JP2007144255A - 破砕機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 地下鉱山のような天井の高さ等の作業スペースに制限のある設置場所であっても、設置して破砕処理を行うことのできる破砕機を提供することにある。
【解決手段】 走行装置22を備えた架台に載置された破砕機1を、ローラチェーン12と同ローラチェーン12に噛合する駆動スプロケット11を有する昇降機構10によって鉱石投入孔38内に昇降させる。鉱石投入孔38内への降下時、破砕機1の一部を鉱石投入孔38内に挿入でき、破砕機1に設けたホッパ6と天井36との間に、ホイルローダ30のバケット31が作業する作業空間を確保できる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、破砕機に関するものであって、特に、天井の高さ等の作業スペースに制限のある設置場所であっても、設置して破砕処理を行うことのできる破砕機に関するものである。
従来から、鉱山、採石場、廃材処理場などでは、被破砕物を所定の大きさに破砕処理する作業が行われている。破砕処理を行うための作業スペースに余裕がある場所では、自走式破砕機(例えば、特許文献1参照。)などが用いられており、鉱山などの場所では、固定式破砕機(例えば、特許文献2参照。)などが用いられている。
特許文献1に記載された自走式破砕機を本発明の従来例1として、図13には前記自走式破砕機の右側面図を示している。図13に示すように、自走式破砕機51は下部走行体52を備えた本体部ユニット54を有している。本体部ユニット54上の後方側には、原材料が供給される供給部ユニット55が搭載されており、供給部ユニット55の前方側にはジョークラッシャ(破砕機)56と、ジョークラッシャ56の更に前方側にはパワーユニット57とがそれぞれ本体部ユニット54上に搭載されている。
また、本体部ユニット54の下方における一対のクローラ53間から前方斜め上方にかけて排出コンベア58が延出して配設されている。ジョークラッシャ56で破砕された鉱石等は排出コンベア58上に排出される。
特許文献2に記載された固定式破砕機を本発明の従来例2として、図14には前記固定式破砕機を設置した破砕プラント61の全体概略構成図を示している。図14に示した破砕プラント61では、ポケット62に投入した大塊鉱石が直接フィーダ68に衝突するのを防止するため、また、フィーダ68上におけるポケット62の内底部分に適当な量の鉱石をクッション材として残して、ポケット62内が空の状態にならにようにするため、各種の検出センサを設けている。
そして、破砕プラント61では、各検出センサで検出した信号に基づいた処理に特徴を有している。しかし、本発明との関係では、破砕機71の配置構成が問題となるので、以下では破砕機71の配置構成について説明を行う。
図14に示すように、破砕プラント61は、砕石場などから移送されてきた鉱石(被破砕部材)72が、ダンプトラック67によって投入されるポケット62を備えている。ポケット62の原料投入口63には、鋼製で頑強に構成された平行棒状のグリズリーバー65が設けられている。破砕機71の破砕処理能力以上の大きさを有する鉱石は、グリズリーバー65によって受け止められ、ポケット62内に落下するのが阻止されている。
ポケット62の底面には、奥行き方向の一方側面62aから他方側面62bにかけて、漸次下方に向かって傾斜した傾斜面が形状されている。傾斜面の下流側位置には、ポケット開口64が形成されている。また、モータ66によって動作される網目状のフィーダ68は、ポケット開口64に近接して設けられている。
ポケット62内に投入された鉱石72のうち、破砕しなくてもよい程度の大きさのものは、フィーダ68の網目から落下し、ホッパ69を通ってホッパ69の下方に設けたベルトコンベア70上に落下する。また、フィーダ68の下流には、フィーダ68により選別された、ある程度の大きさの鉱石72が投入される固定式破砕機71が設けられている。固定式破砕機71はモータ73によって駆動され、所定の大きさに破砕された鉱石72はベルトコンベア70上に落下して搬送されることになる。
特開2004−174440号公報 特開平9−262496号公報
特許文献1に記載された自走式破砕機51は、破砕処理を行う作業空間が広い場所で使用するには、作業効率が高く機動性に富み、使い勝手の良いものではある。しかし、地下鉱山における坑道のような高さや長さに制限のある作業空間では、自走式破砕機51を使用するには、自走式破砕機51の高さが坑道の天井よりも高く構成されており、また長さが設置場所よりも長い構成となっている。このため、自走式破砕機51を高さや長さに制限のある作業空間では使用することができなかった。
特許文献2に記載された固定式破砕機71では、固定式破砕機71を設置するための設備投資が大きくなり、また、鉱石72をポケット62まで搬送する積込み機の移動距離も長くなって作業効率や鉱石の生産性を低下させてしまう問題があった。特許文献2の固定式破砕機71における問題点を、図15で示した地下鉱山における採石の概要を示した概略断面図を用いて更に説明する。
図15で示した地下における採石場所40は、採石に適した深さ位置に複数形成されており、各採石場所40には図15の左右方向に延びた坑道35が繋がっている。隣接する各坑道35間は、上下方向に延びた接続用の坑道39によって相互に接続している。また、各坑道35には、鉱石を投入する鉱石投入孔38が形成されている。各鉱石投入孔38は合流してその出口には固定式破砕機45が配設されている。
固定式破砕機45によって破砕された鉱石は、一時的にタンク46内に貯留されることになる。タンク46内に貯留された鉱石は、タンク46の下部に配設したコンベア47によって所定量毎にバケット48内に投入され、昇降動するバケット48によって地上に引き上げられる。
図15に示すように、各坑道35に穿設された鉱石投入孔38は合流して、合流した出口には一つの固定式破砕機45が配されている。このため、各鉱石投入孔38に投入された鉱石33を破砕するためには、固定式破砕機45としては大型の破砕機を用いなければならず、設備投資を大きなものにすると共に大型の破砕機を設置するために広い場積を必要とした。
また、鉱石投入孔38の途中で投入した鉱石が詰まらないようにするため、鉱石投入孔38の内径をできる限り大きな内径に形成しておかなければならなかった。このため、鉱石投入孔38を形成するのには、多大の時間と設備費とを要した。
更に、採石に伴い採石場所40が移動すると、採石場所40から鉱石投入孔38まで鉱石を搬送する積込み機の移動距離が延びてしまう。このため、採石に係わる作業効率、鉱石の生産性を低下させてしまう問題を抱えていた。
採石場所40は、図15で示したように垂直方向に複数設けられるだけでなく、概略平面内に複数設けられることもある(図10を参照)。特に、坑道35が平面内で網目状に展開されている面積の広い地下鉱山において固定式破砕機を1基だけ設置した場合、ホイルローダなどの積込機や運搬機の移動距離が長くなり、採石の積込から固定式破砕機への投入に要するサイクルタイムが長くなるため、採石に係わる作業が非効率となり、生産性が低下する。
運搬機等の移動距離を短くするために、破砕機を複数設置すると設備費用が嵩んでしまう問題が生じる。そこで、破砕機の設置台数を減らすには、例えば、次のような破砕方法が用いられている。一つの破砕方法としては、図16に示すように平面内における複数の鉱石投入孔38を下層レベルで合流させ、合流口の出口に複数の固定式破砕機を配設し、各固定式破砕機で破砕した鉱石を搬送コンベア44に排出して搬送する破砕方法がある。
また、図17に示すように平面内における複数の鉱石投入孔38を下層レベルで合流させ、合流口の出口を繋ぐ運搬坑道49を設け、運搬坑道49にダンプトラック50などの運搬機を走らせ、合流口の出口から排出された鉱石をダンプトラック50等に積載し、ダンプトラック50等から固定式破砕機に供給して破砕を行い、固定式破砕機で破砕された鉱石を搬送コンベア44に排出して搬送する破砕方法などがある。しかし、これらの破砕方法を構築するためには、固定式破砕機として大型の破砕機を設置しなければならず、しかも追加的な設備投資を必要とする。
本願発明では、従来における破砕機の問題点を解決し、地下鉱山のような天井の高さ等の作業スペースに制限のある設置場所であっても、設置して破砕処理を行うことのできる破砕機を提供することにある。
本願発明の課題は請求項1〜4に記載された各発明により達成することができる。
即ち、本願の第1発明では、被破砕物の投入口、破砕装置及び排出口を備えた破砕機であって、破砕処理を行う設置場所に前記破砕機を設置するための設置脚が、前記破砕機における高さ方向の中間位置に配設されてなることを最も主要な特徴となしている。
また、本願の第2発明では第1発明の構成に、更に破砕機を昇降させる昇降機構を設置脚に設けたことを主要な特徴となしている。
更に、本願の第3発明では、被破砕物の投入口、破砕装置及び排出口を備えた破砕機であって、前記破砕機が、駆動源を備えた架台上に配設されてなり、前記架台と前記破砕機との間に、前記破砕機を昇降させる昇降機構が配設されてなることを最も主要な特徴となしている。
更にまた、本願の第4発明では第3発明の構成に、更に架台に走行装置を配設したことを主要な特徴となしている。
本願第1発明では、設置脚を破砕機に設けることによって、破砕処理を行う設置場所に破砕機を設置することが可能となる。しかも、可搬式の破砕機として自由に設置場所に設置することができ、地下鉱山における坑道内の鉱石投入孔等に対しても容易に設置することができる。
また、設置脚が破砕機の高さ方向における中間位置に配設されているので、破砕機の一部を鉱石投入孔から突出させた状態で、破砕機の残りの部分を鉱石投入孔内に挿入した状態で設置することができる。これにより、被破砕物の投入口と天井との間に、鉱石を投入することのできる作業空間を十分に確保することができる。しかも、投入口の上部にホッパ等を装着することが可能となり、コンパクトな破砕機で大きな容量の積込み機からの投入が可能となる。これにより、効率よく破砕作業を行うことができる。
更に、鉱石投入孔としては、破砕機で破砕された鉱石が落下する孔として機能すればよく、破砕機を挿入する部分を除いた鉱石投入孔の内径を小さく形成することができる。このため、採石に伴い採石場所が移動したとしても、小さな内径を有する鉱石投入孔を新たに形成すればよく、鉱石投入孔を形成するための費用及び新たな鉱石投入孔の形成時間を少なく押えることができる。
しかも、今まで設置していた鉱石投入孔から破砕機を搬送して、新たに形成した鉱石投入孔に破砕機を設置すれば破砕作業を継続させることができる。これにより、破砕機の有効利用を図ることができ、しかも、採石場所の移動に伴う作業休止時間を短縮することができる。
本願第2発明では、破砕機を昇降させる昇降機構を設けたことにより、例えば鉱石投入孔内への破砕機の設置、及び鉱石投入孔内から破砕機の取り出しを容易に行うことができる。また、作業空間の確保を容易に行うことができるので、フィーダ装置を装着する場合でも、昇降機構で破砕機の設置位置を下げることで投入口と天井との間隔を広く形成することができる。
本願第3発明では、架台によって破砕処理を行う設置場所に安定して設置することができ、架台に備えた駆動源によって、破砕装置、フィーダ、昇降装置等を直接駆動することができる。また、破砕機を昇降させる昇降機構による効果としては、上記本願第2発明におけると同様の効果を奏することができる。
本願第4発明では、走行装置によって容易に移動可能とすることができる。例えば、複数の鉱石投入孔の間を走行装置によって移動し、移動した場所における鉱石投入口に破砕機を設置することができる。また、走行装置による移動時には、昇降装置によって破砕機を路面から上方に持ち上げた状態にしておくことができる。このため、一つの破砕機を複数の鉱石投入口に移動させて使用することが容易にできる。
本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて以下において具体的に説明する。本発明の破砕機として、地下鉱山の坑道に形成した鉱石投入口に配設した例を用いて説明を行う。しかし、本発明に係わる破砕機は、地下鉱山の坑道に形成した鉱石投入口に配設するものに限定されるものではなく、他の破砕作業を行う設置場所に設置することができるものである。
また、以下で説明する形状、配置構成以外にも本発明の課題を解決することができる形状、配置構成であれば、それらの形状、配置構成を採用することができるものである。このため、本発明は、以下に説明する実施例に限定されるものではなく、多様な変更が可能である。
図1は、本発明の実施形態に係わる破砕機1を、地下鉱山の坑道35に形成した鉱石投入孔38内に設置した状態を示している概略構成図である。また、図2は、鉱石投入孔38内に挿入して設置した破砕機を、鉱石投入孔38から引き上げた状態あるいはこれから破砕機を鉱石投入孔38内に挿入する前の状態を示す構成図である。地下鉱山の坑道35は、上述したように採石場所40に繋がる通路として形成されている。
なお、採石場所40は、図15に示すように垂直方向に複数設けられるだけでなく、図10に示すように概略平面内に複数設けられることもある。更にはそれが複合して設けられる鉱山もあるが、いずれの場合であっても本発明の破砕機を適用することができる。説明を簡単にするため、採石場所40が概略平面内に複数設けられた図10に基づいて説明を行う。
図10に示すように、積込み機としてのホイルローダ30は、坑道35を通って採石場所40と本発明に係わる破砕機1を設置した鉱石投入孔38との間を移動することができる。鉱石投入孔38は、作業工区毎に少なくとも1箇所以上形成しておくことができる。ホイルローダ30のバケット31に積載した鉱石は、鉱石投入孔38に配設した破砕機1に投入することができる。
尚、採石場所40については、図11に示すような採石工法を用いた場合を例にして説明する。図11は、地下鉱山における採石場所40の断面図を示しているものであり、鉱石33の自由落下を利用した採石工法を示している。鉱石33は漏斗状の採石孔41から自重によって自由落下することができる。落下した鉱石33は、鋼鉄の棒材を複数立設した採鉱口補強柵43によって一部が堰き止められる。
鉱石33は、採鉱口補強柵43の隙間ないし採鉱口補強柵43の一部に設けられた鉱石取出口42からホイルローダ30のバケット31によって掬われ、鉱石投入孔38に搬送されることになる。そして、図1に示した鉱石投入孔38に設置した破砕機1に搬送してきた鉱石を投入することができる。ホイルローダ30から直接ホッパ6に鉱石を投入する代わりに、ベルトコンベア等を用いて鉱石をホッパ6に供給することもできる。
図1、図2に示すように、破砕機1は、ホッパ6の底部に連通した投入口7、投入口7から投入された鉱石を破砕する破砕装置としてのジョークラッシャ2、ジョークラッシャ2で破砕された鉱石を排出する排出口8を備えている。また、破砕機1を鉱石投入孔38の開口部を覆う位置に設置したとき、破砕機1を坑道35の路面37上に設置するための設置脚5が破砕機1に設けられている。設置脚5は、破砕機1における高さ方向の中間部に配されており、図1に示すように破砕機1の一部を鉱石投入孔38内に挿入したときには、設置脚5によって破砕機1の残りの部分を路面37よりも上方に突出させておくことができる。
ジョークラッシャ2は公知の構成を有するものであり、固定ジョー2aとスイングジョー2bとの間に挿入された鉱石は、スイングジョー2bの揺動により固定ジョー2aとの間で狭窄されて破砕することになる。スイングジョー2bは、その上端部がクラッシャモータ3の回動により偏心回転を行う偏心部材9に吊設されているとともに、下端部が破砕時の反力を受ける反力受リンク機構4で支持されている。反力受リンク機構4の一部構成は省略して示している。
前記クラッシャモータ3の動力源としては、坑道内に設けられる電力線から取り出した電気を用いることができる。また、別途配設した図示せぬエンジン等による発電機で起こした電力や油圧ポンプ等による圧油を動力源として使用することができる。
尚、破砕装置としてジョークラッシャを用いた例を説明するが、本発明における破砕装置としてはジョークラッシャに限定されるものではない。例えば、インパクトクラッシャ、シェアクラッシャ、コーンクラッシャ、ロールクラッシャ等の任意のクラッシャを破砕装置として用いることができる。
設置脚5は、昇降機構10を介して破砕機1を路面37に対して支えるものである。そして、設置脚5の形状構成としては、立方体の形状構成、L字アングルの形状構成、円柱形状構成もしくは破砕機1を取囲むような枠体としての形状構成等のように、破砕機1を路面37に対して支えることのできる形状構成であれば、既存の技術を適用した形状構成とすることができる。
次に昇降機構10を説明する。図3に示すように、破砕機1の外装部には高さ方向に沿ってローラチェーン12が配設され、設置脚5に設けた駆動スプロケット11がローラチェーン12と噛合している。駆動スプロケット11は、設置脚5に設けた駆動モータ13(図1参照)によって正逆転方向に回転することができる。駆動スプロケット11の回転によって、破砕機1は実線または点線で示すように上下方向に昇降することになる。また、ローラチェーン12、駆動スプロケット11及び駆動モータ13によって、破砕機1を昇降させる昇降機構10が構成されている。
尚、駆動モータ13を設置脚5に配設した例を説明したが、駆動モータ13を設置脚5とは別置きに配設した構成とすることもできる。また、昇降機構10として、ローラチェーン12、駆動スプロケット11を用いた構成を説明したが、ラックとピニオンによる昇降機構、油圧ピストンによる昇降機構、ウォームネジによる昇降機構、油圧ジャッキによる昇降機構、静滑車にワイヤを掛け、ワイヤの一端を破砕機1に接続し、他端を巻取り・巻戻し機に接続した昇降機構、リンク機構を用いた昇降機構等の周知の昇降機構を用いることもできる。
駆動モータ13は、電気モータに限定されるものではなく、油圧モータ等を用いることもできる。また、駆動モータ13を用いずに、適当な減速機を用いて手動で昇降機構を作動させることもできる。
また、昇降機構10を備えずに設置脚5を破砕機1に取り付け、設置脚5を路面に載置することで破砕機1の一部が鉱石投入孔38内に挿入することのできる構成にしておくこともできる。
破砕機1の設置について説明する。図2に示すように、図示せぬ搬送装置によって搬送した破砕機1を、鉱石投入孔38の開口部を覆う形でその周辺部に設置すると、破砕機1の排出口8は設置脚5によって路面37よりも上方位置に位置させることができる。その後、昇降機構10を作動させることにより、図1に示すように破砕機1を鉱石投入孔38内に挿入することができる。このとき、ホッパ6の上部と坑道35の天井との間には、ホイルローダ30等の積込み機によって鉱石を投入することのできる作業空間が形成されることになる。
図1に示すように、ホイルローダ30のバケット31からホッパ6に投入され、ジョークラッシャ2によって破砕された鉱石は、排出口8から排出されることになる。排出口8から排出された鉱石は、鉱石投入孔38を通って鉱石投入孔38の下流側に配設した図示せぬコンベヤ上に搬入される。同コンベヤは、地上に引き上げるバケット等に破砕した鉱石を供給することができる。
ホッパ6としては、破砕機1に固定した例を図1、図2においては示しているが、破砕機1を上昇させたときには、図2の左側に回転して天井36との間隔を更に広げ、破砕機1を下降させたときには、図2の右側に回転して図2で示す配置構成となるホッパとして構成しておくこともできる。また、ホッパ6を破砕機1に対して着脱自在の構成としておくこともできる。
本発明では、昇降機構によって破砕機1の高さ位置を変えることができ、しかも、設置脚5で破砕機1を路面37に支持した状態で破砕機1の高さ位置を変えることができる。このため、図2に示すように破砕機1を搬送可能とする状態と、図1に示すように破砕機1に対して鉱石を投入可能とする状態とに破砕機1を設定することができる。
これにより、天井の高さ等において作業空間に制限のある場所であっても、破砕機1を搬入して設置したり、搬出したりすることが容易にできる。しかも、設置した状態で鉱石の投入を容易にする作業空間を形成することができる。
また、図12に示すように、鉱石投入孔38を形成する上で、破砕機1を挿入するために必要な開口径は、開口部近傍だけに形成しておけばよく、破砕機1の排出口8から排出された鉱石を流すための内径としては、小径として形成しておけば十分に鉱石投入孔としての機能を奏することができる。
しかも、図12に作業工区の縦断面図を示すように、ホイルローダ30のバケット31から、鉱石投入孔38に配設した破砕機1に投入された鉱石は、破砕機1によって破砕され、鉱石投入孔38の下層レベルに形成した運搬坑道49に設けられている搬送コンベア44に排出することができる。搬送コンベア44に排出される鉱石は、所定の大きさよりも小さく砕かれた鉱石となっているため、搬送コンベア44に排出する時の衝撃を小さくすることができる。尚、搬送コンベア44を設ける代わりに、他の搬送手段を構成することもできる。
更に、破砕機1を可搬式として持ち運ぶことができるので、図10、図12に示すように坑道35に複数の鉱石投入孔38が形成されている場合であっても、各鉱石投入孔38に対して一つの破砕機1を順繰りに配設していくことができる。
図4、5を用いて、本発明に係わる他の実施例を説明する。実施例1では、破砕機1を直接鉱石投入孔38の上部に配設した例を説明したが、実施例2では、破砕機1が搬送装置22を備えた架台20上に昇降機構10を介して配設された構成となっている。他の構成は、実施例1における構成と同様の構成となっており、同一の構成については、実施例1で用いた部材符号を用いることでその説明を省略する。
図4は、破砕機1が鉱石投入孔38内に挿入した破砕処理を行う状態を示し、図5は、破砕機1を鉱石投入孔38から抜け出させた状態を示している。
走行装置22を備えた架台20上には、破砕機1を昇降させる駆動スプロケット11、駆動スプロケット11を回転駆動する駆動モータ13、クラッシャモータ3を駆動する駆動源21、走行装置22の駆動装置等が設けられている。駆動モータ13、クラッシャモータ3及び走行装置22の駆動装置としては、それぞれ電動モータを用いることも油圧モータを用いることもできる。
前記駆動装置が電動モータである場合、駆動源21としては、エンジンと発電機とを搭載して発電機の電力を供給する方式、バッテリと昇圧装置等を搭載して電力を供給する方式、ケーブルリール等を搭載して坑道35内に張り巡らされた電力供給網から電力を取り込み、変圧装置や電圧安定化装置等を介して電力を供給する方式などを採用することができる。一方、前記駆動装置が油圧モータである場合、駆動源21としては、上記の電力により油圧ポンプを駆動して油圧力を供給する方式、またはエンジンを搭載し、エンジン出力により油圧ポンプを駆動し、油圧力を供給する方式などを採用することができる。また、これらの方式を適宜組み合わせて使用することもできる。
破砕機1を昇降させる昇降装置10は、ローラチェーン12、駆動スプロケット11及び駆動モータ13によって構成されているが、実施例1で説明したように他の昇降機構を用いることもできる。走行装置22の作動時には昇降機構10によって、図5に示すようにホッパ6を有する破砕機1を路面37から上方に位置させておくことで、走行装置22による走行の邪魔をしない位置に破砕機1を持ち上げておくことができる。
また、図4に示すように昇降機構10を作動して破砕機1を鉱石投入孔38内に挿入させることで、ホッパ6の上部にホイルローダ30のバケット31が作動する作業空間を形成することができる。
図6、7を用いて、本発明に係わる別の実施例を説明する。実施例2では、破砕機1にホッパ6を配設した例を説明しているが、実施例3では、ホッパ6の代わりにフィーダ15を架台20に設けた構成となっている。他の構成は、実施例2における構成と同様の構成となっており、同一の構成については、実施例2で用いた部材符号を用いることでその説明を省略する。
図6は、破砕機1が鉱石投入孔38内に挿入した破砕処理を行う状態を示し、図7は、破砕機1を鉱石投入孔38から抜け出させた状態を示している。
フィーダ15は、立設したプッシャ16aを搬送方向に沿って複数備えた幅の狭い無端帯16が、幅方向に複数列配されており、隣接する無端帯16間には隙間が形成された構成となっている。フィーダ15の底板16bは破砕機1側に向かって下り傾斜に形成されており、無端帯17間の隙間から落下した鉱石は、底板16bを滑って破砕機1の投入口7に形成した排出路18に供給することができる。
また、フィーダ15の下流側には、ネット17として形成されたシュート14が配設されており、シュート14は破砕機1に取り付けられている。ネット17の孔径を通った鉱石は、破砕機1の固定ジョー2aの裏面側に形成した排出路18を通って、鉱石投入孔38内に排出される。無端帯16間に隙間及びシュート14のネット17は、1次選別の機能を有しており、ジョークラッシャ2での破砕を必要としない大きさの鉱石を選別することができる。
フィーダ15としては、振動グリズリフィーダ等の各種振動フィーダを用いることもでき、ネット17としては、鋼棒或いは鋼板を間隔を設けてくし歯状に配設した選別手段を用いることもできる。また、フィーダ15の底板16b及びシュート14のネット17に対して起振器からの振動を伝える構成としておくこともできる。
図6に示す破砕作業位置においてシュート14は、フィーダ15から選別搬送された鉱石を、更に選別して大きな鉱石だけジョークラッシャ2に供給することのできる位置に位置している。図6に示す状態では、フィーダ15と天井36との間に、ホイルローダのバケット31がフィーダ15の上部において作業を行うことのできる作業空間を形成しておくことができる。
また、図7に示す破砕機1を走行装置22により移動可能とする位置では、上方に退避した位置に位置している。退避した位置においても、走行装置22による破砕機1の移動を妨げないように、天井36との間に隙間を形成することができる。これにより、図10において示した破砕機1の作業位置から、図10の右上に示す鉱石投入孔38に破砕機1を自走して容易に移動させることができる。
なお、本実施例では、フィーダ15を架台20側に設けて架台20との位置関係で固定した例を挙げて説明したが、フィーダ15を昇降機構10により破砕機1と一体的に昇降動させる構成とすることもできる。また、フィーダ装置を破砕機1とは別の昇降機構を備えた構成とし、破砕機1と同期・非同期であることを問わずにフィーダ装置を昇降させることもできる。上述したようなフィーダを昇降させる構成も本実施例に含まれる概念である。
図8、9を用いて、本発明に係わる別の実施例を説明する。実施例4では破砕機1を昇降させる昇降機構として、リンク機構24を用いた構成となっている。他の構成は、実施例1〜3における構成と同様の構成となっており、同一の構成については、実施例1〜3で用いた部材符号を用いることでその説明を省略する。
図8、破砕機1が鉱石投入孔38内に挿入した破砕処理を行う状態を示し、図9は、破砕機1を鉱石投入孔38から抜け出させた状態を示している。
図8、9に示すように、破砕機1はリンケージ23によって架台20に支持されている。リンケージ23は、支軸23aによって架台20に回動自在に支持され、支軸23bによって破砕機1を回動自在に支持している。また、油圧ピストン26によってリンケージ23は、支軸23aを回動中心として架台20に対して回動することができる。
破砕機1の姿勢制御は、リンク27a、27b及びリンク27aを回動させる油圧ピストン25によって行うことができる。リンク27aはその中間部位が、リンケージ23に回動自在に支持され、一端部を架台20に回動自在に支持された油圧ピストン25と回動自在に連結している。リンク27aの他端部は、一端部を破砕機1に枢支されたリンク27bの他端部と回動自在に連結している。
図8、図9に示すように、油圧ピストン25、26をそれぞれ伸縮させることにより、破砕機1を図8に示す鉱石投入孔38内に挿入した状態と、鉱石投入孔38から取り出した状態とにセットすることができる。
尚、図8では破砕機1をリンク機構24で支持された状態で破砕処理を行う構成を説明しているが、実施例1で説明したように破砕機1に設置脚5を配して破砕機1を路面37上に設置した状態で破砕処理を行わせることもできる。
これにより、破砕機1での破砕処理を行うときには、ホッパ6と天井36との間にホイルローダ30のバケット31が作業を行うことのできる空間を確保することができる。また、破砕機1を鉱石投入孔38の外部に配したときには、走行装置22に走行により破砕機1を坑道35内で自由に搬送することができる。
本発明では、破砕機1による破砕処理時には、破砕機1の路面37からの高さ位置を低くすることができ、破砕機1内への被破砕物の投入を容易にすることができる。また、破砕機1の搬送時には、破砕機1を路面37よりの上方に配することができ、破砕機1の搬入を容易にすることができる。
本発明の技術思想を適用することができる装置等に対しては、本発明の技術思想を有効に適用することができる。
破砕機の設置状態を示す概略構成図である。(実施例1) 破砕機を設置場所から持ち上げた状態を示す概略構成図である。(実施例1) 昇降機構を示す概略構成図である。(実施例) 破砕機の設置状態を示す概略構成図である。(実施例2) 破砕機を設置場所から持ち上げた状態を示す概略構成図である。(実施例2) 破砕機の設置状態を示す概略構成図である。(実施例3) 破砕機を設置場所から持ち上げた状態を示す概略構成図である。(実施例3) 破砕機の設置状態を示す概略構成図である。(実施例4) 破砕機を設置場所から持ち上げた状態を示す概略構成図である。(実施例4) 坑道内を説明する平面図である。(実施例) 砕石場所を説明する断面図である。(実施例) 砕石機の設置場所を説明する縦断面図である。(実施例) 破砕機の側面図である。(従来例1) 破砕機の設置状態を示す概略構成図である。(従来例2) 鉱山の採掘現場を説明する断面図である。(従来例) 砕石機の設置場所を説明する縦断面図である。(従来例) 砕石機の設置場所を説明する縦断面図である。(従来例)
符号の説明
1・・・破砕機、2・・・ジョークラッシャ、5・・・設置脚、6・・・ホッパ、7・・・投入口、8・・・排出口、10・・・昇降機構、14・・・シュート、15・・・フィーダ、18・・・排出路、20・・・架台、22・・・走行装置、23・・・リンケージ、24・・・リンク機構、30・・・ホイルローダ、31・・・バケット、33・・・鉱石、35・・・坑道、36・・・天井、37・・・路面、38・・・鉱石投入孔、40・・・採石場所、45・・・固定式破砕機、51・・・自走式破砕機、56・・・ジョークラッシャ、61・・・破砕プラント、62・・・ポケット、71・・・破砕機。

Claims (4)

  1. 被破砕物の投入口、破砕装置及び排出口を備えた破砕機であって、
    破砕処理を行う設置場所に前記破砕機を設置するための設置脚が、前記破砕機における高さ方向の中間位置に配設されてなることを特徴とする破砕機。
  2. 前記設置脚が、前記破砕機を昇降させる昇降機構を備えてなることを特徴とする請求項1記載の破砕機。
  3. 被破砕物の投入口、破砕装置及び排出口を備えた破砕機であって、
    前記破砕機が、駆動源を備えた架台上に配設されてなり、
    前記架台と前記破砕機との間に、前記破砕機を昇降させる昇降機構が配設されてなることを特徴とする破砕機。
  4. 前記架台に走行装置が配設されてなることを特徴とする請求項3記載の破砕機。
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