JP2007249337A - ゲート装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】非接触媒体を受け付けて案内媒体を放出し、この案内媒体の渡し違いを防止するゲート装置を提供する。
【解決手段】ゲート装置に、ゲートの通過に関する通過情報が記録された非接触媒体から前記通過情報を非接触で読み取る非接触読取手段と、読み取った前記通過情報に基づいて利用者への案内情報を記録した案内媒体を放出口へ搬送する搬送手段と、前記案内媒体を前記放出口で抜き取り可能に保持する保持手段と、前記保持手段による前記案内媒体の保持状態を切り替える切替手段とを備えた。
【選択図】図4

Description

この発明は、例えば空港の出発ゲートなどのゲートに備えられ、非接触ICや二次元バーコードといった方式による非接触媒体を読み取り、案内媒体を放出するようなゲート装置に関する。
従来、航空座席の予約を受け付けておき、挿入された個人情報カードに基づいて座席券を排出する改札装置が提案されている(特許文献1参照)。
この改札装置は、挿入された個人情報カードから磁気データで記録された予約情報を読み出して上位装置に送信する。上位装置は、予約情報を照会し、OKなら座席券発券情報を編集して改札装置に出力する。改札装置は、この座席券発券情報に基づいて、座席情報を個人情報カードまたは座席用紙に印字して排出する。
このような改札装置を設置する空港では、利用者(旅客)が改札装置に個人情報カード等の媒体を挿入すると、改札装置から放出された媒体を係員が抜き取って利用者に手渡すという運用がなされている。
一方、近年では、磁気データを記録する媒体の代わりに、非接触ICや二次元バーコードといった方式により非接触で情報が読み取れる非接触媒体が利用されている。この非接触媒体は、改札装置に取り込まれることなく非接触で情報が読み取られる。
このため、非接触媒体を改札装置に読み取らせた利用者と排出された媒体との対応づけが係員に解りづらく、係員による媒体の渡し違いが発生するという問題がある。
詳述すると、例えば非接触媒体を正しくかざしていなかった利用者や、非接触媒体が無効であった利用者には、予約情報を紹介して座席券発券情報を取得することができないので、改札装置から媒体が放出されない。しかし、次の利用者が非接触媒体を正しくかざすと、この利用者に対する媒体が改札装置から放出されるので、これを係員が前の利用者に渡してしまうことがある。また、媒体の渡し忘れにより、前の利用者に渡すべき媒体を次の利用者に渡してしまうことがある。そして、一度渡し違いが発生すると、連続して通過する利用者に次々と違う媒体を渡してしまうことになる。このような状態が生じると、後に収拾を付けることが非常に困難になり、場合によっては航空機の出発時間を大幅に遅らせてしまうという問題がある。
しかし、上述した改札装置は、このような渡し違いを効果的に防止できるものではなく、特に非接触媒体については全く考慮されていなかった。
特開平10−149462号公報
この発明は、上述の問題に鑑み、非接触媒体を受け付けて案内媒体を放出し、この案内媒体の渡し違いを防止するゲート装置を提供することを目的とする。
この発明は、ゲートの通過に関する通過情報が記録された非接触媒体から前記通過情報を非接触で読み取る非接触読取手段と、読み取った前記通過情報に基づいて利用者への案内情報を記録した案内媒体を放出口へ搬送する搬送手段と、前記案内媒体を前記放出口で抜き取り可能に保持する保持手段と、前記保持手段による前記案内媒体の保持状態を切り替える切替手段とを備えたゲート装置であることを特徴とする。
前記非接触媒体は、非接触IC媒体、バーコード媒体、またはこれらの両方など、非接触で情報を読み取り可能な媒体で構成することができる。
前記通過情報は、出発地と到着地に関する情報など、ゲートの通過に関する情報で構成することができる。
前記非接触読取手段は、非接触IC媒体リーダ、バーコードリーダ、またはこれらの両方など、非接触で情報を読み取る手段で構成することができる。
前記案内情報は、座席情報、搭乗便情報、到着地情報、またはこれらの複数など、案内に関する情報で構成することができる。
前記案内媒体は、紙などの媒体で構成することができる。
この発明により、保持手段により保持した案内媒体を係員に抜き取らせる際に、保持状態の違いを係員に認識させることができる。
またこの発明の態様として、ゲートを通過する利用者と前記放出口の案内媒体とが正しく対応しているか否か判定する整合性判定手段を備え、前記切替手段を、該整合性判定手段による判定結果に基づいて切り替えを実行する構成にすることができる。
前記整合性判定手段は、利用者の通過を検知する通過センサを備えて該通過センサで検知した利用者の通過人数と放出した案内媒体の枚数が一致するか否か判定する手段など、ゲートを通過する利用者と前記放出口の案内媒体とが正しく対応しているか否か判定する手段で構成することができる。
この態様により、整合性が取れなくなった段階で保持手段による保持状態を切り替えることができ、案内媒体を抜き取る感触の違いにより係員に整合性が取れなくなったことを認識させることができる。
またこの発明の態様として、前記非接触読取手段を、読取方式の異なる複数種類の非接触媒体から前記通過情報を非接触で読み取る構成とし、前記非接触媒体の種類を判定する媒体種類判定手段を備え、前記切替手段を、前記媒体種類判定手段による判定結果に基づいて切り替えを実行する構成にすることができる。
これにより、係員が目視確認した利用者の非接触媒体の種類と案内媒体を抜き取る感触とが正しく一致するか否か係員に判断させることができ、係員による案内媒体の渡し違いを防止することができる。
またこの発明の態様として、前記切替手段を、前記保持手段による保持力を切り替える保持力切替手段で構成することができる。
前記保持力切替手段は、案内媒体に接触する接触部と、該接触部を付勢するバネなどの付勢手段と、該付勢手段による付勢力を変化させるソレノイドなどの駆動手段とで構成するなど、保持力を切り替える手段で構成することができる。
この態様により、案内媒体を抜き取る際の重みの違いを係員に認識させることができ、係員による案内媒体の渡し違いを防止することができる。
またこの発明の態様として、前記保持手段を、前記案内媒体を挟持して保持する挟持手段で構成することができる。
この態様により、案内媒体を容易に保持することができる。
またこの発明の態様として、連続紙に幅方向の切れ目を部分的に入れることができ該切れ目より先端側部分を前記案内媒体とする切断手段を備え、前記切替手段を、前記切断手段を切替制御して切れ目の入っている切断部分と切れ目の入っていない連続部分との割合を切り替える切断割合切替手段で構成することができる。
前記切断手段は、連続紙を繰出方向に対して直角あるいは斜めに切断するカッター等の手段で構成することができる。
前記切断割合切替手段は、切断部分と連続部分との両方が存在する状態でその割合を切り替える制御、または、切断部分と連続部分の両方が存在する状態と連続部分が存在しない状態(切断部分と連続部分が10対0の割合の状態)とに切り替える制御など、適宜の制御を行う構成とすることができる。
この態様により、保持手段による案内媒体の保持状態を、保持している案内媒体が連続紙本体と部分的に繋がっている状態、保持している案内媒体が連続紙本体と分離されている状態など、適宜の状態に切り替えることができる。
これにより、連続紙本体から案内媒体を分離する際に連続部分が破れる感触による感触の違いを係員に認識させることができ、係員による案内媒体の渡し違いを防止することができる。
この発明により、非接触媒体を受け付けて案内媒体を放出し、この案内媒体の渡し違いを防止するゲート装置を提供することができる。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1はゲートに設けられた自動改札機1の正面図を示し、図2は自動改札機1の平面図を示す。
自動改札機1は、普通人の腹部程度の高さで、利用者の通過方向となる左右方向に長い略直方体形状に形成されている。自動改札機1の正面の下から3/4程度の高さ位置には、左右方向に等間隔に並べられた複数のセンサで構成される人間検知センサ群5が設けられている。
自動改札機1の右側(進入側)の上面部には、二次元バーコードリーダ3および非接触ICリーダライタ4が設けられている。二次元バーコードリーダ3は、二次元バーコードをスキャニングして画像認識する装置であり、図2に示すようにスキャニングを行う二次元バーコード読取部2が二次元バーコードリーダ3の上面中央に設けられている。非接触ICリーダライタ4は、二次元バーコードリーダ3の周囲を取り巻くように配置されたアンテナによって構成されている。
自動改札機1の上面中央には、青色表示ランプ6と赤色表示ランプ7とが自動改札機1の幅方向(図2の上下方向)に並設されている。青色表示ランプ6は、通過可否の判定がOKの場合に点灯する青色のランプであり、赤色表示ランプ7は、通過可否の判定がNGの場合に点灯する赤色のランプである。
自動改札機1の左側(出口側)の上部には、発券機8が設けられており、自動改札機1の左側上面に該発券機8の券放出部8aが設けられている。
図3は、発券機8の内部を正面から見た構成図を示す。
発券機8は、フレーム9内の左下に設けられたロール紙ホルダ11にサーマルロール紙10が取り付けられている。このサーマルロール紙10は、ロール状に巻かれた連続紙であり、先端が下方から右へ伸びて右横のガイドローラ12でガイドされて上方へ曲げられ、搬送ローラ13,14,23,29を介してキャッチングローラ37まで真っ直ぐ通されている。
ガイドローラ12からキャッチングローラ37までの構成について詳述すると、ガイドローラ12の後段には、サーマルロール紙10がロール紙ホルダ11にセットされているか否か検知するロール紙セット検知センサ44が設けられている。
ロール紙セット検知センサ44の後段には、搬送ローラ13,14が設けられており、該搬送ローラ13,14の近傍にプーリ16を有するモータ17が設けられている。この搬送ローラ13,14と、モータ17により回転するプーリ16とには、ベルト15が張架されている。従って、モータ17が回転するとプーリ16およびベルト15を介して搬送ローラ13,14も回転する。
前段側の搬送ローラ13には、該搬送ローラ13側へバネ20により付勢されるタッチローラ18が対向配置されている。また、後段側の搬送ローラ14には、該搬送ローラ14側へバネ21により付勢されるタッチローラ19が対向配置されている。これらのタッチローラ18,19は、自由に回転するローラである。これにより、搬送ローラ13とタッチローラ18、および搬送ローラ14とタッチローラ19でサーマルロール紙10をそれぞれ挟んで回転し、サーマルロール紙10を搬送することができる。
搬送ローラ14の後段には、ロータリカッタ22が設けられている。このロータリカッタ22は、サーマルロール紙10を幅方向に完全に切断し、この切断部より先端側部分を券47(図4参照)として分離するものである。
ロータリカッタ22の後段には、搬送ローラ23、プラテンローラ26、および搬送ローラ29が設けられている。この搬送ローラ23,29およびプラテンローラ26の近傍には、モータ35と、該モータ35により回転するプーリ34と、テンションプーリ32とが設けられている。搬送ローラ23,29、プラテンローラ26、テンションプーリ32、およびプーリ34には、ベルト33が張架されている。従って、ベルト33はテンションプーリ32によってテンションが係った状態に維持される。モータ35の回転力は、まずプーリ34に伝わり、さらにベルト33を介して搬送ローラ23,29、プラテンローラ26に伝わってこれらが全て回転する。
前段の搬送ローラ23には、該搬送ローラ23側へバネ25により付勢されるタッチローラ24が対向配置されている。このタッチローラ24は、自由に回転するローラである。これにより、サーマルロール紙10から切断された券47を、搬送ローラ23とタッチローラ24で挟んで搬送することができる。
中段のプラテンローラ26には、該プラテンローラ26側へバネ28で付勢されるサーマルヘッド27が対向配置されている。このサーマルヘッド27は、座席情報などの案内情報を券47に印字するものであり、情報を書き込む書込手段として機能する。
このサーマルヘッド27の前段で、前記搬送ローラ23の後段には、印字位置決めセンサ45が設けられている。この印字位置決めセンサ45により、サーマルロール紙10から切断された券47の正しい位置に、サーマルヘッド27で文字を印字することができる。
後段の搬送ローラ29には、該搬送ローラ29側へバネ31で付勢されタッチローラ30が対向配置されている。このタッチローラ30は、自由に回転するローラである。これにより、券47を、搬送ローラ29とタッチローラ30とで挟んで搬送することができる。
搬送ローラ29の後段には、券放出検知センサ46が設けられている。この券放出検知センサ46により、券47を放出したか否か、及び券47が抜き取られたか否かを検知できる。
券放出検知センサ46の後段には、キャッチングローラ37が設けられており、このキャッチングローラ37と対向して、キャッチングローラ37が当接するガイド36が設けられている。
前記キャッチングローラ37は、逆L字型のレバー38の先端に設けられている。該レバー38は、キャッチングローラ37がガイド36に近づく方向と遠ざかる方向へ回転可能に略中央部でシャフト39により軸支されている。レバー38のキャッチングローラ37と逆の端部には、バネ40の一端が連結されている。バネ40の他端は、ソレノイド41のプランジャ42の先端部近傍に接続されている。プランジャ42の先端側には、プランジャ42がソレノイド41から突出する距離を一定距離までに規制するストッパ43が設けられている。
これにより、図4(A)の拡大図に示すように、キャッチングローラ37はバネ40の付勢力(この実施例では引っ張る力)によって常時ガイド36へ向けて付勢される。従って、キャッチングローラ37とガイド36とで券47をある程度の押圧力で挟持することができる。
また、図4(B)の拡大図に示すように、ソレノイド41をONにしてプランジャ42を後退させると、バネ40が引っ張られ、該バネ40による付勢力が強くなってキャッチングローラ37とガイド36とで券47を強い押圧力で挟持することができる。
図5は、自動改札機1の構成を示すブロック図である。
自動改札機1は、CPU51と、CPU51に接続されたインタフェース52と、インタフェース52に接続された二次元バーコードリーダ3、非接触ICリーダライタ4、人間検知センサ群5、青色表示ランプ6、赤色表示ランプ7、および発券機8とにより構成されている。
二次元バーコードリーダ3は、二次元バーコード読取部2(図2参照)によりスキャニングした二次元バーコードから画像処理によって情報を取得し、取得した情報をCPU51に送信する。この情報には、航空会社の利用者会員番号、予約番号、出発地情報、到着地情報、および利用日時情報といった通過可否に関する通過情報が含まれている。
非接触ICリーダライタ4は、アンテナから電磁波を照射し、磁界を用いて非接触IC媒体と情報の送受信を行い、非接触IC媒体から取得した情報をCPU51に送信する。この情報には、航空会社の利用者会員番号、予約番号、出発地情報、到着地情報、および利用日時情報といった通過可否に関する通過情報が含まれている。
青色表示ランプ6は、CPU51の点灯/消灯制御により青色の光を発する。
赤色表示ランプ7は、CPU51の点灯/消灯制御により赤色の光を発する。
発券機8は、CPU51の制御に従って、券47を発券する。
図6は、発券機8の構成を示すブロック図である。
発券機8は、CPU55と、該CPU55に接続されたインタフェース56と、該インタフェース56に接続されたモータ17、ロータリカッタ22、サーマルヘッド27、モータ35、ソレノイド41、ロール紙セット検知センサ44、印字位置決めセンサ45、および券放出検知センサ46で構成されている。
モータ17,35は、CPU55の制御に従って回転および停止する。
ロータリカッタ22は、CPU55の制御に従ってサーマルロール紙10の切断を実行する。
サーマルヘッド27は、CPU55の制御に従って座席情報などの各種情報を、サーマルロール紙10から切断された券47に印字する。
ソレノイド41は、CPU55のON/OFF制御に従ってプランジャ42の後退および突出を実行する。
ロール紙セット検知センサ44は、サーマルロール紙10の有無を検知して検知信号をCPU55に送信する。
印字位置決めセンサ45は、搬送されてくる券47の先端を検知して印字位置を決定するためのセンサであり、検知した検知信号をCPU55に送信する。
券放出検知センサ46は、券47が放出されたか否かと、券47が抜き取られたか否かを検知するセンサであり、検知した検知信号をCPU55に送信する。
図7は、自動改札機1のCPU51が実行する動作のフローチャートを示す。
CPU51は、二次元バーコードリーダ3または非接触ICリーダライタ4で利用者の保有する非接触媒体(二次元バーコード媒体または非接触IC媒体)から情報を読み取るまで待機する(ステップS1:No)。
非接触媒体から情報を読み取ると(ステップS1:Yes)、CPU51は、通過可否の判定を行い、判定NGであれば(ステップS2:No)、利用者の通過を阻止する(ステップS3)。この通過の阻止は、赤色表示ランプ7を点灯することで、係員の応対によって実現する。なお、駆動手段により開閉駆動される扉を設けて該扉を閉じることで通過を阻止する構成にしてもよい。
通過可否の判定で判定OKであれば(ステップS2:Yes)、CPU51は、発券機8による発券を実行し(ステップS4)、券放出検知センサ46により券47の発券枚数をカウントする(ステップS5)。
CPU51は、人間検知センサ群5で検知した利用者の通過人数と、券放出検知センサ46により検知した発券枚数とが一致すれば(ステップS6:Yes)ステップS8に処理を進める。このときソレノイド41はOFF状態であり、ガイド36とキャッチングローラ37とによる券47の挟持力が弱い状態である。このため、ガイド36とキャッチングローラ37とは、券47を係員が軽い力で抜き取れる状態(摩擦などによる抜き取り抵抗力が弱い状態)で挟持している。
一致しなければ(ステップS6:No)、ソレノイド41をONにしてガイド36とキャッチングローラ37とによる券47の挟持力を強くし、係員による券47の抜き取りに強い力が必要な状態(摩擦などによる抜き取り抵抗力が強い状態)にする(ステップS7)。これにより、係員は券47を抜き取る際に通常より重く感じ、異常があったことを認識することができる。従って、券47の渡し違いにすぐに気づき、その場で訂正して直すことができる。
CPU51は、人間検知センサ群5のうち進入検知センサとしても機能する進入側のセンサにより、次の利用者がいるか否かを検知し、次の利用者がいれば(ステップS8:Yes)、ステップS1に処理を戻して繰り返す。
次の利用者がいなければ(ステップS8:No)、CPU51は待機状態に移行し(ステップS9)、処理を終了する。
以上の構成および動作により、通過人数と発券枚数が一致している間、つまり券47の渡し違いが発生していないと考えられる間は、券47の放出時に、ガイド36およびキャッチングローラ37が通常の挟持力で券47を挟持することができる。そして、通過人数と発券枚数が不一致になって券47の渡し違いが発生したと考えられる場合に、すぐに挟持力を強くして、券47を抜き取りづらくさせることができる。これにより、係員は券47の抜き取りが重くなったことを感触で認識でき、異常の発生を認識することができる。
このように係員は手の感触で異常の発生を認識できるため、券放出部8aや青色表示ランプ6や赤色表示ランプ7等を見ていなくても、券47の渡し違いを防止できる。従って、通路L(図2参照)を矢印Y方向に通過する利用者に対してきめ細かい対応をしつつ券47の渡し違いを防止することができる。
また、青色表示ランプ6や赤色表示ランプ7、あるいは警告音などで係員の視覚や聴覚に報知する方法であれば、この報知を自動改札機1の通過可否の判定で通過不可と判定された報知と間違う可能性があるが、通過可否の報知とは全く異なる感覚器官である触覚に報知することで、このような間違いを防止することができる。
なお、ステップS7でONにしたソレノイド41は、券放出検知センサ46で券47の抜き取りを検知したタイミングでOFFにする、あるいはステップS9でOFFにするなど、券47抜き取り後の適宜のタイミングでOFFにすると良い。
実施例2として、券47(図4参照)を抜き取る感触をロータリカッタ22(図3参照)のカット量で切り替える場合の自動改札機1について説明する。
この場合、実施例1の自動改札機1におけるソレノイド41が不要となる。
また、ロータリカッタ22は、サーマルロール紙10から券47を完全に分離する完全切断(フルカット)と、部分的に切断する部分切断(パーシャルカット)とを、CPU55の切り替え制御に従って実行する。
完全切断は、図8(A)の拡大図に示すように、サーマルロール紙10に幅方向に一直線の切れ目61を入れる切断である。これにより、切れ目61より先端側部分を券47として完全に分離する。
部分切断は、図8(B)の拡大図に示すように、サーマルロール紙10の幅方向一端(この実施例では右端)に連続部63を残してその横から他端(この実施例では左端)まで一直線の切れ目62を入れる切断である。これにより、切れ目62より先端側部分で構成される券47は、サーマルロール紙10に繋がっている状態となる。
その他の構成は、実施例1の自動改札機1と同一であるので、詳細な説明を省略する。
このように構成された実施例2の自動改札機1は、図7と共に説明したステップS7で、上述した部分切断を実行する構成にすればよい。また、ステップS6で通過人数と発券枚数が同一であった場合は、上述した完全切断を実行してステップS8に処理を進める構成にすると良い。
その他の動作は、実施例1の自動改札機1と同一であるので、詳細な説明を省略する。
以上の構成および動作により、係員は券47を抜き取る際の感触の違い(連続部63が破れる感触があるか否かの違い)によって異常の発生を認識でき、実施例1と同様の効果を得ることができる。
なお、ロータリカッタ22の代わりにスライドカッタを用いてもよい。この場合は、券47の幅方向中央に連続部63を残し、その両横に一直線の切れ目62を形成するなど、任意の切れ目62と連続部63を形成することができる。
実施例3として、係員が券47を抜き取る感触を、通過する利用者が用いる非接触媒体の種類によって切り替える自動改札機1について説明する。
この場合の自動改札機1の構成は、上述した実施例1と同一であるので、その詳細な説明を省略する。
図9は、実施例3の自動改札機1のCPU51が実行する動作のフローチャートを示す。
CPU51は、二次元バーコードリーダ3または非接触ICリーダライタ4で利用者の保有する非接触媒体(二次元バーコード媒体または非接触IC媒体)から情報を読み取るまで待機する(ステップS21:No)。
非接触媒体から情報を読み取ると(ステップS21:Yes)、CPU51は、通過可否の判定を行い、判定NGであれば(ステップS22:No)、利用者の通過を阻止する(ステップS23)。
通過可否の判定で判定OKであれば(ステップS22:Yes)、CPU51は、発券機8による発券を実行し(ステップS24)、読み取った媒体が二次元バーコードか非接触IC媒体かを判定する(ステップS25)。
CPU51は、読み取った非接触媒体が二次元バーコードであれば(ステップS25:Yes)、ソレノイド41をONにしてガイド36とキャッチングローラ37とによる券47の挟持力を強くする(ステップS26)。これにより、係員は券47を抜き取る際に通常より重く感じ、二次元バーコードに対応する券47であることを認識できる。従って、目視確認した利用者の非接触媒体が非接触IC媒体であれば、対応が一致しておらず券47の渡し違いになることにすぐに気付くことができる。
前記ステップS25で二次元バーコードでなければ(ステップS25:No)、ソレノイド41をOFFのままにしてガイド36とキャッチングローラ37とによる券47の挟持力を弱くしておく。これにより、係員は券47を抜き取る際に通常の重さに感じ、非接触IC媒体に対応する券47であることを認識できる。従って、目視確認した利用者の非接触媒体が二次元バーコードであれば、対応が一致しておらず券47の渡し違いになることにすぐに気付くことができる。
CPU51は、人間検知センサ群5のうち進入検知センサとしても機能する進入側のセンサにより、次の利用者がいるか否かを検知し、次の利用者がいれば(ステップS27:Yes)、ステップS21に処理を戻して繰り返す。
次の利用者がいなければ(ステップS27:No)、CPU51は待機状態に移行し(ステップS28)、処理を終了する。
以上の構成および動作により、読み取った非接触媒体の種類に対応して券47を抜き取る感触を異ならせることができる。これにより、係員は、通過する利用者が二次元バーコードリーダ3や非接触ICリーダライタ4にかざした非接触媒体が二次元バーコードと非接触IC媒体とのいずれの種類かを目視確認し、確認した種類に対応する重さで券47を抜き取ることができれば渡し間違いではなく、そうでなければ渡し間違いであることを認識できる。
従って、実施例1と同様に、係員は手の感触で認識できるため、券放出部8aや青色表示ランプ6や赤色表示ランプ7等を見ていなくても、券47の渡し違いを防止できる。従って、係員は、利用者に対してきめ細かい対応をしつつ、券47の渡し違いを防止できる。
なお、以上の各実施例では、券47を挟持する押圧力の違いや、完全切断か部分切断かの違いにより券47を抜き取る感触を変化させたが、券47のうち、ガイド36とキャッチングローラ37より発券機8の内側に残っている部分の長さを異ならせ、この長さの違いによって感触を変化させてもよい。
この場合、ガイド36とキャッチングローラ37との押圧力によって券47の抜き取り中に一定の力(摩擦力などの抜き取り抵抗力)がかかっている長さが変わる。このため、この一定の力がかかっている長さが長いか短いかにより、係員が異常などを認識できる。
また、券47を抜き取る感触の違いは、2段階に限らず、複数段階に構成してもよい。この場合、多種類の情報を係員に感触で伝えることができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明のゲート装置は、実施形態の自動改札機1に対応し、
以下同様に、
非接触読取手段は、二次元バーコードリーダ3および非接触ICリーダライタ4に対応し、
放出口は、券放出部8aに対応し、
連続紙は、サーマルロール紙10に対応し、
切断手段は、ロータリカッタ22に対応し、
搬送手段は、搬送ローラ23,29に対応し、
保持手段および挟持手段は、ガイド36、キャッチングローラ37、レバー38、シャフト39、およびバネ40に対応し、
切替手段は、ソレノイド41またはロータリカッタ22に対応し、
保持力切替手段は、ソレノイド41に対応し、
案内媒体は、券47に対応し、
切断割合切替手段は、CPU55に対応し、
切断部分は、切れ目61,62に対応し、
連続部分は、連続部63に対応し、
整合性判定手段は、ステップS6を実行するCPU51に対応し、
媒体種類判定手段は、ステップS25を実行するCPU51に対応し、
非接触媒体は、非接触IC媒体と二次元バーコード媒体に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
自動改札機の正面図。 自動改札機の平面図。 発券機の内部を正面から見た構成図。 発券機の一部拡大構成図。 自動改札機の構成を示すブロック図。 発券機の構成を示すブロック図。 自動改札機のCPUが実行する動作のフローチャート。 実施例2の券の切れ目の説明図。 実施例3の自動改札機のCPUが実行する動作のフローチャート。
符号の説明
1…自動改札機
3…二次元バーコードリーダ
4…非接触ICリーダライタ
8a…券放出部
10…サーマルロール紙
22…ロータリカッタ
23,29…搬送ローラ
36…ガイド
37…キャッチングローラ
38…レバー
39…シャフト
40…バネ
41…ソレノイド
47…券
51…CPU
55…CPU
61,62…切れ目
63…連続部

Claims (6)

  1. ゲートの通過に関する通過情報が記録された非接触媒体から前記通過情報を非接触で読み取る非接触読取手段と、
    読み取った前記通過情報に基づいて利用者への案内情報を記録した案内媒体を放出口へ搬送する搬送手段と、
    前記案内媒体を前記放出口で抜き取り可能に保持する保持手段と、
    前記保持手段による前記案内媒体の保持状態を切り替える切替手段とを備えた
    ゲート装置。
  2. ゲートを通過する利用者と前記放出口の案内媒体とが正しく対応しているか否か判定する整合性判定手段を備え、
    前記切替手段を、該整合性判定手段による判定結果に基づいて切り替えを実行する構成にした
    請求項1記載のゲート装置。
  3. 前記非接触読取手段を、読取方式の異なる複数種類の非接触媒体から前記通過情報を非接触で読み取る構成とし、
    前記非接触媒体の種類を判定する媒体種類判定手段を備え、
    前記切替手段を、前記媒体種類判定手段による判定結果に基づいて切り替えを実行する構成にした
    請求項1記載のゲート装置。
  4. 前記切替手段を、前記保持手段による保持力を切り替える保持力切替手段で構成した
    請求項1、2または3記載のゲート装置。
  5. 前記保持手段を、前記案内媒体を挟持して保持する挟持手段で構成した
    請求項1から4のいずれか1つに記載のゲート装置。
  6. 連続紙に幅方向の切れ目を部分的に入れることができ該切れ目より先端側部分を前記案内媒体とする切断手段を備え、
    前記切替手段を、前記切断手段を切替制御して切れ目の入っている切断部分と切れ目の入っていない連続部分との割合を切り替える切断割合切替手段で構成した
    請求項1、2または3記載のゲート装置。

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