JP2003004982A - 光コネクタ - Google Patents

光コネクタ

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JP2003004982A
JP2003004982A JP2001184403A JP2001184403A JP2003004982A JP 2003004982 A JP2003004982 A JP 2003004982A JP 2001184403 A JP2001184403 A JP 2001184403A JP 2001184403 A JP2001184403 A JP 2001184403A JP 2003004982 A JP2003004982 A JP 2003004982A
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sliding member
optical
insertion hole
bushing
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Masaharu Masuo
正治 増尾
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SDK Co
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  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 がたつきのないロック機構付き光コネクタを
提供する。 【解決手段】 光プラグ10をレセプタクル20に挿入
する時には、摺動部材14をレセプタクル20側へ押込
む。この時、係合突起14dが溝11cに係合し、フェ
ルール11もレセプタクル20へ押込まれる。摺動部材
14及びフェルール11がレセプタクル20内に挿入さ
れると、ロック部材22が板ばね24のばね力によって
係合凹部11b,14fに係合し、光プラグ10がロッ
クされる。摺動部材14を引抜けば、ロック状態が解除
されて光プラグ10が外れる。このような使用時におい
て、摺動部材14はフェルール11、ファイバ固定部1
2及びブッシング13の先端側外周を一定距離だけ摺動
するが、ブッシング13側に突起13cが設けられてい
るので、この突起13cによって摺動部材14のがたつ
きを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロック機構付きの
光プラグ、及びこの光プラグが着脱自在に挿入されるレ
セプタクル等の光コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ファイバの端部に接続される光
プラグと、オーディオ機器等の装置に取付けられたレセ
プタクルとを備え、これらの光プラグをレセプタクルに
着脱自在に挿入することにより、両者を光結合する光コ
ネクタが知られている。この種の光コネクタでは、光プ
ラグをレセプタクルに挿着している時に、光ファイバ等
が引張られると、光プラグの先端がレセプタクルから離
れ、光プラグとレセプタクルとの光結合が切断される。
【0003】これを防止するために、光プラグの外側
に、中心軸方向に一定距離だけ摺動可能な摺動部材を被
せたロック機構付きの光コネクタが提案されている。こ
のようなロック機構付きの光コネクタでは、光プラグを
レセプタクルに挿入すると、該光プラグがロックされ、
光ファイバ等を引張ってもレセプタクルから抜けないよ
うになっている。光プラグを抜取る場合、この光プラグ
側の摺動部材を後方に移動させる。すると、レセプタク
ルとのロック状態が解除され、光プラグをレセプタクル
から取外すことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ロック機構付きの光コネクタでは、次のような課題があ
った。光プラグ側の摺動部材が、光プラグ本体と密着し
て移動困難になることを防止するために、摺動部材と光
プラグ本体との間に間隙を設け、該摺動部材を容易に移
動できるようにしている。しかし、この間隙が大きい
と、使用時に摺動部材ががたつき、この結果、ユーザに
製品不良と見られたり、場合によっては故障したりする
等の不都合があり、これを比較的簡単な構造で解決する
ことが困難であった。本発明は、前記従来技術が持って
いた課題を解決し、比較的簡単な構造で、がたつきのな
いロック機構付きの光コネクタを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの第1の発明では、光を伝送するファ
イバ心線の周りが外被で被覆された光ファイバの端部に
接続される光コネクタにおいて、内部にファイバ挿入孔
が形成された筒状をなし、この筒状の先端側外周にロッ
ク用の第1の係合部が形成され、前記光ファイバの端部
を該ファイバ挿入孔内に受入れて固定するプラグ本体
と、前記プラグ本体の後端側外周を覆うと共に、該プラ
グ本体の前記ファイバ挿入孔から後方に突出する前記光
ファイバの一部を覆うファイバ保護用のブッシングと、
筒状をなし、前記プラグ本体における前記第1の係合部
の後方側外周、及び前記ブッシングの先端側外周に、こ
れらの中心軸方向に一定距離だけ摺動可能に被せられ、
該筒状の先端側外周にロック用の第2の係合部が形成さ
れた摺動部材とを備え、前記ブッシングの先端側外周面
とこれに対向する前記摺動部材の内周面とを摺接構造に
している。
【0006】第2の発明では、光を伝送するファイバ心
線の周りが外被で被覆された光ファイバの端部に接続さ
れる光コネクタにおいて、内部に第1のファイバ挿入孔
が形成された筒状をなし、この筒状の先端側外周にロッ
ク用の第1の係合凹部が形成され、前記光ファイバの端
部を該第1のファイバ挿入孔内に受入れて保持するファ
イバ保持部と、内部に第2のファイバ挿入孔が形成され
た筒状をなし、前記ファイバ保持部の後端側外周を覆う
と共に、該ファイバ保持部の前記第1のファイバ挿入孔
から後方に突出する前記光ファイバを該第2のファイバ
挿入孔内に受入れて固定するファイバ固定部と、前記フ
ァイバ固定部の後端側外周を覆うと共に、該ファイバ固
定部の前記第2のファイバ挿入孔から後方に突出する前
記光ファイバの一部を覆う弾力性のあるファイバ保護用
のブッシングと、筒状をなし、前記ファイバ保持部にお
ける前記第1の係合凹部の後方側外周、前記ファイバ固
定部の外周、及び前記ブッシングの先端側外周に、これ
らの中心軸方向に一定距離だけ摺動可能に被せられ、該
筒状の先端側外周にロック用の第2の係合凹部が形成さ
れた摺動部材とを備え、前記ブッシングの先端側外周面
とこれに対向する前記摺動部材の内周面とを摺接構造に
している。
【0007】このように第1及び第2の発明を構成した
ので、例えば、光コネクタの摺動部材を指で摘んでレセ
プタクル等に挿入すると、ロック用の第1の係合部(あ
るいは第1の係合凹部)とロック用の第2の係合部(あ
るいは第2の係合凹部)とが、レセプタクル等に設けら
れた係止部等によりロックされる。これにより、光ファ
イバ等が引張られても、光コネクタが抜けることがな
い。又、摺動部材を指で摘んで引張れば、レセプタクル
等とのロック状態が解除され、光コネクタを取外すこと
ができる。特に、ブッシングの先端側外周面とこれに対
向する摺動部材の内周面とを摺接構造、つまり動く状態
に接触させる構造にしているので、該ブッシングの先端
側外周面と摺動部材の内周面との間隙が非常に小さくな
り、これにより摺動部材のがたつきが抑制される。
【0008】第3の発明は、第1の発明の摺接構造に代
えて、ブッシングの先端側外周面とこれに対向する摺動
部材の内周面とのいずれか一方の面に突設されて他方の
面に摺接する、がたつき防止用の突起を設けている。第
4の発明は、第2の発明の摺接構造に代えて、第3の発
明と同様に、ブッシングの先端側外周面とこれに対向す
る摺動部材の内周面とのいずれか一方の面に突設されて
他方の面に摺接する、がたつき防止用の突起を設けてい
る。このように第3及び第4の発明を構成することによ
り、摺動部材のがたつきが抑制され、より小さな接触面
積によって摺動部材の摺動が円滑かつ容易に行われる。
【0009】第5の発明は、第1又は第3の発明の光コ
ネクタからなる光プラグと、前記光プラグが着脱自在に
挿入されると該光プラグと光結合するレセプタクルとを
備えた光コネクタにおいて、前記レセプタクルは、ばね
力によって押圧された係止部を有し、前記摺動部材が挿
入されると共に、該摺動部材に係合して前記プラグ本体
も挿入されると、該ばね力によって該係止部が、該プラ
グ本体の前記第1の係合部と該摺動部材の前記第2の係
合部とを係止し、前記摺動部材に引抜力が加わって前記
一定距離だけ摺動すると、前記ばね力に抗して前記係止
部が前記第1及び第2の係合部から離脱し、該摺動部材
が引抜かれると共に該摺動部材に係合して前記プラグ本
体も引抜かれる構成にしている。
【0010】このように第5の発明を構成したので、光
プラグをレセプタクルに挿入すると、プラグ本体の第1
の係合部と摺動部材の第2の係合部とがレセプタクル側
の係止部によって係止され、光プラグがロックされる。
摺動部材を引張ると、第1及び第2の係合部からレセプ
タクル側の係止部が離脱してロック状態が解除され、レ
セプタクルから光プラグが外れる。
【0011】第6の発明は、第2又は第4の発明の光コ
ネクタからなる光プラグと、前記光プラグが着脱自在に
挿入されると該光プラグと光結合するレセプタクルとを
備えた光コネクタにおいて、前記レセプタクルは、ばね
力によって押圧された係止凸部を有し、前記摺動部材が
挿入されると共に、該摺動部材に係合して前記ファイバ
保持部も挿入されると、該ばね力によって該係止凸部
が、該ファイバ保持部の前記第1の係合凹部と該摺動部
材の前記第2の係合凹部とを係止し、前記摺動部材に引
抜力が加わって前記一定距離だけ摺動すると、前記ばね
力に抗して前記係止凸部が前記第1及び第2の係合凹部
から離脱し、該摺動部材が引抜かれると共に該摺動部材
に係合して前記ファイバ保持部も引抜かれる構成にして
いる。
【0012】このように第6の発明を構成したので、光
プラグをレセプタクルに挿入すると、ファイバ保持部の
第1の係合凹部と摺動部材の第2の係合凹部とがレセプ
タクル側の係止凸部によって係止され、光プラグがロッ
ク状態になる。摺動部材を引張ると、第1及び第2の係
合凹部からレセプタクル側の係合凸部が離脱してロック
状態が解除され、光プラグが外れる。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1(a)、
(b)は本発明の第1の実施形態を示すロック機構付き
光コネクタの構成図であり、同図(a)は挿入時の構成
図、及び同図(b)は抜去時の構成図である。この図1
(a)、(b)では、光プラグ10が片側縦断面図で示
され、レセプタクル20が縦断面図で示されている。
【0014】このロック機構付き光コネクタは、光を伝
送する光ファイバ1の端部に接続された光プラグ10
と、この光プラグ10が着脱自在に挿入されると該光プ
ラグ10と光結合するレセプタクル20とで構成されて
いる。光ファイバ1は、例えば、直径が数mmであって、
プラスチック系ファイバ、ガラス系ファイバ等の種々の
ファイバで構成され、光伝送領域であるコア、及びこれ
を取巻くクラッド等で形成されたファイバ心線1aと、
このファイバ心線1aの周りを保護するプラスチック系
樹脂製等の外被1bとを有している。
【0015】光プラグ10は、光ファイバ1の端部を保
持するためのほぼ円筒状のファイバ保持部(例えば、フ
ェルール)11を有し、このフェルール11の後端側外
周を覆うと共に該フェルールから突出する光ファイバ1
の一部を覆って固定するほぼ円筒状のファイバ固定部1
2が設けられている。ファイバ固定部12の後端側外周
には、弾力性のあるファイバ保護用のほぼ円筒状のブッ
シング13が取付けられている。さらに、フェルール1
1の外周、ファイバ固定部12の外周、及びブッシング
13の先端側外周には、ほぼ円筒状の摺動部材14が被
せられ、この摺動部材14が中心軸(即ち、光軸)方向
に一定距離だけ摺動可能になっている。
【0016】フェルール11は、金属、硬質性樹脂等に
よって形成され、口径が数mm、長さが数十mmの大きさで
ある。フェルール11の内部中心には、光ファイバ1の
端部を受入れて保持、固定するための第1のファイバ挿
入孔11aが形成されている。ファイバ挿入孔11aの
先端側は、光ファイバ1の外被1bが剥離されて露出し
たファイバ心線1aを受入れて保持するために、口径が
小さくなっている。フェルール11の先端側外周には、
ロック用の第1の係合部(例えば、第1の係合凹部)1
1bが形成されている。フェルール11の外周のほぼ中
央には、摺動部材14の摺動距離を一定距離(例えば、
数mm)に規制するための摺動距離規制用の溝11cが形
成され、さらにこの後端側に、フランジ11dが形成さ
れている。
【0017】ファイバ固定部12は、例えば、樹脂をモ
ールド成形して形成され、フランジ11dを覆って後方
に突出している。ファイバ固定部12の内部中心には、
フェルール11の第1のファイバ挿入孔11aと連通す
る第2のファイバ挿入孔12aが形成され、ファイバ挿
入孔11aから突出する光ファイバ1を該ファイバ挿入
孔12aによって保持、固定するようになっている。フ
ァイバ固定部12の後端側外周には、ブッシング13と
嵌合する嵌合凹部12bが形成されている。このような
フェルール11及びファイバ固定部12により、プラグ
本体が構成され、さらに、フェルール11側の第1のフ
ァイバ挿入孔11a及びファイバ固定部12側の第2の
ファイバ挿入孔12aにより、プラグ本体のファイバ挿
入孔が構成されている。
【0018】ブッシング13は、オレフィン系エラスト
マ等の軟質性樹脂等で形成され、長さが数十mmの大きさ
である。ブッシング13の内部中心には、光ファイバ1
を挿入するためのファイバ挿入孔13aが形成されてい
る。ファイバ挿入孔13aの先端側には、嵌合凸部13
bが形成され、この嵌合凸部13bがファイバ固定部1
2側の嵌合凹部12bに着脱自在に嵌合するようになっ
ている。ブッシング13の先端側外周には、1つ又は複
数のがたつき防止用の突起13cが突設されている。突
起13cは、例えば、断面が円形で、かつ円周方向に環
状形状をしており、この頂部が摺動部材14の内周面に
摺接(つまり、動く状態に接触)している。
【0019】摺動部材14は、金属、硬質性樹脂等によ
って形成されている。摺動部材14の内部の先端側に
は、フェルール11の外周面上を摺動するための口径の
小さなフェルール挿入孔14aが形成され、このフェル
ール挿入孔14aの後方に、ファイバ固定部12の外周
面上を摺動するための口径の大きな固定部挿入孔14b
が形成されている。さらに、固定部挿入孔14bの後端
側には、ブッシング13側の突起13cと接触して摺動
するための口径の大きなブッシング挿入孔14cが形成
されている。フェルール挿入孔14a内には、フェルー
ル11側の溝11c内に遊嵌される係合突起14dが突
設されている。
【0020】係合突起14dは、断面が逆三角形状をし
ており、先端側の立下がり角度が大きく、この立下がり
の最下点から後方に向って緩やかな角度で立上がってい
る。フェルール挿入孔14aの後端側と固定部挿入孔1
4bとの段差部14eは、摺動部材14を引張った時に
ファイバ固定部12の先端面と当接するようになってい
る。摺動部材14の先端側外周には、ロック用の第2の
係合部(例えば、第2の係合凹部)14fが形成されて
いる。係合凹部14fの先端側は、前方に向って傾斜し
ており、後端側はほぼ直角方向に形成されている。
【0021】レセプタクル20は、オーディオ機器等の
装置に取付けられ、光プラグ10を挿入するためのプラ
グ挿入穴21を有している。プラグ挿入穴21の内側に
は、光プラグ10側の係合凹部11b,14fをロック
するためのロック部材22が収容されている。ロック部
材22は、金属等で形成されており、2つの係合凹部1
1b,14fをそれぞれ係止するための2つの係止部
(例えば、係止凸部)22a,22bを有し、これらが
連結部22cで連結されている。ロック部材22には、
軸部22dが設けられ、この軸部22dが、レセプタク
ル20の内壁面に形成された軸受部23に、着脱自在で
かつ回転自在に取付けられている。
【0022】ロック部材22は、板ばね24のばね力に
より、軸部22dを中心軸として下方向に押圧されてい
る。レセプタクル20内のフェルール11の先端部と対
向する位置に、ストッパ用の当接部25が形成されてい
る。当接部25は、挿入されたフェルール11の先端部
と接触してこれを位置決めするためのものである。当接
部25の内側には、発光素子あるいは受光素子の光学素
子26が取付けられ、この光学素子26が装置内部の電
子回路と電気的に接続されている。
【0023】次に、図1の光ファイバ1付き光プラグ1
0の製造、組立ての例を説明する。光ファイバ1の端部
の外被1bを所定の長さだけ剥離してファイバ心線1a
を露出させる。露出したファイバ心線1aをフェルール
11の後端からファイバ挿入孔11aへ挿入し、該ファ
イバ心線1aの先端をファイバ挿入孔11aの先端まで
挿入する。フェルール11の後端側外周をかしめる、あ
るいは接着剤を塗布する等して光ファイバ1を保持、固
定する。
【0024】下金型及び上金型からなる樹脂モールド成
形用の金型に、光ファイバ1付きのフェルール11をセ
ット(装着)する。金型に樹脂を注入し、フェルール1
1の後端側のフランジ11d、及びこのフェルール11
の後端側から突出する光ファイバ1を覆うように、ファ
イバ固定部12をモールド成形する。これにより、フェ
ルール11の後端側外周及び光ファイバ1がファイバ固
定部12で保持、固定されると共に、該ファイバ固定部
12の後端側外周に嵌合凹部12bが同時に形成され
る。
【0025】光ファイバ1に予め通しておいたブッシン
グ13を、ファイバ固定部12の後端側から押込み、該
ブッシング13側の嵌合凸部13bをファイバ固定部1
2側の嵌合凹部12bへ嵌入する。これにより、ブッシ
ング13が、ファイバ固定部12の後端側外周及び光フ
ァイバ1に装着される。フェルール11の先端側を摺動
部材14の後端側から押込んでいくと、摺動部材14側
の係合突起14dが、フェルール11の先端側外周面を
滑りつつ挿入され、該係合突起14dがフェルール11
側の溝11cに嵌入する。これにより、フェルール11
の外周面、ファイバ固定部12の外周面、及びブッシン
グ13の先端側外周面の突起13cを覆うように、摺動
部材14が摺動可能に装着される。
【0026】このようにして製造、組立てられた光ファ
イバ1付きの光プラグ10の使用例を、以下説明する。
図1(a)に示すように、光プラグ10をレセプタクル
20に挿着する場合、摺動部材14を指で摘んでレセプ
タクル20のプラグ挿入穴21へ挿入する。摺動部材1
4がプラグ挿入穴21へ押込まれていくと、該摺動部材
14側の係合突起14dがフェルール11側の溝11c
の先端側に係合しているので、このフェルール11もプ
ラグ挿入穴21へ押込まれていく。
【0027】摺動部材14の先端部及びフェルール11
の先端部がプラグ挿入穴21へ押込まれていくと、該摺
動部材14の先端部により、レセプタクル20側のロッ
ク部材22の係止凸部22aが板ばね24の押圧力に抗
して軸部22dを中心軸として上方向に持上がり、該フ
ェルール11の先端部がレセプタクル20側の当接部2
5へ接触するまで押込まれる。すると、板ばね24の押
圧力によってロック部材22が下がり、係止凸部22
a,22bが摺動部材14側の係合凹部14f及びフェ
ルール11側の係合凹部11b内に嵌入し、光プラグ1
0がプラグ挿入穴21にロックされた状態で挿着され
る。
【0028】摺動部材14をプラグ挿入穴21へ押込む
時に、該摺動部材14側のブッシング挿入孔14cの内
周面がブッシング13側の突起13cと接触しつつ一定
距離摺動し、該摺動部材14側の係合突起14dでフェ
ルール11側の溝11cの先端側が押圧され、フェルー
ル11がプラグ挿入穴21へ押込まれる。そのため、ブ
ッシング13側の突起13cによって摺動部材14がが
たつくことなく、一定距離摺動する。
【0029】光プラグ10がレセプタクル20に挿着さ
れると、例えば、光ファイバ1から伝送されてきた光
は、フェルール11の先端側のファイバ心線1aから出
射される。出射された光は、光学素子26に入射し、こ
の光学素子26で電気信号に変換されて装置内へ送られ
る。又、装置内から送られてきた電気信号は、光学素子
26で光信号に変換されて出射される。出射された光
は、フェルール11の先端側のファイバ心線1aに入射
し、光ファイバ1中を伝送されていく。
【0030】光プラグ10の挿着時において、光ファイ
バ1あるいはブッシング13を引抜こうとしても、摺動
部材14側の係合凹部14f及びフェルール11側の係
合凹部11bに、ロック部材22の係止凸部22a,2
2bが嵌入しているので、光プラグ10はレセプタクル
20から抜出すことがなく、光プラグ10とレセプタク
ル20との光結合の状態が維持される。
【0031】図1(b)に示すように、レセプタクル2
0から光プラグ10を外す場合、摺動部材14を指で摘
んで引抜く。すると、摺動部材14がブッシング13側
の突起13cと接触しながら摺動し、該摺動部材14側
の段差部14eがファイバ固定部12の先端側を後向に
押圧するので、フェルール11もレセプタクル20から
引抜かれていく。摺動部材14が引抜かれていくと、こ
の摺動部材14側の係合凹部14fの先端側の傾斜面に
より、ロック部材22の係止凸部22aが板ばね24の
押圧力に抗して上方向に押上げられ、該係止凸部22
a,22bが光プラグ10側の係合凹部14f,11b
から外れ、ロック状態が解除される。このロック状態の
解除により、光プラグ10がレセプタクル20から引外
される。
【0032】この第1の実施形態では、次の(a)、
(b)のような効果がある。 (a) 弾力性のあるブッシング13側の突起13c
が、小さな面積で、摺動部材14側のブッシング挿入孔
14cの内周面に接触している。このため、摺動部材1
4は、がたつくことなく、一定距離だけ滑らかに摺動す
る。よって、比較的簡単な構造で、がたつきのないロッ
ク機構付き光コネクタを実現できる。
【0033】(b) ブッシング13の先端側外周は、
突起13cを介して、摺動部材14側のブッシング挿入
孔14cの内周面に接触するので、このブッシング13
を比較的強固に装着できる。このため、ブッシング13
が引張られても、簡単に外れることがない。
【0034】(第2の実施形態)図2(a)〜(f)は
本発明の第2の実施形態を示すものであって、光プラグ
10の他のファイバ固定構造例の部分構成図であり、同
図(a)はファイバ固定部12の部分平面図、同図
(b)は固定部材40の挿入状態を示す同図(a)のA
1−A2断面図、同図(c)は固定部材40が挿着され
た同図(a)のA1−A2断面図、同図(d)は同図
(b)のB1−B2断面図、同図(e)は同図(b)の
C1−C2断面図、及び同図(f)は固定部材40の斜
視図である。
【0035】第1の実施形態を示す図1では、フェルー
ル11の外周を中心軸方向にかしめる等してこの中に通
した光ファイバ1を保持、固定するようになっている。
これに対し、この第2の実施形態では、ファイバ固定部
12に、この中心軸方向と直交する方向に複数(例え
ば、2つ)の挿入溝32−1,32−2を形成し、この
挿入溝32−1,32−2に固定部材40を圧入し、フ
ァイバ1を挾持することにより、該光ファイバ1を固定
するようにしている。
【0036】即ち、ほぼ円筒状のファイバ固定部12に
おいて、フェルール11の後方の外周の両側に、固定部
材40の頭部の連結部42を収納するための収納凹部3
1−1,31−2が形成されている。一方の収納凹部3
1−1の内部底面と他方の収納凹部31−2の内部底面
との間には、ファイバ挿入孔12aと交差して貫通する
例えば2つの挿入溝32−1,32−2が形成されてい
る。2つの挿入溝32−1,32−2は互いに平行に形
成され、各収納凹部31−1,31−2の内部底面側の
開口部32aは、ファイバ挿入孔12aと直交する方向
に数mmの長さを有している。各挿入溝32−1,32−
2は、各開口部32aからファイバ挿入孔12aの中心
附近の狭間部32bに向って幅が徐々に狭くなってい
る。
【0037】収納凹部31−1又は31−2に圧入され
る固定部材40は、金属、硬質性樹脂等で形成されてお
り、複数(例えば、2つ)のフォーク状の挾持部41−
1,41−2と、これらの挾持部41−1,41−2を
連結する連結部42とで構成されている。2つの挾持部
41−1,41−2は、互いに平行になるように連結部
42で連結されており、幅数mmの開口部41aをそれぞ
れ有している。各開口部41aは、ファイバ挿入孔12
a内の光ファイバ1の外被1bに食込んで該光ファイバ
1を挾持する機能を有している。各挾持部41−1,4
1−2の外側の両側面には、挿入溝32−1,32−2
への圧入時にこれらの挿入溝32−1,32−2の壁面
に食込む鋸状の係止部41bが形成されている。このよ
うな2つの挾持部41−1,41−2の一端を連結する
連結部42は、固定部材40の圧入時にファイバ固定部
12の収納凹部31−1又は31−2内に収納され、該
収納凹部31−1又は31−2の頂部から出張らないよ
うになっている。
【0038】次に、図2に示す光ファイバ付き光プラグ
10の製造、組立ての例を説明する。下金型及び上金型
からなる樹脂モールド成形用の金型に、フェルール11
をセットする。金型に樹脂を注入し、フェルール11の
後端側外周を覆うようにファイバ固定部12をモールド
成形する。これにより、フェルール11のフランジ11
dが覆われると共に、該フランジ11dの後方のファイ
バ固定部12の所定箇所に、ファイバ挿入孔12a、収
納凹部31−1,31−2、挿入溝32−1,32−
2、及び嵌合凹部12bが同時に形成される。
【0039】収納凹部嵌合用の凸部を有する圧入治具
に、該凸部がファイバ固定部12の収納凹部31−2と
嵌合するように、該ファイバ固定部12を位置決めして
該圧入治具に固定する。予め光ファイバ1の端部の外被
1bを所定の長さだけ剥離して、ファイバ心線1aを露
出させておく。露出したファイバ心線1aをファイバ固
定部12の後端からファイバ挿入孔12aへ挿入し、該
ファイバ心線1aの先端をフェルール11のファイバ挿
入孔11aの先端まで挿入する。
【0040】圧入治具により、固定部材40の挾持部4
1−1,41−2をファイバ固定部12の挿入溝32−
1,32−2の開口部32aから圧入し、該固定部材4
0の連結部42を収納凹部31−1内へ押込む。する
と、挾持部41−1,41−2の外側両側面の係止部4
1bが挿入溝32−1,32−2の壁面に食込むと共
に、該挾持部41−1,41−2の開口部41aが光フ
ァイバ1の外被1bに食込み、該光ファイバ1が挾持部
41−1,41−2で挾持されてファイバ挿入孔12a
に固定される。
【0041】次に、予めファイバ1に通しておいたブッ
シング13をファイバ固定部12の後端側から圧入し、
該ブッシング13の嵌合凸部13bをファイバ固定部1
2の嵌合凹部12bに嵌合する。その後、フェルール1
1の先端側を摺動部材14の後端側から押込み、該摺動
部材14の係合突起14dをフェルール11の溝11c
に嵌入すれば、摺動部材14が摺動自在に装着される。
【0042】このようにして製造、組立てられた光ファ
イバ1付きの光プラグ10は、第1の実施形態と同様
に、使用時において、レセプタクル20に挿入すると、
フェルール11の係合凹部11b及び摺動部材14の係
合凹部14fがレセプタクル20側のロック部材22で
ロックされ、光ファイバ1とレセプタクル20とが光結
合される。
【0043】この第2の実施形態では、次の(i)、
(ii)のような効果がある。 (i) 第1の実施形態の効果(a)及び(b)と同様
の効果がある。 (ii) ファイバ1をファイバ固定部12の後端からフ
ァイバ挿入孔12aへ挿入し、固定部材40の挾持部4
1−1,41−2を挿入溝32−1,32−2へ圧入し
て光ファイバ1の外被1bに食込ませることにより、該
光ファイバ1をファイバ固定部12に固定する構造であ
るため、簡単な作業で光ファイバ1を強固に固定でき
る。しかも、挿入溝32−1,32−2のファイバ挿入
孔中心附近の幅の狭い狭間部32bによって固定部材4
0の挾持部41−1,41−2が挾持されるので、ファ
イバ固定部12に固定部材40がより強固に固定され
る。但し、係止部41bや狭間部32bのない構造の単
純なものは、製造が簡単になって小型化しやすいため、
光プラグ10を小型化する場合、係止部41bや狭間部
32bを設けなくてもよい。
【0044】(第3の実施形態)図3は、本発明の第3
の実施形態を示すものであって、摺動部材14の他のが
たつき防止構造例の部分構成図である。第1の実施形態
を示す図1では、ブッシング13の先端側外周面にがた
つき防止用の突起13cを設けている。これに対し、こ
の第3の実施形態では、摺動部材14側のブッシング挿
入孔14cの内周面に、1つ又は複数のがたつき防止用
の突起14gを設け、この突起14gの頂部がブッシン
グ13の先端側外周面に摺接するようにしている。突起
14gは、例えば、断面が円形で、かつ内周方向に環状
形状をしている。このような構成にしても、第1の実施
形態と同様に、突起14gにより摺動部材14のがたつ
きを防止することができる。
【0045】(第4の実施形態)第1の実施形態を示す
図1又は第3の実施形態を示す図3では、ブッシング1
3の先端側外周面と、これに対向する摺動部材14側の
ブッシング挿入孔14cの内周面との間に、がたつき防
止用の突起13c又は14gを設けているが、この第4
の実施形態では、このような突起13c又は14gを省
略している。即ち、この第4の実施形態では、ブッシン
グ13の先端側外周面と、これに対向する摺動部材14
側のブッシング挿入孔14cの内周面とを、動く状態に
接触させる摺接構造にしている。従って、次の(1)〜
(3)のような作用、効果が得られる。
【0046】(1) 摺接構造にしたので、ブッシング
13の先端側外周面と、ブッシング挿入孔14cの内周
面との間隙が極めて小さくなり、摺動部材14ががたつ
くことなく、一定距離だけ摺動させることができる。よ
って、第1の実施形態の効果(a)とほぼ同様の効果が
得られる。 (2) 摺接構造にしたので、ブッシング13及び摺動
部材14の形状をより単純化でき、製造コストを低減で
きる。 (3) ブッシング13の先端側が、ファイバ固定部1
2の外周面と、摺動部材14側のブッシング挿入孔14
cの内周面とで挟まれた構造になるため、ブッシング1
3に引張り力が働いても、このブッシング13が強固に
固定され、外れることがない。
【0047】(他の実施形態)なお、本発明は上記実施
形態に限定されず、さらに他の種々の実施形態が可能で
ある。他の実施形態としては、例えば、次の(A)〜
(F)のようなものがある。
【0048】(A) 第1の実施形態を示す図1、ある
いは第3の実施形態を示す図3において、がたつき防止
用の突起13c,14gは、種々の形状や構造が考えら
れる。例えば、半球状の突起を、周方向に任意の間隔で
設けてもよい。又、中心軸(光軸)方向に延びる断面凸
形の突起を周方向に複数設けたり、あるいは半球状の突
起を任意の間隔でかつ任意の方向に複数設けるようにし
てもよい。いずれの突起構造においても、上記実施形態
とほぼ同様の作用、効果が得られる。
【0049】(B) 図1では、フェルール11とファ
イバ固定部12とでプラグ本体を構成したが、これらの
フェルール11及びファイバ固定部12を金属、硬質性
樹脂等の同一材料を用いて一体構造にしてもよい。この
ようにプラグ本体を一体構造にすれば、部品点数が少な
くなって製造や組立てをより簡単化できるという効果が
ある。又、フェルール11及びファイバ固定部12の外
周を摺動する摺動部材14は、図示以外の形状や構造に
変更してもよい。
【0050】(C) 図1に示すロック用の係合凹部1
1b,14fは、図示以外の形状や構造に変更したり、
あるいはこれらを凸部形状にする等、種々の係合部の構
造とすることができる。これに対応して、レセプタクル
20側におけるロック部材22等のロック機構は、種々
の変更が可能である。例えば、ロック部材22の軸部2
2dをピン等で軸着したり、板ばね24に代えてコイル
ばね等の他のばね部材を用いたり、あるいはこれらのば
ね部材を省略して、ロック部材22をばね部材を用いて
形成する等に変更してもよい。
【0051】(D) 図1のブッシング13において、
任意形状の溝等を設けることにより、弾性力を向上させ
るようにしてもよい。又、図1のブッシング13は、光
ファイバ1を直線状に引出す形状になっているが、この
ブッシング13をL字形状にすることにより、光ファイ
バ1をL字形に引出すことも可能である。
【0052】(E) 図2の固定部材40は、他の形状
や構造に変更したり、あるいはこれらの固定部材40等
を複数、ファイバ固定部12に圧入して光ファイバ固定
強度を大きくすることも可能である。 (F) 実施形態の光プラグ10は、図1のレセプタク
ル20以外の光コネクタにも適用できる。
【0053】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1及び第
2の発明によれば、ブッシングの先端側外周面とこれに
対向する摺動部材の内周面とを摺接構造にしたので、こ
れらのブッシングと摺動部材との間隙が極めて小さくな
り、使用時において摺動部材が、がたつくことなく、一
定距離摺動させることができる。しかも、この摺接構造
は構造が簡単なため、製造や組立てが簡単になる。その
上、ブッシングの先端側は、摺動部材とプラグ本体(あ
るいはファイバ固定部)との間に挟まれた状態で装着さ
れているので、ブッシングが引抜き等によって外れるこ
とがない。
【0054】第3及び第4の発明によれば、ブッシング
の先端側外周面とこれに対向する摺動部材の内周面との
いずれか一方の面にがたつき防止用の突起を設け、この
突起を他方の面に摺接する構造にしたので、この突起と
摺接側の面との接触面積が小さくなる。これにより、摺
動部材は、がたつくことなく、一定距離だけ滑らかに摺
動させることができる。
【0055】第5及び第6の発明によれば、上記発明の
光コネクタからなる光プラグと、レセプタクルとによっ
てロック機構付きの光コネクタを構成したので、上記発
明とほぼ同様の効果が得られる。しかも、ばね力によっ
て押圧された係止部(あるいは係止凸部)を用いてレセ
プタクルを構成したので、比較的簡単な構造でロック機
構を構成でき、取扱いも簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すロック機構付き
光コネクタの構成図である。
【図2】本発明の第2の実施形態であって、光プラグ1
0の他のファイバ固定構造例を示す部分構成図である。
【図3】本発明の第3の実施形態であって、摺動部材1
4の他のがたつき防止構造例を示す部分構成図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ 1a ファイバ心線 1b 外被 10 光プラグ 11 フェルール 11a,12a,13a ファイバ挿入孔 11b,14f 係合凹部 11c 摺動距離規制用の溝 12 ファイバ固定部 13 ブッシング 13c,14g がたつき防止用の突起 14 摺動部材 14a フェルール挿入孔 14b 固定部挿入孔 14c ブッシング挿入孔 14d 係合突起 14e 段差部 20 レセプタクル 21 プラグ挿入穴 22 ロック部材 22a,22b 係止凸部 22d 軸部 23 軸受部 24 板ばね 26 光学素子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を伝送するファイバ心線の周りが外被
    で被覆された光ファイバの端部に接続される光コネクタ
    において、 内部にファイバ挿入孔が形成された筒状をなし、この筒
    状の先端側外周にロック用の第1の係合部が形成され、
    前記光ファイバの端部を該ファイバ挿入孔内に受入れて
    固定するプラグ本体と、 前記プラグ本体の後端側外周を覆うと共に、該プラグ本
    体の前記ファイバ挿入孔から後方に突出する前記光ファ
    イバの一部を覆うファイバ保護用のブッシングと、 筒状をなし、前記プラグ本体における前記第1の係合部
    の後方側外周、及び前記ブッシングの先端側外周に、こ
    れらの中心軸方向に一定距離だけ摺動可能に被せられ、
    該筒状の先端側外周にロック用の第2の係合部が形成さ
    れた摺動部材とを備え、 前記ブッシングの先端側外周面とこれに対向する前記摺
    動部材の内周面とを摺接構造にしたことを特徴とする光
    コネクタ。
  2. 【請求項2】 光を伝送するファイバ心線の周りが外被
    で被覆された光ファイバの端部に接続される光コネクタ
    において、 内部に第1のファイバ挿入孔が形成された筒状をなし、
    この筒状の先端側外周にロック用の第1の係合凹部が形
    成され、前記光ファイバの端部を該第1のファイバ挿入
    孔内に受入れて保持するファイバ保持部と、 内部に第2のファイバ挿入孔が形成された筒状をなし、
    前記ファイバ保持部の後端側外周を覆うと共に、該ファ
    イバ保持部の前記第1のファイバ挿入孔から後方に突出
    する前記光ファイバを該第2のファイバ挿入孔内に受入
    れて固定するファイバ固定部と、 前記ファイバ固定部の後端側外周を覆うと共に、該ファ
    イバ固定部の前記第2のファイバ挿入孔から後方に突出
    する前記光ファイバの一部を覆う弾力性のあるファイバ
    保護用のブッシングと、 筒状をなし、前記ファイバ保持部における前記第1の係
    合凹部の後方側外周、前記ファイバ固定部の外周、及び
    前記ブッシングの先端側外周に、これらの中心軸方向に
    一定距離だけ摺動可能に被せられ、該筒状の先端側外周
    にロック用の第2の係合凹部が形成された摺動部材とを
    備え、 前記ブッシングの先端側外周面とこれに対向する前記摺
    動部材の内周面とを摺接構造にしたことを特徴とする光
    コネクタ。
  3. 【請求項3】 光を伝送するファイバ心線の周りが外被
    で被覆された光ファイバの端部に接続される光コネクタ
    において、 内部にファイバ挿入孔が形成された筒状をなし、この筒
    状の先端側外周にロック用の第1の係合部が形成され、
    前記光ファイバの端部を該ファイバ挿入孔内に受入れて
    固定するプラグ本体と、 前記プラグ本体の後端側外周を覆うと共に、該プラグ本
    体の前記ファイバ挿入孔から後方に突出する前記光ファ
    イバの一部を覆うファイバ保護用のブッシングと、 筒状をなし、前記プラグ本体における前記第1の係合部
    の後方側外周、及び前記ブッシングの先端側外周に、こ
    れらの中心軸方向に一定距離だけ摺動可能に被せられ、
    該筒状の先端側外周にロック用の第2の係合部が形成さ
    れた摺動部材とを備え、 前記ブッシングの先端側外周面とこれに対向する前記摺
    動部材の内周面とのいずれか一方の面に突設されて他方
    の面に摺接する、がたつき防止用の突起を設けたことを
    特徴とする光コネクタ。
  4. 【請求項4】 光を伝送するファイバ心線の周りが外被
    で被覆された光ファイバの端部に接続される光コネクタ
    において、 内部に第1のファイバ挿入孔が形成された筒状をなし、
    この筒状の先端側外周にロック用の第1の係合凹部が形
    成され、前記光ファイバの端部を該第1のファイバ挿入
    孔内に受入れて保持するファイバ保持部と、 内部に第2のファイバ挿入孔が形成された筒状をなし、
    前記ファイバ保持部の後端側外周を覆うと共に、該ファ
    イバ保持部の前記第1のファイバ挿入孔から後方に突出
    する前記光ファイバを該第2のファイバ挿入孔内に受入
    れて固定するファイバ固定部と、 前記ファイバ固定部の後端側外周を覆うと共に、該ファ
    イバ固定部の前記第2のファイバ挿入孔から後方に突出
    する前記光ファイバの一部を覆う弾力性のあるファイバ
    保護用のブッシングと、 筒状をなし、前記ファイバ保持部における前記第1の係
    合凹部の後方側外周、前記ファイバ固定部の外周、及び
    前記ブッシングの先端側外周に、これらの中心軸方向に
    一定距離だけ摺動可能に被せられ、該筒状の先端側外周
    にロック用の第2の係合凹部が形成された摺動部材とを
    備え、 前記ブッシングの先端側外周面とこれに対向する前記摺
    動部材の内周面とのいずれか一方の面に突設されて他方
    の面に摺接する、がたつき防止用の突起を設けたことを
    特徴とする光コネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項1又は3記載の光コネクタからな
    る光プラグと、 前記光プラグが着脱自在に挿入されると該光プラグと光
    結合するレセプタクルとを備えた光コネクタにおいて、 前記レセプタクルは、ばね力によって押圧された係止部
    を有し、前記摺動部材が挿入されると共に、該摺動部材
    に係合して前記プラグ本体も挿入されると、該ばね力に
    よって該係止部が、該プラグ本体の前記第1の係合部と
    該摺動部材の前記第2の係合部とを係止し、前記摺動部
    材に引抜力が加わって前記一定距離だけ摺動すると、前
    記ばね力に抗して前記係止部が前記第1及び第2の係合
    部から離脱し、該摺動部材が引抜かれると共に該摺動部
    材に係合して前記プラグ本体も引抜かれる構成にしたこ
    とを特徴とする光コネクタ。
  6. 【請求項6】 請求項2又は4記載の光コネクタからな
    る光プラグと、 前記光プラグが着脱自在に挿入されると該光プラグと光
    結合するレセプタクルとを備えた光コネクタにおいて、 前記レセプタクルは、ばね力によって押圧された係止凸
    部を有し、前記摺動部材が挿入されると共に、該摺動部
    材に係合して前記ファイバ保持部も挿入されると、該ば
    ね力によって該係止凸部が、該ファイバ保持部の前記第
    1の係合凹部と該摺動部材の前記第2の係合凹部とを係
    止し、前記摺動部材に引抜力が加わって前記一定距離だ
    け摺動すると、前記ばね力に抗して前記係止凸部が前記
    第1及び第2の係合凹部から離脱し、該摺動部材が引抜
    かれると共に該摺動部材に係合して前記ファイバ保持部
    も引抜かれる構成にしたことを特徴とする光コネクタ。
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JP2008123801A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Carecom:Kk ケーブル接続機構
CN104317008A (zh) * 2014-08-29 2015-01-28 中航光电科技股份有限公司 光纤连接器组件及其光纤转接插座和陶瓷芯固定套
CN106680944A (zh) * 2017-02-23 2017-05-17 重庆世纪之光科技实业有限公司 一种光纤锁紧结构及连接器

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