JP2007252517A - 血液成分採取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】血液成分採取操作のサイクル数を容易かつ適切に設定することができ、供血者の負担を低減しつつ、製剤規格に適合した血液製剤を確実に得ることができる血液成分採取装置を提供すること。
【解決手段】血液成分採取装置1は、制御部3と、血液成分採取操作のサイクル数を算出するために用いる演算式が記憶された記憶部18と、血液成分採取回路2とを有している。血液成分採取操作のサイクル数を設定する際は、血液成分採取装置1は、前記演算式を用いて、ドナーの血算および血小板の製剤規格の目標単位数を満たす目標採取数の初期値に基づいて、サイクル数を算出し、算出されたサイクル数および前記目標単位数に基づいて、前記目標採取数を補正し、前記演算式を用いて、ドナーの血算および前記目標採取数の補正値に基づいて、サイクル数を算出し、算出されたサイクル数を血液成分採取操作のサイクル数として設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、血液成分採取装置に関するものである。
採血を行う場合、血液の有効利用および供血者の負担軽減などの理由から、採血血液を遠心分離などにより各血液成分に分離し、輸血者に必要な成分だけを採取し、その他の成分は供血者に返還する成分採血が行われている。
このような成分採血においては、血液成分採取装置を用いて、供血者から採血した血液を血液成分採取回路に導入し、該血液成分採取回路に設置された遠心ボウルと呼ばれる遠心分離器により、血漿、バフィーコートおよび赤血球に分離し、そのうちのバフィーコートから血小板(血漿を含む血小板)を分離し、血漿を含む血小板を血小板採取バッグに回収して血小板製剤とし、血漿も血漿採取バッグに回収して血漿製剤または血漿分画製剤の原料とし、残りの血漿、白血球および赤血球は、供血者に返血することが行われる(例えば、特許文献1参照)。すなわち、所定の血球成分(血漿を含む所定の血球成分)を採取する血液成分採取工程と、残りの血液成分を供血者に返還する返血工程とを有する血液成分採取操作が所定サイクル行われる。
このような血液成分採取装置では、1サイクルで採取される血小板の数(サイクル当りの血小板の採取数)の予測値と、血小板製剤の製剤規格の目標単位数(血小板製剤には、5単位製剤、10単位製剤、15単位製剤、20単位製剤の4種類がある)を満たす血小板の目標採取数とに基づいて、血液成分採取操作のサイクル数が決定される。サイクル当りの血小板の採取数の予測値は、供血者の血算等に基づいて求められる。具体的には、オペレータが、血小板の目標採取数および供血者の血算を血液成分採取装置に入力すると、自動的に、血液成分採取操作のサイクル数が算出されて設定されるようになっている。
しかしながら、血液成分採取操作を設定されたサイクル数行なっても、採取した血小板の数が目標数に到達せず、目的の製剤規格に適合した血小板製剤を得ることができない場合がある。すなわち、目的の製剤規格に対して血小板数不足(単位割れ)が生じてしまうことがある。
また、逆に、血液成分採取操作を設定されたサイクル数行なうと、目的の製剤規格に対して血小板が過剰に採取され、供血者の負担が増大してしまうこともある。
特開平9−313599号公報
本発明の目的は、血液成分採取操作のサイクル数を容易かつ適切に設定することができ、供血者の負担を低減しつつ、製剤規格に適合した血液製剤(例えば、血小板製剤)を確実に得ることができる血液成分採取装置を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(5)の本発明により達成される。
(1) 供血者から血液を採取する採血手段と、
前記採血手段により採取された血液を分離する血液分離器と、
前記血液分離器により分離された所定の血液成分を採取する血液成分採取バッグとを備える血液成分採取回路を有し、
採取した血液を分離し、前記所定の血液成分を採取する血液成分採取工程と、残りの血液成分を供血者に返還する返血工程とを有する血液成分採取操作を少なくとも1サイクル実行する血液成分採取装置であって、
供血者の血算および前記所定の血液成分の目標採取数に基づいて、前記血液成分採取操作のサイクル数を算出するために用いる演算式を記憶する記憶手段と、
前記演算式を用いて、供血者の血算および前記所定の血液成分の製剤規格の目標単位数を満たす目標採取数の初期値に基づいて、前記血液成分採取操作のサイクル数を算出する第1のサイクル数算出手段と、
前記第1のサイクル数算出手段により算出されたサイクル数および前記所定の血液成分の製剤規格の目標単位数に基づいて、前記目標採取数を補正する補正手段と、
前記演算式を用いて、供血者の血算および前記目標採取数の補正値に基づいて、前記血液成分採取操作のサイクル数を算出する第2のサイクル数算出手段とを有し、
前記第2のサイクル数算出手段により算出されたサイクル数を前記血液成分採取操作のサイクル数として設定するように構成されていることを特徴とする血液成分採取装置。
(2) 前記目標採取数の初期値は、前記所定の血液成分の製剤規格の目標単位数を満たす下限値である上記(1)に記載の血液成分採取装置。
(3) 前記所定の血液成分は、血小板である上記(1)または(2)に記載の血液成分採取装置。
(4) サイクル当りの処理血液量に対応する赤血球の量を「サイクル当りのRBC量」、成分採血の事前に行なう予備採血における供血者のヘマトクリット値を「PreHct」、前記予備採血における供血者の血小板の血中濃度を「PrePLT」としたとき、前記演算式は、下記(1)式である上記(3)に記載の血液成分採取装置。
サイクル数=Int{目標採取数/[(サイクル当りのRBC量/PreHct)×PrePLT×血小板の回収率]}+1 ・・・(1)式
但し、前記(1)式において、Intは、割り算における整数部分を示す。
(5) 前記目標採取数の初期値をA、補正係数をBとしたとき、前記目標採取数の補正値Cは、C=B×Aで表され、
前記補正計数Bは、前記第1のサイクル数算出手段により算出されるサイクル数および前記所定の血液成分の製剤規格の目標単位数に応じて、0.75〜1.25の範囲内の所定値に設定されている上記(4)に記載の血液成分採取装置。
本願の発明者は、所定の血球成分採血(例えば、血小板採血)において、血球成分(例えば、血小板)の採れ易さは、ドナー(供血者)によって個人差があるが、血液成分採取操作のサイクル数を求める際のその個人差等による影響(誤差)は、一旦(一度)算出された血液成分採取操作のサイクル数と、採取する血球成分の製剤規格の目標単位数とに基づいて、その血球成分の目標採取数を補正することで、低減させることができ、目標採取数の補正値に基づいて、再度、サイクル数を算出することにより、予測精度が向上することを見出した。
すなわち、本発明によれば、血液成分採取操作のサイクル数の設定において、所定の血球成分(例えば、血小板)等の血液成分の製剤規格の目標単位数を満たす目標採取数に基づいて、仮のサイクル数を算出し、この仮のサイクル数と前記製剤規格の目標単位数とに基づいて、前記目標採取数を補正し、この目標採取数の補正値に基づいて、サイクル数を算出するようになっている。
これにより、血液成分採取操作のサイクル数を適切に設定することができ、このため、ドナーの負担や血液成分採取装置の占有時間を低減しつつ、製剤規格に適合した血液製剤(例えば、血小板製剤)を確実に得ることができる。
また、本発明によれば、血液成分採取操作のサイクル数が、自動的に算出されて設定されるので、そのサイクル数の設定を容易に行なうことができる。
以下、本発明の血液成分採取装置を添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の血液成分採取装置の第1実施形態を示す平面図であり、図2は、図1に示す血液成分採取装置が備える遠心分離器駆動装置に遠心分離器が装着された状態の部分破断断面図である。
図1に示す血液成分採取装置1は、血液を複数の血液成分に分離するとともに分離された所定の血球成分である血小板(血漿を含む血小板)(血液成分)と、血漿(血液成分)とを採取するための装置である。この血液成分採取装置1は、内部に貯血空間146を有するローター142と、貯血空間146に連通する流入口143および排出口(流出口)144とを有し、ローター142の回転により流入口143より導入された血液を貯血空間146内で遠心分離する遠心分離器(血液分離器)20と、採血針(採血手段)29と遠心分離器20の流入口143とを接続する第1のライン21と、遠心分離器20の排出口144に接続された第2のライン22と、第1のライン21に接続された第3のライン23と、チューブ49および50を介して第1のライン21に接続され、かつチューブ43および44を介して第2のライン22に接続された血漿採取バッグ(採取バッグ)25と、チューブ42を介して第2のライン22に接続されたエアーバッグ27bと、チューブ43および45を介して第2のライン22に接続された中間バッグ(一時貯留バッグ)(採取バッグ)27aと、チューブ46、47および48を介して中間バッグ27aに接続された血小板採取バッグ(採取バッグ)26と、チューブ51を介して血小板採取バッグ26に接続されたバッグ28とを有する血液成分採取回路(採取回路)2を備えている。
さらに、血液成分採取装置1は、遠心分離器20のローター142を回転させるための遠心分離器駆動装置10と、第1のライン21のための第1の送液ポンプ(第1の送液手段)11と、第2の送液ポンプ(第2の送液手段)12と、第3のライン23のための第3の送液ポンプ(第3の送液手段)13と、血液成分採取回路2の流路の途中を開閉し得る複数(本実施形態では、第1〜第6の6個)の流路開閉手段81、82、83、84、85、86と、遠心分離器駆動装置10、第1の送液ポンプ11、第2の送液ポンプ12、第3の送液ポンプ13および複数の流路開閉手段81〜86を制御するための制御部(制御手段)3と、濁度センサ(血小板濃度センサ)14と、光学式センサ15と、重量センサ16と、複数(本実施形態では、6個)の気泡センサ31、32、33、34、35、36とを備えている。
そこで、最初に、血液成分採取回路2について説明する。
この血液成分採取回路2は、ドナー(供血者)から血液を採取する採血針(中空針)(採血手段)29と遠心分離器20の流入口143とを接続し、第1のポンプチューブ21gを備え、採血ラインおよび返血ラインの双方として兼用される第1のライン21(採血および返血ライン)(血液処理ライン)21と、一端側が遠心分離器20の排出口(流出口)144に接続された第2のライン22と、第1のライン21の採血針29の近くに接続され、第3のポンプチューブ23aを備える第3のライン(抗凝固剤注入ライン)23と、第1のライン21の第1のポンプチューブ21gより遠心分離器20側に接続されたチューブ50と、チューブ50に接続され、一部が第2のポンプチューブ22aを構成するチューブ49と、第2のライン22に接続されたチューブ43と、チューブ43に接続されたチューブ44と、チューブ44および49に接続された血漿採取バッグ25と、第2のライン22に接続されたチューブ42と、チューブ42に接続されたエアーバッグ27bと、チューブ43に接続されたチューブ45と、チューブ45に接続された中間バッグ27aと、中間バッグ27aに接続されたチューブ46と、チューブ46に接続されたチューブ47と、チューブ48と、チューブ48に接続された血小板採取バッグ26と、血小板採取バッグ26に接続されたチューブ51と、チューブ51に接続されたバッグ28とを備えている。エアーバッグ27bと中間バッグ27aとは、一体的に形成(一体化)されている。
第1のライン21は、採血針29が接続された採血針側第1ライン21aと、一端側が採血針側第1ライン21aに接続され、他端側が遠心分離器20の流入口143に接続された遠心分離器側第1ライン21bとを有している。採血針29としては、例えば、公知の金属針が使用される。
この採血針側第1ライン21a、遠心分離器側第1ライン21b、後述する第2のライン22、第3のライン23は、それぞれ、軟質樹脂製チューブ、または、その軟質樹脂製チューブが複数接続されて形成されている。
採血針側第1ライン21aは、採血針29側より、第3のライン23との接続用分岐コネクター21cと、気泡およびマイクロアグリゲート除去のためのチャンバー21dと、チューブ50との接続用分岐コネクター21fとを備え、また、チャンバー21dと分岐コネクター21fとの間に形成された第1のポンプチューブ21gを有している。
また、採血針側第1ライン21aに沿って、採血針29側より、気泡センサ35、36および32が設置されている。この場合、気泡センサ35および36は、分岐コネクター21cとチャンバー21dとの間に配置され、気泡センサ32は、チャンバー21dと第1のポンプチューブ21gとの間に配置されている。
気泡センサ35、36および32は、チューブの外側から超音波を送受信し、液体と気泡(気体)とで超音波の伝導率が異なるのを利用して、チューブ内の気体および液体(気/液の別、気/液面等)を検出することができる検出手段である。なお、気泡センサ31、33および34も、上記と同様の機能を有している検出手段である。また、気泡センサ(気体および液体検出手段)としては、上記超音波式センサに限らず、例えば、光学式センサ、赤外線センサ等を用いてもよい。
また、チャンバー21dには、チューブ21hを介して通気性かつ菌不透過性のフィルター21iが接続されている。このラインは、例えば、採血針側第1ライン21aの内圧の検出等に用いることができる。
一方、遠心分離器側第1ライン21bは、チューブ50との接続用分岐コネクター21fに接続されている。
第2のライン22は、その一端側が遠心分離器20の排出口144に接続されている。
この第2のライン22は、チューブ42および43との接続用分岐コネクター22bとを備えている。
また、第2のライン22に沿って、遠心分離器20側より、濁度センサ14および気泡センサ34が設置されている。この場合、濁度センサ14および気泡センサ34は、遠心分離器20と分岐コネクター22bとの間に配置されている。
また、分岐コネクター22bには、チューブ41を介して通気性かつ菌不透過性のフィルター22fが接続されている。このラインは、例えば、第2のライン22の内圧の検出等に用いることができる。
第3のライン23は、その一端が第1のライン21に設けられた接続用分岐コネクター21cに接続されている。すなわち、第3のライン(流路)23は、分岐コネクター(分岐部)21cを介して第1のライン(流路)21から分岐している。また、分岐コネクター21cは、採血針29の近傍に位置している(設けられている)。
この第3のライン23は、分岐コネクター21c側より、第3のポンプチューブ23aと、除菌フィルター(異物除去用フィルター)23bと、気泡除去用チャンバー23cと、抗凝固剤容器接続用針23dとを備えている。
また、第3のライン23に沿って、気泡センサ31が設置されている。この気泡センサ31は、分岐コネクター21cと第3のポンプチューブ23aとの間に配置されている。
この第3のライン23の抗凝固剤容器接続用針23dは、抗凝固剤(抗凝固剤液)が収納(収容)された図示しない容器に接続され、これにより、容器内の抗凝固剤は、後述するように、抗凝固剤容器接続用針23dから分岐コネクター21cに向かって第3のライン23を流れ、採血針側第1ライン21aに供給(注入)される。これにより、例えば、第3のライン23を介して、採血針29により採取された血液に抗凝固剤を添加(混合)することができる。
なお、抗凝固剤としては、特に限定されないが、例えば、ACD−A液等を用いることができる。
血液成分採取バッグである血漿採取バッグ25は、血漿(第2の血液成分)を採取(貯留)するための容器である。チューブ49の一端は、この血漿採取バッグ25に接続され、その途中に接続用分岐コネクター22dが設けられている。そして、チューブ50の一端は、この分岐コネクター22dに接続され、他端は、分岐コネクター21fに接続されている。また、第2のポンプチューブ22aは、血漿採取バッグ25と分岐コネクター22dとの間に位置している。なお、チューブ49、50および分岐コネクター22dにより、血漿循環用ライン24の主要部が構成される。
また、チューブ43の一端は、分岐コネクター22bに接続され、その他端には、接続用分岐コネクター22cが設けられている。そして、チューブ44の一端は、この分岐コネクター22cに接続され、他端は、血漿採取バッグ25に接続されている。
また、チューブ46の途中には、そのチューブ46に沿って、気泡センサ33が設置されている。
なお、血漿採取バッグ25、チューブ43および44により、血漿を採取する血漿採取用分岐ラインが構成されている。
血液成分採取バッグである血小板(血小板製剤)採取バッグ26は、後述する白血球除去フィルター261を通過した後の血漿を含む血小板(血球成分)(第1の血液成分)を採取(貯留)するための容器である。なお、以下の説明では、血漿を含む血小板(第1の血液成分)を、「濃厚血小板」と言い、血小板採取バッグ26内に採取(貯留)された濃厚血小板を、「血小板製剤」と言う。
チューブ51の一端は、この血小板採取バッグ26に接続され、その他端にはバッグ28が接続されている。
エアーバッグ27bは、空気(エアー)を一時的に収納(貯留)するための容器である。
後述する採血の際は、遠心分離器20の貯血空間146内等の血液成分採取回路2内の空気(滅菌空気)は、このエアーバッグ27b内に移送され、収納される。そして、返血工程(血液成分返還工程)の際、エアーバッグ27b内に収納されている空気は、遠心分離器20の貯血空間146内に移送され、戻される。これにより、所定の血液成分が、ドナーへ返還される。
チューブ42の一端は、分岐コネクター22bに接続され、他端は、このエアーバッグ27bに接続されている。
血液成分採取バッグである中間バッグ(一時貯留バッグ)27aは、濃厚血小板、すなわち、血漿を含む血小板(血球成分)(第1の血液成分)を一時的に貯留するための容器(貯留部)である。チューブ45の一端は、分岐コネクター22cに接続され、他端は、この中間バッグ27aに接続されている。
また、チューブ46の一端は、この中間バッグ27aに接続され、その他端には、接続用分岐コネクター22eが設けられている。前記チューブ49の他端は、この分岐コネクター22eに接続されている。
また、接続用分岐コネクター22eには、チューブ47の一端が接続され、このチューブ47の途中には、濃厚血小板中から白血球(所定の細胞)を分離除去する白血球除去フィルター(細胞分離フィルター)(濾過器)261が設置されている。
また、チューブ47の他端には、接続用分岐コネクター22gが設けらており、一端が前記血小板採取バッグ26に接続されたチューブ48の他端が、この分岐コネクター22gに接続されている。
また、分岐コネクター22gのポートには、ベントフィルターが設けられたフィルター本体およびキャップを備えたフィルター22hが設置されている。
ここで、後述する濃厚血小板中の白血球を分離除去する濾過操作等において、チューブ46および47は、中間バッグ27aから白血球除去フィルター261に濃厚血小板を供給する供給用チューブを構成し、また、チューブ48は、白血球除去フィルター261から白血球を分離除去した後の濃厚血小板を排出する(血小板採取バッグ26に供給する)排出用チューブを構成する。
すなわち、チューブ46、47、48、中間バッグ27a、白血球除去フィルター261および血小板採取バッグ26により、濃厚血小板から白血球を分離除去する濾過ラインが構成されている。
血液成分採取装置1を組み立てた状態で(血液成分採取装置1を使用する際)、これらの中間バッグ27a、白血球除去フィルター261、血小板採取バッグ26および血漿採取バッグ25は、それぞれ、中間バッグ27aが血漿採取バッグ25より低い位置(鉛直方向下方)に、白血球除去フィルター261が中間バッグ27aより低い位置に、さらに、血小板採取バッグ26が白血球除去フィルター261より低い位置にセットされる(位置する)。そして、中間バッグ27aおよび血漿採取バッグ25は、それぞれ、遠心分離器20のローター142の貯血空間146より高い位置(鉛直方向上方)に位置する。
この場合、血液成分採取装置1には、血漿採取バッグ25と、中間バッグ27aおよびエアーバッグ27bとを着脱自在に支持する支持部である図示しないハンガー(フック)が、それぞれ、設けられている。そして、血漿採取バッグ25および中間バッグ27aは、それぞれ、出口側(入口側)が鉛直方向下方になるように、対応するハンガーに引っ掛けられ、吊り下げられる(吊られる)。
また、白血球除去フィルター261としては、例えば、両端に流入口および排出口を有するケーシング内に、例えば、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド等の合成樹脂よりなる織布、不織布、メッシュ、発泡体等の多孔質体を1層または2層以上積層した濾過部材を挿入して構成したもの等を用いることができる。
上述した第1〜第3のライン21〜23の形成に使用される各チューブ、各ポンプチューブ21g、22a、23a、さらに、その他の各チューブ41〜51、21hの構成材料としては、それぞれ、ポリ塩化ビニルが好ましい。
これらのチューブがポリ塩化ビニル製であれば、十分な可撓性、柔軟性が得られるので取り扱いがし易く、また、クレンメ等による閉塞にも適するからである。
また、上述した各分岐コネクター21c、21f、22b、22c、22d、22e、22gの構成材料についても、それぞれ、前記チューブで挙げた構成材料と同様のものを用いることができる。
なお、各ポンプチューブ21g、22a、23aとしては、それぞれ、後述する各送液ポンプ(例えば、ローラーポンプ等)11、12、13により押圧されても損傷を受けない程度の強度を備えるものが使用されている。
血漿採取バッグ25、血小板採取バッグ26、中間バッグ27a、エアーバッグ27b、バッグ28は、それぞれ、樹脂製の可撓性を有するシート材を重ね、その周縁部を融着(熱融着、高周波融着、超音波融着等)または接着剤により接着等して袋状にしたものが使用される。なお、前述したように、エアーバッグ27bと中間バッグ27aとは、一体的に形成(一体化)されている。
各バッグ25、26、27a、27b、28に使用される材料としては、それぞれ、例えば、軟質ポリ塩化ビニルが好適に使用される。
なお、血小板採取バッグ26に使用されるシート材としては、血小板保存性を向上するためにガス透過性に優れるものを用いることがより好ましい。
このようなシート材としては、例えば、ポリオレフィンやDnDP可塑化ポリ塩化ビニル等を用いること、また、このような素材を用いることなく、上述したような材料のシート材を用い、厚さを比較的薄く(例えば、0.1〜0.5mm程度、特に、0.1〜0.3mm程度)したものが好適である。
このような血液成分採取回路2の主要部分は、図示しないが、例えば、カセット式となっている。すなわち、血液成分採取回路2は、各ライン(第1のライン21、第2のライン22、第3のライン23)および所定の各チューブを部分的に収納し、かつ部分的にそれらを保持し、言い換えれば、部分的にそれらが固定されたカセットハウジングを備えている。
このカセットハウジングには、第1のポンプチューブ21gの両端、第2のポンプチューブ22aの両端および第3のポンプチューブ23aの両端が固定され、これらのポンプチューブ21g、22a、23aは、それぞれ、カセットハウジングより、各送液ポンプ(例えば、ローラーポンプ等)11、12、13の形状に対応したループ状に突出している。このため、第1、第2および第3のポンプチューブ21g、22a、23aは、それぞれ、各送液ポンプ11、12、13への装着が容易である。また、このカセットハウジングには、後述する各流路開閉手段81〜86等が設置される。
血液成分採取回路2に設けられている遠心分離器20は、通常、遠心ボウルと呼ばれており、遠心力により血液を複数の血液成分に分離する。
遠心分離器20は、図2に示すように、上端に流入口143が形成された鉛直方向に伸びる管体141と、管体141の回りで回転し、上部145に対し液密にシールされた中空のローター142とを有している。
ローター142には、その周壁内面に沿って環状の貯血空間146が形成されている。この貯血空間146は、図2中下部から上部に向けてその内外径が漸減するような形状(テーパ状)をなしており、その下部は、ローター142の底部に沿って形成されたほぼ円盤状の流路を介して管体141の下端開口に連通し、その上部は、排出口(流出口)144に連通している。また、ローター142において、貯血空間146の容積は、例えば、100〜350mL程度とされ、ローター142の回転軸からの最大内径(最大半径)は、例えば、55〜65mm程度とされる。
このようなローター142は、血液成分採取装置1が備える遠心分離器駆動装置10によりあらかじめ設定された所定の遠心条件(回転速度および回転時間)で回転する。この遠心条件により、ローター142内の血液の分離パターン(例えば、分離する血液成分数)を設定することができる。
本実施形態では、図2に示すように、血液がローター142の貯血空間146内で内層より血漿層131、バフィーコート層132および赤血球層133に分離されるように遠心条件が設定される。
次に、図1に示す血液成分採取装置1の全体構成について説明する。
血液成分採取装置1は、遠心分離器20のローター142を回転させるための遠心分離器駆動装置10と、第1のライン21の途中に設置された第1の送液ポンプ11と、チューブ49の途中に設置された第2の送液ポンプ12と、第3のライン23の途中に設置された第3の送液ポンプ13と、血液成分採取回路2(第1のライン21、チューブ42、チューブ44、チューブ45、チューブ47、チューブ49)の流路の途中を開閉し得る複数の流路開閉手段81、82、83、84、85、86と、各種の情報を表示(報知)する表示手段(報知手段)および各操作を行なう操作手段である表示・操作部17と、記憶部(記憶手段)18と、遠心分離器駆動装置10、第1の送液ポンプ11、第2の送液ポンプ12、第3の送液ポンプ13、複数の流路開閉手段81〜86、表示・操作部17および記憶部18等の各部を制御するための制御部(制御手段)3とを備えている。
さらに、血液成分採取装置1は、第2のライン22に装着(設置)された濁度センサ14と、遠心分離器20の近傍に設置された光学式センサ15と、複数の気泡センサ31〜36と、血漿の重量を血漿採取バッグ25ごと重量測定するための重量センサ16とを備えている。
制御部3は、第1の送液ポンプ11、第2の送液ポンプ12および第3の送液ポンプ13のための3つのポンプコントローラ(図示せず)を備え、制御部3と第1の送液ポンプ11、第2の送液ポンプ12および第3の送液ポンプ13とはポンプコントローラを介して電気的に接続されている。
遠心分離器駆動装置10が備える駆動コントローラ(図示せず)は、制御部3と電気的に接続されている。
各流路開閉手段81〜86は、それぞれ、制御部3に電気的に接続されている。
また、濁度センサ14、光学式センサ15、重量センサ16、気泡センサ31〜36、表示・操作部17、記憶部18は、それぞれ、制御部3と電気的に接続されている。
制御部3は、例えばマイクロコンピュータ(演算部やメモリー等を内蔵)で構成されており、制御部3には、上述した濁度センサ14、光学式センサ15、重量センサ16、気泡センサ31〜36からの検出信号が、それぞれ、随時入力される。また、表示・操作部17からの信号(入力)も、制御部3に入力される。
制御部3は、濁度センサ14、光学式センサ15、重量センサ16、気泡センサ31〜36からの検出信号および表示・操作部17からの信号に基づき、予め設定されたプログラムに従って、血液成分採取装置1の各部の作動、すなわち、各送液ポンプ11、12、13の回転、停止、回転方向(正転/逆転)を制御するとともに、必要に応じ、各流路開閉手段81〜86の開閉、遠心分離器駆動装置10の作動および表示・操作部17の駆動をそれぞれ制御する。
なお、この制御部3により、第1のサイクル数算出手段、第2のサイクル数算出手段および補正手段の主機能が達成される。
第1の流路開閉手段81は、第1のポンプチューブ21gより採血針29側、すなわち、第1のポンプチューブ21gとチャンバー21dとの間において第1のライン21を開閉するために設けられている。
第2の流路開閉手段82は、チューブ47を開閉するために設けられている。第3の流路開閉手段83は、チューブ44を開閉するために設けられている。第4の流路開閉手段84は、チューブ45を開閉するために設けられている。第5の流路開閉手段85は、チューブ42を開閉するために設けられている。第6の流路開閉手段86は、分岐コネクター22dと分岐コネクター22eとの間のチューブ49を開閉するために設けられている。
各流路開閉手段81〜86は、それぞれ、第1のライン21、チューブ47、44、45、42、49を挿入可能な挿入部を備え、該挿入部には、例えば、ソレノイド、電動モーター、シリンダ(油圧または空気圧)等の駆動源で作動するクランプを有している。具体的には、ソレノイドで作動する電磁クランプが好適である。
これらの流路開閉手段(クランプ)81〜86は、それぞれ、制御部3からの信号に基づいて作動する。
表示・操作部17は、例えば、液晶表示パネル、EL表示パネル等を備えたタッチパネル等で構成される。この表示・操作部17により、所定の情報やデータ(例えば、血小板(血球成分)(血液成分)の目標採取数の初期値、ドナー(供血者)の血算等)を入力する入力手段が構成される。
なお、各種の情報を表示(報知)する表示手段(報知手段)である表示部(例えば、液晶表示パネル、EL表示パネル等)と、各操作を行なう操作手段である操作部(例えば、操作ボタン、操作スイッチ、操作ダイヤル等)とを、別個に設けてもよい。
また、記憶部18は、各種の情報、データ、テーブル、演算式、プログラム等が記憶(記録とも言う)される記憶媒体(記録媒体とも言う)を有しており、この記憶媒体は、例えば、RAM等の揮発性メモリー、ROM等の不揮発性メモリー、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリー等の書き換え可能(消去、書き換え可能)な不揮発性メモリー等、各種半導体メモリー、ICメモリー等で構成される。この記憶部18における書き込み(記憶)、書き換え、消去、読み出し等の制御は、制御部3によりなされる。
遠心分離器駆動装置10は、図2に示すように、遠心分離器20を収納するハウジング201と、脚部202と、駆動源であるモータ203と、遠心分離器20を保持する円盤状の固定台205とを有している。
ハウジング201は、脚部202の上部に載置、固定されている。また、ハウジング201の下面には、ボルト206によりスペーサー207を介してモータ203が固定されている。
モータ203の回転軸204の先端部には、固定台205が回転軸204と同軸でかつ一体的に回転するように嵌入されており、固定台205の上部には、ローター142の底部が嵌合する凹部が形成されている。
また、遠心分離器20の上部145は、図示しない固定部材によりハウジング201に固定されている。
このような遠心分離器駆動装置10では、モータ203を駆動すると、固定台205およびそれに固定されたローター142が、例えば、回転数3000〜6000rpm程度で回転する。
ハウジング201には、その側部(図2中、左側)に光学式センサ15が設置されている。
この光学式センサ15は、貯血空間146に向って投光するとともにその反射光を受光するように構成されている。
光学式センサ15は、投光部151から光(例えばレーザー光)を照射(投光)し、ローター142の反射面147で反射された反射光を受光部152で受光する。そして、受光部152においてその受光光量に応じた電気信号に変換される。
ここで、光学式センサ15は、片面に反射面を有し、光路を変更する反射板153を有しており、投光部151から照射された光は、反射板153を介して反射面147に照射され、反射面147で反射した光は、反射板153を介して受光部152で受光されるように構成されている。
このとき、投光光および反射光は、それぞれ、貯血空間146内の血液成分を透過するが、血液成分の界面(本実施形態では、血漿層131とバフィーコート層132との界面B)の位置に応じて、投光光および反射光が透過する位置における各血液成分の存在比が異なるため、それらの透過率が変化する。これにより、受光部152での受光光量が変動(変化)し、この変動を受光部152からの出力電圧の変化として検出することができる。
すなわち、光学式センサ15は、受光部152での受光光量の変化に基づき、血液成分の界面の位置を検出することができる。
なお、光学式センサ15が検出する血液成分の界面としては、界面Bに限られず、例えば、バフィーコート層132と赤血球層133との界面であってもよい。
ここで、貯血空間146内の各層131〜133は、それぞれ、血液成分により色が異なっており、特に、赤血球層133は、赤血球の色に伴い赤色を呈している。このため、光学式センサ15の精度向上の観点からは、投光光の波長に好適な範囲が存在し、この波長範囲としては、特に限定されないが、例えば、600〜900nm程度であるのが好ましく、750〜800nm程度であるのがより好ましい。
濁度センサ14は、第2のライン22中を流れる流体の濁度(血小板の濃度)を検知するためのものであり、濁度に応じた電圧値を出力する。具体的には、濁度センサ14は、濁度が高い時には低電圧値、濁度が低い時には高電圧値を出力する。
この濁度センサ14により、例えば、第2のライン22中を流れる血漿中の血小板濃度、血漿中の血小板濃度の変化、血漿中への赤血球の混入等を検出することができる。
また、気泡センサ34により、例えば、第2のライン22中を流れる流体の空気から血漿への置換等を検出することができる。
濁度センサ14および各気泡センサ31〜36としては、それぞれ、例えば、超音波センサ、光学式センサ、赤外線センサ等を用いることがきる。
第1のポンプチューブ21gが装着される第1の送液ポンプ11、第2のポンプチューブ22aが装着される第2の送液ポンプ12および、第3のポンプチューブ23aが装着される第3の送液ポンプ13としては、それぞれ、例えば、ローラーポンプなどの非血液接触型ポンプが好適に用いられる。
また、第1の送液ポンプ(血液ポンプ)11としては、いずれの方向にも血液を送ることができるものが使用される。具体的には、正回転と逆回転が可能なローラーポンプが用いられている。
この第1の送液ポンプ11の作動により、例えば、第1のライン21内の血液や血液成分等の液体(流体)を送液することができる。また、第2の送液ポンプ12の作動により、例えば、血漿採取バッグ25に採取された血漿を送液することができる。また、第3の送液ポンプ13の作動により、例えば、第3のライン23内の抗凝固剤(抗凝固剤液)等の液体(流体)を送液することができる。
ここで、血液成分採取装置1は、後述する血液成分採取工程と返血工程(血液成分返還工程)とを有する血小板採取操作(血液成分採取操作)を少なくとも1サイクル実行して成分採血を行なう装置であり、記憶部18には、ドナー(供血者)の血算および採取する血小板の目標数(血小板の目標採取数)に基づいて、血小板採取操作のサイクル数を算出するために用いる演算式が記憶されている。
血算としては、例えば、ヘマトクリット値、血小板(血球成分)の血中濃度(単位体積当りの血小板(血球)の個数)等が挙げられる。また、ドナーの血算は、例えば、成分採血の事前に行なう予備採血等により求めることができる。
また、サイクル当りの処理血液量に対応する赤血球の量(サイクル当りに遠心分離器20のローター142の貯血空間146内に導入された赤血球の量)を「サイクル当りのRBC量」、成分採血の事前に行なう予備採血におけるドナーのヘマトクリット値を「PreHct」、前記予備採血におけるドナーの血小板の血中濃度(単位体積当りの血小板の個数)[個/μL]を「PrePLT」としたとき、前記演算式としては、本実施形態では、下記(1)式を用いる。
サイクル数=Int{血小板の目標採取数/[(サイクル当りのRBC量/PreHct)×PrePLT×血小板の回収率]}+1 ・・・(1)式
但し、前記(1)式において、Intは、除算(割り算)における整数部分を示す。
以下、処理血液量に対応する赤血球の量を、単に、「RBC量」、成分採血の事前に行なう予備採血におけるドナーのヘマトクリット値を、単に、「PreHct」、前記予備採血におけるドナーの血小板の血中濃度を、単に、「PrePLT」とも言う。
また、サイクル当りのRBC量および血小板の回収率としては、それぞれ、例えば、標準値(一般値)を用いる。記憶部18には、前記(1)式の他、これらサイクル当りのRBC量の標準値および血小板の回収率の標準値が、それぞれ、記憶されている。
この血液成分採取装置1は、まず、前記(1)式(演算式)を用いて、ドナーの血算および血小板の製剤規格の目標単位数を満たす目標採取数の初期値に基づいて、血小板採取操作のサイクル数(仮のサイクル数)を算出し、次いで、この1回目の演算処理で算出されたサイクル数(仮のサイクル数)および前記血小板の製剤規格の目標単位数に基づいて、前記目標採取数を補正し、次いで、前記(1)式を用いて、ドナーの血算および前記目標採取数の補正値に基づいて、血小板採取操作のサイクル数を算出し、この2回目の演算処理で算出されたサイクル数を血小板採取操作のサイクル数として設定するように構成されていることに特徴を有する。これらの演算、目標採取数の補正等の各処理は、制御部3により実行される。
ここで、血小板の「1単位」は、0.2×1011個であり、また、血小板製剤(製剤規格で規定されているもの)としては、下記(1)〜(4)の4種類のものがある。
(1)5単位製剤
容量(体積量)が、100mL±20%であり、個数が、1.0×1011〜1.9×1011
(2)10単位製剤
容量(体積量)が、200mL±20%であり、個数が、2.0×1011〜2.9×1011
(3)15単位製剤
容量(体積量)が、250mL±20%であり、個数が、3.0×1011〜3.9×1011
(4)20単位製剤
容量(体積量)が、250mL±20%であり、個数が、4.0×1011個以上
前記目標採取数の初期値としては、血小板の製剤規格の目標単位数を満たす値であればよいが、その下限値を用いるのが好ましい。
具体的には、血小板の製剤規格の目標単位数が5単位(5単位製剤)の場合には、目標採取数の初期値は、1.00×1011[個]とするのが好ましい。
また、血小板の製剤規格の目標単位数が10単位(10単位製剤)の場合には、目標採取数の初期値は、2.00×1011[個]とするのが好ましい。
また、血小板の製剤規格の目標単位数が15単位(15単位製剤)の場合には、目標採取数の初期値は、3.00×1011[個]とするのが好ましい。
また、血小板の製剤規格の目標単位数が20単位(20単位製剤)の場合には、目標採取数の初期値は、4.00×1011[個]とするのが好ましい。
また、前記目標単位数の補正は、1回目の演算処理で算出されたサイクル数と、血小板の製剤規格の目標単位数とに基づいて、下記のようにして行なわれる。
すなわち、目標採取数の初期値をA、補正係数をBとしたとき、目標採取数の補正値Cは、C=B×Aで表されており、1回目の演算処理で算出されたサイクル数と、血小板の製剤規格の目標単位数とで、前記補正係数Bが決定されるようになっている。
この補正係数Bは、1回目の演算処理で算出されたサイクル数および血小板の製剤規格の目標単位数とに応じて、0.75〜1.25の範囲内の所定値に設定されているのが好ましい。
また、補正計数Bは、経験値に基づいて設定されているのが好ましい。
この1回目の演算処理で算出されたサイクル数および血小板の製剤規格の目標単位数と、補正係数Bとの関係を示すテーブル(検量線)は、例えば、過去に行なわれた血小板採取におけるデータ(過去の血小板採取実績)に基づいて作成することができ、記憶部18に記憶されている。
なお、前記補正係数Bの設定やその変更は、オペレータによる表示・操作部17の操作により行なうことができるようになっている。
下記表1に、前記テーブルの一例を示す。
Figure 2007252517
次に、血液成分採取装置1の作用(動作)について説明する。
まず、血液成分採取装置1を用いた血小板採取操作(血液成分採取操作)を説明する。
血液成分採取装置1は、制御部3の制御により、血漿採取バッグ25に血漿を採取する第1の血漿採取工程と、血漿採取バッグ25に採取された血漿を遠心分離器20の貯血空間146内に定速で循環させる定速血漿循環工程(血漿循環工程)と、血漿採取バッグ25に血漿を採取する第2の血漿採取工程と、血漿採取バッグ25に採取された血漿を遠心分離器20の貯血空間146内に加速しつつ循環させる加速血漿循環工程(血漿循環工程)と、血漿採取バッグ25に血漿を採取する第3の血漿採取工程と、中間バッグ27aに濃厚血小板(血小板)を一時的に貯留(採取)する血小板採取工程と、返血工程(血液成分返還工程)とを有する血小板採取操作(血液成分採取操作)とを有する血小板採取操作(血液成分採取操作)を実行して成分採血を行なうよう作動する。なお、前記第1の血漿採取工程と、定速血漿循環工程と、第2の血漿採取工程と、加速血漿循環工程と、第3の血漿採取工程と、血小板採取工程とにより、血液成分採取工程が構成される。
この成分採血の際は、第1の送液ポンプ11を作動(正転)し、第1のライン21を介して、ドナーから採血するとともに、第3の送液ポンプ13を作動し、第3のライン23を介して、例えばACD−A液等の抗凝固剤を供給し、この抗凝固剤を採血血液中に混入させる(注入する)。これにより、血液(抗凝固剤添加血液)は、第1のライン21を介して移送され、遠心分離器20の流入口143より管体141を経てローター142の貯血空間146内に導入され、このとき、遠心分離器20内の空気(滅菌空気)は、第2のライン22およびチューブ42を介してエアーバッグ27b内に送り込まれる。
また、遠心分離器駆動装置10を作動し、遠心分離器20のローター142を回転し、貯血空間146内に導入された血液を、内側から血漿層(PPP層)131、バフィーコート層(BC層)132、赤血球層(CRC層)133の3層に分離する。
そして、前記第1の血漿採取工程と、定速血漿循環工程と、第2の血漿採取工程と、加速血漿循環工程と、第3の血漿採取工程と、血小板採取工程とを、この順序で行なうことにより、血漿採取バッグ25に所定量の血漿が採取され、中間バッグ27aに所定量および所定数(所定単位数)の濃厚血小板が採取される(一時的に貯留される)。また、返血工程を行なうことにより、遠心分離器20のローター142の貯血空間146内に残存する血液成分(残りの血液成分)(主に、赤血球、白血球)は、遠心分離器20の流入口143から排出され、第1のライン21(採血針29)を介してドナーに返血(返還)される。成分採血においては、この血液成分採取工程と返血工程とを有する血小板採取操作(血液成分採取操作)は、少なくとも1回(1サイクル)、通常は、複数回(複数サイクル)行われる。
なお、前記血小板採取操作は、回路構成は少し異なるが、例えば、特開2005−152362号公報等に記載されている方法を用いて行なうことができる。この場合、主な違いとしては、本実施形態では、定速血漿循環工程および加速血漿循環工程において、それぞれ、チューブ49、分岐コネクター22dおよびチューブ50で主要部が構成される血漿循環用ライン24と、分岐コネクター21fと、遠心分離器側第1ライン21bと、遠心分離器20の貯血空間146と、第2のライン22と、分岐コネクター22bと、チューブ43と、分岐コネクター22cと、チューブ44と、血漿採取バッグ25とにより循環回路を形成(構成)し、第2の送液ポンプ12の作動により、その循環回路に(貯血空間146内を通るように)、血漿採取バッグ25内の血漿を循環させるようになっていることである。
また、最終サイクルの血小板採取操作を行なうのに並行して、または、最終サイクルの血小板採取操作終了後、血液成分採取装置1は、制御部3の制御により、中間バッグ27a内に一時的に採取(貯留)した濃厚血小板を、白血球除去フィルター261に供給して、濃厚血小板の濾過、すなわち、濃厚血小板中の白血球を分離除去する濾過操作(濾過工程)を行なうよう構成されている。
この濾過操作では、第2の流路開閉手段82を開放する。これにより、中間バッグ27a内の濃厚血小板は、落差(自重)により、チューブ46、47、白血球除去フィルター261およびチューブ48を経て、血小板採取バッグ26内に移送される。このとき、濃厚血小板は、そのほとんどが、白血球除去フィルター261の濾過部材を通過するが、白血球は濾過部材に捕捉される。このため、血小板製剤中の白血球の除去率を極めて高いものとすることができる。
なお、濃厚血小板の中間バッグ27a内から血小板採取バッグ26への移送は、ポンプを用いて行なうようにしてもよい。
次に、血小板採取操作のサイクル数が設定される際の血液成分採取装置の動作を説明する。
図3は、図1に示す血液成分採取装置の作用を説明するためのフローチャートであり、この図3には、血小板採取操作のサイクル数が設定される際における制御部3の制御動作が示されている。
オペレータは、表示・操作部17を操作して、ドナーのPreHct、PrePLTおよび血小板の製剤規格の目標単位数を満たす目標採取数の初期値を、それぞれ入力する。
図3に示すように、まず、前記(1)式に、ドナーのPreHct、PrePLTおよび血小板の製剤規格の目標単位数を満たす目標採取数の初期値を代入して、血小板採取操作の仮のサイクル数を算出する(ステップS101)。
次いで、ステップS101で算出された仮のサイクル数および血小板の製剤規格の目標単位数に基づいて、目標採取数を補正する(ステップS102)。
このステップS102では、仮のサイクル数と、血小板の製剤規格の目標単位数とで、補正係数Bを決定し、目標採取数の初期値をB倍して目標採取数の補正値を求める。
例えば、血小板の製剤規格の目標単位数が10単位で、目標採取数の初期値が2.0×1011[個]の場合において、ステップS101で算出された仮のサイクル数が2サイクルの場合は、前記表1に示すように、補正係数Bは、0.95となり、目標採取数の補正値は、0.95×(2.0×1011)=1.9×1011[個]となる。
次いで、前記(1)式に、ドナーのPreHct、PrePLTおよびステップS102で求めた目標採取数の補正値を代入して、血小板採取操作のサイクル数を算出する(ステップS103)。
次いで、ステップS103で算出されたサイクル数を血小板採取操作のサイクル数として設定する(ステップS104)。
以上説明したように、この血液成分採取装置1によれば、一旦(一度)算出された仮のサイクル数と血小板の製剤規格の目標単位数とに基づいて、目標採取数を補正し、この目標採取数の補正値に基づいて、再度サイクル数を算出するので、個人差等による影響を低減することができ、ドナー(供血者)に対して適切なサイクル数を設定することができる。
これにより、目的の血小板製剤の規格(製剤規格)に適合する数(単位数)の血小板を、容易かつ確実に採取することができる(血小板採取操作のサイクル数が不足し、目的の製剤規格に対して、血小板数不足による単位割れが生じるのを防止することができる)。すなわち、目的の製剤規格に適合するように血小板製剤を採取することができる。
また、血小板採取操作のサイクル数が過剰となって、ドナーの負担や血液成分採取装置1の占有時間が増大してしまうのを防止することができる。
また、血小板採取操作のサイクル数が、自動的に算出されて設定されるので、そのサイクル数の設定を容易に行なうことができる。
また、この血液成分採取装置1では、血液より分離、採取された濃厚血小板中から、白血球除去フィルター261により白血球を分離除去するため、白血球の混入が極めて低い血小板製剤を得ることができる。
なお、記憶部(記憶手段)18の記憶媒体は、本実施形態では、メモリーであったが、本発明では、メモリーに限らず、例えば、磁気記録媒体、光記録媒体、光磁気記録媒体等であってもよい。
また、記憶部18は、本実施形態では、血液成分採取装置1の図示しない装置本体に内蔵されているが、本発明では、これに限らず、例えば、装置本体に対して外付けされるものであってもよい。
また、記憶部18は、本実施形態では、血液成分採取装置1の図示しない装置本体に固定的に設けられているが、本発明では、これに限らず、例えば、装置本体に対して着脱自在になっていてもよい。また、例えば、記憶部18の記憶媒体のみが装置本体に対して着脱自在になっていてもよい。
また、血液成分採取回路2の構成も、適宜設定可能であり、図示の構成に限定されない。
以上、本発明の血液成分採取装置を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物や、工程が付加されていてもよい。
また、本発明は、血小板製剤および血漿製剤(または血漿分画製剤の原料血漿)を得るのに適用する場合に限らず、血液中から、血小板製剤のみを得る場合に適用してもよい。
また、本発明は、血小板製剤や血漿製剤を得るのに適用する場合に限らず、例えば、血液中から、赤血球製剤等を得る場合に適用してもよい。すなわち、本発明の血液成分採取装置では、血液成分採取バッグに採取される血液成分は、血小板(血漿を含む血小板)に限らず、例えば、赤血球(血漿を含む赤血球)等の他の血球成分や、血漿等であってもよい。
また、本発明では、血液分離器は、遠心型のものに限定されず、例えば、膜型等のものであってもよい。
また、本発明では、細胞分離フィルター(濾過器)により分離除去する細胞も、白血球に限定されない。
また、本発明では、光学式センサは、図示のものに限定されず、例えば、ラインセンサ等であってもよい。
本発明の血液成分採取装置の第1実施形態を示す平面図である。 図1に示す血液成分採取装置が備える遠心分離器駆動装置に遠心分離器が装着された状態の部分破断断面図である。 図1に示す血液成分採取装置の作用を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 血液成分採取装置
2 血液成分採取回路
3 制御部
10 遠心分離器駆動装置
11 第1の送液ポンプ
12 第2の送液ポンプ
13 第3の送液ポンプ
14 濁度センサ
15 光学式センサ
151 投光部
152 受光部
153 反射板
16 重量センサ
17 表示・操作部
18 記憶部
20 遠心分離器
21 第1のライン
21a 採血針側第1ライン
21b 遠心分離器側第1ライン
21c 分岐コネクター
21d チャンバー
21f 分岐コネクター
21g 第1のポンプチューブ
21h チューブ
21i フィルター
22 第2のライン
22a 第2のポンプチューブ
22b 分岐コネクター
22c 分岐コネクター
22d 分岐コネクター
22e 分岐コネクター
22f フィルター
22g 分岐コネクター
22h フィルター
23 第3のライン
23a 第3のポンプチューブ
23b 除菌フィルター
23c 気泡除去用チャンバー
23d 抗凝固剤容器接続用針
24 血漿循環用ライン
25 血漿採取バッグ
26 血小板採取バッグ
261 白血球除去フィルター
27a 中間バッグ
27b エアーバッグ
28 バッグ
29 採血針
31〜36 気泡センサ
41〜51 チューブ
81〜86 第1〜第6の流路開閉手段
131 血漿層
132 バフィーコート層
133 赤血球層
141 管体
142 ローター
143 流入口
144 排出口
145 上部
146 貯血空間
147 反射面
201 ハウジング
202 脚部
203 モータ
204 回転軸
205 固定台
206 ボルト
207 スペーサー
S101〜S104 ステップ

Claims (5)

  1. 供血者から血液を採取する採血手段と、
    前記採血手段により採取された血液を分離する血液分離器と、
    前記血液分離器により分離された所定の血液成分を採取する血液成分採取バッグとを備える血液成分採取回路を有し、
    採取した血液を分離し、前記所定の血液成分を採取する血液成分採取工程と、残りの血液成分を供血者に返還する返血工程とを有する血液成分採取操作を少なくとも1サイクル実行する血液成分採取装置であって、
    供血者の血算および前記所定の血液成分の目標採取数に基づいて、前記血液成分採取操作のサイクル数を算出するために用いる演算式を記憶する記憶手段と、
    前記演算式を用いて、供血者の血算および前記所定の血液成分の製剤規格の目標単位数を満たす目標採取数の初期値に基づいて、前記血液成分採取操作のサイクル数を算出する第1のサイクル数算出手段と、
    前記第1のサイクル数算出手段により算出されたサイクル数および前記所定の血液成分の製剤規格の目標単位数に基づいて、前記目標採取数を補正する補正手段と、
    前記演算式を用いて、供血者の血算および前記目標採取数の補正値に基づいて、前記血液成分採取操作のサイクル数を算出する第2のサイクル数算出手段とを有し、
    前記第2のサイクル数算出手段により算出されたサイクル数を前記血液成分採取操作のサイクル数として設定するように構成されていることを特徴とする血液成分採取装置。
  2. 前記目標採取数の初期値は、前記所定の血液成分の製剤規格の目標単位数を満たす下限値である請求項1に記載の血液成分採取装置。
  3. 前記所定の血液成分は、血小板である請求項1または2に記載の血液成分採取装置。
  4. サイクル当りの処理血液量に対応する赤血球の量を「サイクル当りのRBC量」、成分採血の事前に行なう予備採血における供血者のヘマトクリット値を「PreHct」、前記予備採血における供血者の血小板の血中濃度を「PrePLT」としたとき、前記演算式は、下記(1)式である請求項3に記載の血液成分採取装置。
    サイクル数=Int{目標採取数/[(サイクル当りのRBC量/PreHct)×PrePLT×血小板の回収率]}+1 ・・・(1)式
    但し、前記(1)式において、Intは、割り算における整数部分を示す。
  5. 前記目標採取数の初期値をA、補正係数をBとしたとき、前記目標採取数の補正値Cは、C=B×Aで表され、
    前記補正計数Bは、前記第1のサイクル数算出手段により算出されるサイクル数および前記所定の血液成分の製剤規格の目標単位数に応じて、0.75〜1.25の範囲内の所定値に設定されている請求項4に記載の血液成分採取装置。
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