JPH09135524A - 電気スプライス・エンクロージャ及びこれを用いる方法 - Google Patents

電気スプライス・エンクロージャ及びこれを用いる方法

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JPH09135524A
JPH09135524A JP8109454A JP10945496A JPH09135524A JP H09135524 A JPH09135524 A JP H09135524A JP 8109454 A JP8109454 A JP 8109454A JP 10945496 A JP10945496 A JP 10945496A JP H09135524 A JPH09135524 A JP H09135524A
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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 ケーブル・スプライス用のカプセル状クロー
ジャ及その密封方法を提供する。 【解決手段】 ハウジング２２は、その中に取り囲まれ
た内部を形成している下部ハウジングおよびカバーから
できている。下部ハウジング部分２４は、底面部、その
底面部を取り囲んでいる上に向かって延びている壁部お
よび底面部に向き合っている上部開放面を含んでいる。
下部ハウジング部２４は、さらに壁部を貫通しているケ
ーブル導入開口部６２を含んでいる。カバー部２６は、
ケーブル・スプライスをエンクロージャ・ハウジング内
に封入することができるように、下部ハウジング部２４
の上部開放面の上に設置することができるようになって
いる。カバー部２６と壁部は、重力によりハウジング内
部を硬化性封入材で充填することができるように、封入
材注入開口部を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に電気ケーブ
ル・スプライスを収容するエンクロージャに関する。本
発明は、特に埋設ケーブル・スプライス用の強制カプセ
ル封入エンクロージャに関する。
【０００２】
【従来の技術】個人の加入者の構内のような局地分配用
の電話サービスを供給するためには、多芯遠隔通信ケー
ブルの主ブランチから個人の構内に、個々の電話ケーブ
ル（引き込み線）を敷設する必要がある。これらの多芯
遠隔通信ケーブルの多くは、地下に埋設されているの
で、個々の引き込み線もまたブランチ・ケーブルから個
人の構内へ地下を通して埋設されている。引き込み線
は、通常２−３フィートの地下に埋設されているので、
日常行われる掘削工事により埋設引き込み線が損傷を受
けたり、切断することが頻繁に起こる。損傷を受けた引
き込み線の修理は、通常損傷を受けた端部同志をスプラ
イスすることによって行われ、それにより損傷を受けた
部分の両側のケーブルの間に電気的な導通が再び回復す
る。しかし、新しくスプライスした箇所を持っているケ
ーブルは再び地下に埋設しなければならないので、ケー
ブル・スプライス箇所を地下特有の湿気から適当に保護
しなければならない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】電気ケーブル・スプラ
イス箇所を収容し、またエンクロージャをケーブル・ス
プライス箇所が湿気に触れることがないように、その周
囲を取り囲む耐湿性の封入材で満たすことができるよう
なスプライス・エンクロージャが、現在までにいろいろ
と開発されてきた。これらのケーブル・スプライス・エ
ンクロージャの多くは、二本またはそれ以上のケーブル
の端部をその中に挿入することができ、またスプライス
したケーブルの端部を支持するコンテナふうの下部ハウ
ジングを含んでいる。この下部ハウジングは、実質的に
ケーブル・スプライスを取り囲んでいて、時間が経過す
るに従ってゲル状または固体状に硬化する封入材で満た
すことができる。その後、その下部ハウジングにカバー
が掛けられ、ケーブル・スプライスが完全に封入され
る。その後で、エンクロージャは地下に埋設され、構内
への遠隔通信サービスが再開する。このタイプの埋設ス
プライス・エンクロージャの例は、米国特許第４，３３
７，３７４号、第４，４２３，９１８号、第５，００
１，３００号および第５，３７１，３２３号に開示され
ている。
【０００４】上記の米国特許のそれぞれに開示されてい
るエンクロージャに共通しているのは、スプライスを収
容しているエンクロージャの下部ハウジングを封入材で
満たし、ケーブル・スプライスを完全に密封するため
に、上記の封入材で満たされたハウジングの上にカバー
を設置しなければならないということである。お気づき
のことと思うが、これらのケーブル・スプライスは、通
常、ケーブルにアクセスするために地面に掘られた孔に
隣接している場所またはその中で作業する設置業者によ
り現地で行われる。多くの例においては、ケーブル・ス
プライスを効果的に封入材で封入するために、ハウジン
グを封入材で満たしている間、設置業者は下部ハウジン
グ・レベルを維持しなければならない。その後で、エン
クロージャが地面の下に埋め戻される前に、カバーを取
り付けなければならない。封入材があふれるという事故
は、この作業にはつきもので、この事故が起こると、エ
ンクロージャ内の封入材の量が不足し、そのためエンク
ロージャの耐湿性が悪影響を受ける場合がある。
【０００５】他のケーブル・スプライス・エンクロージ
ャは、二つの半分に分割されているシェルを含んでい
て、スプライス・エンクロージャの上および／または下
半分が封入材で満たされる。スプライスはこのシェル内
の封入材の中に設置しなければならない。このタイプの
エンクロージャを、現場で注意深く取り扱うのも同様に
困難である。この種のエンクロージャは、米国特許第
４，５５０，４６５号および第４，４２３，４１８号に
開示されている。
【０００６】また、エンクロージャを封入材で満たす前
に、スプライスの周囲に組み立てられる二つの部分から
なるエンクロージャ・ハウジングを含むさらに他のケー
ブル・スプライ・エンクロージャが一般に知られてい
る。米国特許第３，１３８，６５７号、第３，９９２，
５６９号および第４，５５４，４０１号は、それぞれそ
こを通して封入材を導入することができる開口部を持っ
ているケーブル・スプライス・エンクロージャを開示し
ている。しかし、このタイプのエンクロージャは、エン
クロージャ内に封入材を注入すると、封入材がエンクロ
ージャの封入材注入開口部を通して、またこの開口部に
沿って流出してしまうという固有の欠点を持っている。
このことにより、エンクロージャ内に不適当な量の封入
材が注入され、またエンクロージャ内の圧力を高めるこ
とができないという結果を招くことがある。エンクロー
ジャ内の圧力が高くなると、スプライスが完全にカプセ
ル状に密封されるという利点がある。
【０００７】それ故、より容易に封入材で満たすことが
でき、その内部に適量の封入材を注入することができ、
それによりスプライスを完全にカプセル状に密封するこ
とができる、埋設スプライス・ケーブル用の強制カプセ
ル状エンクロージャの開発が待望されていた。
【０００８】
【目的】本発明の一つの目的は、ケーブル・スプライス
用のカプセル状クロージャを提供することである。
【０００９】本発明の他の目的は、埋設ケーブル・スプ
ライス用の強制カプセル状クロージャを提供することで
ある。
【００１０】本発明のさらに他の目的は、容易に信頼で
きるように封入材で満たすことができるエンクロージャ
内で、電気ケーブル・スプライスをカプセル状に密封す
るための方法および装置を提供することである。
【００１１】本発明のさらに他の目的は、カプセル状に
密封されたケーブル・スプライス・エンクロージャのケ
ーブル導入開口部を密封するための改良密封材を提供す
ることである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】上記およびその他の目的
を効率的に達成するために、本発明は、電気ケーブルの
スプライスを封入するための電気スプライス・エンクロ
ージャを提供する。このスプライス・エンクロージャ
は、エンクロージャ・ハウジングを含んでいる。ハウジ
ングは、下部ハウジング部、その中の周囲を取り囲まれ
た内部を形成するカバー部からなっている。下部ハウジ
ング部は、底面、底面を取り囲んでいる上に向かって延
びている壁部、および底面と向き合っている上部開放面
を含んでいる。下部ハウジング部は、さらにケーブルを
下部ハウジング部に導入するための、壁部を貫通してい
るケーブル導入開口部を含んでいる。カバー部は、ケー
ブル・スプライスをエンクロージャ・ハウジング内に封
入するために、下部ハウジング部の上部開放面上に置く
ことができる。カバー部および壁部はそれぞれ、上記の
ハウジングをいろいろな異なる姿勢に設置した状態で、
ハウジングの内部を、重力により、硬化性封入材で満た
すための封入材注入用の開口部を持っている。
【００１３】好適な実施例によりさらに詳細に説明する
と、本発明の装置は、いくつかの同じ平面上にない、ま
た平行でもないエンクロージャの面内に設置されている
各封入材注入開口部を含んでいる。その結果、封入材を
エンクロージャ内およびスプライスの周囲に注入するた
めに、そこを通して封入材を導入することができるよう
に、注入開口部の表面の一つ全体を高くした状態で、エ
ンクロージャを設置することができる。
【００１４】さらに、ケーブル導入開口部を密封し、エ
ンクロージャから過度の封入材が流出するのを防止しな
がら、ケーブルの端部を取り囲むために、係合すること
ができる一組のフォーム部材を含む独立気泡フォーム構
造体を、ケーブル導入開口部に隣接して設置することが
できる。
【００１５】ケーブル導入開口部は、ケーブル・スプラ
イスを完全に密封し、カプセル状に取り囲むために、そ
の中に摩擦を利用して挿入されるプラグによって閉鎖す
ることができる。このプラグは、摩擦によりまた封入材
によって取り囲まれているために開口部内に挿入状態に
保持される。
【００１６】方法という面から説明すると、本発明は、
電気ケーブル・スプライスをカプセル状に封入する方法
を提供する。本発明の方法は、スプライス・エンクロー
ジャ内にケーブル・スプライスを封入するステップを含
んでいる。スプライス・エンクロージャは、少なくとも
二つの封入材導入用の開口部を含んでいる。上記の開口
部は、エンクロージャの同じ平面になく、また平行でも
ない別々の面を貫通して延びている。本発明の方法は、
さらに開口部の面に一つが、全体としてエンクロージャ
の高くなっている部分を取り囲むように、エンクロージ
ャを設置するステップ、および硬化性の封入材を高くな
っている面の開口部を通して、エンクロー内に導入する
ステップを含んでいる。硬化性の封入材はエンクロージ
ャ内を満たし、それによりその中に収容されているケー
ブル・スプライスを完全にカプセル状に封入する。
【００１７】好適な実施例として示したように、本発明
の方法は、独立気泡セル・フォーム構造体を、エンクロ
ージャのケーブル導入開口部に隣接して設置する方法を
含んでいる。独立気泡セル・フォーム構造体は、そこを
通してケーブルを通すことができる開口部を形成するた
めに取り除くことができる、脆くて取り外し可能なスラ
ッグを含んでいる。
【００１８】
【実施例】本発明は、遠隔通信ケーブルのような電気ケ
ーブルの導体間のスプライスを密封し、ケーブル・スプ
ライスの周囲のエンクロージャ内に硬化性封入材を保持
するために使用される。
【００１９】図１に、一組の遠隔通信ケーブル１０を示
す。ケーブル１０は、これから電気的に接続しようとす
る二本の別々のケーブルまたは切断した電気ケーブルの
両端部を示す。説明を簡単にするために、両方のケーブ
ルの端部をケーブル１０で表す。各ケーブル１０は、そ
の内部を延びる複数の電気導体１２を持っている。金属
製の導電性アース・シールド１４が、導体を取り囲でい
て、外側の絶縁ジャケット１６がアース・シールド１４
を取り囲んでいる。
【００２０】ケーブル１０は、太い多芯導体ケーブル
（図示せず）から、地下にある個々の加入者の構内に、
遠隔通信サービスを提供するように設計されている。こ
のようなタイプのケーブルは、通常、引き込み線と呼ば
れる。上記の遠隔通信サービスが中断された場合に、ケ
ーブル１０の導体１２の間を電気的に接続するために、
個々の導体１２は、電気的に一緒にスプライスされる。
ケーブル１０をスプライスするために、絶縁ジャケト１
６の一部を剥き、アース・シールド１４を露出させ、導
体１２の一部をそこを通して延長させるというやりかた
でケーブルの準備をする。個々の導体は、導体スプライ
ス１８を使用してスプライスする。 ケーブル１０の内
部的な電気的接続は、通常、ケーブル・スプライス１９
と呼ばれ、そのようなスプライスを行う技術は、遠隔通
信関係の当業者には周知である。ケーブル・スプライス
を行う際には、通常、図１に示すようにケーブル１０を
並べてスプライスすることができる。この方法は「突き
合わせスプライス」と呼ばれる。ケーブル１０を、一本
の線状に伸ばしたケーブルを使用してスプライスする方
法も通常使用されている。この方法は「インライン・ス
プライス」（図示せず）と呼ばれる。本発明は、この両
方のケーブル・スプライスも収容することができるよう
に設計されている。
【００２１】ケーブル１０の間で遠隔通信信号の送受信
が再開されると、スプライス１９を再び地下に埋設しな
ければならない。スプライスが湿気および他の汚染物に
より悪影響を受けないように、スプライス１９を保護ス
プライス・エンクロージャ内に収容することもできる。
【００２２】図２についてさらに説明すると、埋設ケー
ブル・スプライス・エンクロージャ２０は、下部ハウジ
ング部２４と、その上に取り外しができるように設置さ
れたカバー部２６を含む全体が長い四角なエンクロージ
ャ・ハウジング２２でできている。エンクロージャ・ハ
ウジング２２は、一般に耐水性の適当な成型絶縁プラス
チック、好適にはポリプロピレンで作ることができる。
エンクロージャ・ハウジング２２は、スプライス１９お
よびスプライスおよび硬化性の封入材２１（図３）を収
容するように設計されている。この封入材は、スプライ
ス１９を取り囲みそして保護するように導入される。
【００２３】エンクロージャ２０は、さらに長いアース
棒２８、複数パートおよびシール３０および３２、およ
びエンクロージャ２２の一部を形成しているプラグ３４
および３６を含んでいる。エンクロージャ２０は、オプ
ションとして、さらにウエブ状のスペーサ部材３８およ
び４０を含むこともできる。これらの構成部材のそれぞ
れについては、以下にさらに詳細に説明する。
【００２４】下部ハウジング部分２４は、その周囲を一
組の向き合っている長い側壁部４４および４６、向き合
っている横方向に延びる端壁部４８および５０で囲まれ
ている細長い全体が平らな底面部４２を含んでいる。下
部ハウジング部２４は、スプライス１９および封入材２
１を収容するために、周囲を取り囲まれたハウジング内
部４５を形成している。
【００２５】下部ハウジング部分２４の端壁部４８は、
その中を通って延びている全体が上に向かって開いてい
るＵ字型のケーブル導入開口部５４を含んでいる。ケー
ブル導入開口部は、端壁部４８および隔壁部４８ａで囲
まれているシール保持スロット５６に隣接して設置され
ている。以下にさらに詳細に説明するが、スロット５６
は、その内部に端部シール３０を収容している。端壁部
４８は、さらにケーブル導入開口部５４に隣接して、そ
の内部を通って延びている全体が円形の封入材注入開口
部５８を持っている。封入材注入開口部５８は、全体が
環状のハウジング壁部、すなわち、カラー５９によりそ
の周囲を囲まれている。以下にさらに詳細に説明するよ
うに、プラグ３４は、封入材注入開口部５８を塞ぐため
に使用される。
【００２６】向き合っている端壁部５０は、その中を通
って延びていて、一組の横に並んで上に向かって開いて
いるＵ字形のケーブル導入開口部６０および６２を含ん
でいる。ケーブル導入開口部６０および６２は、両方の
横に並んだケーブル導入開口部６０および６２にまたが
っている、細長いシール保持スロット６４に隣接して設
置されている。端壁部５０および細長い隔壁部５０ａに
よって囲まれているスロット６４は、端部シール３２を
その内部に収容している。それについては、以下にさら
に詳細に説明する。ケーブル導入開口部５４、６０、６
２の数および位置は、インラインまたは突き合わせスプ
ライス１９のどちらもエンクロージャ２０内に収容でき
るように設計されている。
【００２７】カバー２６は、高くなっている中央部分６
７を含んでいて、上部カバー面６６を持っている全体が
細長く平らな部材である。カバー２６は、さらに平面６
６から下に垂れ下がり、その周囲を延びている周辺スカ
ート６８を含んでいる。スカート６８は、その間に内部
に適合する密封係合を行うために、下部ハウジング部２
４の上に向かって延びるリップ６９と係合することがで
きる。適当なラッチ機構により、カバー２６を下部ハウ
ジング部分２４にしっかりと固定することができる。こ
の例示としての実施例の場合には、ラッチ機構は、リッ
プ６９に隣接している複数の突起部６９ａを持っている
下部ハウジング２４を含んでいる。このリップ６９は、
カバー２６のスカート６８から延びている、下向きの複
数のラッチ６８ａと係合することができる。上記の突起
とラッチは、端壁部、側壁部または両方上に設置するこ
とができる。しかし、任意の他の従来の機構も同様に使
用できることを理解してほしい。
【００２８】カバー２６は、平らな表面６６を通って延
びている封入材注入開口部７０を含んでいる。封入材注
入開口部７０は、中央に設置されていて、環状のカバー
壁部、すなわち、カラー７１がその周囲を取り囲んでい
る。以下にさらに詳細に説明するように、プラグ３６
は、封入材注入開口部７０を閉鎖するために使用され
る。
【００２９】細長いアース棒２８は、下部ハウジング２
４内に支持されていて、壁部４８および５０の間を延び
ている。アース棒２８は、適当な導電性の金属、好適に
は、しんちゅう製の細長い部材である。アース棒２８
は、一方の端部に部材７４を持っているシールドを持
ち、他方の端部に部材７５および７６を持っている一組
のシールドを持っている細長い中央のブリッジ部分７３
を含んでいる。部材７４を持っているシールドは、ケー
ブル導入開口部５４に隣接して設置されていて、一方、
部材７５および７６を持っているシールドは、それぞれ
ケーブル導入開口部６０および６２に隣接して設置され
ている。各シールド部材７４、７５および７６は、内側
に向いている一組の向き合っているフィンガ７４ａ、７
５ａおよび７６ａを持っている。これらフィンガは、そ
の間に摩擦によりケーブル１０のアース・シールド１４
を収容するように設計されている。このようにして、イ
ンライン・スプライスの場合でも、突き合わせスプライ
スの場合でも、アース・シールド１４の間のアース導通
を行うことができる。
【００３０】ウエブ状の部材３８および４０が、オプシ
ョンとして、エンクロージャ２０内に支持されている。
各スペース部材３８および４０は、繊維質の絶縁材の連
続気泡ウエブで、スプライス１９をエンクロージャ２０
を形成している内壁部から離れた状態に維持するよう
に、設計され設置されている。スペーサ部材３８および
４０は、そこを通して封入材２１（図３）が流れること
ができるように、多数の孔が開いている。これによっ
て、封入材２１は、エンクロージャ２０内に設置された
スプライス１９を完全に取り囲むことができる。下部ス
ペーサ部材４０は、全体がトラフの形をしていて、底面
部４２に接着剤により取り付けることができる。一方、
平面スペーサ部材３８は、カバー２６の下面部に接着剤
で取り付けることができる。
【００３１】図４および図５を再び参照しながら、複数
パート端部シール３０および３２について説明する。端
部シール３０は、独立気泡フォームで作られていて、全
体が四角な二つの部分からなる平らな部材である。端部
シール３０は、向き合っているそれぞれの縁部８２およ
び８４に沿って端接するように設計されている、上部３
２ａおよび下部３２ｂを含んでいる。上部および下部３
０ａおよび３０ｂは、それとともに密封係合した状態
で、その間にケーブル１０を収容できるように、下部ハ
ウジング部分２４のスロット５６内に設置できるように
なっている。ケーブル１０を密封できるように収容し、
そこを通ってケーブルが通れるように、上部および下部
３０ａおよび３０ｂは、それぞれ整合していて、中心部
に位置している全体が半円形をしているノックアウトま
たはスラッグ８６および８８を含んでいる。スラッグ８
６および８８は、上部および下部３０ａおよび３０ｂに
フランジを取り付けられるように、取り付けられてい
て、そこを通してケーブル１０を通すことができるよう
に、全体が円形の開口部８９を形成するため、取り外す
ことができる。
【００３２】本発明のエンクロージャ２０と一緒に使用
することができるケーブルは、大きさを変えることがで
きるので、スラッグ８６および８８は、それぞれ一組の
同心のスラッグ部分８６ａおよび８６ｂならびに８８ａ
および８８ｂを含んでいる。全体的に見た場合、下部３
０ｂと同一であるスラッグ部分８６ｂは、その周囲にお
ける間隔が等しい材料８６ｃで作られている四つのウエ
ブによって、上部３０ａにフランジを取り付けることが
できるように、取り付けられている。スラッグ部８６ａ
は、二つのウエブ８６ｄによって、スラッグ部８６ｂに
取り付けられている。それ故、スラッグ部８６ａはスラ
ッグ部８６ａを取り外さなくても、取り外すことができ
る。これにより、もっと細いケーブルを端部シール３０
を通して挿入することができる。別の方法としては、よ
り太いケーブルを収容するために、両方のスラッグ部８
６ａおよび８６ｂを取り外すことができる。スラッグ部
８６ａは、二つのウエブ８６ｄだけで、取り付けられて
いるので、力をあまりいれないでも取り外すことがで
き、それによりスラッグ部８６ｂを取り付けたままにし
ておくことができる。両方のスラッグ部分８６ａおよび
８６ｂをしっかりと握って引っ張ることにより、両方の
スラッグを一度に取り外すことができる。それ故、端部
シール３０は、融通性があり、種々の太さのケーブル１
０を密封状態で収容することができる。
【００３３】上部および下部３０ａおよび３０ｂの端接
している縁部の表面８２および８４を、隣接しているケ
ーブル１０とを密封状態に相互に係合すると、ケーブル
１０と端部シール３０との間が密封される。上記の密封
を行うには、端接している縁部８２および８４を、その
各側面上で横方向に高くなっている部分８２ａ、８２ｂ
および８４ａおよび８４ｂを取りまくように、中央に位
置しているスラッグ８６および８８から外方向に離れて
いくような角度に切断する。ケーブル１０がそこを通っ
て延びている状態で、上部３０ａを下部３０ｂ上に挿入
すると、上記の高くなっている部分により、ケーブル１
０のところで有効な密封を行うことができる。（該当す
るスラッグ部分を除去した後で）開口部８９の各側面上
の高くなっている部分は、相互にしっかりと係合し、ケ
ーブル１０の周囲の隙間をなくす。図５に示すように、
突き合わせた場合、上部３０ａおよび下部３０ｂは、端
接している縁部８２および８４に沿ってしっかりとした
密封状態をつくりだす。
【００３４】図２に示すように、端部シール３２は、上
部および下部３２ａおよび３２ｂを持っている図４に示
す端部シール３０に、実質的に類似している。シール３
２は、そこを通って一組の横に並んだケーブルの通路８
９ａおよび８９ｂを形成するために、横に並んだケーブ
ル導入開口部６０および６２に隣接して設置するための
「二重シール」を持っている。インライン・スプライス
の場合には、二重シールの一方だけを使用するだけでい
い。一方のケーブル１０がケーブル導入開口部５４から
導入されると、シール３２の通路８９ｂの関連スラッグ
は正しい位置に留まり、整合しているケーブル導入開口
部６２を密封することができるように閉鎖する。突き合
わせスプライスの場合には、両方の通路８９ａおよび８
９ｂが露出し、ケーブルを通すことができるようにな
る。この場合、端部シール３０ａの通路８９が閉鎖さ
れ、ケーブル導入開口部５４が密封される。
【００３５】本発明のエンクロージャ２０の構成部品に
ついて説明してきたが、今度はその使用方法について以
下に説明する。
【００３６】下部ハウジング部分２４内でスプライス１
９を行う前に、アース棒２８を底面４２上に配置し、オ
プションとして、ウエブ状のスペーサ部材４０をアース
棒２８上の底面４２に接着した状態で、エンクロージャ
２０が部分的に組み立てられる。その後、端部シール３
０の下部３０ｂは、スロット５６内に設置され、一方、
二重端部シール３２の下部３２ｂは、スロット６４内に
設置される。該当する大きさおよび数のスラッグが、端
部シール３０および３２から除去され、その結果、イン
ラインまたは突き合わせスプライス１９を行うのため
に、ケーブル１０を収容するため、通路８９、８９ａお
よび８９ｂが形成される。ケーブル１０は、下部ハウジ
ング部分２４の内部に導入される。ケーブル１０を該当
するケーブル導入開口部内に挿入すると、アース・シー
ルド１４の露出した部分がアース棒２８の該当する係合
素子７４、７５および７６と係合し、その間にアースの
導通が行われる。その後、スプライス１９が行われ、下
部ハウジング部２４の内部４５に設置される。アース棒
２８によるシールド１４のアース接続により、設置業者
はスプライス１９を行っている間、電気サージから保護
される。その後、端部シール３０および３２の上部３２
ａおよび３２ｂは、スロット５６および６４に挿入され
る。端部シール３０および３２は、ケーブル導入開口部
において有効な封入材阻止シールを形成し、開口部を閉
鎖し、ケーブル沿いにまた開口部を通して過度の封入材
が流出するのを防止する。スプライス１９が行われ、下
部ハウジング部２４内に正しく設置されると、カバー２
６をその解放端にパチンとはめることができる。この状
態で、その内部に保持されているスプライス１９を取り
囲み、保護するために硬化性の封入材で満たすために、
エンクロージャ２０の準備を行うことができる。
【００３７】エンクロージャ２０は、電話サービスが障
害を起こしたり、中断した場所の現場で設置できるよう
に設計されているので、設置業者は、施工しにくい状態
でエンクロージャに封入材を満たさなければならない。
設置業者は、損傷を受けたケーブルを露出させるため
に、地面に掘られた穴の中で作業する場合もあるし、凸
凹な地形の場所で作業しなければならない場合もある。
それ故、設置業者にとっては、エンクロージャに封入材
を楽に満たすために、エンクロージャを適当な位置に正
しく保ち、その状態に維持することはしばしば困難であ
る。本発明は、エンクロージャの相互に無関係な同一平
面上にないいくつかの面上に、一組の封入材充填開口部
５８および７０を使用しているので、エンクロージャ内
への封入材２１の導入を楽に行うことができる。図２に
ついて説明すると、設置業者は表面カバー２６の開口部
７０を通して、全体が高くなっているカバー２６と一緒
に、エンクロージャ２０を平に保持しながら、エンクロ
ージャに封入材２１（図３）を満たすことができる。別
な方法としては、エンクロージャの高くなっている表面
を形成している端壁部４８とともに、その端部上にエン
クロージャ２０を立てた状態で、注入開口部５８を通し
て、エンクロージャに封入材を充填することができる。
どの場合でも、使用しない開口部５８または７０は、充
填作業を行う前に適当なプラグ３４または３６で閉鎖し
なければならない。封入材として、可能な場合には二液
タイプの封入材を使用し、エンクロージャは重力を利用
して充填するし、複数の同一平面にない注入開口部によ
り作業に柔軟性があるので、設置業者はエンクロージャ
をもっと容易に充填することができ、現場で遭遇するか
も知れない作業しにくい状態で、エンクロージャを充填
する場合でも、スプライスを正しく完全にカプセル状に
封入することができる。
【００３８】図３に、カバー２６内の注入開口部７０を
使用して、エンクロージャ２０をカプセル状に封入する
一つの技術を示す。封入材２１としては、混合すると時
間の経過とともに一様に柔らかいか、または固い状態に
硬化する市販の二液タイプの封入材を使用することが望
ましい。この種の市販の封入材としては、レジン・テク
ノロジ・グループの部品番号ＥＬ０１３１９５−２、ま
たはユニロイヤル社が「ＴＲＩＬＥＮＥ」１４１という
商品名で販売している封入材等がある。封入材２１は、
通常、調合ノズルつきの容器９０内に収容されている。
ノズル９２は、エンクロージャ２０の内部４５に封入材
２１を導入するために、カバー２６の開口部７０内に挿
入することができる。
【００３９】エンクロージャ２０へのノズル９２の取付
けを容易にするために、また封入材２１の導入速度をあ
げるために、本発明は、オプションとしてノズル・アダ
プタ９５を供給している。図６に、アダプタ９５をもっ
と詳細に示すが、このアダプタは、開放挿入端部９６ａ
および向き合っている開放接続端部９６ｂを持っている
全体が細長い管状の本体９６を含んでいる。アダプタ９
５は、アダプタ９５を開口部７０上で支持していて、接
続端部９６ｂに隣接している外向きの環状フランジ９７
を含んでいる。管状本体９６の外側の円筒形の表面は、
複数の細長い外側を向いて延び、円周方向に間隔をおい
て設置されているリブ９８を含んでいる。このリブは、
管状本体９６の外表面を、開口部７０を形成している環
状カラー７１から離れた状態で保持する働きをしてい
る。同様に、環状フランジ９７は、複数の円周方向に間
隔をおいて設置されていて、下に向かって延びているス
ペーサ素子９１を含んでいる。上記の素子はカラー７１
の上部の円形縁部７１ａと環状フランジ９７との間に距
離を維持するために設置されている。このような構造に
より、エンクロージャ２０内に封入材を完全に満たす作
業を容易にするために、エンクロージャに封入材が注入
されたとき、空気はエンクロージャ２０から逃げ出すこ
とができる。アダプタ９５は、さらに複数の接続端部９
６ｂに隣接している管状本体９６の内面の周囲に、円周
方向に間隔をおいて設置されている複数の止め金部材９
９を持っている。止め金部材９９により、その上にノズ
ル９２を取り外すことができるようにパチンと取り付け
ることができる。ノズル９２は、外部のネジ山９２ａを
持つことができ、止め金９９はこのネジ山と係合して、
その内部でノズル９２を取り外すことができるように、
パチンと取り付ける。封入材２１が注入されると、コン
テナ９０を開口部７０から取り外すことができる。ノズ
ル・アダプタ９５も同様に取り外すことができ、プラグ
３６をその中に挿入することができる。
【００４０】図７に、プラグ３６がもっと詳細に図示さ
れている。プラグ３６は、ディスク状の上部延長部１０
２を持っている全体が細長い円筒形の本体１００を含ん
でいる。円筒形の本体１００は、その中に挿入すること
ができるように、注入開口部７０の直径より少し小さい
直径を持っている。円筒形の本体１００は、そこから延
びている複数の垂直方向に間隔を置いて設置されている
環状フィン１０４を含んでいる。フィン１０４は、プラ
グ３６がそこに挿入された場合に、フィン１０４がその
環状壁部７１に摩擦により係合し、その間に摩擦による
設置が行われるように、開口部７０の直径より少し大き
い横方向の広がりを持っている。この摩擦による設置
は、プラグ３６を注入開口部７０に固定するのに十分な
力を持っている。
【００４１】図２についてさらに説明すると、プラグが
開口部７０に挿入されると、プラグはその内部の封入材
２１を少し押し退け、エンクロージャに圧力を掛け、封
入材はケーブル・スプライス１９（図１）の周囲の隙間
にさらに流入し、スプライスは完全にカプセル状に封入
される。この場合、下部ハウジング２４の端壁部５０
は、スロット６４内に延びている複数の間隔を置いて設
置されているリブ５１を含んでいる。リブ５１は、壁部
５０とその中に挿入された端部シール３２との間に空間
および凹所を形成する。上記の空間５３は、プラグ３６
が開口部７０に挿入されたとき、押し退けられる封入材
２１を収容するために形成される。これにより、エンク
ロージャ２０に圧力が加えられる一方、エンクロージャ
からの封入材の流出が減少する。さらに、プラグ３６を
開口部７０に挿入すると、封入材２１は、フィン１０４
の間の空間１０４ａ内に流れ込む。それ故、封入材が硬
化すると、空間１０４ａ内の硬化した封入材２１も同様
に、プラグ３６を注入開口部７０内に固定する働きをす
る。
【００４２】今までカバー２６を貫通している注入開口
部７０の使用法について説明してきたが、理解していた
だけたと思う。注入開口部５８およびプラグ３４を使用
しても、同じ方法によりエンクロージャ２０を充填する
ことができることも理解されたい。
【００４３】図８および図９に、本発明の他の実施例を
示す。エンクロージャ１０（図２）には，図３に示すノ
ズル・アダプタ９５を使用しないでも、封入材のコンテ
ナ９０’を収容する開口部７０’を持っているカバー２
０’を取り付けることができる。ある種の市販の封入材
用のコンテナには、それ自身その内部に空気ギャップを
内蔵しているノズルに隣接しているスカート部材を持っ
ているものがある。それ故、アダプタ・ノズル９５によ
り、空気通路を設ける必要がない。
【００４４】図８に示すように、硬化性封入材２１’が
入っているコンテナ９０’は、その周囲に外部ネジ山９
２ａ’を持っている細長いノズル９２’を含んでいる。
ノズル９２’は、コンテナ２１’の本体２１ａ’に隣接
している挿入端部９２ｂ’および近いほうの端部９２
ｃ’を含んでいる。ノズル９２’は、さらに近いほうの
端部９０ｂ’に隣接している円錐台形のスカート部材１
０５’を含んでいる。スカート部材１０５’は、ノズル
９２’をカバー２０’の開口部７０’内に設置し、挿入
するのを容易にするために、ノズル９２’の挿入端部９
２ｂ’のほうに向かって内側に向けテーパ状になってい
る。スカート部材１０５’のテーパ状の側壁部１０７’
は、カラー７１’の上部の円形の縁部７１ａ’の上に乗
っていて、それによりノズル９２’を開口部７０’の中
央に保持している。
【００４５】開口部７０’を通して空気が流れることが
できるように、スカート部材１０５’は、その内部を通
って延びている一組の直径方向に向き、互いに向き合っ
ている縦方向のスロット１０６’を含んでいる。スロッ
ト１０６’により、エンクロージャ内に封入材２１’を
注入すると、開口部７０’から空気が外へ逃げ出す。
【００４６】注入作業中、開口部７０’内にコンテナ９
０’を保持するために、この実施例は、カラー７１’の
下縁部７１ｂ’から延びている、複数の円周方向に間隔
を置いて 設置されている、内側に向いた曲げることが
できるフィンガ１１０’を含んでいる。図９に再び図示
するように、フィンガ１１０’は、挿入した際に、末端
の延長部１１２’がノズル９２’のネジ山９２ａ’と係
合することができるように十分の距離だけ内側に向かっ
て延びている。フィンガ１１０’は、スカート１０５’
をカラー７１’上に置いたとき、ネジ山９２ａ’が、フ
ィンガ１１０’を越えてパチンと移動し、それによりコ
ンテナ９０’が開口部７０’内に保持されるような位置
に間隔をおいて設置される。
【００４７】エンクロージャ内に封入材２１’を充填し
た後で、開口部７０’からノズル９２’を引き抜き、ネ
ジ山９２ａ’をフィンガ１１０’を越えてパチンと移動
させることにより、コンテナ９０’を取り外すことがで
きる。エンクロージャが封入材で充填され、コンテナ９
０’が取り外されると、図２および７のところですでに
説明したように、プラグ３６をその中に挿入する事によ
り、開口部７０’を閉鎖することができる。
【００４８】当業者にとっては、すでに図示し、説明し
てきた構造体に種々の変更を行うことができることは明
らであろう。従って、本発明の詳細に開示した範囲は、
以下の特許請求の範囲に記載されている。
【００４９】
【効果】本発明によれば、エンクロージャ内部を容易に
封入材で満たすことができ、よってスプライスを完全に
カプセル化できるという顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】個々の導体が相互にスプライスされている一組
の多芯電気ケーブルの透視図である。
【図２】本発明の埋設スプライス・エンクロージャの分
解透視図である。
【図３】図２のエンクロージャを封入材で充填するため
に使用するアダプタ・ノズルの部分断面分解透視図であ
る。
【図４】図２のエンクロージャと一緒に使用する独立気
泡フォーム端部シールの前部立面図である。
【図５】図２のエンクロージャと一緒に使用する独立気
泡フォーム端部シールの前部立面図である。
【図６】図３のアダプタ・ノズルの前部透視図である。
【図７】封入材コンテナを収容している、本発明の別の
実施例の一部の部分的平面図である。
【図８】図７の実施例の封入材注入開口部の頂部平面図
である。
【図９】図８の実施例の頂面図である。
【符号の説明】
１０・・・ケーブル １２・・・導体 １４・・・アース・シールド １６・・・絶縁ジャケット １８・・・導体スプライス ２０・・・エンクロージャ ２２・・・ハウジング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グレン エー． エリス アメリカ合衆国．テネシー，メンフィス, グリーントゥリー ヴァレイ ナンバー５ 1369 (72)発明者 ガリイ エル． ロウアリイ アメリカ合衆国．ミシシッピー，サウサヴ ェン，プラムポイント アヴェニュー 250

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 電気ケーブルのスプライスを封入するた
    めの電気スプライス・エンクロージャであって、 少なくとも二つの封入材注入開口部と、 ハウジングを少なくとも二つの別々のハウジング注入位
    置の一つの状態に維持しながら、ハウジングに封入材を
    重力によって注入することができるように、上記のエン
    クロージャの別々の同一平面上にない、また平行でない
    表面を貫通して延びている少なくとも二つの封入材注入
    開口部とを含んでいるエンクロージャ。
  2. 【請求項２】 上記のエンクロージャ・ハウジングが、 下部ハウジング部分が、ケーブルを上記の下部ハウジン
    グ部分に導入できるように、側壁部を貫通しているケー
    ブル導入開口部を含んでいる場合、底面と、上記の底面
    を取り囲んでいる上に向かって延びている壁部と、上記
    の底面に向き合っている上部開放面とを含む下部ハウジ
    ング部分と、 上記の下部ハウジング部分の上部開放面を覆い、それに
    より周囲を取り囲まれた内部の境界を形成するカバー部
    分とをさらに含み、 上記のカバー部分と上記の壁部が、上記の少なくとも二
    つの開口部を通して、重力により上記のハウジングの内
    部を、上記の封入材で充填することができる少なくとも
    二つの封入材注入開口部の一つをそれぞれ含んでいる請
    求項１に記載のエンクロージャ。
  3. 【請求項３】 上記のカバー部分が、上記の下部ハウジ
    ング部分の上記の底面に平行に、間隔を置いて、上記の
    壁部に対して全体を直角に設置することができる全体が
    平らな表面を含み、上記の封入材注入開口部の一つが上
    記の平らなカバー部分の表面を通って延びている請求項
    ２に記載のエンクロージャ。
  4. 【請求項４】 上記のエンクロージャ・ハウジングが、
    全体が細長い四角な部材であって、上記の壁部が向き合
    っている一組の横方向に延びる端壁部および向き合って
    いる一組の縦方向に延びる側壁部とを含み、上記の端壁
    部がその内部を通って延びている上記の封入材注入開口
    部を含んでいる請求項３に記載のエンクロージャ。
  5. 【請求項５】 上記の少なくとも二つのハウジング注入
    位置の一つが、上記の底面より高くなっている上記の平
    らなカバー面を含んでいる請求項４に記載のエンクロー
    ジャ。
  6. 【請求項６】 電気ケーブル・スプライスをカプセル状
    に封入する方法であって、 上記のスプライス・エンクロージャが、少なくとも二つ
    の封入材導入開口部を含み、上記の開口部が、上記のエ
    ンクロージャの同一平面上になく、また平行でもない別
    々の面を貫通して延びている場合、スプライス・エンク
    ロージャ内に上記のケーブル・スプライスを封入するス
    テップと、 上記の開口部の表面の一つが、全体的に上記のエンクロ
    ージャの高くなっている表面になるように、上記のエン
    クロージャを設置するステップと、 上記のエンクロージャを上記の封入材で充填するステッ
    プと、 上記のエンクロージャの充填が終了した後で、上記の一
    つの開口部をプラグで閉鎖するステップとを含む方法。
  7. 【請求項７】 上記の封入ステップが、底壁部、上記の
    底壁部を取り囲んでいて、上部開放面を形成している直
    立の縦方向の側壁部および端壁部を持っている細長い下
    部ハウジングを提供するステップと、 上記の上部開放面を覆うためのカバーを提供し、上記の
    カバーと上記の下部ハウジングで上記のスプライス・エ
    ンクロージャを形成するステップとを含む請求項６に記
    載の方法。
  8. 【請求項８】 上記の封入材注入開口部の一方が、上記
    の端壁部を貫通して延びていて、上記の封入材導入開口
    部の他方が上記のカバーを貫通して延びている請求項７
    に記載の方法。
  9. 【請求項９】 上記の設置ステップが、上記の一方の端
    壁部が上記の高くなっている表面になるように上記のエ
    ンクロージャを設置するステップを含む請求項８に記載
    の方法。
  10. 【請求項１０】 上記の設置ステップが、上記のカバー
    が上記の高くなっている表面になるように上記のエンク
    ロージャを設置するステップを含む請求項８に記載の方
    法。
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