JP2007258681A - 半導体処理の真空チャンバシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体処理の真空チャンバシステムに関する。
【解決手段】真空チャンバシステムは、少なくとも2つの排気可能な真空チャンバ1a、1bと、移送手段4と、を備えている。2つの真空チャンバは、処理する半導体素子を収容し、真空チャンバ開口部2a、2bおよび真空チャンバシール面3a、3bを備えている。移送手段は、一方の真空チャンバを、他方の真空チャンバに対して移動させ、そのチャンバに真空気密でドッキングさせる。真空チャンバの少なくとも1つが、支持手段を備え、排気しドッキングした状態で支持する。支持手段は、2つの支持素子71、72の形式で、真空チャンバ開口部の側面に配置している。支持素子は、互いに動作接続部を備え、相互に力および変位バランスを備えている。この結果、ドッキング状態で、ミスアライメントによる相対する真空チャンバシール面の平行でない位置付けが、支持の際に補正される。
【選択図】図2

Description

本発明は、請求項1〜15に記載の半導体処理の真空チャンバシステムに関する。
半導体処理の真空チャンバシステムは、従来技術に異なる実施形態が有り、特にICおよび半導体製造の領域で使用されている。その製造は、保護された環境で、汚染粒子の存在を極力無くした状態で行なわれる。例えば、半導体ウェーハまたは液晶基板の製造工場では、高感度の半導体または液晶素子が複数のプロセスチャンバを順次通過する。半導体素子が、それぞれのプロセスチャンバ内で、プロセス装置で処理される。プロセスチャンバでの処理中および次のプロセスチャンバへの移送中に、高感度な半導体素子は、保護された雰囲気、特に空気の無い環境下にする必要がある。
従来技術(例えば、US-5,076,205、US-5,292,393)は、半導体素子(特に、ウェーハ)製造にマルチチャンバシステムを開示している。このシステムでは、複数のプロセスチャンバを、中央のトランスファチャンバの周りに星形に設けている。中央のトランスファチャンバは、第2トランスファチャンバにトンネルを経由して接続している。第2トランスファチャンバの周りに、プロセスチャンバを更に星形に設けている。この様にして、大きな凝集した半導体製造システムを、多様な処理アイランドで形成している。
半導体素子は、1つのプロセスチャンバから次のプロセスチャンバに、トランスファチャンバ内に設けた操作装置でトランスファチャンバを経由して送る。処理アイランド内の非常に短い移送距離は、この立証されている技術の利点から成る。プロセスチャンバと同様に中央のトランスファチャンバも全プロセスで真空状態にするために、移送の際に、素子の複雑な導入および取り外しが要求されない。
上記の星形の真空チャンバシステムは、半導体製造の色々な領域で使用され、小型から中規模サイズの半導体素子の製造および処理に有効であることが立証されている。しかし、新技術の領域は、更に大きな集積半導体素子が要求され、新規の半導体製造システムの供給を必要とする。この例として、平面スクリーンや太陽電池パネルで、幅が2m以上となる。この場合のプロセスチャンバの星形配置(関連する設備を含む)に対して、半導体製造システム全体の立設するエリアは、通例の製造場所の大きさを越えている。一般に製造場所は、細長い床のエリアを備えており、新規の製造装置には狭くて使用できない。
従来技術の真空チャンバシステムでは、プロセスチャンバをラインに沿って配置し、開口部を備えている。その開口部は、真空気密に密封され、共通の方向を向いている。プロセスチャンバに平行して直線に動くトランスファチャンバは、個別のプロセスチャンバとドッキングさせ、素子を1つのプロセスチャンバから次のプロセスチャンバに運ぶ。この目的のために、真空のトランスファチャンバの開口部をプロセスチャンバの開口部と真空気密でドッキングさせている。プロセスチャンバおよびトランスファチャンバのクロージャ(特に、スライド弁)を開ける。2つの真空の空間を接続するため、2つのチャンバは、かなりの力を互いに及ぼす。半導体素子は、コンベヤ装置(例、操作ロボット)で運び、次のトランスファチャンバへの移送に、プロセスチャンバからトランスファチャンバに移送される。開口部を閉じ、中間のスペース内の圧力が増加し、排気した雰囲気で保護された半導体素子は、移送手段で直線移動して次のプロセスチャンバに運ばれる。移送手段は、例えば、高精度のレールシステムで形成される。
この既知のシステムの不利な点は、トランスファチャンバとプロセスチャンバのドッキングを極めて高い精度で実施する必要がある。ドッキング後および開く前で、プロセスチャンバとトランスファチャンバのシール面が、互いに近くでしっかりと寄りかかり、クロージャを開いた後に、真空気密の接触が生じていることを確認する必要がある。トランスファチャンバとプロセスチャンバの間のシール面は、所定の最大接触圧力内で持ちこたえることができる。この圧力は、互いの圧縮で生ずる力を遥かに下回っている。チャンバ間に作用し、シール面間の距離を適切に制限し、力を吸収する支持体を、トランスファチャンバおよび/またはプロセスチャンバに設けている。シール面または支持体が互いに十分精密に調整されていない場合、(特に、精密なドッキングが不十分)2つのチャンバの真空に関わる圧力は、相対的な動きを伴う。この動きは、トランスファチャンバがプロセスチャンバに支持され、シール面が他方の上面に適切に載るまで生ずる。トランスポートチャンバまたはプロセスチャンバの何れかが、例えば、適切に形成したベアリングで、この相対的な動きに限られた範囲でたわむ。
この真空チャンバシステムは、特に実験用に今日まで小型サイズの真空チャンバに使用されている。トランスファチャンバをプロセスチャンバに精密に調整するのは、小さな開口部のサイズと比較的軽量のチャンバの場合、問題は無いが、今日までドッキングの問題を十分に解決していない。これは、先ず第一に、正確な調整に高精度のガイドが要求され、第二に、複雑なベアリングを使用して相対的な動きを必要とする。これは、チャンバを真空で互いに押し付けているためである。
この問題は、サイズが小型から中型の真空チャンバでも適切に解決されていない。特に開口部の幅が2m以上の大型サイズの場合、このシステムの使用は、よりコンパクトな配置の可能性にも拘わらず、原理的に除外される。さらに大きいチャンバ、開口部、重量の場合、ミスアライメントが、小型サイズのシステムの場合よりも、より少ない程度に除外できる。
本発明の目的は、半導体処理に複数のプロセスチャンバを備える一般タイプの真空チュンバシステムを提供し、 保護した環境での大きなサイズの半導体素子の処理に適し、 柔軟性な、特にモジュラの基礎構造で特徴付けられる。
この目的は、独立項に記載の特性の実現で実施され、その発明の更なる展開は、従属項に記載している。
半導体処理の本発明の真空チャンバシステムは、少なくとも2つの排気可能な真空チャンバを備え、処理する半導体素子(例えばウェーハまたは液晶基板)を収容する。真空は、例えば、真空チャンバに接続する真空ポンプで生成する。一方の真空チャンバは、例えばプロセスチャンバの形式で、チャンバ内に半導体素子を処理する少なくとも1つの処理装置を備えている。他方の真空チャンバは、特にトランスファチャンバで、半導体素子を他のチャンバに移送する。真空チャンバは、各々、半導体素子を移送出入する真空チャンバ開口部と、真空チャンバ開口部を取り囲む真空チャンバシール面と、を備えている。真空チャンバ開口部は、例えば長方形または円形の断面を備え、開口部中心軸を規定する。その開口部中心軸は、開口部の中心を通り、開口部の方向に延び、特に真空チャンバシール面の面にほぼ垂直に進んでいる。さらに真空チャンバシステムは、移送手段を備え、その移送手段で、真空チャンバ(例えばトランスファチャンバ)を、他の真空チャンバ(例えばプロセスチャンバ)に対して移動させ、後者と真空気密にドッキングさせる。ドッキングは、例えば一方のチャンバを平行移動させ、その真空チャンバ開口部を他方の真空チャンバ開口部上にして、真空チャンバ間の垂直の距離を縮小する。真空チャンバシール面を互いに相対する位置にすると、ほぼ平行になるが、ミスアライメントの可能性が有る。真空チャンバ開口部のクロージャを、特にスライド弁で開けて、半導体素子を移送装置(例、操作ロボット)で一方の真空チャンバから他方の真空チャンバ(逆も同様)に、保護された雰囲気で移送する。真空チャンバの少なくとも1つが、支持手段を備えている。この支持手段は、排気およびドッキング状態で、他方の真空チャンバ上で一方の真空チャンバの支持(ほぼ開口部中心軸に平行)を確実にする。2つの真空チャンバが、真空状態で互いに押しつける時に、真空チャンバシール面を、互いの所定位置にして、少なくとも或る領域内にする。本発明によると、支持手段は、少なくとも2つの支持素子の形式で、これらの支持素子は、真空チャンバ開口部の相対する側面に配置し、開口部軸にほぼ平行に調整可能で、互いに動作接続部を備えている。少なくとも2つの支持素子は、互いにバランス中心で力および変位に対してバランを取る。バランス中心は、ほぼ開口部中心軸にある。この結果、ドッキング状態で、支持手段は、開口部中心軸にほぼ垂直に、2つの真空チャンバの相互の2つの回転自由度となる。ミスアライメントで起こり得る真空チャンバシール面の互いの平行でない位置合わせが、支持の際に補正される。支持手段は、支持状態で、一方の真空チャンバを他方の真空チャンバに対して、回転の中心、即ちバランス中心で、2つの回転自由度の制限範囲内で、移動可能とする。バランス中心は、ほぼ、支持素子を持つ真空チャンバの開口部中心軸にあり、2つの回転軸は、互いに垂直で、回転軸の双方が、開口部中心軸に垂直である。傾斜したドッキングの場合、2つの開口部の軸は、互いに平行でなく、真空チャンバシール面も正確に平行ではない。それにも拘わらず、他方の真空チャンバ上の一方の真空チャンバの支持は可能である。この支持には、真空チャンバを互いに押し付けた時に、開口部中心軸に垂直な軸に対してチャンバ間の相対的な回転を必要としない。一方、2つの真空チャンバ表面の互いのオフセットが、所定の範囲内の開口部中心軸の平行のオフセットの場合、その支持作用には殆ど影響を与えない。これは、相対する位置の真空チャンバシール面の間の距離が、一定である。故意でない傾斜位置が、劇的な結果となる。例えば、幅2mの開口部を備えた細長い真空チャンバ開口部の場合、一方の真空チャンバの他方に対するミスアライメントが、0.15度だけでも真空チャンバシール面に沿って約5mmの距離の差異となる。この差異は、支持手段で吸収され、真空チャンバまたは真空チャンバシール面の不可避なたわみを与えず、装置の破壊を避ける。
この2つの真空チャンバシール面の間の距離の差異の中で、真空気密の密封を確実にするために、本発明は、シール手段を提供し、これは、少なくとも1つのシールキャリヤリングの形式である。シールキャリヤリングは、一方の真空チャンバシール面に取りつけている。そして、ベアリング素子で、その開口部中心軸にほぼ平行に変位可能で、および、この真空チャンバシール面に傾斜可能にしている。ドッキング状態で、シールキャリヤリングは、少なくとも部分的に真空チャンバシール面と他方の真空チャンバシール面との間に存在する。シールキャリヤリングは、少なくとも1つの補正シール素子を備え、補正シール素子は、一方の真空チャンバ(特に、一方の真空チャンバシール面)とシールキャリヤリングとの間に配置する。この様にして、シールキャリヤリングの変位および傾斜に伴い、シールキャリヤリングと一方の真空チャンバシール面との間に真空気密の接触を維持する。さらにシールキャリヤリングは、少なくとも1つの正面シール素子を備えている。そのシール素子は、端面を密封し、他方の真空チャンバシール面に向いている。ドッキング状態で、シールキャリヤリングと他方の真空チャンバシール面との間に真空気密の接触を形成する。この結果、密封中に生ずるミスアライメントによる真空チャンバシール面の互いに平行でない位置合わせが補正され、2つの真空チャンバ間の真空気密の密封が確実となる。
支持手段およびシール手段を共通または異なる真空チャンバに設けることは可能である。トランスファチャンバに支持手段およびシール手段を配置するのは、好都合である。この場合、真空チャンバシステムの1つのチャンバのみに、適切に装備するからである。プロセスチャンバへの配置、プロセスチャンバおよびトランスファチャンバへの混合配置または2重配置も同様に実現可能である。
本発明の真空チャンバシステムを、実施例を図で模式的に示し、これを参照しながら以下詳細に説明する。
図1、2は、半導体処理の真空チャンバシステムの平面図で、第1プロセスチャンバ1b、第2プロセスチャンバ1c、第3プロセスチャンバ1dを備えている。プロセスチャンバ1b、1c、1dは、ほぼ同一で、第1プロセスチャンバ1bのみについて詳細を記載する。プロセスチャンバ1b、1c、1dは、真空気密に密封そして排気できる。各チャンバは、半導体素子5を処理する少なくとも1つの処理装置13をその中に備えている。半導体素子5をプロセスチャンバ開口部2bを介して移動させ、各プロセスチャンバ2bに出入させる。プロセスチャンバ開口部2bは、スライド弁(図示しない)などの手段で閉じる。プロセスチャンバシール面3bは、各々のプロセスチャンバ開口部2bを囲んでいる。半導体素子5を個別のプロセスチャンバ1b、1c、1dに出入可能にするには、排気可能なトランスファチャンバ1aも備える必要がある。このトランスファチャンバ1aを、プロセスチャンバ1b、1c、1dに対して移送手段4で移動させ、各プロセスチャンバに真空気密にドッキングさせる。この例では、移送手段4は、直線の移送手段の形式である。トランスファチャンバ1aは、適当なサイズのトランスファチャンバ開口部2aを備えている。トランスファチャンバ開口部は、プロセスチャンバ1b、1c、1d開口部2bとドッキングできる。そのトランスファチャンバ開口部2aを通して、半導体素子5を、トランスファチャンバ1aからドッキングさせたプロセスチャンバ1bに(逆も同様)移送させる。この移送は、コンベヤ装置(例、小型操作ロボット)で行なう。トランスファチャンバ1aも例えばスライド弁(図示せず)の手段で真空気密に密封可能である。
プロセスチャンバ1b、1c、1dは、平行に並んで設け、平行な開口部中心軸ab、ac、adを備えている。移送手段4は、トランスファチャンバ1aをプロセスチャンバ1b、1c、1dに対して直線に、開口部中心軸aa、ac、adに垂直な方向に移動させる。
トランスファチャンバシール面3aは、トランスファチャンバ開口部2aを取り囲んでいる。プロセスチャンバシール面3bおよびトランスファチャンバシール面3aは、次のように形成されている。トランスファチャンバ1aをプロセスチャンバ1bにドッキングさせ、トランスファチャンバシール面3aを、プロセスチャンバシール面3bの反対側位置に持ってくる。プロセスチャンバシール面は、ほぼ平行であるが、ミスアライメントが起こり得る。トランスファチャンバシール面3aとプロセスチャンバシール面3bの間に真空気密の接触が得られる。図1,2は、垂直軸に対して回転したミスアライメントを示している。真空気密の密封のシール手段14を簡略に示している。シール手段14は、トランスファチャンバシール面3aに取り付け、そのシール面3aの垂直方向に弾力性がある。ほぼ平行な相対する位置で、シール手段は、プロセスチャンバシール面3bへの距離を補正する。その距離は、起こり得るミスアライメントで、トランスファチャンバシール面3aに沿って必ずしも一定ではない。このようにして真空気密の接触が形成されている。図1は、まだドッキングさせていない状態で、トランスファチャンバ1aが自身のシール面を備え、プロセスチャンバシール面3bに面している。プロセスチャンバシール面3bは、ほぼしかし完全には平行ではない。シール面の接触は、まだ形成されていない。プロセスチャンバ1bに垂直に向いたトランスファチャンバの水平の移動、水平の距離の減少で、トランスファチャンバシール面3aおよびプロセスチャンバシール面3bは、向かい側に達する。その対向する位置は、小さな距離だけ離れているので、真空気密の接触がシール手段14で生成される(図2参照)。シール面3a、3bは、互いに完全に平行ではない。例えば、0.15度の誤差とする。シール手段14は、この距離の差異を適切に補正する必要がある。実施例は大型の真空チャンバシステムに関し、トランスファおよびプロセスチャンバ開口部2a、2bを備え、同等でない側面を備えた矩形の断面で、幅が2mより大きく、高さが約0.5mである。アライメントの誤差が0.15度以下の場合、トランスファチャンバシール面3aとプロセスチャンバシール面3bの間に距離の差異が5mmに達する。シール手段14の接触圧は、所定の範囲内にあり、第一に、真空気密の密封を保証し、第二として、シール手段14の破壊を防ぐ必要がある。このために、トランスファチャンバ1aに、支持手段を設ける。この支持手段により、排気およびドッキング状態で、それぞれのドッキングしたプロセスチャンバ1b、1c、1d上でのトランスファチャンバ1aの支持を可能にする。支持手段は、トランスファチャンバ開口部2aの開口部中心軸aaおよびプロセスチャンバ開口部2bの開口部中心軸abにほぼ平行の方向に設けている。開口部中心軸aa、abは、シール面3a、3bで規定される面に対して法線で、開口部2a、2bの中心を通っている。トランスファチャンバ開口部2aの開口部中心軸aaおよびプロセスチャンバ開口部2bの開口部中心軸abは、ドッキングすると、ほぼ同一線上となる。図示する例では、0.15度の偏りがある。プロセスチャンバ開口部2bおよびトランスファチャンバ開口部2aが開くと直ぐに、チャンバ1a、1b内に広がる減圧が、チャンバ間のかなりの垂直の圧力となる。この圧力は、支持手段が吸収する。起こり得るミスアライメントにも拘わらず、支持手段は、ミスアライメントに適応する。
この目的のために、支持手段は、少なくとも2つの支持素子からなり、トランスファチャンバ開口部2aの相対する側面、または代わりにプロセスチャンバ開口部2bの相対する側面に配置し、開口部中心軸aaにほぼ平行に調整可能である。図3は、トランスファチャンバ開口部2aの斜視図で、支持素子は、機械的な支持素子71、72の形式をしている。2つの支持素子71,72は、互いに、ケーブルウィンチ9の形式をした動作接続部を備えている。支持素子71、72およびケーブルウィンチ9は、以下の構成になっている。支持素子71,72は、相互に力および変位バランスを備えている。バランス中心Zは、トランスファチャンバ開口部2aの開口部中心軸aaに、ほぼ位置している。この構成が、ドッキングした状態でトランスファチャンバシール面3aおよびプロセスチャンバシール面3bの平行でない相対する位置を、支持の際に補正を確実にする。機械的支持素子71、72間の動作接続部は、ケーブルウィンチ9で形成される。ドッキングで、一方の支持素子71の調整は、他方の支持素子72に、反対方向で、開口部中心軸aaにほぼ平行の等距離調整となる。そして2つの支持素子にバランスが取れる。この状態を、支持素子71、72内の矢印で示している(図2参照)。2つの支持素子71、72は、回転軸yを備えるロッキングチェアのように作用する。
このようにして開口部中心軸aaおよび2つの支持素子71、72の接続する軸xに垂直な回転軸yを備える回転自由度Gyが、ドッキング状態で生ずる。
2つの支持素子71、72を、トランスファチャンバ開口部2aの2つの幅の狭い方の面の縁部中央に設けている。これらは、開口部中心軸aaにほぼ対称的で、支持素子の各々が、支持点を形成している。2つの支持素子71、72は、プロセスチャンバ1bに固定された2つの対向する支持素子15で支持される(図1、2参照)。支持素子71、72と対向支持素子15の実質的な点接触により、更なる回転自由度Gxが存在する。この回転軸xは、開口部中心軸aaに垂直で、2つの支持素子71、72を接続する軸xに平行、特に同一直線上になる。
回転自由度Gx、Gyの2つの回転軸x、yの交点が、上記記載のバランス中心Zを形成する。従って、トランスファチャンバ1aは、ドッキングおよび支持状態で、バランス中心Zに対して限定した動きを備える。
支持素子71、72と対向支持素子15の点接触は、高い表面圧のため実際に生ずるのは稀である。支持素子は、2つの支持素子71、72の接続軸xに対して、回転可能に設計されている。この結果、ドッキング状態で回転自由度Gxが生ずる。この回転軸xは、開口部中心軸aaに垂直で、2つの支持素子71、72の接続軸xに平行、特に同一直線上である。
機械的支持素子は、それぞれジョイントユニット71、72の形式で、開口部中心軸aaにほぼ平行に作用する力Fを、真空チャンバ開口部2aの周方向u(矢印uで示す)に偏向させる。2つのローラ16を介して真空チャンバ開口部2aの周りに導いているケーブルウィンチ9(図3参照)は、この目的のためである。
図5a、5bは、ジョイントユニット71形式の機械的支持素子で、平面断面図および側面図の詳細を示す。対向支持素子15およびジョイントユニット71間の開口部中心軸aaに平行に作用する力F、支持力Fは、偏心部17により真空チャンバ開口部2aの周方向uに偏向され、ケーブルウィンチ9に偏向される。ジョイントユニット71は、回転軸xに対して回転可能に設計されており、ドッキング状態で、回転自由度Gxが生じる。ばね18は、スタート位置でジョイントユニット71を保持し、無負荷状態でケーブルウィンチ9を堅く締めている。
ケーブルウィンチ9の代わりに、ロッド機構10の形式の機械的動作接続部も可能である。このロッド機構は、ジョイント部12(詳細は図5c参照)を経て、真空チャンバ開口部2aの周りに導かれている。
図4は、支持手段の他の変形例を示す。支持素子は、それぞれ単動式の液圧(水または油)シリンダ81、82で、開口部軸aaに平行に調整可能である。液圧シリンダ81、82は、互いに圧力作動接続11を備えている。ドッキング状態で、一方の液圧シリンダ81の調整は、他方の液圧シリンダ82の逆方向で、開口部中心軸aaにほぼ平行な等距離調整となる。
2つの支持素子の代わりに4つの支持素子を使用するのは勿論可能で、追加する支持素子の接続軸は、y軸となる。これは上記と同様の支持動作になるが、支持素子は、より少ない負荷を受ける。更に異なる数(例えば、3、5、6または8)の支持素子の使用も可能である。特に液圧動作接続部の場合、三角形の配置が容易に実現できる。
トランスファチャンバシール面3aおよびプロセスチャンバシール面3bの間の上記の距離差異内で、真空気密の密封を確保するために、本発明は、少なくとも1つのシールキャリヤーリング19の形式をしたシール手段14を提供する。図6〜10は、可能な実施形態の詳細な断面図で、下記に記載する。シールキャリヤーリング19は、ベアリング素子20でトランスファチャンバシール面3aの上に取りつけている。開口部中心軸aaにほぼ平行に変位可能に、およびトランスファチャンバシール面3aに対して傾斜可能にしている。ドッキング状態で、シールキャリヤーリング19を、トランスファチャンバシール面3aとプロセスチャンバシール面3bの間に位置させる。シールキャリヤーリング19は、少なくとも1つの補正シール素子21を備えている。シール素子21は、一方の真空チャンバ1a、特に一方の真空チャンバシール面3aとシールキャリヤーリング19の間に設けている。この様にして、トランスファチャンバシール面3aに対して、シールキャリヤーリング19の変位および/または傾きに対して、真空気密の接触が維持される。さらにシールキャリヤーリング19は、少なくとも1つの正面シール素子22を備えている。このシール素子22は、端面を密封し、プロセスチャンバシール面3bの方向に向いている。ドッキング状態では、シールキャリヤーリング19とプロセスチャンバシール面3bの間に真空気密の接触を形成する。シールキャリヤーリング19の傾斜可能な配置の結果として、プロセスチャンバシール面3bに面するトランスファチャンバシール面3aの平行でない位置(起こり得るミスアライメントによる)は、密封の際に補正され、真空気密の密封が確実となる。図6〜9は、補正シール素子が、軸方向に作用する弾性シールリング21の形式の実施形態を示す。このシールリング21は、傾斜に対して真空気密の補正をもたらし、一方の真空チャンバシール面3aとシールキャリヤーリング19の間に軸方向と半径方向に固定されている。“軸方向”は、開口部中心軸aaにほぼ平行を意味し、“半径方向”は、開口部中心軸aaにほぼ垂直な方向を意味する。図9には、2つのシールキャリヤリング19を設けている。このリング19は、2つの弾性シールリング21を有し、補正シール素子として軸方向に作用し、傾斜に対して真空機密の補正をもたらす。図6の実施形態は、弾性体の細片(特にゴムの細片)で、外周に配置し、ベアリング素子21として作用する。図7では、周囲に沿ったゴムバッファをベアリング素子21として設けている。図8、9では、ベアリング素子21は、弾性スリーブの形式をしている。これらのベアリング素子21に共通している点は、トランスファチャンバ1aに対するシールキャリヤーリング9の片側だけ(傾斜)の移動を可能にする。図6〜10の全ての実施例において、シールキャリヤーリング19は、トランスファチャンバ1aに取り付け、可動空間を持たせて傾斜可能にしている。
図10のシールキャリヤーリング19は、トランスファチャンバシール面3aの端面の環状溝で軸方向移動可能に設け、そのシール面3aの一部を取り囲んでいる。同時に、トランスファチャンバシール面3aの一部が、シールキャリヤリング19を少なくとも部分的に取り囲んでいる。半径方向に作用するシールリング21の形式の補正シール素子を、トランスファチャンバ1aの覆っている領域とシールキャリヤーリング19の間に、半径方向に設けている。開口部中心軸aaにほぼ平行の変位およびトランスファチャンバシール面3aに対する傾斜が可能となる。正面シール素子32は、Oリングの形式で、端面を密封し、プロセスチャンバシール面3bに向いており、ドッキング状態で、シールキャリヤーリング19と他方のプロセスチャンバシール面3bの間に真空気密の接触を生ずる。トランスファチャンバ1aとシールキャリヤーリング19の間のプラスチックリングは、ベアリング素子20の役目をする。
図6〜10の全ての実施例で、トランスファチャンバ1aの方向に作用するばね23を、シールキャリヤーリング19を保持するために設けている。ベアリング素子20及びばね23を、トランスファチャンバシール面3aの周囲に沿って均一な間隔で割り当てている。
真空チャンバシステムの平面図で、トランスファチャンバのドッキング前を示す。 真空チャンバシステムの平面図で、トランスファチャンバのドッキング後を示す。 トランスファチャンバ開口部の斜視図で、その開口部は、機械的支持素子およびケーブルウィンチ(動作接続部)を備える。 トランスファチャンバ開口部の斜視図で、その開口部は液圧支持素子および液圧動作接続部を備える。 (a)機械的支持素子の平面断面図を示す。(b)機械的支持素子の側面図を示す。(c)動作接続部としてのロッド機構のジョイント部の側面図を示す。 第1の実施形態のシールキャリヤリングを示す。そのシールキャリヤリングは、軸方向に作用するシールリングの形式の補正シール素子を備えている。 第2の実施形態のシールキャリヤリングを示す。そのシールキャリヤリングは、軸方向に作用するシールリングの形式の補正シール素子を備えている。 第3の実施形態のシールキャリヤリングを示す。そのシールキャリヤリングは、軸方向に作用するシールリングの形式の補正シール素子を備えている。 2つのシールキャリヤリングを示す。これらシールキャリヤリングは、軸方向に作用するシールリングの形式の補正シール素子を備えている。 シールキャリヤリングを示す。そのシールキャリヤリングは、半径方向に作用するシールリングの形式の補正シール素子を備えている。

Claims (16)

  1. 半導体処理の真空チャンバシステムが、
    処理する半導体素子(5)を収容する少なくとも2つの排気可能な真空チャンバ(1a、1b)と、
    該各真空チャンバは、
    該半導体素子(5)を該真空チャンバ(1a、1b)に移送出入させる真空チャンバ開口部(2a、2b)と、
    開口部中心軸(aa、ab)と、
    該真空チャンバ開口部(2a、2b)を取り囲む真空チャンバシール面(3a、3b)とを備え、
    移送手段(4)と、を備え、
    該移送手段(4)で、
    一方の真空チャンバ(1a)を、他方の真空チャンバ(1b)に対して移動させ、
    該他方の真空チャンバ(1b)に、シール手段(14)で真空気密にドッキングさせ、
    該真空チャンバシール面(3a、3b)を、ほぼ平行(ミスアライメントになり得る)に相対する位置にさせ、
    該半導体素子(5)を、該一方の真空チャンバ(1a)から該他方の真空チャンバ(1b)に(逆も同様)、コンベヤ装置(6)で移送させ、
    少なくとも一方の真空チャンバ(1a、1b)が、支持手段を備え、該支持手段が、排気したドッキング状態で、該一方の真空チャンバ(1a)を該他方の真空チャンバ(1b)上で、該開口部中心軸(aa、ab)にほぼ平行の方向に支持し、
    該支持手段が、少なくとも2つの支持素子(71、72;81、82)の形式で、
    2つの該支持素子は、
    該真空チャンバ開口部(2a、2b)の相対する側面に配置し、
    該開口部中心軸(aa、ab)にほぼ平行に調整可能で、
    互いに動作接続部(9、10、11)を備え、
    相互に力および変位バランスを備え、バランス中心(Z)が、ほぼ該開口部中心軸(aa、bb)に位置し、
    ドッキング状態で、該支持素子(71、72;81、82)は、該開口部中心軸(aa)にほぼ垂直な2つの回転自由度(Gx、Gy)を、2つの該真空チャンバ(1a、1b)に相互に与え、ミスアライメントで発生し得る該真空チャンバシール面(3a、3b)の平行でない相対する位置を、支持の際に補正する、ことを特徴とする真空チャンバシステム。
  2. 前記支持素子(71、72;81、82)が互いに前記動作接続部を備え、ドッキングの際に、一方の前記支持素子(71、81)の調整が、他方の前記支持素子(72、82)を反対方向で、ほぼ前記開口部中心軸aaに平行な等距離調整となり、ドッキング状態で、前記開口部中心軸(aa)および2つの前記支持素子(71、72;81、82)の接続軸(x)に垂直な回転軸を備えた前記回転自由度(Gy)が生ずる、ことを特徴とする請求項1記載の真空チャンバシステム。
  3. 前記支持素子は、2つの前記支持素子(71、72;81、82)の前記接続軸(x)に対して回転可能に設計され、ドッキング状態で、前記開口部中心軸(aa)に垂直そして2つの前記支持素子(71、72;81、82)の前記接続軸(x)に平行(特に、同一直線上)の1つの前記回転自由度(Gx)が形成される、ことを特徴とする請求項1または2記載の真空チャンバシステム。
  4. 前記真空チャンバ開口部(2a、2b)は、同等でない側面の矩形断面を備え、それぞれ支持点を形成する2つの前記支持素子(71、72;81、82)を、前記一方の真空チャンバ(1a)に設け、前記真空チャンバ開口部(2a)の狭い方の側面の縁部中央に配置し、前記開口部中心軸(aa)に対してほぼ対称である、ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の真空チャンバシステム。
  5. 前記支持素子(71、72)が、互いに機械的な前記動作接続部(9、10)を備えている、ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の真空チャンバシステム。
  6. 機械的な前記動作接続部が、ケーブルウィンチ(9)の形式で、前記真空チャンバ開口部(2a)の周りで案内されている、ことを特徴とする請求項5記載の真空チャンバシステム。
  7. 機械的な前記動作接続部が、ロッド機構(10)の形式で、ジョイント部(12)を介して接続され、前記真空チャンバ開口部(2a)の周りで案内されている、ことを特徴とする請求項5記載の真空チャンバシステム。
  8. 前記支持素子が、それぞれジョイントユニット(71、72)の形式で、そのジョイントユニットが、前記開口部中心軸(aa)にほぼ平行に作用する力(F)を、前記真空チャンバ開口部の周方向に偏向する、ことを特徴とする請求項5〜7の何れか1項記載の真空チャンバシステム。
  9. 前記支持素子(81、82)が、互いに液圧動作接続部(11)を備えている、ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の真空チャンバシステム。
  10. 前記支持素子の各々が、単動式の液圧シリンダ(81、82)である、ことを特徴とする請求項9記載の真空チャンバシステム。
  11. 前記移送手段(4)が、前記一方の真空チャンバ(1a)を、前記他方の真空チャンバ(1b)に対して、前記開口部中心軸(aa)に垂直な方向(w)で直線移動させる、ことを特徴とする請求項1〜10の何れか1項記載の真空チャンバシステム。
  12. 前記シール手段(14)が、少なくとも1つのシールキャリヤーリング(19)の形式で、該シールキャリヤーリングを前記一方の真空チャンバシール面(3a)上にベアリング素子(20)で取り付け、前記開口部中心軸(aa)にほぼ平行に移動可能で、前記一方の真空チャンバシール面(3a)に対して傾斜可能にし、ドッキング状態で、前記一方の真空チャンバシール面(3a)と前記他方の真空チャンバシール面(3b)の間に存在し、
    該シール手段(14)が、
    少なくとも1つの補正シール素子(21)と、
    該補正シール素子を、前記一方の真空チャンバ(1a)、特に前記一方の真空チャンバシール面(3a)と該シールキャリヤーリング(19)の間に配置し、前記一方の真空チャンバシール面(3a)に対する該シールキャリヤーリング(19)の変位およひ傾斜に対して、真空気密の接触が維持され、
    少なくとも1つの正面シール素子(22)と、を備え、
    該正面シール素子(22)は、端面を密封し、前記他方の真空チャンバシール面(3b)の方向に向き、該シールキャリヤーリング(19)と前記他方の真空チャンバシール面(3b)の間に接触を形成し、ドッキング状態で真空気密にし、
    互いに相対する前記真空チャンバシール面(3a、3b)がミスアライメントで起こり得る平行でない位置付けが、密封の際に補正される、ことを特徴とする請求項1〜11の何れか1項記載の真空チャンバシステム。
  13. 前記シールキャリヤーリング(19)が、前記一方の真空チャンバシール面(3a)を少なくとも部分的に取り囲み、または、前記一方の真空チャンバシール面(3a)が、前記シールキャリヤーリング(19)を少なくとも部分的に取り囲み、
    前記補正シール素子が、半径方向に作用するシールリング(211)の形式で、該シールリング(211)を、前記一方の真空チャンバ(1a)の取り囲まれた又は取り囲む領域と前記シールキャリヤーリング(19)との間に配置し、前記開口部中心軸(aa)にほぼ平行な変位および前記一方の真空チャンバシール面(3a)に傾斜可能である、ことを特徴とする請求項12記載の真空チャンバシステム。
  14. 前記補正シール素子が、軸方向に作用する前記弾性シールリング(21)の形式で、前記シールリング(21)は、傾斜に対し真空気密の補正を与え、前記一方の真空チャンバシール面(3a)と前記シールキャリヤーリング(19)の間に軸方向に設けている、ことを特徴とする請求項12記載の真空チャンバシステム。
  15. 半導体処理の真空チャンバシステムが、
    排気可能な少なくとも1つの第1および少なくとも1つの第2プロセスチャンバ(1b、1c)と、
    該各プロセスチャンバは、
    該プロセスチャンバ内の半導体素子(5)を処理する少なくとも1つの処理装置(13)と、
    該半導体素子(5)を該プロセスチャンバ(2b)へ移送出入させるプロセスチャンバ開口部(2b)と、
    該プロセスチャンバ開口部(2b)を取り囲むプロセスチャンバシール面(3b)と、を備え、
    移送手段(4)と、
    排気可能なトランスファチャンバ(1a)と、
    該トランスファチャンバは、該移送手段(4)で該プロセスチャンバ(1b、1c)に対して移動可能で、何れか1つの該プロセスチャンバ(1b、1c)と真空気密にドッキング可能で、該第1および第2プロセスチャンバ(1b,1c)の間の該半導体素子(5)の移送を意図し、
    排気可能な該トランスファチャンバ(1a)は、
    トランスファチャンバ開口部(2a)と、
    該トランスファチャンバ開口部(2a)は、該プロセスチャンバ開口部(2b)とドッキング可能で、その該開口部(2a)から該半導体素子(5)を該トランスファチャンバ(1a)からドッキングさせた該プロセスチャンバ(1b)に、逆も同様、コンベヤ装置(6)で移送可能で、
    トランスファチャンバシール面(3a)と、
    該トランスファチャンバシール面(3a)は、該トランスファチャンバ開口部(2a)を取り囲み、ドッキングで該プロセスチャンバシール面(3b)に対向するほぼ平行なミスアライメントが起こり得る位置に持ち寄り、該トランスファチャンバシール面(3a)と該プロセスチャンバシール面(3b)の間に真空気密の接触を、シール手段(14)で形成し、
    支持手段と、を備え、
    該支持手段は、少なくとも該トランスファチャンバ(1a)、該第1プロセスチャンバ(1b)、または該第2プロセスチャンバ(1c)上に有り、
    該支持手段は、該トランスファチャンバ(1a)を、該開口部中心軸(aa、ab)にほぼ平行に、該第1または該第2プロセスチャンバ(1b、1c)上で、排気ドッキング状態で支持し、
    該支持手段は、少なくとも2つの支持素子(71、72;81、82)の形式で、
    該2つの支持素子は、
    該トランスファチャンバ開口部(2a)または該プロセスチャンバ開口部(2b)の相対する側面に設け、
    該開口部中心軸(aa、ab)にほぼ平行に調整可能で、
    互いに動作接続部(9、10、11)を備え、
    互いに力および変位バランスを備え、バランス中心(Z)は、該トランスファチャンバ開口部(2a)および該プロセスチャンバ開口部(2b)の該開口部中心軸(aa、ab)上にほぼ位置し、
    ドッキング状態で、該トランスファチャンバシール面(3a)と該プロセスチャンバシール面(3b)のミスアライメントで発生し得る平行でない相対する位置を、支持の際に補正する、ことを特徴とする真空チャンバシステム。
  16. 前記第1プロセスチャンバ(1b)および前記第2プロセスチャンバ(1c)を、中心軸(ab、ac)を平行にして並べ、前記移送手段(4)が、前記プロセスチャンバ(1b,1c)に対して、前記開口部中心軸(aa、ab、ac)にほぼ垂直の方向に、前記トランスファチャンバ(1a)を直線に移動させる、ことを特徴とする請求項15記載の真空チャンバシステム。
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