JP2007254034A - エレベータの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部から容易にパターンデータの追加・変更を可能とし、多種多様な表示装置の出荷を防ぎ、短時間に表示装置の交換を実現することにある。
【解決手段】物件固有データ格納メモリ12と運転制御処理部11とを有する主制御装置1と、表示装置2とで構成され、表示装置2には、外部から追加・変更可能な表示・音声案内パターンデータを格納する表示・音声案内パターン格納メモリ26と、前記実際の運転制御に伴って必要とする表示・音声案内パターンを格納する物件用表示・音声案内パターン格納メモリ22とを設け、主制御装置1からの指令に基づき、追加、変更された表示・音声案内パターン格納メモリ26のパターンデータを最適化配列処理し、物件用表示・音声案内パターン格納メモリ22に反映し、運転制御時に表示・音声出力するエレベータの制御装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、柔軟に多様な表示パターンや音声案内パターンに対応する表示内容及び音声案内を出力可能とするエレベータの制御装置に関する。
従来からエレベータの適宜な個所に外部端末を接続し、当該外部端末からエレベータの運転動作上に必要な運転パターンの調整やメンテナンス等を実施しているエレベータシステムが提案されている。
このエレベータシステムは、エレベータ乗りかごのかご内操作盤に行先階ボタン、液晶ディスプレイ等の表示部及びスイッチボックスが設けられ、スイッチボックス内にはコントローラ接続用コネクタ及び表示モード切り替えスイッチが取付けられている。
エレベータの点検時、作業員が外部端末を携行し、点検対象となるエレベータ乗りかごのかご内操作盤上のスイッチボックスを開け、コントローラ接続用コネクタに外部端末を接続する。コントローラ接続用コネクタに外部端末を接続すると、表示モード切り替えスイッチが点検モードとなり、制御装置から点検用データを読み出して表示部に表示する。
ここで、作業員は、表示部に表示された点検用データを見ながら、外部端末を用いて点検用データを変更しつつ、点検作業を実施する。つまり、作業員が制御装置の設置位置まで行かずに、乗りかご内で点検作業を行うものである(特許文献1)。
しかし、このようなエレベータシステムは、予め定めたエレベータの運転動作に関する制御データの変更であって、各顧客の要望に応じて想定外の項目を追加するとか、或いは制御データを異なる項目のデータに置き換えるような変更ができない。
さらに、本願発明に類似する従来技術としては、図7に示すようなエレベータの制御装置が開発されている。
このエレベータの制御装置は、エレベータ号機(以下、対象物件と呼ぶ)の運転制御を司る主制御装置100と、乗りかご内又は各階乗場に設置され、主制御装置100から送られてくる指令(例えば命令コード)に基づいて所定の表示内容及び音声案内を出力する表示装置110とが設けられている。
主制御装置100は、CPUで構成された運転制御処理部101と、物件固有データ格納メモリ102と、CPUで構成された伝送制御部103と、保守インタフェース104とが設けられ、この保守インタフェース104には必要に応じて携帯可能な保守ツール(情報端末)105が接続される。
運転制御処理部101は、運転制御用のソフトウエアが搭載され、かご呼び及び乗場呼びの登録に応じてかご停止階の決定、決定された停止階までの運転制御を行う。また、対象物件の運転動作に伴って表示内容を決定し、この表示内容決定指令を表示装置110に送出する機能を持っている。物件固有データ格納メモリ102には、対象物件固有の機器仕様データが格納される。
ところで、従来、対象物件の機器仕様は、予めエレベータ出荷前に決定されており、運用開始後に対象物件固有の動作に関する機器仕様が変更されることが少なかった。
しかし、近年、運転制御処理部101のマイクロコンピュータ化の拡大に伴い、標準的な運転制御用ソフトウエアの中でも変更可能な機能については、運行開始後でも変更される場合が多くなっている。
そこで、ソフトウエアの変更を極力避けることを目的とし、ある程度使用頻度の高い機器仕様についてはソフトウエアに組み込んでおき、前述する物件固有データ格納メモリ102には対象物件固有の機器仕様データ,例えば個別運転制御の実施有無等のデータが格納され、当該対象物件固有の機器仕様データを参照しつつ運転制御を決定することにより、前述するソフトウエアの標準化を実現している。つまり、ソフトウエアの実行に当たり、物件固有データ格納メモリ102の格納データを参照し、対象物件特有の動作を実現している。
保守ツール105は、必要時に保守インタフェース104に接続し、調整員による操作のもとに、保守インタフェース104及び運転制御処理部101を通して物件固有データ格納メモリ102内の対象物件固有の機器仕様データを参照し、変更可能な機器仕様データの書替え変更を行っている。
保守インタフェース104は、運転制御処理部101と保守ツール105との間でやり取りするデータを所要とするデータ形式に変換して受け渡しを行う機能を持っている。
前記表示装置110は、CPUで構成された伝送制御部111と、表示部112と、対象物件の表示パターン及び音声案内パターンを格納する物件用表示・音声案内パターン格納メモリ113と、音声合成回路114と、スピーカなどの音声発生装置115とで構成される。なお、音声合成回路114及び音声発生装置115は、乗りかご内における表示装置の構成を示したものであり、各階乗場に設置される表示装置には設けられていない。その理由は各階乗場では対象物件の現在位置や移動方向を表示するだけの為である。
以下、説明の便宜上、乗りかご内の表示装置110を例に挙げて説明する。
伝送制御部111は、運転制御処理部101から伝送制御部103を介して送られてくる命令コードを受け取り、表示・音声案内パターン格納メモリ113から命令コードに対応する表示パターンや音声案内パターンを取り出し、表示部112や音声合成回路114に送出する。
物件用表示・音声案内パターン格納メモリ113としては、データが消去されないような不揮発性メモリを使用する。具体的には、電気的に消去可能なEPROM及びE2PROM、電気的に一定領域をブロック単位で消去可能なフラッシュROMなどを使用する。
なお、データサイズとしては、従来の納入実績等から256階床分を考慮すれば十分に対応可能である。また、表示内容パターンについては、一般のマンションなどに設置される標準規格のエレベータでは、8×16ドット=128ドットからなるLED素子を用いれば、多種多様な種類の表示内容パターンに対応可能である。1表示内容パターンが16B(バイト)のデータで実現すれば、256階床の表示内容パターンには4KBのデータサイズが要求される。一方、音声案内パターンは、標準的なアナウンスデータを考慮すれば、512KB程度で十分対応可能なデータサイズである。よって、表示内容パターンと音声案内パターンとを合わせると、少なくとも512KB程度のデータサイズを格納するメモリを用意すれば、多種多様なパターンに十分対応可能である。
音声合成回路114は、伝送制御部111から出力されるディジタル音声案内パターンデータをアナログ信号に変換し、音声発生装置115から音声案内を出力する。
次に、以上のようなエレベータの制御装置における表示内容・音声案内の出力動作について説明する。
主制御装置100における運転制御処理部101は、ソフトウエアに従って対象物件の運転制御に伴い、物件固有データ格納メモリ102を参照し、必要に応じて表示内容等を決定し、表示内容パターン又は音声案内パターンに対応する命令コードを生成し、伝送制御部103に転送する。なお、命令コードは、物件固有データ格納メモリ102に予め想定される表示内容を出力する状態及び音声案内を出力する状態に従って1バイト程度のデータサイズで定義されている。
伝送制御部103は、運転制御処理部101から受け取った表示内容パターン又は音声案内パターンに対応する命令コードを直列通信方式に変換し、表示装置110の伝送制御部111に転送する。
ここで、伝送制御部111は、伝送制御部103から命令コードを受け取ると、表示・音声案内パターン格納メモリ113から命令コードに対応する表示内容パターン又は音声案内パターンを読み出し、表示部112又は音声合成回路114に送出する。
因みに、伝送制御部111は、例えば2階に到着したタイミングで送られてくる“02”の命令コードを受けると、表示・音声案内パターン格納メモリ113から命令コード“02”に対応する2階を表示するための“2”の表示内容パターンデータ及び“2階です”と発音するための音声案内パターンデータを読み出す。
なお、命令コードとしては、ある程度使用頻度の高い表示内容パターン及び音声案内パターンに対応する命令コードを含めて定義されているので、例えば廉価型の標準エレベータでは、出力しない命令コードもある。その結果、運転制御処理部101は、命令コードを出力する前に必ず物件固有データ格納メモリ102のデータを参照し、命令コードを出力するか否かを判断し、必要とする場合のみ命令コードを出力する。
特開2003−335474号公報
しかしながら、後者のエレベータの制御装置においては、次のような問題が指摘されている。
通常、表示内容パターン及び音声案内パターンは、顧客の要望が多種多様であり、かつ、エレベータの顔となる性格を有している。その結果、顧客の要望を十分に満足させるか否かに応じ、製品受注の決め手の重要な要素となる。
本来、あらゆる顧客の要望に応じることが理想であるとともに、全く新しい表示内容パターン及び音声案内パターンが要求された場合、その要求に応じて表示内容パターン及び音声案内パターンを変更せざるを得ないことも多く存在する。
具体的に述べると、前述した例によれば、対象物件が例えば2階に到着する場合、運転制御処理部101が命令コード“02”を出力することにより、伝送制御部111が当該命令コード“02”に従って表示部112に“2”を表示し、また音声発生装置115から“2階です”を音声案内する例を挙げているが、同じ命令コード“02”でも異なる要求が出てくる場合が多い。
例えば列車の駅舎にエレベータが設置されているが、駅舎の2階部分に改札を設けている場合がある。駅舎の2階に改札が設けられている場合、運転制御処理部101が命令コード“02”を出力したとき、表示装置110側では、表示部112に“改札”と表示し、また音声発生装置115から“改札階です”と音声案内することが要求される場合がある。このことは、表示装置110側の伝送制御部111は、命令コード“02”を受信したとき、物件用表示・音声案内パターン格納メモリ113の該当データの表示内容パターンである2階を表す“2”から“改札”と変更し、一方、音声案内パターンである“2階です”から“改札階です”と変更し、顧客に納入する必要がある。
このような要求例は、建物の構造等が変わることによって数多く発生し、それに伴って物件用表示・音声案内パターン格納メモリ113のデータが多種多様となり、エレベータ製造会社におけるデータ管理が非常に煩雑となってくる。
また、後者のエレベータの制御装置では、データ管理の煩雑さに起因し、例えば納入済み後のエレベータが台風,落雷,地震といった自然災害などで故障したとき、表示装置110の交換を余儀なくされる場合がある。しかし、表示装置110の交換に際し、多種多様の表示装置110を製造して出荷している場合、物件用表示・音声案内パターン格納メモリ113のデータ内容を時間をかけつつ正確に確認し、そのデータ内容に合わせるように書き込んでいく必要があり、かつ、必要に応じて運転シミュレーションを実施し、交換する必要がある。
その結果、物件用表示・音声案内パターン格納メモリ113のデータ内容を確認し、故障した表示装置110の物件用表示・音声案内パターン格納メモリ113と全く同じデータを書き込んでいくことから、出荷するまでに多くの時間と労力を必要とし、万一確認誤りなどによって物件用表示・音声案内パターン格納メモリ113に異なるパターンデータを書き込んだ状態で故障中の表示装置110と交換した場合、顧客の要望に合致しない表示内容や音声案内を出力してしまう危険性がある。
さらに、後者のエレベータの制御装置では、製品の納入途中や納入後に顧客から特殊な表示内容や特殊な音声案内の要望を受けたとき、エレベータシステムから一旦表示装置110を外し、要望に対応したデータを搭載した表示装置110と交換するか、或いは物件用表示・音声案内パターン格納メモリ113のデータ全体を見直し、要望に対応したデータに変更する必要がある。よって、エレベータ調整員による労力の負担が大きくなる問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、外部から容易にパターンデータの追加・変更を可能とし、かつ、物件用表示・音声案内パターン格納メモリ内のパターンデータの並び替えを行うことにより、多種多様な表示装置の出荷を防ぎ、また互換性をもたせることによって短時間に表示装置の交換を実現するエレベータの制御装置を提供することを目的とする。
(1) 上記課題を解決するために、本発明は、対象物件の物件固有の機器仕様データを含む表示・音声パターンに関するバージョンデータ、複数個の転送元及び転送先アドレスデータを格納する物件固有データ格納メモリと、所定のタイミングで表示・音声パターンの出力指令及び転送元及び転送先アドレスデータを順次送信し、また、前記対象物件の実際の運転時に当該物件固有データ格納メモリの機器仕様データを参照しつつ前記対象物件の運転制御を行い、当該運転制御に伴って必要とする表示・音声案内の出力指令を送信する運転制御処理部とを有する主制御装置と、
前記対象物件の乗りかご、各階乗場の少なくとも1つ以上に設置され、外部から追加・変更可能なバージョンデータを含む表示内容パターンや音声案内パターンデータを格納する表示・音声案内パターン格納メモリと、前記実際の運転制御に伴って必要とする表示内容パターンや音声案内パターンを格納する物件用表示・音声案内パターン格納メモリと、前記所定のタイミングのもとに前記主制御装置から順次送信されてくる表示・音声パターンの出力指令及び転送元及び転送先アドレスデータに基づき、前記表示・音声案内パターン格納メモリに格納される表示内容パターンや音声案内パターンデータを順次読み出して最適化配列変更処理を行って前記物件用表示・音声案内パターン格納メモリに格納し、また、前記主制御装置から送信されてくる実際の運転制御に伴って必要とする表示・音声案内の出力指令に基づき、前記最適化配列変更された前記物件用表示・音声案内パターン格納メモリから表示内容パターンや音声案内パターンデータを読み出して表示、音声出力させる伝送制御部とを有する表示装置とを備えたエレベータの制御装置である。
また、本発明は、前記エレベータの制御装置の構成に新たに、前記表示装置として、前記表示・音声案内パターン格納メモリに格納されるバージョンデータを含むパターンデータの追加及び修正を可能とする外部端末インタフェースを備え、この外部端末インタフェースに着脱自在に接続される外部操作端末から追加及び修正用のバージョンデータを含むパターンデータを取り込み、前記表示・音声案内パターン格納メモリのバージョンデータを含むパターンデータを追加及び修正する構成である。
さらに、前述するエレベータの制御装置の構成に新たに、前記主制御装置の運転制御処理部として、前記所定のタイミングで前記物件固有データ格納メモリに格納されるバージョンデータと前記表示装置側の表示・音声案内パターン格納メモリに格納されるバージョンデータと比較し不一致となったときに前記表示・音声案内パターン格納メモリに該当するデータがないと判断し、前記表示装置又は対象物件監視室に不一致状態を送信する構成としてもよい。
本発明によれば、外部から容易に表示・音声案内のパターンデータの追加・変更することができ、かつ、物件用表示・音声案内パターン格納メモリ内のパターンデータの並び替えを行うことにより、多種多様な表示装置の出荷を防ぐことができ、また互換性をもたせることによって短時間に表示装置の交換を実現できるエレベータの制御装置を提供できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るエレベータの制御装置の第1の実施の形態を示す構成図である。
エレベータの制御装置は、対象物件(エレベータ号機)の運転制御を司る主制御装置1とエレベータ乗りかご内や各階乗場に設置される表示装置2と外部操作端末3とによって構成される。
主制御装置1は、CPUで構成された運転制御処理部11と、物件固有データ格納メモリ12と、CPUで構成された伝送制御部13と、保守インタフェース14とが設けられている。保守インタフェース14には必要に応じて携帯可能な保守ツール(情報端末)15が接続され、外部から保守インタフェース14及び運転制御処理部11を通して物件固有データ格納メモリ12に格納される物件固有の機器仕様データを参照し、必要な機器仕様データの追加・変更を行うことが可能である。
運転制御処理部11は、ある程度仕様頻度の高い機器仕様に対応可能な運転制御用の標準ソフトウエアが搭載され、かご呼びや乗場呼びの登録に基づき、当該標準ソフトウエアのもとにかご停止階を決定し、決定された停止階への対象物件の運転制御に関する演算を行う。また、運転制御処理部11は、対象物件の運転動作に伴って所定の表示内容パターンや音声案内パターンに対応する命令コードを生成し出力する機能を持っている。なお、運転制御処理部11は、以上の諸機能を実現するために、例えば16ビットから32ビットの演算を行うCPUが使用される。
物件固有データ格納メモリ12には、対象物件固有の機器仕様データである例えば個別運転制御の実施有無等のデータが格納されている。よって、運転制御処理部11は、運転制御を行うに際し、物件固有データ格納メモリ12に格納される物件固有の機器仕様データを参照し、個別制御の実施有無を判断しながら運転制御を行うことにより、前述したソフトウエアの標準化を図っている。
さらに、物件固有データ格納メモリ12としては、具体的な一例としては図2に示すようなデータ配列構成となっている。すなわち、物件固有データ格納メモリ12には、対象物件固有の機器仕様データの他、表示内容パターン及び音声案内パターンに関するバージョンデータ、データ転送元となる表示・音声案内パターン格納メモリ26の一個目データ格納アドレス(1)、データ転送先となる物件用表示・音声案内パターン格納メモリ22の一個目データ格納アドレス(1)、……、データ転送元となる表示・音声案内パターン格納メモリ26のn個目データ格納アドレス(n)、データ転送先となる物件用表示・音声案内パターン格納メモリ22のn個目データ格納アドレス(n)が格納されている。
なお、物件固有データ格納メモリ12は、電気的に消去可能な不揮発性メモリが使用されるが、その代表的なメモリ素子としては例えばE2PROMが用いられる。また、物件固有データ格納メモリ12としては、主制御装置1の寿命や異常時に交換しなければならないこと、膨大なデータ量が格納されていること等から、交換時等に迅速なデータ移動が必要になる。そのためには、物件固有データ格納メモリ12は主制御装置1に挿脱可能に接続することが望ましい。
伝送制御部13は表示装置2との間でデータ通信を行う機能を有する。伝送制御部13は、乗りかご内や各階乗場等に表示装置2が設置されていることから、伝送ラインの敷設本数を削減するために直列通信方式に変換する機能を備え、例えば8ビットもしくは16ビットの演算を行うCPUが使用される。
保守インタフェース14は、運転制御処理部11と保守ツール15との間でやり取りするデータを所定のデータ形式に変換して受け渡しを行う機能を持っている。
保守インタフェース14には必要に応じて着脱可能に保守ツール15が接続される。この保守ツール15は持ち運び可能な携帯の情報端末が使用される。保守ツール15は、保守インタフェース14に接続し、調整員の操作のもとに、保守インタフェース14及び運転制御処理部11を通して物件固有データ格納メモリ12から対象物件固有の機器仕様データ等を取り出して参照し、機器仕様データを含むバージョンデータ等の追加・変更を行う機能を有する。
前記表示装置2は、CPUで構成された伝送制御部21と、多種多様な表示内容パターン及び音声案内パターンを格納する物件用表示・音声案内パターン格納メモリ22と、表示部23と、音声合成回路24と、スピーカなどの音声発生装置25とが設けられている。
伝送制御部21は、主制御装置1との間で通信を行うものであって、例えば8ビットもしくは16ビットの演算を行うCPUが使用される。伝送制御部21は、主制御装置1から送信されてくる命令コードに基づき、物件用表示・音声案内パターン格納メモリ22から命令コードに対応する表示内容パターン及び音声案内パターンを読み出し、表示内容パターンデータを表示する指令を表示部23に送出し、音声案内パターンデータであるディジタルデータを音声合成回路24に送出する。表示部23は、伝送制御部21から出力される表示内容パターンに対応した表示内容を表示する。
物件用表示・音声案内パターン格納メモリ22は、従来装置と異なって揮発性メモリが使用される。本発明に係るエレベータの制御装置は、電源投入直後の初期化処理において、前述した物件固有データ格納メモリ12の対象物件固有の機器仕様データを含むバージョンデータに従い、物件用表示・音声案内パターン格納メモリ22に格納されるデータの並び替え処理,つまりデータ最適化配置処理を行う為である。
この物件用表示・音声案内パターン格納メモリ22には例えば512KB以上のSRAMなどが使用される。なお、物件用表示・音声案内パターン格納メモリ22のデータサイズは従来例で説明したように表示内容パターン数と音声案内パターンとのデータサイズの根拠から少なくとも512KBが必要である。
前記音声合成回路24は、音声案内パターンデータであるディジタルデータをアナログデータに変換し、音声発生装置25から音声出力する機能を持っている。
また、表示装置2としては、新たに表示・音声案内パターン格納メモリ26及び外部端末インタフェース27が設けられている。外部端末インタフェース27には着脱可能に外部操作端末3が接続される。表示・音声案内パターン格納メモリ26には、外部操作端末3から入力される追加・変更を含む表示内容パターンや音声案内パターンが格納されている。
表示・音声案内パターン格納メモリ26としては、不揮発性メモリである例えば電気的に一定領域をブロック単位で消去可能な不揮発性の1024KB以上のフラッシュROMなどが使用されるが、現在実用化の段階に入っている磁気メモリMRAM,誘電体メモリFCRAMなどを用いてもよい。磁気メモリMRAMや誘電体メモリFCRAMは、フラッシュROMと同様な特性を持ち、ビット単位で書き換え、消去が可能であり、容易にデータ加工が可能である点で優れている。
外部操作端末3は、携帯可能な通信端末であり、代表的な端末としてはノートパソコンや携帯電話などが用いられる。
外部端末インタフェース27は、外部操作端末3から転送されてくる表示内容パターンや音声案内パターン等のデータを表示・音声案内パターン格納メモリ26に書き込むことにより、当該表示内容パターンや音声案内パターン等のデータの追加・変更を可能とする。なお、外部端末インタフェース27は、外部操作端末3から転送されてくる例えば高速シリアル通信を受けるためのUSB(Universal Serial Bus)や赤外線通信のIrDA(アイアールディーエー:Infrared Date Association)、或いは携帯端末向けの無線通信インタフェースであるブルートゥース(登録商標)などのインタフェース規格のものが使用される。
次に、本発明に係るエレベータの制御装置の要部となる表示・音声案内パターン格納メモリ26に格納されるデータに基づき、物件用表示・音声案内パターン格納メモリ22のデータを最適化配列(並び替え)処理するためのデータ転送処理動作について、図3を参照して説明する。
(1) 運転制御処理部11は、電源投入直後、表示・音声案内パターン格納メモリ26の表示内容パターン及び音声案内パターンに関するバージョンデータと表示装置2側の表示・音声案内パターン格納メモリ26の先頭アドレスに格納されるバージョンデータとを比較し、両バージョンデータの食い違いを見つけ出す。
図3(a)は伝送制御部13から伝送制御部21への命令手順を説明する概要図である。
先ず、運転制御処理部11は、図3(a)に示すように命令データt1,すなわちバージョンデータt2の読み出し指令データを伝送制御部13に送出する。伝送制御部13は運転制御処理部11から受け取った命令データt1を表示装置2側に送信する。
表示装置2の伝送制御部21は、命令データt1を受信すると、当該命令データt1に基づいて表示・音声案内パターン格納メモリ26の先頭アドレスに格納されるバージョンデータt2を読み出し、主制御装置1側に送信する。
主制御装置1の伝送制御部13は、バージョンデータt2を受信し、運転制御処理部11に送出する。よって、運転制御処理部11においては、バージョンデータt2を容易に確認することが可能である。すなわち、運転制御処理部11は、物件固有データ格納メモリ12の表示・音声案内パターンのバージョンデータを参照し、表示装置21から送信されてくるバージョンデータt2と比較する。ここで、運転制御処理部11は、例えば物件固有データ格納メモリ12のバージョンデータ数が表示・音声案内パターン格納メモリ26に格納されるバージョンデータ数よりも大きいとき、両バージョンデータどうしが不一致の状態にあることを確認する。つまり、条件不一致と判断する。物件固有データ格納メモリ12のバージョンデータ数と表示・音声案内パターン格納メモリ26のバージョン数が逆の場合も同様に確認できる。
運転制御処理部11は、条件不一致と判断された場合、表示装置2側のバージョンデータが対応していない旨のデータを伝送制御部13を通して伝送制御部21に送信する。ここで、伝送制御部21は、例えば表示部23に対して“×××”等を点滅表示し、また音声発生装置25から“表示装置2のバージョンが対応していない”などの音声案内を報知する。
なお、条件不一致と判断された場合、運転制御処理部11は、表示装置2ではなく、エレベータ監視室などにバージョンが対応していない旨のデータを報知してもよい。
なお、条件不一致と判断された場合の表示部22への“×××”等の点滅表示及び音声発生装置25への“表示装置20のバージョンが対応していない”などの音声出力の制御は例えば以下の(2)及び(3)の手順により行われる。
(2) 条件不一致と判断されたときの表示部23への表示内容の出力指令について説明する。図3(b)は伝送制御部13から伝送制御部21への命令手順を説明する概要図である。
すなわち、運転制御処理11は、条件不一致と判断されたとき、最初に命令データt3,すなわち表示内容指令データ、次に条件不一致とされた表示・音声案内パターン格納メモリ26の“×××”なる表示内容パターンの格納アドレスt4を順番に出力し、伝送制御部13を介して表示装置2側の伝送制御部21に送信する。
伝送制御部21は、伝送制御部13から命令データt3及び “×××”なる表示内容パターンの格納アドレスt4を受信すると、当該表示・音声案内パターン格納メモリ26の指定アドレスの“×××”なる表示パターンを読み出し、表示部23に出力することにより、表示部23から容易に“×××”なる表示内容を表示することができる。
(3) 条件不一致と判断されたときの音声発生装置25の音声案内の出力指令について説明する。図3(c)は伝送制御部13から伝送制御部21への命令手順を説明する概要図である。
運転制御処理11は、条件不一致と判断されたとき、最初に命令データt5,すなわち音声案内指令データ、次に条件不一致とされた表示・音声案内パターン格納メモリ26の“表示装置のバージョンが対応していません”なる音声内容パターンの格納アドレスt6を順番に出力し、伝送制御部13を介して表示装置2側の伝送制御部21に送信する。
伝送制御部21は、伝送制御部13から命令データt5及び “表示装置のバージョンが対応していません”なる音声案内パターンの格納アドレスt6を受信すると、当該表示・音声案内パターン格納メモリ26の指定アドレスの“表示装置のバージョンが対応していません”なる音声案内パターンt6を読み出し、音声合成回路24に出力することにより、音声発生装置25から容易に“表示装置のバージョンが対応していません”の音声案内を出力することができる。
なお、表示装置2ではなく、エレベータ監視室などにバージョンが対応していない旨のデータを報知してもよい。
以上のように報知することにより、調整員は、外部操作端末3(保守ツール15でも良い)を接続し、表示・音声案内パターン格納メモリ26に必要なパターンデータの追加・変更を行うことにより、物件固有データ格納メモリ12の対象物件の固有機器仕様を含むバージョンデータに合わせるように表示内容パターン及び音声案内パターンの変更を行うことが可能である。
(4) バージョンの確認動作及び変更処理が完了すると、表示・音声案内パターン格納メモリ26から物件用表示・音声案内パターン格納メモリ22へのデータ最適化配列変更処理を実施する。図3(d)は伝送制御部13から伝送制御部21への命令手順を説明する概要図である。
運転制御処理部11は、物件固有データ格納メモリ12から最初に命令データt7,すなわち表示内容パターン及び音声案内パターンの転送指令データ、次に表示・音声案内パターン格納メモリ26の指定アドレス(転送元アドレス)t8、更に物件用表示・音声案内パターン格納メモリ22の指定アドレス(転送先アドレス)t9の順でデータを読み出し、伝送制御部13を経由して表示装置2に送信する。
表示装置2の伝送制御部21は、伝送制御部13から送信されてくるデータを順次受信すると、表示・音声案内パターン格納メモリ26の指定アドレスの表示内容パターン及び音声案内パターンを読み出し、当該読み出した表示内容パターン及び音声案内パターンデータを物件用表示・音声案内パターン格納メモリ22に転送することにより、容易にパターンデータの配列変更処理を実現する。
すなわち、伝送制御部21は、伝送制御部13から送られてくる指定アドレスデータに基づき、図4に示すように表示・音声案内パターン格納メモリ26の表示内容パターン及び音声案内パターンのデータt10を読み出し、物件用表示・音声案内パターン格納メモリ22に転送し、当該物件用表示・音声案内パターン格納メモリ22の表示内容パターン及び音声案内パターンのデータt11の配列変更処理を行う。但し、図4は標準仕様時における表示装置2のデータ配列例を示す図である。
つまり、図4は標準仕様に基づき対象物件の2階到着時には2階を表す“2”なる表示内容パターンを表示させるように、物件用表示・音声案内パターン格納メモリ22に格納するデータを配列した例である。
因みに、建物の2階相当部分が地上であって、対象物件の2階到着時に地上であることを報知する場合には図5に示すような特殊表示仕様におけるデータ配列変更処理を実行する。すなわち、伝送制御部21は、運転制御処理部11からの命令データt7,表示・音声案内パターン格納メモリ26の指定アドレス(転送元アドレス)t8、物件用表示・音声案内パターン格納メモリ22の指定アドレス(転送先アドレス)t9のデータに基づき、表示・音声案内パターン格納メモリ26の指定アドレス(転送元アドレス)から地上を表す“地上”なる表示内容バターンを読み出し、物件用表示・音声案内パターン格納メモリ22の2階表示相当アドレス(転送先アドレス)のエリアに“地上”表示内容パターンデータを格納したデータ配列例のメモリ格納データt12とする。
さらに、本発明に係るエレベータの制御装置の最適化配列処理に関する全体的な動作手順について図6を参照して説明する。
運転制御処理部11は、電源投入直後(S1)又は保守ツール15による物件固有データ格納メモリ12のバージョンデータ及び転送元・転送先のアドレスの追加変更完了を検出すると(S2)、対象物件に対する運転停止処理を行った後(S3)、物件固有データ格納メモリ12のバージョンデータを含む転送元及び転送先アドレスデータ(1)〜(n)を順次読み出し、伝送制御部13に送出する(S4)。
伝送制御部13は、運転制御処理部11から送られてくるバージョンデータを含むアドレスデータ(1)〜(n)を図3(d)に従って順次表示装置2に送信する(S5)。
表示装置2の伝送制御部21は、受け取ったバージョンデータを含むアドレスデータ(1)〜(n)に従い、表示・音声案内パターン格納メモリ26の指定アドレスから表示内容パターン及び音声案内パターンのデータを読み出し、物件用表示・音声案内パターン格納メモリ26の指定アドレスに格納する、いわゆる最適化配列処理を実施する(S6)。
伝送制御部21は、全アドレス(1)〜(n)に係る最適化配列処理を実施した後、最適化配列処理完了データを伝送制御部11を通して運転制御処理部11に送信する(S7)。
運転制御処理部11は、最適化配列処理完了データを受け取ると、対象物件の運転停止解除処理を行い(S8)、対象物件の本来の運転制御を実行する(S9)。
従って、以上のような実施の形態によれば、表示装置2に実際の運転制御に伴って必要とする表示内容パターンや音声案内パターンを格納する物件用表示・音声案内パターン格納メモリ22の他に、外部から追加・変更可能なバージョンデータを含む表示内容パターンや音声案内パターンデータを格納する表示・音声案内パターン格納メモリ26を設け、外部操作端末3から着脱自在に接続し、表示・音声案内パターン格納メモリ26のパターンデータ等を追加及び変更し、並び替え処理によって物件用表示・音声案内パターン格納メモリ22に反映することができる。よって、対象物件を含むエレベータの制御装置を納入後、顧客の要求する表示内容パターンや音声案内パターンがない場合、エレベータの制御装置を交換することなく、表示・音声案内パターン格納メモリ26のパターンデータ等を追加及び変更するだけで実現できる。このことは、機器仕様の変更に対応して容易にパターン変更でき、以後に製造する表示装置2にデータの追加等を行えばよく、表示装置2の互換性を図ることができる。このことは、故障その他の要因で交換が必要な場合でも、短時間に表示装置2を容易に交換できる。
また、主制御装置1に保守ツール15を接続し、物件固有データ格納メモリ12の表示・音声案内パターンのバージョンデータ等を追加及び変更した場合でも、この追加、変更されたバージョンデータ等を表示・音声案内パターン格納メモリ26に反映し、表示・音声案内パターン格納メモリ26に反映されたパターンデータの並び替えを行って物件用表示・音声案内パターン格納メモリ22に反映することも容易に実現できる。
さらに、電源投入直後又は物件固有データ格納メモリ12の格納データが外部の保守ツール15で追加・変更され完了したことを検出したとき、以上のような並び替えの処理を行うので、追加・変更されたパターンデータに基づいて確実に対象物件の運転制御を行うことができる。
その他、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
本発明に係るエレベータの制御装置の一実施の形態を示す構成図。 図1に示す物件固有データ格納メモリの最適化配列処理に関するデータの配列例を示す図。 表示・音声案内パターン格納メモリに格納されるパターンデータの最適化配列処理を行って物件用表示・音声案内パターン格納メモリに格納する一連の処理のタイミングシーケンス図。 表示標準仕様時における表示装置の各メモリのデータ詳細配列例図。 表示特殊仕様時における表示装置の各メモリのデータ詳細配列例図。 表示・音声案内パターン格納メモリに格納されるパターンデータの最適化配列処理を行って物件用表示・音声案内パターン格納メモリに格納する一連の処理の流れを説明する図。 従来のエレベータの制御装置の構成を示す図。
符号の説明
1…主制御装置、2…表示装置、3…外部操作端末、11…運転制御処理部、12…物件固有データ格納メモリ、13…伝送制御部、14…保守インタフェース、15…保守ツール(情報端末)、21…伝送制御部、22…物件用表示・音声案内パターン格納メモリ、23…表示部、24…音声合成回路、25…音声発生装置、26…表示・音声案内パターン格納メモリ、27…外部端末インタフェース。

Claims (5)

  1. 対象物件の物件固有の機器仕様データを含む表示・音声パターンに関するバージョンデータ、複数個の転送元及び転送先アドレスデータを格納する物件固有データ格納メモリと、所定のタイミングで表示・音声パターンの出力指令及び転送元及び転送先アドレスデータを順次送信し、また、前記対象物件の実際の運転時に当該物件固有データ格納メモリの機器仕様データを参照しつつ前記対象物件の運転制御を行い、当該運転制御に伴って必要とする表示・音声案内の出力指令を送信する運転制御処理部とを有する主制御装置と、
    前記対象物件の乗りかご、各階乗場の少なくとも1つ以上に設置され、外部から追加・変更可能なバージョンデータを含む表示内容パターンや音声案内パターンデータを格納する表示・音声案内パターン格納メモリと、前記実際の運転制御に伴って必要とする表示内容パターンや音声案内パターンを格納する物件用表示・音声案内パターン格納メモリと、前記所定のタイミングのもとに前記主制御装置から順次送信されてくる表示・音声パターンの出力指令及び転送元及び転送先アドレスデータに基づき、前記表示・音声案内パターン格納メモリに格納される表示内容パターンや音声案内パターンデータを順次読み出して最適化配列変更処理を行って前記物件用表示・音声案内パターン格納メモリに格納し、また、前記主制御装置から送信されてくる実際の運転制御に伴って必要とする表示・音声案内の出力指令に基づき、前記最適化配列変更された前記物件用表示・音声案内パターン格納メモリから表示内容パターンや音声案内パターンデータを読み出して表示、音声出力させる伝送制御部とを有する表示装置と
    を備えたことを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 請求項1に記載のエレベータの制御装置において、
    前記表示装置は、前記表示・音声案内パターン格納メモリに格納されるバージョンデータを含むパターンデータの追加及び修正を可能とする外部端末インタフェースを備え、
    この外部端末インタフェースに着脱自在に接続される外部操作端末から追加及び修正用のバージョンデータを含むパターンデータを取り込み、前記表示・音声案内パターン格納メモリのバージョンデータを含むパターンデータを追加及び修正することを特徴とするエレベータの制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のエレベータの制御装置において、
    前記主制御装置の運転制御処理部は、前記所定のタイミングで前記物件固有データ格納メモリに格納されるバージョンデータと前記表示装置側の表示・音声案内パターン格納メモリに格納されるバージョンデータと比較し不一致となったときに前記表示・音声案内パターン格納メモリに該当するデータがないと判断し、前記表示装置又は対象物件監視室に不一致状態を送信することを特徴とするエレベータの制御装置。
  4. 請求項3に記載のエレベータの制御装置において、
    前記表示装置は、前記運転制御処理部から不一致状態データを受けたとき、不一致状態を表示や音声案内によって出力することを特徴とするエレベータの制御装置。
  5. 前記運転制御処理部における所定のタイミングは、電源投入直後または前記物件固有データ格納メモリの格納データが外部の保守ツールで追加・修正され完了したことを検出したときであることを特徴とする請求項1、3,4のいずれか一項に記載のエレベータの制御装置。
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