JP2007250057A - 音響再生装置、音響再生方法および音響再生プログラム - Google Patents

音響再生装置、音響再生方法および音響再生プログラム Download PDF

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Yuichi Sakai
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Yoichiro Sako
曜一郎 佐古
Toshiro Terauchi
俊郎 寺内
Makoto Inoue
真 井上
Katsuya Shirai
克弥 白井
Motoyuki Takai
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Kenichi Makino
堅一 牧野
Takatoshi Nakamura
隆俊 中村
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顕博 小森
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あかね 佐野
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Abstract

【課題】プレイリストを用いた楽曲データの再生を、従来にない豊富なバリエーションで行えるようにする。
【解決手段】楽曲データの識別情報とその楽曲データの再生態様を示す情報とからなる再生指示情報を複数個集めた再生指示リスト(プレイリスト)を、プレイリスト蓄積部22に蓄積する。キー操作部50を通じて受け付けた指示入力等に基づいて、制御部10が使用する再生指示リストを選択し、この選択された再生指示リストに登録するようにされている楽曲データを、当該再生指示リストの再生態様を示す情報に従った態様で再生する。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、ハードディスクプレーヤ、MD(Mini Disc(登録商標))プレーヤ、CD(Compact Disc)プレーヤ、半導体メモリを用いたメモリプレーヤなどの楽曲データを再生する装置、方法、プログラムに関する。
従来から種々の音楽再生機器(音響再生装置)やパーソナルコンピュータなどで用いられる音楽再生アプリケーションには、「プレイリスト」などと呼ばれる、楽曲の再生順序を指定する再生指示リストを複数設定できる機能がある。
従来の「プレイリスト」の主な機能としては、例えば、以下のようなものがある。
(1)単純にプレイリストにおいて指示された順に楽曲の頭から再生し、終わったら次の楽曲を再生する。そして、最後の楽曲まで再生が完了したら再生を終了する。
(2)1曲だけ繰り返して再生する。
(3)単純にプレイリストにおいて指示された順に楽曲の頭から再生し、終わったら次の楽曲へ移る。最後の楽曲まで再生が完了したら、当該プレイリストの先頭に戻ってまた順番に再生を繰り返す。
(4)プレイリストの楽曲をランダムに再生する(シャッフル再生)。
などである。
また、特許文献1には、プレイリストに再生する楽曲の指示情報だけでなく、再生時の音量、サウンドエフェクト、情報の表示内容等のいわゆる再生環境データをも付加して記憶保持できるようにし、当該プレイリストを用いることにより、目的とする楽曲を、目的とする音量で、目的とするサウンドエフェクトをかけて、目的とする情報を表示するようにして再生できるようにする技術が開示されている。
この特許文献1に開示された技術を用いることにより、プレイリストには楽曲毎に再生環境データが付加されているので、目的とする楽曲を目的とする順番で再生することができると共に、再生される楽曲毎に、音量やサウンドエフェクトなどの再生環境についてもプレイリストの再生環境データに基づいて、使用者の手を煩わせることなく自動的に制御することができるようにされる。
なお、上記の特許文献1は、以下の通りである。
特開2000−331422号公報
ところで、「プレイリスト」の機能により、好みの楽曲を好みの順番で再生して聴取したり、好みの楽曲を繰り返して聴取したり、あるいは、好みの複数の楽曲をランダムな順番で再生して聴取たりすることは可能である。しかし、楽曲の再生順や再生回数を制御するだけでなく、楽曲によっては、所定の部分だけを聴取したい場合もあるし、一定時間の間に、所定のプレイリストに登録された全ての曲を、その一部分だけでも聴取できるようにしたいとする要求がある。
このように、プレイリストを用いて楽曲の再生を行う場合であっても、より豊富なバリエーションで楽曲データを再生できるようにすることが望まれており、プレイリストの活用の範囲を拡大させることが望まれている。
以上のことのかんがみ、この発明は、プレイリストを用いた楽曲データの再生を、従来にない豊富なバリエーションで行えるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の音響再生装置は、
楽曲データの供給を受けて、これを再生するようにする再生手段と、
再生すべき楽曲データの識別情報と、楽曲データの再生態様を示す情報とからなる再生指示リストを1以上記憶保持するリスト保持手段と、
前記リスト保持手段に記憶保持されている1以上の前記再生指示リストから、用いる再生指示リストを選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された前記再生指示リストに従って、指示された楽曲データを、指示された再生態様で再生するように前記再生手段を制御する再生制御手段と
を備えることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明の音響再生装置によれば、リスト保持手段には、楽曲データの識別情報と、楽曲データの再生態様を示す情報とからなる再生指示リスト(プレイリスト)が1つ以上記憶保持されている。そして、選択手段によって選択された再生指示リストが用いられて、当該再生指示リストに登録するようにされている楽曲データが、再生指示リストの再生態様を示す情報に従った態様で再生される。
これにより、再生指示リストを楽曲データの単なる再生順序の指示情報として用いるだけでなく、再生指示リストに登録するようにされた楽曲データの全部について、あるいは、再生対象の楽曲データ毎に、その再生態様も制御することができるので、再生指示リストによって再生が指示された楽曲データを目的とする再生態様で自動的に再生することができるようにされる。したがって、再生指示リストを用いた楽曲データの再生を豊富なバリエーションで行うことができるようにされる。
また、請求項2に記載の音響再生装置は、請求項1に記載の音響再生装置であって、
前記再生指示リストを形成する各再生指示情報の楽曲データについての再生態様を示す情報は、繰り返し再生を行うか否かの指示と、所定時間だけ再生を行うか否かの指示と、先頭から所定時間だけ飛ばして途中から再生を行うか否かの指示との内の少なくとも1つ以上を含むことを特徴とする。
この請求項2に記載の音響再生装置によれば、再生態様を示す情報は、(1)繰り返し再生、(2)所定時間だけ再生、(3)先頭から所定時間だけ飛ばして途中から再生の(1)〜(3)の内の1つ以上の指示を含むことができるようにされる。これにより、再生指示リストによって再生が指示される楽曲データについて、繰り返して再生したり、先頭から所定時間だけ再生したり、先頭から所定時間だけ飛ばした位置から最後まで再生したり、先頭から所定時間だけ飛ばした位置から所定時間分再生したりするなどといった種々の再生態様で再生することができるようにされる。
また、請求項3に記載の発明の音響再生装置は、請求項1に記載の音響再生装置であって、
楽曲データの識別情報の選択入力を受け付ける第1の受付手段と、
楽曲データの再生態様を示す情報を受け付ける第2の受付手段と、
前記第1、第2の受付手段を通じて受け付けた情報に基づいて形成される1つ以上の再生指示情報からなる再生指示リストを生成し、前記リスト保持手段に記録するリスト生成手段と
を備えることを特徴とする。
この請求項3に記載の発明の音響再生装置によれば、第1、第2の受付手段を通じて必要な情報の入力を受け付けて、リスト生成手段によって再生指示リストを生成することができるようにされる。これにより、当該音響再生装置において、再生指示リストを使用者からの指示に応じて生成し、これを用いて目的とする楽曲データを目的とする再生態様で再生することができるようにされる。
この発明によれば、再生指示リスト(プレイリスト)によって、再生する楽曲データと、楽曲データの再生態様(再生パターン)とを指定することができるようにされるので、種々の楽曲データを種々の再生態様で自動的に再生して聴取することができる。
また、再生指示リスト(プレイリスト)で指示するようにされる楽曲毎の再生態様を自由に設定、変更して、楽曲データの多用な再生を楽しむようにすることもできる。
以下、図を参照しながら、この発明による装置、方法、プログラムの位置実施の形態について説明する。この発明は、携帯型や設置型の音響再生装置、車載用の音響再生装置など、種々の音響再生装置に適用可能なものであるが、以下においては説明を簡単にするため、例えば、携帯型の音響再生装置にこの発明を適用した場合を例にして説明する。
[音響再生装置の構成例について]
図1は、この発明による装置、方法、プログラムの一実施の形態が適用されたこの実施の形態の音響再生装置を説明するためのブロック図である。図1に示すように、この実施の形態の音響再生装置は、制御部10に対して、楽曲データ蓄積部21とプレイリスト蓄積部22とが接続されると共に、画像データ処理部31を介してLCD(Liquid Crystal Display)32が接続され、楽曲データ再生部41を介してスピーカ42が接続されている。さらに、制御部10には、キー操作部50が接続されると共に、外部インターフェース(以下、外部I/Fという。)61を介して入出力端子62が接続されている。
制御部10は、この実施の形態の音響再生装置の各部を制御するものであり、図1に示すように、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、不揮発性メモリ14がCPUバス15を介して接続されて、マイクロコンピュータの構成とされたものである。
CPU11は、各種のプログラムを実行し、各部に供給する制御信号を形成したり、各種の演算を行ったりするなど、制御部10における処理や制御の主体となるものである。ROM12は、CPU11が実行する各種のプログラムや処理に必要になるデータを記憶保持する。
また、RAM13は、処理の途中結果を一時記憶するなど、主に作業領域として用いられる。不揮発性メモリ14は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)やフラッシュメモリなどの電源が落とされても記憶データが消滅することのないメモリであり、電源が落とされても保持しておくべきデータ、例えば設定されたパラメータや追加されたプログラムなどを記憶保持する。
楽曲データ蓄積部21は、この実施の形態の音響再生装置において再生可能な楽曲データであって、例えば所定のデータ圧縮方式に従ってデータ圧縮されてものを多数記憶保持する。また、プレイリスト蓄積部22は、詳しくは後述もするように、楽曲データの識別情報と各楽曲データの再生態様を示す情報とからなる再生指示情報が、1つ以上まとめられて形成されたプレイリスト(再生指示リスト)を多数記憶保持することができるものである。
楽曲データ蓄積部21、プレイリスト蓄積部22としては、ハードディスク、MD(ミニディスク(登録商標))などの光磁気ディスク、CDやDVDなどの光ディスク、メモリカード、半導体メモリなど、種々の記憶媒体を用いることが考えられる。しかし、ここでは、説明を簡単にするため、楽曲データ蓄積部21、プレイリスト蓄積部22は、ハードディスクであるものとして説明する。
画像データ処理部31は、制御部10から表示データの供給を受けて、この表示データからLCD32に供給する映像信号を形成し、これをLCD32に供給することによって、制御部10からの表示データに応じた表示情報をLCD32の表示画面に表示する。なお、この実施の形態の音響再生装置においては、表示素子としてLCDを用いるようにしたが、これに限るものではなく、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの他の表示素子を用いるようにしてもよい。
また、楽曲データ再生部41は、制御部10により楽曲データ蓄積部21から読み出された楽曲データの供給を受けて、これを圧縮解凍処理してデータ圧縮前の元の楽曲データを復元すると共に、復元した楽曲データからスピーカ42に供給する形式のアナログ音声信号を形成し、これをスピーカ42に供給する。これにより、再生するようにされた楽曲データに応じた音声がスピーカ42から放音される。
なお、図示しないが、この実施の形態の楽曲データ再生部41には、ヘッドホン端子も接続するようにされており、当該ヘッドホン端子にヘッドホンが接続された場合には、楽曲データ再生部41において処理された音声信号は、スピーカ42にではなくヘッドホン端子を介して、これに接続されたヘッドホンに供給され、当該ヘッドホンを通じて再生音声を聴取することもできるようにしている。
また、きー操作部50は、再生キー、停止キー、早送りキー、早戻しキー、その他、各種のファンクションキーなどを備え、ユーザーからの操作入力を受け付けて、これに応じた電気信号を制御部10に供給することができるものである。これに応じて、制御部10は各部を制御し、ユーザーの指示に応じた処理を行うことができるようにしている。
また、外部I/F61、入出力端子62を通じて、パーソナルコンピュータなどの外部機器に接続することができるようにしている。そして、入出力端子62、外部I/F61を通じて、外部機器から楽曲データやプレイリストの供給を受け、楽曲データについては楽曲データ蓄積部21に格納し、プレイリストについては、プレイリスト蓄積部22に格納することができるようにしている。
逆に、制御部10の制御により、楽曲データ蓄積部21に格納されている楽曲データを制御部10、外部I/F61、入出力端子62を通じて外部機器に出力し、外部機器の記録媒体にバックアップを形成したり、同様にして、プレイリスト蓄積部22に記憶保持されているプレイリストのバックアップを外部機器の記録媒体に作成したりすることもできるようにしている。
そして、この実施の形態の音響再生装置においては、楽曲データ蓄積部21に蓄積されている楽曲データの中から目的とする楽曲データを選択して再生することができると共に、プレイリスト蓄積部22に蓄積されている多数のプレイリストの中から選択したプレイリストを用いて、1曲以上の楽曲データを、予め決められた再生態様で、自動的に再生することができるようにしている。
例えば、楽曲データ蓄積部21に蓄積されている目的とする楽曲データの再生は以下のようにして行われる。すなわち、キー操作部50を通じて受け付けた使用者からの指示入力に応じて、制御部10が楽曲データ蓄積部21に蓄積されている楽曲データの一覧リストを、画像データ処理部31を通じてLCD32の表示画面に表示し、この表示された一覧リストの中から目的とする楽曲データを、キー操作部50を通じて選択する。
このようにして選択された楽曲データが制御部10により楽曲データ蓄積部21から読み出されて、これが楽曲データ再生部41に供給されることにより、これが再生処理され、選択された楽曲データに応じた音声がスピーカ42から放音される。
また、プレイリスト蓄積部22に蓄積されているプレイリストを用いて楽曲データを再生する場合には、例えば、キー操作部50を通じて選択されたプレイリスト、あるいは、予め決められたプレイリストを、制御部10が、プレイリスト蓄積部22から読み出し、この読み出したプレイリストに従って、再生すべき楽曲データを楽曲データ蓄積部21から読み出すと共に、そのプレイリストに含まれる情報であって、読み出された楽曲データに対する再生態様を示す情報に応じた態様で当該楽曲データを再生するように、楽曲データ再生部41を制御する。このように、この実施の形態の音響再生装置は、1曲づつの再生も可能であるし、プレイリストを用いた、複数の楽曲データの一連の再生をも行うことができるものである。
また、この実施の形態の音響再生装置においては、制御部10は、キー操作部50を通じて、楽曲データの識別情報と、その再生データに対する再生態様を示す情報の入力を順次に受け付けて、この受け付けた情報に応じて制御部10がプレイリストを生成して、これをプレイリスト蓄積部22に追加記録することもできるようにしている。この場合、目的とする楽曲データの選択は、制御部10の制御により、画像データ処理部31を制御して、LCDの表示画面に楽曲データの一覧リストを表示し、これを用いることもできるようにしている。
すなわち、この実施の形態の制御部10は、画像データ処理部31及びLCD32やキー操作部50と協働することにより、プレイリスト生成部、プレイリスト選択部としての機能を実現することができるようにしている。
[プレイリストに関する機能の概要]
図2は、この実施の形態の音響再生装置におけるプレイリストに関する機能の概要を説明するための概念図である。図1を用いて上述したように、また、図2にも示すように、楽曲データ蓄積部21には、この実施の形態の音響再生装置において再生可能な多数の楽曲データが蓄積されている。
そして、この実施の形態の音響再生装置において、プレイリスト生成部10Aとしての機能は、制御部10が、画像データ処理部31及びLCD32やキー操作部50と協働することにより実現する。より具体的には、制御部10は、キー操作部50を通じてプレイリストを作成することの指示入力を受け付けると、楽曲データ蓄積部21に蓄積されている楽曲データに関する情報を参照して、再生可能な楽曲データの一覧リストを、画像データ処理部31を介してLCD32の表示画面に表示する。
ここで表示される楽曲データの一覧リストは、スクロール可能な態様で表示され、使用者は、キー操作部50を通じてスクロールを指示し、目的とする楽曲データを見つけ出して選択することができるようにしている。このようにして選択された楽曲データの識別情報が、プレイリストを構成する再生指示情報の楽曲識別情報として用いられるようにされる。ここで楽曲データの識別情報は、その楽曲データが格納されているファイルのファイル名や楽曲データの識別番号(ID番号)等の楽曲データを特定できる情報である。
さらに、制御部10は、上述したように選択され、楽曲識別情報が特定された楽曲データに対して、その楽曲データの再生態様を示す情報を、キー操作部50を通じて使用者から受け付けることができるようにしている。ここで、楽曲データの再生態様を示す情報は、詳しくは後述もするが、楽曲データの再生制御情報として用いられるものであり、この実施の形態の音響再生装置においては制御フラグの態様で再生指示情報に付加される。
このようにして、楽曲データの選択と、選択した楽曲データに対する再生態様を示す情報(再生制御情報)の入力を繰り返すことによって、複数の再生制御情報からならプレイリストが生成され、これがプレイリスト蓄積部22に蓄積される。なお、プレイリストは、必ず複数の再生制御情報を有しなければならないものではない。例えば、ただ1曲だけの楽曲データを繰り返し再生するようなプレイリストを形成することも可能である。
また、プレイリストは、この実施の形態の音響再生装置のプレイリスト生成機能を用いて生成するだけでなく、上述もしたように、入出力端子62に接続された例えばパーソナルコンピュータなどの外部機器において作成されたものの提供を受けることもできるようにされる。外部機器からのプレイリストは、入出力端子62、外部I/F61を通じて制御部10が受け付け、これを制御部10がプレイリスト蓄積部22に格納することもできるようにしている。
そして、プレイリスト蓄積部22に蓄積されたプレイリストの中から目的とするプレイリストを選択し、これを用いて楽曲データの再生を行う場合において必要となるプレイリスト選択部10Bとしての機能もまた、制御部10が、画像データ処理部31及びLCD32やキー操作部50と協働することにより実現する。
すなわち、制御部10は、キー操作部50を通じてプレイリストを選択することの指示入力を受け付けると、プレイリスト蓄積部22に蓄積されているプレイリストを参照して、利用可能なプレイリストの一覧リストを、画像データ処理部31を介してLCD32の表示画面に表示する。
ここで表示されるプレイリストの一覧リストは、スクロール可能な態様で表示され、使用者は、キー操作部50を通じてスクロールを指示し、目的とするプレイリストを選択することができるようにされる。このようにして選択されたプレイリストを用いて、制御部10は、再生する楽曲データを楽曲データ蓄積部21から読み出して楽曲データ再生部41に供給することにより再生するようにし、さらに、制御部10は、プレイリストの再生態様を示す情報(フラグ情報)に基づいて楽曲データ再生部41を制御し、再生態様を示す情報に応じた態様で楽曲データを再生し、スピーカ42等から再生音声を放音することができるようにしている。
[プレイリストの構成例について]
次に、この実施の形態の音響再生装置において用いられるプレイリストの構成例について説明する。図3は、この実施の形態の音響再生装置において用いられるプレイリストの構成例について説明するための図である。
図3Aに示すように、1つ以上の再生指示情報からなるものである。プレイリストを構成する再生指示情報は、図3Bに示すように、シーケンス番号(シーケンスNo.)P1と、楽曲識別情報P2と、再生制御情報P3とからなっている。シーケンス番号P1は、登録順に付与される番号であり、再生順番にも対応するものである。楽曲識別情報P2は、上述もしたように、楽曲データを特定することが可能なその楽曲データの格納先を示すファイル名や楽曲データのID番号等の情報である。
この実施の形態の音響再生装置において、再生制御情報P3は、3つの制御フラグ情報3a、3b、3cとして構成されている。そして、図3Bにも示したように、再生制御情報3aは、繰り返し再生のオン/オフのフラグであり、再生制御情報3bは、一定時間だけ再生のオン/オフのフラグである。また、再生制御情報3cは、頭から一定時間だけ飛ばして途中から再生のオン/オフのフラグである。
そして、図3Aに示した構造例のプレイリストは、「AAA」→「BBB」→「CCC」→「DDD」…の順番で楽曲データを再生することを指示する。さらに、図3Aに示した構造例のプレイリストは、楽曲データ「AAA」については、再生制御情報3aだけがオンにされて、繰り返し再生を行うことを指示する。また、楽曲データ「BBB」については、再生制御情報3bだけがオンにされており、楽曲データ「BBB」の先頭から一定時間だけ再生することを指示する。
また、楽曲データ「CCC」については、再生指示情報3cだけがオンにされており、楽曲データ「CCC」の先頭から一定時間だけ飛ばして途中から再生することを指示する。また、楽曲データ「DDD」については、再生指示情報3b、3cが共にオンにされており、楽曲データ「DDD」については、先頭から一定時間飛ばした後に、途中から一定時間だけ再生することを指示する。
すなわち、図3Aに示したプレイリストにおいては、楽曲データ「AAA」は繰り返し再生、楽曲データ「BBB」は楽曲の前部分だけ再生、楽曲データ「CCC」は楽曲の後ろ部分だけ再生、楽曲データ「DDD」は楽曲の中間部分だけ再生を行うことが指示されている。このように、楽曲データ毎に再生態様を設定することができるようにしている。
そして、この実施の形態の音響再生装置においては、再生制御情報3b、3cにおける一定時間は、すなわち、楽曲データを再生する一定時間や再生時間で換算して楽曲データを先頭から読み飛ばす一定時間は予め決められているものである。例えば、楽曲データを再生する一定時間は「1分間」、楽曲データを再生時間で換算して先頭から読み飛ばす一定時間は「1分30秒間」などのように予め決められている。これにより、再生制御情報の各フラグ情報3a、3b、3cについて、オン/オフの設定を行うだけで、楽曲データの再生態様を設定することができるようにされる。
このように、この実施の形態の音響再生装置においては、楽曲識別情報と再生制御情報とからなる再生指示情報を1つ以上有するプレイリストを用いて、目的とする楽曲データを目的とする順番で、かつ、目的とする再生態様で再生することができるようにしている。
[音響再生装置の処理について]
次に、この実施の形態の音響再生装置において行われるプレイリスト生成・登録処理、プレイリストに基づく楽曲の再生処理について、図4〜図6のフローチャートを用いて具体的に説明する。
[プレイリスト生成・登録処理について]
まず、プレイリスト生成・登録処理について説明する。図4は、この実施の形態の音響再生装置において行われるプレイリスト生成・登録処理を説明するためのフローチャートである。この図4に示すプレイリスト生成・登録処理は、キー操作部50を通じてプレイリストの生成処理を行うことが指示された場合に、主に制御部10において実行される処理である。
そして、キー操作部50を通じてプレイリストの生成処理を行うことが指示されると、制御部10は、図4に示す処理を実行し、楽曲データ蓄積部21の情報に基づいて、再生可能な楽曲データの一覧リストを、画像データ処理部31を通じてLCD32の表示画面に表示する(ステップS101)。
次に、制御部10は、キー操作部50を通じて楽曲データの選択入力を受け付ける(ステップS102)。ここで選択された楽曲データの識別情報が制御部10により特定され、これがRAM13に一時記憶される。そして、制御部10は、選択された楽曲データに対する再生制御情報(再生制御フラグ)の設定入力を受け付ける(ステップS103)。このステップS103で入力された再生制御情報もまた、ステップS102において選択された楽曲データについての特定された楽曲識別情報に関連付けるようにして、RAM13に一時記憶される。このようにして、プレイリストを構成する再生指示情報が順次に入力するようにされる。
そして、制御部10は、キー操作部50を通じて終了確認入力を受け付け(ステップS104)、受け付けた終了確認入力が終了を指示するものであるか否かを判断する(ステップS105)。ステップS105の判断処理において、受け付けた終了確認入力が終了を指示するものではないと判断したときには、ステップS102からの処理を繰り返し、楽曲データの選択と再生制御情報の設定とを繰り返し行うことができるようにされる。
なお、図4のフローチャートには示さないが、ステップS102の処理において、例えば、バックスキップキーに相当するキーを操作することにより、その直前に入力した再生指示情報にカーソルを位置付け、指示内容の修正や削除を行うこともできるようにしている。
また、ステップS105の判断処理において、受け付けた確認入力が終了を指示するものであると判断したときには、制御部10は、キー操作部50を通じてこれまでに入力した再生指示情報に基づいて、プレイリストを生成して登録するか否かの確認入力を受け付けるようにする(ステップS106)。
そして、制御部10は、ステップS106で受け付けた確認入力が、登録を指示するものであるか否かを判断する(ステップS107)。ステップS107の判断処理において、プレイリストの登録を指示する確認入力がなされたと判断したときには、制御部10は、上述もしたように、RAM13に一時記憶されている楽曲識別情報と再生制御情報とを有する再生指示情報からなるプレイリストを生成し、これをプレイリスト蓄積部22に登録(記録)して(ステップS108)、この図4に示すプレイリスト生成・登録処理を終了する。
また、ステップS107の判断処理において、プレイリストの登録を指示する確認入力がなされたと判断したときには、制御部10は、プレイリストの生成・登録は行わず、この図4に示す処理を終了する。
このようにして、この実施の形態の音響再生装置は、キー操作部50を通じて受け付けた情報に基づいて、再生制御情報を生成し、この再生制御情報を用いてプレイリストを生成し、プレイリスト蓄積部22に登録することができるようにしている。
また、上述もしたように、図3を用いて説明した構成のプレイリストをパーソナルコンピュータなどの外部機器において作成したプレイリストをプレイリスト蓄積部22に格納してこれを用いるようにすることももちろんできる。
なお、図4に示したプレイリスト生成・登録処理は、プレイリスト生成・登録処理の基本的な一例であり、他の種々の方式を用いて、プレイリストを生成し、登録するように構成することももちろん可能である。要は、目的とする楽曲データを特定し、それに対して再生制御情報を指定していき、プレイリストを生成、登録するようにすればよい。
[プレイリストに基づく楽曲の再生処理について]
次に、プレイリスト蓄積部22に蓄積されているプレイリストを用いて楽曲を再生する場合の処理について説明する。図5は、この実施の形態の音響再生装置において行われるプレイリストを用いて楽曲データを再生する場合の処理について説明するためのフローチャートであり、図6は、図5に示した処理のステップS207において実行される楽曲再生処理ルーチンを説明するためのフローチャートである。
図5に示す処理は、例えば、使用者によって用いるプレイリストが選択された後、あるいは、予め用いるプレイリストが決められており、プレイリストを用いた楽曲データの再生が指示された後において、主に制御部10が実行する。まず、制御部10は、使用するように選択されたプレイリストを、あるいは、決められたプレイリストを、プレイリスト蓄積部22から読み出して、当該プレイリストの先頭の再生指示情報に参照位置を位置付け(ステップS201)、その再生指示情報の要素を調べる(ステップS202)。
ステップS202の処理は、図3を用いて説明した構成を有する再生指示情報の楽曲識別情報P2と再生制御情報3a、3b、3cの各要素を特定する処理である。そして、制御部10は、ステップS202において調べた再生指示情報の要素に基づいて、まず、再生制情報(再生制御フラグ)3bがオンになっているか否かを判断する(ステップS203)。
再生制御フラグ3bは、図3を用いて説明したように、一定時間だけ再生のオン/オフのフラグであり、ステップS203の判断処理において、再生制御フラグ3bがオンになっていると判断したときには、楽曲データの再生時間を設定する処理を行う(ステップS204)。
上述もしたように、この実施の形態の音響再生装置においては、再生制御フラグ3bに応じて制御する、楽曲データを再生する一定時間は予め決められており、ステップS204においては、当該再生指示情報の楽曲識別情報P2によって特定される楽曲データを、再生時間にしてどれだけ再生するかを設定する。ここで設定された再生時間は、例えば、RAM13などのメモリに一時記憶される。
ステップS203の判断処理において、再生制御フラグ3bがオンではないと判断した場合、あるいは、ステップS204の処理により、楽曲データの再生時間を設定した後において、制御部10は、ステップS202において調べた再生指示情報の要素に基づいて、再生制御情報(再生制御フラグ)3cがオンになっているか否かを判断する(ステップS205)。
再生制御フラグ3cは、図3を用いて説明したように、頭から一定時間だけ飛ばして途中から再生のオン/オフのフラグであり、ステップS205の判断処理において、再生制御フラグ3cがオンになっていると判断したときには、楽曲データの読み飛ばし量を特定し、これに基づいて楽曲データの再生開始位置を設定する処理を行う(ステップS206)。
上述もしたように、この実施の形態の音響再生装置においては、再生制御フラグ3cに応じて制御する、楽曲データを先頭から読み飛ばす一定時間(再生時間で換算)は予め決められており、ステップS206においては、当該再生指示情報の楽曲識別情報によって特定される楽曲データについて、その先頭から再生時間にしてどれだけ読み飛ばし、当該楽曲データの何処の位置から再生を開始するかを設定する。ここで設定された再生開始位置もまた、RAM13などに一時記憶される。
ステップS205の判断処理において、再生制御フラグ3cがオンではないと判断した場合、あるいは、ステップS205の処理により、楽曲データの再生開始位置を設定した後において、制御部10は、後述する図6に示す楽曲再生処理ルーチンを実行して、参照するように位置付けられた再生指示情報の楽曲識別情報によって特定される楽曲データを、再生制御情報(再生制御フラグ)3a、3b、3cに応じた再生態様で再生する処理を実行する(ステップS207)。
この後、制御部10は、使用するようにしているプレイリストによって再生が指示された全ての楽曲データを再生したか否かを判断する(ステップS208)。ステップS208の判断処理において、使用しているプレイリストで指示される全ての楽曲データの再生を終了していないと判断したときには、制御部10は、当該プレイリストの次の再生指示情報に参照位置を位置付けて(ステップS209)、ステップS202からの処理を繰り返すようにする。
また、ステップS208の判断処理において、使用しているプレイリストで指示される全ての楽曲データの再生を終了したと判断したときには、制御部10は、この図5に示す処理を終了する。
次に、図5に示した処理のステップS207において実行される楽曲再生処理について説明する。すなわち、図5に示した処理のステップS207において、この実施の形態の音響再生装置の制御部10は、図6に示す処理を実行する。そして、まず、制御部10は、図5に示した処理のステップS206の処理により、楽曲の再生開始位置が設定されているか否かを判断する(ステップS301)。
ステップS301の判断処理において、楽曲の再生開始位置は設定されていないと判断したときには、再生対象の楽曲データについて、その先頭から再生を開始するようにする(ステップS302)。また、ステップS301の判断処理において、楽曲の再生開始位置が設定されていると判断したときには、再生対象の楽曲データについて、設定されている再生開始位置から再生を開始するようにする(ステップS303)。
そして、再生対象の楽曲データを楽曲データ蓄積部21から順次に読み出して、楽曲データ再生部41に供給して再生する処理を行う(ステップS304)。次に、制御部10は、図5に示した処理のステップS204の処理により、楽曲の再生時間が設定されているか否かを判断する(ステップS305)。
ステップS305の判断処理において、楽曲の再生時間は設定されていないと判断したときには、再生対象の楽曲を最後まで再生し終えたか否かを判断する(ステップS306)。ステップS306の判断処理において、再生対象の楽曲を最後まで再生し終えていないと判断したときには、ステップS304からの処理を繰り返し、再生対象の楽曲の再生を続行する。
また、ステップS305の判断処理において、楽曲の再生時間が設定されていると判断したときには、再生対象の楽曲を設定された再生時間まで再生し終えたか否かを判断する(ステップS307)。ステップS307の判断処理において、設定された再生時間まで再生し終えていないと判断したときには、ステップS304からの処理を繰り返し、再生対象の楽曲の再生を続行する。
そして、制御部10は、ステップS306の判断処理において、再生対象の楽曲を最後まで再生し終えたと判断したとき、または、ステップS307の判断処理において、設定された再生時間まで再生し終えたと判断したときには、参照位置が位置付けられている再生指示情報の再生制御情報(再生制御フラグ)3aがオンになっているか否かを判断する(ステップS308)。
図3を用いて説明したように、再生制御フラグ3aは、繰り返し再生のオン/オフのフラグであり、ステップS308の判断処理において、再生制御フラグ3aがオンでないと判断したときには、この図6に示す処理を抜けて、図5に示したステップS207の処理に戻り、その直後の処理(ステップS208の処理)を行うことになる。
また、ステップS308の判断処理において、再生制御フラグ3aがオンになっていると判断したときには、繰り返し済みか否かを判断する(ステップS309)。この309の判断処理は、例えば、RAM13に形成する一時フラグとしての繰り返しフラグのオン/オフを確認することにより判別することができる。
ステップS309の判断処理において、繰り返し済みである(繰り返しフラグがオンである)と判断したときには、繰り返しフラグをオフにし(ステップS310)、この図6に示す処理を抜けて、図5に示したステップS207の処理に戻り、その直後の処理(ステップS208の処理)を行うことになる。
また、ステップS309の判断処理において、繰り返し済みではないと判断したときには、繰り返しフラグをオンにして(ステップS311)、ステップS301からの処理を繰り返し、再生し終えた今回の再生対象の楽曲データの再度の再生(繰り返しての再生)を行うようにする。
このように、この実施の形態の音響再生装置においては、目的とする楽曲データを特定する楽曲識別情報と再生態様を指示する情報とからなる再生指示情報が集められたプレイリストを用いることによって、目的とする楽曲データを、目的とする再生態様で再生することができる。
なお、上述した実施の形態においては、再生制御フラグ3bがオンである場合の楽曲データを再生する一定時間や、再生制御情報3cがオンである場合の楽曲データを先頭から読み飛ばす一定時間(再生時間で換算)は予め決められているものとして説明した。この一定時間は、再生時間と読み飛ばし時間とで異ならせるようにすることもできる。また、これらの一定時間については、初めはデフォルトの値を設定しておき、使用者の指示入力に応じて変更することも可能である。
また、再生制御フラグ3bがオンである場合の楽曲データを再生する一定時間や、再生制御情報3cがオンである場合の楽曲データを先頭から読み飛ばす一定時間については、例えば、10秒単位、20秒単位、30秒単位などのように、予め決められた単位毎にランダムに設定するようにすることも可能である。
また、上述した実施の形態においては、プレイリストに登録する各楽曲データ毎に再生態様を示す再生制御情報(再生制御フラグ)を設定できるようにしたが、これに限るものではない。例えば、プレイリストに登録された全曲について、先頭から一定時間分ずつ再生する場合には、各楽曲毎に再生制御情報(再生制御フラグ)を設定する必要はなく、そのプレイリストの全体についての再生制御情報(再生制御フラグ)を設定しておくようにすることも可能である。
この場合には、プレイリスト毎に1つの再生指示情報(再生制御フラグ群)を対応付けるようにしておけばよいので、例えば、各プレイリストにヘッダ部分を設け、この部分に再生指示情報を付加するようにしたり、プレイリストの識別情報に関連付けた再生指示情報をプレイリストとは別のファイルに持つようにしたりすることによって対応できる。
このようにしておくことにより、例えば、プレイリストに登録された15曲全曲を先頭から一定時間づつ再生し、15分間でその全部を再生し終えるようにしたいという場合には、当該プレイリストに登録された15曲の楽曲について、先頭から1分間づつ再生するように設定するなどのことが可能となる。この場合、単に、総再生時間を指示すれば、目的とするプレイリストに登録された楽曲数に応じて、楽曲毎の再生時間を自動的に算出し、自動的に設定することが可能である。
[プレイリストの他の構成例について]
上述した実施の形態の音響再生装置において、再生態様を示す情報(再生制御情報)は、3種類のフラグ情報3a、3b、3cであるものとして説明した。しかし、これに限るものではない。上述した実施の形態の音響再生装置の場合のように、再生制御情報としてフラグ情報を用いるようにした場合には、フラグのオン/オフしか設定しないので、設定処理自体は簡単に行うことができるものの、再生時間か読み飛ばしの期間は予め決められる一定時間になさざるを得ない。
しかし、楽曲毎に再生する部分をより細かく指定できるようにしたいとする要求もある。例えば、楽曲Aについては、間奏だけを、楽曲Bについては、先頭から数十間だけを、楽曲Cについては、エンディング部分だけを再生するようにしたいなどという場合もある。このような場合にも対応できるようにするために、プレイリストを構成する再生指示情報を図3に示したものとは異なるものとすることも可能である。
図7は、プレイリストを構成する再生指示情報の他の構成例を説明するための図である。例えば、プレイリストの再生指示情報を、図7Aに示すように構成することも可能である。図7Aの場合には、シーケンス番号P1、楽曲識別情報P2は、図3を用いて説明したプレイリストの再生指示情報と同様に持つことになる。しかし、図7Aの場合には、再生制御情報P3として、繰り返し回数P31、再生時間P32、再生開始位置P33を有する構成とされたものである。
繰り返し回数P31は、その楽曲データの繰り返し回数を指示するものであり、0回(繰り返し無し)、1回(繰り返し1回)、2回(繰り返し2回)などのように、再生の繰り返しを行う数を指定する。再生時間P32は、その楽曲データの再生時間を指示するものであり、60秒間(1分間)、90秒間(1分30秒間)などのように、例えば秒単位に指示する。また、再生開始位置P33は、その楽曲データの再生を開始する位置を指示するものであり、例えば、先頭からの再生時間(秒単位)で指示することができるようにされる。例えば、先頭から再生する場合には、再生開始位置P33は、例えば、「000秒」であり、先頭から90秒後の位置が再生開始位置である場合には、「090秒」となる。
このように、繰り返し回数P31、再生時間P32、再生開始位置P33を再生制御情報として用いる場合には、再生する楽曲データ毎に、再生回数、再生開始位置、再生時間を細かく指示し、再生する楽曲データ毎に聴きたい部分だけを自動的に再生して聴取できるようにすることができる。
また、プレイリストを構成する再生指示情報の他の構成例としては、図7Bに示すように構成することも可能である。図7Bの場合においても、シーケンス番号P1、楽曲識別情報P2は、図3を用いて説明したプレイリストの再生指示情報と同様に持つことになる。そして、図7Bの場合には、再生制御情報P3として、繰り返し回数P31、再生開始位置P32S、再生終了位置P32Eを有する構成とされたものである。
図7Bに示す再生指示情報の繰り返し回数P31は、図7Aに示した繰り返し回数P31と同様に、その楽曲データの繰り返し回数を指示するものである。そして、この図7Bに示した構成の再生指示情報の場合には、生成する部分をその開始位置と終了位置とで特定することができるようにしている。
例えば、先頭から60秒間再生したい場合には、再生開始位置P32Sには、「000秒」と設定され、再生終了位置P32Eには、「060秒」と設定される。また、先頭から65秒経過した位置から30秒間の部分を再生したい場合には、再生開始位置には、「065秒」と設定され、再生終了位置P32Eには、「095秒」と設定される。
このように、図7Bに示した構成の再生指示情報からなるプレイリストを用いることによっても、再生する楽曲データ毎に、再生回数、再生開始位置、再生終了位置を細かく指示し、再生する楽曲データ毎に聴きたい部分だけを自動的に再生して聴取できるようにすることができる。
なお、上述した実施の形態の音響再生装置は、例えば携帯型のものとして説明したが、これに限るものではない。設置型のものにも、また、車載用のものにも適用可能である。また、楽曲データのみを再生する場合に限るものではなく、楽曲と映像とが同期を取って再生するようにされるAVデータを再生する場合にもこの発明を適用することができる。
また、図4、図5、図6に示したフローチャートは、この発明の方法が適用されたものである。そして、図4、図5、図6に示したフローチャートに応じたプログラムを作成することにより、この発明によるプログラムを実現できる。そして、このようにして形成したプログラムを、音響再生機能を備えた電子機器に搭載することによって、この発明による音響再生装置を実現することも可能である。
また、上述した実施の形態においては、楽曲データは、音響再生装置が備える楽曲データ蓄積部に蓄積されているものとして説明したが、これに限るものではない。例えば、インターネットなどのネットワークへの接続機能を搭載することによって、再生する楽曲データをネットワーク上の楽曲サーバからダウンロードしてきて再生したり、順次に提供を受けて、いわゆるストリーミング再生を行うように構成したりすることも可能である。
この発明による装置、方法、プログラムの一実施の形態が適用された音響再生装置を説明するためのブロック図である。 図1に示した音響再生装置におけるプレイリストに関する機能の概要を説明するための概念図である。 図1に示した音響再生装置において用いられるプレイリストの構成例について説明するための図である。 図1に示した音響再生装置において行われるプレイリスト生成・登録処理を説明するためのフローチャートである。 図1に示した音響再生装置において行われるプレイリストを用いて楽曲データを再生する場合の処理について説明するためのフローチャートである。 図1に示した音響再生装置において行われる楽曲再生処理を説明するためのフローチャートである。 プレイリストを構成する再生指示情報の他の構成例を説明するための図である。
符号の説明
10…制御部、11…CPU、12…ROM、13…RAM、14…不揮発性メモリ、15…CPUバス、21…楽曲データ蓄積部、22…プレイリスト蓄積部、31…画像データ処理部、32…LCD、41…楽曲データ再生部、42…スピーカ、50…キー操作部、61…外部I/F、62…入出力端子52

Claims (9)

  1. 楽曲データの供給を受けて、これを再生するようにする再生手段と、
    再生すべき楽曲データの識別情報と、楽曲データの再生態様を示す情報とからなる再生指示リストを1以上記憶保持するリスト保持手段と、
    前記リスト保持手段に記憶保持されている1以上の前記再生指示リストから、用いる再生指示リストを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された前記再生指示リストに従って、指示された楽曲データを、指示された再生態様で再生するように前記再生手段を制御する再生制御手段と
    を備えることを特徴とする音響再生装置。
  2. 請求項1に記載の音響再生装置であって、
    前記再生指示リストを形成する各再生指示情報の楽曲データについての再生態様を示す情報は、繰り返し再生を行うか否かの指示と、所定時間だけ再生を行うか否かの指示と、先頭から所定時間だけ飛ばして途中から再生を行うか否かの指示との内の少なくとも1つ以上を含むことを特徴とする音響再生装置。
  3. 請求項1に記載の音響再生装置であって、
    楽曲データの識別情報の選択入力を受け付ける第1の受付手段と、
    楽曲データの再生態様を示す情報を受け付ける第2の受付手段と、
    前記第1、第2の受付手段を通じて受け付けた情報に基づいて形成される1つ以上の再生指示情報からなる再生指示リストを生成し、前記リスト保持手段に記録するリスト生成手段と
    を備えることを特徴とする音響再生装置。
  4. 再生すべき楽曲データの識別情報と、楽曲データの再生態様を示す情報とからなる再生指示リストを、1以上記録媒体に記憶保持するようにし、
    記憶保持されている1以上の前記再生指示リストから、用いる再生指示リストを選択し、
    選択した前記再生指示リストに従って、指示された楽曲データを、指示された再生態様で再生するように制御する
    ことを特徴とする音響再生方法。
  5. 請求項4に記載の音響再生方法であって、
    前記再生指示リストを形成する各再生指示情報の楽曲データについての再生態様を示す情報は、繰り返し再生を行うか否かの指示と、所定時間だけ再生を行うか否かの指示と、先頭から所定時間だけ飛ばして途中から再生を行うか否かの指示との内の少なくとも1つ以上を含むことを特徴とする音響再生方法。
  6. 請求項4に記載の音響再生方法であって、
    楽曲データの識別情報の選択入力を受け付ける第1の受付工程と、
    楽曲データの再生態様を示す情報を受け付ける第2の受付工程と、
    前記第1、第2の受付工程を通じて受け付けた情報に基づいて形成される1つ以上の再生指示情報からなる再生指示リストを生成し、前記記録媒体に記録するリスト生成工程と
    を有することを特徴とする音響再生方法。
  7. 楽曲データを再生する音響再生装置に搭載されたコンピュータに実行させるプログラムであって、
    再生すべき楽曲データの識別情報と、楽曲データの再生態様を示す情報とからなる再生指示リストを1つ以上記録媒体に記憶保持するようにするリスト保持ステップと、
    記憶保持されている1以上の前記再生指示リストから、用いる再生指示リストを選択する選択工程と、
    前記選択工程において選択した前記再生指示リストに従って、指示された楽曲データを、指示された再生態様で再生するように再生手段を制御する再生制御ステップと
    を実行することを特徴とする音響再生プログラム。
  8. 請求項7に記載の音響再生プログラムであって、
    前記再生指示リストを形成する各再生指示情報の楽曲データについての再生態様を示す情報は、繰り返し再生を行うか否かの指示と、所定時間だけ再生を行うか否かの指示と、先頭から所定時間だけ飛ばして途中から再生を行うか否かの指示との内の少なくとも1つ以上を含むことを特徴とする音響再生プログラム。
  9. 請求項7に記載の音響再生プログラムであって、
    楽曲データの識別情報の選択入力を受け付ける第1の受付ステップと、
    楽曲データの再生態様を示す情報を受け付ける第2の受付ステップと、
    前記第1、第2の受付工程を通じて受け付けた情報に基づいて形成される1つ以上の再生指示情報からなる再生指示リストを生成するリスト生成ステップと
    を実行し、
    前記リスト保持ステップにおいては、前記リスト生成ステップにおいて生成した前記再生指示リストを前記記録媒体に記録することを特徴とする音響再生プログラム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013246350A (ja) * 2012-05-28 2013-12-09 Denso Corp 楽曲データ出力装置及び楽曲データ出力システム
JP2014154188A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Pioneer Electronic Corp プレイリスト作成装置及びプレイリスト作成方法、並びにプログラム
JP2015185195A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 株式会社デンソー 音響・映像機器の再生制御装置
JP2019120898A (ja) * 2018-01-11 2019-07-22 アルパイン株式会社 オーディオ装置

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