性を阻害する心配もない。図9には、電線110のジョイント部111にモールドスぺーサ112が装着された状態が示されており、モールドスぺーサ112とモールドケース113との間には比較的大きな樹脂充填スペースが形成されているが、このタイプのモールドスぺーサ112を使用した場合には、少なくともモールドスぺーサ112の肉厚相当分で樹脂充填スペースが確保されるようになっている。
チューブをモールドスぺーサとした一例としては、特許文献1に開示されているものがある。この従来例では、電線のジョイント部がモールドケース内に配置され、ケースとジョイント部との間に樹脂充填スペースが形成され、ケース内に注入された液体状樹脂が固化することでジョイント部の周囲に芯線被覆部が形成されるようになっている。
しかし、この種のモールドスぺーサは最初から筒状に樹脂成形されたものであるため、ジョイント部に芯線被覆部を樹脂モールド成形する際に、一方の電線にモールドスぺーサを予め装着しておく必要があり、モールドスぺーサが電線の接続作業の邪魔となり、作業性が良いものではなかった。また、電線の電線径に対応するサイズのモールドスぺーサを予め多種類用意しておかなければならず、モールドスぺーサを樹脂成形するための金型コストが高くなるとともに、サイズの異なるモールドスぺーサの管理が煩わしく、作業能率が良いものではなかった。また、ジョイント部をモールドケースの収容空間内で中心に位置決めすることが難しく、特に電線に曲がり癖の付いている場合にはジョイント部が偏ってしまい、液体状樹脂の流動性が損なわれて、ジョイント部の接続品質の安定性が損なわれるという心配があった。
特開平11−27820号公報
そこで、本発明は、ジョイント部とモールドケースとの間の樹脂充填スペースを確実に確保して、ジョイント部の周囲に所定厚みの芯線被覆部を一様に形成することができ、ジョイント部の接続信頼性を向上することができる電線用モールドスぺーサ、電線用接続キット、電線の製造方法及び電線を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、請求項1に記載の電線用モールドスぺーサの発明は、電線のジョイント部に絶縁性の芯線被覆部を樹脂モールド成形する際に、前記ジョイント部とモールドケースとの間に設けられて、前記ジョイント部と前記モールドケースとの間に注入される液体状樹脂が回り込む樹脂充填スペースを形成し、該樹脂充填スペースに注入された前記液体状樹脂が固化することで所定厚みの前記芯線被覆部を形成する電線用モールドスぺーサにおいて、前記ジョイント部に装着される筒状のスペーサ主体部と、該スペーサ主体部の外面から半径方向外側に放射状に突出して、突出端部が前記モールドケースの内壁面に接触可能である多数の突出ピンと、を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の電線用モールドスぺーサにおいて、前記スペーサ主体部は元形状がフラット形状であり、一端に突出形成された前記突出ピンに他端を掛止して筒状に形成されている。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の電線用モールドスぺーサにおいて、前記突出ピンの突出長さが、前記ジョイント部の直径が太い中央部で短く、該中央部より直径の細い両側部分で長く形成されている。
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の電線用モールドスぺーサにおいて、前記スぺーサ主体部が網状に形成されている。
請求項5の発明は、請求項4に記載の電線用モールドスぺーサにおいて、前記スぺーサ主体部の網目が多角形状であり、前記スぺーサ主体部を筒状に曲げる方向の前記網目の幅が曲げ方向に直交する前記網目の幅より狭幅に形成されている。
請求項6の発明は、請求項5に記載の電線用モールドスぺーサにおいて、前記網目が菱形形状又は六角形状であり、該形状の長軸側が前記スぺーサ主体部を筒状に曲げる方向に直交する方向に配置され、該形状の短軸側が前記スぺーサ主体部を筒状に曲げる方向に配置されている。
請求項7に記載の電線用接続キットの発明は、電線のジョイント部を収容するモールドケースと、該モールドケースに注入し、注入後所定時間を経て固化することで前記ジョイント部に絶縁性の芯線被覆部を形成する液体状樹脂と、前記モールドケースに対して樹脂充填スペースを形成するように前記ジョイント部に装着される請求項1〜6の何れか1項に記載の電線用モールドスぺーサと、を備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の電線の製造方法の発明は、請求項1〜6の何れか1項に記載の電線用モールドスぺーサを前記電線のジョイント部に装着し、該ジョイント部と前記モールドケースとの間に注入される液体状樹脂が回り込む樹脂充填スペースを形成し、注入した前記液体状樹脂が固化することで前記ジョイント部に所定厚みの芯線被覆部を形成する電線の製造方法であって、前記電線用モールドスぺーサの突出ピンを前記モールドケースの内壁面に接触させ、前記ジョイント部を前記モールドケースの略中心に位置決めすることを特徴とする。
請求項9に記載の電線の発明は、請求項1〜6の何れか1項に記載の電線用モールドスぺーサが前記電線のジョイント部に装着され、該ジョイント部と前記モールドケースとの間に注入された液体状樹脂が固化することで、前記ジョイント部に所定厚みの芯線被覆部が形成されたことを特徴とする。
本願の請求項1記載の発明によれば、電線用モールドスぺーサがジョイント部に装着された状態において、突出ピンがスぺーサ主体部の外面から半径方向外側に放射状に突出することで、ジョイント部とモールドケースの内壁面との間に、少なくとも突出ピンの突出長さに相当する樹脂充填スペースを形成することができる。したがって、ジョイント部の周囲に所定厚みの芯線被覆部を形成することができ、これによりジョイント部の絶縁性及び防水性を向上でき、ジョイント部の接続信頼性を高めることができる。また、交通機関等の利用に供される信号線の信号伝送の安全性を長期に亘り維持することができる。なお、突出ピンの幾何学形状は任意であり、例えば、円錐形状、円柱形状、角錐形状、角柱形状とすることができる。また、突出ピンは先端が平たい凸部又は隆起部(バンプ)のようなものであってもよい。
請求項2記載の発明によれば、スぺーサ主体部は元形状がフラット形状であるから、電線の芯線部を相互接続してジョイント部を形成した後に、ジョイント部にスぺーサを装着することができる。このため、電線のジョイント接続の作業性を損なうことが防止される。スぺーサ主体部のサイズは、電線の電線径に応じて変えることができる。このため、電線サイズや結束する芯線数毎にサイズの異なるスぺーサを多数用意する必要がなくなり、スぺーサのコストを安くすることができる。また、スぺーサ主体部の一端に突出形成された突出ピンにスぺーサ主体部の他端が掛止されることで、スぺーサ主体部の両端が互いに連結され、筒状に曲げられたスぺーサ主体部が自身の弾性復元力で元形状に弾性復帰することが防止される。このため、ジョイント部から外れたスぺーサを何度も付け直したりする手間が省かれ、電線の接続作業性を向上することができる。
請求項3記載の発明によれば、突出ピンの突出長さをジョイント部の中央部で短く、中央部の両側で長く形成することで、中央部が太く、中央部の両側が細いジョイント部をスぺーサを介してモールドケース内壁面にバランス良く接触させることができる。また、突出ピンの長さを変えることで、ジョイント部の太さに対応することができる。
請求項4記載の発明によれば、スぺーサ主体部が網状に形成されているから、粘度の高い液体状樹脂の浸透性や回り込み性を良くすることができる。このため、モールドケース内に気泡が残ることを防止でき、樹脂モールド成形により芯線被覆部の気密性を高めることができる。
請求項5記載の発明によれば、多角形状の網目がフラットなスぺーサ主体部を筒状に曲げる方向で狭幅に形成されているから、スぺーサ主体部を容易に曲げることができる。
請求項6記載の発明によれば、網目を菱形形状又は六角形状とすることで、スぺーサ主体部の曲げ易さを高めることができる。網目を六角形状とした場合は、網目の内側の内角を大きくすることができ、網目内に気泡が残ることを防止することができる。
請求項7記載の発明によれば、電線用接続キットが、モールドケース、液体状樹脂、シーリング材、各種テープなどと共に前記電線用モールドスぺーサを備えることで、液体状樹脂の固化によりジョイント部の周囲に所定厚みの芯線被覆部を一様に形成することができる。したがって、ジョイント部の絶縁性及び防水性を向上でき、ジョイント部の接続信頼性を高めることができる。
請求項8記載の発明によれば、モールドスぺーサの突出ピンをモールドケースの内壁面に接触させ、ジョイント部をモールドケースの中心に位置決めすることで、ジョイント部とモールドケースとの間に形成された樹脂充填スペースに液体状樹脂を一様に回り込ませることができる。したがって、ジョイント部の周囲に所定厚みの芯線被覆部を形成することができ、ジョイント部の絶縁性及び防水性を向上でき、ジョイント部の接続信頼性を高めることができる。
請求項9記載の発明によれば、電線用モールドスぺーサが装着されたジョイント部に所定厚みの芯線被覆部が形成されたことで、ジョイント部の絶縁性及び防水性を向上でき、ジョイント部の接続信頼性を高めることができる。
以下に本発明の実施の形態の具体例を図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明に係る電線の一実施形態を示す。本実施形態の電線1は、電線長を延長するために所定長さの電線(多数の信号線の電線束)を相互接続したものであり、例えば電車の線路や道路の路側帯に沿って配索される信号伝送用電線ケーブルとして利用されるものである。なお、本発明で取り扱われる電線には、通信用電線、信号用電線、制御用電線、電源線などの各種用途に用いられる電線が含まれ、信号伝送用の電線には、電話ケーブル、同軸ケーブル、光ファイバケーブルが含まれるものとする。
この電線1は、先端側において被覆部(外被)3が除去されて芯線部4bを露出させた一対の信号ケーブル2,2と、一対の信号ケーブル2,2の芯線部4bを電気的に相互接続したジョイント部6を収容するモールドケース10と、モールドケース10に注入されてジョイント部6の周囲に絶縁性の芯線被覆部7を形成する液体状樹脂15と、モールドケース10に対して樹脂充填スペースを形成するようにジョイント部6に装着されるモールドスぺーサ23とから構成されている。また、モールドケース10と、液体状樹脂15と、モールドスぺーサ23とから電線用接続キットが構成されている。
個々の信号ケーブル2は、図1又は図5などに明瞭に示されるように、多数の信号線4の周囲が絶縁性を有する外被3で覆われたものである。外被3の材質には、信号線4の保護性や可撓性などに優れる塩化ビニル樹脂やポリエチレン樹脂が適用される。個々の信号線4は、芯線部(銅線)4bと、その外側の被覆部(内被)4aとからなっている。内被4aの材質には、外被3の材質と同様にして塩化ビニル樹脂やポリエチレン樹脂などが適用される。信号ケーブル2の先端側では、外被3が除去されて所定長さに亘って信号線4が露出し、さらに信号線4の内被4aが除去されて所定長さで芯線部4bが露出している。外被3の端部は、注入される液体状樹脂15が信号線4を伝って流れ込まないようにするため、端部にシーリングテープ14が巻回されて封止されている。
一対の信号ケーブル2,2は、先端側で外被3が皮剥きされて露出した芯線部4b同士を対向させ、芯線部4bを相互接続する接続子を介して電気的に相互接続される。接続子には、例えば本実施形態で示されるような圧着スリーブ5などが用いられる。圧着スリーブ5は、両側に開口端を有する銅製の筒体であり、両側の開口端から一対の信号ケーブル2,2の芯線部4bの挿入を許容する。両側から芯線部4bが挿入された状態で、圧着スリーブ5の筒壁がハンドツールなどを用いて加締されることで、芯線部4b同士が電気的に相互接続され、ジョイント部6が形成されるようになっている。
なお、本発明は、信号ケーブル2を本実施形態の信号ケーブル2に制限するものではなく、外被3の内側にシールド用のテープ等が設けられたものであってもよい。また、接続子を圧着スリーブ5に制限するものではなく、圧接接続子などを用いることもできる。
図1又は図7などに示されるモールドケース10は、樹脂成形された半割構造の一対のケースから構成されている。個々の半割ケースは、各々に設けられた掛止手段により係止され、一体的に組み立てられるようになっている。モールドケース10の内部空間は、電線1のジョイント部6及びその近傍を収容する収容空間11となっている。モールドケース10の両端は開口形成されていて、開口端12から信号ケーブル2が外部に導出されるようになっている。開口端12の開口と信号ケーブル2との間には僅かな隙間を存するが、この隙間はシーリングパテ25及び粘着ビニルテープ26により封止される。これにより、モールドケース10内は、密閉性の良い収容空間11となり、注入される液体状樹脂15がモールドケース10外へ漏出することが防止され、ジョイント部6の周囲に液密構造の芯線被覆部7が樹脂モールド成形されるようになっている。
液体状樹脂15には、注入時(凝固前)の粘度が1000〜7000mPa・Sのもので、注入後(凝固後)において、引張強度が5〜100MPa、体積固有抵抗(絶縁性)が1011Ω・m以上、接着力(防水性)が0.5MPa以上のものが好適に用いられる。例えば、ポリウレタン樹脂やエポキシ樹脂などが用いられる。ポリウレタン樹脂は、常温における粘度が低く、特に樹脂の浸透性や回り込み性に優れる。一方、エポキシ樹脂は、常温における粘度が高いものの、ポリウレタン樹脂と同様に強度や絶縁性や防水性が高いという特徴がある。エポキシ樹脂は粘度が高いため、ポリウレタン樹脂に比べると浸透性や回り込み性に劣るものであるが、網目(格子)の大きい本発明に係るモールドスペーサ23を用いることによって、樹脂の浸透性や回り込み性が改善され、モールドケース10内に気泡が残ることが防止されるようになっている。
モールドスペーサ23は、図1,3及び4に示されるように、塩化ビニル樹脂やポリエステル系樹脂を成形材料として樹脂成形されたものである。成形材料には、注入される液体状樹脂との接着性が良いものであれば、他の樹脂材料を適用することもできる。
本実施形態のモールドスペーサ23は、元形状がフラット形状であるスぺーサ主体部21と、スぺーサ主体部21の一面から垂直に突出する多数の突出ピン22とから構成されている。モールドスぺーサ23の表面には、液体状樹脂との接着性を高めるために粗面処理がなされている。スぺーサ主体部21は網状をなし、略六角形状の網目(格子)が規則正しく配列されている。網目の大きさは、液状体樹脂15の流動性を考慮した大きさに形成され、具体的には、液状体樹脂15の粘度が3000〜5000mPa・Sの場合で網目の最も短い対向間隔(短軸方向の長さ)が5mm以上、液状体樹脂15の粘度が1000〜2000mPa・Sの場合で網目の最も短い対向間隔が1mm以上であることが好ましい。また、図5などに示される圧着スリーブ5より小さい大きさに網目が形成されている。スぺーサ主体部21の厚みは、曲げ易さを考慮すれば0.5〜2.0mmに設定することが好ましい。
略六角形状の網目は、長軸方向Pが長手方向すなわちスぺーサ主体部23を曲げる方向に直交する方向に配置され、短軸方向Qがスぺーサ主体部21を曲げる方向に配置されている。このように、網目の短軸方向Qをスぺーサ主体部21を曲げる方向に配置することで、スぺーサ主体部21を曲げやすくなり、元形状に戻ろうとするスぺーサ主体部21の弾性復元力を小さくすることができ、ジョイント部6の大きさに応じた筒状のモールドスペーサ23を組み立て易くなる。また、本実施形態のように、網目を短軸方向Qで潰された格好の六角形状にすることで、長軸方向Pに配置される多角形の内角を大きく形成することが可能となり、液体状樹脂注入時の気泡の発生を抑制ないしは防止することができる。
ここで、網目の長軸方向Pとは網目の幅が広い方向を、短軸方向Qとは網目の幅が狭い方向を意味し、また、長軸方向Pと短軸方向Qとは相互に直交する方向をいうものとする。なお、網目の形状は、本実施形態の六角形状に制限されるものではなく、円形、長円形、菱形その他の多角形状とすることもできる。網目形状を多角形状とする場合、網目の長軸方向Pに配置される多角形の内角が大きいほど液体状樹脂注入時の気泡の発生を防止する観点で好ましく、少なくとも約25°より大きいことが望ましい。
突出ピン22は、隣接する網目が接触する部分(格子点)に突出形成されている。図3に示されるように、本実施形態では全ての突出ピン22が上向きに垂直に突出している。突出ピン22の形状は、成形性を考慮して載頭円錐形状に形成され、先端が平坦に形成されている。先端が平坦に形成されることで、突出ピン22の先端がモールドケース10内壁面に当接した際に(図2)、突出ピン22の座屈が防止されて、モールドケース10内壁面に対する突出ピン22の接触状態が安定し、いわゆる突っ張った状態が維持されるようになっている。
また、突出ピン22は、突出長さがジョイント部6の直径が太い中央部で短く、中央部より直径の細い両側部分で長く形成されている。本実施形態では、突出長の長い突出ピン22aがジョイント部6の直径が太い中央部の外側に位置するように配置され、その他の突出ピン22aは略同等の突出長さに形成されている。このようにすることで、直径の大きいジョイント部6及びその近傍と、直径の小さい部分の太さ違いを突出ピン22の長さで調節することが可能となり、突出ピン22をバランス良くモールドケース10の内壁面に当接させることができる。また、ジョイント部に突出長さの異なる突出ピンを配置することで、束ねられる信号線の本数などに応じて変わるジョイント部の太さにフレキシブルに対応することが可能となる。
突出ピンの突出長さは、突出ピンの太さや材質との関係から任意に設定されるが、液体状樹脂の回り込み性、ピンの強度、製造性などを考慮すると2〜20mm、好ましくは通常5〜10mmの突出長さに設定される。
図1,4及び6、特に図4には、ジョイント部6を包むようにフラットなスぺーサ主体部23を筒状に曲げて形成されたモールドスぺーサ23が示されている(ジョイント部6は図示されていない)。スぺーサ主体部21を筒状に曲げると、突出ピン22はスぺーサ主体部21の外面から半径方向外側に放射状に突出する(図2)。スぺーサ主体部21は弾性を有するため、筒状に曲げると弾性復元力により元形状に戻ろうとするが、スぺーサ主体部21の一端に形成された突出ピン22に、スぺーサ主体部21の他端を掛止することで、スぺーサ主体部21がフラットな元形状に戻ることが防止され、筒形状が保持されるようになっている(図1,6)。この意味で、突出ピン22は掛止ピンとして機能するようにもなっている。なお、本実施形態では、モールドスぺーサ23をジョイント部6に密着させた状態に装着するために、ジョイント部6の両側で結束バンド27が補助的に用いられている。
モールドスぺーサ23が装着されたジョイント部6をモールドケース10に収容すると(図7)、モールドスぺーサ23がジョイント部6とモールドケース10との間に配置され、モールドケース10の下側でモールドスぺーサ23の突出ピン22がモールドケース10の内壁面に当接し、ジョイント部6とモールドケース10との間に注入される液体状樹脂15が回り込む樹脂充填スペースが形成される。図示例では、モールドケース10が比較的大きく、ケース上側の樹脂充填スペースが下側の樹脂充填スペースより大きく形成されているが、モールドケース10がジョイント部6に適合する大きさの場合には、突出ピン22がジョイント部6をモールドケース10の中心に位置決めし(典型例として図2を参照)、ジョイント部6の周囲に一様に液体状樹脂15を回り込ませる。また、電線1に曲がり癖の付いている場合は、突出ピン22がモールドケース10内壁面に当接することで曲がり癖を矯正し、樹脂充填スペースを確保する。このようにして、モールドケース10内に注入された液体状樹脂15が樹脂充填スペースに充填されて固化することで、ジョイント部6及びその近傍に絶縁性の芯線被覆部7が樹脂モールド成形されるようになっている。
以上のように本実施形態によれば、モールドスぺーサ23の外面で突出ピン22が半径方向外側に放射状に突出するように形成されているから、ジョイント部6とモールドケース10の内壁面との間に、少なくとも突出ピン22の突出長さに相当する樹脂充填スペースを形成することができ、これにより、ジョイント部6の周囲に所定厚みの芯線被覆部7を形成することができ、ジョイント部6の絶縁性及び防水性を向上でき、ジョイント部6の接続信頼性を高めることができる。
なお、本発明は上記実施形態に制限するものではなく、他の形態で実施することもできる。例えば、本実施形態では、モールドスぺーサ23はスぺーサ主体部23を筒状に曲げて形成されているが、予め筒状に成形された成形体の外面に突出ピンを半径方向外側に突出させて形成することもできる。
また、本実施形態では、モールドスぺーサ23がジョイント部6及びその近傍を幅広く覆うように形成されているが、モールドケース10内に収容された電線1の部分に曲がり癖のない場合は、モールドスぺーサ23をジョイント部6だけを包むように装着することもできる。このようにすることで、モールドスぺーサ23を節約することができる。
また、突出ピン22の長さ、突出ピン22の太さ、形状、位置、数などは、モールドスペーサ23の材質、ジョイント部6の太さ(直径)、芯線被覆部7の厚み(肉厚)や、液体状樹脂15の種類などによって決定されるものであり、その形態や仕様などが制限されるものではない。
本発明に係る電線の一実施形態を示す断面図である。 図1に示す電線のA−A線に沿って切断した断面図である。 元形状がフラット形状であるスぺーサ主体部を示す斜視図である。 図3に示すスぺーサ主体部を筒状に曲げて形成したモールドスぺーサを示す斜視図である。 電線のジョイント部にモールドスぺーサを装着する前の状態に関し、内被及び外被が皮剥きされた芯線部同士を圧着スリーブを介して相互接続している状態を示す平面図である。 図5に示すジョイント部にモールドスぺーサを装着した状態を示す平面図である。 図6に示すジョイント部を半割り構造のモールドケース内に収容した状態を示す断面図である。 電線のジョイント部の従来の一例を示す断面図である。 電線のジョイント部の従来の他の一例を示す断面図である。 図9に示す電線のモールドスぺーサを示す斜視図である。
符号の説明
1 電線
2 信号ケーブル
4 信号線
4b 芯線部
5 圧着スリーブ
6 ジョイント部
7 芯線被覆部
10 モールドケース
15 液体状樹脂
21 スぺーサ主体部
22 突出ピン
23 モールドスぺーサ

Claims (9)

  1. 電線のジョイント部に絶縁性の芯線被覆部を樹脂モールド成形する際に、前記ジョイント部とモールドケースとの間に設けられて、前記ジョイント部と前記モールドケースとの間に注入される液体状樹脂が回り込む樹脂充填スペースを形成し、該樹脂充填スペースに注入された前記液体状樹脂が固化することで所定厚みの前記芯線被覆部を形成する電線用モールドスぺーサにおいて、
    前記ジョイント部に装着される筒状のスペーサ主体部と、
    該スペーサ主体部の外面から半径方向外側に放射状に突出して、少なくとも複数の突出端部が前記モールドケースの内壁面に接触可能である多数の突出ピンと、
    を備えたことを特徴とする電線用モールドスぺーサ。
  2. 前記スペーサ主体部は元形状がフラット形状であり、一端に突出形成された前記突出ピンに他端を掛止して筒状に形成されている請求項1に記載の電線用モールドスぺーサ。
  3. 前記突出ピンの突出長さが、前記ジョイント部の直径が太い中央部で短く、該中央部より直径の細い両側部分で長く形成されている請求項1又は2に記載の電線用モールドスぺーサ。
  4. 前記スぺーサ主体部が網状に形成されている請求項1〜3の何れか1項に記載の電線用モールドスぺーサ。
  5. 前記スぺーサ主体部の網目が多角形状であり、前記スぺーサ主体部を筒状に曲げる方向の前記網目の幅が曲げ方向に直交する前記網目の幅より狭幅に形成されている請求項4に記載の電線用モールドスぺーサ。
  6. 前記網目が菱形形状又は六角形状であり、該形状の長軸側が前記スぺーサ主体部を筒状に曲げる方向に直交する方向に配置され、該形状の短軸側が前記スぺーサ主体部を筒状に曲げる方向に配置されている請求項5に記載の電線用モールドスぺーサ。
  7. 電線のジョイント部を収容するモールドケースと、
    該モールドケースに注入し、注入後所定時間を経て固化することで前記ジョイント部に絶縁性の芯線被覆部を形成する液体状樹脂と、
    前記モールドケースに対して樹脂充填スペースを形成するように前記ジョイント部に装着される請求項1〜6の何れか1項に記載の電線用モールドスぺーサと、
    を備えたことを特徴とする電線用接続キット。
  8. 請求項1〜6の何れか1項に記載の電線用モールドスぺーサを前記電線のジョイント部に装着し、該ジョイント部と前記モールドケースとの間に注入される液体状樹脂が回り込む樹脂充填スペースを形成し、注入した前記液体状樹脂が固化することで前記ジョイント部に所定厚みの芯線被覆部を形成する電線の製造方法であって、
    前記電線用モールドスぺーサの突出ピンを前記モールドケースの内壁面に接触させ、前記ジョイント部を前記モールドケースの略中心に位置決めすることを特徴とする電線の製造方法。
  9. 請求項1〜6の何れか1項に記載の電線用モールドスぺーサが前記電線のジョイント部に装着され、該ジョイント部と前記モールドケースとの間に注入された液体状樹脂が固化することで、前記ジョイント部に所定厚みの芯線被覆部が形成されたことを特徴とする電線。
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