JP2002074409A - 媒体処理装置 - Google Patents

媒体処理装置

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JP2002074409A
JP2002074409A JP2000254833A JP2000254833A JP2002074409A JP 2002074409 A JP2002074409 A JP 2002074409A JP 2000254833 A JP2000254833 A JP 2000254833A JP 2000254833 A JP2000254833 A JP 2000254833A JP 2002074409 A JP2002074409 A JP 2002074409A
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隆二 石井
Hitonori Koma
仁規 高麗
Masatoshi Akutsu
昌利 阿久津
Hiroshi Ehata
広 江幡
Takeshi Kaneko
武 金子
Hajime Toshitani
一 利谷
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Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Power Tech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 媒体の連続発行の際にもジャムの発生しない
安定した媒体の集積を目的とする。 【構成】 媒体を切断する媒体切断部107を有し、該
媒体切断部107において、媒体を上位より指示された
任意の長さに切断し、印字など所定の処理を加えた券を
発行する媒体処理装置において、切断され単券となった
媒体203の後端を持ち上げ支持する突起111を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ロール状
に収納されている媒体を任意の長さに切断し、発行処理
をする装置の、集積性能の信頼性を向上させる媒体処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の媒体処理装置は一般に、図21、
図22に示す構成であった。装置1は、媒体収納部2、
印字部4、媒体切断部7、媒体集積部8から構成され
る。また、印字部4は、プラテンローラ5、サーマルヘ
ッド6で構成され、3は媒体である感熱ロール紙、9は
排出ローラである。装置1の設置方向は、横置きであ
り、図22に示すような設置状況である。
【0003】発行指示を受けた図示せぬ制御部10は、
媒体3が収納された収納部2から媒体3を印字部4に搬
送する。発行指示通りの印字をサーマルヘッド6にエネ
ルギーを印加することにより、媒体3が発色する。その
後、媒体切断部7に搬送され指定された長さだけの媒体
3に切断する。このとき、媒体3を切断する長さは、発
行するものによって数種類の長さに設定できる。
【0004】切断された媒体3は、排出ローラ9により
搬送され、媒体集積部8に集積される。次に発行された
媒体3は、前の媒体3に重なり、媒体集積部8は数枚集
積が可能である。11は媒体集積部8に集積された発行
媒体を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の装置では、長さの違う媒体を媒体集積部に集積させ
るとき、媒体集積部に集積された媒体の後端に次の媒体
の先端が突き当たり、ジャムが発生するなどの問題があ
った。また、例えば既媒体処理装置で発行した券を入場
券として使用する場合、顧客が入場する際に係員が顧客
の入場券を一旦受け取り、もぎって半券を顧客に返却す
るのが一般的であるが、係員が既入場券を切りにくく、
操作性が悪いという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、媒体を切断す
る切断部を有し、該切断部において、媒体を上位より指
示された任意の長さに切断して発行媒体を発行する媒体
処理装置において、切断された発行媒体の後端を持ち上
げ支持する持ち上げ支持手段を設けたことを特徴とす
る。
【0007】また、本発明は、媒体を切断する切断部を
有し、該切断部において、媒体を上位より指示された任
意の長さに切断し、印字など所定の処理を加え券を発行
する媒体処理装置において、第1の刃を有する切断部の
媒体搬送方向の手前に、媒体の幅方向の一部を残し切断
する第2の刃を有する第2の切断部を設けたことを特徴
とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態例を図
面を用いて説明する。 第1実施の形態例 図1は第1実施の形態例を示す平面図、図2は同側面
図、図3および図4は同実施の形態例の媒体切断部の詳
細図である。
【0009】図1および図2において、装置101は、
媒体収納部102、印字部104、媒体切断部107、
媒体集積部108から構成される。また、印字部104
は、プラテンローラ105、サーマルヘッド106で構
成され、103は媒体である感熱ロール紙、109は排
出ローラである。装置101の設置方向は、横置きであ
り図2下図のような設置状況である。
【0010】また、図3および図4において、媒体切断
部107の切断機構は、刃を往復運動させて媒体103
を切断させる方式であり、一往復で切断完了する。11
1は媒体切断部107の刃についている突起である。こ
こで、印字部104と排出ローラ109との駆動は分か
れていて、それぞれ独立して動作する。発行指示を受け
た図示せぬ制御部110は、媒体103が収納された収
納部102から媒体103を印字部104に搬送する。
発行指示通りの印字をサーマルヘッド106にエネルギ
ーを印加することにより、媒体103が発色する。
【0011】その後、指定された長さだけ媒体切断部1
07に搬送され(図3)発行媒体103を切断する。こ
のとき、発行媒体103を切断する長さは、発行するも
のによってあらかじめ定められた範囲内の数種類の長さ
に任意に設定できる。切断された発行媒体103の後端
は、媒体切断部107の刃についた突起111によって
持ち上げられる(図4)。その状態で発行媒体103は
保持される。
【0012】次の発行指示によって、媒体収納部102
から発行媒体103は印字部104まで搬送される。発
行指示通りの印字をしたのち、印字部例の駆動を入れ指
定長さだけ媒体切断部107に搬送される。このとき、
前の発行媒体103は、媒体切断部107の位置で排出
ローラ109に挟まれ保持され、さらに、突起111に
より発行媒体103の後端は少し持ち上げられているた
め、次の媒体103の先端は、前の媒体103の後端が
持ち上けられた部分に入り込む。その後、前の発行媒体
103を媒体集積都108に集積するために、印字部側
の駆動と排出ローラ側の駆動を同時に入れ、前の発行媒
体103と次の発行媒体103とが一部重なった状態で
搬送する。
【0013】次の発行媒体103の切断長さだけ搬送さ
せた後、印字部側の駆動と排出ローラ側の駆動を停止さ
せる。このとき、前の発行媒体103は排出ローラ10
9によって搬送されているため、媒体集積部108に完
全に集積される。次の発行指示かない場合は現在排出ロ
ーラ109に挟まれた発行媒体103は、排出ローラ側
の駆動を入れることによって媒体集積部108に集積さ
れる。
【0014】以上のように、第1実施の形態例によれ
ば、媒体切断部の刃に突起をつけたことにより、連続発
行の際にもジャムの発生しない安定した発行媒体の集積
が可能になる。また発行処理の順序を変えることなく一
定の順番で集積できるため、媒体処理装匿のオペレータ
が発行処理の正常処理確認のため順番を並べ替える必要
がなく、操作性に優れた端末を提供できる。
【0015】第2実施の形態例 図5および図6は第2実施の形態例を示す媒体切断部詳
細図である。第2実施の形態例の装置構成は、図1およ
び図2に示した第1実施の形態例のものと同じである。
図5および図6において、211は媒体ガイド、212
は媒体ガイド211に設けた突起を示す。突起212
は、媒体203の搬送方向からは、ジャムしないような
滑らかに隆起した形状となっている。
【0016】動作は、印字までは、第1実施の形態例と
同じである。印字後、指定された長さだけ媒体切断部2
07に搬送され(図5)発行媒体203を切断する。こ
のとき、発行媒体203を切断する長さは、発行するも
のによって第1実施の形態例と同様に数種類の長さに設
定できる。切断された発行媒体203の後端は、突起2
12によって持ち上げられる(図6)。その状態で媒体
203は保持される。
【0017】次の発行指示によって、媒体収納部202
から発行媒体203は印字部204まで搬送される。発
行指示に従って印字をしたのち、印字部側の駆動を入れ
指定長さだけ媒体切断部207に搬送される。このとき
前の発行媒体203は、媒体切断部207の位置で排出
ローラ209に挟まれ保持され、さらに、突起212に
より発行媒体203の後端は少し持ち上げられているた
め、次の発行媒体203の先端は、前の発行媒体203
の後端が持ち上げられた部分に入り込む。
【0018】その後、前の発行媒体203を媒体集積部
208に集積するために、印字部側の駆動と排出ローラ
側の駆動を同時に入れ、前の発行媒体203と次の発行
媒体203とが一部重なった状態で搬送する。次の発行
媒体203の切断長さだけ搬送させた後、印字部側の駆
動と排出ローラ例の駆動を停止させる。このとき、前の
発行媒体203は排出ローラ209によって搬送されて
いるため、媒体集積部208に完全に集積される。
【0019】次の発行指示がない場合は現在排出ローラ
209に挟まれた発行媒体203は、排出ローラ側の駆
動を入れることによって媒体集積部208に集積され
る。以上のように、第2実施の形態例によれば、媒体搬
送方向に対し媒体切断部の直後の媒体ガイドに突起を設
けたことにより、連続発行の際にもジャムの発生しない
安定した発行媒体の集積が可能になる。
【0020】また発行処理の順序を変えることなく一定
の順番で集積できるため、媒体処理装置のオペレータが
発行処理の正常処理確認のため順番を並べ替える必要が
なく、操作性に優れた端末を提供できる。 第3実施の形態例 図7および図8は第3実施の形態例を示す媒体切断部詳
細図である。
【0021】第3実施の形態例の装置構成は、図1およ
び図2に示した第1実施の形態例と同じである。図7お
よび図8において、311は媒体ガイド、312は媒体
ガイド311に取り付けられた媒体押し板を示す。媒体
押し板312は、媒体303の搬送方向からは、ジャム
しないような滑らかな形状で、かつ媒体が搬送されてき
た際には媒体の仮想の搬送ラインから待避する程度(矢
印の方向)の押し圧となっている。
【0022】動作は、印字までは、第1実施の形態例と
同じである。印字後、指定された長さだけ媒体切断部3
07に搬送され(図7)媒体303を切断する。このと
き、発行媒体303を切断する長さは、第1実施の形態
例と同様に発行するものによって数種類の長さに設定で
きる。切断された発行媒体303の後端は、媒体押し板
312が待避位置から仮想の媒体搬送ラインに戻ること
によって(矢印の方向)持ち上げられる(図8)。そ
の状態で発行媒体303は保持される。
【0023】次の発行指示によって、媒体収納部302
から発行媒体303は印字部304まで搬送される。発
行指示通りの印字をしたのち、印字部側の駆動を入れ指
定長さだけ媒体切断部307に搬送される。このとき、
前の発行媒体303は、媒体切断部307の位置で排出
ローラ309に挟まれ保持され、さらに、媒体押し板3
12により発行媒体303の後端は少し持ち上げられて
いるため、次の発行媒体303の先端は、前の発行媒体
303の後端が持ち上げられた部分に入り込む。その
後、前の発行媒体303を媒体集積部308に集積する
ために、印字部側の駆動と排出ローラ側の駆動を同時に
入れ、前の発行媒体303と次の発行媒体303とが一
部重なった状態で搬送する。
【0024】次の発行媒体303の切断長さだけ搬送さ
せた後、印字部側の駆動と排出ローラ側の駆動を停止さ
せる。このとき、前の発行媒体303は排出ローラ30
9によって搬送されているため、媒体集積部308に完
全に集積される。次の発行指示がない場合は現在排出ロ
ーラ309に挟まれた発行媒体303は、排出ローラ側
の駆動を入れることによって媒体集積部308に集積さ
れる。
【0025】以上のように、第3実施の形態例によれ
ば、媒体ガイドに媒体押し板をつけたことにより、連続
発行の際にもジャムの発生しない安定した発行媒体の集
積が可能になる。また発行処理の順序を変えることなく
一定の順番で集積できるため、媒体処理装置のオペレー
タが発行処理の正常処理確認のため順番を並べ替える必
要がなく、操作性に優れた端末を提供できる。
【0026】第4実施の形態例 図9および図10は第4実施の形態例を示す媒体切断部
詳細図である。第4実施の形態例の装置構成は、図1お
よび図2に示した第1実施の形態例と同じである。図9
および図10において、411は媒体ガイド、412は
図示せぬアクチュエータ(ソレノイド、モータ等)41
3によって媒体ガイド411より突出したり媒体ガイド
より引っ込んだりする突起を示す。
【0027】動作は、印字までは、第1実施の形態例と
同じである。印字後、指定された長さだけ媒体切断部4
07に搬送され(図9)発行媒体403を切断する。こ
のとき、発行媒体403を切断する長さは、第1実施の
形態例と同様に発行するものによって数種類の長さに設
定できる。切断された発行媒体403の後端は、図示せ
ぬアクチュエータ(ソレノイド、モータ等)413を動
作させる事により連動する突起412によって持ち上げ
られる(図10)。その状態で発行媒体403は保持さ
れる。
【0028】次の発行指示によって、媒体収納部402
から発行媒体403は印字部404まで搬送される。発
行指示通りの印字をしたのち、印字部側の駆動を入れ指
定長さだけ媒体切断部407に搬送される。このとき、
前の発行媒体403は、媒体切断部407の位置で排出
ローラ409に挟まれ保持され、さらに、突起412に
より発行媒体403の後端は少し持ち上げられているた
め、次の発行媒体403の先端は、前の発行媒体403
の後端が持ち上げられた部分に入り込む。その後、図示
せぬアクチュエータ(ソレノイド、モータ等)413を
リセットし突起412を媒体ガイド411から引っ込
め、前の発行媒体403を媒体集積部408に集積する
ために、印字部側の駆動と排出ローラ側の駆動を同時に
入れ、前の発行媒体403と次の発行媒体403とが一
部重なった状態で搬送する。
【0029】次の発行媒体403の切断長さだけ搬送さ
せた後、印字部側の駆動と排出ローラ側の駆動を停止さ
せる。このとき、前の発行媒体403は排出ローラ40
9によって搬送されているため、媒体集積部408に完
全に集積される。次の発行指示がない場合は現在排出ロ
ーラ409に挟まれた発行媒体403は、排出ローラ側
の駆動を入れることによって媒体集積部408に集積さ
れる。
【0030】以上のように、第4実施の形態例によれ
ば、媒体ガイドに上位からの指示に従って任意に可動す
る突起をつけたことにより、連続発行の際にもジャムの
発生しない安定した発行媒体の集積が可能になる。また
発行処理の順序を変えることなく一定の順番で集積でき
るため、媒体処理装置のオペレータが発行処理の正常処
理確認のため順番を並べ替える必要がなく、繰作性に優
れた端末を提供できる。
【0031】第5実施の形態例 図11は第5実施の形態例を示す平面図, 図12は同側
面図、図13は媒体切断部の詳細図、図14は切り込み
を有する媒体を示す斜視図である。図11および図12
において、装置101は、媒体収納部102、印字部1
04、媒体切断部107、媒体集積部108から構成さ
れる。また、印字部104は、プラテンローラ105、
サーマルヘッド106で構成され、103は媒体である
感熱ロール紙、109は排出ローラである。装置101
の設置方向は、横置きであり図12のような設置状況と
同じである。
【0032】第1実施の形態例と異なるのは媒体切断部
107の媒体搬送方向の手前に、媒体の幅方向の一部を
残し切断する第2の切断部として、もう1つの媒体切断
部507を設けた点である。この媒体切断部507は図
3における媒体切断部107と同様に刃を往復運動させ
る機構であり、1往復で切断完了となるが、切り込み量
は図8に示す刃丈Gの半分程度に設定されている。
【0033】本実施の形態例の場合、媒体切断部507
の刃は一定間隔で抜けており、ここで切断することで図
14に示す如くミシン目状の切り込み521が媒体10
3に入り、その後所定の距離搬送後に媒体切断部107
で媒体の後端を切断することで発行媒体520となる。
ここでも同様に印字部104と排出ローラ109との駆
動は分かれていて、それぞれ独立して動作する。
【0034】発行指示を受けた図示せぬ制御部110
は、媒体103が収納された収納部102から媒体10
3を印字部104に搬送する。発行指示に従った内容の
印字をサーマルヘッド106にエネルギーを印加するこ
とにより、媒体103上に発色させる。その後、指定さ
れた長さだけ必ず媒体切断部507へ搬送し、切り込み
521をいれ、更に指定された長さまで媒体切断部10
7に搬送し、媒体103を切断する。このとき、媒体1
03に切れ込みを入れる長さや切断する長さは発行する
媒体によってあらかじめ定められた範囲内の数種類の長
さに任意に設定できる。
【0035】以下の動作は他の実施の形態例と同様であ
る。以上のように、第5実施の形態例によれば、媒体切
断部の手前に刃に抜けのある別の切断部を設けたことに
より、ミシン目付きの発行媒体も同一の端末で発行でき
汎用性に優れた端末を提供できる。また、第 1〜4実施
の形態例のいずれかと組み合わせることにより、連続発
行の際にもジャムの発生しない安定した媒体の集積が可
能になる。
【0036】さらに発行処理の順序を変えることなく一
定の順番で集積できるため、媒体処理装置のオペレータ
が発行処理の正常処理確認のため順番を並べ替える必要
がなく、操作性に優れた端末を提供できる。本実施例で
は媒体搬送方向で媒体切断部107の手前に第2の媒体
切断部507を設けたが、図11に示す排出ローラ10
9と媒体切断部107の間に設けてもよい。
【0037】第6実施の形態例 図15は第6実施の形態例を示す平面図, 図16は同側
面図、図17は媒体切断部の詳細図である。第6実施の
形態例は基本的には第1実施の形態例と同じ構成である
が、第5実施の形態例の媒体切断部107と媒体切断部
507の代わりにこれらを一体化した媒体切断部607
が設けられている。
【0038】すなわち、媒体切断部607は、媒体の切
断刃である刃607Gと、これに一体に設置された媒体
の一部を残して切断する第2の刃である刃607gとで
構成された二枚刃である。更にこれら二枚の刃は媒体へ
の切断方向で刃丈G=2×g程度ずらして組み合わせて
ある。これは刃を一体で刃先の位置をずらして構成する
よりも、製造上の刃先の精度が各々別個に製造した後に
一体化させた方が、より鋭く加工できるためである。
【0039】図15および図16において、装置101
は、媒体収納部102、印字部104、媒体切断部60
7、媒体集積部108から構成される。また、印字部1
04はプラテンローラ105、サーマルヘッド106で
構成され、103は媒体である感熱ロール紙、109は
排出ローラである。装置101の設置方向は、横置きで
あり図16のような設置状況と同じである。
【0040】第5実施の形態例と異なるのは媒体切断部
607を駆動するストロークを二段階にしたことであ
る。図示せぬ第1のソレノイドを駆動することで切断部
の刃先は1/2g程度媒体103に食い込み、ミシン目
状に切断し、図示せぬ第2のソレノイドを駆動すること
で切断部の刃先は1.5倍のg程度媒体103に食い込
み、媒体103を完全に切断する。また、媒体切断部6
07の駆動は、ソレノイド以外のアクチュエータ(モー
タ等)でも同様の動作を実現できる。
【0041】ここでも同様に印字部104と排出ローラ
109との駆動は分かれていて、それぞれ独立して動作
する。発行指示を受けた図示せぬ制御部110は、媒体
103が収納された収納部102から媒体103を印字
部104に搬送する。発行指示に従った内容の印字をサ
ーマルヘッド106にエネルギーを印加することによ
り、媒体103上に発色させる。
【0042】その後、指定された長さだけ先ず媒体切断
部607へ搬送し、図示せぬ第1のソレノイドを駆動す
ることで図14に示す切り込み521をいれ、更に指定
された長さまで媒体切断部607に搬送し、図示せぬ第
2のソレノイドを駆動することで発行媒体103を切断
する。このとき、媒体103に切れ込みを入れる長さや
切断する長さは発行するものによってあらかじめ定めら
れた範囲内の数種類の長さに任意に設定できる。
【0043】以下の動作は他の実施例と同様である。以
上のように、第6実施の形態例によれば、通常の切断部
とミシン目切断部を1体にすることで、ミシン目付きの
媒体も同一の端末で発行でき汎用性に優れた端末を小型
省スペースで提供できる。また第 1〜4実施の形態例の
いずれかと組み合わせることにより、連続発行の際にも
ジャムの発生しない安定した媒体の集積が可能になる。
【0044】さらに発行処理の順序を変えることなく一
定の順番で集積できるため、媒体処理装置のオペレータ
が発行処理の正常処理確認のため順番を並べ替える必要
がなく、操作性に優れた端末を提供できる。 第7実施の形態例 図18は第7実施の形態例を示す平面図, 図19は同側
面図、図20は媒体切断部の詳細図である。
【0045】第7の実施例は基本的には第1実施の形態
例と同じ構成であるが、第6実施の形態例の媒体切断部
607の代わりに媒体切断部707が設けられている。
すなわち媒体切断部707は、媒体を切断する切断刃
と、媒体の一部を残し切断する第2の刃を一体成形した
一枚刃である。これら二段の刃は媒体への切断方向で刃
丈G=2×g程度交互にずらして一枚の刃で構成されて
いる。これは刃を一体製造して装置のコストを下げた実
施の形態例である。媒体の厚さは様々であるが、厚紙の
場合は、第6実施の形態例のように二枚に分けた方が有
利である。しかし、70kg紙程度の薄紙であれば、本
実施の形態例で示す一体刃で、性能上十分である。
【0046】図18および図19において、装置101
は、媒体収納部102、印字部104、媒体切断部60
7、媒体集積部108から構成される。また、印字部1
04はプラテンローラ105、サーマルヘッド106で
構成され、103は媒体である感熱ロール紙、109は
排出ローラである。装置101の設置方向は、横置きで
あり図19のような設置状況と同じである。
【0047】第7実施の形態例でも媒体切断部707を
駆動するストロークを二段階に設けてあり、第6実施の
形態例と同様に動作する。ここでも同様に印字部104
と排出ローラ109との駆動は分かれていて、それぞれ
独立して動作する。発行指示を受けた図示せぬ制御部1
10は、媒体103が収納された収納部102から媒体
103を印字部104に搬送する。発行指示に従った内
容の印字をサーマルヘッド106にエネルギーを印加す
ることにより、媒体103上に発色させる。
【0048】その後、指定された長さだけ先ず媒体切断
部707へ搬送し、図示せぬ第1のソレノイドを駆動す
ることで図9に示す切り込み521をいれ、更に指定さ
れた長さまで媒体切断部707に搬送し、図示せぬ第2
のソレノイドを駆動することで発行媒体103を切断す
る。このとき、媒体103に切れ込みを入れる長さや切
断する長さは発行するものによってあらかじめ定められ
た範囲内の数種類の長さに任意に設定できる。
【0049】以下の動作は他の実施の形態例と同様であ
る。以上のように、第7実施の形態例によれば、通常の
切断部とミシン目切断部を一体にすることで、ミシン目
付きの媒体も同一の端末で発行でき汎用性に優れた端末
を小型省スペースかつ、低コストで提供できる。また第
1〜4実施の形態例のいずれかと組み合わせることによ
り、連続発行の際にもジャムの発生しない安定した媒体
の集積が可能になる。
【0050】さらに発行処理の順序を変えることなく一
定の順番で集積できるため、媒体処理装置のオベレータ
が発行処理の正常処理確認のため順番を並べ替える必要
がなく、操作性に優れた端末を提供できる。なお、上記
の各実施の形態例では往復運動する刃で説明を行った
が、円形のロータリー刃でもまったく同様に実施するこ
とができる。
【0051】さらに、上記各実施の形態例における印字
装置はサーマルプリンタで説明を行ったが、必ずしもサ
ーマルプリンタに限るものではなく、その他の印字装置
でも無論よい。
【0052】
【発明の効果】以上詳細に説明した本発明によると、媒
体を切断する切断部を有し、該切断部において、媒体を
上位より指示された任意の長さに切断し、印字など所定
の処理を加えて媒体を発行する媒体処理装置において、
切断され発行媒体となった媒体の後端を持ち上げ支持す
る持ち上げ支持手段を設けたので、連続発行の際にもジ
ャムの発生しない安定した媒体の集積が可能になるとい
う効果がある。
【0053】また発行処理の順序を変えることなく一定
の順番で集積できるため、媒体処理装置のオペレータが
発行処理の正常処理確認のため順番を並べ替える必要が
なく、操作性に優れた端末を提供できるという効果があ
る。また、本発明によると、切断部において、切断部の
媒体搬送方向の手前に、媒体の幅方向の一部を残し切断
する第2の刃を有する第2の切断部を設けたので、もぎ
り易いミシン目付きの媒体も同一の端末で発行でき汎用
性に優れた端末を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態例を示す平面図
【図2】本発明の第1実施の形態例を示す側面図
【図3】本発明の第1実施の形態例の媒体切断部の詳細
【図4】本発明の第1実施の形態例の媒体切断部の詳細
【図5】本発明の第2実施の形態例の媒体切断部の詳細
【図6】本発明の第2実施の形態例の媒体切断部の詳細
【図7】本発明の第3実施の形態例の媒体切断部の詳細
【図8】本発明の第3実施の形態例の媒体切断部の詳細
【図9】本発明の第4実施の形態例の媒体切断部の詳細
【図10】本発明の第4実施の形態例の媒体切断部の詳
細図
【図11】本発明の第5実施の形態例を示す平面図
【図12】本発明の第5実施の形態例を示す側面図
【図13】本発明の第5実施の形態例の媒体切断部の詳
細図
【図14】切り込みを有する媒体を示す説明図
【図15】本発明の第6実施の形態例を示す平面図
【図16】本発明の第6実施の形態例を示す側面図
【図17】本発明の第6実施の形態例の媒体切断部の詳
細図
【図18】本発明の第7実施の形態例を示す平面図
【図19】本発明の第7実施の形態例を示す側面図
【図20】本発明の第7実施の形態例の媒体切断部の詳
細図
【図21】従来例の平面図
【図22】従来例の側面図
【符号の説明】
101 媒体収納部 102 媒体収納部 103 媒体 104 印字部 105 プラテンローラ 106 サーマルヘッド 107 媒体切断部 108 媒体集積部 109 排出ローラ 111 突起 211 媒体ガイド 212 突起 312 媒体押し板 412 突起 507 媒体切断部 520 発行媒体 521 切り込み 607 媒体切断部 607g 媒体切断部 607G 媒体切断部 707 媒体切断部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高麗 仁規 群馬県高崎市双葉町3番1号 株式会社沖 情報システムズ内 (72)発明者 阿久津 昌利 群馬県高崎市双葉町3番1号 株式会社沖 情報システムズ内 (72)発明者 江幡 広 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 金子 武 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 利谷 一 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 3E026 GA01 3E040 AA06 FK02 FK04 3E042 BA07 CE02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体を切断する切断部を有し、該切断部
    において、媒体を上位より指示された任意の長さに切断
    して発行媒体を発行する媒体処理装置において、 切断され発行媒体の後端を持ち上げ支持する持ち上げ支
    持手段を設けたことを特徴とする媒体処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の媒体処理装置において、 前記切断部の刃に突起を設けて持ち上げ支持手段とした
    ことを特徴とする媒体処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の媒体処理装置において、 媒体を搬送する際の面方向の案内となる媒体ガイドに、
    発行媒体切断後、発行媒体後端を面方向の一方向に支持
    する突起を設けて持ち上げ支持手段としたことを特徴と
    する媒体処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の媒体処理装置において、 媒体を搬送する際の面方向の案内となる媒体ガイドに、
    発行媒体切断後、発行媒体後端を媒体面方向の一方から
    他方に寄せる媒体押し板を設けて持ち上げ支持手段とし
    たことを特徴とする媒体処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の媒体処理装置において、 媒体を搬送する際の面方向の案内となる媒体ガイドに、
    発行媒体切断後、発行媒体後端を媒体面方向の一方から
    他方に寄せる、媒体ガイドから任意に出入り可能な突起
    を設けて持ち上げ支持手段としたことを特徴とする媒体
    処理装置。
  6. 【請求項6】 媒体を切断する切断部を有し、該切断部
    において、媒体を上位より指示された任意の長さに切断
    して発行媒体を発行する媒体処理装置において、 第1の刃を有する切断部の媒体搬送方向の手前に、媒体
    の幅方向の一部を残し切断する第2の刃よりなる第2の
    切断部を設けたことを特徴とする媒体処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の媒体処理装置において、 前記切断部の第1の刃と、前記第2の刃の刃先の位置を
    切断方向に変えた状態で両者を一体にした二枚刃を構成
    し、この二枚刃の移動量を制御して、媒体の完全な切断
    と幅方向の一部を残す切断を選択的に行うことを特徴と
    する媒体処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の媒体処理装置において、 第1の刃と第2の刃を切断方向に交互に段差を設けて一
    体成形して一体刃とし、この一体刃の移動量を制御し
    て、媒体の完全な切断と幅方向の一部を残す切断を選択
    的に行うことを特徴とする媒体処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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