JP2009125605A - 自走式破砕機の輸送方法及び自走式破砕機 - Google Patents

自走式破砕機の輸送方法及び自走式破砕機 Download PDF

Info

Publication number
JP2009125605A
JP2009125605A JP2007299607A JP2007299607A JP2009125605A JP 2009125605 A JP2009125605 A JP 2009125605A JP 2007299607 A JP2007299607 A JP 2007299607A JP 2007299607 A JP2007299607 A JP 2007299607A JP 2009125605 A JP2009125605 A JP 2009125605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
body frame
feeder
hopper
self
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007299607A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Maruta
隆 丸田
Toyotaro Yasuda
豊太郎 安田
Kazunari Okamoto
一成 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Caterpillar Japan Ltd
Original Assignee
Caterpillar Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Caterpillar Japan Ltd filed Critical Caterpillar Japan Ltd
Priority to JP2007299607A priority Critical patent/JP2009125605A/ja
Publication of JP2009125605A publication Critical patent/JP2009125605A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Abstract

【課題】ホッパを本体フレームから外すことなく破砕装置を分離して個別に輸送できる。
【解決手段】自走式破砕機1は、ホッパ5のプレートが振動フィーダ6の外側に展開可能である。ホッパ5を振動フィーダ6の外側に回動させた状態で、ホッパ5に干渉することなくフィーダ6を離脱させる。次にクラッシャ7を離脱させ、重量が最も大きいクラッシャ7を本体フレーム2から分離して個別に輸送する。本体フレーム2には、振動フィーダ6に設けた篩部材から落下する破砕の必要のないズリを受け取るサイドコンベア22を設ける。サイドコンベア22には本体フレーム2の外部に突出する可動フレーム28を設ける。可動フレーム28を回動して格納し、ホッパ5のプレートを可動フレーム28の外側に回動させて重ね、輸送する。
【選択図】図2

Description

本発明は、自走式破砕機とその自走式破砕機の輸送方法に関する。
一般に、コンクリート塊や岩石等の被破砕物を破砕する自走式破砕機は、本体フレームの下部に下部走行体が設けられている。本体フレームの上部にはホッパと、ホッパの下方に配設されていて投入された被破砕物を加振して篩分けしながら移送する振動フィーダ(いわゆるグリズリフィーダ)と、振動フィーダで篩い落とされることなく搬送された被破砕物を破砕するクラッシャとが設置されている。振動フィーダで篩い落とされた土砂や小石等の破砕する必要のないズリはシュートによってサイドコンベアへ案内され、外部へ排出される。また、クラッシャの下側から斜め上方に向けて搬出用のメインコンベアが配設され、クラッシャで破砕された被破砕物を外部へ搬送するようになっている。
このような自走式破砕機を含む大型建設機械は輸送用トレーラによって遠隔地の現場に輸送し、再組立して使用する場合、自走式破砕機等の大型建設機械は重量が大きく、国内では道路法等による重量制限のために複数部分に分割して輸送する必要があった。
そのため、例えば特許文献1に記載された自走式破砕機の輸送方法によれば、下部走行体を備えた本体部ユニットと、ホッパとグリズリフィーダと加振装置等を備えた供給部ユニットと、クラッシャと、エンジンや油圧ポンプや燃料タンクや作動油タンク等を備えたパワーユニットと、排出コンベアとに分解して、輸送トレーラに分割・載置して輸送するようにしている。
このような分解輸送を行う場合、一般的に自走式破砕機はクラッシャが最も重量が大きいために、本体フレームから取り外して他のユニットと別個に輸送する必要がある。
ところで、被破砕物を確実にクラッシャに移送するために、クラッシャの投入口には振動フィーダ等のフィーダの先端が重なって配設されている。更にフィーダの上方には被破砕物を確実に投入するために折り畳み式のホッパが重なるように配設されており、ホッパを折り畳んだ状態でもフィーダの上部に配設されている。そのため、クラッシャを本体フレームから取り外すためには、ホッパとフィーダを先に取り外す必要があり、上述した特許文献1に記載された自走式破砕機やその輸送方法では、ホッパとフィーダを取り外した後でクラッシャを分離するようにしている。
特開2004−174440号公報
しかしながら、クラッシャを分離するために、ホッパをフィーダと共に本体フレームから取り外して別個に輸送及び組立することは煩雑であった。また、ホッパはサイドコンベア等の他の部品との取り合い調整が厳格であり、ホッパをフィーダと共に取り外してしまうと、輸送後に現場で組立作業を行う際にホッパとサイドコンベア等の他の部品との位置調整が煩雑である上に、組立作業に手間がかかるという欠点があった。
本発明は、このような実情に鑑みて、ホッパを本体フレームから取り外すことなく破砕装置を取り外して個別に輸送できるようにした自走式破砕機の輸送方法と自走式破砕機を提供することを目的とする。
本発明による自走式破砕機の輸送方法は、ホッパと、該ホッパ内に投入された被破砕物を搬送するフィーダと、フィーダから搬送された被破砕物を破砕する破砕装置とを本体フレームに搭載してなる自走式破砕機の輸送方法であって、ホッパをフィーダの外側に回動させた状態で、ホッパに干渉することなくフィーダを本体フレームから離脱させ、その後に前記破砕装置を本体フレームから離脱させる工程を備えていて、ホッパを本体フレームから分離させることなく破砕装置を分離して、該破砕装置を本体フレームと別個に輸送するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、重量の最も大きい破砕装置を分離して個別に輸送するに際し、ホッパをフィーダの外側に回動させて展開状態にして、フィーダを本体フレームから分離させ、その後にフィーダに重なって配設されている破砕装置を取り出すことができるため、ホッパを本体フレームから分離することなく破砕装置を分離させることができる。ホッパを本体フレームから分離しないために輸送に先立つ分離作業が簡素化し、輸送後にホッパを本体フレームに搭載する際に本体フレームに設けた他の部品との位置調整をする必要がなく、輸送と輸送後の組立が容易になる。
また、本体フレームには、フィーダに設けられた篩部材から落下する破砕の必要のないズリを受け取るサイドコンベアが設けられ、サイドコンベアには本体フレームの外部に突出する可動フレームが設けられていて、可動フレームとホッパを形成するプレートとをそれぞれ回動させて互いに重ねるようにしたことが好ましい。
自走式破砕機を分解して輸送するに際し、ホッパとサイドコンベアが本体フレームに一体に取り付けられているから、サイドコンベアに設けた可動フレームとホッパのプレートとを本体フレーム側に重ねた状態で輸送することになり、ホッパを分離して輸送して組立する場合と比較して、ホッパとサイドコンベアとの取り付け位置を調整する必要がなく、組立作業が容易になる。この場合、先に可働フレームを回動させて次にホッパのプレートを回動させて重ねるようにしてもよいし、或いは先にホッパのプレートを次に可動フレームを回動させて重ねてもよい。
また、自走式破砕機はメインコンベアと磁選機とを更に備えていて、破砕装置とフィーダとメインコンベアと磁選機とを本体フレームと分離して個別に輸送するようにしてもよい。
自走式破砕機の重量が大きい場合、破砕装置とフィーダとメインコンベアと磁選機とを本体フレームと分離して個別に輸送することができる。
本発明による自走式破砕機は、ホッパと、該ホッパ内に投入された被破砕物を搬送するフィーダと、フィーダから搬送された被破砕物を破砕する破砕装置とを本体フレームに搭載してなる自走式破砕機であって、ホッパは複数のプレートで構成され且つ該プレートをフィーダの外側に回動可能な展開式ホッパであり、フィーダと本体フレームは一方に第一係止部を他方に第一受け部を有しており、フィーダは第一係止部と第一受け部を係合させることで本体フレームに保持されると共にフィーダを上方に持ち上げることで第一係止部と第一受け部を離脱可能とし、破砕装置はフィーダの先端が重なる位置に保持されていて、破砕装置と本体フレームは一方に第二係止部を他方に第二受け部を有しており、破砕装置は第二係止部と第二受け部を係合させることで本体フレームに支持されると共に破砕装置を上方に持ち上げることで第二係止部と第二受け部を離脱可能とし、ホッパのプレートがフィーダの外側に回動された状態で、フィーダと破砕装置をホッパと干渉することなく本体フレームから順次分離できるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、自走式破砕機を分解して輸送する場合、ホッパを本体プレートから分離することなく、互いに重なるフィーダと破砕装置についてフィーダを上方に持ち上げることで分離させ、その後に破砕装置を上方に持ち上げて分離させることができる。そのため、輸送後に自走式破砕機を組み立てる際に本体プレートの他の部品に対するホッパの取り付け位置を調整する必要がなく、分離と組立が容易である。
また、本体フレームには、フィーダに設けた篩部材から落下する破砕の必要のないズリを受け取るサイドコンベアが設けられ、サイドコンベアには本体フレームの外部に突出していて回動支軸回りに回動可能な可動フレームが設けられていて、可動フレームとホッパのプレートとを互いに回動させて重なるようにしたことが好ましい。
ホッパを展開式にして本体フレームから分離しないで輸送できるようにしたから、輸送後に組み立てる際、サイドコンベアの格納可能な可動フレームとホッパとの位置関係を調整する必要がなく、組立が容易である。この場合、先に可動フレームを回動させて次にホッパのプレートを回動させて稼働フレームの外側に重ねるようにしてもよいし、これとは逆に先にホッパのプレートを次に可動フレームを回動させて重ねてもよい。
本発明の自走式破砕機の輸送方法及び自走式破砕機によれば、ホッパを本体フレームから取り外すことなくフィーダと破砕装置を取り外すことができて、重量の大きい破砕装置を別個に輸送することができると共に、ホッパを本体フレームから取り外さないために輸送後の組立時に本体フレームの他の部品との取り合い調整を行う必要がなく分解作業と組み立て作業が容易になる。
また、本発明の自走式破砕機の輸送方法及び自走式破砕機は、フィーダから落下するズリを受け取るサイドコンベアに本体レームの外部に突出する可動フレームが設けられ、可動フレームとホッパのプレートとを互いに回動させて重なるようにしたから、本体フレームにホッパとサイドコンベアを一体に取り付け互いに重ねた状態で輸送することができ、輸送後の組立に際してホッパとサイドコンベアとの取り合い調整を行う必要がなく分解作業と組み立て作業が容易になる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の実施形態による自走式破砕機を図1乃至図5により説明する。
図1は本発明の一実施形態による自走式破砕機の側面説明図、図2は図1に示す自走式破砕機のA−A線断面図、図3(a)、(b)はフィーダの側面図と平面図、図4はフィーダとクラッシャを本体フレームに取り付けた状態を示す部分斜視図、図5は図4におけるクラッシャと本体フレームの嵌合部の分解斜視図、自走式破砕機からフィーダとクラッシャとメインコンベアと磁選機を外した状態の側面説明図である。
図1に示す自走式破砕機1はコンクリート塊や岩石等の被破砕物を破砕処理するものであり、本体フレーム2の下部には左右の履帯を前後回転させる下部走行体3が設けられている。本体フレーム2には、後部上方に展開式のホッパ5が設けられ、その下側にはホッパ5に投入された被破砕物を加振して篩い分けしながら移送するフィーダとして振動フィーダ(いわゆるグリズリフィーダ)6が設けられている。
フィーダ6の前方側には被破砕物を破砕するための破砕装置としてクラッシャ7が設けられ、クラッシャ7の下方には破砕された被破砕物を搬送するためのメインコンベア8が設けられ、メインコンベア8はクラッシャ7の下側から前方に向けて斜め上方に傾斜して形成されている。なお、本明細書において、前方や前部や前端等とは振動フィーダ6による被破砕物の移送方向前方側をいい、その反対側を後方や後部等というものとする。
ホッパ5は、図1及び図2に示すように被破砕物を投入可能な状態で、後端側のプレート5aと、両側部のプレート5b、5cとが斜め上方に向けて互いに当接して傾斜保持されており、各プレート5a〜5cの下端部は振動フィーダ6上に位置している。ホッパ5を形成した各プレート5a〜5cの外側の面(以下、外面という)には本体フレーム2のフレーム2aに設けた支軸10に回転可能に支持された支持アーム11が取り付けられている。またフレーム2aにはロッド12aが進退可能な油圧シリンダ12が設けられ、ロッド12aの先端には各プレート5a〜5cの外面に連結された作動アーム13を回転可能に支持する作動軸14が設けられている。
そして、油圧シリンダ12のロッド12aが伸長した状態で、各プレート5a〜5cは図1及び図2に示すテーパ状に位置してホッパ5を形成する。ロッド12aが収縮した状態で各プレート5a〜5cは支軸10回りに外側下方に回転して振動フィーダ6から外れた略垂直状態に保持され、この状態のホッパ5を展開状態といい、このようなホッパを展開式ホッパという。
なお、油圧シリンダ12に代えて電動シリンダ等を用いても良く、或いは取り外し可能な支持バーでホッパ5を展開可能に支持するようにしてもよい。
振動フィーダ6は、本体フレーム2のフレーム2b上にフィーダ枠体16が設けられている(図1、3参照)。図3に示すように、フィーダ枠体16の内部にプレート部17と所定ピッチで複数の棒状部材を配列した篩部材18が設けられている。プレート部17の下部には加振ユニット20が設けられている。
加振ユニット26は、例えば振動フィーダ用モータにより一対の偏心重りを回転させることで自身が振動すると共に振動フィーダ6のフィーダ枠体16を振動させる。フィーダ枠体16の振動により、小さな土砂や小石等のズリは篩部材18の隙間から落下してシュート21の案内によってサイドコンベア22上に落下することになる。
また、振動フィーダ6の両側部と後端部の下部には例えば複数組のコーン24がそれぞれ支持板24aに配列されている。本体フレーム2の振動フィーダ6が載置されるべき位置のフレーム2c上にはそれぞれ複数組の受けコーン25が配列され、これらの受けコーン25には弾性部材としてコイルスプリング26が嵌合されている。振動フィーダ6はこれら複数組のコーン24を受けコーン25のコイルスプリング26に装着することで本体フレーム2に支持され、離間させることで分離される。
なお、図3(a)では、振動フィーダ6と受けコーン25及びコイルスプリング26のみを示しており、受けコーン25を固着したフレーム2cは省略されている。
サイドコンベア22は、図2に示すように、本体フレーム2内のシュート21の下方に設置された固定フレーム27と、本体フレーム2から側方に突出している可動フレーム28とを備えていて、可動フレーム28は固定フレーム27との接続部に設けた回動軸29により図に示す張り出し状態から上方に回動して格納状態に折り畳み可能である。
固定フレーム27及び可動フレーム28には、無端状の搬送ベルト30がガイドローラに巻回されて正逆方向に周回運動可能とされ、シュート21から落下した破砕の必要のない土砂や小石等のズリを受けて外側に搬送することになる。
サイドコンベア22の折り畳み機構として、可動フレーム28の裏面に油圧シリンダ31が取り付けられ、油圧シリンダ31のロッド31aは例えば固定フレーム27に支持された回動支軸32に回転可能に支持されている。図2において、サイドコンベア22の可動フレーム28が固定フレーム27に対して傾斜して外側に張り出した状態で、油圧シリンダ31のロッド31aを伸張させると回動支軸32で反力を受けて可動フレーム28が回動軸29を中心に時計回りに回動してフレーム2aに近接する方向に折れ曲がり、二点鎖線で示す格納状態になる。また、格納状態から油圧シリンダ31のロッド31aを収縮させるとその応力によって可動フレーム28が回動軸29を中心に反時計回りに回動して本体フレーム2のフレーム2aから離間する方向に展開し、可動フレーム28と固定フレーム27の端面同士が当接して保持され、実線で示す張り出し状態になる。
クラッシャ7は、図1及び図4に示すように、振動フィーダ6の先端の下側に配設され、固定板33と可動板34とがV字状に配設されていて、図示しないクラッシャ用モータから伝動プーリ及びVベルト等を介して偏心軸35に回転を伝達し、偏心軸35の偏心回転によって可動板34を固定板33に対して進退するよう揺動させる。クラッシャ7の固定板33は振動フィーダ6の先端下側で振動フィーダ6に重なる位置に配設され、固定板33と可動板34との間に被破砕物が投入され、可動板34を揺動させることで破砕することになる。
図4及び図5において、クラッシャ7の固定板33及び可動板34に直交する一対の側部37には、例えば側面視略L字形状の受け部38がそれぞれ取り付けられ、側部37から突出する受け部38の係合板38aには貫通孔39が穿孔されている。図1に示す例では、受け部38は各側部37に所定間隔を置いて一対取り付けられている。
また、本体フレーム2のクラッシャ7を受け入れて支持するフレーム2cには、各受け部38の貫通孔39に挿通されてクラッシャ7を保持する係止部として先端がテーパ状に尖鋭化した係合ピン40が設けられている。そのため、クラッシャ7を上下動して受け部38の貫通孔39に対してフレーム2cの係止ピン40を挿脱することで本体フレーム2からのクラッシャ7の装着と分離を行うことができる。
固定板33及び可動板34で形成する開口の下方にはクラッシャ7で破砕された破砕片を外部に搬送するメインコンベア8が配設されている。メインコンベア8は本体フレーム2の前方方向に延びて上方に傾斜している。メインコンベア8の先端領域8aは裏面側に回動可能とされ、メインコンベア8の裏面に支持された油圧シリンダ42のロッド42aの先端が先端領域8aに連結されている。油圧シリンダ42を作動することで、先端領域8aを下方に折り曲げて搬送時等の長さを短縮できる。
メインコンベア8の上方には、破砕片中の鉄系破砕片を吸着分離する磁選機44が配設されている。磁選機44は、メインコンベア8と略直交する方向に配設された無端状の磁選機ベルト45を磁選機用油圧モータ等で磁力発生手段回りに回動させることで、磁力発生手段からの磁力をメインコンベア8上の破砕片に作用させて吸着させる。そしてメインコンベア8の側方で磁力発生手段から外れて鉄系破砕片を落下させることができる。
また、磁選機44とクラッシャ7との間にはエンジンと各種の油圧モータ及び油圧シリンダに作動油を供給する油圧ポンプ等を有する動力装置47が搭載されている。
本実施形態による自走式破砕機1は上述の構成を備えており、次にその分解輸送方法について説明する。
図1に示すように組み立てられている自走式破砕機1を輸送のために分解する場合、クラッシャ7の重量が最も大きいために少なくともクラッシャ7を本体フレーム2から分離して輸送する必要がある。
先ず、図2に示すように、サイドコンベア22における可動フレーム28の裏面に設けた油圧シリンダ31のロッド31aを伸張させると、回動支軸33での反力を受けて可動コンベア28が回動軸29を中心に時計回りに回動してフレーム2aに近接する方向に折れ曲がり、二点鎖線で示す格納状態になる。
次に、ホッパ5の各プレート5a〜5cを外側に展開する。そのため、図1及び図2に示す状態から油圧シリンダ12を駆動させて、各プレート5a〜5cを支持するロッド12aを伸張状態から収縮させる。すると、各プレート5a〜5cを支持する作動アーム13がロッド12aと一体に降下する作動軸14回りに回転すると共に、各プレート5a〜5cは支持アーム11を介して、フレーム2aに固定された回転支軸10を回転中心として外側に旋回する。これによって、各プレート5a〜5cは振動フィーダ6の上方位置から外側に外れて振動フィーダ6の側部に略垂直に反転した図2の二点鎖線で示す展開状態になる。
このとき、一方の側部のプレート5bは、格納状態にあるサイドコンベア22の可動フレーム28の外側に重なるように保持される。
この状態で振動フィーダ6が剥き出し状態になるため、クレーン等によって振動フィーダ6を上方に持ち上げる。すると、本体フレーム2に振動フィーダ6を支持する三方のコイルスプリング26からコーン24が外れ、振動フィーダ6は本体フレーム2から分離する。すると、クラッシャ7の固定板33の上部に突出する振動フィーダ6が取り除かれるので、クラッシャ7を上方に持ち上げることで、クラッシャ7の各受け部38の貫通孔39がフレーム2cの係止ピン40から外れてクラッシャ7を本体フレーム2から分離できる。
そして、更に磁選機44とメインコンベア8と動力装置47をそれぞれ分離することで、本体フレーム2が残る(図6参照)。
このようにして本体フレーム2、本体フレーム2から分離した振動フィーダ6、クラッシャ7、メインコンベア8,磁選機44、動力装置47を個別に輸送トレーラに積載して目的地へ輸送することで、道路法等による積載重量規制の範囲内で輸送することができる。
目的地では、上述した分解の手順と逆の手順で本体フレーム2に順次搭載して組立作業を行えばよい。
上述のように本実施形態による自走式破砕機1及びその輸送方法によれば、自走式破砕機1のホッパ5を本体フレーム2から取り外すことなく外側に展開した状態で、振動フィーダ6とクラッシャ7を順次取り外すことができ、クラッシャ7等の輸送とその後の現場での組立が容易である。しかも、本体フレーム2に設けた支柱等の部品と格納したサイドコンベア22の可動フレーム28とその外側に展開したホッパ5のプレート5bとの相互の隙間が小さい場合でも、ホッパ5を本体フレーム2から分離していないために各機体毎にホッパ5のプレート5bとサイドコンベア22の可動フレーム28との位置調整の必要がなく、十分な設備のない現場での組立作業が容易である。
なお、本発明による自走式破砕機1及びその輸送方法は、上述の実施形態によるものに限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態による自走式破砕機1は少なくともホッパ5を本体フレーム2から取り外すことなく重量の最も大きいクラッシャ7を分離できるようにすればよい。上述の実施形態に示すように、本体フレーム2、振動フィーダ6、クラッシャ7、メインコンベア8,磁選機44、動力装置47を分離して個別に輸送するようにしたのは、自走式破砕機1が例えば45t程度の大型のものであり、比較的重量の小さい30t以下、24t以下程度の自走式破砕機1であれば、少なくともクラッシャ7、或いはクラッシャ7と振動フィーダ6を分離して個別に輸送できればよい。
また、自走式破砕機1を分解して輸送用トレーラで移送する場合、上述の実施形態による構成や移送方法に代えて、先にホッパ5のプレート5a〜5cを展開させ、その後に可動フレーム28を折り曲げて互いに重ねた格納状態にしてもよい。この場合でも、ホッパ5のプレート5bを垂直状態よりも更に本体フレーム2側に傾斜するようにすれば、可動フレーム28を重ねて格納した状態の占有スペースを小さくできる。
また、上述の実施形態では、ホッパ5の展開やサイドコンベア22の格納と張り出し等を油圧シリンダ12、32等で行ったが、例えば電動シリンダ等で行ってもよいし、手動で作動させるようにしてもよい。
また、振動フィーダ6と本体フレーム2のフレーム2bとの着脱構造において、振動フィーダ6のコーン24にスプリング26を取り付けたものをフレーム2bの受けコーン25と着脱可能にしてもよい。同様に、クラッシャ7に受け部38に代えて係止ピン40を設け、フレーム2cに貫通孔39を穿孔した受け部38を設けてもよい。これら振動フィーダ6と本体フレーム2のフレーム2bとの着脱構造、クラッシャ7と本体フレーム2のフレーム2cとの着脱構造についてはいずれか一方に受け部38を設け、他方に係止ピン40等の係止部を設けて着脱可能にすればよい。
また、振動フィーダ6と本体フレーム2における互いに離脱可能な係止構造をなすコーン24とスプリング26等の一方は第一受け部、他方は第一係止部を構成し、クラッシャ7と本体フレーム2における互いに離脱可能な係止構造をなす受け部38と係止ピン40の一方は第二受け部、他方は第二係止部を構成する。
本発明の実施形態による自走式破砕機の要部構成図である。 図1に示す自走式破砕機のA−A線断面図である。 (a)は振動フィーダの側面図、(b)は同じく平面図である。 振動フィーダとクラッシャの取り付け構造を示す要部斜視図である。 図4におけるクラッシャの受け部と本体フレームのフレーム係止ピンとの取り付け部を示す分解斜視図である。 本体フレームから振動フィーダとクラッシャ等を分離した状態を示す説明図である。
符号の説明
1 自走式破砕機
2 本体フレーム
2a,2b,2c フレーム
5 ホッパ
6 振動フィーダ
7 クラッシャ
8 メインコンベア
10 回転支軸
12、32 油圧シリンダ
22 サイドコンベア
24 コーン
25 受けコーン
26 コイルスプリング
27 固定フレーム
28 可動フレーム
29 回動軸
38 受け部
39 貫通孔
40 係止ピン

Claims (5)

  1. ホッパと、該ホッパ内に投入された被破砕物を搬送するフィーダと、フィーダから搬送された被破砕物を破砕する破砕装置とを本体フレームに搭載してなる自走式破砕機の輸送方法であって、
    前記ホッパをフィーダの外側に回動させた状態で、前記ホッパに干渉することなく前記フィーダを本体フレームから離脱させ、その後に前記破砕装置を本体フレームから離脱させる工程を備えていて、
    前記ホッパを本体フレームから分離させることなく前記破砕装置を分離して、該破砕装置を本体フレームと別個に輸送するようにしたことを特徴とする自走式破砕機の輸送方法。
  2. 前記本体フレームには、前記フィーダに設けられた篩部材から落下する破砕の必要のないズリを受け取るサイドコンベアが設けられ、該サイドコンベアには本体フレームの外部に突出する可動フレームが設けられていて、前記可動フレームと前記ホッパを形成するプレートとをそれぞれ回動させて互いに重ねるようにした請求項1に記載された自走式破砕機の輸送方法。
  3. 前記自走式破砕機はメインコンベアと磁選機とを更に備えていて、前記破砕装置とフィーダとメインコンベアと磁選機とを前記本体フレームと分離して個別に輸送するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載された自走式破砕機の輸送方法。
  4. ホッパと、該ホッパ内に投入された被破砕物を搬送するフィーダと、フィーダから搬送された被破砕物を破砕する破砕装置とを本体フレームに搭載してなる自走式破砕機であって、
    前記ホッパは複数のプレートで構成され且つ該プレートを前記フィーダの外側に回動可能な展開式ホッパであり、
    前記フィーダと本体フレームは一方に第一係止部を他方に第一受け部を有しており、前記フィーダは前記第一係止部と第一受け部を係合させることで前記本体フレームに保持されると共に前記フィーダを上方に持ち上げることで前記第一係止部と第一受け部を離脱可能とし、
    前記破砕装置はフィーダの先端が重なる位置に保持されていて、前記破砕装置と本体フレームは一方に第二係止部を他方に第二受け部を有しており、前記破砕装置は前記第二係止部と第二受け部を係合させることで前記本体フレームに支持されると共に前記破砕装置を上方に持ち上げることで前記第二係止部と第二受け部を離脱可能とし、
    前記ホッパのプレートが前記フィーダの外側に回動された状態で、前記フィーダと破砕装置を前記ホッパと干渉することなく本体フレームから順次分離できるようにしたことを特徴とする自走式破砕機。
  5. 前記本体フレームには、前記フィーダに設けた篩部材から落下する破砕の必要のないズリを受け取るサイドコンベアが設けられ、該サイドコンベアには前記本体フレームの外部に突出していて回動支軸回りに回動可能な可動フレームが設けられていて、
    該可動フレームと前記ホッパのプレートとを互いに回動させて重なるようにした請求項4に記載された自走式破砕機。
JP2007299607A 2007-11-19 2007-11-19 自走式破砕機の輸送方法及び自走式破砕機 Withdrawn JP2009125605A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007299607A JP2009125605A (ja) 2007-11-19 2007-11-19 自走式破砕機の輸送方法及び自走式破砕機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007299607A JP2009125605A (ja) 2007-11-19 2007-11-19 自走式破砕機の輸送方法及び自走式破砕機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009125605A true JP2009125605A (ja) 2009-06-11

Family

ID=40817073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007299607A Withdrawn JP2009125605A (ja) 2007-11-19 2007-11-19 自走式破砕機の輸送方法及び自走式破砕機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009125605A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011020414A1 (zh) * 2009-08-20 2011-02-24 苏州宝时得电动工具有限公司 园艺粉碎机
WO2016074713A1 (en) * 2014-11-12 2016-05-19 Sandvik Intellectual Property Ab Modular hopper structure
CN108246407A (zh) * 2018-02-24 2018-07-06 清远初曲智能科技有限公司 一种用于清除小型碎块的混凝土废料破碎环保分离机
CN110465353A (zh) * 2019-08-27 2019-11-19 天津市元柏生活用品有限公司 一种金属垃圾分类回收装置
JP2021173071A (ja) * 2020-04-27 2021-11-01 コベルコ建機株式会社 建設機械の反力受け構造及び反力受け部材

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011020414A1 (zh) * 2009-08-20 2011-02-24 苏州宝时得电动工具有限公司 园艺粉碎机
WO2016074713A1 (en) * 2014-11-12 2016-05-19 Sandvik Intellectual Property Ab Modular hopper structure
CN107073477A (zh) * 2014-11-12 2017-08-18 山特维克知识产权股份有限公司 模块化料斗结构
AU2014411001B2 (en) * 2014-11-12 2019-10-10 Koch Solutions Gmbh Modular hopper structure
CN108246407A (zh) * 2018-02-24 2018-07-06 清远初曲智能科技有限公司 一种用于清除小型碎块的混凝土废料破碎环保分离机
CN110465353A (zh) * 2019-08-27 2019-11-19 天津市元柏生活用品有限公司 一种金属垃圾分类回收装置
JP2021173071A (ja) * 2020-04-27 2021-11-01 コベルコ建機株式会社 建設機械の反力受け構造及び反力受け部材
JP7371568B2 (ja) 2020-04-27 2023-10-31 コベルコ建機株式会社 建設機械の反力受け構造及び反力受け部材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111565852A (zh) 具有偏心辊式破碎机和指状筛的移动式破碎系统
JP6234587B2 (ja) 鉱物材料処理設備および処理設備の稼働方法
JP2009125605A (ja) 自走式破砕機の輸送方法及び自走式破砕機
US9061836B2 (en) Movable process device for mineral material processing
GB2510839A (en) Material Processing Apparatus with Multi-mode Feed Conveyor Assembly
EP3826769B1 (en) A manoueverable crushing and screening system
JP2016536128A (ja) 鉱物原料処理設備、及び処理設備を運転するための方法
CN102630189A (zh) 移动式筛分装置
JP2012206015A (ja) 破砕機
JP2004174450A (ja) ジョークラッシャおよびこれを備えた自走式破砕機
JP2004174452A (ja) ジョークラッシャ
JP2007144255A (ja) 破砕機
JP6367480B2 (ja) ホッパおよび鉱石加工プラント
JP2006328680A (ja) 土石分離装置
JP2002346429A (ja) 破砕プラント及びその構築方法
JP2011025167A (ja) 自走式破砕機
JP2006206254A (ja) 自走式搬送装置
JP2005296893A (ja) 自走式スクリーン
JP4236474B2 (ja) 自走式破砕機及びこれに用いる選別搬送装置
JP2005087865A (ja) 自走式ふるい機
JP4255805B2 (ja) リサイクル品生産補助機械
JP2007046299A (ja) 土石分離装置
JP2012218870A (ja) コンベヤ
JP2004174441A (ja) 破砕装置
JP4295159B2 (ja) スクリーン用サイドコンベア

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20110201