JP2005334742A - 自走式リサイクル作業用機械 - Google Patents

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純 池田
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Abstract

【課題】搭載する処理装置に関わらず同一構成のベースユニットを共用することができる自走式リサイクル作業用機械を提供する。
【解決手段】走行体と、この走行体上に設けた本体フレーム7と、この本体フレーム7の長手方向一方側から本体フレーム7の長手方向他方側外方にかけて上り傾斜となるように設けた排出コンベアと、本体フレーム7の長手方向他方側の上部に設けた動力装置と、本体フレーム7に設けられ、充填口97,98から充填した所要量の流動体を貯留して機体重心の前後位置を調整する重心調整手段とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図17

Description

本発明は、リサイクル原料に所定の処理を施してリサイクル品を生産する自走式リサイクル品生産機械や、この自走式リサイクル品生産機械の周辺で補機的役割を果たす自走式リサイクル品生産補助機械を含めたリサイクル品の生産に関わる作業を行う自走式リサイクル作業用機械に関するものである。
自走式リサイクル作業用機械のうち、リサイクル品生産補助機械には、例えばリサイクル品生産機械に供給されるリサイクル原料又はリサイクル品生産機械から排出されたリサイクル品をスクリーン等の処理装置によって粒度に応じて選別する自走式スクリーンや、リサイクル原料又はリサイクル品に添加する粉粒体等を供給装置等の処理装置によって定量ずつ切り出してリサイクル品生産機械に供給する自走式供給機械等がある。
一方、リサイクル品生産機械では、建設発生土等をリサイクル原料とし、これを土質改良材とともに混合装置等の処理装置により混合処理しリサイクル品としての改良土とする自走式土質改良機や、建設廃材や産業廃棄物や廃木材等といった被破砕物をリサイクル原料とし、これを破砕装置等の処理装置により所定の大きさに破砕処理してリサイクル品としての破砕物とする自走式破砕機等が代表的である(例えば、特許文献1等参照)。
特開平8−299839号公報
上記の自走式リサイクル品生産機械や自走式リサイクル品生産補助機械を含めて、自走式リサイクル作業用機械では、一般に走行装置上に本体フレームを配設し、この本体フレームによって、動力源となる動力装置、主目的作業を行う処理装置、処理装置から排出されたリサイクル原料又はリサイクル品を搬送し機外に排出する排出コンベア等を支持して構成されている場合が多い。つまり、各種の自走式リサイクル作業用機械は、一般に、走行装置、動力装置、及び排出コンベアで概略構成されたベースユニットに処理装置やその周辺装置を搭載して構成されたものともいえ、構造的に共通点も多い。それに対し、上記従来技術では、自走式破砕機において、処理装置である破砕装置をジョークラッシャとインパクトクラッシャとで載せ換え、ベースユニットを共用して用途の異なる二種類の自走式破砕機を選択的に構成可能としている。
しかしながら、各種自走式リサイクル作業用機械において、その処理装置の大きさや周辺構造物の重量はまちまちである。しかも、全く用途の異なるものに構成を切り換えようとすると、処理装置によって例えばフィーダ等といった周辺機器が新たに必要となる場合もある。そのため、ベースユニットを共用して用途の異なる各種の自走式リサイクル作業用機械を構成する場合、単に処理装置等を載せ換えるだけでは機体の重心位置が変化してしまう。したがって多くの場合、処理装置の載せ換えに伴って動力装置等の配置を調整し機体全体の重量をバランスさせなければならず、各種の自走式リサイクル作業用機械においてベースユニットをそのまま共用することは困難である。
本発明は上記に鑑みなされたものであり、その目的は、搭載する処理装置に関わらず同一構成のベースユニットを共用することができる自走式リサイクル作業用機械を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、走行手段と、この走行手段上に設けた本体フレームと、この本体フレームの長手方向一方側から前記本体フレームの長手方向他方側外方にかけて上り傾斜となるように設けた排出コンベアと、前記本体フレームの長手方向他方側の上部に設けた動力装置と、前記本体フレーム又は前記走行手段のトラックフレームに設けられ、機体重心の前後位置を調整する重心調整手段とを備えたことを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記重心調整手段は、前記本体フレーム又は前記トラックフレームの空洞部に設けたタンク部と、このタンク部に所要量の流動体を充填するための充填口とを有することを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、前記重心調整手段は、前記タンク部内の流動体を排出するための排出口をさらに備えていることを特徴とする。
第4の発明は、第1の発明において、前記重心調整手段は、前記本体フレームの長手方向一方側に着脱可能な所要重量の重量物であることを特徴とする。
第5の発明は、第1の発明において、前記重心調整手段は、前記本体フレームの長手方向一方側に、前記本体フレームの長手方向に位置調整可能に設けた重量物であることを特徴とする。
本発明によれば、本体フレーム又はトラックフレームに備えた重心調整手段によって機体重心を前後に位置調整可能であるので、搭載する処理装置に関わらず同一構成のベースユニットを共用することができる。
以下、本発明の自走式リサイクル作業用機械の一実施形態について図面を用いて説明する。
図1は本発明の自走式リサイクル作業用機械の一実施形態の全体構造を表す側面図、図2は平面図、図3は背面図である。
なお、以下の説明において、図1中の左・右を、それぞれ本自走式リサイクル作業用機械における後・前又は本体フレーム長手方向の一方側・他方側とする。
図1乃至図3において、1は走行体で、この走行体1は、トラックフレーム2と、このトラックフレーム2の両端に設けた従動輪3及び駆動輪4と、この駆動輪4に直結した駆動装置5と、従動輪3及び駆動輪4に掛け回した履帯6とで構成されている。7はトラックフレーム2の上部に略水平に配設されたメインフレーム(本体フレーム)で、このメインフレーム7は角パイプ等で構成されており、その長手方向他方側の上部には動力装置8が、長手方向一方側の上部には取付フレーム9が設けられている。なお、本例においては、メインフレーム7及び取付フレーム9で本体フレームを構成するものとする。
動力装置8は、本体フレーム長手方向他方側端部に支持部材10を介して支持されており、繁雑防止のため特に図示していないが、本実施形態の自走式リサイクル作業用機械の駆動源であるエンジンと、このエンジンにより駆動される少なくとも1つの油圧ポンプと、この油圧ポンプから各駆動装置に供給される圧油を制御する複数のコントロールバルブとを内蔵している。11はこの動力装置8の側方の区画に設けた運転席で、この運転席11には、図1乃至図3に示すように、各種操作を行う操作レバーや操作盤等が設けられている。
取付フレーム9は、メインフレーム7上に固定された下フレーム9aと、この下フレーム9a上に立設した支持ポスト9bと、支持ポスト9b上に略水平に設けた上フレーム9cとで構成されている。この取付フレーム9は、用途に応じた処理装置(主装置、詳細は後述)を搭載するためのもので、上フレーム9cには、特に図示していないが、例えば、処理装置の搭載位置に取付台座やボルト穴等が設けられている。これにより、搭載する処理装置が排出コンベア12の搬送方向上流側部分(図1中の左側部分)の上方に位置するように適宜取り付けられるようになっている。
上記排出コンベア12は、ほぼメインフレーム7の高さ位置にある搬送方向上流側(本体フレーム長手方向一方側)端部から搬送方向下流側(本体フレーム長手方向他方側)外方にかけて上り傾斜となるように、動力装置8の上方を通して設けられている。また、この排出コンベア12は、その搬送方向中間部が支持部材14を介して動力装置8のベースフレーム8aに支持されており、それよりも搬送方向上流側部分において、支持部材14aを介しメインフレーム7のほぼ中央部上に支持されている。この排出コンベア12は、コンベアフレーム15と、このコンベアフレーム15の両端に設けた駆動輪16及び従動輪17と、これら駆動輪16及び従動輪17に掛け回したコンベアベルト18と、このコンベアベルト18を支持する支持ローラ19と、駆動輪16に連結した駆動装置20を備えており、駆動装置20によって駆動輪16を回転させコンベアベルト18を循環駆動させるようになっている。なお、特に説明しないが、この排出コンベア12の従動輪17側には、公知のベルト張り調整機構が設けられている。また、図2では、排出コンベア12の構造を詳細に図示するために、コンベアベルト18を破断して図示してある。
図4は、排出コンベア12の詳細構造を表す拡大側面図で、図中、先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
この図4に示すように、コンベアフレーム15は、ほぼメインフレーム7の高さ位置から動力装置8の上部に向かって上り傾斜に延設された上流部21と、この上流部21に対し上下方向に回動可能に連結された下流部22とで構成されている。上流部21は、前述したように、上記支持部材14等によって動力装置8のベースフレーム8aに支持されるとともに、支持部材14aによってメインフレーム7に支持されている。一方、上流部21及び下流部22の互いの対向端部の下部側には、それぞれブラケット23,24が取り付けられており、これらブラケット23,24がピン25を介して連結している。下流部22の下部側には、支持部材26が固定されており、この支持部材26と上記動力装置ベースフレーム8aとの間には、油圧シリンダ27の両端が回動可能に連結されている。すなわち、油圧シリンダ27の伸縮により、下流部22が上流部21に対して回動する構成となっている。
また、上流部21の上部側には、ピン25をそのほぼ中心とする円弧状のブラケット28が設けられており、一方、下流部22の上部側には、ほぼ直線状のブラケット29が設けられている。円弧状のブラケット28には、所定間隔で複数のピン穴30が穿設されており、下流部22の回動角度に対応するピン穴30に対し、ブラケット29をピン31で固定することにより、下流部22を上流部21に対して機械的に固定する構成となっている。
図1乃至図3に戻り、32は後述するサイドコンベア39を積載するベースフレームで、このベースフレーム32は、取付フレーム9の下フレーム9aとの対向端部が、下フレーム9aの長手方向一方側(図1中左側)端部に、下フレーム9aの長手方向(図1中左右方向)にスライド可能に挿入されている。また、このベースフレーム32は、油圧シリンダ33を介して下フレーム9aと連結されている。油圧シリンダ33の両端は、下フレーム9a及びベースフレーム32にそれぞれ設けたブラケットに対し回動可能に連結されている。これにより、ベースフレーム32は、油圧シリンダ33の伸縮動作に伴って、下フレーム9aに対して進退する構成となっている。
図5は、取付フレーム9の長手方向一方側端部の構造を表す斜視図である。この図において、先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
図5に示すように、取付フレーム9は、下フレーム9a及び上フレーム9cにおける長手方向一方側端部近傍に、本体フレーム幅方向に掛け渡したビーム9d,9eを備えている。取付フレーム9の構成部材、すなわち下フレーム9a、支持ポスト9b、上フレーム9c、ビーム9d,9eは、それぞれ中空の部材、例えば角パイプ等で形成されている。このとき、下フレーム9a及び上フレーム9c内の空洞部は、その長手方向一方側の端部近傍がそれぞれ隔壁70で区画されている。
本実施形態においては、これら隔壁70で区画された上下フレーム9a,9c内の長手方向一方側端部近傍部分、支持ポスト9bの空洞部、及びビーム9d,9eの空洞部のそれぞれを、重心調整手段としての役割を果たすタンク部71〜75としている。このタンク部71〜75には、本自走式リサイクル作業用機械の重心の前後位置を調整するための錘(おもり)の役割を果たす流動体が、搭載する処理装置により変化する重心の補正に必要なだけ充填される。充填する流動体としては、例えば、水等の液体、砂等の粉粒体の他、コンクリートやアスファルト、油圧ショベルのカウンタウェイト用の詰め物等、充填時に流動性を有している物質であれば適用可能である。流動体として液体や粉粒体等、充填後も流動性が維持されるものを用いる場合、流動体の漏洩を防止するために、例えばタンク部71〜75を水密溶接する。76〜80はそれぞれタンク部71〜75に所要量の流動体を充填するための充填口、81〜85はそれぞれタンク部71〜75内の流動体を排出するための排出口で、これら充填口76〜80、排出口81〜85はそれぞれ例えばプラグ等によって開閉可能である。
本実施形態の自走式リサイクル作業用機械のベースユニットは以上のように構成されているが、前述したように、上記取付フレーム9には、用途に応じた処理装置が取り付けられるようになっている。本実施形態においては、図1乃至図3に示すように、処理装置として、スクリーン(篩装置)34及びホッパ35を取り付け、自走式スクリーンとして構成した場合を例として図示している。
スクリーン34は、投入されるリサイクル原料又はリサイクル品等といった選別対象物(一例としては土砂等)を粒度に応じて選別するもので、内部に所定の目の大きさの格子36を備え、取付フレーム9上にばね37を介して振動可能に支持されている。38がこのスクリーン34の加振機であり、この加振機38によってスクリーン34を振動させることにより、投入された選別対象物のうち、格子36の目の大きさよりも大きなものが除去され、小さなものが下方へ導かれるようになっている。ホッパ35は、スクリーン34と排出コンベア12との間に位置するように取付フレーム9に支持されており、上方拡開の概略枠型に形成され、スクリーン34の下方から落下した所定粒度以下の選別対象物を確実に排出コンベア12上に導く役割を果たす。
ここで、スクリーン34に投入された選別対象物のうち、所定粒度以上のものがスクリーン34の格子36上を移動して機体の後方側に落下する。本実施形態においては、本体フレーム長手方向一方側にサイドコンベア39を設け、このスクリーン34で選別された所定粒度以上の選別対象物を機体の側方に搬送し排出することができるようになっている。
サイドコンベア39は、機体の側部に収容可能なように折り畳み式に構成されており、図1乃至図3では、サイドコンベア30を収容した状態を図示している。ベースフレーム32上には、このベースフレーム32に対して回転軸40を支点に旋回可能な旋回フレーム41が設けられている。サイドコンベア39は、この旋回フレーム41に対して幅方向一方側を支点に垂直方向に回動可能に支持された上流部42と、この上流部42に対し当該サイドコンベア39の搬送面とほぼ垂直な面内を回動可能に連結された下流部43とを備えている。
サイドコンベア39は、上流部42に上流側フレーム44と、この下流側フレーム44を取り付けたベース13と、下流部43の下流側フレーム45と、この下流側フレーム45の下流端に設けた駆動輪46と、上流側フレーム44の上流端に設けた従動輪47と、これら駆動輪46及び従動輪47に掛け回したコンベアベルト48と、このコンベアベルト48を支持する複数の支持ローラ49と、駆動輪46に連結した駆動装置50を備えている。このような構造により、サイドコンベア39は、後述するように展開した後、駆動装置50によって駆動輪46を回転させコンベアベルト48を循環駆動させる。なお、特に説明しないが、このサイドコンベア39の従動輪47側には、公知のベルト張り調整機構が設けられている。
図2に示すように、サイドコンベア39の上流側フレーム44は、ベース13に対してピン59を介して回動可能に連結されている。ベース13は、図1に示すように、図示しないブラケットを介し旋回フレーム41のブラケット51に対してピン52により連結されている。ベース13と旋回フレーム41とは、これらに対し両端が回動可能に取り付けられた油圧シリンダ53により連結されている。また、図2に示すように、上流側フレーム44と下流側フレーム45とは、それぞれに取り付けたブラケット54,55がピン56を介して連結されることにより、互いに回動可能に連結されている。また、ベース13と下流側フレーム45とは、これらに対し両端が回動可能に取り付けられた油圧シリンダ57により連結されている。58はサイドコンベア39を稼動状態としたときに、上流側フレーム45を地面より支える脚である。
図6は、サイドコンベア39の展開手順を表した説明図である。
図6(a)のような収容状態からサイドコンベア39を展開する際には、まず、油圧シリンダ57を伸長し、図6(b)に示すように、サイドコンベア39の下流部43が上流部42に対してほぼ直線状になるまで、下流部43を回動させる。次いで、油圧シリンダ53を縮め、図6(c)に示すように、コンベアベルト48がほぼ水平の状態となるよう、サイドコンベア39を旋回フレーム41側に倒す。このような状態となったら、油圧シリンダ57をさらに伸長させ、図6(d)に示すように、下流側に向かって上り傾斜となるようにサイドコンベア39をベース13に対して回動させる。そして、脚58を引き出して、図6(d)の状態でサイドコンベア39がしっかりと固定されるように、下流部43を地面より支持する。このようにしてサイドコンベア39を展開した状態の本実施形態の自走式リサイクル作業用機械の側面図、平面図、正面図を、それぞれ図1乃至図3に対応させて図7乃至図9に示した。なお、サイドコンベア39を収容する場合は、図6に示した手順と逆の手順で行う。
また、前述したように、サイドコンベア39は、旋回フレーム41により支持されている。旋回フレーム41は、ベースフレーム32に対して旋回可能であるので、旋回フレーム41を旋回させることにより、サイドコンベア39が旋回可能な構成になっている。
図10は、サイドコンベア39の旋回手順を表した説明図である。
図10(a)は、先の図6(c)と同じ状態を表している。サイドコンベア39を旋回させる場合には、まず、油圧シリンダ33を伸長し、図10(b)に示すように、ベースフレーム32を取付フレーム9に対して突出する方向にスライドさせ、サイドコンベア39を旋回させるためのスペースを確保する。ベースフレーム32をスライドさせたら、操作者は、サイドコンベア39を押し、回転軸40を中心に旋回フレーム41を回転させ、図10(c)のように、図10(a)とは逆方向を向くように、サイドコンベア39を旋回させる。このとき、回転軸40を回転駆動させる旋回装置を別途設け、人手によらず油圧駆動又は電動で旋回するようにしても良い。そして、油圧シリンダ33を縮め、図10(d)に示したように、サイドコンベア39を稼動位置にスライドさせる。この位置でサイドコンベア39を稼動させる場合、先に図6(d)で説明した手順を続けて行う。再び、図10(a)の状態にサイドコンベア39を戻す場合は、上記と逆の手順を行う。
次に、上記構成の本実施形態の自走式リサイクル作業用機械の動作及び作用を説明する。
まず、図6(a)乃至図6(d)で説明したようにサイドコンベア39を展開し、図7乃至図9に示した状態とした後、例えば、油圧ショベル等によりスクリーン34に選別対象物を投入すると、このスクリーン34の格子36を通過した所定粒度以下の選別対象物が下方のホッパ35へと導入される。ホッパ35で受け入れられた選別対象物は、排出コンベア12上に導かれ、この排出コンベア12によって搬送され機外(例えば図8中の右側)に排出される。一方、スクリーン34の格子36を通過しない所定粒度以上の選別対象物は、格子36上を移動してサイドコンベア39上に落下する。そして、サイドコンベア39上に落下した選別対象物は、このサイドコンベア39によって搬送され、機体の側方(この場合、図8中の上側)に排出される。
このとき、前述したように、本実施形態においては、以上の自走式スクリーンに代えて他の自走式リサイクル作業用機械を構成する場合、走行体1、排出コンベア12、動力装置8等からなる本体部(ベースユニット)を共用することができる。つまり、用途(自走式リサイクル作業用機械の種類)に応じて処理装置を交換し取付フレーム9に取り付けることによって、様々な自走式リサイクル作業用機械に構成を変えることができる。以下に、異なる処理装置を搭載して構成した他の自走式リサイクル作業用機械の代表例について図面を用いて幾つか簡単に説明する。
まず、図11は、処理装置を装着していない状態の本実施形態の自走式リサイクル作業用機械、すなわちベースユニットの全体構造を表す側面図であり、この図において先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
図11に示すように、自走式リサイクル作業用機械のベースユニットは、走行体1、動力装置8、排出コンベア12を有し、この状態のままでも移動式コンベアとして稼動することが可能である。
図12は、処理装置としてホッパ60を装着した場合の自走式リサイクル作業用機械の全体構造を表す側面図であり、この図において先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
図12のように、取付フレーム9の上フレーム9cに、上方に向かって拡開したホッパ60を取り付けることにより、例えば油圧ショベル等からの投入物(リサイクル原料、リサイクル品等)がホッパ60によって確実に受け入れられ、排出コンベア12上に導かれる。そして、投入物は、排出コンベア12により搬送され、所定の箇所に集積されたり、他の機械に供給されたりする。
図13は、処理装置として供給装置61を装着した場合の自走式リサイクル作業用機械(自走式供給機械)の全体構造を表す側面図であり、この図において先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
図13に示すように、供給装置61は、上方に向かって拡開したホッパ62と、このホッパ62の下部に設けた供給部(ロータリフィーダ)63とからなる。このような供給装置61を、取付フレーム9の上フレーム9cに取り付けることにより、ホッパ62内に投入された投入物は、供給部63内のロータの回転数に応じた所定の量ずつ排出コンベア12上に導出される。したがって、ホッパ62内の投入物は、所定量ずつ排出コンベア12により搬送されるので、リサイクル品生産機械等に、リサイクル原料、リサイクル品(半製品)、又はこれらに添加する粉粒体等を供給するのに役立つ。
図14は、処理装置として供給装置(粉粒体供給装置)64を装着した場合の自走式リサイクル作業用機械(自走式供給機械)の全体構造を表す側面図であり、この図において先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
図14に示すように、供給装置64は、粉粒体を貯留する貯留タンク65と、この貯留タンク65の下部に連設したシュート66と、このシュート66の下部に設けた供給部(スクリュフィーダ)67とからなる。このような供給装置64を、取付フレーム9の上フレーム9cに取り付けることにより、予め貯留タンク65内に貯留しておいた粉粒体は、シュート66により供給部67に導かれ、供給部67内のスクリュの回転数に応じた所定の量ずつ排出コンベア12上に導出される。したがって、貯留タンク65内の粉粒体は、所定量ずつ高精度に排出コンベア12により搬送されるので、リサイクル品生産機に対し、リサイクル原料やリサイクル品に混合する粉粒体、或いはリサイクル原料やリサイクル品(半製品)そのものを供給するのに役立つ。
図15は、処理装置としていわゆるロータリスクリーン68を装着した場合の自走式リサイクル作業用機械(自走式スクリーン)の全体構造を表す側面図であり、この図において先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
図15に示した自走式リサイクル作業用機械においては、公知の構成のロータリスクリーン68によって、粒度に応じて選別対象物が篩い分けられ、所定粒度以上のものは排出コンベア12に、所定粒度以下のものはサイドコンベア39に導かれる。
自走式スクリーンを構成する場合、先のスクリーン34のようないわゆる振動篩の他にも、本例のようなロータリスクリーン68や、例えばロールスクリーンや単なる固定篩等といった様々なタイプの選別装置が搭載可能である。
以上のように、図11乃至図15に示したものを代表例として、本実施形態の自走式リサイクル作業用機械においては、共通のベースユニットに対し用途に応じて様々な処理装置を搭載することにより、高い汎用性を有する経済性に優れた自走式リサイクル作業用機械を提供することができる。
このとき、各種自走式リサイクル作業用機械において、その処理装置の大きさや周辺装置の重量はまちまちである。例えば、同じ選別装置でも振動式のスクリーン34とロータリスクリーン68とでは構成も重量も異なる。また、図1や図15に示した自走式スクリーンでは、サイドコンベア35を処理装置の周辺装置として取り付けているが、図12の自走式コンベアや図13及び図14の各自走式供給機械では、処理装置の周辺装置は不要である。そのため、ベースユニットを共用して用途の異なる各種の自走式リサイクル作業用機械を構成する場合、単に処理装置等を載せ換えるだけでは機体の重心位置が変化してしまう。
そこで、本実施形態においては、本体フレーム(本例では取付フレーム9)に、重心調整手段としてのタンク部71〜75を備え、これらタンク部71〜75に重心調整用の流動体を所要量充填して機体重心を前後に移動させることにより、搭載する処理装置が異なっても、ベースユニットの構成に手を加えることなく機体全体の重量をバランスさせることができる。よって、本実施形態の自走式リサイクル作業用機械によれば、搭載する処理装置に関わらず同一構成のベースユニットを共用することができる。また、これにより、各種自走式リサイクル作業用機械の製作コストを大幅に低減することもできる。また、重量調整手段によって本体フレームに加重することができるので、機体を低重心化することができ、機体安定性を向上させられることもメリットである。
また、本実施形態においては、各タンク部71〜75に排出口81〜85を設けているので、流動体に液体や粉粒体を用いた場合、タンク部71〜75から流動体を抜き取ることができるので、一旦ある用途の自走式リサイクル作業用機械を構成した後で他の自走式リサイクル作業用機械に構成し直す場合にも、本体フレームを交換することなく再度重心位置の調整が可能である。
加えて、通常、この種の機械では、排出コンベアが動力装置の下方を通して配設されている場合が多いが、本実施形態によれば、排出コンベア12を動力装置8の上方を通して配置してあるので、排出高さを高く確保することができる。また、排出コンベア12の下流部22が上流部21に対して俯仰動するので、先に図1に示した状態から図7に示した状態まで段階的に排出高さを変化させることができ、作業に応じた排出高さを設定することができる。また、このように排出コンベア12の下流部22を俯仰動するように構成したので、トレーラ等によって本自走式リサイクル作業用機械を輸送する際にも、排出コンベア12の下流部22をほぼ水平位置に折り曲げることで(図1の状態とすることで)一般道路における輸送高さ制限を満足することができ、優れた輸送性が確保される点も大きなメリットである。
また、排出コンベア12を動力装置8の上方を通したことにより、排出コンベア12の周囲空間が十分に確保されるので、排出コンベア12のメンテナンスを容易に行うことができ、何等かの異物が排出コンベア12に詰まった場合でも、異物の除去等も極めて容易にできる。
更に、前述したように、例えば、自走式スクリーンを構成する場合には、作業に応じてサイドコンベア39を取り付けられるので、複数の粒度の選別対象物を同時に得て搬送し、集積する又は他の機器に供給することができる。また、この場合、サイドコンベア39は、折り畳んで機体の側部に収容可能な構成であるので、トレーラ等で輸送する際の輸送制限を満足することができる。また、通常、サイドコンベアは、オプションとして装備されるので、稼動現場にて組み立て、取り付けの作業を伴うのが一般的であったが、本実施形態においては、稼動時には各油圧シリンダを伸縮操作することにより、容易に展開、収容が可能であり、煩わしい組み立てや取り付けの作業を要さず、作業効率を向上させることができる。しかも、このサイドコンベア39を旋回させることができるので、作業に応じて搬送物の排出位置を変更することができ、稼動現場でのレイアウト性にも優れる。
なお、以上においては、排出コンベア12を動力装置8の上を通して配設した場合を例に図示説明したが、勿論、処理装置を載せ換えて異なる自走式リサイクル作業用機械を構成するに際し全く同一構成のベースユニットを共用できるという本発明の本質的効果を得る限りにおいては、ベースユニットは、動力装置8の下方に排出コンベア12を通して構成したものであっても構わない。
図16は、本発明の自走式リサイクル作業用機械に備えられたベースユニットの他の構成例の全体構成を表す側面図で、この図において、先の各図と同様の部分又は同様の機能を果たす部分には同符号を付し説明を省略する。また、上記と同様、図16中の左・右を、それぞれ自走式リサイクル作業用機械における後・前又は本体フレーム長手方向の一方側・他方側とする。
図16に示すように、本例におけるベースユニットは、走行体1と、この走行体1のトラックフレーム2上に設けた本体フレーム(メインフレーム)7と、このメインフレーム7の長手方向一方側からメインフレーム7の長手方向他方側外方にかけて上り傾斜となるように設けた排出コンベア12と、メインフレーム7の長手方向他方側の上部に設けた動力装置8とで概略構成されている。
本実施形態において、排出コンベア12は、メインフレーム7よりも下方位置から搬送方向(図16中の右方向)に向かって上り傾斜となるように、メインフレーム7、動力装置8の前方に張り出したアーム90にそれぞれ設けた支持部材91,92によって、動力装置8の下方を通して吊り下げ支持されている。93は排出コンベア12上の搬送物から磁性体の異物を除去するための磁選機であるが、排出コンベア12上の搬送物に磁性体の異物が混入されるようなことがまずない場合は、磁選機93を省略しても良い。
図17は、本体フレームの長手方向一方側端部の構造を表す斜視図である。この図において、先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
図17に示すように、本体フレームは、そのメインフレーム7の長手方向一方側端部近傍に、幅方向に掛け渡したビーム7aを備えている。本体フレームの構成部材、すなわちメインフレーム7及びビーム7aは、それぞれ中空の部材、例えば角パイプ等で形成されている。このとき、メインフレーム7内の空洞部は、その長手方向一方側の端部近傍が隔壁94で区画されている。
本実施形態においては、これら隔壁94で区画されたメインフレーム7内の長手方向一方側端部近傍部分、及びビーム7aの空洞部のそれぞれを、重心調整手段としての役割を果たすタンク部95,96としている。このタンク部95,96には、本自走式リサイクル作業用機械の重心の前後位置を調整するための錘(おもり)の役割を果たす流動体が、搭載する処理装置により変化する重心の補正に必要なだけ充填される。充填する流動体としては、上記と同様、例えば、水等の液体、砂等の粉粒体の他、コンクリートやアスファルト、油圧ショベルのカウンタウェイト用の詰め物等、充填時に流動性を有している物質であれば適用可能である。流動体として液体や粉粒体等、充填後も流動性が維持されるものを用いる場合、流動体の漏洩を防止するために、例えばタンク部95,96を水密溶接する。97,98はそれぞれタンク部95,96に所要量の流動体を充填するための充填口、99,100はそれぞれタンク部95,96内の流動体を排出するための排出口で、これら充填口97,98、排出口99,100はそれぞれ例えばプラグ等によって開閉可能である。
図18は、本発明の自走式リサイクル作業用機械に備えられた他のベースユニットを用いて構成した自走式リサイクル作業用機械(自走式破砕機)の全体構成を表す側面図、図19はその背面図である。但し、これらの図において、先の各図と同様の部分又は同様の機能を果たす部分には同符号を付し説明を省略する。
図18及び図19において、105は例えば廃タイヤ等、リサイクル原料としての被破砕物を破砕処理する破砕装置(シュレッダ)である。繁雑防止のため特に図示しないが、この破砕装置105は、回転軸に多数のカッタを挿通した回転体を複数(例えば2つ)内蔵している。これら回転体は、隣接するもの同士互いに噛み合っており、これら回転体間に導入されたリサイクル原料をせん断し破砕するようになっている。106は投入される被破砕物(リサイクル原料)を受け入れて破砕装置105に導くホッパである。
即ち、この自走式リサイクル作業用機械は、メインフレーム7により支持された破砕装置105を処理装置として、この破砕装置105の上部に設けたホッパ106をその周辺装置としてベースユニット上に設けたもので、投入されたリサイクル原料は、ホッパ106を介して破砕装置105に導入され、そこで破砕処理されて排出コンベア12により機外に排出される。
図20は、本発明の自走式リサイクル作業用機械に備えられた他のベースユニットを用いて構成した他の自走式リサイクル作業用機械(自走式破砕機)の全体構成を表す側面図、図21はその背面図である。但し、これらの図において、先の各図と同様の部分又は同様の機能を果たす部分には同符号を付し説明を省略する。
図20及び図21において、107は例えば岩石等、リサイクル原料としての被破砕物を破砕処理する破砕装置(いわゆるジョークラッシャ)である。繁雑防止のため特に図示しないが、この破砕装置107は、揺動する動歯と固定歯とを備えており、これら動歯及び固定歯間に導入された被破砕物(リサイクル原料)を、動歯の揺動運動により噛み砕くように破砕処理するようになっている。
また、108はいわゆるグリズリフィーダで、特に図示しないが、先端が櫛歯状になった複数枚のプレートを階段状に配置し、これらプレートを加振することにより、ホッパ109を介して投入された被破砕物を順次破砕装置107に搬送供給するものである。また、同時に、その搬送中においてリサイクル原料中に含まれる細粒や細かい土砂等をプレートの櫛歯の隙間からシュート110を介し下方に落下させサイドコンベア111上へ導くようになっている。
即ち、この自走式リサイクル作業用機械は、破砕装置107を処理装置として、ホッパ109、グリズリフィーダ40、シュート110、サイドコンベア111等をその周辺装置としてベースユニット上に設けたものである。この自走式リサイクル作業用機械において、ホッパ109を介してグリズリフィーダ40に導入されたリサイクル原料のうち、破砕装置107に導入されたものは破砕処理されて排出コンベア12により機外に搬出され、シュート110に導かれたものはサイドコンベア111により機体側方に搬出される。なお、サイドコンベア111を省略する場合、シュート110で導かれる細粒を排出コンベア12に合流させるようにしても良い。
以上のように、図16乃至図21に示したものを代表例として、本例の自走式リサイクル作業用機械においては、排出コンベア12を動力装置8の下方に通した共通のベースユニットに対し用途に応じて様々な処理装置を搭載することにより、高い汎用性を有する経済性に優れた自走式リサイクル作業用機械を提供することができる。そして、本体フレーム(本例ではメインフレーム7)に、重心調整手段としてのタンク部95,96を備え、これらタンク部95,96に重心調整用の流動体を所要量充填して機体重心を前後に移動させることにより、搭載する処理装置が異なっても、ベースユニットの構成に手を加えることなく機体全体の重量をバランスさせることができる。よって、本例における自走式リサイクル作業用機械においても、搭載する処理装置に関わらず同一構成のベースユニットを共用することができる。また、これにより、各種自走式リサイクル作業用機械の製作コストを大幅に低減することもできる。また、重量調整手段によって本体フレームに加重することができるので、機体を低重心化することができ、機体安定性を向上させられることもメリットである。
また、本例においても、各タンク部95,96に排出口99,100を設けているので、流動体に液体や粉粒体を用いた場合、タンク部95,96から流動体を抜き取ることができるので、一旦ある用途の自走式リサイクル作業用機械を構成した後で他の自走式リサイクル作業用機械に構成し直す場合にも、フレーム交換することなく再度重心位置の調整が可能である。
また、本例においては、タンク部95,96をメインフレーム7に設けたが、例えば走行体1のトラックフレーム2に設けても良い。例えば、図18や図20において、トラックフレーム2の後方側部分(長手方向一方側部分)2aの空洞部にタンク部を設け、このタンク部に対し流動体を充填、排出することでも機体重心位置を前後に調整することができる。
図22は、本発明の自走式リサイクル作業用機械の他の実施形態に備えられた重量調整手段の概略構成図である。
図22は、本体フレーム(上記メインフレーム7若しくは取付フレーム9)の長手方向一方側端部近傍を図示している。前述した本発明の自走式リサイクル作業用機械の一実施形態においては、本体フレーム又はトラックフレームにタンク部を形成し、このタンク部に流動体を充填することにより機体重心の前後位置を調整する構成を採ったが、本実施形態においては、図示したように、本体フレームの長手方向一方側に、所要重量の重量物115を着脱することにより機体重心の前後位置を調整する。
重量物115は、その構成に特別な限定はないが、例えば鋼板を必要重量分だけ積み重ね、溶接により接合したもので足りる。そして、例えばボルト116等によって本体フレームに対して締結する。すなわち、それぞれ重量の異なる重量物115を複数用意しておき、構成する自走式リサイクル作業用機械によって所要重量の重量物115を搭載する、若しくは重量物115自体取り除くことにより機体重心の前後位置を調整する。
また、同様の原理に基づく他の態様としては、図23に示したように、所要重量の重量物115を本体フレーム(又は取付フレーム9)若しくはそのビーム7a(又は9d)にフック117によって吊り下げる構成を採っても良い。さらに、図24に示したように、重量物115の固定位置(例えば図示した位置a〜c)を本体フレームの長手方向に所定の間隔で複数設ければ、重量の異なる複数の重量物115を用意しなくても、その位置調整を図ることにより、機体重心の前後位置を調整することができる。なお、図24では、重量物115の固定位置を位置a〜cの3箇所としたが、その数や位置は特に限定されない。また、図24では重量物115の固定位置を変えることにより段階的に機体重心を位置調整するが、重量物115を本体フレーム長手方向にスライド可能とする構成を採っても良い。
その他の構成は、前述した本発明の自走式リサイクル作業用機械の一実施形態と同様であり、本実施形態においても、前述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、以上において、排出コンベア12を前方側に延設したベースユニットを用いた自走式リサイクル作業用機械に本発明を適用した例を図示し説明したが、これに限られず、排出コンベアを後方側に延設したベースユニットを用いた自走式リサイクル作業用機械にも本発明は適用可能である。また、図18の例においては、処理装置としてせん断式の破砕装置105を搭載した例を説明したが、この破砕装置105は、2軸せん断機であってもさらに多数の軸を備えたせん断機であっても構わない。この場合も、本発明を適用することで機体重心の前後位置を調整することができ、同様の効果を得る。
また、破砕装置として、シュレッダ(破砕装置105)やクラッシャ(破砕装置107)を搭載した例を図18乃至図21で説明したが、破砕装置にはさらに他の種類のものもある。例えば、ロール状の回転体に破砕用の刃を取り付けたものを一対としてそれら一対を互いに逆方向へ回転させ、それら回転体の間に岩石・建設廃材等を挟み込んで破砕を行う回転式破砕装置(いわゆるロールクラッシャを含む6軸破砕機等)や、複数個の刃物を備えた打撃板を高速回転させ、この打撃板からの打撃及び反発板との衝突を用いて岩石・建設廃材等を衝撃的に破砕する破砕装置(いわゆるインパクトクラッシャ)や、木材、枝木材、建設廃木等の木材をカッタを備えたロータに投入することにより細片にする木材破砕装置等も、処理装置として搭載可能である。これらの場合も、本発明を適用することで機体重心の前後位置を調整することができ、同様の効果を得る。
また、例えば、建設現場で発生する建設発生土に土質改良材を混合し、改良対象(リサイクル原料)としてリサイクル品(製品または半製品)としての改良土を生産する混合装置を搭載し、自走式土質改良機を構成する場合にも、本発明を適用することで、機体重心の前後位置を調整することができ、同様の効果を得ることができる。
自走式スクリーンとして構成した本発明の自走式リサイクル作業用機械の一実施形態の全体構造を表す側面図である。 自走式スクリーンとして構成した本発明の自走式リサイクル作業用機械の一実施形態の全体構造を表す平面図である。 自走式スクリーンとして構成した本発明の自走式リサイクル作業用機械の一実施形態の全体構造を表す背面図である。 本発明の自走式リサイクル作業用機械の一実施形態に備えられた排出コンベアの詳細構造を表す拡大側面図である。 本発明の自走式リサイクル作業用機械の一実施形態に備えられた本体フレームの長手方向一方側端部の構造を表す斜視図である。 自走式スクリーンとして構成した本発明の自走式リサイクル作業用機械の一実施形態に備えられたサイドコンベアの展開手順を表した説明図である。 自走式スクリーンとして構成した本発明の自走式リサイクル作業用機械の一実施形態の稼動状態における全体構造を表す側面図である。 自走式スクリーンとして構成した本発明の自走式リサイクル作業用機械の一実施形態の稼動状態における全体構造を表す平面図である。 自走式スクリーンとして構成した本発明の自走式リサイクル作業用機械の一実施形態の稼動状態における全体構造を表す正面図である。 自走式スクリーンとして構成した本発明の自走式リサイクル作業用機械の一実施形態におけるサイドコンベアの旋回手順を表した説明図である。 処理装置を装着していない状態の本発明の自走式リサイクル作業用機械、すなわちベースユニットの全体構造を表す側面図である。 処理装置としてホッパを装着した場合の本発明の自走式リサイクル作業用機械の一実施形態の全体構造を表す側面図である。 処理装置として供給装置を装着した場合の本発明の自走式リサイクル作業用機械(自走式供給機械)の一実施形態の全体構造を表す側面図である。 処理装置として供給装置を装着した場合の本発明の自走式リサイクル作業用機械(自走式供給機械)の一実施形態の他の構成例の全体構造を表す側面図である。 処理装置としてスクリーンを装着した場合の本発明の自走式リサイクル作業用機械(自走式スクリーン)の一実施形態の他の構成例の全体構造を表す側面図である。 本発明の自走式リサイクル作業用機械の一実施形態に備えられたベースユニットの他の構成例の全体構成を表す側面図である。 本発明の自走式リサイクル作業用機械の一実施形態の他の構成例に備えられた本体フレームの長手方向一方側端部の構造を表す斜視図である。 本発明の自走式リサイクル作業用機械の一実施形態に備えられたベースユニットの他の構成例を用いて構成した自走式リサイクル作業用機械(自走式破砕機)の一構成例の全体構成を表す側面図である。 本発明の自走式リサイクル作業用機械の一実施形態に備えられたベースユニットの他の構成例を用いて構成した自走式リサイクル作業用機械(自走式破砕機)の一構成例の全体構成を表す背面図である。 本発明の自走式リサイクル作業用機械の一実施形態に備えられたベースユニットの他の構成例を用いて構成した自走式リサイクル作業用機械(自走式破砕機)の他の構成例の全体構成を表す側面図である。 本発明の自走式リサイクル作業用機械の一実施形態に備えられたベースユニットの他の構成例を用いて構成した自走式リサイクル作業用機械(自走式破砕機)の他の構成例の全体構成を表す背面図である。 本発明の自走式リサイクル作業用機械の他の実施形態に備えられた重量調整手段の一構成例の概略構成図である。 本発明の自走式リサイクル作業用機械の他の実施形態に備えられた重量調整手段の他の構成例の概略構成図である。 本発明の自走式リサイクル作業用機械の他の実施形態に備えられた重量調整手段のさらに他の構成例の概略構成図である。
符号の説明
1 走行体(走行手段)
2 トラックフレーム
7 メインフレーム(本体フレーム)
8 動力装置
9 取付フレーム(本体フレーム)
12 排出コンベア
34,68 スクリーン
61,64 供給装置
71〜75 タンク部(重心調整手段)
76〜80 充填口(重心調整手段)
81〜85 排出口(重心調整手段)
95,96 タンク部(重心調整手段)
97,98 充填口(重心調整手段)
99,100 排出口(重心調整手段)
105,107 破砕装置
115 重量物(重心調整手段)

Claims (5)

  1. 走行手段と、
    この走行手段上に設けた本体フレームと、
    この本体フレームの長手方向一方側から前記本体フレームの長手方向他方側外方にかけて上り傾斜となるように設けた排出コンベアと、
    前記本体フレームの長手方向他方側の上部に設けた動力装置と、
    前記本体フレーム又は前記走行手段のトラックフレームに設けられ、機体重心の前後位置を調整する重心調整手段と
    を備えたことを特徴とする自走式リサイクル作業用機械。
  2. 前記重心調整手段は、前記本体フレーム又は前記トラックフレームの空洞部に設けたタンク部と、このタンク部に所要量の流動体を充填するための充填口とを有することを特徴とする請求項1に記載の自走式リサイクル作業用機械。
  3. 前記重心調整手段は、前記タンク部内の流動体を排出するための排出口をさらに備えていることを特徴とする請求項2に記載の自走式リサイクル作業用機械。
  4. 前記重心調整手段は、前記本体フレームの長手方向一方側に着脱可能な所要重量の重量物であることを特徴とする請求項1に記載の自走式リサイクル作業用機械。
  5. 前記重心調整手段は、前記本体フレームの長手方向一方側に、前記本体フレームの長手方向に位置調整可能に設けた重量物であることを特徴とする請求項1に記載の自走式リサイクル作業用機械。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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