JP2007254955A - リサイクル作業機 - Google Patents

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稔 田山
Takahisa Hasebe
貴尚 長谷部
Hajime Ozawa
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Abstract

【課題】作業者が容易に使用状態または格納状態とすることができるホッパを有するリサイクル作業機を提供する。
【解決手段】自走式スクリーン1の右側側面のあおり板を2枚のあおり板110,120に分割し、支持はり173で、それぞれのあおり板110,120をスクリーン40の内側方向に回動可能に軸支する。左側側面のあおり板についても同様である。使用時には、右側側面のあおり板110,120と、左側側面のあおり板130,140とを外側に向かって作業姿勢まで回動させる。そして、あおり板150をあおり板110,130の前方端部に、ボルトとナットで固定する。格納時には、あおり板150をあおり板110,130から取り外して、スクリーン40の上に載置する。各あおり板110〜140を内側に回動させて、各あおり板110〜150同士を固定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、被処理物を処理するリサイクル作業機に関する。
被処理物を処理するリサイクル作業機が知られている。このリサイクル作業機には、投入される土砂を篩に導く土砂投入枠(あおり部)が設けられている(特許文献1参照)。
また、他の従来のリサイクル作業機は、輸送時の高さを低くするために、リサイクル作業機の車体に対してあおり部を外側に傾倒させる構成が開示されている(特許文献2参照)。外側に傾倒させたあおり部の姿勢を輸送姿勢とする。
特開平11−339661号公報 特開平7−116539号公報
しかし、あおり部を回動可能に構成した従来のリサイクル作業機では、輸送姿勢にあるあおり部を被処理物を受け入れる作業姿勢に戻すためには、重量物であるあおり部をクレーンなどの他の作業機械によって吊り上げる必要がある。その際、作業者は、あおり部とクレーンの吊り上げフックとの連結作業をしなければならず、あおり部の内側から外側に向かって身を乗り出すこととなる。あおり部を作業姿勢から輸送姿勢にする際にも同じことがいえる。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、あおり部を作業姿勢および輸送姿勢にする際に、クレーンなどの他の作業機械を必要とせずに作業者が容易に相互の姿勢に変更できるようにすることにある。
(1) 請求項1の発明によるリサイクル作業機は、自走可能に設けられた走行手段と、走行手段の上部に設けられたフレームと、フレームに取り付けられた処理手段と、処理手段の被処理物の投入側に設けられた、被処理物を受け入れる受入手段と、処理手段の処理物の排出側に設けられた搬送手段とを備えたリサイクル作業機において、受入手段は、複数に分割された、被処理物を処理手段に導入するためのあおり部と、被処理物の受入開口の外側に向かって回動させたあおり部の回動角度を所定角度に規制する規制手段と、規制手段に対してフレームの内側に設けられたあおり部の回動軸とを有し、作業時にはあおり部を被処理物の受入開口の外側に向かって回動させ、輸送時にはあおり部を受入開口の内側に向かって回動させることを特徴とする。
(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載のリサイクル作業機において、処理手段は、被処理物を粒度に応じて選別する篩装置であり、あおり部は、輸送時には篩装置の上部に位置するように収納されることを特徴とする。
(3) 請求項3の発明によるリサイクル作業機は、無限軌道式の履帯を有する走行装置と、走行装置の上部に設けられたフレームと、フレームに取り付けられて被処理物を篩い分ける篩い分け手段と、篩い分け手段の被処理物の投入側に設けられた、被処理物を受け入れるホッパと、篩い分け手段で篩い分けられた後の処理物を搬送する搬送手段とを備え、ホッパは、複数に分割された、被処理物を篩い分け手段に導入するためのあおり部と、ホッパの外側に向かって回動させたあおり部で被処理物を篩い分け手段に導入するようにあおり部の回動角度を所定角度で保持する保持手段と、あおり部の回動軸とを有し、作業時にはあおり部をホッパの外側に向かって回動させ、輸送時にはあおり部をホッパの内側に向かって回動させることを特徴とする。
(4) 請求項4の発明によるリサイクル作業機は、メインフレームと、メインフレームに取り付けられた一対のサイドフレームと、一対のサイドフレームのそれぞれの一端側に設けられた駆動輪と、一対のサイドフレームのそれぞれの他端側に設けられた従動輪と、駆動輪と従動輪とに掛け回された無限軌道式の履帯を用いて走行するクローラと、メインフレーム上の、サイドフレームに沿った方向における従動輪側に設けられ、被処理物を受け入れるホッパと、少なくともメインフレーム上に取り付けられ、サイドフレームに沿った方向における従動輪側に基端が設けられ、その基端から駆動輪側にかけて斜め上方へ向けて排出端が設けられたコンベアと、ホッパとコンベアとの間に設けられた篩装置とを備えたリサイクル作業機において、ホッパは、ホッパの外周縁部に取り付けられた被処理物を篩装置へ導く複数に分割されたあおり部と、ホッパの外周縁部に設けられホッパの外側に向かって起立状態で傾斜し所定角度にあおり部を保持するストッパとを有し、あおり部は、ストッパに対してホッパの内側におけるホッパの外周縁部に設けられた回転軸を備えるとともに、回転軸を基端としてホッパの内側に向かって倒伏する姿勢に移行可能に設けられたことを特徴とする。
本発明によれば、あおり部の展開および格納作業を効率化できる。
図1〜11を参照して、本発明によるリサイクル作業機の一実施の形態を説明する。図1は、リサイクル作業機の一例としての自走式スクリーンの側面図であり、図2は、自走式スクリーンの平面図である。自走式スクリーン1は、走行体10と、フレーム20と、油圧ユニット30と、スクリーン40と、排出コンベア50と、サイドコンベア60と、ベース70と、ホッパ100とを備えている。説明の便宜上、自走式スクリーン1の前後左右方向および上下方向を各図に示すように規定する。
走行体10は、左右一対の履帯11を備え、履帯11は走行モータ12で回動される駆動輪13により駆動される。14は従動輪である。フレーム20は、走行体10の上部に設けられて、各機器を支持するフレームであり、第1フレーム21と、第2フレーム22とを備えている。第1フレーム21は、走行体10の上部で走行体10の前方へ張り出すように配設されたフレームである。第2フレーム22は、第1フレーム21の上部に取り付けられて走行体10の後方に張り出すように配設されたフレームである。
第2フレーム22は、第1フレーム21上に固定された下フレーム22aと、この下フレーム22a上に立設した支持ポスト22bと、支持ポスト22b上に略水平に設けた上フレーム22cとで構成されている。また、フレーム20の長手方向一方側の上部にはスクリーン40が、長手方向他方側の上部には油圧ユニット30が、それぞれ設けられている。
油圧ユニット30は、フレーム20の長手方向他方側端部に支持されている。図示はしないが、この油圧ユニット30には、自走式スクリーン1の駆動源であるエンジンや、このエンジンにより駆動される少なくとも1つの油圧ポンプ、この油圧ポンプから各駆動装置に供給される圧油を制御する複数のコントロールバルブ等が内蔵されており、自走式スクリーン1の各部に圧油を供給する。
スクリーン40は、投入される被処理物を粒度に応じて選別する装置であり、所定の目開きの格子41と、スクリーン40を加振する駆動装置42と備えている。スクリーン40は、後述するベース70を介して第2フレーム22に振動可能に支持され、その長手方向中心位置は略走行体10の後端の上方に位置している。なお、スクリーン40の支持方法に関しては後述する。油圧ユニット30からの圧油で駆動される駆動装置42によってスクリーン40を振動させることにより、投入された被処理物のうち、格子41の目開きよりも大きな処理物が除去され、小さな処理物が下方へ導かれる。
排出コンベア50は、従動輪14側に基端を設け、スクリーン40の下方位置から、油圧ユニット30の上方を通してフレーム20の長手方向他方側(駆動輪13側)外方に向かって上り傾斜となるように設けられている。排出コンベア50は、搬送方向中間部分近傍で支持部材51を介して、油圧ユニット30におけるフレーム20の長手方向他方側に突出した突出部52に支持されている。また、それよりも搬送方向上流側部分は、支持部材53を介し、フレーム20の長手方向の略中央部上に支持されている。搬送方向下流側部分は、伸縮可能な支持部材54を介して、突出部52に支持されている。
なお、排出コンベア50は、搬送方向中間部分を境に搬送方向の上流側に位置する上流部55と、搬送方向下流側の下流部56とから構成されている。下流部56の上流側端部は、上流部55の下流側端部に対して回動中心部57を中心として回動可能に連結されている。したがって、支持部材54の長さを変更することで、上流部55に対する下流部56の角度位置、すなわち排出コンベア50の排出高さを適宜変更できる。
サイドコンベア60は、スクリーン40に投入された被処理物のうち、スクリーン40の格子41上を移動して機体の後方側に落下する所定粒度以上の処理物を機体の側方に搬送し排出する装置である。サイドコンベア60の基端部は、フレーム20の長手方向一方側に取り付けられている。図示はしないが、サイドコンベア60は、たとえば走行時や輸送時等には機体側部に折り畳んで収容可能な構成とされている。
ベース70は、上フレーム22cに取り付けられて、上フレーム22cに対して傾斜角度を変更可能に構成された支持部材であり、スクリーン40と、後述するホッパ100とを支持している。ベース70の詳細については後述する。ホッパ100は、スクリーン40へ投入される被処理物を格子41の上面に導くためのホッパである。ホッパ100は、使用時には、被処理物の投入開口であるスクリーン40の上部の空間の外側に回動させて使用し、不使用時(輸送時)には、スクリーン40の上部の空間の内側に回動させて収納できるように構成されている。ホッパ100の詳細については後述する。
−−−ベース70−−−
図3は、上フレーム22cより上方の部分の側面図である。ベース70は、自走式スクリーン1の左右でそれぞれ前後方向に延在する部材71と、部材71の後方で左右の部材71を連結する連結部材72とによって略コの字状に構成されている。各部材71の下部には、ブラケット73,74が取り付けられている。ブラケット73は、穴73aを有し、各部材71の前方側に取り付けられている。ブラケット74は、穴74aを有し、各部材71の後方側に取り付けられている。
また、上フレーム22cの上面には、ブラケット23,24が取り付けられている。ブラケット23はブラケット73を、ブラケット24はブラケット74をそれぞれ軸支する。すなわち、ブラケット23は穴23aを有している。この穴23aとブラケット73の穴73aとにピン81を挿入することによって、各部材71がブラケット23に対して回動可能に軸支される。ブラケット24には上下方向に沿って複数の穴24aが設けられている。この穴24aのいずれか一つとブラケット74の穴74aとにピン82を挿入することによって、ブラケット74の高さ位置が規定される。これにより、ブラケット23に対して各部材71が回動可能に軸支されているベース70は、上フレーム22cに対する傾斜角度が規定され、ブラケット23,24によって支持される。
上フレーム22cに対するベース70の傾斜角度を変更するには、ピン82を穴74aおよび一の高さ位置の穴24aから抜脱し、穴23a,73aに挿入されたピン81を回動中心としてベース70を所定の角度位置に回動させ、再びピン82を穴74aおよび一の高さ位置とは異なる他の高さ位置の穴24aに挿入すればよい。なお、各部材71の前方端部にはブラケット75が立設され、上フレーム22cの前方上面にはブラケット25が設けられており、各ブラケット75,25は、互いに油圧シリンダ83によって連結されている。
そのため、油圧ユニット30からの圧油によって油圧シリンダ83のシリンダロッドが伸縮することで、穴23a,73aに挿入されたピン81を回動中心としてベース70が回動される。すなわち、油圧シリンダ83によって上フレーム22cに対するベース70の傾斜角度を変更できる。なお、図3において、76は油圧シリンダ83の防護カバーである。
−−−スクリーン40の支持方法−−−
スクリーン40は、ベース70に対して後方が下がるように傾斜した状態で、弾性支持部材84を介してベース70に取り付けられている。駆動装置42の駆動力でスクリーン40が振動しても、スクリーン40の振動は弾性支持部材84で吸収される。
スクリーン40のベース70に対する傾斜角度は、たとえば図3に示すように12度に設定されているが、この角度に限定されるものではない。また、図3では、上フレーム22cに対するベース70の傾斜角度が0度、すなわち、上フレーム22cとベース70とが平行であるため、上フレーム22cに対するスクリーン40の傾斜角度は12度となる。
なお、上述した方法によって上フレーム22cに対するベース70の傾斜角度を変更することで、上フレーム22cに対するスクリーン40の傾斜角度も変更される。一例として、上フレーム22cに対するベース70の傾斜角度を図示反時計方向に3度傾斜させて、上フレーム22cに対するスクリーン40の傾斜角度を15度とした場合を図4に示す。
−−−ホッパ100−−−
ホッパ100は、支持部材170を介してベース70に取り付けられている(図3)。支持部材170は、各部材71のそれぞれの上面に取り付けられた支柱171,172と、各支柱171,172によってスクリーン40の格子41のなす面と略平行となるように支持された支持はり173とを有する。図5は、図3の正面図(A矢視図)である。図5に示すように、支持はり173には、穴174aを有する取り付け部174が設けられている。なお、取り付け部174は、支持はり173の延在方向に沿って複数設けられている。
図6は、図3の平面図(B矢視図)である。ホッパ100は、スクリーン40の上方で、スクリーン40の右側端部近傍に設けられたあおり板110,120と、スクリーン40の左側端部近傍に設けられたあおり板130,140と、スクリーン40の前側端部近傍に設けられたあおり板150とを有する。あおり板110,120は、スクリーン40の前後方向に沿って前方から順に配設されている。あおり板130,140は、スクリーン40の前後方向に沿って前方から順に配設されている。
あおり板110,120は、その下部近傍で、右側の支持はり173に設けられた取り付け部174の穴174aに挿入されたピン85によって、取り付け部174に対してそれぞれ回動可能に軸支されている(図5)。したがって、各あおり板110,120は、取り付け部174に対してそれぞれ独立して回動可能である。あおり板110,120の右側の面(背面)には、それぞれブラケット111,121が設けられている(図3)。なお、図7は、図3のア部の詳細を示す図であり、ブラケット121を示しているが、ブラケット111も同様の構造である。
ブラケット111,121には、下方からネジ111a,121aが螺合されており、あおり板110,120を外側に向かって回動させると、ネジ111a,121aの頭部が支持はり173の上面に当接するように構成されている。これにより、ブラケット111,121およびネジ111a,121aによって、あおり板110,120を外側に向かって回動させた際の停止位置(角度位置)が規定される。すなわち、あおり板110,120は、その自重による外側への回動が、ブラケット111,121およびネジ111a,121aによって規制される。以下の説明では、上述した停止位置をあおり板110,120の使用位置または作業姿勢と呼び、後述するように、格子41と略平行となるようにあおり板110,120を内側に回動させた位置を格納位置または輸送姿勢と呼ぶ。
図8は、図5のC矢視図であり、図9は、図8のD矢視図である。あおり板110,120の背面には、それぞれ連結ブラケット112,122が設けられている。連結ブラケット112は、あおり板110の後方側端面近傍に設けられ、あおり板120の背面まで延在している板112aに穴112cを有する板112bが立設されている。板112aには、穴112dが設けられている。連結ブラケット122は、穴122aを有し、あおり板120の背面に立設されている。
あおり板110,120を互いに同じ回動位置に回動させると、連結ブラケット122は、連結ブラケット112の板112aの穴112dを貫通して外側に突出する。このとき、図9に示すようにあおり板110,120の延在方向に沿って見ると、板112bの穴112cの位置と、連結ブラケット122の穴122aの位置とが一致する。この状態で、板112bの穴112cと、連結ブラケット122の穴122aとに係止ピン86を挿入することで、あおり板110,120を連結できる。なお、係止ピン86には、穴112c,122aから脱落しないように抜け止めピン87が挿入される(図8)。
あおり板130,140についても、あおり板110,120と同様の構成であるので、詳細な説明は省略する。
あおり板150は、作業姿勢に回動させたあおり板110,130の前方端部に取り付けられて、スクリーン40の前側端部近傍で所定の角度位置に保持される(図3,5,6)。あおり板150の左右端には、ボルトを通すボルト穴151が設けられている。このボルト穴151と、あおり板110,130の前方端部に設けられたボルト穴113,133とにボルトを挿通させてナットを螺合させることで、あおり板110,130に対してあおり板150を固定できる。
−−−ホッパ100の展開および格納−−−
図10は、各あおり板110〜140を輸送姿勢に回動させた、格納状態にあるホッパ100を図6と同じ角度位置から見たときの図であり、図11は、格納状態にあるホッパ100を図5と同じ角度位置から見たときの図である。ホッパ100の格納状態では、各あおり板110〜140は、格子41のなす面と略平行となるように内側に回動されている。なお、各あおり板110〜140の内側への回動は、不図示の係止機構によって規制されている。
あおり板110はあおり板130と、あおり板120はあおり板140と、それぞれ互いに連結板88によって連結されている。また、あおり板110はあおり板120と、あおり板130はあおり板140と、それぞれ互いに係止ピン86によって係止されて連結されている。あおり板150は、格子41上に載置され、取手152が連結板88にロープ89などで固定されている。なお、あおり板150を格子41上に載置した際に、取手152の把持部分152aが連結板88と略同じ高さ位置となることが望ましい。
このように、格納状態にあるホッパ100では、各あおり板110〜140は輸送姿勢に回動されて、互いに連結されて固定されている。あおり板150は、格子41上に載置され、取手152が連結板88にロープ89などで固定されている。
上述した格納状態から、スクリーン40へ投入される被処理物を格子41の上面に導くことができるようにホッパ100を使用可能な状態(使用状態)とするには、ホッパ100を次のように展開する。取手152を連結板88に固定しているロープ89をほどき、連結板88を各あおり板110〜140から取り外す。抜け止めピン87を係止ピン86から取り外し、係止ピン86を抜脱して、あおり板110とあおり板120との連結、およびあおり板130とあおり板140との連結を解除する。
各あおり板110〜140をそれぞれ1枚ずつ外側へ向かって作業姿勢まで回動させる。その後、係止ピン86であおり板110とあおり板120とを連結し、あおり板130とあおり板140とを連結する。係止ピン86には抜け止めピン87を挿入する。格子41上に載置されたあおり板150をあおり板110,130の前方端部にあてがい、ボルト穴151とボルト穴113,133とにボルトを挿通させてナットを螺合させることで、あおり板110,130に対してあおり板150を固定する。
上述した展開手順とは逆の手順によって、ホッパ100を使用状態から格納状態に格納できる。なお、上述した展開および格納作業は、クレーンなどの他の作業機械を用いることなく、スクリーン40の格子41上に乗った作業者が行うことができる。格納状態では、各あおり板110〜140が内側に回動されて格子41の上に格納されているので、格子41の上に乗った作業者が無理なく安全に各あおり板110〜140を外側へ向かって回動させることができる。
従来の自走式スクリーンでは、不使用時にはホッパを外側に傾倒させて格納するようにしているので、格子の上に乗った作業者が外側に倒れているあおり板を起こして、作業姿勢に回動させるのが困難であった。そのため、クレーンなど他の作業機械によってホッパを吊りながらホッパの組み立ておよび格納作業を行わなければならなかった。これに対し、本実施の形態の自走式スクリーン1では、格子41の上に格納されている各あおり板110〜140を起こして、外側へ向かって回動させるだけでよく、各あおり板110〜140を容易に作業姿勢に設定できる。
また、作業姿勢にある各あおり板110〜140を内側に回動させることで輸送姿勢に収納できるので、格納作業が容易となる。なお、作業者の腕力によって展開および格納作業を無理なく行えるように各あおり板110〜150の重量が抑制されている。たとえば、あおり板110とあおり板120とが、およびあおり板130とあおり板140とが分割されているのも、あおり板110〜140の1枚の重量を抑制するためである。
このように構成される自走式スクリーン1は、トレーラに搭載されて処理現場へ搬送される。トレーラで搬送する際には、自走式スクリーン1のホッパ100は格納状態に格納され、サイドコンベア60は機体側部に折り畳んで収容され、排出コンベア50の上流部55の高さは下げられた状態とされている。自走式スクリーン1は、走行体10を備えて自走可能であるので、トレーラの荷台などにも自力で乗り降りできるともに、現場内を自力で移動可能である。
現場に到着した後、上述したように、格納状態に格納されているホッパ100を使用状態に展開する。ホッパの展開作業では、上述のように、クレーンなどの他の作業機械は不要である。機体側部に折り畳んで収容されているサイドコンベア60を、図2に示すように展開するとともに、支持部材54の長さを変更することで、排出コンベア50の排出高さを適宜変更する。
処理現場において、被処理物は、たとえば油圧ショベルなどの作業機械によってスクリーン40の上方から投入され、ホッパ100によって格子41の上面に導かれる。なお、あおり板110〜140の上端部分はスクリーン40の格子41のなす面と略平行とされている。これは、単にあおり板110〜140が略長方形形状であるから必然的に略平行となった、という理由だけではなく、被処理物を投入する作業機械のオペレータの便宜のためでもある。すなわち、あおり板110〜140の上端部分が水平ではなく、スクリーン40の格子41のなす面と略平行とされている方が、オペレータが被処理物を投入しやすいと感じるからである。
投入された被処理物は、駆動装置42の駆動力で振動する格子41によって選別され、格子41の目開きよりも大きな処理物は、格子41の上面に沿って自走式スクリーン1の後方へ導かれ、サイドコンベア60に投入される。格子41の目開きよりも小さな処理物は、格子41の下方に導かれ、排出コンベア50に投入される。これにより、格子41の目開きよりも大きな処理物は、サイドコンベア60によって自走式スクリーン1の側方に排出され、格子41の目開きよりも小さな処理物は、排出コンベア50によって自走式スクリーン1の前方に排出される。
処理現場での処理を終えた自走式スクリーン1は、上述とは逆の手順でホッパ100が折り畳まれて格納される。ホッパ100の格納の際も、クレーンなど他の作業機械を用いることなく、作業者がスクリーン40の上に乗って格納作業をすることができる。また、自走式スクリーン1をトレーラにて搬送可能となるように、排出コンベア50およびサイドコンベア60も格納される。このように搬送可能に各部が格納された自走式スクリーン1は、自力でトレーラの荷台などに移動する。その後、自走式スクリーン1はトレーラで搬送される。
上述した自走式スクリーン1では、次の作用効果を奏する。
(1) ホッパ100の構造を、使用時には各あおり板110〜140を外側に回動させて使用し、不使用時には内側に回動させて収納するように構成した。これにより、格子41の上に乗った作業者が容易に各あおり板110〜150を使用状態または格納状態とすることができるので、クレーンなどの他の作業機械による補助が不要となり、ホッパ100の展開および格納作業を効率化できる。
(2) 各あおり板110〜150を格子41上に回動させて格納するので、格納状態のホッパ100をコンパクト化できる。これにより、幅方向および高さ方向へのホッパ100の突出を最小限とすることができるので、自走式スクリーン1のトレーラ等による輸送に際し、幅方向および高さ方向の制約を受けにくくなり、輸送が容易となる。
(3) あおり板110とあおり板120とが、およびあおり板130とあおり板140とが分割されているので、作業者の腕力によって展開および格納作業を無理なく行うことができる。
(4) 係止ピン86であおり板110とあおり板120とを連結し、あおり板130とあおり板140とを連結するように構成したので、あおり板同士の連結および連結解除が容易となり、展開および格納作業を容易化できる。
(5) 格納状態にあるホッパ100では、各あおり板110〜140が輸送姿勢に回動されて、互いに連結されて固定されるように構成した。また、あおり板150は、格子41上に載置され、取手152が連結板88にロープ89などで固定されるように構成した。これにより、各あおり板110〜150を確実に固定できるので、自走式スクリーン1のトレーラ等による輸送の際に、各あおり板110〜150がずれたり、落下したりすることがなく、各あおり板110〜150やスクリーン40の破損を防止できる。
(6) 使用状態におけるあおり板110〜140の上端部分がスクリーン40の格子41のなす面と略平行とされているので、オペレータがスクリーン40に被処理物を投入しやすいと感じ、被処理物の投入作業を効率化できる。
(7) スクリーン40およびホッパ100が配設されているベース70の傾斜角度を上フレーム22cに対して変更可能に構成した。これにより、粒度分布や性状などといった被処理物の状態に合わせて選別処理を行うことができるので、選別処理を効率化できる。
−−−変形例−−−
(1) 上述の説明では、上記構成のホッパ100を自走式スクリーン1のスクリーン40への投入ホッパとして適用したが、本発明はこれに限定されない。被処理物を処理する手段がスクリーン40でなくてもよく、混合装置や破砕装置など、他の各種処理装置であってもよい。すなわち、自走式スクリーンに限らず、他の自走式作業機械の被処理物投入部分に上述したホッパ100を設けるようにしてもよい。
(2) 上述の説明では、スクリーン40の側面上方に設けられた各あおり板110〜140は、前後方向にそれぞれ2枚ずつに分割されているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、側面のあおり板の前後方向の分割数は3以上であってもよい。また、格子41の上に乗った作業者が無理なく安全に各あおり板110〜140を外側へ向かって回動させることができるのであれば、側面のあおり板を前後方向で複数枚に分割しなくてもよい。さらに、あおり板150を左右方向で複数枚に分割するように構成してもよい。
(3) 上述の説明では、あおり板110,120にそれぞれ連結ブラケット112,122を設けて、係止ピン86によってあおり板110,120を連結するように構成したが、あおり板110とあおり板120との連結および連結解除が容易な構成であれば、上述した構成に限定されない。
(4) 上述の説明では、格子41と略平行となるように各あおり板110〜140を内側に回動させて格納しているが、本発明はこれに限定されない。使用時には被処理物の投入開口の外側に向かって回動させて使用し、不使用時には被処理物の投入開口の内側に向かって回動させて収納するように構成されていれば、各あおり板110〜140の内側への回動角度位置は、格子41と略平行でなくてもよい。
(5) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
以上の実施の形態および変形例において、たとえば、走行手段、走行装置およびサイドフレームは走行体10に、フレームおよびメインフレームはフレーム20に、処理手段、篩装置および篩い分け手段はスクリーン40にそれぞれ対応する。受入手段はホッパ100に、搬送手段およびコンベアは排出コンベア50に、あおり部はあおり板110〜140に、規制手段、保持手段およびストッパは、ブラケット111,121およびネジ111a,121aに、回動軸は穴174aおよびピン85にそれぞれ対応する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する際、上記の実施形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項の対応関係になんら限定も拘束もされない。
自走式スクリーン1の側面図である。 自走式スクリーン1の平面図である。 上フレーム22cより上方の部分の側面図である。 上フレーム22cに対するスクリーン40の傾斜角度を15度とした場合を示す図である。 図3の正面図(A矢視図)である。 図3の平面図(B矢視図)である。 図3のア部の詳細を示す図である。 図5のC矢視図である。 図8のD矢視図である。 格納状態にあるホッパ100を図6と同じ角度位置から見たときの図である。 格納状態にあるホッパ100を図5と同じ角度位置から見たときの図である。
符号の説明
1 自走式スクリーン 10 走行体
13 駆動輪 14 従動輪
20 フレーム 22c 上フレーム
40 スクリーン 50 排出コンベア
70 ベース 85 ピン
100 ホッパ 110〜150 あおり板
111,121 ブラケット 111a,121a ネジ
174a 穴

Claims (4)

  1. 自走可能に設けられた走行手段と、
    前記走行手段の上部に設けられたフレームと、
    前記フレームに取り付けられた処理手段と、
    前記処理手段の被処理物の投入側に設けられた、被処理物を受け入れる受入手段と、
    前記処理手段の処理物の排出側に設けられた搬送手段とを備えたリサイクル作業機において、
    前記受入手段は、複数に分割された、前記被処理物を前記処理手段に導入するためのあおり部と、前記被処理物の受入開口の外側に向かって回動させた前記あおり部の回動角度を所定角度に規制する規制手段と、前記規制手段に対して前記フレームの内側に設けられた前記あおり部の回動軸とを有し、
    作業時には前記あおり部を前記被処理物の受入開口の外側に向かって回動させ、
    輸送時には前記あおり部を前記受入開口の内側に向かって回動させることを特徴とするリサイクル作業機。
  2. 請求項1に記載のリサイクル作業機において、
    前記処理手段は、前記被処理物を粒度に応じて選別する篩装置であり、
    前記あおり部は、輸送時には前記篩装置の上部に位置するように収納されることを特徴とするリサイクル作業機。
  3. 無限軌道式の履帯を有する走行装置と、
    前記走行装置の上部に設けられたフレームと、
    前記フレームに取り付けられて被処理物を篩い分ける篩い分け手段と、
    前記篩い分け手段の被処理物の投入側に設けられた、被処理物を受け入れるホッパと、
    前記篩い分け手段で篩い分けられた後の処理物を搬送する搬送手段とを備え、
    前記ホッパは、複数に分割された、前記被処理物を前記篩い分け手段に導入するためのあおり部と、前記ホッパの外側に向かって回動させた前記あおり部で前記被処理物を前記篩い分け手段に導入するように前記あおり部の回動角度を所定角度で保持する保持手段と、前記あおり部の回動軸とを有し、
    作業時には前記あおり部を前記ホッパの外側に向かって回動させ、
    輸送時には前記あおり部を前記ホッパの内側に向かって回動させることを特徴とするリサイクル作業機。
  4. メインフレームと、
    前記メインフレームに取り付けられた一対のサイドフレームと、
    前記一対のサイドフレームのそれぞれの一端側に設けられた駆動輪と、
    前記一対のサイドフレームのそれぞれの他端側に設けられた従動輪と、
    前記駆動輪と前記従動輪とに掛け回された無限軌道式の履帯を用いて走行するクローラと、
    前記メインフレーム上の、前記サイドフレームに沿った方向における前記従動輪側に設けられ、被処理物を受け入れるホッパと、
    少なくとも前記メインフレーム上に取り付けられ、前記サイドフレームに沿った方向における前記従動輪側に基端が設けられ、その基端から前記駆動輪側にかけて斜め上方へ向けて排出端が設けられたコンベアと、
    前記ホッパと前記コンベアとの間に設けられた篩装置とを備えたリサイクル作業機において、
    前記ホッパは、前記ホッパの外周縁部に取り付けられた前記被処理物を前記篩装置へ導く複数に分割されたあおり部と、前記ホッパの外周縁部に設けられ前記ホッパの外側に向かって起立状態で傾斜し所定角度に前記あおり部を保持するストッパとを有し、
    前記あおり部は、前記ストッパに対して前記ホッパの内側における前記ホッパの外周縁部に設けられた回転軸を備えるとともに、前記回転軸を基端として前記ホッパの内側に向かって倒伏する姿勢に移行可能に設けられたことを特徴とする自走式のリサイクル作業機。
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KR101438134B1 (ko) 2012-10-12 2014-09-04 엠엔테크(주) 고형화연료의 발열량 향상을 위한 고함수율 폐기물 선별장치
CN113351481A (zh) * 2021-06-01 2021-09-07 广西博斯特机械有限公司 一种移动切断式甘蔗综合除杂机

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