JP2007253421A - カード作製用シート - Google Patents

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政明 西田
Kenji Hirose
賢二 広瀬
Yayoi Toyama
弥生 外山
Kayoko Hayashi
加代子 林
Marika Ueki
茉里香 植木
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Abstract

【課題】情報領域を2つ設けることができ、かつ不正開封を防止するカード作製用シートの提供。
【解決手段】はがき作製用シート10は、基材シート11とこれに剥離可能で再接着不能に積層された透明フィルム20と透明な粘着剤層21と剥離シート22とからなる。基材シート11には、剥離シート22側を内側として3つ折り可能とする2本のミシン目15が形成され、剥離シート22には、ミシン目15により3つに区分される領域のうちの1の領域を第2情報領域24として残し、他の領域を除去可能な除去用スリット23が形成されている。基材シート11のミシン目15により3つに区分される領域のうち、除去用スリット23に沿って剥離除去される剥離シート22の領域に対応する2つの領域12,14には、透明フィルム20から基材シート11の一部を剥離するための開封用スリット16,17がそれぞれ形成され、残り1の領域は第1情報領域14とされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、カード作製用シートに関する。
従来、個人情報など親展情報を通知・郵送する場合に使用される情報隠蔽はがきとしては、例えば特許文献1に記載のカード作製用シートを用いて情報隠蔽はがきとしたものなどが知られている。
このカード作製用シートは、以下のような構成となっている。基材シートはミシン目によって2つの領域に等分され、この2つの領域のうち1の領域には個人情報等(以下、情報などという)が印刷され、他の領域には剥離後再貼り付け可能な粘着剤からなる粘着剤層と剥離シートが積層されてなり、基材シートのうち情報などが印刷された面と反対側の面に宛名が印刷されている。
このカード作製用シートは以下のように使用される。
まず基材シートの2つの面のうち接着剤と剥離シートが積層されていない方の面に宛名を印刷し、他方の面のうち、前述の1の領域に情報などを印刷する。次に、他の領域の剥離シートを剥離して粘着剤層を露出させ、情報などが印刷されている領域が内側になるようにミシン目に沿って折り重ねて2つの領域全体を貼りあわせることで情報隠蔽はがきとされて郵送される。次いで、この情報隠蔽はがきを受け取った顧客などは、このはがきの周縁部などをつまんで基材シートの情報などが印刷された1の領域から他の領域を捲って、内側に印刷された情報などを読む。
特開平11−70767号公報
上記した従来のカード作製用シートを使用した場合、基材シートの情報などが印刷された1の領域に他の領域の全体を貼り合わせてはがきなどを作製するので、内側に配される領域であって情報などを印刷可能な領域(以下、情報領域という)を1つしか設けることができないという問題がある。また、粘着剤として剥離後再貼り付け可能なものを使用していることから、内部の情報などを読んだ後に、情報などが印刷された1の領域と他の領域を貼りあわせることができるので不正開封が懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、情報領域を2つ設けることができ、かつ不正開封を防止するカード作製用シートを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、一方の面に印刷可能な印刷可能面を有している基材シートと、この基材シートの前記印刷可能面とは反対側の面に対し剥離可能で再接着不能に積層された透明フィルムと、この透明フィルムに積層された透明な粘着剤層と、この粘着剤層に剥離可能に積層され、前記粘着剤層と重なり合っている面とは反対側の面が印刷可能面となっている剥離シートとからなり、前記基材シートには、前記剥離シート側を内側として3つ折り可能とする2本の折り線が形成され、前記剥離シートには、前記折り線により区分される3つの領域のうちの1の領域を残して他の領域を除去可能な除去用スリットまたはミシン目が形成され、前記基材シートの前記折り線により区分される3つの領域のうち、前記除去用スリットまたはミシン目に沿って剥離除去される前記剥離シートに対応する2つの領域にはそれぞれ、前記透明フィルムから前記基材シートの一部を剥離するための開封用のスリットまたはミシン目が形成されている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記剥離シートに形成されている前記除去用スリットまたはミシン目は、前記折り線により区分された3つの領域のうち残される前記1の領域内に形成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記基材シートの前記2つの領域にそれぞれ形成されている前記開封用のスリットまたはミシン目のうち少なくとも一方は、前記基材シートの外周縁の一部につながるように形成されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記基材シートの前記折り線により3つに区分された領域のうち両端に位置する2つの領域に、前記開封用のスリットまたはミシン目がそれぞれ形成され、前記2本の折り線は、この折り線により3つに区分される領域のうち中央に位置する領域が前記両端に位置する2つの領域よりも広くなるように形成され、前記両端に位置する領域のうち、1つの領域においては、前記開封用のスリットまたはミシン目の少なくとも一部が、前記折り線に沿って形成されると共に、前記1つの領域を内側にし前記両端に位置する領域のうち他方の領域が外側に配されるように前記折り線に沿って3つ折り状態としたときに、前記1つの領域に形成された前記開封用スリットまたはミシン目のうち前記折り線に沿って形成されている部分が前記他方の領域と重なり合わない位置に形成されているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記基材シートの一部又は全部には、表示された情報を透かし見ることを防止する地紋が印刷されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
請求項1に記載のカード作製用シートを使用して、例えば、はがきを作製するには次のようにする。まず、基材シートの3つの領域のうち中央に位置する領域に郵送先の宛名などを印刷し、基材シートの3つの領域のうち端に位置する領域に、配信したい情報などを印刷する。詳しくは、開封用のスリットまたはミシン目が中央の領域と端の領域に形成されている場合には、開封用のスリットまたはミシン目の形成されていない他端側の領域に配信したい情報などを印刷し、開封用のスリットまたはミシン目が両端の領域に設けられている場合には両端の領域のうちいずれか一方の領域に配信したい情報などを印刷する。そして、基材シートの3つの領域のうち開封用のスリット又はミシン目が形成されていない領域に対応する剥離シートに配信したい情報などを印刷する。
次いで、剥離シートのうち情報などが印刷された領域を残して他の領域を除去用スリットまたはミシン目に沿って剥離して除去し、粘着剤層を露出させる。そして、剥離シートの情報が印刷された領域の印刷可能面と、基材シートの中央の領域または情報が印刷された1の領域の裏側に露出している粘着剤層とを重ねて貼り付けることで剥離シートの情報が印刷された領域が内側に配され、基材シートの情報などが印刷された1の領域がそれに重ねられる。次に、基材シートの残りの領域の裏側に露出している粘着剤層を基材シートの1の領域に重ねて貼り付けることで、基材シートの情報などが印刷された1の領域が内側に配されて1枚のはがきとされる。
このはがきを受け取った顧客などは、まず、はがきの裏側(宛名などが印刷されている面とは反対側の面)の開封用スリット又はミシン目に沿って基材シートを透明フィルムから剥離することで基材シートの1の領域に印刷されている情報を読み取ることができる。
基材シートの両端に開封用のスリットまたはミシン目が設けられている場合には、上記作業に続けて基材シートの1の領域に形成されている開封用のスリットまたはミシン目に沿って基材シートを透明フィルムから剥離して剥離シートに印刷された情報を読み取ることができる。
一方、基材シートの中央の領域に開封用スリットまたはミシン目が設けられている場合には、はがきを反転させて中央の領域(宛名などが印刷されている面)の開封用スリットまたはミシン目に沿って基材シートを透明フィルムから剥離することで、剥離シートに印刷された情報を読み取ることができる。
したがって、基材シートと剥離シートに1つずつ合計2の情報領域を設けることができる。
また、請求項1に記載の発明によれば基材シートに対して透明フィルムが剥離可能で再接着不能に積層されているから、基材シートを透明フィルムから剥離すると元の状態に戻すことができないので開封の履歴が残り不正開封を防止することができる。
<請求項2の発明>
請求項2に記載の発明によれば、剥離シートの除去用スリット又はミシン目は、折り線により3つに区分された領域のうち残される1の領域内に形成されているから、除去用スリットまたはミシン目に沿って剥離シートを一部除去した後に折り線のところに剥離シートが残存せず、折り線に沿って折り曲げた際にも剥離シートが2重に重なるところがない。したがって、折り線に沿って折り曲げやすいのでカードを作成する際の作業性がよく、作製されたカードの見た目も美しい。
<請求項3の発明>
請求項3に記載の発明によれば、基材シートの2つの領域にそれぞれ形成されている開封用のスリットまたはミシン目のうち少なくとも一方は、基材シートの外周縁の一部につながるように形成されているから、基材シートの外周縁の一部とつながっている部分を摘んで容易にカードを開封することができる。
<請求項4の発明>
基材シートの折り線により3つに区分された領域のうち、両端に位置する2つの領域に開封用のスリットまたはミシン目がそれぞれ形成されたカード作製用シートを用いて作製したカードを開封するには、両端に位置する領域のうち外側に配されている領域(以下、外側領域という)に形成された開封用のスリットまたはミシン目に沿って基材シートを透明フィルムから剥がした後、両端に位置する領域のうち内側に配されている領域(以下、内側領域という)に形成された開封用のスリットまたはミシン目に沿って基材シートを透明フィルムから剥がす必要がある。
上記のような構成のカードの内側領域と外側領域にそれぞれ形成されている開封用スリットまたはミシン目が、全域において重なり合う位置に配されていると、外側領域の開封用スリットまたはミシン目に沿って基材シートを透明フィルムから剥がす際に内側領域の基材シートまで1度に剥離されてしまうことがある。
また、上記のような構成のカード作製用シートに形成されている2本の折り線がこのカード作製シートを3等分するように設けられている場合には、外側領域と内側領域とがぴったり重なり合うから、外側領域の開封用スリットまたはミシン目に沿って基材シートを透明フィルムから剥がした後に内側領域の開封用スリットまたはミシン目の上に外側領域の透明フィルムや粘着剤層が残存することがあり、内側領域の開封用スリットまたはミシン目に沿って基材シートを透明フィルムから剥がす作業が円滑に行えない場合がある。
しかし、請求項4に記載のカード作製用シートを折り線に沿って折り重ねて、カードを作製すると、基材シートに形成されている2本の折り線は、折り線により区分された3つの領域のうち中央に位置する領域が他の2領域よりも広くなるように形成されているから、基材シートの端に位置する2つの領域のうち外側領域は内側領域の全体を覆い隠すことはなく、内側領域のうち外側領域の側縁と折り線の間の部分が露出している。
そして、内側領域においては、開封用のスリットまたはミシン目の少なくとも一部が、折り線に沿って形成されると共に、折り線に沿って3つ折り状態としたときに、内側領域に形成された開封用スリットまたはミシン目のうち折り線に沿って形成されている部分が外側領域と重なり合わない位置に形成されているから、前記内側領域のうち3つ折り状態で露出する部分に開封用スリットまたはミシン目の少なくとも一部が形成されている。したがって、外側領域の開封用スリットまたはミシン目に沿って基材シートを透明フィルムから剥がした後に、内側領域の開封用スリットまたはミシン目の上には外側領域の透明フィルムと粘着剤層は残存することはないから、内側領域の基材シートを透明フィルムから剥がす作業を円滑に行うことができる。
<請求項5の発明>
請求項5に記載の発明によれば、基材シートには、表示された情報を透かし見ることを防止する地紋が印刷されているから基材シートが薄い場合でも基材シートを透かして情報が読み取られることを確実に防止できる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図11によって説明する。
以下、本発明を情報隠蔽はがき作製用のシート10(以下、はがき作製用シート10という)に適用した実施形態1について図1ないし図11を参照しながら説明する。本実施形態のはがき作製用シート10は、例えば保険会社から顧客に送付される口座振替案内書を作製する際に使用されるものとして例示する。
本実施形態のはがき作製用シート10は、図3に示すように、例えばインクジェットプリンタにより印刷可能な紙製の基材シート11と、例えばポリエチレン製の透明フィルム20と粘着剤層21と、例えばインクジェットプリンタにより印刷可能な紙製の剥離シート22とを順に重ね合わせてなり、その縦寸法(短片側寸法)は定型のはがきサイズとほぼ同一であり、横寸法(長辺側寸法)は定型のはがきサイズの約3倍の大きさであり、A4の縦寸法と同サイズである。
基材シート11は、図1に示すようにミシン目15(本発明における折り線)が2本、短辺方向に沿って形成されることで3つの領域に区分されている。2本のミシン目15は、3つの領域のうち、中央の領域が他の領域に比較して数mm幅広となるように形成されている。
基材シート11のミシン目15によって区分された3つの領域のうち図1の左側と中央の2領域12,13には、この2領域12,13の上下の二側縁と左側縁および右側のミシン目15から数mm内側の矩形状の部分に、表示された情報を透かし見るのを防止する地紋が印刷されている。地紋印刷が施されている2領域12,13のうち中央の領域13は、宛名などの文字が印刷されている宛名記載領域13とされ、文字が印刷されている部分には地紋印刷が施されておらず、ユーザが印字するまでは白紙である。
宛名記載領域13には、「郵便はがき」の文字、このはがきの郵送先(例えば顧客の氏名住所など)、差出人の氏名や住所などの文字が予め印刷されている。
図1における左側の領域12は、基材シート11の右側領域14(後述する第1情報領域14)に重ねられて、そこに記載された情報を隠蔽する隠蔽領域12とされる。この隠蔽領域12の地紋が印刷されている地紋印刷部12Aの下辺側には「(1)ここから剥がして内容をご確認ください」という取り扱い方法を示す文字が印刷され、地紋印刷部12Aの下辺に沿う直線状のスリット16が隠蔽領域12の左側縁(基材シート11の一側縁)から左側のミシン目15に至るように形成されている。この直線状のスリット16は透明フィルム20から基材シート11の一部を剥離可能な開封用のスリット16(以下、第1開封用スリット16という)として機能する。
図1における右側の領域14は、顧客に配信したい情報などが印刷されている第1情報領域14とされ、この領域の左側縁には、隣接するミシン目15に沿うように「(2)(1)を剥がしたあとここを剥がして内容をご確認ください」という取り扱い方法を示す文字が印刷されている。
第1情報領域14には、配信したい情報などが印刷されている部分(以下、情報記載部14Aという)の左側縁と下側縁に沿って略L字状にスリット17が入れられており、このスリット17は透明フィルム20から基材シート11の一部を剥離可能な開封用のスリット17(以下、第2開封用スリット17という)として機能する。
詳しくは、第2開封用スリット17のうち情報記載部14Aの下側縁に沿っている部分17Aは第1情報領域14の右側縁(基材シート11の一側縁)を始点として基材シート11の下側縁に平行に数mmの間隔をあけて開封方法を示す文字の手前まで形成され、はがき作製用シート10をミシン目15に沿って3つ折りした際に第1開封用スリット16と重なり合う位置に配される。そして第2開封用スリット17のうち情報記載部14Aの左側縁に沿っている部分17Bは、基材シート11の上側端を始点としてミシン目15に平行に数mmの間隔をあけて(本実施形態においては情報記載部14Aと開封方法を示す文字が印刷された部分との間)情報記載部14Aの下側縁に沿っている部分17Aにつながるように形成されている。
基材シート11に積層されている透明フィルム20は、基材シート11の裏面に対し剥離可能で再接着不能に積層されている。
この透明フィルム20に積層されている粘着剤層21の粘着力は透明フィルム20の裏面と剥離不能に設定されており、粘着剤層21が相互に粘着した場合においても剥離不能に設定されている。粘着剤層21に使用される粘着剤としては、透明なものが使用される。
この粘着剤層21が重ねられている剥離シート22には、裏面(粘着剤層21側の面)にシリコン処理等の粘着性を低下させる処理が施されており、粘着剤層21から容易に剥離することができるようになっている。
また、剥離シート22には、ミシン目15により3つに区分された領域のうち、図2における右側の領域22A(基材シート11の隠蔽領域12の裏側に相当)と左側の領域22C(基材シート11の第1情報領域14の裏側に相当)の剥離シート22を除去可能とする除去用スリット23が、図2における中央の領域22B(本発明における残される前記1の領域に相当)内に、左右のミシン目15に対して平行に数mmの間隔をあけて2本形成されている。
剥離シート22の中央の領域22Bは、顧客に配信したい情報などが印刷される第2情報領域24とされ、はがき作製の際に残される領域である。
本実施形態のはがき作製用シート10は以上の構成であり、次にその使用方法について説明する。
はがき作製用シート10を使用する場合には、まず、ユーザが剥離シート22の第2情報領域24の印刷可能面の所定位置に顧客に配信したい情報などを印刷し、基材シート11の宛名記載領域13には宛名などを、第1情報領域14には配信したい情報などを印刷する。この際、基材シート11と剥離シート22とは同型同大であって段差のない一枚の紙として取り扱うことができるから、プリンタ印刷特性は良好である。
印刷後、図4に示すように、左側領域22Cの剥離シート22(基材シート11の第1情報領域14の裏側)を除去用スリット23に沿って剥離して粘着剤層21を露出させ、ミシン目15に沿って粘着剤層21を内側にして折り重ね、残存している剥離シート22の第2情報領域24に貼り付ける(図5を参照)。
次に右側領域22Aの剥離シート22(基材シート11の隠蔽領域12の裏側)を除去用スリット23に沿って剥離して粘着剤層21を露出させ、ミシン目15に沿って粘着剤層21を内側にして折り重ね、基材シート11の第1情報領域14の上に貼り付けて1枚のはがきとする(図6を参照)。
このとき、図8に示すように内側に配されている第1情報領域14の一部においては外側に配されている隠蔽領域12と重なり合わない部分があり、第2開封用スリット17のうち下側縁に沿って形成されている部分17Aは第1開封用スリット16と重なり合っているが、ミシン目15に平行に形成されている部分17Bは図7に示すように隠蔽領域12と重なり合わない位置に形成されている。
上記のようにして作製されたはがきを投函して郵送すれば、配信情報は秘密状態のまま顧客などに郵送される。そして、このはがきを受け取った顧客は、地紋印刷部12Aに印刷されている「(1)ここから剥がして内容をご確認下さい」という取り扱い指示に従い、図9に示すように、左下の角の部分をつまんで第1開封用スリット16に沿って基材シート11の隠蔽領域12を透明フィルム20から剥離すると、第1情報領域14に印刷された情報が読み取り可能となる(図10参照)。このとき第1情報領域14のうち隠蔽領域12が重ねられていた部分には、隠蔽領域12の透明フィルム20と粘着剤層21が残存しているが、隠蔽領域12が重ねられていない左側縁部には残存していない。また、このように一旦、基材シート11を透明フィルム20から剥離すると、基材シート11に対して透明フィルム20は剥離可能で再接着不能に積層されていることから、再貼り付け不能となり開封の履歴が残る。
次いで、第1情報領域14に印刷されている「(2)(1)を剥がしたあとここを剥がして内容をご確認ください」という取り扱い表示に従い左下の角を摘まんで第2開封用スリット17に沿って基材シート11の第1情報領域14を透明フィルム20から剥離すると剥離シート22の第2情報領域24に印刷された情報が読み取り可能となる(図11参照)。このとき、第2開封用スリット17のミシン目15に平行に形成されている部分17Bは隠蔽領域12と重なり合っていないことから隠蔽領域12の透明フィルム20と粘着剤層21が残存していないので、円滑に第1情報領域14を透明フィルム20から剥離することができる。そして、第1情報領域14を透明フィルム20から剥離すると、隠蔽領域12を透明フィルム20から剥離したときと同様に再貼り付け不能となり、開封の履歴が残る。
以上のように、本実施形態によれば、基材シート11と剥離シート22に1つずつ合計2の情報領域を設けることができる。そして、開封の履歴が残るから、不正開封を防止することができる。
また、除去用スリット23は剥離シート22の残される第2情報領域24内に形成されているから、はがきを作製するために、剥離シート22の一部を除去用スリット23に沿って除去しても、ミシン目15上に剥離シート22が残存することはない上に、折り重ねた際に剥離シート22が2重に重なることはない(図7を参照)ので、はがき作製の際の作業性がよく、出来上がったはがきの見た目も美しい。
さらに、第1開封用スリット16の基材シート11の外周縁の一部(一側縁)につながっている部分を摘まんで開封できるから、容易に開封できる。
加えて、第1開封用スリット16に沿って基材シート11を透明フィルム20から剥がした後に、第2開封用スリット17のうちミシン目15に沿って形成された部分17Bには、隠蔽領域12の透明フィルム20と粘着剤層21は残存することはないから、第1情報領域14の基材シート11を透明フィルム20から剥がす作業を円滑に行うことができる。
<実施形態2>
図12ないし図21は実施形態2のはがき作製用シート10を示す。実施形態1と同一の構成については同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところについてのみ説明する。
実施形態2においては、開封用スリット16,17の形状と形成されている領域および第2情報領域24の設けられている領域などが実施形態1とは異なる。
基材シート11に設けられているミシン目15は、中央の領域13がやや幅広となるように形成されている程度で、3つ折り状態とした際に、隠蔽領域12と第1情報領域14とはわずかに重なり合っていない部分があるのみでほぼ全域において重なり合っている(図17参照)。
基材シート11に形成されている開封用スリット16,17は、図12に示すように、基材シート11の隠蔽領域12とそれに隣接している宛名記載領域13に印刷されている地紋印刷部12Aの左右辺と下辺に沿うように略コの字状に形成されている。
詳しくは、第1開封用スリット16は隠蔽領域12に形成され略L字状をなしており、隠蔽領域12の左側縁に平行に数mmの間隔をあけて形成された部分16Bと下側縁に平行に数mmの間隔をあけて形成された部分16Aとを備える。そして、第2開封用スリット17は宛名記載領域13に形成され、略L字状をなしており、第1開封用スリット16のうち隠蔽領域12の下側縁に平行な部分16Aからつながっている部分17Aとミシン目15に平行に数mmの間隔をあけて形成された部分17Bとを備える。この第1および第2の開封用スリット16,17は、基材シート11の上側縁につながるように形成されている。
また、実施形態1とは相違して、基材シート11には開封の順序を指定するような取り扱い表示は印刷されておらず、隠蔽領域12と宛名記載領域13の地紋印刷部12Aの下辺部分に、それぞれ「ここから剥がして内容をご確認ください。」という表示が印刷されている。
第2情報領域24は、剥離シート22の図13における左側の領域22C(第1情報領域14の裏側)に設けられている。そして、中央の領域22Bの剥離シート22を除去可能とする除去用スリット23は第1情報領域14内に形成され、さらに、右側の領域22Aの剥離シート22を除去可能とする除去用スリット23が中央の領域22B内に形成されている。これらの除去用スリット23はそれぞれミシン目15に対して平行で数mmの間隔をあけて形成されている。
本実施形態のはがき作製用シート10は以上の構成であり、次にその使用方法について説明する。
まず、基材シート11および剥離シート22の所定位置に実施形態1と同様に情報などを印刷する。
印刷後、第2情報領域24内に形成された除去用スリット23に沿って中央の領域22Bの剥離シート22を剥離して粘着剤層21を露出させ、ミシン目15に沿って粘着剤層21を内側にして折り重ね、第2情報領域24を宛名記載領域13の裏側に露出している粘着剤層21に貼り付ける(図15および図16を参照)。このとき、図15および図16に示すように、第2情報領域24は内側に配され、第1情報領域14はまだ目視可能な状態にある。
次に中央領域22B内に形成された除去用スリット23に沿って右側領域22Aの剥離シート22(基材シート11の隠蔽領域12の裏側)を剥離して粘着剤層21を露出させ、ミシン目15に沿って隠蔽領域12の裏側の粘着剤層21を内側にして折り重ね、基材シート11の第1情報領域14の上に貼り付けて1枚のはがきとする(図17を参照)。
本実施形態においては、除去用スリット23を剥離シート22の2領域にそれぞれ設けているから、剥離シート22をはがき作製の手順にしたがって1領域ずつ剥離することができ、全て剥離してからはがきを作製する場合のように、露出した粘着剤層21にほこりがついたり、粘着剤層21の粘着剤が手指についたりすることがない。
上記のようにして作製されたはがきを受け取った顧客は、はがきの裏表にそれぞれ設けられている開封用スリット16,17に沿って基材シート11を透明フィルム20から剥がすと内部に記載されている情報が読み取り可能となる。
具体的にははがきの表側の宛名記載領域13に印刷されている「ここから剥がして内容をご確認下さい」という取り扱い指示に従い、図20に示すように、宛名記載領域13の右下の角の部分を摘まんで第2開封用スリット17に沿って基材シート11の宛名記載領域13を透明フィルム20から剥離すると剥離シート22の第2情報領域24に記載されている情報を読み取り可能となる。
また、はがきの裏側の隠蔽領域12に印刷されている「ここから剥がして内容をご確認下さい」という取り扱い指示に従い、図21に示すように、隠蔽領域12の左下の角の部分を摘んで第1開封用スリット16に沿って基材シート11の隠蔽領域12を透明フィルム20から剥離すると、第1情報領域14に印刷された情報が読み取り可能となる。
本実施形態によれば、できあがったはがきの表裏にそれぞれ開封用スリット17が形成された領域13と開封用スリット16を形成した領域12とを備えるので、実施形態1と相違して開封の手順が限定されない。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本発明においては、基材シートの折り線としてミシン目を設けたが、ミシン目ではなく、折り目などであってもよい。
(2)上記実施形態においては、剥離シートの他の領域を除去可能な除去用スリットを残される領域に設けたが、折り線と一致する位置に設けても良いし、除去用ミシン目であってもよい。
(3)上記実施形態においては、開封用のスリットは基材シートの外周縁につながっているものを設けたが、外周縁につながっていないものであってもよいし、角の部分を摘みやすいように切れ目を入れたものであってもよい。また、開封用のミシン目であってもよい。
(4)上記実施形態においては、隠蔽領域と宛名記載領域に地紋が印刷されたものを用いたが、地紋が印刷されていないものや、隠蔽領域のみに地紋を印刷したものなどであってもよい。
(5)上記実施形態においては、はがきを作製するためのシートとして適用したが、はがきに限らず、手渡しするカードに適用することもできる。また、宛名記載領域に宛名などに代えて他の必要事項を印刷したり手書きしたりしても良い。
実施形態1のはがき作製用シートの表面図 その裏面図 図1のA−A線で切断した断面図 はがきを作成する過程を示す表面図 図4のB−B線で切断した断面図 完成したはがきを示す表面図 図6のC−C線で切断した断面図 完成したはがきの裏面図 開封する手順を示す斜視図 開封する手順を示す斜視図 開封後のはがきを示す斜視図 実施形態2のはがき作製用シートの表面図 その裏面図 図12のE−E線で切断した断面図 はがきを作成する過程を示す表面図 図15のF−F線で切断した断面図 完成したはがきを示す裏面図 図17のG−G線で切断した断面図 完成したはがきの表面図 一方の開封用スリットに沿って開封した状態を示す斜視図 開封後のはがきを示す斜視図
符号の説明
10…はがき作製用シート
11…基材シート
12…隠蔽領域
13…宛名記載領域
14…第1情報記載領域
15…ミシン目
16…第1開封用スリット
17…第2開封用スリット
20…透明フィルム
21…粘着剤層
22…剥離シート
24…第2情報領域
23…除去用スリット

Claims (5)

  1. 一方の面に印刷可能な印刷可能面を有している基材シートと、この基材シートの前記印刷可能面とは反対側の面に対し剥離可能で再接着不能に積層された透明フィルムと、この透明フィルムに積層された透明な粘着剤層と、この粘着剤層に剥離可能に積層され、前記粘着剤層と重なり合っている面とは反対側の面が印刷可能面となっている剥離シートとからなり、
    前記基材シートには、前記剥離シート側を内側として3つ折り可能とする2本の折り線が形成され、
    前記剥離シートには、前記折り線により区分される3つの領域のうちの1の領域を残して他の領域を除去可能な除去用スリットまたはミシン目が形成され、
    前記基材シートの前記折り線により区分される3つの領域のうち、前記除去用スリットまたはミシン目に沿って剥離除去される前記剥離シートに対応する2つの領域にはそれぞれ、前記透明フィルムから前記基材シートの一部を剥離するための開封用のスリットまたはミシン目が形成されていることを特徴とするカード作製用シート。
  2. 前記剥離シートに形成されている前記除去用スリットまたはミシン目は、前記折り線により区分された3つの領域のうち残される前記1の領域内に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のカード作製用シート。
  3. 前記基材シートの前記2つの領域にそれぞれ形成されている前記開封用のスリットまたはミシン目のうち少なくとも一方は、前記基材シートの外周縁の一部につながるように形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカード作製用シート。
  4. 前記基材シートの前記折り線により3つに区分された領域のうち両端に位置する2つの領域に、前記開封用のスリットまたはミシン目がそれぞれ形成され、
    前記2本の折り線は、この折り線により3つに区分される領域のうち中央に位置する領域が前記両端に位置する2つの領域よりも広くなるように形成され、
    前記両端に位置する領域のうち、1つの領域においては、前記開封用のスリットまたはミシン目の少なくとも一部が、前記折り線に沿って形成されると共に、前記1つの領域を内側にし前記両端に位置する領域のうち他方の領域が外側に配されるように前記折り線に沿って3つ折り状態としたときに、前記1つの領域に形成された前記開封用スリットまたはミシン目のうち前記折り線に沿って形成されている部分が前記他方の領域と重なり合わない位置に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のカード作製用シート。
  5. 前記基材シートの一部又は全部には、表示された情報を透かし見ることを防止する地紋が印刷されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のカード作製用シート。
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