JP2005138005A - リサイクル品生産補助機械 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】走行体1と、この走行体1上に設けた本体フレーム7と、この本体フレーム7の長手方向一方側の上部に設けた動力装置8と、本体フレーム7の長手方向他方側から本体フレームの長手方向一方側外方にかけて上り傾斜となるように、動力装置8の上方を通して設けられたコンベア12と、本体フレーム7の長手方向他方側の上部に設けられ、用途に応じたアタッチメントをコンベア12上に取り付けるための取付フレーム9とを備える。
【選択図】 図1
Description
図1は本発明のリサイクル品生産補助機械の一実施の形態の全体構造を表す側面図、図2は平面図、図3は正面図である。
これら図1乃至図3において、1は走行体で、この走行体1は、トラックフレーム2と、このトラックフレーム2の両端に設けた従動輪3及び駆動輪4と、この駆動輪4に直結した駆動装置5と、従動輪3及び駆動輪4に掛け回した履帯6とで構成されている。7はトラックフレーム2の上部に略水平に配設された本体フレームで、この本体フレーム7は角パイプ等で構成されており、その長手方向一方側(図1中右側)の上部には動力装置8が、長手方向他方側(図1中左側)の上部には取付フレーム9が設けられている。
この図4に示すように、コンベアフレーム15は、ほぼ本体フレーム7の高さ位置から動力装置8の上部に向かって上り傾斜に延設された上流部21と、この上流部21に対し上下方向に回動可能に連結された下流部22とで構成されている。上流部21は、前述したように、上記支持部材14等によって動力装置8のベースフレーム8aに支持されるとともに、支持部材14aによって本体フレーム7に支持されている。一方、上流部21及び下流部22の互いの対向端部の下部側には、それぞれブラケット23,24が取り付けられており、これらブラケット23,24がピン25を介して連結している。下流部22の下部側には、支持部材26が固定されており、この支持部材26と上記動力装置ベースフレーム8aとの間には、油圧シリンダ27の両端が回動可能に連結されている。すなわち、油圧シリンダ27の伸縮により、下流部22が上流部21に対して回動する構成となっている。
図5(a)のような収容状態からサイドコンベア39を展開する際には、まず、油圧シリンダ57を伸長し、図5(b)に示すように、サイドコンベア39の下流部43が上流部42に対してほぼ直線状になるまで、下流部43を回動させる。次いで、油圧シリンダ53を縮め、図5(c)に示すように、コンベアベルト48がほぼ水平の状態となるよう、サイドコンベア39を旋回フレーム41側に倒す。このような状態となったら、油圧シリンダ57をさらに伸長させ、図5(d)に示すように、下流側に向かって上り傾斜となるようにサイドコンベア39をベース13に対して回動させる。そして、脚58を引き出して、図5(d)の状態でサイドコンベア39がしっかりと固定されるように、下流部43を地面より支持する。このようにしてサイドコンベア39を展開した状態の本実施の形態のリサイクル品生産補助機械の側面図、平面図、正面図を、それぞれ図1乃至図3に対応させて図6乃至図8に示した。なお、サイドコンベア39を収容する場合は、図5に示した手順と逆の手順で行う。
図9(a)は、先の図5(c)と同じ状態を表している。サイドコンベア39を旋回させる場合には、まず、油圧シリンダ33を伸長し、図9(b)に示すように、ベースフレーム32を取付フレーム9に対して突出する方向にスライドさせ、サイドコンベア39を旋回させるためのスペースを確保する。ベースフレーム32をスライドさせたら、操作者は、サイドコンベア39を押し、回転軸40を中心に旋回フレーム41を回転させ、図9(c)のように、図9(a)とは逆方向を向くように、サイドコンベア39を旋回させる。このとき、回転軸40を回転駆動させる旋回装置を別途設け、人手によらず油圧駆動又は電動で旋回するようにしても良い。そして、油圧シリンダ33を縮め、図9(d)に示したように、サイドコンベア39を稼動位置にスライドさせる。この位置でサイドコンベア39を稼動させる場合、先に図5(d)で説明した手順を続けて行う。再び、図9(a)の状態にサイドコンベア39を戻す場合は、上記と逆の手順を行う。
まず、図5(a)乃至図5(d)で説明したようにサイドコンベア39を展開し、図6乃至図8に示した状態とした後、例えば、油圧ショベル等により篩装置34に選別対象物を投入すると、この篩装置34の格子36を通過した所定粒度以下の選別対象物が下方のホッパ35へと導入される。ホッパ35で受け入れられた選別対象物は、コンベア12上に導かれ、このコンベア12によって搬送され機外(例えば図7中の右側)に排出される。一方、篩装置34の格子36を通過しない所定粒度以上の選別対象物は、格子36上を移動してサイドコンベア39上に落下する。そして、サイドコンベア39上に落下した選別対象物は、このサイドコンベア39によって搬送され、機体の側方(この場合、図7中の上側)に排出される。
この図11に示すように、リサイクル品生産補助機械のベースマシンは、走行体1、動力装置8、コンベア12を有する。したがって、この状態のままでも、一般の移動式コンベアとして稼動することが可能である。
この図12のように、取付フレーム9の上フレーム9cに、上方に向かって拡開したホッパ60を取り付けることにより、例えば油圧ショベル等からの投入物がホッパ60によって確実に受け入れられ、コンベア12上に導かれる。そして、投入物は、コンベア12により搬送され、所定の箇所に集積されたり、他の機械に供給されたりする。
この図13に示すように、定量供給機61は、上方に向かって拡開したホッパ62と、このホッパ62の下部に設けた供給部(ロータリフィーダ)63とからなる。このような定量供給機61を、取付フレーム9の上フレーム9cに取り付けることにより、ホッパ62内に投入された投入物は、供給部63内のロータの回転数に応じた所定の量ずつコンベア12上に導出される。したがって、ホッパ62内の投入物は、所定量ずつコンベア12により搬送されるので、リサイクル品生産機等にリサイクル原料やこれに混合する粉粒体等を供給するのに役立つ。
この図14に示すように、粉体供給装置64は、粉体を貯留する貯留タンク65と、この貯留タンク65の下部に連設したシュート66と、このシュート66の下部に設けた供給部(スクリュフィーダ)67とからなる。このような粉体供給装置64を、取付フレーム9の上フレーム9cに取り付けることにより、予め貯留タンク65内に貯留しておいた粉体は、シュート66により供給部67に導かれ、供給部67内のスクリュの回転数に応じた所定の量ずつコンベア12上に導出される。したがって、貯留タンク65内の粉粒体は、所定量ずつ高精度にコンベア12により搬送されるので、リサイクル品生産機に対し、リサイクル原料に混合する粉粒体、或いはリサイクル原料を供給するのに役立つ。
この図15に示したリサイクル品生産補助機械においては、公知の構成のロータリスクリーン68によって、粒度に応じて選別対象物が篩い分けられ、所定粒度以上のものはコンベア12に、所定粒度以下のものはサイドコンベア39に導かれる。いわゆる振動篩である選別装置34の他にも、様々なタイプの選別装置を搭載することも勿論可能である。例えば、ロールスクリーンや単なる固定篩等も搭載可能である。
本実施の形態は、走行体に対して本体フレーム7を旋回可能に構成した例である。
図17は本発明のリサイクル品生産補助機械の他の実施の形態の要部構造を表す背面側から見た断面図、図18は側面側から見た断面図、図19は図18中のXIX−XIX矢視から見た矢視断面図で、これら図17乃至図19において、先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
図17乃至図19に示すように、本実施の形態においては、走行体1の左右のトラックフレーム2は、互いに走行体フレーム70によって連結されており、本体フレーム7が、取付フレーム9の下フレーム9a(図1参照)を兼ねている。71は旋回体で、本実施の形態において、走行体1は、この旋回体71を介して本体フレーム7に接続している。旋回体70は、相対的に回転自在に構成された外輪72及び内輪73からなる旋回輪74と、旋回モータ76と、この旋回モータ76に圧油を供給するためのセンタジョイント77とで構成されている。
この図に示すように、選別装置34を搭載し、比較的狭隘な稼動現場で選別作業を行う場合等は、図20(a)に示した選別作業開始時から、作業の進捗に応じて旋回体71を中心に矢印Rの方向に旋回して段階的に選別物の排出位置を移動させる。すると、図20(b)に示すようにコンベヤ12及びサイドコンベア39から排出された選別物をより多く集積することができる。また、このような排出位置の変更は、走行体1にてピボットターンを行うことによっても可能であるが、走行体1を駆動して排出位置を微動制御するには、相応の技量を要し、多くの労力及び時間を消費するが、このような旋回動作が可能な構成とすることで、容易かつ迅速に排出位置を変更し、排出位置変更後、即座に作業に復帰することができる。このように、作業に応じて本体フレーム7を走行装置1に旋回させることによって、作業現場の狭隘なスペースを有効に活用することができる。また、迅速に排出位置を変更することができるので、作業効率が向上し、経済効果も大きい。
7 本体フレーム
8 動力装置
9 取付フレーム
12 コンベア
14 支持部材
21 上流部
22 下流部
32 ベースフレーム
34 選別装置
39 サイドコンベア
41 旋回フレーム
42 上流部
43 下流部
60 ホッパ
64 粉体供給装置
Claims (10)
- 走行手段と、
この走行手段上に設けた本体フレームと、
この本体フレームの長手方向一方側の上部に設けた動力装置と、
前記本体フレームの長手方向他方側から前記本体フレームの長手方向一方側外方にかけて上り傾斜となるように、前記動力装置の上方を通して設けられたコンベアと
を備えたことを特徴とするリサイクル品生産補助機械。 - 前記コンベアは、前記本体フレームの長手方向一方側において、前記本体フレーム上に設けた支持部材によって支持されることを特徴とする請求項1に記載のリサイクル品生産補助機械。
- 前記本体フレームの長手方向他方側の上部に、用途に応じたアタッチメントを前記コンベア上に取り付けるための取付フレームを設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のリサイクル品生産補助機械。
- 前記コンベアは、前記本体フレームの高さ位置から前記動力装置の上部に延設された上流部と、この上流部に対し上下方向に回動可能に連結された下流部とを備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のリサイクル品生産補助機械。
- 前記アタッチメントは、選別対象物を粒度に応じて選別する選別装置であり、さらに、前記本体フレームの長手方向他方側に、この選別装置により選別された選別粒度以上の選別物を搬送し機外に排出するサイドコンベアを設けたことを特徴とする請求項3又は4に記載のリサイクル品生産補助機械。
- 前記サイドコンベアは、上流部と、この上流部に対して回動可能に連結された下流部とから成り、前記上流部をその幅方向一方側を支点として垂直方向に回動させ、さらに前記下流部を前記上流部に対して回動させることにより機体の側部に収容可能であることを特徴とする請求項5に記載のリサイクル品生産補助機械。
- 前記取付フレームの前記本体フレーム長手方向他方側には、前記サイドコンベアを積載するベースフレームがスライド可能に間挿され、さらに前記サイドコンベアは前記ベースフレームに対して旋回可能に設けられていることを特徴とする請求項5又は6に記載のリサイクル品生産補助機械。
- 前記アタッチメントは、処理対象物を受け入れるホッパであることを特徴とする請求項3又は4に記載のリサイクル品生産補助機械。
- 前記アタッチメントは、粉粒体を所定量ずつ供給する粉体供給装置であることを特徴とする請求項3又は4に記載のリサイクル品生産補助機械。
- 前記本体フレームは、前記走行手段に対して旋回可能であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のリサイクル品生産補助機械。
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- 2003-11-05 JP JP2003375745A patent/JP4255805B2/ja not_active Expired - Lifetime
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