JPH10315550A - プリンタ及びその制御方法 - Google Patents

プリンタ及びその制御方法

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Publication number
JPH10315550A
JPH10315550A JP13262397A JP13262397A JPH10315550A JP H10315550 A JPH10315550 A JP H10315550A JP 13262397 A JP13262397 A JP 13262397A JP 13262397 A JP13262397 A JP 13262397A JP H10315550 A JPH10315550 A JP H10315550A
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JP
Japan
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paper
detector
slip
check
printing
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Withdrawn
Application number
JP13262397A
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English (en)
Inventor
Hideki Kawakami
秀樹 川上
Toshiyuki Sasaki
俊幸 佐々木
Hiroyuki Nakayama
裕之 中山
Masafumi Fujikawa
雅史 藤川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パーソナルチェック用のスリップ紙が縦横を誤
って装填された場合にはそれを検出し、誤印字を防止し
うるプリンタ及びその制御方法を提供する。 【解決手段】チェック紙Pの紙幅方向端部の装填位置を
定めるための基準部28の近傍の検出位置29Sにおい
てチェック紙Pの有無を検出する紙検出器29と、基準
部28に対しチェック紙Pの短辺の長さD1より大き
く、かつ、その長辺の長さD2より小さな距離L1だけ
紙幅方向に離れた検出位置32Sにおいてチェック紙P
の有無を検出する紙幅検出器32とを有する。これら紙
検出器29及び紙幅検出器32にて得られた結果に基い
てチェック紙Pの装填方向を判別する。基準部28に対
しスリップ紙Pの短辺D1の長さより小さな距離L2だ
け離れた検出位置30Sにおいてスリップ紙Pの有無及
びその上端を検出する上端検出器30を設ける。上端検
出器32によってチェック紙Pの幅を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スリップ紙に対し
て印字が可能なプリンタに関し、特にパーソナルチェッ
ク紙に記録されている磁気インク文字(MICR(Magn
etic Ink Character Recognition)文字ともいう)を読
み取り、その内容に応じてチェック紙に印字をするスリ
ッププリンタに用いて好適なプリンタ及びその制御方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パーソナルチェック用のスリ
ップ紙に対して印字可能なスリッププリンタが提案され
ている。このスリッププリンタは、パーソナルチェック
用のスリップ紙(以下適宜「チェック紙」という)に記
録されている磁気インク文字を読取り、読み取った情報
に基いてチェック紙に対し「裏書き」としての印字を行
う機能を有するものである。
【0003】このようなスリッププリンタにおいては、
チェック紙の上端と下端を検出するための上端検出器と
下端検出器が設けられている。そして、これら上端検出
器と下端検出器によってチェック紙の有無及びその位置
が検出された後に、チェック紙に記録されている磁気イ
ンク文字が読み取られ、その内容に応じて裏書きとして
の印字が行われるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のプ
リンタとして、上記チェック紙の他に、例えばA4サイ
ズの用紙を始め種々の紙幅のスリップ紙に対して印字が
可能なものが知られている。このようなプリンタにおい
ては、スリップ紙を装填する部分が幅広に形成されてい
るため、本来紙送り方向に向けて装填すべき長尺のチェ
ック紙を紙幅方向に向けて、すなわち、チェック紙を横
にして装填することも可能である。
【0005】しかしながら、上記従来のプリンタの場
合、上端検出器及び下端検出器のみでチェック紙を検出
するようにしているため、チェック紙が縦横を誤って装
填された場合にこれを検出することはできない。このた
め、チェック紙が縦横を誤って装填されて印字される
と、正しく印字できないばかりか、チェック紙の存在し
ない部分に対して印字が行われるので、装置内部が汚れ
るとともに次に装填したチェック紙も汚れてしまうとい
う問題があった。
【0006】本発明は、このような従来の技術の課題を
解決するためになされたもので、その目的とするところ
は、パーソナルチェック用のスリップ紙が縦横を誤って
装填された場合にはそれを検出し、誤印字を防止しうる
プリンタ及びその制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、異なる紙幅のスリップ紙を
搬送経路に沿って印字部に搬送可能な搬送手段と、上記
スリップ紙に対して印字可能な印字手段と、上記スリッ
プ紙の紙幅方向端部が当接する基準部の近傍において該
スリップ紙の有無を検出する紙検出器と、上記基準部に
対し検出すべきスリップ紙の短辺の長さより大きく、か
つ、その長辺の長さより小さな距離だけ紙幅方向に離れ
た位置において上記スリップ紙の有無を検出する紙幅検
出器と、上記紙検出器及び上記紙幅検出器にて得られた
結果に基いて当該スリップ紙の装填状態を判別する検出
判別手段とを有することを特徴とするプリンタである。
【0008】請求項1記載の発明において、例えばチェ
ック紙等の長尺のスリップ紙が紙送り方向に装填された
場合には、紙検出器のみによってその存在が検出される
が、このスリップ紙が紙幅方向に装填された場合には、
紙検出器のみならず紙幅検出器によってもその存在が検
出される。したがって、検出判別手段において、スリッ
プ紙の装填状態と紙検出器及び紙幅検出器の検出結果と
の関係を予め関連付けるように設定しておけば、これら
の検出器の検出結果に基いてスリップ紙の有無及びスリ
ップ紙が紙幅方向に装填されているか否かを容易に確認
することができる。
【0009】この場合、請求項2記載の発明のように、
紙幅検出器が、基準部から101.6mmより大きく、
かつ、152.4mmより小さな距離だけ離れた位置で
検出を行うように構成することも効果的である。
【0010】請求項2記載の発明によれば、一般に使用
されているいずれのパーソナルチェック用のスリップ紙
に対しても、紙送り方向に向けて装填した場合には基準
部近傍の紙検出器のみが紙ありと検出し、他方、紙幅方
向に向けて装填した場合においては紙検出器及び紙幅検
出器の双方が紙ありと検出する。その結果、請求項2記
載の発明によれば、すべてのチェック紙に対して紙幅方
向に向けて装填されているかどうかを容易に確認するこ
とができる。
【0011】また、請求項3記載の発明のように、基準
部に対し検出すべきスリップ紙の短辺の長さより小さな
距離だけ離れた位置において当該スリップ紙の有無及び
その上端を検出する上端検出器を有することも効果的で
ある。
【0012】請求項3記載の発明によれば、検出すべき
スリップ紙を紙送り方向に装填した場合に、常に上端検
出器によってその存在が検出され、これにより特定のス
リップ紙であるかどうかを確認することができる。
【0013】特に、請求項4記載の発明のように、紙検
出器が、基準部から69.85mmより小さな距離だけ
離れた位置で検出を行うように構成すれば、一般に使用
されているすべてのチェック紙に対して紙送り方向に装
填されていることを確認することができる。
【0014】さらに、請求項5記載の発明のように、印
字位置の直近にスリップ紙の有無及びその上端を検出す
る他の上端検出器を配置することも効果的である。
【0015】請求項5記載の発明によれば、2つの上端
検出器を用いてスリップ紙の上端を検出することによっ
て、スリップ紙の搬送中にジャムが生じたかどうかを確
認することができる。
【0016】一方、請求項6記載の発明は、請求項3乃
至5のいずれか1項記載のプリンタにおいて、上記紙幅
検出器及び上記上端検出器の検出結果を比較することに
よって当該スリップ紙の装填状態を判断することを特徴
とするプリンタの制御方法である。
【0017】請求項6記載の発明によれば、スリップ紙
が紙送り方向に向けて装填されているか又は紙幅方向に
向けて装填されているかを容易に確認することができ、
これによりスリップ紙の装填の誤りを防止することがで
きる。
【0018】この場合、請求項7記載の発明のように、
紙幅検出器及び上端検出器の検出結果がともにスリップ
紙の存在を示す結果となったときに、このスリップ紙が
紙幅方向に向けて装填されていると判断し、少なくとも
上記スリップ紙に対する紙送り方向の印字を禁止するよ
うに制御することも効果的である。
【0019】請求項7記載の発明によれば、スリップ紙
の装填方向を誤った場合であっても、スリップ紙の存在
しない部分への印字を防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプリンタ及び
その制御方法の好ましい一実施の形態を図1〜図5を参
照して詳細に説明する。
【0021】図1及び図2は、本実施の形態のプリンタ
1の全体構成を示すものであり、図1は、内部構成を示
す概略構成図、図2はプリンタ1の内部を正面方向から
見た斜視図である。
【0022】図1に示すように、本実施の形態のプリン
タ1においては、例えば、樹脂等からなる本体カバー2
の内部の後方にロール紙Rが配置され、その前方側にロ
ール紙Rを搬送するための紙搬送部3が設けられる。
【0023】一方、紙搬送部3の前方側には、ロール紙
R等に印字等を行うためのインクジェット方式による印
字部4が紙搬送部3に隣接して配置され、この印字部4
は、樹脂等からなる本体前カバー5によって覆われてい
る。
【0024】なお、上述のロール紙R、紙搬送部3及び
印字部4は、金属等からなる本体フレーム6に取り付け
られる。
【0025】本実施の形態における印字部4は、公知の
インクジェット方式により印字を行うものであり、図2
に示すように、印字部4は、本体フレーム6に取り付け
られたガイドレール7に沿って本体フレーム6の両側部
間を移動自在となるように構成される。かかる構成によ
り、本プリンタ1においては、紙送り方向又はこれと直
交する紙幅方向のいずれの方向に対しても印字が可能な
構成となっている。
【0026】そして、図1に示すように、この印字部4
は、印字を行うための印字ヘッド4aが紙搬送部3に設
けられたプラテン部8と対向するように配置される。
【0027】また、図2に示すように、紙搬送部3に隣
接する位置にはキャップ装置4bが設けられる。このキ
ャップ装置4bは、一定時間以上印字を行わない場合
に、印字部3を移動して印字ヘッド4aのノズルを覆う
ように構成される。これにより、長時間印字を行わない
場合であっても、ノズルの乾きを防止することができ
る。
【0028】一方、ロール紙Rは、巻芯部9と平行に配
置された一対の支持ローラ10、11によって回転自在
に支持され、装置本体の下方側から上方に向かってその
先端部が引き出されるように構成される。
【0029】紙搬送部3においては、ロール紙Rの搬送
経路が形成される。すなわち、紙搬送部3は、紙案内部
12及び搬送ローラ13によってロール紙Rの送り方向
を反転し、搬送ローラ14により、本体上カバー15に
設けられた排出口16から印字後のロール紙Rを排出す
るように構成される。
【0030】図1に示すように、本体上カバー15は、
支軸17を中心として回動自在に取り付けられ、後述す
るように、本体上カバー15の回動に伴ってプラテン部
8が印字ヘッド4aから離れるように構成される。
【0031】また、本体の上部中央には、本体上カバー
15と本体前カバー5とによって、スリップ紙S及びチ
ェック紙Pを排出するための排出口18が形成される。
この排出口18の近傍には、一対のサブスリップ上ロー
ラ19、20が設けられる。さらに、紙搬送部3と印字
部4との間に一対のスリップセンタローラ21、22が
設けられるとともに、印字部4の下方に一対のサブスリ
ップ下ローラ23、24が設けられる。また、一対のガ
イド部材25、26が装置の前部分からサブスリップ下
ローラ23、24及びスリップセンタローラ21、22
を経由してサブスリップ上ローラ19、20に向って延
びるように設けられ、これにより紙挿入口27が形成さ
れるとともに、スリップ紙S又はチェック紙Pの搬送経
路が形成されている。
【0032】図2に示すように、スリップ紙又はチェッ
ク紙Pは、ガイド部材26の右端に設けられた基準部2
8に突き当てられることにより、それぞれ位置決めがな
された状態で挿入(装填)される。
【0033】図3は、本実施の形態におけるスリップ紙
S又はチェック紙Pの搬送機構100を示すものであ
る。
【0034】図3に示すように、搬送機構100におい
て、スリップ紙S又はチェック紙Pは、サブスリップ下
ローラ23、24、スリップセンタローラ21、22及
びサブスリップ上ローラ19、20によって矢印F
(正)方向又は矢印B(逆)方向に搬送されるようにな
っている。この場合、サブスリップ下ローラ23、24
は上側のローラ24が下側のローラ23に対して接離自
在となるように構成されている。
【0035】一方、サブスリップ下ローラ23、24の
紙搬送方向上流側(矢印B方向側)には、スリップ紙S
又はチェック紙Pの有無を検出する紙検出器29が設け
られる。この紙検出器29としては、例えば透過型のセ
ンサが用いられる。なお、この紙検出器29は、スリッ
プ紙又はチェック紙Pの下端(後端部)を検出する機能
をも有している。
【0036】また、サブスリップ下ローラ23、24と
スリップセンタローラ21、22との間には、スリップ
紙又はチェック紙Pの有無とその上端(先端部)を検出
する上端検出器30が設けられる。この上端検出器30
としては、例えば反射型のセンサが用いられる。さら
に、サブスリップ下ローラ23、24とスリップセンタ
ローラ21、22との間には、搬送経路を挟んで上端検
出器30の反対側にフォームストッパ31が設けられ
る。このフォームストッパ31は、挿入されたスリップ
紙S又はチェック紙Pを一旦停止させるためのものであ
り、所定のタイミングで搬送経路から退避できるように
構成されている。
【0037】さらに、上端検出器30とスリップセンタ
ローラ21、22との間には、後述する紙幅検出器32
が設けられる。この紙幅検出器32としては、例えば機
械式のマイクロスイッチが用いられる。
【0038】一方、スリップセンタローラ21、22の
近傍には、チェック紙Pに記録された磁気情報を読みと
るためのMICRヘッド33が設けられる。そして、こ
のMICRヘッド33に対して開閉部材34を押し付け
ることによってチェック紙PをMICRヘッド33に密
着させるように構成されている。
【0039】さらに、本実施の形態においては、印字ヘ
ッド4aと対向するプラテン35の直近にスリップ紙S
又はチェック紙Pの上端を検出するための上端検出器3
6が設けられる。この上端検出器36としては、例えば
反射型のセンサが用いられる。
【0040】なお、サブスリップ上ローラ19は下側の
ローラ20に対して接離自在となるように構成されてい
る。
【0041】図4は、本実施の形態における印字位置及
び紙検出位置の関係等を示すものである。
【0042】図4中、符号37は印字開始行位置を示す
ものであり、本実施の形態においては、紙幅がW1=2
15.9mm程度のスリップ紙Sに対し、左右の端部か
らそれぞれW2=10.7mm、W3=3.4mm程度
の範囲において印字ができるように構成されている。
【0043】また、図4中、一点鎖線は、それぞれサブ
スリップ上ローラ19、20、スリップセンタローラ2
1、22及びサブスリップ下ローラ23、24の搬送位
置を示すものであり、一点鎖線で囲まれた部分は、印字
可能領域38を示すものである。
【0044】そして、本実施の形態においては、挿入さ
れたチェック紙Pが縦方向(紙送り方向)か横方向(紙
幅方向)かを検出するため、右端の基準部28から紙幅
検出器32の検出位置32Sまでの距離L1が、一般に
使用されているどのチェック紙Pの短辺D1の長さより
大きく、かつ、どのチェック紙Pの長辺D2の長さより
小さくなる位置に設けられている。
【0045】一般に使用されているMICR使用のチェ
ック紙は、その幅が最大幅である英国で使用される10
1.6mmから最小幅である米国で使用される69.8
5mmの間の幅で、また、その長さが最大長さである米
国で使用される222.25mmから最小長さである米
国で使用される152.40mmの間の長さで作られて
いる。
【0046】したがって、紙幅検出器32による検出位
置32Sは、 101.6mm<L1<152.4mm となるように紙幅検出器32による検出位置32Sが定
められている。
【0047】一方、上端検出器30は、右端の基準部2
9から上端検出器30の検出位置30Sまでの距離L2
が、一般に使用されているチェック紙Pの短辺の長さD
1より小さくなる位置に設けられている。
【0048】具体的には、L2<69.85mmとなる
ように上端検出器30の検出位置30Sが定められてい
る。
【0049】また、紙検出器29は、右端の基準部28
の近傍に検出位置29Sが配されるように設けられる。
【0050】これらによって、後述するように、市販さ
れているどのチェック紙Pが挿入されても、その方向が
縦方向か横方向かを判別できるように構成されている。
【0051】なお、本実施の形態においては、印字可能
領域38とMICRヘッド33との間に上記上端検出器
36の検出位置36Sが定められている。
【0052】図5は、本実施の形態の制御系を説明する
ためのブロック図である。
【0053】図5に示すように、この制御系は、CPU
39にアドレス、データ及びコントロールバスからなる
バス40が接続され、このバス40にROM41、RA
M42、インターフェース43を介して駆動回路44、
印字駆動回路45、紙検出器29、上端検出器30、紙
幅検出器32、上端検出器36、MICRヘッド33及
び操作パネル46が接続されて構成される。
【0054】ここで、一点鎖線で囲まれている領域内に
示される情報解析手段41a、検出判別手段41b、位
置検出手段41c、駆動制御手段41d及び印字制御手
段41eは、予めROM41に記憶され、プリンタに電
源が投入されたときにRAM42にプログラムデータが
ロードされることによって、CPU39が有する機能を
示している。
【0055】情報解析手段41aはMICRヘッド33
で読み取られた磁気インク文字の内容を解析する機能で
ある。検出判別手段41bは紙検出器29、上端検出器
6及び紙幅検出器32の各検出結果を認識し、この認識
により判断する機能である。上記紙検出器29、上端検
出器6及び紙幅検出器32による検出結果と、この検出
結果に基づく判断及びその判断に基づく処理は、例えば
後述する(表1)に示す通りである。
【0056】位置検出手段41cはモータ47のステッ
プ数等によってスリップ紙Sの位置を検出する機能であ
る。駆動制御手段41dは駆動回路44を介してモータ
47を駆動制御する機能である。印字制御手段41eは
印字駆動回路45を介して印字ヘッド4aを駆動制御す
る機能である。
【0057】駆動回路44にはモータ47が接続され
る。このモータ47は、図3に示した一連の系を駆動す
るためのものである。また、印字駆動回路22は印字ヘ
ッド4aがインクをスリップ紙S又はチェック紙Pに対
して吹き付けるよう駆動するための回路から構成され
る。
【0058】なお、図3において説明したものについて
はその説明を省略する。
【0059】このような構成を有する本実施の形態にお
いては、例えば表1に示すテーブルに従ってチェック紙
Pの挿入確認動作を行い、チェック紙Pに対して裏書き
印字を行う。
【0060】
【表1】
【0061】まず、表1に示すように、紙(下端)検出
器29、上端検出器30及び紙幅検出器32のいずれも
が「紙なし」を示す検出結果を出力した場合には、検出
判別手段41bは、スリップ紙S又はチェック紙Pのい
ずれも挿入されていないと判断し、この場合には何ら処
理は行わない。
【0062】また、紙検出器29が「紙あり」を示す検
出結果を出力する一方、上端検出器30及び紙幅検出器
32が「紙なし」を示す検出結果を出力した場合には、
検出判別手段41bは、チェック紙Pは挿入されている
がその上端はフォームストッパ31まで到達していない
か、又は所定の規格より紙幅の狭いチェック紙Pが挿入
されていると判断する。この場合においても、何ら処理
は行わない。なお、チェック紙Pの先端がフォームスト
ッパ31まで到達していない場合には、チェック紙Pの
先端がフォームストッパ31に到達するまで待機状態と
なる。
【0063】そして、紙検出器29及び上端検出器30
が「紙あり」を示す検出結果を出力する一方、紙幅検出
器32が「紙なし」を示す検出結果を出力した場合に
は、検出判別手段41bは、幅の狭い紙が挿入されてい
ると、すなわち、チェック紙Pが紙送り方向に向けて挿
入されていると判断する。
【0064】この状態は、チェック紙Pが正しく挿入さ
れている状態であるから、チェック紙Pを印字部に向っ
て搬送し、MICRヘッド33を動作させてチェック紙
Pに記録されている情報を読み取り、その情報に基いて
印字ヘッド4aを駆動して所定の裏書き印字を行う。な
お、この場合には、印字ヘッド4aによる幅広印字を禁
止するような制御を行う。
【0065】一方、チェック紙Pに対して印字を行う際
には、各上端検出器30、36の検出結果から位置検出
手段41cが得た検出位置36Sにおける位置情報と、
上端検出器30の検出位置30Sにおける位置情報に基
いてカウントした検出位置36Sの位置情報とを比較す
ることにより、これらが一致しているか否かの判断を行
う。これらが一致していれば、そのまま裏書き印字を行
い、他方、これらが一致していない場合には、チェック
紙Pにジャムが生じたものとして裏書き印字を中止す
る。
【0066】また、紙検出器29、上端検出器30及び
紙幅検出器32のいずれもが「紙あり」を示す検出結果
を出力した場合には、検出判別手段41bは、幅の広い
紙が挿入されていると、すなわち、チェック紙Pが紙幅
方向に向けて挿入されていると判断する。
【0067】この状態は、チェック紙Pが縦横誤って挿
入されている状態であるから、MICRヘッド33の動
作を禁止するとともに、印字ヘッド4aによる裏書き印
字の動作を禁止する処理を行う。
【0068】さらに、この場合は、操作パネル46の図
示しない表示部において、例えばLED等を点灯させる
などのエラー表示を行うとともに、チェック紙Pを排出
口18から排出させる処理を行う。
【0069】以上述べたように本実施の形態によれば、
種々のチェック紙Pに対し、紙送り方向に挿入されてい
るか又は紙幅方向に挿入されているかを容易に確認する
ことができ、これによりチェック紙Pの挿入の誤りを防
止することができる。
【0070】しかも、本実施の形態によれば、チェック
紙Pの挿入方向を誤った場合であっても、チェック紙P
の存在しない部分への印字が行われないので、チェック
紙Pを汚してしまうことがない。
【0071】さらに、本実施の形態においては、印字位
置の直近に上端検出器36を設けるようにしたことか
ら、チェック紙Pにおけるジャムの発生を検出でき、誤
印字や紙づまり等を未然に防止することができる。
【0072】なお、本発明は上述の実施の形態に限られ
ることなく、種々の変更を行うことができる。
【0073】例えば、紙検出器29、上端検出器30、
36又は紙幅検出器32は、本発明の範囲を逸脱しない
限り、種々の位置に設けることができる。
【0074】他方、本実施の形態を用いてチェック紙P
の表面に対して幅広方向に表書き印字を行うこともでき
る。その場合には、チェック紙Pを紙幅方向(横方向)
に向けて挿入し、紙検出器29、上端検出器30及び紙
幅検出器32のいずれもが「紙あり」を示す検出結果を
出力した場合において、MICRヘッド33の動作を禁
止する一方で、チェック紙Pの幅広方向に印字を行うよ
うに制御すればよい。
【0075】さらに、例えばA4サイズのスリップ紙S
に対して印字を行う場合にも、上記同様の制御を行うよ
うにすればよい。
【0076】さらにまた、本発明はインクジェット方式
のプリンタに限られず、例えばドットインパクト方式等
のプリンタにも適用しうるものである。もっとも、本発
明は特にインクジェット方式のプリンタに適用した場合
において、チェック紙Pに対する汚れを有効に防止する
ことができるものである。
【0077】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、種々
のパーソナルチェック用のスリップ紙が縦横を誤って装
填された場合であっても、それを確実に検出することが
でき、誤印字を防止することができる。
【0078】したがって、本発明によれば、金券である
パーソナルチェック用のスリップ紙を汚してしまうこと
なく確実な印字を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの実施の形態の内部構成
を示す概略構成図である。
【図2】同実施の形態のプリンタの内部を正面方向から
見た斜視図である。
【図3】同実施の形態におけるスリップ紙及びチェック
紙の搬送機構を示す概略構成図である。
【図4】同実施の形態における印字位置及び紙検出位置
の関係等を示す説明図である。
【図5】同実施の形態の制御系を示す構成図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 4 印字部 4a 印字ヘッド 8 プラテン部 18 排出口 19、20 サブスリップ上ローラ 21、22 スリップセンタローラ 23、24 サブスリップ下ローラ 27 挿入口 28 基準部 29 紙検出器 30 上端検出器 31 フォームストッパ 32 紙幅検出器 33 MICRヘッド 34 開閉部材 35 プラテン 36 上端検出器 37 印字可能領域 39 CPU 40 バス 41 ROM 41b 検出判別手段 41c 位置検出手段 46 操作パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤川 雅史 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】異なる紙幅のスリップ紙を搬送経路に沿っ
    て印字部に搬送可能な搬送手段と、 上記スリップ紙に対して印字可能な印字手段と、 上記スリップ紙の紙幅方向端部が当接する基準部の近傍
    において該スリップ紙の有無を検出する紙検出器と、 上記基準部に対し検出すべきスリップ紙の短辺の長さよ
    り大きく、かつ、その長辺の長さより小さな距離だけ紙
    幅方向に離れた位置において上記スリップ紙の有無を検
    出する紙幅検出器と、 上記紙検出器及び上記紙幅検出器にて得られた結果に基
    いて当該スリップ紙の装填状態を判別する検出判別手段
    とを有することを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】上記紙幅検出器は、上記基準部から10
    1.6mmより大きく、かつ、152.4mmより小さ
    な距離だけ離れた位置で検出を行うことを特徴とする請
    求項1記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】上記基準部に対し検出すべき上記スリップ
    紙の短辺の長さより小さな距離だけ離れた位置において
    当該スリップ紙の有無及びその上端を検出する上端検出
    器を有することを特徴とする請求項1又は2のいずれか
    1項記載のプリンタ。
  4. 【請求項4】上記上端検出器は、上記基準部から69.
    85mmより小さな距離だけ離れた位置で検出を行うこ
    とを特徴とする請求項3記載のプリンタ。
  5. 【請求項5】上記印字部の印字位置の直近に上記スリッ
    プ紙の有無及びその上記上端を検出する他の上端検出器
    が配置されていることを特徴とする請求項3又は4のい
    ずれか1項記載のプリンタ。
  6. 【請求項6】請求項3乃至5のいずれか1項記載のプリ
    ンタにおいて、 上記紙幅検出器及び上記上端検出器の検出結果を比較す
    ることによって当該スリップ紙の装填状態を判断するこ
    とを特徴とするプリンタの制御方法。
  7. 【請求項7】上記紙幅検出器及び上記上端検出器の検出
    結果がともにスリップ紙の存在を示す結果となったとき
    に、該スリップ紙が紙幅方向に向けて装填されていると
    判断し、少なくとも上記スリップ紙に対する紙送り方向
    の印字を禁止するように制御することを特徴とするプリ
    ンタの制御方法。
JP13262397A 1997-05-22 1997-05-22 プリンタ及びその制御方法 Withdrawn JPH10315550A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100776922B1 (ko) * 1999-03-30 2007-11-20 세이코 엡슨 가부시키가이샤 인쇄 장치 및 그 제어 방법

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