JP6342859B2 - 光コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバの先端に設けられる接続端部と、該接続端部を収容するハウジングと、を備えた光コネクタに関する。
従来、光ファイバの相互接続に用いられる光コネクタとして、光ファイバの先端に設けられるフェルール(接続端部)と、フェルールを収容するハウジングと、バネ部と、を備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の光コネクタでは、バネ部によってフェルールを先端側(相手側)に押圧し、相手側の光ファイバ(又はフェルール)に近づけることで、通信効率の向上を図っている。
特開2014−48408号公報
ところで、光コネクタでは、光ファイバが引っ張られ、フェルールが相手側の光ファイバから遠ざかるような外力が加えられることがある。特許文献1に記載の光コネクタでは、外力がバネ部の弾性力に対して小さければ、フェルールと相手側の光ファイバとの接続を保つことができるものの、外力が大きくなると、フェルールが相手側の光ファイバから離れるように移動してしまい、通信効率が低下してしまう可能性があった。また、外力が繰り返し加えられると、バネ部が劣化して弾性力が低下することがあり、通信効率が低下しやすくなってしまう。
本発明の目的は、相手側の光コネクタとの通信効率を向上させることができる光コネクタを提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、第1の発明は、光ファイバの先端に設けられる接続端部と、前記接続端部を収容するとともに側面に開口部が形成された筒状のハウジングと、前記開口部を覆うように前記ハウジングに取り付けられる蓋部と、前記光ファイバが位置づけられる凹部を有する板状の圧接部材と、を備え、前記圧接部材は、前記凹部の開口が前記ハウジングにおける前記開口部との対向面部に向けられるとともに、前記蓋部が前記ハウジングに取り付けられることにより、前記光ファイバを前記対向面部との間に挟み込んで押圧することを特徴とする光コネクタである。
第2の発明は、第1の発明において、前記ハウジングには、前記圧接部材を収容する第1収容溝部と、前記対向面部から立設されるとともに前記圧接部材が前記第1収容溝部から前記光ファイバの先端側に移動することを規制する規制壁部が形成されていることを特徴とするものである。
第3の発明は、第1の発明において、前記圧接部材は、前記蓋部と一体に形成されていることを特徴とするものである。
第4の発明は、第3の発明において、前記蓋部は、前記光ファイバの基端側を自由端として該光ファイバの先端側が前記ハウジングに軸支されるとともに、前記自由端の側に前記圧接部材が設けられていることを特徴とするものである。
第5の発明は、第1又は第2の発明において、前記蓋部には、前記圧接部材における前記凹部の反対側の部分を収容する第2収容溝部が形成されていることを特徴とするものである。
第6の発明は、第5の発明において、前記第2収容溝部は、前記圧接部材が当該第2収容溝部内で前記光ファイバの長手方向に移動可能な寸法を有していることを特徴とするものである。
第7の発明は、光ファイバの先端に設けられる接続端部と、前記接続端部を収容するとともに側面に開口部が形成された筒状のハウジングと、前記開口部を覆うように前記ハウジングに取り付けられる蓋部と、を備え、前記ハウジング及び前記蓋部のうち少なくとも一方には、前記光ファイバに当接することで当該光ファイバが長手方向に移動することを規制する移動規制部が設けられていることを特徴とする光コネクタである。
第8の発明は、第7の発明において、前記移動規制部は、前記ハウジング又は前記蓋部から突出した突起部であることを特徴とするものである。
第9の発明は、第8の発明において、前記移動規制部は、前記ハウジング及び前記蓋部の一方に設けられる板状の圧接部材と、他方に設けられる弾性部材と、を有し、前記圧接部材は、前記他方に向かって開口して前記光ファイバが位置づけられる凹部を有するとともに、前記蓋部が前記ハウジングに取り付けられることにより、前記光ファイバを前記弾性部材との間に挟み込んで押圧することを特徴とするものである。
第10の発明は、第9の発明において、前記弾性部材は、先細り形状を有するとともに、その先端において前記光ファイバに当接することを特徴とするものである。
第11の発明は、第9の発明において、前記弾性部材は、前記光ファイバ側に凹凸を有することを特徴とするものである。
請求項に記載された発明は、光ファイバの先端に設けられる接続端部と、前記接続端部を収容するとともに側面に開口部が形成された筒状のハウジングと、前記開口部を覆うように前記ハウジングに取り付けられる蓋部と、前記光ファイバの外周面を加締めるとともに多角柱状に形成された加締め部材と、を備え、前記ハウジング及び前記蓋部のうち少なくとも一方は、前記加締め部材の複数の側面に当接する収容溝部と、前記光ファイバの基端側から前記加締め部材に当接可能な後退規制部と、を有することを特徴とする光コネクタである。
第1の発明によれば、光ファイバが圧接部材と対向面部との間に挟み込まれて押圧されることで、光ファイバをハウジングから引き抜くような外力が加えられた場合に、押圧力によって光ファイバの移動を抑制し、接続端部を相手側の光ファイバから離れにくくすることができ、相手側の光コネクタとの通信効率を向上させることができる。
第2の発明によれば、圧接部材を収容する第1収容溝部がハウジングに形成されていることで、光ファイバをハウジングから引き抜くような外力が加えられた場合に光ファイバの移動をさらに抑制することができる。また、ハウジングに規制壁部が形成され、圧接部材の先端側への移動が規制されていることで、蓋部のハウジングへの組み付け性を向上させることができる。
第3の発明によれば、圧接部材が蓋部と一体に形成されていることで、部品点数を削減し、組み付け性をさらに向上させることができる。
第4の発明によれば、ハウジングに対して蓋部を回動させることによって組み付けることができ、組み付け性をより一層向上させることができる。
第5の発明によれば、圧接部材を収容する第2収容溝部が蓋部に形成されていることで、光ファイバをハウジングから引き抜くような外力が加えられた場合に、光ファイバにつられて圧接部材が移動することを規制しやすくなり、光ファイバの移動をさらに抑制することができる。
第6の発明によれば、圧接部材が第2収容溝部内で光ファイバの長手方向に移動可能であることから、組み立て時に圧接部材の位置に誤差が生じても、この誤差に対応して圧接部材を第2収容溝部に収容することができる。
第7の発明によれば、ハウジング及び蓋部の少なくとも一方に移動規制部が設けられていることで、光ファイバをハウジングから引き抜くような外力が加えられた場合に、光ファイバの移動を抑制し、接続端部を相手側の光ファイバから離れにくくすることができ、相手側の光コネクタとの通信効率を向上させることができる。
第8の発明によれば、突起部を光ファイバの外側面に当接させることにより、光ファイバの移動を効果的に抑制することができる。また、突起部は、ハウジング又は蓋部と一体に設けられていることがより好ましく、このような構成によれば、部品点数を削減することができる。
第9の発明によれば、板状の圧接部材と弾性部材との間に光ファイバを挟み込むことで、弾性部材と光ファイバとの間に生じる摩擦力を利用し、光ファイバの移動を効果的に抑制することができる。また、弾性部材が蓋部に設けられるとともに圧接部材がハウジングにおける開口部との対向面部に設けられ、対向面部がハウジングの底面部となることがより好ましい。このような構成によれば、蓋部の重量を利用して弾性部材によって光ファイバを押圧することができ、光ファイバの移動をより効果的に抑制することができる。
第10の発明によれば、先細り形状を有した弾性部材の先端を光ファイバに当接させることで、弾性部材によって光ファイバに加える圧力を向上させることができ、光ファイバの移動をさらに抑制することができる。
第11の発明によれば、弾性部材が光ファイバ側に凹凸を有することで、凸となる部分を光ファイバに当接させ、弾性部材によって光ファイバに加える圧力を向上させることができ、光ファイバの移動をさらに抑制することができる。
請求項に記載された発明によれば、光ファイバの外周面を加締めた加締め部材に対して、基端側から当接可能な後退規制部がハウジングと蓋部とのうち少なくとも一方に設けられていることで、光ファイバをハウジングから引き抜くような外力が加えられた場合に、接続端部を相手側の光ファイバから離れにくくすることができ、相手側の光コネクタとの通信効率を向上させることができる。また、収容溝部が多角柱状の加締め部材の複数の側面に当接することで、光ファイバが長手方向を回転軸として回転することを規制し、相手側のコネクタとの接続不良を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る光コネクタ全体の構成を示す分解斜視図である。 前記光コネクタのハウジング及び蓋部を示す分解斜視図である。 前記ハウジング及び蓋部を示す側面図である。 前記光コネクタの圧接部材が光ファイバに取り付けられる様子を示す斜視図である。 前記光コネクタの接続端部を前記ハウジングに収容する様子を示す断面図である。 前記接続端部が収容された前記ハウジングに前記蓋部を仮係止させた様子を示す断面図である。 図6の要部を拡大して示す断面図である。 前記ハウジングに前記蓋部を本係止させた様子を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る光コネクタ全体の構成を示す分解斜視図である。 前記光コネクタの蓋部を示す斜視図である。 前記光コネクタのハウジングに前記蓋部を取り付ける様子を示す断面図である。 図11の要部を拡大して示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る光コネクタ全体の構成を示す分解斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る光コネクタ全体の構成を示す分解斜視図である。 前記光コネクタのハウジング及び蓋部を示す分解斜視図である。 相手側の光コネクタのハウジング及び蓋部を示す分解斜視図である。 前記光コネクタの圧接部材が光ファイバに取り付けられる様子を示す斜視図である。 前記ハウジング及び前記光コネクタの接続端部を示す断面図である。 前記相手側の光コネクタのハウジング及び接続端部を示す断面図である。 前記光コネクタ及び前記相手側の光コネクタを示す断面図である。 前記光コネクタ及び前記相手側の光コネクタを示す断面図である。 前記光コネクタと前記相手側の光コネクタとが接続された様子を示す断面図である。 本発明の第5実施形態に係る光コネクタを示す断面図である。 本発明の第6実施形態に係る光コネクタを示す断面図である。 前記光コネクタの蓋部の要部を示す斜視図である。 前記光コネクタのハウジングの要部を示す斜視図である。 本発明の第7実施形態に係る光コネクタ全体を示す斜視図である。 前記光コネクタの蓋部を示す背面図である。 前記光コネクタを示す背面図である。 本発明の第8実施形態に係る光コネクタの蓋部を示す背面図である。 前記光コネクタを示す背面図である。 本発明の第9実施形態に係る光コネクタの蓋部を示す背面図である。 前記光コネクタを示す背面図である。 本発明の第10実施形態に係る光コネクタを示す断面図である。 前記光コネクタの加締め部材を示す斜視図である。 前記光コネクタのハウジングの要部を示す斜視図である。 前記光コネクタの蓋部の要部を示す斜視図である。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、第2〜10実施形態においては、第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材及び同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態と同じ符号を付すとともに説明を省略する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る光コネクタ全体の構成を示す分解斜視図であり、図2は、光コネクタのハウジング及び蓋部としてのスペーサを示す分解斜視図であり、図3は、ハウジング及びスペーサを示す側面図であり、図4は、光コネクタの圧接部材としての圧接刃が光ファイバに取り付けられる様子を示す斜視図であり、図5は、光コネクタの接続端部としてのフェルールをハウジングに収容する様子を示す断面図であり、図6は、フェルールが収容されたハウジングにスペーサを仮係止させた様子を示す断面図であり、図7は、図6の要部を拡大して示す断面図であり、図8は、ハウジングにスペーサを本係止させた様子を示す断面図である。
第1実施形態の光コネクタ1Aは、図1に示すように、一対の光ファイバ100のそれぞれの先端に設けられる接続端部としてのフェルール2と、フェルール2の先端に設けられるスリットスリーブ3と、フェルール2を収容するハウジング4Aと、ハウジング4Aに取り付けられる蓋部としてのスペーサ5Aと、フェルール2をハウジング4Aに押圧するためのバネ6と、光ファイバ100に取り付けられる圧接部材としての圧接刃7Aと、を備える。本実施形態の光コネクタ1Aは、雄型のコネクタであり、図示しない雌型の相手側の光コネクタと接続されるものとするが、雌型のコネクタであってもよい。また、本実施形態において、光ファイバ100の長手方向をX方向とし、上下方向をZ方向とし、X方向及びZ方向に略直交する方向をY方向とする。また、本実施形態における「先端側」及び「基端側」は光ファイバ100を基準とする。
一対の光ファイバ100は、一方が送信用であるとともに他方が受信用であって、Y方向に並ぶとともに、相手側の光コネクタの光ファイバと通信する。また、光ファイバ100は、コア及びクラッドで構成された導光部101と、導光部101の外周面を覆うように被覆された樹脂等の被覆部102と、を有し、導光部101は先端側において被覆されずに露出している。
フェルール2は、光ファイバ100と相手側の光ファイバとを略同軸上に配置して接続するためのものであって、露出した導光部101に取り付けられるとともに、先端部に形成された円筒状の接続部21と、外周面に形成されたリング状の複数の鍔部22と、を有する。
スリットスリーブ3は、フェルール2の接続部21の外周面を覆うように取り付けられるとともに、光コネクタ1Aと相手側の光コネクタとを接続した際に、各フェルールの外周面を覆うことで、フェルール同士を接続するように構成されている。
ハウジング4Aは、例えば合成樹脂で構成されるとともに、天面部41と底面部42と一対の側面部43、44とを備えてX方向に延びる角筒状に形成され、先端側には、相手側のコネクタを収容する凹状のコネクタ収容部45と、コネクタ収容部45内にフェルール2の先端及びスリットスリーブ3を位置づけて収容する円筒状の先端収容部46と、が形成されている。天面部41の中央部から基端側端部にかけて開口部40が形成され、開口部40に対向する底面部42が対向面部となる。また、一対の側面部43、44の間には、基端側且つZ方向上端部においてY方向に延びて互いを連結する連結係止部430が形成されている。
底面部42には、特に図5〜7に示すように、Z方向上方側(天面部41側)に開口して圧接刃7Aを収容するとともにY方向に並んだ3つの第1収容溝部421と、中央の第1収容溝部421の先端側の壁を形成する規制壁部422と、が形成されている。規制壁部422は、ハウジング4Aにスペーサ5Aが組み付けられた際にスペーサ5Aの下面に当接するような高さを有して底面部42から立設されるとともに、光ファイバ100の基端側に、基端側に向かうにしたがって下方側に向かう傾斜を有したガイド傾斜部422Aが形成されている。また、規制壁部422は、図5に示すように、一対の光ファイバ100が設けられる位置の間に配置され、光ファイバ100との干渉が抑制されるとともに、後述するように光ファイバ100に取り付けられた圧接刃7AにおけるY方向中央部に当接するように構成されている。
一対の側面部43、44には、スペーサ5Aの後述する係止片521、531、532を係止するための係止孔47、48が形成されている。
スペーサ5Aは、例えば合成樹脂で構成されるとともに、開口部40と略同一寸法を有して開口部40を閉塞する板状の蓋板部51と、蓋板部51におけるY方向両側の端縁から下方側(底面部42側)に延びる各一対の仮係止片52及び本係止片53と、蓋板部51の基端側の端縁から下方側に延びる基端壁部54と、を有する。仮係止片52と本係止片53とは略同一のZ方向寸法を有し、仮係止片52及び本係止片53の先端には、それぞれ、Y方向外側に向かって突出する仮係止突起521、531が形成され、本係止片53のZ方向略中央部には、Y方向外側に向かって突出する本係止突起532が形成されている。尚、Y方向の外側とは、ハウジング4Aの内側を基準とした外側を意味する。また、基端壁部54には、基端側に突出して連結係止部430に係止される基端係止突起541が形成されている。
スペーサ5Aをハウジング4Aに近づけて組み付ける際、まず仮係止突起521、531が側面部43、44に当接し、仮係止片52及び本係止片53がY方向内側に向かうように撓む。さらにスペーサ5Aをハウジング4Aに近づけると、仮係止突起521が係止孔47に入り込むとともに仮係止突起531が係止孔48に入り込み、仮係止片52及び本係止片53が復元し、スペーサ5Aがハウジング4Aに仮係止される。さらにスペーサ5Aをハウジング4Aに近づけると、本係止突起532が側面部43、44に当接し、本係止片53がY方向内側に向かうように撓み、その後、本係止突起532が係止孔47に入り込んで本係止片53が復元する。略同時に、基端係止突起541が連結係止部430に係止される。このようにスペーサ5Aがハウジング4Aに本係止されるようになっている。
蓋板部51には、図6に示すように、バネ6を保持するバネ保持部511が形成されている。バネ保持部511は、後述するように断面U字状に形成されたバネ6の基端側の端部を保持するように構成されている。
バネ6は、例えば板金を曲げ加工及び打ち抜き加工することで形成され、Y方向視U字状となっている。また、バネ6には、X方向に延びる(曲げ加工前においてX方向を長径とする楕円状の)孔61が形成され、孔61よりも先端側の部分が押圧部62となり、バネ6がスペーサ5Aに保持されると押圧部62が自由端となる。バネ6を保持したスペーサ5Aがハウジング4Aに取り付けられると、孔61に光ファイバ100が位置づけられてバネ6との干渉が抑制されるとともに、押圧部62がフェルール2の最も基端側の鍔部22に当接し、バネ6が弾性変形する。バネ6の復元力によって鍔部22が先端側に押圧され、光ファイバ100が先端側に付勢されるようになっている。
圧接刃7Aは、例えば板金を打ち抜き加工することにより形成され、下方側に開口したU字状の凹部71が形成されている。凹部71における半円状の部分の内径は、光ファイバ100の被覆部102の外径と同程度か若干小さく形成されており、凹部71内に被覆部102を圧入することで、凹部71に光ファイバ100が位置づけられ、圧接刃7Aが光ファイバ100に取り付けられるようになっている。また、圧接刃7Aは、凹部71の周囲において、凹部71に近づくほど肉薄となるように形成された刃部72を有しており、刃部72が被覆部102に食い込みやすくなっている。
以下、光コネクタ1Aの組立方法について説明する。まず、図2に示すようにスペーサ5Aにバネ6を保持させた後、スペーサ5Aとハウジング4AとをZ方向に相対接近させ、図3に示すようにハウジング4Aにスペーサ5Aを仮係止させる。このとき、図6に示すようにスペーサ5Aの基端係止突起541が連結係止部430の上方側に位置している。次に、図4(A)に示すように光ファイバ100の先端にフェルール2を設けた後、図4(B)に示すように凹部71内に被覆部102を圧入し、光ファイバ100に圧接刃7Aを取り付ける。
次に、図5(A)に示すように、フェルール2にスリットスリーブ3を取り付けた後、ハウジング4Aと光ファイバ100とをX方向に相対接近させ、ハウジング4Aにおける基端側の開口(連結係止部430と底面部42との間)を通るようにフェルール2をハウジング4A内に収容していく。図5(B)に示すようにフェルール2及びスリットスリーブ3が先端収容部46にされたら、圧接刃7Aを下方側に移動させ、第1収容溝部421に収容する。このとき、規制壁部422が設けられていることで、圧接刃7Aが規制壁部422を乗り越えて溝部421よりも先端側に移動することが規制される。
次に、図6、7に示すような状態から、ハウジング4Aとスペーサ5AとをZ方向にさらに相対接近させ、図8に示すようにハウジング4Aにスペーサ5Aを本係止させる。このとき、バネ6がフェルール2に当接して先端側に押圧する。さらに、規制壁部422にガイド傾斜部422Aが形成されていることで、スペーサ5Aがハウジング4Aに対して先端側に位置ずれしてしまっても、スペーサ5Aの基端壁部54がガイド傾斜部422Aに当接することによって基端側にガイドされ、位置ずれが解消されるようになっている。また、ハウジング4Aにスペーサ5Aが本係止されると、光ファイバ100の被覆部102が圧接刃7Aと底面部42との間にZ方向から挟み込まれて押圧される。以上のようにハウジング4Aにスペーサ5Aが本係止されることで光コネクタ1Aの組立が完了し、相手側の光コネクタと接続可能な状態となる。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。即ち、被覆部102が圧接刃7Aと底面部42との間に挟み込まれて押圧されることで、光ファイバ100をハウジング4Aから引き抜くような外力が加えられた場合に、押圧力によって光ファイバ100の移動を抑制し、フェルール2を相手側の光ファイバから離れにくくすることができ、相手側の光コネクタとの通信効率を向上させることができる。
さらに、圧接刃7Aを収容する第1収容溝部421がハウジング4Aに形成されていることで、光ファイバ100をハウジング4Aから引き抜くような外力が加えられた場合に光ファイバ100の移動をさらに抑制することができる。また、ハウジング4Aに規制壁部422が形成され、圧接刃7Aの先端側への移動が規制されていることで、光ファイバ100が撓むことによって圧接刃7Aが第1収容溝部421よりも先端側に位置してしまうことが抑制され、スペーサ5Aのハウジング4Aへの組み付け性を向上させることができる。
<第2実施形態>
図9は、本発明の第2実施形態に係る光コネクタ1B全体の構成を示す分解斜視図であり、図10は、光コネクタ1Bのスペーサ5Bを示す斜視図であり、図11は、光コネクタ1Bのハウジング4Bにスペーサ5Bを取り付ける様子を示す断面図であり、図12は、図11の要部を拡大して示す断面図である。
第2実施形態の光コネクタ1Bは、図9、10に示すように、フェルール2と、ハウジング4Bと、スペーサ5Bと、バネ6と、圧接刃7Bと、を備える。本実施形態において、フェルール2が取り付けられる光ファイバ100の導光部101が上方側に凸に湾曲しているものとするが、導光部101は湾曲せずに直線状に延びていてもよい。また、光コネクタ1Bは、前記第1実施形態と同様にスリットスリーブを備えていてもよい。
圧接刃7Bは、スペーサ5Bの基端壁部54と一体に形成されている。具体的には、基端壁部54の下端面に溝542が形成され、圧接刃7Bの上端縁近傍(凹部71の反対側)が溝542に埋め込まれるように、圧接刃7Bがスペーサ5Bと一体成形されている。尚、圧接刃7Bは、凹部71の周囲において板厚が略一定であるものとするが、前記第1実施形態のように刃部72が形成されていてもよい。
以下、光コネクタ1Bの組立方法について説明する。まず、前記第1実施形態と同様にバネ6を保持したスペーサ5Bをハウジング4Bによって仮係止し、フェルール2が取り付けられた光ファイバ100をハウジング4Bに挿入する。次に、図11、12に示すように、スペーサ5Bとハウジング4Bとをさらに相対接近させ、ハウジング4Bにスペーサ5Bを本係止させる。このとき、圧接刃7Bが光ファイバ100の被覆部102を底面部42との間に挟み込んで押圧する。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。即ち、圧接刃7Bがスペーサ5Bと一体に形成されていることで、部品点数を削減し、組み付け性をさらに向上させることができる。
<第3実施形態>
図13は、本発明の第3実施形態に係る光コネクタ1C全体の構成を示す分解斜視図である。第3実施形態の光コネクタ1Cは、フェルール2と、ハウジング4Cと、スペーサ5Cと、バネ6と、図示しない圧接刃と、を備える。光コネクタ1Cでは、前記第2実施形態と同様に、圧接刃がスペーサ5Cと一体に成形されているものとする。
ハウジング4Cとスペーサ5Cとは、ヒンジ8を介して接続されている。ヒンジ8は、天面部41における開口部40側に設けられるとともに、スペーサ5Cにおける先端側に設けられており、基端側を自由端としてスペーサ5Cの先端側がハウジング4Cに軸支されている。また、圧接刃は、前記第2実施形態の圧接刃7Bと同様に、スペーサ5Cの基端側に設けられている。
本実施形態では、ハウジング4Cにおいて係止孔が省略されるとともに、スペーサ5Cにおいて本係止片及び仮係止片が省略されているものとするが、前記第1、2実施形態と同様に、係止片や、係止片を係止する係止孔が形成されていてもよい。このとき、係止孔はヒンジ8を中心とする円弧状に形成されていることが好ましい。
以下、光コネクタ1Cの組立方法について説明する。まず、前記第1実施形態と同様にスペーサ5Cによってバネ6を保持し、フェルール2が取り付けられた光ファイバ100をハウジング4Cに挿入する。次に、スペーサ5Cの自由端がハウジング4Cの基端側に近づくようにスペーサ5Cを回動させ、連結係止部430に基端係止突起541を係止させることにより、ハウジング4Cにスペーサ5Cを本係止させる。このとき、圧接刃が光ファイバ100の被覆部102を底面部42との間に挟み込んで押圧する。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。即ち、スペーサ5Cがハウジング4Cに軸支されていることで、ハウジング4Cに対してスペーサ5Cを回動させることによって組み付けることができ、組み付け性をより一層向上させることができる。
<第4実施形態>
図14は、本発明の第4実施形態に係る光コネクタ1D全体の構成を示す分解斜視図であり、図15は、光コネクタ1Dのハウジング4D及びスペーサ5Dを示す分解斜視図であり、図16は、相手側の光コネクタ200のハウジング500及びスペーサ600を示す分解斜視図であり、図17は、光コネクタ1Dの圧接刃7Dが光ファイバ100に取り付けられる様子を示す斜視図であり、図18は、ハウジング4D及び光コネクタ1Dのフェルール2を示す断面図であり、図19は、光コネクタ200のハウジング500及びフェルール400を示す断面図であり、図20は、光コネクタ1D及び光コネクタ200を示す断面図であり、図21は、光コネクタ1Dと光コネクタ200とを嵌合する様子を示す断面図であり、図22は、光コネクタ1Dと光コネクタ200とが嵌合された様子を示す断面図である。
第4実施形態の光コネクタ1Dは、フェルール2と、スリットスリーブ3と、ハウジング4Dと、スペーサ5Dと、バネ6と、圧接刃7Dと、を備える。光コネクタ1Dと接続される相手側の光コネクタ200は、相手側の一対の光ファイバ300の先端に設けられるフェルール400と、フェルール400を収容するとともに底面に開口部が形成されたハウジング500と、開口部を覆うようにハウジング500に取り付けられるスペーサ600と、を備える。尚、本実施形態における「先端側」及び「基端側」は、光コネクタ1D側の光ファイバ100を基準とする。
スペーサ5Dの基端壁部54の下面には、図21、22に示すように、圧接刃7Dを収容する第2収容溝部543が形成されている。第2収容溝部543は、圧接刃7Dの上端、即ち、凹部71の反対側の部分を収容するとともに、その溝幅(X方向寸法)が、圧接刃7Dの板厚と略等しいか若干大きく形成されている。
以下、光コネクタ1D及び光コネクタ200を組み立て、これらを接続する方法について説明する。まず、光コネクタ1Dの組立において、ハウジング4Dとスペーサ5DとをZ方向に相対接近させてハウジング4Dにスペーサ5Dを仮係止させ、光ファイバ100の先端にフェルール2を設けるとともに圧接刃7Dを取り付ける。さらにフェルール2にスリットスリーブ3を取り付け、図18に示すように光ファイバ100をハウジング4Dに対してX方向に相対接近させ、フェルール2及びスリットスリーブ3をハウジング4Dの先端収容部46に収容した後、ハウジング4Dとスペーサ5Dとをさらに接近させて本係止させる。このとき、圧接刃7Dが光ファイバ100の被覆部102を底面部42との間に挟み込んで押圧する。
一方、相手側の光コネクタ200の組立において、ハウジング500とスペーサ600とをZ方向に相対接近させて組み付け、光ファイバ300の先端にフェルール400を設ける。さらに、図19に示すように、光ファイバ300とハウジング500とをX方向に相対接近させ、フェルール400をハウジング500の収容部501に収容する。尚、収容部501は円筒状に形成され、フェルール400は、先端部が露出するように収容部501に挿通される。
次に、以上のように組み立てた光コネクタ1Dと光コネクタ200とを接続する。即ち、図20、21に示すように光コネクタ1Dと光コネクタ200とを相対接近させ、図22に示すようにコネクタ収容部45内に光コネクタ200を収容させて光コネクタ1Dと光コネクタ200とを嵌合させる。このとき、フェルール400の先端がスリットスリーブ3によって覆われ、光ファイバ100と光ファイバ300との端面同士が当接する。
以上のように光コネクタ1D及び光コネクタ200が組み立てられ、接続される。圧接刃7Dが光ファイバ100の被覆部102を底面部42との間に挟み込んで押圧していることで、光ファイバ100が基端側に引っ張られても、光ファイバ100と光ファイバ300との端面同士が当接を維持しやすくなっている。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。即ち、圧接刃7Dを収容する第2収容溝部543がスペーサ5Dに形成されていることで、光ファイバ100をハウジング4Dから引き抜くような外力が加えられた場合に、光ファイバ100につられて圧接刃7Dが移動することを規制しやすくなり、光ファイバ100の移動をさらに抑制することができる。
<第5実施形態>
図23は、本発明の第5実施形態に係る光コネクタ1Eを示す断面図である。第5実施形態の光コネクタ1Eは、フェルール2と、スリットスリーブ3と、ハウジング4Eと、スペーサ5Eと、バネ6と、圧接刃7Eと、を備える。
スペーサ5Dの基端壁部54の下面には、圧接刃7Eを収容する第2収容溝部544が形成されている。第2収容溝部544は、圧接刃7Eの上端を収容するとともに、その溝幅(X方向寸法)が、圧接刃7Eの板厚よりも充分に大きく形成されている。即ち、第2収容溝部544の溝幅は、圧接刃7Eが第2収容溝部544内でX方向に移動可能な寸法を有している。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。即ち、圧接刃7Eが第2収容溝部544内でX方向に移動可能であることから、組み立て時に圧接刃7Eの位置に誤差が生じても、この誤差に対応して圧接刃7Eを第2収容溝部544に収容することができる。例えば、圧接刃7Eの正規位置を第2収容溝部544のX方向略中央に設定した場合について考える。フェルール2を先端収容部46に収容した際に圧接刃7Eが正規位置よりも基端側に位置してしまっても、第2収容溝部544において圧接刃7Eを基端側に位置づけて収容することで、光ファイバ100の撓みを抑制することができる。また、圧接刃7Eが正規位置よりも先端側に位置してしまっても、第2収容溝部544において圧接刃7Eを先端側に位置づけて収容することで、光ファイバ100が基端側に引っ張られてその端面が光ファイバ300の端面から離れてしまうことを抑制することができる。
<第6実施形態>
図24は、本発明の第6実施形態に係る光コネクタ1Fを示す断面図であり、図25は、光コネクタ1Fのスペーサ5Fの要部を示す斜視図であり、図26は、光コネクタ1Fのハウジング4Fの要部を示す斜視図である。第6実施形態の光コネクタ1Fは、フェルール2と、ハウジング4Fと、スペーサ5Fと、バネ6と、を備える。
ハウジング4Fの底面部42における基端側には、光ファイバ100を保持するための第1ファイバ保持部423が設けられ、スペーサ5Fの蓋板部51における第1ファイバ保持部423に対応する位置には、光ファイバ100を保持するための第2ファイバ保持部512が設けられている。ハウジング4Fとスペーサ5Fとが組み付けられると、ファイバ保持部423、512によって内面が円筒状の保持部が形成され、この保持部が光ファイバ100の外周面に当接するように構成されている。
第1ファイバ保持部423及び第2ファイバ保持部512には、図25、26に示すように、内面から突出した突起部423A、512Aがそれぞれ形成されている。突起部423A、512Aは、それぞれ第1ファイバ保持部423及び第2ファイバ保持部512と一体に形成されるとともに、例えば円錐状に形成されている。また、突起部423A、512Aは、ファイバ保持部423、512によって光ファイバ100を保持する際に光ファイバ100の外周面に食い込むことにより、光ファイバ100がX方向に移動することを規制する移動規制部として機能する。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。即ち、ハウジング4F及びスペーサ5Fに移動規制部としての突起部423A、512Aが設けられていることで、光ファイバ100をハウジング4Fから引き抜くような外力が加えられた場合に、光ファイバ100の移動を抑制し、フェルール2を相手側の光ファイバから離れにくくすることができ、相手側の光コネクタとの通信効率を向上させることができる。
さらに、突起部423A、512Aを光ファイバ100の外側面に当接させて食い込ませることにより、光ファイバ100の移動を効果的に抑制することができる。また、突起部423A、512Aがそれぞれハウジング4F及びスペーサ5Fと一体に設けられていることで、部品点数を削減することができる。
<第7実施形態>
図27は、本発明の第7実施形態に係る光コネクタ1G全体を示す斜視図であり、図28は、光コネクタ1Gのスペーサ5Gを示す背面図であり、図29は、光コネクタ1Gを示す背面図である。第7実施形態の光コネクタ1Gは、フェルール2と、ハウジング4Gと、スペーサ5Gと、バネ6と、圧接刃7Gと、を備える。
スペーサ5Gの基端壁部54の下端には、弾性部材としてのゴム部材9Gが設けられている。ゴム部材9Gは、板状に形成されるとともに、その下面が凹状に形成されている。
圧接刃7Gは、凹部71が上方側に向かって開口するように、ハウジング4Gの底面部42に取り付けられる。また、ハウジング4Gにおける圧接刃7Aの取付位置は、スペーサ5Gにおけるゴム部材9Gの取付位置に対応している。尚、圧接刃7Gは、光ファイバ100が位置づけられる凹部71を有していればよく、前記第1実施形態の圧接刃7Aと同様の形状を有していてもよいし、ハウジング4Gに取り付けやすいように適宜な形状を有していてもよい。
ハウジング4Gにフェルール2を収容し、ハウジング4Gとスペーサ5Gとを組み付けると、図29に示すように、圧接刃7Gとゴム部材9Gとによって光ファイバ100が挟み込まれて押圧される。このとき、圧接刃7Gが光ファイバ100の被覆部102に食い込むとともに、ゴム部材9Gにも食い込む。また、ゴム部材9Gは、被覆部102の外周面に沿うように当接する。このように、圧接刃7Gとゴム部材9Gとが移動規制部を構成する。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。即ち、圧接刃7Gとゴム部材9Gとによって光ファイバ100が挟み込まれることで、ゴム部材9Gと光ファイバ100との間に生じる摩擦力を利用し、光ファイバ100の移動を効果的に抑制することができる。また、圧接刃が底面部42に設けられるとともにゴム部材9Gがスペーサ5Gに設けられることで、スペーサ5Gの重量を利用してゴム部材9Gによって光ファイバ100を押圧することができ、光ファイバ100の移動をより効果的に抑制することができる。
さらに、圧接刃7Gがゴム部材9Gに食い込むことで、ゴム部材9GのX方向への変形が規制され、光ファイバ100のX方向に引っ張られた際にゴム部材9Gが変形して光ファイバ100が移動してしまうことを抑制することができる。
<第8実施形態>
図30は、本発明の第8実施形態に係る光コネクタ1Hのスペーサ5Hを示す背面図であり、図31は、光コネクタ1Hを示す背面図である。第8実施形態の光コネクタ1Hは、第7実施形態の光コネクタ1Gにおいてゴム部材9Gに代えてゴム部材9Hが設けられたものである。
ゴム部材9Hは、図30に示すように、下方側に凸の先細り形状を有している。より具体的には、ゴム部材9HはX方向視三角形状となっており、先端に角部を有している。ハウジングにフェルールを収容し、ハウジングとスペーサ5Hとを組み付けると、図31に示すように、圧接刃7Hとゴム部材9Hとによって光ファイバ100が挟み込まれて押圧される。このとき、ゴム部材9Hの先端は、若干変形しつつ被覆部102に食い込む。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。即ち、ゴム部材9Hが先細り形状を有していることで、ゴム部材9Hの先端を光ファイバ100に当接させた際に加える圧力を向上させることができ、光ファイバ100の移動をさらに抑制することができる。
<第9実施形態>
図32は、本発明の第9実施形態に係る光コネクタ1Iのスペーサ5Iを示す背面図であり、図33は、光コネクタ1Iを示す背面図である。第9実施形態の光コネクタ1Iは、第7実施形態の光コネクタ1Gにおいてゴム部材9Gに代えてゴム部材9Iが設けられたものである。
ゴム部材9Iは、図32に示すように、その下面(即ち光ファイバ100側)に凹凸を有する。即ち、ゴム部材9Iの下面にはX方向に延びる凹部91と凸部92とが形成されており、波打ち形状を有している。ハウジングにフェルールを収容し、ハウジングとスペーサ5Iとを組み付けると、図33に示すように、圧接刃7Iとゴム部材9Iとによって光ファイバ100が挟み込まれて押圧される。また、第7実施形態と同様に圧接刃7Iが光ファイバ100の被覆部102に食い込むとともに、ゴム部材9Iにも食い込む。さらに、ゴム部材9Iの凸部92が被覆部102の外周面に沿うように当接する。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。即ち、ゴム部材9Iが光ファイバ100側に凹凸を有することで、凸部92を光ファイバ100に当接させ、ゴム部材9Iによって光ファイバ100に加える圧力を向上させることができ、光ファイバ100の移動をさらに抑制することができる。
<第10実施形態>
図34は、本発明の第10実施形態に係る光コネクタ1Jを示す断面図であり、図35は、光コネクタ1Jの加締め部材10を示す斜視図であり、図36は、光コネクタ1Jのハウジング4Jの要部を示す斜視図であり、図37は、光コネクタ1Jのスペーサ5Jの要部を示す斜視図である。第10実施形態の光コネクタ1Jは、フェルール2と、ハウジング4Jと、スペーサ5Jと、バネ6と、加締め部材10と、を備える。
ハウジング4Jの底面部42における基端側には、光ファイバ100を保持するための第3ファイバ保持部424が設けられ、スペーサ5Jの蓋板部51における第3ファイバ保持部424に対応する位置には、光ファイバ100を保持するための第4ファイバ保持部514が設けられている。
加締め部材10は、延性を有する適宜な金属によって形成され、図35(A)に示すように、加締め前の状態において円筒状に形成されている。加締め部材10の内側に光ファイバ100を挿通し、適宜な治具を用いて加締めることで、図35(B)に示すように加締め部材10が光ファイバ100の外周面を加締め、六角柱状となる。尚、加締め部材10は六角柱状に限らず他の多角柱状に形成されてもよい。
第3ファイバ保持部424は、図36に示すように、加締め部材10の3つの側面のそれぞれに当接する当接面部11A〜11Cによって構成された収容溝部12と、収容溝部12の基端側に設けられて基端側から加締め部材10に当接可能な後退規制部13と、を有する。第4ファイバ保持部514は、図37に示すように、第3ファイバ保持部424と同様に、当接面部14A〜14Cによって構成された収容溝部15と、後退規制部16と、を有する。ハウジング4Jとスペーサ5Jとが組み付けられると、ファイバ保持部424、513によって内面が六角筒状の保持部が形成され、光ファイバ100の外周面に加締められた加締め部材10を保持するように構成されている。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。即ち、光ファイバ100の外周面を加締めた加締め部材10に対して基端側から当接可能な後退規制部13、16が、ハウジング4J及びスペーサ5Jに設けられていることで、光ファイバ100をハウジング4Jから引き抜くような外力が加えられた場合に、フェルール2を相手側の光ファイバから離れにくくすることができ、相手側の光コネクタとの通信効率を向上させることができる。また、収容溝部12、15を構成する側面が六角柱状の加締め部材10の3つの側面にそれぞれ当接することで、光ファイバ100がX方向を回転軸として回転することを規制し、相手側のコネクタとの接続不良を抑制することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記第1〜第5実施形態では、圧接部材としての圧接刃が光ファイバよりもスペーサ側に設けられ、前記第7実施形態では、圧接刃がハウジングに設けられるものとしたが、圧接刃はいずれに設けられてもよい。また、第7実施形態の光コネクタにおいて圧接刃がスペーサ側に設けられる場合、ゴム部材がハウジングに設けられればよい。
また、前記第1〜第10実施形態の各構成は、適宜に組み合わされてもよい。例えば、加締め部材と収容溝部と後退規制部とを有する第10実施形態において圧接刃が設けられてもよいし、移動規制部としての突起部を有する第6実施形態において圧接刃が設けられてもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1A〜1J 光コネクタ
2 フェルール(接続端部)
4A〜4J ハウジング
5A〜5J スペーサ(蓋部)
7A〜7I 圧接刃(圧接部材)
9G〜9I ゴム部材(弾性部材)
10 加締め部材
12、15 収容溝部
13、16 後退規制部
40 開口部
42 底面部(対向面部)
421 第1収容溝部
422 規制壁部
543、544 第2収容溝部
423A、512A 突起部(移動規制部)
71 凹部

Claims (1)

  1. 光ファイバの先端に設けられる接続端部と、
    前記接続端部を収容するとともに側面に開口部が形成された筒状のハウジングと、
    前記開口部を覆うように前記ハウジングに取り付けられる蓋部と、
    前記光ファイバの外周面を加締めるとともに多角柱状に形成された加締め部材と、を備え、
    前記ハウジング及び前記蓋部のうち少なくとも一方は、前記加締め部材の複数の側面に当接する収容溝部と、前記光ファイバの基端側から前記加締め部材に当接可能な後退規制部と、を有することを特徴とする光コネクタ。
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