JP2007252098A - 多相負荷の制御方法 - Google Patents

多相負荷の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007252098A
JP2007252098A JP2006072427A JP2006072427A JP2007252098A JP 2007252098 A JP2007252098 A JP 2007252098A JP 2006072427 A JP2006072427 A JP 2006072427A JP 2006072427 A JP2006072427 A JP 2006072427A JP 2007252098 A JP2007252098 A JP 2007252098A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switches
power supply
phase
line
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006072427A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4096980B2 (ja
Inventor
Tatsu Yagi
達 八木
Takeshi Ogura
健 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2006072427A priority Critical patent/JP4096980B2/ja
Priority to PCT/JP2007/054039 priority patent/WO2007108296A1/ja
Priority to CN2007800050969A priority patent/CN101385226B/zh
Priority to EP07737687.9A priority patent/EP1995862B1/en
Priority to ES07737687.9T priority patent/ES2626834T3/es
Publication of JP2007252098A publication Critical patent/JP2007252098A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4096980B2 publication Critical patent/JP4096980B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P29/00Arrangements for regulating or controlling electric motors, appropriate for both AC and DC motors
    • H02P29/02Providing protection against overload without automatic interruption of supply
    • H02P29/032Preventing damage to the motor, e.g. setting individual current limits for different drive conditions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Abstract

【課題】地絡を検出するためのハードウェアを別途に必要とせずに、多相負荷の地絡を検出する。
【解決手段】インバータの運転開始に先立ち、スイッチ群SWにおいてスイッチK11,K12を開放したまま、スイッチK0のみを導通する。スイッチQ21,Q22,Q23の少なくとも一つを導通させる。もし地絡J0が発生しているのであれば、スイッチQ21,Q22,Q23のうちの導通しているものと、ダイオードD14、スイッチK0を介してR相電源から電流が流れ、当該電流は電流IMとして検出される。地絡J0が発生していなければ当然、電流IMは流れない。つまり電流IMの有無に基づいてモータPに地絡J0が発生したか否かを検出することができる。電流検出器CTは従来からインバータINVの運転時に過電流が流れているか否かを検出するために設けられているので、地絡電流の検出のために新たにハードウェアが設けられる必要はない。
【選択図】図1

Description

この発明は多相負荷を駆動する駆動装置における制御方法に関する。
空気調和機等に採用される圧縮機は、冷媒などを圧縮する圧縮要素を駆動するモータを有している。そして当該モータはその巻線の皮膜のみならず、絶縁油を介してケーシングなどと絶縁されている。そして圧縮機を運転しない期間が長いと、潤滑油は湿潤し、当該圧縮機の絶縁性が劣化し、劣化が重篤な場合には圧縮機の地絡を招来する可能性がある。
かかる地絡によって流れる電流を検出し、以て圧縮機の絶縁劣化を検知する技術が、例えば特許文献1乃至3に紹介されている。
特開平5−328739号公報 特開平5−328740号公報 特開平7−241002号公報
しかしながら上記文献で紹介された技術では、地絡を検出するためのハードウェアが必要となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、地絡を検出するためのハードウェアを別途に必要とせずに、多相負荷の地絡を検出することを目的とする。
この発明にかかる多相負荷の制御方法は、M相負荷(P)に接続された第1乃至第Mの出力線(L1,L2,L3)と、N相電源(R,S,T)に接続された第1乃至第Nの入力線(L4,L5,L6)と、前記第1乃至第Nの入力線に介在し、前記第2乃至第Nの入力線の導通/非導通とに関わらず前記第1の入力線の導通を可能とするスイッチ群(SW)と、第1の直流電源線(VH)と、前記第1の直流電源線よりも低い電位が印可される第2電源線(VL)と、前記第1乃至第Nの入力線に印加されたN相交流を整流して直流電圧を前記第1の直流電源線(VH)及び前記第2の電源線(VL)間に印加するダイオードブリッジ(DB)と、前記第1の直流電源線と前記第1乃至第Mの出力線との間にそれぞれ接続された第1乃至第Mのハイアーム側スイッチ(Q11,Q12,Q13)と、前記第2の直流電源線と前記第1乃至第Mの出力線との間にそれぞれ接続された第1乃至第Nのローアーム側スイッチ(Q21,Q22,Q23)と、を備える駆動装置において実行される。そして当該制御方法の第1の態様は、(a)前記スイッチ群において、前記第2乃至第Nの入力線を非導通としたままで前記第1の入力線を導通するステップ(101)と、(b)前記第1乃至第Mのローアーム側スイッチの少なくとも一つを導通させるステップ(102;201,204,206)と、(c)前記第2の電源線(VL)に流れる電流が第1の所定値(A)を越えたか否かを判断するステップ(103;202)を実行する。
この発明にかかる多相負荷の制御方法の第2の態様は、その第1の態様であって、(d)前記ステップ(b)の実行の後、前記スイッチ群(SW)において前記第1の入力線(L4)を非導通とし(104)、前記第1乃至第Mのローアーム側スイッチ(Q21,Q22,Q23)を全て非導通とする(105)ステップを更に実行する。
この発明にかかる多相負荷の制御方法の第3の態様は、その第2の態様であって、前記M相負荷は絶縁油を有する冷媒圧縮機に採用されるモータである。そして当該制御方法は(e)前記ステップ(d)の実行の後、前記圧縮機に予熱を与えるステップを更に実行する。
この発明にかかる多相負荷の制御方法の第4の態様は、その第1乃至第3の態様のいずれかであって、前記ステップ(b)において、前記第1乃至第Mのローアーム側スイッチのうち導通するものの個数を一つずつ増加させ、前記ステップ(c)においては、前記第2の電源線(VL)に流れる電流が前記第1の所定値よりも大きな第2の所定値(B)を越えたか否かを更に判断する。
この発明にかかる多相負荷の制御方法の第5の態様は、その第1乃至第4の態様のいずれかであって、前記駆動装置は前記第1乃至第Mのハイアーム側スイッチを駆動する第1乃至第Mのドライバ(B11,B12,B13)と、前記第1乃至第Mのローアーム側スイッチの導通によって充電され、前記第1乃至第Mのドライバのそれぞれの動作電力を供給する第1乃至第Mのコンデンサ(C1,C2,C3)とを更に備える。
この発明にかかる多相負荷の制御方法の第6の態様は、その第1乃至第5の態様のいずれかであって、前記第1の入力線は前記第N相電源(R,S,T)の内の非接地相に接続される。
この発明にかかる多相負荷の制御方法の第1の態様によれば、第1の入力線及び第1乃至第Mのローアーム側スイッチの少なくとも一つを経由してN相電源から流れる電流の有無に基づいて、M相負荷に地絡が発生したか否かを検出することができる。
この発明にかかる多相負荷の制御方法の第2の態様によれば、地絡によって流れる電流を遮断する。
この発明にかかる多相負荷の制御方法の第3の態様によれば、絶縁油中の水分を排除して絶縁油の絶縁性を向上させ、以て地絡を解消する。
この発明にかかる多相負荷の制御方法の第4の態様によれば、第1乃至第Mの出力線の地絡を検出することができる。
この発明にかかる多相負荷の制御方法の第5の態様によれば、ステップ(b)において導通するローアーム側スイッチに対応したコンデンサのブートアップも並行して行われる。
図1は本発明にかかる多相負荷の制御方法を実行できる、多相負荷及びその駆動装置を例示する回路図である。
モータPは三相負荷として機能し、例えば図示しない空気調和機の冷媒圧縮機を駆動する。モータPは例えば図示しない絶縁油を介してアースを絶縁される。
モータPにはU相、V相、W相のそれぞれに対応した出力線L1,L2,L3が接続され、これらに流れる三相電流によってモータPが駆動される。
R相、S相、T相の三相電源には入力線L4,L5,L6が接続される。これらにはスイッチ群SWが介在する。スイッチ群SWはスイッチK0,K11,K12を有しており、これらはそれぞれ入力線L4,L5,L6に介在している。スイッチK0はスイッチK11,K12の導通/非導通に関わらず導通することが可能である。
ダイオードブリッジDBは、入力線L4,L5,L6に印加された三相交流を整流して直流電圧を高圧電源線VH及び低圧電源線VL間に印加する。より具体的にはダイオードブリッジDBは、いずれもが高圧電源線VHにカソード側で接続されるダイオードD11,D12,D13と、いずれもが低圧電源線VLにアノード側で接続されるダイオードD14,D15,D16とを有している。ダイオードD11のアノードとダイオードD14のカソードとは入力線L4に共通に接続されており、ダイオードD12のアノードとダイオードD15のカソードとは入力線L5に共通に接続されており、ダイオードD13のアノードとダイオードD16のカソードとは入力線L6に共通に接続されている。
電源線VL,VH間にはコンデンサC0が接続されており、ダイオードブリッジDBの出力を平滑する。
インバータINVは、例えば絶縁ゲート型バイポーラトランジスタで実現されるスイッチQ11,Q12,Q13,Q21,Q22,Q23を有している。スイッチQ11,Q12,Q13は、それぞれ高圧側電源線VHと出力線L1,L2,L3との間に接続されてハイアーム側スイッチとして機能する。スイッチQ21,Q22,Q23は、それぞれ低圧側電源線VLと出力線L1,L2,L3との間に接続されてローアーム側スイッチとして機能する。ハイアーム側スイッチとローアーム側スイッチのスイッチングのタイミングを、例えばPWM制御に則って制御して直流/交流変換が行われ、電源線VL,VH間の直流電圧が出力線L1,L2,L3に印加される交流電圧に変換される。
電源線VLには変流器などの電流検出器CTが設けられ、電源線VLに流れる電流IMが測定される。
第1の実施の形態.
図1において、モータPの、例えば絶縁油の湿潤による絶縁不良を原因とした地絡を地絡J0として示している。
図2はこの発明の第1の実施の形態にかかる制御方法を示すフローチャートである。インバータの運転開始に先立ち、ステップ101が実行され、スイッチ群SWにおいてスイッチK11,K12を開放したまま、スイッチK0のみを導通する。一般に三相交流電源ではS相が接地電位に選択される場合があるため、ここではR相電源に接続されたスイッチK0のみの導通を例示している。但しスイッチK0は、接地用の電源でないいずれの相において設けてもよい。またいずれの相についても接地されていない場合には、いずれか一つの相についての入力線を導通させればよい。図1では接地と三相電源の中性点とを破線で接続して描くことで、中性点と接地との間の電位差は問わないことを示している。
次にステップ102により、スイッチQ21,Q22,Q23の少なくとも一つを導通させる。もし地絡J0が発生しているのであれば、スイッチQ21,Q22,Q23のうちの導通しているものと、ダイオードD14、スイッチK0を介してR相電源から電流が流れ、当該電流は電流IMとして検出される。地絡J0が発生していなければ当然、電流IMは流れない。つまり電流IMの有無に基づいてモータPに地絡J0が発生したか否かを検出することができる。電流検出器CTは従来からインバータINVの運転時に過電流が流れているか否かを検出するために設けられているので、本発明を実施するために、地絡電流の検出のために新たにハードウェアが設けられる必要はない。当該電流IMを検出するためには、スイッチK0は非零相の電源に接続された入力線に介在することが望ましい。
ステップ103において、電流IMが所定の閾値Aよりも大きいか否かを判断し、大きければ地絡J0が発生しているとしてステップ104,105へと進む。ステップ104ではスイッチK0を、ステップ105ではスイッチQ21,Q22,Q23の全てを、それぞれ開放(非導通)にする(ステップ104,105の実行順序を入れ替えてもよい)。地絡J0によって流れる電流を遮断するためである。
その後、ステップ106においてモータPの予熱、例えばケーシングヒータによる加熱で、絶縁油の温度を上昇させる。これにより絶縁油中の水分が排除され、絶縁油の絶縁性が向上し、以て地絡J0の解消を図る。そして再度ステップ102の処理を行う。
もともと絶縁油が湿潤していない、あるいはステップ106の処理によって絶縁油の絶縁性が回復した場合、ステップ103からステップ107へと処理が進む。ステップ107ではスイッチK11,K12を導通させ、以てS相及びT相電源からの電圧を入力線L5,L6に印加する。
そしてステップ108により所定時間で待機して、ステップ109に進み、インバータINVにおけるスイッチング、例えばPWM制御が行われる。
インバータINVのハイアーム側スイッチのドライバの動作電源としてコンデンサを採用し、当該コンデンサをローアーム側スイッチの導通によって充電する、いわゆるブートストラップと呼ばれる技術が採用される場合、本発明は特に好適である。
図1を参照して、制御回路CNTLはドライバB11,B12,B13,B21,B22,B23を有している。これらはそれぞれスイッチQ11,Q12,Q13,Q21,Q22,Q23の導通/非導通を制御する制御信号を、各スイッチに供給する。ドライバB11,B12,B13,B21,B22,B23には、それぞれ制御指令S11,S12,S13,S21,S22,S23が、図示しないCPUなどから入力される。上記制御信号は上記制御指令に基づいて各ドライバで生成される。
制御回路CNTLは外部から高電位電源VD及び低電位電源VSが接続され、ドライバB21,B22,B23は電源VD,VSを動作電源として動作する。
他方、ドライバB11,B12,B13の動作電源としてそれぞれコンデンサC1,C2,C3が設けられている。コンデンサC1の一端は抵抗R1とダイオードD1の直列接続を介して電源VDに接続されており、他端は出力線L1に接続されている。よってスイッチQ21の導通によってコンデンサC1の充電、いわゆるブートアップが行われる。同様にして、コンデンサC2はスイッチQ22の導通によって抵抗R2,D2を介して充電され、コンデンサC3はスイッチQ23の導通によって抵抗R3,D3を介して充電される。
このようなブートストラップが採用される場合、ステップ102においてブートアップが実行される。換言すればステップ101を実行することにより、通常のブートアップ処理を利用して地絡J0を検出することができる。この観点からは、ステップ101をステップ102とステップ103との間で実行してもよい。
また、スイッチQ21,Q22,Q23のうち、ステップ102で導通していなかったものについて、ステップ108によって所定時間で待機している際に導通させてもよい。ステップ102においてコンデンサC1,C2,C3を並行してブートアップする場合と比較して、電源VD,VSにサージ電圧が発生しにくいという利点が得られる。
この利点を得る観点からは、ステップ108で待機している際に導通させるべきローアーム側スイッチたるスイッチが複数ある場合、当該複数のスイッチの導通は時間をずらせて行われることが望ましい。
スイッチK0が接地相に設けられている場合、ステップ101においてスイッチK0,K11,K12を全て導通させてもよい。この場合、ステップ107は実質的な処理の意義はない。
第2の実施の形態.
図3はこの発明の第1の実施の形態にかかる制御方法の一部を示すフローチャートであり、図1に示されたステップ200と置換して行われる。ここでステップ200とはステップ102,103を一纏めにして把握したステップである。本実施の形態では出力線L1,L2,L3の地絡J1,J2,J3(図1参照)を検出する。
ステップ101の実行後、ステップ201においてスイッチQ21を導通させる。次にステップ202において電流IMが閾値Aよりも大きい否かが判断される。ステップ202において判断が否定的な場合には、第1の実施の形態で示されたように地絡J0は発生していないと考えられるので、ステップ107へと処理を進める。
逆にローアーム側スイッチのいずれか一つでも導通した場合に、閾値Aよりも大きい電流IMが流れれば地絡J0が発生している可能性がある。しかしその他、地絡J1が発生している可能性もある。一般に出力線L1の地絡J1によって流れる電流IMは、絶縁油を介しての地絡J0によって流れる電流IMよりも大きいと考えられる。
そこで地絡J1の存否を確認するため、電流IMが閾値Aよりも大きい場合にはステップ203へ処理が進み、電流IMが閾値B(>A)よりも大きいか否かが判断される。判断結果が肯定的な場合にはステップ212へと処理が進み、スイッチQ21,K0を開放し、地絡J1に基づく地絡電流を遮断する。そしてステップ213において、第1相配線たる出力線L1に異常が発生したことを報知する。
地絡J2,J3が発生している場合の電流IMも、地絡J0によって流れる電流IMよりも大きいと考えられる。しかしながらモータPに設けられる巻線抵抗により、地絡J2,J3が発生している場合の電流IMよりも地絡J1が発生している場合よりも小さいと考えられる。よって閾値Bを適切に選定、例えば予め計算で求めておくなどして、地絡J1の有無を検出することができる。
もちろん、地絡J1が発生していると判断される場合であっても、地絡J0,J2,J3など、より小さな電流を流す要因となるものが発生していないと判断することはできない。
ステップ203において判断結果が否定的であった場合、ステップ204においてスイッチQ22を導通させる。そしてステップ205において、ステップ203と同様の判断が実行される。ステップ205の判断結果が肯定的であれば、少なくとも地絡J2が発生していると把握して、ステップ212,213と類似の処理を行う。即ちステップ207においてスイッチQ21,Q22,K0を開放して地絡J2に基づく地絡電流を遮断する。またステップ208において、第2相配線たる出力線L2に異常が発生したことを報知する。
ステップ205において判断結果が否定的であった場合、ステップ206においてスイッチQ23を導通させる。そしてステップ209において、ステップ203,205と同様の判断が実行される。判断結果が肯定的であれば、少なくとも地絡J3が発生していると把握して、ステップ212,213,207,208と類似の処理を行う。即ちステップ210においてスイッチQ21,Q22,Q23,K0を開放して地絡J3に基づく地絡電流を遮断する。またステップ210において、第3相配線たる出力線L3に異常が発生したことを報知する。
ステップ209の判断結果が否定的であれば、スイッチQ21,Q22,Q23の全てが導通しても電流IMの値が閾値Aよりも大きくかつ閾値Bよりも小さいことになる。よってこの場合には地絡J1,J2,J3が発生することなく地絡J0が発生しているものとして、ステップ104に処理を進める。
ステップ207におけるスイッチQ21の開放は、地絡J2に基づく電流の遮断という観点では必須ではないが、地絡J0も発生しているかも知れないためスイッチQ21も開放することが望ましい。同様の観点から、ステップ210におけるスイッチQ21,Q22の開放は必須ではないが、望ましい処理である。
このようにローアーム側スイッチのうち導通するものの個数を一つずつ増加させ、電流IMが閾値Bを越えたか否かを更に判断することで、地絡J1,J2,J3を検出することができる。
上述の例では導通順序をスイッチQ21,Q22,Q23の順に選定したが、これらは相互に入れ替えることもできる。
本発明にかかる多相負荷の制御方法を実行できる、多相負荷及びその駆動装置を例示する回路図である。 第1の実施の形態にかかる制御方法を示すフローチャートである。 第2の実施の形態にかかる制御方法の一部を示すフローチャートである。
符号の説明
B11,B12,B13 ドライバ
C1,C2,C3 コンデンサ
DB ダイオードブリッジ
L1,L2,L3 出力線
L4,L5,L6 入力線
Q11,Q12,Q13,Q21,Q22,Q23 スイッチ
VH,VL 電源線

Claims (6)

  1. M相負荷(P)に接続された第1乃至第Mの出力線(L1,L2,L3)と、
    N相電源(R,S,T)に接続された第1乃至第Nの入力線(L4,L5,L6)と、
    前記第1乃至第Nの入力線に介在し、前記第2乃至第Nの入力線の導通/非導通に関わらず前記第1の入力線の導通を可能とするスイッチ群(SW)と、
    第1の直流電源線(VH)と、
    前記第1の直流電源線よりも低い電位が印可される第2電源線(VL)と、
    前記第1乃至第Nの入力線に印加されたN相交流を整流して直流電圧を前記第1の直流電源線(VH)及び前記第2の電源線(VL)間に印加するダイオードブリッジ(DB)と、
    前記第1の直流電源線と前記第1乃至第Mの出力線との間にそれぞれ接続された第1乃至第Mのハイアーム側スイッチ(Q11,Q12,Q13)と、
    前記第2の直流電源線と前記第1乃至第Mの出力線との間にそれぞれ接続された第1乃至第Nのローアーム側スイッチ(Q21,Q22,Q23)と、
    を備える駆動装置において、
    (a)前記スイッチ群において、前記第2乃至第Nの入力線を非導通としたままで前記第1の入力線を導通するステップ(101)と、
    (b)前記第1乃至第Mのローアーム側スイッチの少なくとも一つを導通させるステップ(102;201,204,206)と、
    (c)前記第2の電源線(VL)に流れる電流が第1の所定値(A)を越えたか否かを判断するステップ(103;202)
    を実行する、多相負荷の制御方法。
  2. (d)前記ステップ(b)の実行の後、前記スイッチ群(SW)において前記第1の入力線(L4)を非導通とし(104)、前記第1乃至第Mのローアーム側スイッチ(Q21,Q22,Q23)を全て非導通とする(105)ステップ
    を更に実行する、請求項1記載の多相負荷の制御方法。
  3. 前記M相負荷は絶縁油を有する冷媒圧縮機に採用されるモータであって、
    (e)前記ステップ(d)の実行の後、前記圧縮機に予熱を与えるステップ
    を更に実行する、請求項2記載の多相負荷の制御方法。
  4. 前記ステップ(b)において、前記第1乃至第Mのローアーム側スイッチのうち導通するものの個数を一つずつ増加させ(201,204,206)、
    前記ステップ(c)においては、前記第2の電源線(VL)に流れる電流が前記第1の所定値よりも大きな第2の所定値(B)を越えたか否かを更に判断する(203,205,209)、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の多相負荷の制御方法。
  5. 前記駆動装置は
    前記第1乃至第Mのハイアーム側スイッチを駆動する第1乃至第Mのドライバ(B11,B12,B13)と、
    前記第1乃至第Mのローアーム側スイッチの導通によって充電され、前記第1乃至第Mのドライバのそれぞれの動作電力を供給する第1乃至第Mのコンデンサ(C1,C2,C3)と
    を更に備える、請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の多相負荷の制御方法。
  6. 前記第1の入力線は前記第N相電源(R,S,T)の内の非接地相に接続される、請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の多相負荷の制御方法。
JP2006072427A 2006-03-16 2006-03-16 多相負荷の制御方法 Expired - Fee Related JP4096980B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006072427A JP4096980B2 (ja) 2006-03-16 2006-03-16 多相負荷の制御方法
PCT/JP2007/054039 WO2007108296A1 (ja) 2006-03-16 2007-03-02 多相負荷の制御方法
CN2007800050969A CN101385226B (zh) 2006-03-16 2007-03-02 多相负载的控制方法
EP07737687.9A EP1995862B1 (en) 2006-03-16 2007-03-02 Multiphase load control method
ES07737687.9T ES2626834T3 (es) 2006-03-16 2007-03-02 Procedimiento de control de carga multifásica

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006072427A JP4096980B2 (ja) 2006-03-16 2006-03-16 多相負荷の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007252098A true JP2007252098A (ja) 2007-09-27
JP4096980B2 JP4096980B2 (ja) 2008-06-04

Family

ID=38522330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006072427A Expired - Fee Related JP4096980B2 (ja) 2006-03-16 2006-03-16 多相負荷の制御方法

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP1995862B1 (ja)
JP (1) JP4096980B2 (ja)
CN (1) CN101385226B (ja)
ES (1) ES2626834T3 (ja)
WO (1) WO2007108296A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009204600A (ja) * 2008-02-01 2009-09-10 Sanyo Denki Co Ltd モータ制御装置及びモータの絶縁劣化検出方法
JP2011125113A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Denso Corp ブラシレスモータ駆動装置
JP2014033528A (ja) * 2012-08-02 2014-02-20 Sanyo Denki Co Ltd モータ制御装置及びモータの絶縁劣化検出方法
JP2014033527A (ja) * 2012-08-02 2014-02-20 Sanyo Denki Co Ltd モータ制御装置及びモータの絶縁劣化検出方法
WO2018150737A1 (ja) * 2017-02-17 2018-08-23 富士電機株式会社 絶縁ゲート型半導体デバイス駆動回路

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117879441B (zh) * 2024-03-11 2024-05-14 成都希望森兰传动控制科技发展有限公司 一种变频器自检及容错方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63161815A (ja) * 1986-12-23 1988-07-05 三菱電機株式会社 インバ−タ装置の地絡保護装置
JP3108964B2 (ja) * 1991-11-26 2000-11-13 株式会社日立製作所 モータ制御装置
JPH05223906A (ja) * 1992-02-17 1993-09-03 Mitsubishi Electric Corp 地絡検出制御装置
JPH05328739A (ja) 1992-05-15 1993-12-10 Hitachi Ltd 電力変換装置及びその地絡検出方法
JPH05328740A (ja) 1992-05-21 1993-12-10 Fuji Electric Co Ltd インバータの地絡検出方法
JPH07241002A (ja) 1994-02-24 1995-09-12 Toyota Motor Corp 電気自動車の漏電検出装置
JPH07336925A (ja) * 1994-06-06 1995-12-22 Mitsubishi Electric Corp 密閉型回転電機
US6396721B1 (en) * 2000-02-03 2002-05-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Power converter control device and power converter thereof
JP3514229B2 (ja) * 2000-10-25 2004-03-31 ダイキン工業株式会社 インバータ回路の故障検出方法
JP2002266762A (ja) * 2001-03-07 2002-09-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷凍サイクル装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009204600A (ja) * 2008-02-01 2009-09-10 Sanyo Denki Co Ltd モータ制御装置及びモータの絶縁劣化検出方法
JP2011125113A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Denso Corp ブラシレスモータ駆動装置
JP2014033528A (ja) * 2012-08-02 2014-02-20 Sanyo Denki Co Ltd モータ制御装置及びモータの絶縁劣化検出方法
JP2014033527A (ja) * 2012-08-02 2014-02-20 Sanyo Denki Co Ltd モータ制御装置及びモータの絶縁劣化検出方法
TWI584573B (zh) * 2012-08-02 2017-05-21 Sanyo Electric Co Motor control device and motor insulation detection method (a)
KR101810639B1 (ko) 2012-08-02 2017-12-19 산요 덴키 가부시키가이샤 모터 제어장치 및 모터의 절연 열화 검출 방법
KR101810638B1 (ko) 2012-08-02 2017-12-19 산요 덴키 가부시키가이샤 모터 제어 장치 및 모터의 절연 열화 검출 방법
WO2018150737A1 (ja) * 2017-02-17 2018-08-23 富士電機株式会社 絶縁ゲート型半導体デバイス駆動回路
JPWO2018150737A1 (ja) * 2017-02-17 2019-06-27 富士電機株式会社 絶縁ゲート型半導体デバイス駆動回路
US10622989B2 (en) 2017-02-17 2020-04-14 Fuji Electric Co., Ltd. Insulated-gate semiconductor device driving circuit

Also Published As

Publication number Publication date
EP1995862A1 (en) 2008-11-26
CN101385226A (zh) 2009-03-11
CN101385226B (zh) 2011-05-25
WO2007108296A1 (ja) 2007-09-27
ES2626834T3 (es) 2017-07-26
EP1995862A4 (en) 2015-06-03
JP4096980B2 (ja) 2008-06-04
EP1995862B1 (en) 2017-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3876914B2 (ja) 多相インバータ及びその制御方法、並びに送風機及び多相電流出力システム
JP4662316B2 (ja) 交流電動機の巻線切替装置およびその巻線切替システム
JP4096980B2 (ja) 多相負荷の制御方法
KR101636188B1 (ko) 전원 제어 장치
EP2866341A1 (en) Power supply circuit and air conditioning apparatus provided with same
JP2014192950A (ja) 電力変換装置
JP5145124B2 (ja) 電力変換装置
CN110549869A (zh) 旋转驱动系统、逆变器控制方法及相关计算机程序
JP2008172925A (ja) マトリックスコンバータのバックアップ運転装置
WO2018185878A1 (ja) 同期モータ駆動装置、送風機および空気調和装置
JP6911570B2 (ja) 検出装置
US10978982B2 (en) Method and device for operating an electronically commutated electrical machine in the event of a fault
JP2008136327A (ja) 電動機の制御方法及び制御装置
CN111727557B (zh) 电动机驱动装置以及制冷环路应用设备
US20220345067A1 (en) Power transforming apparatus and air conditioner including the same
JP6677905B2 (ja) 異常検出装置及び電源装置
CN102025299B (zh) 用于启动单相感应电动机和相应的电子继电器的方法
EP2230757B1 (en) Method for mitigating negative sequence effect resulting from non-symmetrical short circuit failure of synchronous electric machine based systems
US10855269B2 (en) Drive circuit
CN112350550A (zh) 开关驱动电路和开关驱动装置
JP6751033B2 (ja) 並列インバータ装置
JP5223320B2 (ja) 共用プリント基板およびそれを用いた直流電源回路
US20230009497A1 (en) Method for operating an electric machine
WO2023079672A1 (ja) モータ駆動装置及び冷凍サイクル適用機器
JP2023181919A (ja) 駆動システム、制御装置、制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071009

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071119

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20071218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080303

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110321

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110321

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120321

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120321

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130321

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140321

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees